コクーンの電飾 [ヴァンシップ 製作記]
トゥランのエグザイルコクーンを電飾しました。
前面に古代紋様らしきパターンをスジ彫りしましたので、これを発光させてみたいと思います(^^♪
模様は透明な塩ビ板に彫ってありますので、裏側から光を当てればパターンが浮かび上がるハズです。
LEDの光を効果的に拡散させるために、箱を作ってLEDを取り付けます(^^)/
バックパネルもベースの湾曲にフィットする形状に切り出し、LEDを取り付ける穴を7個開けました。
ブラックで完全に遮光した後、箱の内部にアルミシートを貼って箱の中全体が反射板になるようにしています。
LEDは、アニメの映像に合わせて普通のブルーLEDよりも水色に近い色で発光するLEDを使っています(^^♪
発光には、PICマイコンを使用しました。
神秘的なコクーンの存在をより際立たせるため、光に動きを加えて幻想的な雰囲気にしたいと思います(^_^*)
自分でプログラムが書き込めるPICマイコンを使って、ぼんやりと光りながら7個のLEDを制御するプログラムを組みました。
A 前面には、0.3ミリのプラ板を貼り付けて、光が分散する工夫をしています。
直接LEDの光で照らすより光量が落ちてしまうのですが、光源が見えなくなって全体が
均一に光るメリットがあります。
B PICマイコン16F88です。
出来るだけコンパクトになるように製作しましたが、もしも今回と同じ光り方をする回路を
論理回路で組んだら、最低でもA4サイズの基盤が必要になっちゃいます(^_^;)
プログラム次第でどんな電飾でも再現可能なPICは、正に夢のデバイスですね。
C 電圧コンバータです。
いつもの100均で入手した、車のシガーソケットからUSB電源を取るコンバータを改造して
製作しました。
今回もACアダプタと9V角型電池の両方が使えるハイブリッド仕様としますので、この
コンバータでPICのための5Vに変換してあげます。
LEDのボックスにフタをしました。
LEDの光が下に出て来ては困りますので、フタをして完全に遮光してしまいます(^^♪
A ボックスの形状に合わせてプラ板を切り出し、ブラックに塗装してアルミテープを
貼りました。
接着する部分は、アルミテープをわずかに剥がしてあります。
B LEDのおしりからも光が漏れてきてしまいますので、パテで包んで遮光しています。
電源のための工作をしておきます。
今回も電池とACアダプタのハイブリッド仕様とします(^^)/
通常は電池で動作しており、ACアダプタのジャックを差し込めばアダプタに切り替わる仕組みです。
A ベース内部に電池を固定するための電池ボックスを自作しました。
内面のカーブに合わせて製作したので、ちょっとアンバランスです(^_^*)
中央に磁石を取り付けてありますので、逆さまにしても電池が落ちて来ません。
B ACアダプタのジャックは、こんなところになりました(^_^;)
内部の空間が狭い上、ヴァンシップとヴェスパを支える支柱を取り付けるスペースも
必要になるため、ジャックは横向きに差し込む事になります。
この、電池とACアダプタのハイブリッドについて、問い合わせのメールを多数頂きましたので、一度ご説明して置きますね。
といっても、特別な事をしているワケではなく、ACアダプタの受け口への配線をちょっと工夫するだけです(^_^*)
A ACアダプタのジャックです。
今回はスペースの都合でこんな横向きに差し込む事になっています(^_^;)
B 電池からの配線です。
赤がプラス、黒がマイナスになります。
C CとDは、ACアダプタのジャックが差し込まれていない時には繋がっています。
差し込まれると、ACアダプタのマイナスと繋がります。
D ACアダプタが差し込まれていない時には、Cと繋がっている端子です。
ここに電池のマイナスを繋いで置けば、Cを通って回路へ繋がります。
ACアダプタが差し込まれると、この端子はどこにも繋がらない事になります。
