気嚢の塗装 [タイガーモス号 製作記]
気嚢に尾翼を取り付け、塗装しました。
気嚢の上には、凧になる見張り台が付く垂直尾翼があります。
この尾翼も布張りなのか、金属なのか、映像からは判別できません(+_+)
凧を切り離すシーンでは、内部に布が張ってあったので、おそらく金属だろうと仮定して、プラ板から自作してみました。
A 2ミリのプラ板を2枚貼り合わせ、尾翼の形状を削り出しました。
劇中では、最後尾はもっと尖っているのですが、尾翼とのバランスを考えて抑え気味です。
B 気嚢と接着する部分は、柔らかいスタイロフォームに取り付けても強度が確保できません
ので、真鍮線で軸を打ち、フレームの仕切り版に固定しています。
接着面も、気嚢のカーブに合わせて半円型に削り込んで置きました。
C 凧は取り外し可能にしますので、尾翼の内部も作ってみました(^_^;)
劇中に似せて、フックとワイヤードラムを製作しています。
D 基部を削り込み、内部に2ミリ程度の磁石を仕込んで置きました。
凧の底を金属で製作して、磁力で固定する作戦です(^^♪
尾翼を取り付けた様子です。
接着面は気嚢の曲面に合う様に、スリあわせしながら削り込みましたが、どうしてもスキマは出来てしまいます(+_+)
スキマにはメディウムを詰め込んで、接着しつつスキマを消して置きました。
凧を取り外した時に見える内部メカは、今のうちに黒鉄色で塗装してシルバーでドライブラシしてあります。
凧も自作しなくてはなりませぬ(-_-)
A 0.5ミリのプラ板を曲げて側面を作り、底板は缶コーヒーから切り出しました。
底はちょっぴり小さめに切り出してあり、底のエッジに丸みを付けられる様にしています。
B 凧の内部は意外と複雑です(^_^;)
操縦桿を伸ばしランナーで自作しました。
C ここに伝声管が二つあります。
伸ばしランナーの先を炙ってからカットして、ラッパ型にしたものです(^_^;)
D 帆を張るためのハンドルも付けて置きました。
ちょっとオーバースケールで、時計回しに回せませんけどね(^_^*)
E 布が張ってあるシートです。
0.14ミリのプラペーパーで、たわみを付けて製作してみました。
どうやらこの凧も布張りらしいので、内部の格子も伸ばしランナーで追加してあります。
乗っているのは1円玉で、実物はかなり小さいものです(^_^;)
パズーとシータが乗れるサイズとして幅90センチと仮定しましたので、1/150サイズに換算すると6ミリになっちゃうんですよね(+_+)
尾翼にディテールを追加しました。
尾翼にもペーパータオルで布張りを表現した後、細部をディテールアップしました。
A 水平尾翼にはスジ彫りを加えましたが、映像では可動するのか接続部分らしい半円が
あります。
こんなに小さい長丸は作れないので、AFVジャンクの取っ手の端をカットして使いました。
B 尾翼の接続部分も、長丸のふくらみがあります。
こちらは割りと大きいので、ヒートプレスした半円を2分割したものを取り付けました。
内部がカラッポですので、100均パテを詰め込んでいます(^_^;)
さて、これでディテールとしては、ほぼ仕上がりましたので塗装します(^^)/
布張りの表現として、ペーパータオルを貼り付けてありましたが、そのままではケバケバしているし、ディテールが大き過ぎると感じました(-_-;)
水溶きメディウムを濃い目に作って、全体に薄く塗る事でディテールを軽く潰しています(^^♪
それから塗装となりましたが、まずはブラックで立ち上げました。
遮光する必要は全く無いのですが、船体をブラックで立ち上げているので、同じ段階を踏まないとカラーバランスがおかしくなります(+_+)
その他、このブラックは合わせ目などに薄く残して、立体感の強調にも使うつもりです。
本塗装しました。
船体と同じ色を吹きました(^^♪
エッジにブラックを残す他、下側に行く程暗くして、巨大に見える効果も加えています。
この後エナメルのブラックでスミ入れをして、尾翼のパネルラインや補修の跡にメリハリを出しています。
内部がスタイロフォームですので、エナメルで侵される恐れがあるため、ウェザリングマスターの「スス」も使ってメリハリを追加しています。
ちなみに、スタイロフォームをラッカーで筆塗りしてみましたが、侵食される事はありませんでした(^^♪
尾翼にドクロマークを描きます。
ドクロマークは、冒頭のシーンとその後ではデザインが微妙に違っています(+_+)歯の部分とかね
最も登場シーンの多いデザインで描いてみました(^_^*)
画面からキャプチャーした画像からマスキングテープを切り出して、一気にホワイトを吹いています。
鼻の穴だけは細かいので、後から筆でリタッチしました(^_^;)
このままではクッキリし過ぎて浮いてしまうので、「スス」で軽く汚しを加えて馴染ませています。
