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ベースの製作 4 [Naboo StarFighter 製作記]

ベースに小物を配置して行きます。

ベースの床に、照明としてLEDを埋め込んでいます。
LED埋め込み.jpg
LEDは、直径3ミリの白色LEDです(^^♪
このLEDは透明な樹脂で出来ていますので、白を吹いて塗装してから取り付けました。
劇中では、更に円弧状のフレームが付いているのですが、LEDが3ミリしかありませんので、ディテールを付けるのはあきらめました(^_^;)
床に3ミリの穴を開けて、LEDの頭がちょっとだけ飛び出す位置で固定しています。
わずかにプラ板の切り口が見えてしまうので、エナメルのフラットブラックを流して置きました。
点灯させてみた状態です。
明るすぎ.jpg
劇中では、床の照明はぼんやりと光っている程度の弱い光です。
今回もCRDを使いましたが、本来はCRD1本で3個のLEDを繋ぐところへ4個のLEDを繋ぎ、わざと電力不足の状態を作って暗く点灯させるつもりでした。
確かに幾らかは光が弱くなっているのですが、まだまだ明るすぎます(+_+)
柱の根元や壁の下側を照らし出してしまっていますので、もっと暗くする工夫が必要ですね。
これは、後程対応してみます(^_^*)

小物の製作に入りました。
まずは備品が入っていると思われるコンテナを複製しています。
コンテナ複製.jpg
コンテナも15~6個あれば足りそうですが、全て同じ精度で作るのは大変ですので、複製する事にしました。
こちらも時間が掛かるので、ローテーション複製法で、他の部分の製作の合間に複製しています(^_^*)
A プラ板の箱組みで原型を作ります。
  +マークは、マイナスドライバーの先をライターであぶって、プラを溶かしながらマーキング
  しました。
  焼印しているみたいですね。
B またまた型想いで型を2つ作り、ローテーション法でどんどん複製していきます。
  下側にはディテールが無くても構いませんので、今度の型にフタはありません。
  ただ、横にもプラスがあるので、意外と綺麗に抜けてくれません(+_+)
  修正ばっかりしていて、結局3日程かかってしまいました。
C 出来た複製品は2つに分け、劇中同様に黄色と白に塗装しました。
  まずはグレーFS36495で全部塗装して下地代わりとし、イエローにしたい個数だけ黄色
  を吹いています。
精度はイマイチですが、こんな形のものがたくさんある事で、劇中の雰囲気を再現するには充分だと判断しました(^_^;)

搭乗タラップも自作しました。
搭乗タラップ.jpg
アナキンが急いで登る搭乗用のタラップですが、こちらも0.3ミリプラ板でスクラッチしています。
A てっぺんの床にバトン状の棒が付いていますので再現しています。
  伸ばしランナーと、100均で見つけたビーズの玉を使っています。
B 赤いマーキングがされている部分もあるのですが、塗装で再現しようとすると大変です。
  赤く塗装したマスキングテープを貼り付けて塗装の手間を省きました(^_^*)
劇中ではチラリとしか映らないタラップですけど、実際には上下機構まで考えられたしっかりした装備だったのですね。

メンテナンス機器も自作しています。
まずは各柱に装備されている、掃除機みたいな形の黄色のメカです(^_^*)
メンテのメカ.jpg
この装置が何の働きをするのか、サッパリ判りません(^_^*)
でも、形状だけはわかりましたので、同じような形を作る事はできます(^_^;)
A 複雑な曲面で構成されていますので、同じ様な形をした流用パーツは見付かりそうも
  ありません。
  パテで造形しようかと思ったのですが、同じ形に作り上げるのは難しそうです。
  そこで、歯ブラシの柄先を使って0.3ミリのプラ板をヒートプレスして形状を作りました。
  必要な部分だけを切り出して前後に組み合わせることで基本形状を作っています。
B メカ部分へジャンクパーツを詰め込み、ほぼ形が仕上がりました。
  2つのヒートプレスを組み合わせて出来たスキマは、パテで埋めています。
C パネルのスジ彫りを加えて、塗装が仕上がったところです。
  黄色はコンテナよりも薄くして、同じイエローでも見た目を区別してみました。
  黒いラインや赤い矢印等のマーキングは、塗装するのが大変なのでマスキングテープ
  を塗装したものを切り出して貼り付けています。
最後に汚しを加えて、マスキングテープが剥がれない様につや消しを厚くトップコートして完成です(^^♪

