ディテールアップ [CA6 1/48TIE FIGHTER 製作記]
好評発売中のキャラクターエイジVOL.06に掲載された1/48タイ・ファイターですが、先日の静岡ホビーショーで初披露させて頂きました(^^♪
おかげさまで、たくさんの方々に見て頂き、モデラーとして嬉しい限りですm(__)m
特に、ランダムな溶接の閃光を再現した電飾への質問が多かったのですが、ランダムな発光は他の作品にも応用できるかも知れませんね。
キャラクターエイジ誌も、発売されてだいぶ経ちましたので、そろそろ製作記を公開させて頂こうと思います。
製作過程は、出来るだけ詳しくご紹介していこうと思っておりますので、数回に分けて記事にして行きたいと考えています。
最後まで、よろしくお付き合い下さいヽ(^。^)ノ
まずはキットのご紹介です。

ファインモールドさんからは、既に1/72サイズでキット化されていて、ボクも一度製作したことがあります(^^♪
とっても組みやすく、プロポーションも良好なので、気軽に組んで塗装を楽しむ好キットです。
それが今回は1/48サイズとなってリニューアルしましたヽ(^。^)ノ
1/48X-Wingと合わせて揃えれば、ナカナカ良いサイズとなりますね(^^♪

パーツは、良くも悪くも1/72と大差ありません。
組みやすさを重視したパーツ構成となっていますが、せっかくサイズアップしたのに細部のディテールはそのまま拡大されただけですね(+_+)
その代わり、ソーラーパネルの黒い部分が別パーツ化されました。
塗装の際のマスキングが面倒だったので、このパーツ構成はとっても嬉しいです(^^♪
それから、コックピットの窓枠もクリアーパーツを挟み込む構成になりました。
これで窓枠をくり貫く必要が無くなったので、こちらも大変ありがたいですヽ(^。^)ノ
その他、スタンドが新デザインになり、帝国軍将校のフィギュアも付属しました。
仮組みしてみました。

今までの1/72は小さすぎて、完成してもイマイチ感動が薄い感じがしていましたけど、1/48となってちょうど良いサイズになったと思います(^^♪
これなら、部屋に飾ってじっくり観賞するにも良いサイズだと思います。
タイ・ファイターはザコキャラな印象がありますけど、丸いコックピットに多角形のパネルという、一度見たら忘れられない特徴的なデザインが素晴らしいです(^^♪
仮組みしてみて、真っ先に気になったのは、パネルラインの湾曲です。

Aがキットの状態ですけど、正面から見た時に直線に見える様に、パネルラインが湾曲している部分があります。
この部分はヤタさんも指摘しており、CADでの設計による落とし穴なのかも知れません(+_+)
また、アーム部分のパネルラインも彫が浅く、別のパネルがハマっている感じがしません。
そこで、Bの様にパネルラインを彫り直しました。
伸ばしランナーと瞬間接着剤で元のラインを埋め、成型後にスジ彫し直したものです(^_^*)
これでプロップと同様のパネルラインとなりました(^^♪
ちょっとラインがズレてしまっている部分がありますが、後で開口してしまうので問題なしです(^_^*)
また、アーム部分のラインも軽く彫り直し、画像Cの様に後ろ側のパネルラインも直線に修正しています。
今回はメンテナンス中の様子として製作するつもりなので、パネルの一部を開口しました。

ピンバイスで穴を沢山開けて、ニッパでつないで不要部分を取り出し、成型する方法です。
切り口はプラの厚みがモロに出てしまいますので、うすうす攻撃をしてあります(^^♪
キットは前後で合わせる構造になっていますが、前3箇所、後ろ1箇所を開口しています。
続いて、細部をディテールアップしました。

A 前面の上方のディテールが潰れてしまっているので削り落とし、自作したパーツに
置き換えました。
0.3ミリのプラ板をカットしたものや、プラパイプを伸ばして製作した小円を使用して
います。
B 前面の下方も不足しているディテールを追加工作しました。
C アームの付け根部分も、ちょっとした小片を追加しています。
1/48サイズなので、1/72ではあきらめた細部のディテールアップもやりやすいです(^^♪
この辺は換装すると密度感がアップしますので、是非手を加えたい部分ですね。
下ハッチのパーツにも若干手を入れました。

A キットの元パーツです。
とても良く再現されていますが、本来平らである部分が凸になっていてりします(+_+)
B 平面であるべき部分を削り取ってラインを掘りなおしました。
プロップではリベットもあるのですが、0.3ミリのドリルで穴を開けて再現しています。
C 仕上げにサフを吹いた状態です。
そんなに大きな差ではありませんが、自己満足の世界ですね(^_^*)
下ハッチはほとんど見えない部分となりますので、そんなに拘る必要は無かったかも知れません。
でも、今回はここに溶接光を再現するので、どうしても視線が集まりやすい部分であるため、敢えて加工してみました(^_^*)
上のハッチも若干の手を加えています。