最後に水性のつや消しでトップコートして、気嚢を乗せてみました。
モコモコした感じが、布張りに見えてくれれば幸いです(^_^*)
一度表面をメディウムでコートした事により、ディテールが浅くなったので、表面の網目も落ち着いて良かったと思います(^^♪
これでもオーバースケールだと思いますが、全くディテールの無いツルツルな表面だったら、とても味気無い気嚢になっていたと思います(^_^;)
トップコートすると一段明度が上がるので、ほんのちょっと明度を落として置いて正解でした(^^)/
劇中では描写されていない素材の違いを表現してみましたが、良かったのか、悪かったのか微妙なところです(^_^;)
ボクとしては新しい表現方法を試せたので楽しかったです(^^♪
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気嚢の上には、凧になる見張り台が付く垂直尾翼があります。
この尾翼も布張りなのか、金属なのか、映像からは判別できません(+_+)
凧を切り離すシーンでは、内部に布が張ってあったので、おそらく金属だろうと仮定して、プラ板から自作してみました。
A 2ミリのプラ板を2枚貼り合わせ、尾翼の形状を削り出しました。
劇中では、最後尾はもっと尖っているのですが、尾翼とのバランスを考えて抑え気味です。
B 気嚢と接着する部分は、柔らかいスタイロフォームに取り付けても強度が確保できません
ので、真鍮線で軸を打ち、フレームの仕切り版に固定しています。
接着面も、気嚢のカーブに合わせて半円型に削り込んで置きました。
C 凧は取り外し可能にしますので、尾翼の内部も作ってみました(^_^;)
劇中に似せて、フックとワイヤードラムを製作しています。
D 基部を削り込み、内部に2ミリ程度の磁石を仕込んで置きました。
凧の底を金属で製作して、磁力で固定する作戦です(^^♪
尾翼を取り付けた様子です。
接着面は気嚢の曲面に合う様に、スリあわせしながら削り込みましたが、どうしてもスキマは出来てしまいます(+_+)
スキマにはメディウムを詰め込んで、接着しつつスキマを消して置きました。
凧を取り外した時に見える内部メカは、今のうちに黒鉄色で塗装してシルバーでドライブラシしてあります。
凧も自作しなくてはなりませぬ(-_-)
A 0.5ミリのプラ板を曲げて側面を作り、底板は缶コーヒーから切り出しました。
底はちょっぴり小さめに切り出してあり、底のエッジに丸みを付けられる様にしています。
B 凧の内部は意外と複雑です(^_^;)
操縦桿を伸ばしランナーで自作しました。
C ここに伝声管が二つあります。
伸ばしランナーの先を炙ってからカットして、ラッパ型にしたものです(^_^;)
D 帆を張るためのハンドルも付けて置きました。
ちょっとオーバースケールで、時計回しに回せませんけどね(^_^*)
E 布が張ってあるシートです。
0.14ミリのプラペーパーで、たわみを付けて製作してみました。
どうやらこの凧も布張りらしいので、内部の格子も伸ばしランナーで追加してあります。
乗っているのは1円玉で、実物はかなり小さいものです(^_^;)
パズーとシータが乗れるサイズとして幅90センチと仮定しましたので、1/150サイズに換算すると6ミリになっちゃうんですよね(+_+)
尾翼にディテールを追加しました。
尾翼にもペーパータオルで布張りを表現した後、細部をディテールアップしました。
A 水平尾翼にはスジ彫りを加えましたが、映像では可動するのか接続部分らしい半円が
あります。
こんなに小さい長丸は作れないので、AFVジャンクの取っ手の端をカットして使いました。
B 尾翼の接続部分も、長丸のふくらみがあります。
こちらは割りと大きいので、ヒートプレスした半円を2分割したものを取り付けました。
内部がカラッポですので、100均パテを詰め込んでいます(^_^;)
さて、これでディテールとしては、ほぼ仕上がりましたので塗装します(^^)/
布張りの表現として、ペーパータオルを貼り付けてありましたが、そのままではケバケバしているし、ディテールが大き過ぎると感じました(-_-;)
水溶きメディウムを濃い目に作って、全体に薄く塗る事でディテールを軽く潰しています(^^♪
それから塗装となりましたが、まずはブラックで立ち上げました。
遮光する必要は全く無いのですが、船体をブラックで立ち上げているので、同じ段階を踏まないとカラーバランスがおかしくなります(+_+)
その他、このブラックは合わせ目などに薄く残して、立体感の強調にも使うつもりです。
本塗装しました。
船体と同じ色を吹きました(^^♪
エッジにブラックを残す他、下側に行く程暗くして、巨大に見える効果も加えています。
この後エナメルのブラックでスミ入れをして、尾翼のパネルラインや補修の跡にメリハリを出しています。