床に取り付け、自作したチューブを置いてみました。
床のホース.jpg
A チューブは、0.28ミリの真鍮線を巻いて自作しています。
  0.5ミリのステンレス棒を、インパクトドライバー(電気ドリルです)に取り付け、ゆっくりと
  回転させながら巻き付けてスプリングを作りました。
  そこへ0.28ミリの真鍮線を通して、自由に形が作れるようにしてあります。
B 自然に床に放り投げられた感じに形を作り、塗装しました。
  このサイズになると蛇腹状のディテールはほとんど判別できないのですが、
  ただのチューブであるよりは質感が表現できたと思います。
C ホースは金属なので、床には瞬着で取り付けています。
  硬化すると周辺が白く濁ってしまいましたが、流し込み接着剤を軽く付けると白濁が消
  えてくれました(^_^)vらっきー

もう一つのメンテナンス機器も自作してみました。
運搬車.jpg
こちらは車輪やハンドル、それにエレベーターらしきメカがあるので、高い位置で作業する場合に使う機器みたいですね。
劇中でも度々登場していますので、配備してみました。
A こちらもちょうど良い形の流用パーツは見付かりそうもありませんので、ほとんど自作する
  事になります(-_-;)
D フロント部分は、1/700艦船の煙突パーツから、目的の形になるまで削り出しています。
  ちょっとしたディテールはプラ板で追加する事で、単純な形状で削り出せば済むように作業
  時間を短縮する工夫をしています。
E 人が乗る空間はほとんど無いはずなのに、この位置にはハンドルがあります。
  もしかしたら作業台を上下させるハンドルなのかも知れません。
  これは適当なジャンクパーツから流用しました。
F 作業台なのか荷物を載せるエレベーターなのかわかりませんけど、上下に可動しそうな
  板が付いています。
  突起が9個ありますので、伸ばしランナーを切断したものを並べて貼り付けました。
G ここも適当なジャンクパーツを流用しています。
  パイピングがありますので、金属線使って表現してみました。
H ボディは細かいヨコシマのディテールがありますので、スジ彫りしたプラ板を巻き付けて
  再現してみました。
B 塗装した状態です。
  暗いグレーに明るいグレーでドライブラシしています。
  金属なのか、樹脂なのかわからない、重そうな質感にしてみました。
C 仕上げに薄くウェザリングマスターの「サビ」で赤味も加えています。
  劇中の車両とはちょっと違っている部分もありますが、全体の雰囲気は近いものが作れ
  たと思います(^_^*)

説明が後になってしまいましたが、これらの小物も製作の前に簡単な図面を起こしています。
小物の図面.jpg
一度図にする事でどんなディテールか確認できるし、どんなパーツが必要になるのか大まかに見えてきます。
本当に立体図しか無いものがほとんどですけど、こんなものでも製作にとても役立ちます(^_^*)

これで小物がほぼ揃いましたので、配置してみました。
小物の完成.jpg
この様な小物は、劇中の雰囲気を盛り上げてくれます(^^♪
ジオラマとして製作するには、ちょっとした小物も労力を惜しまずちゃんと配備してあげると、リアルに仕上がってくれると思います。

電源スイッチと支柱を取り付けました。
電源スイッチと支柱.jpg
A 電源スイッチは、ACアダプタのジャックと一緒に、ジオラマの裏側に製作しました。
  通電のパイロットランプも付けましたが、あまり明るくなり過ぎない様に抵抗を入れて
  光度を落としています。
B ファイターを取り付ける支柱は、パソコン用のジャンパーピンを改造して自作しています。
  1.4ミリの銅パイプ自体も配線として利用しており、ピンを直接ハンダ付けしています。
  もう1本の配線はラッピングワイヤーを使い、パイプの中を通してあります。
  これで細い支柱1本でも、プラスとマイナスの配線が出来ました。
C 配線がモロ見えでは困りますので、パテで包みました。
  上手く丸みを付けて成型して、目立たないように造形してあります。
D 中央の柱から支柱を伸ばしました。
  飛んでいる状態にしたかったので、支柱は床からではなく柱を使って横から伸ばして
  います。
  柱はもう完成していましたが、内部で上手く曲げながら通して行く事で、床まで支柱を
  通しています。
  支柱はシルバーに塗装してみました。
  ファイターの底面の色に近くする事で、出来るだけ目立たないように配慮したつもりで
  す(^_^*)
柱自体は、接着した程度では強度に不安があるため、床にネジ留めしてあります。
特に、中央の柱はファイターも支えなくてはいけないので、ガッチリと固定しておく必要がありました。