左がキットの元パーツです。
完全にディテールが不足していますので、プラペーパーなどを利用して、四角モールドを追加したり、リベット穴を追加したりしています。
こちらも些細なディテールアップですが、せっかくの1/48なので精密感を出してあげました(^_^;)
このキットのコンセプトは、気軽に組んで塗装を楽しむスタイルだと思いました。
作例という事もあり、プロップの再現はあまり深く追求していません(^_^;)キリがねーし
ストレート組みでも、十分に楽しめるキットだと思います。
今回はどうしても気になった部分だけ手を加えてみましたヽ(^。^)ノ
と、言うわけで、次回へつづくのじゃ(^^♪
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おかげさまで、たくさんの方々に見て頂き、モデラーとして嬉しい限りですm(__)m
特に、ランダムな溶接の閃光を再現した電飾への質問が多かったのですが、ランダムな発光は他の作品にも応用できるかも知れませんね。
キャラクターエイジ誌も、発売されてだいぶ経ちましたので、そろそろ製作記を公開させて頂こうと思います。
製作過程は、出来るだけ詳しくご紹介していこうと思っておりますので、数回に分けて記事にして行きたいと考えています。
最後まで、よろしくお付き合い下さいヽ(^。^)ノ
まずはキットのご紹介です。

ファインモールドさんからは、既に1/72サイズでキット化されていて、ボクも一度製作したことがあります(^^♪
とっても組みやすく、プロポーションも良好なので、気軽に組んで塗装を楽しむ好キットです。
それが今回は1/48サイズとなってリニューアルしましたヽ(^。^)ノ
1/48X-Wingと合わせて揃えれば、ナカナカ良いサイズとなりますね(^^♪

パーツは、良くも悪くも1/72と大差ありません。
組みやすさを重視したパーツ構成となっていますが、せっかくサイズアップしたのに細部のディテールはそのまま拡大されただけですね(+_+)
その代わり、ソーラーパネルの黒い部分が別パーツ化されました。
塗装の際のマスキングが面倒だったので、このパーツ構成はとっても嬉しいです(^^♪
それから、コックピットの窓枠もクリアーパーツを挟み込む構成になりました。
これで窓枠をくり貫く必要が無くなったので、こちらも大変ありがたいですヽ(^。^)ノ
その他、スタンドが新デザインになり、帝国軍将校のフィギュアも付属しました。
仮組みしてみました。

今までの1/72は小さすぎて、完成してもイマイチ感動が薄い感じがしていましたけど、1/48となってちょうど良いサイズになったと思います(^^♪
これなら、部屋に飾ってじっくり観賞するにも良いサイズだと思います。
タイ・ファイターはザコキャラな印象がありますけど、丸いコックピットに多角形のパネルという、一度見たら忘れられない特徴的なデザインが素晴らしいです(^^♪
仮組みしてみて、真っ先に気になったのは、パネルラインの湾曲です。

Aがキットの状態ですけど、正面から見た時に直線に見える様に、パネルラインが湾曲している部分があります。
この部分はヤタさんも指摘しており、CADでの設計による落とし穴なのかも知れません(+_+)
また、アーム部分のパネルラインも彫が浅く、別のパネルがハマっている感じがしません。
そこで、Bの様にパネルラインを彫り直しました。
伸ばしランナーと瞬間接着剤で元のラインを埋め、成型後にスジ彫し直したものです(^_^*)
これでプロップと同様のパネルラインとなりました(^^♪
ちょっとラインがズレてしまっている部分がありますが、後で開口してしまうので問題なしです(^_^*)
また、アーム部分のラインも軽く彫り直し、画像Cの様に後ろ側のパネルラインも直線に修正しています。
今回はメンテナンス中の様子として製作するつもりなので、パネルの一部を開口しました。

ピンバイスで穴を沢山開けて、ニッパでつないで不要部分を取り出し、成型する方法です。
切り口はプラの厚みがモロに出てしまいますので、うすうす攻撃をしてあります(^^♪
キットは前後で合わせる構造になっていますが、前3箇所、後ろ1箇所を開口しています。
続いて、細部をディテールアップしました。

A 前面の上方のディテールが潰れてしまっているので削り落とし、自作したパーツに
置き換えました。
0.3ミリのプラ板をカットしたものや、プラパイプを伸ばして製作した小円を使用して
います。
B 前面の下方も不足しているディテールを追加工作しました。
C アームの付け根部分も、ちょっとした小片を追加しています。
1/48サイズなので、1/72ではあきらめた細部のディテールアップもやりやすいです(^^♪
この辺は換装すると密度感がアップしますので、是非手を加えたい部分ですね。
下ハッチのパーツにも若干手を入れました。