内部がスタイロフォームですので、エナメルで侵される恐れがあるため、ウェザリングマスターの「スス」も使ってメリハリを追加しています。
ちなみに、スタイロフォームをラッカーで筆塗りしてみましたが、侵食される事はありませんでした(^^♪
尾翼にドクロマークを描きます。
ドクロマークは、冒頭のシーンとその後ではデザインが微妙に違っています(+_+)歯の部分とかね
最も登場シーンの多いデザインで描いてみました(^_^*)
画面からキャプチャーした画像からマスキングテープを切り出して、一気にホワイトを吹いています。
鼻の穴だけは細かいので、後から筆でリタッチしました(^_^;)
このままではクッキリし過ぎて浮いてしまうので、「スス」で軽く汚しを加えて馴染ませています。
最後に水性のつや消しでトップコートして、気嚢を乗せてみました。
モコモコした感じが、布張りに見えてくれれば幸いです(^_^*)
一度表面をメディウムでコートした事により、ディテールが浅くなったので、表面の網目も落ち着いて良かったと思います(^^♪
これでもオーバースケールだと思いますが、全くディテールの無いツルツルな表面だったら、とても味気無い気嚢になっていたと思います(^_^;)
トップコートすると一段明度が上がるので、ほんのちょっと明度を落として置いて正解でした(^^)/
劇中では描写されていない素材の違いを表現してみましたが、良かったのか、悪かったのか微妙なところです(^_^;)
ボクとしては新しい表現方法を試せたので楽しかったです(^^♪
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2013-04-25 21:04
コメント(8)
気嚢部分、素材から造形方法まで眼からウロコでした、そして塗装もさすがです!
毎作品ですが、改めて、なんでこのスピードで、このクオリティで製作が、、、!
睡眠時間は大丈夫でしょうか⁈
とか余計なことを(^◇^;)
by MACK (2013-04-25 23:07)
丸みをおびた造形って難しいですよね~
グライダー内部などの細かい再現度はいつもながらすごい~~~~!!
ピンセットでもキツイですよ!!
by SOL (2013-04-26 01:44)
SOLさんのいうとおり、丸みのある造型ってむずかしいですよね。左右対称になりすぎても不自然だし、かといってやりすぎると歪が目立ってしまうし・・・。
ふんわりした感じって模型の中でも一番難しい部類に入るんじゃないかなぁと、またもややったこともないクセにいっちょ前のことをいうのでした(+_+)
じつは気嚢の部分をどうやるのかなって思ってたんですが、こうやって創るのかぁ・・・。( ..)φメモメモ
by jedimaster (2013-04-26 13:02)
MACK さん、こんばんは(^^♪
今回は新しい素材を使ってみたので、とても楽しかったです(^^)/
仕上がりはイマイチかも知れませんが、まずは楽しむ事が一番大事ですからね(^^♪
静岡まで残り少ないのですが、色々と忙しくて一日3~4時間程度の製作ですよ(^_^*)
しっかり寝ています(^^)/←って、いばるなっ
by どろぼうひげ (2013-04-26 19:46)
SOL さん、こんばんは(^^♪
丸くてシンメトリーなモノは、サスガに難易度が高いですね(^_^;)
今回も試作までしたのに満点とは行かない出来でした(+_+)
凧の内部は映像として読み取れますので、可能な限り再現してみました。
かなり小さいので、完成しても見てもらえない可能性が大きいのですが、自己満足ですね(^_^;)
by どろぼうひげ (2013-04-26 19:51)
jedimaster さん、こんばんは(^^♪
今回は風船である事を表現してみたくて、自分なりに工夫した材料を使ってみました(^^)/
中身はカラッポで、膨らんでいる様に見えてくれれば最高に嬉しいのですが(^_^*)
今回はこんな製作方法を取りましたけど、あくまで一例に過ぎないと思います。
スクラッチの世界は深く、自分が考えてもいなかった材料や工法がまだまだたくさんあると思います(^_^;)
常に勉強ですねぇ(^^♪
by どろぼうひげ (2013-04-26 19:57)
おおっ!なんてデッカいタイヤキ
とパズーは思わなかったかなぁ(笑)
私は『アタマから』派ですが、どろぼうひげさんは?
by b-lunch (2013-04-27 15:32)
b-lunch さん、こんばんは(^^♪
レスが遅れてすみませんm(__)m
タイヤキですか~(^_^;)ボクはアタマ派ですかねぇ
そういえば一時期、カマンベールチーズが入ったタイヤキにハマっていました(^_^*)
by どろぼうひげ (2013-04-28 03:10)