サーチライト [Ma.Kクレーテ 製作記]
コメントをたくさん頂いちゃったので、今日も更新します(^^♪←単純だねぇ
サーチライトを製作しました。
クレーテには、頭部に大きなサーチライトが付いています。
せっかくなので電飾したいと思い、LEDを組み込んでみました(^_^*)
A キットのパーツの余分なダボを取り除き、内側にアルミテープを貼りました。
テープは扇状に切り抜いて貼り付け、出来るだけシワが出来ないように工夫しています(^^♪
中央には、3ミリの電球色LEDを取り付けました。
クレーテのレトロ感に合わせて、あえて白色にしていません(^_^;)
B キットには透明なレンズパーツも付きますが、むき出しでは雰囲気が出ないので、
ちょっと形状に手を加えてみます(^^♪
0.5ミリのプラ板を周辺にぐるりと貼り付けました。
丸いものでクセを付けて、ピッタリ接着させています。
LEDの後ろ側や、追加したひさし部分には、遮光のためブラックを吹きました。
さらにグリーンを吹いてから、スリットを取り付けています。
こちらのクレーテは、緑を基調とした色に仕上げたいと思っています(^_^*)
明灰緑色を吹いてから、スリットを追加して、本当にサーチライトみたいなディテールに仕上げました。
発光させると、脱獄犯が捕まってしまいそうです(^_^;)
実戦でも、余計な部分に光が拡散すると、それだけ敵に見付かるリスクが高くなりますから、実用的な改造になったと思います(^^♪
サーチライトが光る様になったのは良いのですが、今回のジオラマは昼間を想定しているので光っているのはおかしい事になります(+_+)
そこで、周りの光を感知して、自動的にONになる回路を追加してみます。
以前にも144ファルコンで自動点灯の回路を作りましたけど、あの回路では消費電力の大きなリレーを使っていました。
回路自体も12Vで設計したので、乾電池で駆動させようとしている今回の作品には向いていません(-_-;)
仕方が無いので、新規に回路を設計し直してみました。
今度はオペアンプを使ったコンパレータでスイッチングしています。
オペアンプは、通常プラスの他にマイナスの電源も必要とするのですが、358というプラス電源だけで動作するICを使う事で簡略化しています。
+に基準電圧を与えて置いて、CdSによって変化する-の電圧でスイッチングされる回路です。
出力は、基準電圧を超えると一気にONになり、下がると一気にOFFになります。
トランジスタよりもハッキリと切り替わるので、アナログな入力からON/OFFを制御したい時に助かります(^^♪
なお、基準電圧をコントロールする事で、切り替え感度を調整できるようにしました。
A CdSという、光の強さで抵抗値が変わるセンサを使いました。
出来るだけ小さなCdSを購入しましたが、小さいものは抵抗値の幅が狭くなります。
今回は光が当たる面積を小さくする事でこの問題をクリアしています。
B オペアンプは+と-の電位差によって、出力がON/OFFとなりますが、ちょうど明るさが
微妙な時はONとOFFが激しく入れ替わります(+_+)
入力を出力へ帰還させる事でヒステリシス特性を利用し、切り替えが起きにくくしています。
ONからOFF、OFFからONを変わりにくくする事で薄暗い時でもスムーズに点灯/消灯する
ように工夫しています。
C 今回は消費電力を抑えるため、電源電圧を5Vにしましたので、358から出力される
電圧は3.8Vとなります。
この程度なら、直接LEDにつないでも壊れる事はありませんので、保護抵抗を省略
しました(^_^*)
電球色LEDは順電圧が3.6Vタイプのものを使用しています。
実際に組み立てた光センサー回路です。
A CdS光センサーです。
カドミウムと硫黄を混ぜたもので、光によって抵抗値が変化する素子です。
出来るだけ小さなものを購入して来ました。
B 回路基盤です。
消費電力を抑えるため、オペアンプICを使いましたけど、外付け部品も少ないので、
非常にコンパクトに仕上がりました(^^♪
これをクレーテの頭部に組み込みます。
A ハッチの様な部分のヘコんだところに、0.7ミリの穴を開けました。
ここから光を検知する事になります。
CdSが小さいので、光の量を少なくする事で抵抗値を稼いでいます。
B ハッチの裏側に、センサーをホットボンドで固定しています。
CdSの表面は透明樹脂で密封されていますので、瞬間接着剤を使うと曇ってしまい
ます。
C 回路は横に取り付けました。
