サンダーバード3号 製作記 2 [TB博 3号 製作記]
しばらく間が空いてしまいましたが、サンダーバード3号の製作記 その2です。
ホビージャパン誌にダロルド、モデルグラフィック誌にバイパーMk.Ⅱを掲載して頂きましたが、サンダーバード3号の製作記が途中でしたので、こちらを先に記事にさせて頂きますm(__)m
お台場で開催されていたサンダーバード博は9月23日で終了し、延べ11万人の来場者と大盛況だったとの事です(^^)/
そんなにもたくさんの方に作品を見ていただけるなんて、大変ありがたい事ですね。
2週間で作った作品では失礼だったかも知れませんが、時間いっぱい一生懸命製作したつもりです(^_^;)
3号はまたどこかでお目に掛かるかもしれませんので、この製作記を思い出しながら見て頂ければと思います。
さて、確か、ラウンドハウスの製作の続きからでした(^_^;)←うろ覚え
窓枠は透明プラ板で製作しましたが、合わせ目には木製の仕切りがありますので追加しています。
2ミリのプラ板を13枚切り出し、ダークエッググリーンで塗装して貼り付けています。
幅が狭いので、そろえて一気に削り出す方法が使えず、ひとつひとつ製作する苦行でした(+_+)
四角の部分にある煙突は、スタイロフォームで製作しています。
A スタイロフォームで煙突の形を作ります。
壁に埋まっている部分は薄くなってしまうので、結局2分割にしました。
B マイナスドライバーで石積みらしく分割してから壁の補修剤を塗って、石の質感を加えて
います。
スタイロフォームのままでは、細かい気泡がたくさんあって石に見えないもので(^_^;)
C タンやブラウン系で塗装しました。
ラッカー系ですけど、スタイロフォームが溶けるという事はありません。
煙突内部には、フラットブラックをエアブラシで吹き付けました。
D 最後に、黒の色鉛筆を削って作った粉を目地に筆でこすり付けて、立体感を加えました。
更に白の粉をハイライトとしてこすり付け、トップコートして完成です。
なんとなーく、石に見えてくれればオッケーです(^^♪
ベースの表面には、パネルラインを加えました。
ラウンドハウスの位置を決め、中央の穴の位置をコンパスカッターで開口しました。
ここを3号が通り抜けて行くワケですね(^^♪
地面には四角のパネルをスジ彫りしました。
もうちょっと大きく作れば、周りのガケやヤシの木を追加する事が出来たのですが、今回は時間が無いので見送りました。
地面がパネルだけになってしまったのが、今回の製作で一番の心残りでしたねぇ(;一_一)
パネルはコンクリートの板を敷き詰めたような感じです。
劇中では微妙な色の違いも再現されていましたので、紙を組み合わせて四角の穴を作り、それをマスキングとして塗りワケました。
パネルが全部同じ大きさだったので使えたワザですね(^_^;)
穴の周辺には石が敷き詰められています。
3号が出てくる穴の周辺には、丸く石が敷き詰められています。
スタイロフォームを薄く切って丸く配置し、ドライバーの先で石の模様を付けてから、壁の補修剤を塗りました。
はみ出した補修剤は、歯ブラシでこすると簡単に落とせます(^_^;)
それらしく塗装して完成ですが、ここはほとんど見えない部分になりますので、思いっきり手抜きした部分です。
ベースを箱組みしました。
周りにプラ板を貼り付けて、ベースの完成です(^^♪
内部で3本の透明プラ棒を支えなくてはならないので、4センチの高さにしなくてはなりませんでした(+_+)
ちょっと壁の部分が大きくなるので、表面にヘアライン処理をして誤魔化してみましたけど、あんまり効果はありませんでしたね(^_^*)
すっごく不満が残るベースでしたが、そろそろ主役の3号を仕上げないとヤバかったので、ベースはこれで完成としました(>_<)
3号はとても良く検証されていますが、ちょっとディテールの足りない部分があったので追加しています。
A 2段目?の部分に、映像を参考にディテールを追加しました。
一度表面にペーパーを当てているので、削り取ってしまったディテールも再現しています。
B キットでは形が違うディテールもあったので、プラ板で作り直した部分もあります。
余程のマニアじゃないと気付かないと思いますが(^_^;)一応です。
C ドッキングリングの下には、姿勢制御なのかノズル型のディテールがあります。
キットでは省略されていたので、綿棒をライターの火であぶって伸ばし、ラッパ状の形を
作って接着しました。
D こちらのリングには、逆噴射用のノズルがあるのですが、中央を開口しました。
プロップでは開口されていませんので、キットが正しいのですが、穴があった方がそれら
しいと思ったので工作しています。
E 最下段の部分にも、映像を参考に四角チップを貼り付けました。
矢印部分にはドーナツ状のディテールがあるのですが、ここも伸ばし綿棒をカットしたもの
を貼り付けています。
3つのエンジンへと伸びるアームも手を入れました。
A キットでは、長丸のパーツを溝にハメていく事でヒダヒダを再現していますが、実際には
薄い板が巻きついたディテールとなっています。
まずは溝にプラ板を接着してツラいちにしました。
B 成型した状態です。
