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流れる電飾 [デコトラ「天下御免」 製作記]

残りの電飾を製作して、完成です(^^)/

荷台の下には、これまたランプが並んでいます。
こちらもファイバーで点灯させてみました(^^)/
サイドランプの加工.jpg
A キットのパーツはメッキされたステーにクリアーのレンズを接着します。
  メッキ面には接着剤が効きませんので、部分的にメッキを落として置きます。
B 荷台の下に取り付けました。
  黄色とオレンジがあり、ちゃんとインストで位置が指定されています。
  レンズの裏に穴を開け、0.5ミリの光ファイバーを通して、荷台の内部へと引き込んで
  行きました。
C ランプは左右で22個ありますが、内部で1箇所に集めてアルミパイプに通しました。
  パイプの反対側から、電球色のLEDで発光させています。
  昭和のランプですので、白色よりも電球色の方がこのトラックには似合います(^^♪

発光させた様子です。
サイドランプ発光.jpg
このランプは動かなくて、普通に光るだけですけど、ズラリと並んだ光も綺麗です(^_^*)
ファイバーによる発光ですので、光量が足りないかと心配でしたが、割としっかり光ってくれたので良かったです(^_^;)

続いて、荷台の天井に付いている流れる電飾の製作です(^^)/
天井電飾用PIC.jpg
天井には、前後左右にたくさんのランプが取り付けられており、5個単位で流れる様に光ります(^^♪
ランプは全部で233個ありますので、断面積から計算すると5本に分けたとしても内径3ミリのパイプでは収まりません。
5本単位の動きを2組作って、左右に分担させることにしました。
マイコンはピン数が多い16F88を使用して、天井のほぼ中央に配置しました。
基盤の裏にはアルミテープ(塗装したのでよく見えませんが)を貼り、LEDの光が透けてしまわないように対策しています。
コネクタは電源としてプラス・マイナスの他、ストップ信号のための線を追加した3Pです。

ランプに1本1本、ファイバーを通して行きます。
天井のランプにファイバー.jpg
A キットのパーツは電球の丸い部分もモールドされていますが、これを切り取って0.5ミリ
  の穴を開けて行きました。
  それを天井のパーツに接着してしまいます。
B 0.5ミリの光ファイバーの先端をライターで炙り、フニャフニャになったものを平面に押し
  当てて先端を潰します。
  ビーズに収まる部分をカッターでカンナかけをして曇らせ、光が横方向にも分散する様に
  工夫しています。
  2ミリのアクリルビーズに通して基部に固定し、天井側に開けた穴から内部へと引き込み
  ます。
  これを233個繰り返すので、途中で泣きそうになります(+_+)
C ファイバーは急角度で曲げて内部へと引き込まれるため、電球の基部に内側へ引っ張
  られる力が掛かります。
  そのままでは段々と倒れて行ってしまうので、10本に一度くらいの割合で0.25ミリの
  針金で天井にくくり付け、倒れてしまうのを押さえています。
  接着した程度では抑え切れない程の力が掛かるので、この加工は絶対に必要でした。
D ファイバーが、ほぼ片面終了したところです。
  計算通りものすごい量になるので、左右に分散させておいて正解でした(^^♪

ファイバーが終了したの図。
ファイバー終了.jpg
左右に分けたにも関わらず、取り回しの都合からまとめ切れない部分も出てきましたが、何とか全てのファイバーをまとめることが出来ました(^^♪
急激に曲げないように、ある程度ゆとりを持って振り分けています。
電球はビーズと変形させたファイバーですので、仕上がりはバッチイのですが、電球らしいディテールに仕上がりました(^^)/

天井パーツは密着するように工夫しています。
天井密着.jpg
天井のパーツは、メンテナンスを考慮して、取り外し可能にして置きます(^^♪
ただ乗せただけではスキマから光が漏れてしまいますので、磁石で引っぱり合う力で密着させました。
天井パーツ側には、シガーソケットからUSB電源を取るアダプタを分解した時に出る不要パーツを利用しています。
車体側は、プラ角棒に磁石を取り付けましたが、完全にくっついてしまわない位置にして、引っ張る力が常にある状態にしています(^^)/