つまり、マイナスの接続がACアダプタを差す事で切り替わる事になります。
E こちらはACアダプタのプラスが出てくる端子です。
Gの様に電池のプラスと繋いでしまいます。
電池とACアダプタの電圧が違うので、プラスを共有して大丈夫なのかと思われるかも
知れませんが、マイナスが繋がっている方だけ流れますので大丈夫です。
F 回路へのプラス端子です。
電池とACアダプタのプラスGとスイッチで接続します。
まだスイッチを取り付けていませんが、GとFを繋げばパワーオンとなります。
通常はプラスを切り替えて選択すると思いがちですけど、マイナスを切り替えている事を理解すれば簡単な仕組みです(^_^;)
特別な回路が一切不要で、簡単にハイブリッド仕様にできますので、是非ご活用下さい(^^)/
(補足:電圧差がある場合、厳密には逆流防止用のダイオードが必要です)
ちょっと脱線しましたけど、これでコクーンの電飾が出来ました(^^)/
古代文明の模様みたいなパターンが発光して、ナカナカ神秘的な電飾となりました(^^♪
今回は、PICマイコンに9種類の明減パターンをプログラムしてみました。
内蔵メモリにはまだまだ余裕があるので、もっとたくさんの種類を入れようと思ったのですが、意外と思い付かないですね(^_^*)
発光の様子は、いつものYouTubeに動画としてアップしましたので、是非お楽しみ下さい(^^)/
こんな電飾が個人レベルで出来るのですから、PICって凄いですねぇ(;一_一)
現在、2つのブログランキングへ参加しています。
1日1回、応援のワンクリックをぜひお願いしますm(__)m
前面に古代紋様らしきパターンをスジ彫りしましたので、これを発光させてみたいと思います(^^♪
模様は透明な塩ビ板に彫ってありますので、裏側から光を当てればパターンが浮かび上がるハズです。
LEDの光を効果的に拡散させるために、箱を作ってLEDを取り付けます(^^)/
バックパネルもベースの湾曲にフィットする形状に切り出し、LEDを取り付ける穴を7個開けました。
ブラックで完全に遮光した後、箱の内部にアルミシートを貼って箱の中全体が反射板になるようにしています。
LEDは、アニメの映像に合わせて普通のブルーLEDよりも水色に近い色で発光するLEDを使っています(^^♪
発光には、PICマイコンを使用しました。
神秘的なコクーンの存在をより際立たせるため、光に動きを加えて幻想的な雰囲気にしたいと思います(^_^*)
自分でプログラムが書き込めるPICマイコンを使って、ぼんやりと光りながら7個のLEDを制御するプログラムを組みました。
A 前面には、0.3ミリのプラ板を貼り付けて、光が分散する工夫をしています。
直接LEDの光で照らすより光量が落ちてしまうのですが、光源が見えなくなって全体が
均一に光るメリットがあります。
B PICマイコン16F88です。
出来るだけコンパクトになるように製作しましたが、もしも今回と同じ光り方をする回路を
論理回路で組んだら、最低でもA4サイズの基盤が必要になっちゃいます(^_^;)
プログラム次第でどんな電飾でも再現可能なPICは、正に夢のデバイスですね。
C 電圧コンバータです。
いつもの100均で入手した、車のシガーソケットからUSB電源を取るコンバータを改造して
製作しました。
今回もACアダプタと9V角型電池の両方が使えるハイブリッド仕様としますので、この
コンバータでPICのための5Vに変換してあげます。
LEDのボックスにフタをしました。
LEDの光が下に出て来ては困りますので、フタをして完全に遮光してしまいます(^^♪
A ボックスの形状に合わせてプラ板を切り出し、ブラックに塗装してアルミテープを
貼りました。
接着する部分は、アルミテープをわずかに剥がしてあります。
B LEDのおしりからも光が漏れてきてしまいますので、パテで包んで遮光しています。
電源のための工作をしておきます。