溝が全てなくなって、綺麗なゼブラ模様が浮き出てきました。
なお、ボクが使ったのはテストショットなので、成型色は黒です(^_^;)
C ここに、カットした銅箔を巻き付けてディテールを自作しました。
ほんのちょっとの事ですけど、これでプロップと同じ形状が再現されました。
D 塗装した状態です。
黒い部分はマスキングが面倒だったので筆塗りです(^_^;)
手間が掛かったワリには、あんまり目立たない改造ですけど、個人的には満足しました。
機体の塗装です。
機体は赤が若干強いオレンジですので、シャインレッドとイエローFS13538で調色しました。
明るいパネルは2:8、暗いパネルは4:6と、混合比を変えて塗り分けたのですが、ほとんど差がわかりませんね(^_^;)
更に、紙絆創膏で簡単なマスキングをして、フラットブラックを薄く吹き付けてパネルごとの色の違いを表現してみました。
実際のプロップでもこんな感じの塗装がされていましたので、真似してみた塗装です(^_^*)
噴射口は開口しました。
各部を塗り分けました。
A ドッキングリングは、下の部分はオレンジになるので塗り分けています。
エッジはホワイトなので注意が必要ですけど、上手くパーツ分割されていたので助かり
ました。
B エンジンも組み立て、合わせ目を消した後、塗り分けました。
噴射口は開口して、後程透明プラパイプを差し込める様にしておきます。
今回、LEDはエンジンの中では無く、透明プラ棒に仕込む事になります。
シルバーの部分も塗りワケました。
意外とシルバーの部分がたくさんありますので、チマチマと筆塗りです(^_^;)
放熱板も紫が入ったグレーで塗装して、下端をイエローで塗りワケました。
数が多いので、一気にマスキングして一気に吹く作業で効率アップです。
放熱板が付く部分は青で、しかも赤く細い線が入っています。
A まず、機体色で全体を塗装した後、赤になる部分をマスキングしました。
B ホワイトを下地に吹いてから、コバルトブルーを吹きます。
C マスキングを剥がすと、青と赤のストライプとなりました。
D 放熱板を取り付けて、ブロックの完成です(^^♪
3号って、オレンジだけだと思われがちですが、実に細かい塗りワケポイントがあるんですよね(^_^;)
スミ入れしました。
スミ入れは、エナメルのブラックとフラットアースで作ったこげ茶色です。
ブラックだけではハッキリしすぎてリアリティが無くなると思います。
特に、今回はオレンジ地なので、ブラウン系と相性が良く、上手くなじんでくれました(^^♪
デカールを貼りました。
デカールは透けも無く、薄くて良かったのですが、テストショットでしたので、自分で切り出す必要があります。
しかも、最後にトップコートしたらエッジがシワシワになって浮いてきてしまいました(+_+)
もちろん製品版では改良されていると思いますが、トップコートを水性にして、少しずつ何回も吹いて慎重に定着させました。
汚しを加えます。
ウエザリングマスターのススで汚しを加えました。
あんまり汚し過ぎると逆にリアルさが無くなるので、ほんの少し、ポイントを絞って書き加えています。
特に、サンダーバードメカは、汚しのリアリティと作り物らしさのバランスが特徴ですので、汚しすぎるのは厳禁です(^_^;)
プロップの画像をよーく見ながらサジ加減を調節しました。
さて、これでサンダーバード3号の完成です(^^♪
大きさも手頃でプロポーションも良く、現時点で最高の3号である事は間違いありません(^^)/
ボクはついこだわって、細かい部分に手を入れてしまいましたが、素組みで塗装するだけで充分にカッコイイ3号を手にする事ができます。
アオシマさん、良い仕事してますね(^^♪
さて、また長くなってしまったので、製作記はもう1回続きます(^_^;)
次回は電飾とベースを仕上げ、完成までをレポートする予定です。
よろしくお付き合い下さいm(__)m
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ホビージャパン誌にダロルド、モデルグラフィック誌にバイパーMk.Ⅱを掲載して頂きましたが、サンダーバード3号の製作記が途中でしたので、こちらを先に記事にさせて頂きますm(__)m
お台場で開催されていたサンダーバード博は9月23日で終了し、延べ11万人の来場者と大盛況だったとの事です(^^)/
そんなにもたくさんの方に作品を見ていただけるなんて、大変ありがたい事ですね。
2週間で作った作品では失礼だったかも知れませんが、時間いっぱい一生懸命製作したつもりです(^_^;)
3号はまたどこかでお目に掛かるかもしれませんので、この製作記を思い出しながら見て頂ければと思います。
さて、確か、ラウンドハウスの製作の続きからでした(^_^;)←うろ覚え
窓枠は透明プラ板で製作しましたが、合わせ目には木製の仕切りがありますので追加しています。
2ミリのプラ板を13枚切り出し、ダークエッググリーンで塗装して貼り付けています。
幅が狭いので、そろえて一気に削り出す方法が使えず、ひとつひとつ製作する苦行でした(+_+)
四角の部分にある煙突は、スタイロフォームで製作しています。
A スタイロフォームで煙突の形を作ります。