最後に床の照明の光度をおとしてみます。
床の明るさ.jpg
床の照明が明るすぎていたので、せっかくの劇中の雰囲気がブチ壊しです(+_+)
CRDを通した後に抵抗をはさみ、更に光度を落としてみました。
あまり落としてしまうと、今度は点灯しなくなってしまうので、抵抗値は試行錯誤でした(^_^;)

さて、これでベースが完成しました。
全てそろった.jpg
劇中の様子を出来るだけ再現してみたつもりです(^_^*)
ファイターだけならすぐに完成してしまうのですが、やはり劇中のシーンとセットで仕上げたかったので、ベースの製作には多くの時間をかけています。
限られた時間で劇中のシーンを完全再現するのは大変な作業量でしたが、少しずつ完成していくのがとても楽しかったです(^^♪
時間的な制約から、作れなかった部分もたくさんあるものの、自分のイメージしたものはほとんど立体化する事が出来ました。
ジオラマの製作は、やはり楽しいですね(^_^*)

さて、ベースは完成しましたが、まだフィギュアや駐機状態のファイターの製作が残っています。
製作記はもうちょっとだけ続きそうです(^_^;)よ…よろしくねっ

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コメント(6) 

コメント 6

SOL

とても詳しい説明つきの製作記には、本当にお世話になっています。
このブログさえ観れば、あなたも電飾ジオラママスターだ!!みたいな・・・

次回はあのフィギュアですね!!これも楽しみです!!ヽ(^。^)ノ

質問なんですが、半固定抵抗で光量を落としたい場合、普通はCRDとLEDの間につけると思いますが、すでに模型の中に仕込んでしまったCRD+LEDの光量を落としたい場合、CRDの前に半固定抵抗をはさんでも、やはりCRDの働きで電圧を一定に調節してしまうので光量を落とすのは不可能でしょうか?
また他の方法があれば是非教えてください。
by SOL (2012-03-17 01:11) 

よっしーみ

ベースの作成っていうか、キットよりもベースの方が数倍も手間がかかっていますね(w
by よっしーみ (2012-03-17 08:06) 

どろぼうひげ

SOLさん、こんばんは(^^♪
どうやって製作しているのか、完成品だけではわからない製作方法を詳しくお伝えしたいと思っています。
つい記事が長文になってしまうのですが、そこはご勘弁を(^_^*)

ご質問の件ですが、CRDはリミッターとしてしか働きませんので、元の電流が低ければ低いままであり、高くなる事はありません。
抵抗だけで光量をおとす事は可能だと思いますが、たぶん不安定になると思います。
調整しても次に点灯させる時は点灯しなかったり光り過ぎたり、他の回路の動作に影響を受けたりすると思います。
CRDの後に半固定抵抗をいれて調整可能にする回路は、ボクが試行錯誤の末に考え出した独自の回路です(^_^*)
実験してみたワケではありませんので、断言はできませんが、普通はPWM変調などの複雑な回路で減光するものですので、単純な抵抗を加えるだけでは上手く動作しない理由があると思います。

by どろぼうひげ (2012-03-17 21:10) 

どろぼうひげ

よっしーみさん、こんばんは(^^♪
確かにベースの方が圧倒的に時間が掛かっています(^_^*)
キットの魅力を引き出すために情景も用意したって感じで、ボク的にはキットとベース全体でひとつの作品と捉えていますよ(^^♪

by どろぼうひげ (2012-03-17 21:14) 

ピコ

最近どろぼうひげさんやWild River荒川さんの真似をして、モデリングする前にはノートにアイデアや作業工程、イメージイラストなんかを先に書いておいてから作業に移っています^^

スケジュールなんてあってないようなモノですが、自分の頭の中の事を文字やイラストにしておくって大事だと感じました^^
by ピコ (2012-03-17 22:35) 

どろぼうひげ

ピコさん、こんばんは(^^♪
WR荒川さんはボクとは格が違いますから、色々な事を学ばせて頂いていますヽ(^。^)ノ
特に、アイデアや作業工程の計画を立ててから製作するのは、期限のある作例の場合は大変重要になります。
大抵は間に合わなくて盛り込めない場合が多いのですが、それでも無計画に進めるよりずっと効率良く進める事が出来ますねー
作例で無くても、作りたいものを図面化するのはとっても大切だと思います(^^♪

by どろぼうひげ (2012-03-17 23:29) 

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