今回も電池とACアダプタのハイブリッド仕様とします(^^)/
通常は電池で動作しており、ACアダプタのジャックを差し込めばアダプタに切り替わる仕組みです。
A ベース内部に電池を固定するための電池ボックスを自作しました。
内面のカーブに合わせて製作したので、ちょっとアンバランスです(^_^*)
中央に磁石を取り付けてありますので、逆さまにしても電池が落ちて来ません。
B ACアダプタのジャックは、こんなところになりました(^_^;)
内部の空間が狭い上、ヴァンシップとヴェスパを支える支柱を取り付けるスペースも
必要になるため、ジャックは横向きに差し込む事になります。
この、電池とACアダプタのハイブリッドについて、問い合わせのメールを多数頂きましたので、一度ご説明して置きますね。
といっても、特別な事をしているワケではなく、ACアダプタの受け口への配線をちょっと工夫するだけです(^_^*)
A ACアダプタのジャックです。
今回はスペースの都合でこんな横向きに差し込む事になっています(^_^;)
B 電池からの配線です。
赤がプラス、黒がマイナスになります。
C CとDは、ACアダプタのジャックが差し込まれていない時には繋がっています。
差し込まれると、ACアダプタのマイナスと繋がります。
D ACアダプタが差し込まれていない時には、Cと繋がっている端子です。
ここに電池のマイナスを繋いで置けば、Cを通って回路へ繋がります。
ACアダプタが差し込まれると、この端子はどこにも繋がらない事になります。
つまり、マイナスの接続がACアダプタを差す事で切り替わる事になります。
E こちらはACアダプタのプラスが出てくる端子です。
Gの様に電池のプラスと繋いでしまいます。
電池とACアダプタの電圧が違うので、プラスを共有して大丈夫なのかと思われるかも
知れませんが、マイナスが繋がっている方だけ流れますので大丈夫です。
F 回路へのプラス端子です。
電池とACアダプタのプラスGとスイッチで接続します。
まだスイッチを取り付けていませんが、GとFを繋げばパワーオンとなります。
通常はプラスを切り替えて選択すると思いがちですけど、マイナスを切り替えている事を理解すれば簡単な仕組みです(^_^;)
特別な回路が一切不要で、簡単にハイブリッド仕様にできますので、是非ご活用下さい(^^)/
(補足:電圧差がある場合、厳密には逆流防止用のダイオードが必要です)
ちょっと脱線しましたけど、これでコクーンの電飾が出来ました(^^)/
古代文明の模様みたいなパターンが発光して、ナカナカ神秘的な電飾となりました(^^♪
今回は、PICマイコンに9種類の明減パターンをプログラムしてみました。
内蔵メモリにはまだまだ余裕があるので、もっとたくさんの種類を入れようと思ったのですが、意外と思い付かないですね(^_^*)
発光の様子は、いつものYouTubeに動画としてアップしましたので、是非お楽しみ下さい(^^)/
こんな電飾が個人レベルで出来るのですから、PICって凄いですねぇ(;一_一)
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2013-02-26 22:15
コメント(14)
こんばんは^^ 芸術的な発光パターン、堪能いたしました(^^)/
あと、凄いのはPICじゃなくてどろぼうひげさんですね。
ハイブリッド仕様の説明はとても丁寧でさすがです。ほんとに役に立つブログだこと(^-^)
ただ、ジャックによっては端子が単純に2つしか出てないものがあるので購入するときに端子が3つ出ているジャックを選ぶことが必要ですね。(まあ、大抵3つ端子がありますけど)
by ちょうぎ (2013-02-26 23:11)
PICでどう光らすか?センスですね!
模型電飾の新時代の先端を行くどろぼうひげさんにはいつも脱帽です♪
by SOL (2013-02-27 04:36)
素晴らしい電飾ですね!