最後に、細かいパーツを取り付けて行きます。
デコレーション.jpg
ひさしやホーンなど、触ると取れてしまいそうな細かいパーツを接着しました。
更に派手になりましたねー(^_^;)
タイヤとサイドカバー.jpg
A タイヤは、そのまま取り付けると綺麗過ぎておもちゃみたいになりそうです(+_+)
  フラットアースを遠目に軽く吹き付けて、砂埃で汚れた感じを加えました。
B 後輪は2本重ねたものが4組あるので、8本ものタイヤを使います。
C 荷台の下にはメッキのスカートが付きますので、そのためのステーを先に接着します。
  見えなくなってしまいますが、ここにある消火器がとてもよく出来ているんですよ(^_^*)
D スカートはメッキパーツにデカールを貼って表現しています。
  見た目はアレですけど、これが付くと足回りがスッキリしてカッコイイです(^_^*)

バックミラーを取り付けました。
キャブのデコ.jpg
バックミラーもメッキパーツですけど、接着面が小さいので、ちょっと触れただけでポロポロ外れます(+_+)
完成してから梱包用の箱を製作しましたが、このミラーと後部のカメラをどう保護するかで悩みました。
車模型を梱包している方々は、一体どうやって梱包しているのか聞きたいくらいです(^_^;)

リアにも細かいパーツを取り付けます。
リアのデコ.jpg
龍のレリーフはメッキパーツでしたが、メッキを落として再塗装しています。
ここだけキラキラしていると浮いてしまいますので(^_^;)
他のパーツも接着して、いよいよ完成形が見えてきました。

天井にある行灯を製作します。
天井の行灯.jpg
A 行灯は内部が空洞になる構造でしたので、表面をくり貫いてそのままチップLEDを
  内蔵させました(^^♪
  くり貫いた表面と同サイズのプラ板に、デカールを貼って光を透過させます。
B 行灯のLEDは、PIC基盤から電源を取りますが、5Vしか来ていないのでCRDを使わず
  抵抗で電流値を落としています。
C 点灯させてみたところです。
  相変わらず中央の光が強くなってしまいますが、ほぼ全体が光ってくれました(^^)/

電球に着色します。
電球に着色.jpg
電球はイエローのLEDで発光させてもイマイチ黄色っぽく見えなかったので、クリアーイエローで着色しました(^^)/
233個全ての電球を筆塗りしています。

点灯させてみました。
光漏れ.jpg
振り分けのミスも無く、無事に流れる電飾が完成しました(^^)/
でも、ランプの基部から天井までのファイバーも光ってしまっているので、上から見るとイマイチですね(-_-;)
そこで、余分な発光部分をブラックで筆塗りしたのですが、これが大失敗!(@_@;)
テンションの掛かっているファイバーは非常に脆くなっていて、ラッカー塗料の溶剤分でブツブツと切れてしまいました(+_+)
次の日点灯させてみて、断線している事に始めて気付いたのですが、あまりのショックで5分間程天を仰ぎましたねぇ(^_^;)
せっかく工作した233本のファイバーを全て取り払い、全てを配線し直しです(>_<)
今度は余計な部分が光っていても塗装せずにそのままにしました。
ちなみに、締め切り3日前の出来事でした(^_^;)徹夜だよー

さて、いよいよ完成となりました(^^)/
完成画像と電飾の動画は、別の記事としてアップしますね。
もうしばらくお付き合い下さいm(__)m

つづくナリよ

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コメント(10) 

コメント 10

フクイ

いやー目がくらむような作業の連続ですね
締め切り3日前にこのトラブル・・・心折れるわ
ホント電飾は不測の事態が多いですよね

この作品の凄さは直に見ないと伝わらないと思いますので、ぜひ沢山の方に見ていただきたいですね〜
by フクイ (2013-06-18 20:15) 

ちょうぎ

良かれと思って加えた一工程がとんでもないことに・・・
すごくわかります。
しかし、どろぼうひげさんの場合は工作がすごいだけに被害も尋常ではないですね(^^;
お疲れ様でした!
by ちょうぎ (2013-06-18 23:01) 

SOL

実は先日私もやらかしました( ̄▽ ̄;)
ファイバーを黒く塗ったらプチプチと・・・

静岡で聞いたのにだぜ?