感度調整用のボリュームの位置に、予め穴を開けてあります。
感度の調整は外観を壊さないで調整できるように、メンテナンスハッチの内部に設置しました。
ちょうどメンテナンスハッチが別パーツ化されているので、Aの位置に磁石を取り付けて取り外し可能にしておきます(^^♪
Bは缶コーヒーを切り抜いた鉄板です。
途中でハサミが壊れてしまったので、変な形になってしまいましたけど、とりあえずちゃんとくっつきます(^_^*)
サーチライトは塗装が終わってから接着したいので、まだ配線をつないでいません。
クリアーパーツがある部分は面倒ですね(-_-;)
でも、これで室内の明かりでも、手をかざすとサーチライトが点灯する様になりましたヽ(^。^)ノ
周囲の明るさに応じて感度を調節できるので、どんな展示会でも対応できると思います。
とりあえず上手く動いてくれて良かったにゃ(^^♪
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サーチライトを製作しました。
クレーテには、頭部に大きなサーチライトが付いています。
せっかくなので電飾したいと思い、LEDを組み込んでみました(^_^*)
A キットのパーツの余分なダボを取り除き、内側にアルミテープを貼りました。
テープは扇状に切り抜いて貼り付け、出来るだけシワが出来ないように工夫しています(^^♪
中央には、3ミリの電球色LEDを取り付けました。
クレーテのレトロ感に合わせて、あえて白色にしていません(^_^;)
B キットには透明なレンズパーツも付きますが、むき出しでは雰囲気が出ないので、
ちょっと形状に手を加えてみます(^^♪
0.5ミリのプラ板を周辺にぐるりと貼り付けました。
丸いものでクセを付けて、ピッタリ接着させています。
LEDの後ろ側や、追加したひさし部分には、遮光のためブラックを吹きました。
さらにグリーンを吹いてから、スリットを取り付けています。
こちらのクレーテは、緑を基調とした色に仕上げたいと思っています(^_^*)
明灰緑色を吹いてから、スリットを追加して、本当にサーチライトみたいなディテールに仕上げました。
発光させると、脱獄犯が捕まってしまいそうです(^_^;)
実戦でも、余計な部分に光が拡散すると、それだけ敵に見付かるリスクが高くなりますから、実用的な改造になったと思います(^^♪
サーチライトが光る様になったのは良いのですが、今回のジオラマは昼間を想定しているので光っているのはおかしい事になります(+_+)
そこで、周りの光を感知して、自動的にONになる回路を追加してみます。
以前にも144ファルコンで自動点灯の回路を作りましたけど、あの回路では消費電力の大きなリレーを使っていました。
回路自体も12Vで設計したので、乾電池で駆動させようとしている今回の作品には向いていません(-_-;)
仕方が無いので、新規に回路を設計し直してみました。
今度はオペアンプを使ったコンパレータでスイッチングしています。
オペアンプは、通常プラスの他にマイナスの電源も必要とするのですが、358というプラス電源だけで動作するICを使う事で簡略化しています。
+に基準電圧を与えて置いて、CdSによって変化する-の電圧でスイッチングされる回路です。
出力は、基準電圧を超えると一気にONになり、下がると一気にOFFになります。
トランジスタよりもハッキリと切り替わるので、アナログな入力からON/OFFを制御したい時に助かります(^^♪
なお、基準電圧をコントロールする事で、切り替え感度を調整できるようにしました。
A CdSという、光の強さで抵抗値が変わるセンサを使いました。
出来るだけ小さなCdSを購入しましたが、小さいものは抵抗値の幅が狭くなります。
今回は光が当たる面積を小さくする事でこの問題をクリアしています。
B オペアンプは+と-の電位差によって、出力がON/OFFとなりますが、ちょうど明るさが
微妙な時はONとOFFが激しく入れ替わります(+_+)
入力を出力へ帰還させる事でヒステリシス特性を利用し、切り替えが起きにくくしています。
ONからOFF、OFFからONを変わりにくくする事で薄暗い時でもスムーズに点灯/消灯する
ように工夫しています。
C 今回は消費電力を抑えるため、電源電圧を5Vにしましたので、358から出力される
電圧は3.8Vとなります。
この程度なら、直接LEDにつないでも壊れる事はありませんので、保護抵抗を省略
しました(^_^*)