A キットの元パーツです。
とても良く再現されていますが、本来平らである部分が凸になっていてりします(+_+)
B 平面であるべき部分を削り取ってラインを掘りなおしました。
プロップではリベットもあるのですが、0.3ミリのドリルで穴を開けて再現しています。
C 仕上げにサフを吹いた状態です。
そんなに大きな差ではありませんが、自己満足の世界ですね(^_^*)
下ハッチはほとんど見えない部分となりますので、そんなに拘る必要は無かったかも知れません。
でも、今回はここに溶接光を再現するので、どうしても視線が集まりやすい部分であるため、敢えて加工してみました(^_^*)
上のハッチも若干の手を加えています。

左がキットの元パーツです。
完全にディテールが不足していますので、プラペーパーなどを利用して、四角モールドを追加したり、リベット穴を追加したりしています。
こちらも些細なディテールアップですが、せっかくの1/48なので精密感を出してあげました(^_^;)
このキットのコンセプトは、気軽に組んで塗装を楽しむスタイルだと思いました。
作例という事もあり、プロップの再現はあまり深く追求していません(^_^;)キリがねーし
ストレート組みでも、十分に楽しめるキットだと思います。
今回はどうしても気になった部分だけ手を加えてみましたヽ(^。^)ノ
と、言うわけで、次回へつづくのじゃ(^^♪
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2011-05-21 01:09
コメント(12)
いつもニンマリしながら眺めています。
そうですか!実物観てますがそんな細かいところをディテールアップしていたのですね。
もう制作者のこだわりと愛情ががヒシヒシと伝わってきます。
しかしいつも何時間ぐらい寝てますか?
永遠の寝不足のようなスケジュールをこなしているみたいです。
お体だけは注意してくださいよ。
私のジオラマ製作は部材がほぼそろった状態!
ただいまレイアウトの構想中です!
また覗きに来ます!!
by ソルロンタン (2011-05-21 01:40)
この作品の電飾は衝撃的でした!
制作記楽しみです!!
あとちゃんと寝てくださいー
by フクイ (2011-05-21 02:04)
ソルロンタン さん、こんばんは(^^♪
誌面に載るとなれば、素組みと言うワケにも行かず、ある程度は手を入れて置かなくてはなりません(^_^;)
作例の時は寝る間も惜しんで製作に没頭しますが、普段はちゃんと寝ていますよ(^_^*)←ヨダレ付きで
無理しても、結局翌日持たないので、平均的に夜更かし(ん?)するのが一番効率が良いです(^^♪
by どろぼうひげ (2011-05-21 20:13)
フクイ さん、こんばんは(^^♪
会場でも、一番質問が多かった部分です(^_^;)
ちょっと複雑な回路になりますが、後で記事にしてみますね。
フクイさんこそ、ちゃんと寝て下さい~(^_^*)
by どろぼうひげ (2011-05-21 20:15)
こんなところまで直してたんですね^^
全然気づかなかったな〜。
最初にキットを見とけば良かったです...
しかしTIEシリーズの弱点は本当にパネルラインですね。
僕もスジ彫り苦手じゃなかったら作ってるのにな〜^^;
by LEX (2011-05-21 21:59)
おお、待望の48 TIEの記事ですね!
キャラクターエイジでジオラマ拝見した時の驚きたるや。
ちゃっかり記事中での不規則点灯の動画なんかも期待しちゃったりして・・・何にせよ楽しみ楽しみです^^
by ピコ (2011-05-21 22:37)
合同作品展お疲れ様でした。 今回も内容が充実していたみたいですね(>_<)
タイファイターの製作記楽しみにしてます。 実物は見てませんが溶接の再現方法を楽しみにしてます。
by ロシアンでキャット (2011-05-21 23:56)
1/48は、見どころが多くなりますね。
後、画面では、関係ないかもしれませんが、製作したり、モデルを近くで見たりする時は、見る側にとっても目に優しくなります。(私老眼なもので…笑。)
新シリーズ楽しみです!。
by gaoo (2011-05-22 07:26)
LEX さん、こんばんは(^^♪
どうしても気になった部分のみ手を入れています(^_^;)
パネルラインの湾曲は1/72の時からなので、ココは定番の改修ポイントかも知れません(-_-;)
by どろぼうひげ (2011-05-22 18:00)
ピコ さん、こんばんは(^^♪
誌面では、実物以上にカッコ良く撮影されていますね(^_^;)
点滅の様子は動画にするのが一番判りやすいのですが、梱包を解くのが面倒だったりして(^_^*)
一応、そのつもりでいます(^^ゞ
by どろぼうひげ (2011-05-22 18:03)
ロシアンでキャット さん、こんばんは(^^♪
静岡は楽しかったですよーヽ(^。^)ノ
製作記も順次アップして行きますので、よろしくです(^^♪
by どろぼうひげ (2011-05-22 18:04)
gaoo さん、こんばんは(^^♪
ボクも老眼なので、サイズが大きいと助かりますねぇ(^_^*)
誌面では高解像度で掲載されるので、誤魔化しが効かないし(>_<)
by どろぼうひげ (2011-05-22 18:06)