5、6本でしたが凹みました

そんな数だったら・・・

メンタル回復に数日かかるなぁ~
by SOL (2013-06-19 04:13) 

ハルウミ

こんだけの数の配線をやり直したとか・・・
すごいとしか言いようがないです。
自分なら窓の外に投げてますw

カーモデルの梱包ですけど、自分の場合
左右のタイヤ部分と、屋根の何もない部分をエアクッションで抑えるようにしています。
前後への移動対策はタイヤのところに輪止め的なものを挟み込んでます。

by ハルウミ (2013-06-19 08:52) 

どろぼうひげ

フクイ さん、こんばんは(^^♪
翌日に切れまくっている事に気付いた時のショックといったら(+_+)
勉強にはなりましたが、何もこんな時に!って感じでした(^_^*)
ありがとうございますm(__)m
本当にたくさんの方に実物を見て頂きたい作品です(^^)/

by どろぼうひげ (2013-06-19 19:56) 

どろぼうひげ

ちょうぎ さん、こんばんは(^^♪
良かれと思って大失敗。模型のあるあるですね(^_^;)
結局全部やり直したので、ファイバーの先端つぶしは目をつむっていても出来る程上達しましたよ(^^♪
デコトラ以外じゃ使わないけどねっ!(>_<)ぎゃふん!

by どろぼうひげ (2013-06-19 19:59) 

どろぼうひげ

SOLさん、こんばんは(^^♪
あらら。やっちゃいましたか~(^_^;)
テンション掛かっていなければ普通に塗装できるのですがね(-_-;)
精神的にボロボロになりましたが、回復を待つ時間が無かったので、泣きながら作業しました(+_+)3日連続オールだぜっ

by どろぼうひげ (2013-06-19 20:02) 

どろぼうひげ

ハルウミ さん、こんばんは(^^♪
本気で窓の外に投げたくなりましたよ(^_^*)
そのままマカオに高飛びしたい感じ。
やはりカーモデルは梱包に苦労されているのですね(^_^;)
ボクも荷台を左右と上からクッション材で押さえる方法にしました。
前後も発砲スチロールで押さえて、箱の内部で完全に固定するしかありませんでした(^^♪

by どろぼうひげ (2013-06-19 20:07) 

金太郎

はじめまして!突然のメールで失礼します。どろぼうヒゲさんの動画を子供と一緒に楽しく拝見させて頂ています。私の子供は今小学4年生でデコトラが大好きでどろぼうヒゲさんが作った一番星にかなり興味があり、作りたいと前前から言っていました。
ですが昔と違いプラモデルもかなり高額になっているので中々買ってあげる事が出来なかったのですが
先日子供の誕生日に知り合いが一番星(北へ帰る)を
プレゼントしてくれました。早速どろぼうヒゲさんと同じように電飾もやりたいといいはじめました。ですが小学生の息子に難しすぎるので一緒に作ろうと言ってしまいました。ですが私自身プラモデルの電装はど素人な者でどろぼうヒゲさんの一番星の電飾の動画を何度もを見直しましたが電飾のやり方やLEDや光ファイバー等の部品を何を用意したら良いのか全くわかりません。
私も子供の頃からプラモデルは好きだったので
色々作りましたが電装は軽いものしかやった事がないので教えて頂けないでしょうか?子供の期待を裏切りたくないので、どうかよろしくお願いします。
始めましてで、この様なおねがいごとで申し訳ありません。
by 金太郎 (2024-08-08 18:21) 

どろぼうひげ

金太郎さん、こんばんは^^
それは是非叶えてあげたいですね
しかし、この作品はマイコンを使わないと動く光は作れませんし、光らせるだけでも多くの知識が必要です
たくさんの失敗と経験を重ねないと自力で製作するのは難しいでしょう
これはご自身で体験しないと身に付かない技術で、ここで質問/回答のやりとりをすれば出来るものではありません
まずは簡単なところからスタートして、少しずつ知識を付けていくのが一番の早道です
お子さんがもう少し大きくなったら、「電飾しましょっ!」で勉強されるのもよろしいかと思います
ご期待に添えられず、申し訳ございません

by どろぼうひげ (2024-08-25 00:29) 

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