電球色LEDは順電圧が3.6Vタイプのものを使用しています。
実際に組み立てた光センサー回路です。
A CdS光センサーです。
カドミウムと硫黄を混ぜたもので、光によって抵抗値が変化する素子です。
出来るだけ小さなものを購入して来ました。
B 回路基盤です。
消費電力を抑えるため、オペアンプICを使いましたけど、外付け部品も少ないので、
非常にコンパクトに仕上がりました(^^♪
これをクレーテの頭部に組み込みます。
A ハッチの様な部分のヘコんだところに、0.7ミリの穴を開けました。
ここから光を検知する事になります。
CdSが小さいので、光の量を少なくする事で抵抗値を稼いでいます。
B ハッチの裏側に、センサーをホットボンドで固定しています。
CdSの表面は透明樹脂で密封されていますので、瞬間接着剤を使うと曇ってしまい
ます。
C 回路は横に取り付けました。
感度調整用のボリュームの位置に、予め穴を開けてあります。
感度の調整は外観を壊さないで調整できるように、メンテナンスハッチの内部に設置しました。
ちょうどメンテナンスハッチが別パーツ化されているので、Aの位置に磁石を取り付けて取り外し可能にしておきます(^^♪
Bは缶コーヒーを切り抜いた鉄板です。
途中でハサミが壊れてしまったので、変な形になってしまいましたけど、とりあえずちゃんとくっつきます(^_^*)
サーチライトは塗装が終わってから接着したいので、まだ配線をつないでいません。
クリアーパーツがある部分は面倒ですね(-_-;)
でも、これで室内の明かりでも、手をかざすとサーチライトが点灯する様になりましたヽ(^。^)ノ
周囲の明るさに応じて感度を調節できるので、どんな展示会でも対応できると思います。
とりあえず上手く動いてくれて良かったにゃ(^^♪
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2011-10-29 00:17
コメント(8)
光センサは興味ありです。
激しくありです。
しかも調節可能と来た!
これは良い!
その時が来たらまたもやパクパクです。
こんな単純化された回路で調節までできるんですね!
ネットで調べた回路をまんま使う身としましては、設計するという行為が魔法に思えますよ(^ ^)
by ヤタ (2011-10-29 00:54)
こういった回路を設計できるのは凄いですね~♪
昔なんかやってました??
私にはこの技術が無いんで既製品か真似するしか方法がありません・・・
ですんで、どろぼうひげさんが開発した回路等しか私の作品に仕込めないのだ!!(いつも詳しく解説ありがとうございます)
どんどん面白い回路を作ってください!!
by SOL (2011-10-29 11:12)
光センサー反応動作良いですねぇ~
パクパクしたいが、組み込むモノが無い、、、
by ぴろんちょ (2011-10-29 15:03)
ヤタさん、こんばんは(^^♪
どうぞどうぞ、こんな回路で良かったら使ってあげて下さいヽ(^。^)ノ
オペアンプはとっても応用範囲の広いパーツですので、設計といっても定番の使い方をしただけです(^_^*)
自動点灯する回路は、色々なプラモに応用できそうですね(^^♪
by どろぼうひげ (2011-10-29 17:12)
SOLさん、こんばんは(^^♪
昔はワンボードマイコンなんて組み立てて遊んでいました(^_^*)
その時にはプラモに応用するなんて考えてもいませんでしたが(^_^;)
これからも模型に活用できそうな回路を公開して行きたいと思います(^^♪
by どろぼうひげ (2011-10-29 17:14)
ぴろんちょ さん、こんばんは(^^♪
とっても小さく作れますので、色々なものに使えそうですねヽ(^。^)ノ
そのうち使いたい模型が出てきたら、ぜひ使ってみてください(^^♪
by どろぼうひげ (2011-10-29 17:15)
以前ファルコンで使われたセンサより小型化してますね!
これはこの記事をじっくり拝見して、作って(パクって)みたい回路です^^;
クレーテの実物を拝見出来る日が来たら、手をかざして発光させてやる~!
と、いう楽しみも出来ました^^
by ピコ (2011-10-29 21:21)
ピコさん、こんにちは(^^♪
そうですね。小型化と消費電力も小さくなっています。
色々な模型に応用できそうですね(^_^;)
お見せする機会があったら、ぜひ遊んでください(^^♪
by どろぼうひげ (2011-10-30 11:10)