動画も見やすく、ため息ばかりが出ています。
PIC等初めて知ったアイテムなので読んでてワクワクしました。
完成楽しみにしています!
by ジキル (2013-02-27 11:54)
ことも無げにさらりと説明されて、カッコ良すぎです(笑)
PICなら出来るだろうと判っていても色々覚えなきゃと思うとで出ません(爆)
by ART-Hirano (2013-02-27 15:57)
ちょうぎ さん、こんばんは(^^♪
神秘的な明減になるように、プログラミングにはちょっと時間を掛けました(^_^*)
思い通りの発光が出来てよかったです(^^♪
DCジャックの補足もありがとうございますm(__)m
いいわけをさせて頂くと、記事では読みやすさを優先して細かい説明を省いている部分があります。
たとえば、「ACアダプタの端子は中央がプラスのものを使っています」なんて事ですが、要点をボカさない記述にすることでストレートに伝わる工夫を意図的にしています(^_^*)
全くの初心者の場合には、いささか不親切な説明になってしまうかも知れませんが、まずは仕組みを理解して欲しいという気持ちからですので、ここは生暖かい目で見てあげて下さい(^_^;)
by どろぼうひげ (2013-02-27 17:30)
SOL さん、こんばんは(^^♪
センスが良いかどうか自信はありませんが、イメージ通りの発光には出来ました(^_^*)
最近では電飾も一般的になってきたので、フツーの事をしても驚いてもらえない悲しさがあったりします(;一_一)
by どろぼうひげ (2013-02-27 17:32)
ジキル さん、こんばんは(^^♪
ありがとうございますm(__)m
PICは簡単な回路で複雑な電飾が実現できるので、模型には最適かも知れません。
回路がとてもコンパクトになるのもメリットが大きいです(^^♪
by どろぼうひげ (2013-02-27 17:35)
ART-Hirano さん、こんばんは(^^♪
プログラミングに関してはそんなに深く書いていませんけど、実はタイミングの調整などが結構大変でした(^_^*)
PICは、ちょっとした点滅程度なら、JAVAやHTMLを経験した方ならすぐに出来るようになると思います。
でも、自分のイメージを自在に表現できる様になるには、膨大な時間と経験が必要になります。
こんな事を言ってはイケナイのですが、そんな事に時間をかけるなら、模型製作のスキルを上げた方が得策かも知れませんね(^_^;)
by どろぼうひげ (2013-02-27 17:43)
エグザイルコクーン自体が何やら分かりませんが、
スゴクかっちょいいモノをこさえている事は理解出来ます(^^
by ぴろんちょ (2013-02-28 00:29)
なんという美しさ!
実は原作を知らないのですが、こんなの見せられたらヴァンシップどう作っていいかわからなくなります^^;
カッコいい!
by ピコ (2013-02-28 14:53)
ぴろんちょ さん、こんばんは(^^♪
「ラストエグザイル ~銀翼のファム~」に登場する巨大な移民船です(^^)/
デザインやテクスチャーが素晴らしくて、是非立体化したいと思っていました(^^♪
是非いちどご覧になってみて下さい
魅力的な飛行機械がたくさん出てきますよ(^^)/
by どろぼうひげ (2013-03-01 17:36)
ピコ さん、こんばんは(^^♪
ありがとうございますm(__)m
ボクはイラストの再現に重点を置きましたけど、本来は自由な発想で製作して良いキットだと思います(^^♪
楽しんで製作して下さいねー(^^)/
by どろぼうひげ (2013-03-01 17:39)
すごぉ~い、きれ~い!!
どうしてこんなことが出来ちゃうでしょう!?
PIC...?私はどちらかと言うとPIGですが(+_+)
どろぼうひげさんの向上心には本当に頭が下がります。
人間って疲れてだんだん右下がりになるものだと思っていたら
どんどん右上がりになる人がここにいた・・・
こんな電飾が出来たら模型の幅がグンと広がって楽しいですね。
素敵だわ~。うらやましいっっ
by ぴあにしも (2013-03-01 21:43)
ぴあにしもさん、こんにちは(^^♪
ありがとうございますm(__)m
PIG…じゃなくて、PICを使う様になってから、表現の幅がグンッと広がりました(^^)/
まだまだやりたいことが山の様にあるので、しばらくはネタ切れの心配もなさそうだし(^_^;)
これからも新しい可能性を、どんどん追求していこうと思っています(^^♪
by どろぼうひげ (2013-03-02 13:54)