壁に埋まっている部分は薄くなってしまうので、結局2分割にしました。
B マイナスドライバーで石積みらしく分割してから壁の補修剤を塗って、石の質感を加えて
います。
スタイロフォームのままでは、細かい気泡がたくさんあって石に見えないもので(^_^;)
C タンやブラウン系で塗装しました。
ラッカー系ですけど、スタイロフォームが溶けるという事はありません。
煙突内部には、フラットブラックをエアブラシで吹き付けました。
D 最後に、黒の色鉛筆を削って作った粉を目地に筆でこすり付けて、立体感を加えました。
更に白の粉をハイライトとしてこすり付け、トップコートして完成です。
なんとなーく、石に見えてくれればオッケーです(^^♪
ベースの表面には、パネルラインを加えました。
ラウンドハウスの位置を決め、中央の穴の位置をコンパスカッターで開口しました。
ここを3号が通り抜けて行くワケですね(^^♪
地面には四角のパネルをスジ彫りしました。
もうちょっと大きく作れば、周りのガケやヤシの木を追加する事が出来たのですが、今回は時間が無いので見送りました。
地面がパネルだけになってしまったのが、今回の製作で一番の心残りでしたねぇ(;一_一)
パネルはコンクリートの板を敷き詰めたような感じです。
劇中では微妙な色の違いも再現されていましたので、紙を組み合わせて四角の穴を作り、それをマスキングとして塗りワケました。
パネルが全部同じ大きさだったので使えたワザですね(^_^;)
穴の周辺には石が敷き詰められています。
3号が出てくる穴の周辺には、丸く石が敷き詰められています。
スタイロフォームを薄く切って丸く配置し、ドライバーの先で石の模様を付けてから、壁の補修剤を塗りました。
はみ出した補修剤は、歯ブラシでこすると簡単に落とせます(^_^;)
それらしく塗装して完成ですが、ここはほとんど見えない部分になりますので、思いっきり手抜きした部分です。
ベースを箱組みしました。
周りにプラ板を貼り付けて、ベースの完成です(^^♪
内部で3本の透明プラ棒を支えなくてはならないので、4センチの高さにしなくてはなりませんでした(+_+)
ちょっと壁の部分が大きくなるので、表面にヘアライン処理をして誤魔化してみましたけど、あんまり効果はありませんでしたね(^_^*)
すっごく不満が残るベースでしたが、そろそろ主役の3号を仕上げないとヤバかったので、ベースはこれで完成としました(>_<)
3号はとても良く検証されていますが、ちょっとディテールの足りない部分があったので追加しています。
A 2段目?の部分に、映像を参考にディテールを追加しました。
一度表面にペーパーを当てているので、削り取ってしまったディテールも再現しています。
B キットでは形が違うディテールもあったので、プラ板で作り直した部分もあります。
余程のマニアじゃないと気付かないと思いますが(^_^;)一応です。
C ドッキングリングの下には、姿勢制御なのかノズル型のディテールがあります。
キットでは省略されていたので、綿棒をライターの火であぶって伸ばし、ラッパ状の形を
作って接着しました。
D こちらのリングには、逆噴射用のノズルがあるのですが、中央を開口しました。
プロップでは開口されていませんので、キットが正しいのですが、穴があった方がそれら
しいと思ったので工作しています。
E 最下段の部分にも、映像を参考に四角チップを貼り付けました。
矢印部分にはドーナツ状のディテールがあるのですが、ここも伸ばし綿棒をカットしたもの
を貼り付けています。
3つのエンジンへと伸びるアームも手を入れました。
A キットでは、長丸のパーツを溝にハメていく事でヒダヒダを再現していますが、実際には
薄い板が巻きついたディテールとなっています。
まずは溝にプラ板を接着してツラいちにしました。
B 成型した状態です。
溝が全てなくなって、綺麗なゼブラ模様が浮き出てきました。
なお、ボクが使ったのはテストショットなので、成型色は黒です(^_^;)
C ここに、カットした銅箔を巻き付けてディテールを自作しました。
ほんのちょっとの事ですけど、これでプロップと同じ形状が再現されました。
D 塗装した状態です。
黒い部分はマスキングが面倒だったので筆塗りです(^_^;)
手間が掛かったワリには、あんまり目立たない改造ですけど、個人的には満足しました。
機体の塗装です。
機体は赤が若干強いオレンジですので、シャインレッドとイエローFS13538で調色しました。
明るいパネルは2:8、暗いパネルは4:6と、混合比を変えて塗り分けたのですが、ほとんど差がわかりませんね(^_^;)
更に、紙絆創膏で簡単なマスキングをして、フラットブラックを薄く吹き付けてパネルごとの色の違いを表現してみました。
実際のプロップでもこんな感じの塗装がされていましたので、真似してみた塗装です(^_^*)
噴射口は開口しました。
各部を塗り分けました。
A ドッキングリングは、下の部分はオレンジになるので塗り分けています。
エッジはホワイトなので注意が必要ですけど、上手くパーツ分割されていたので助かり
ました。
B エンジンも組み立て、合わせ目を消した後、塗り分けました。
噴射口は開口して、後程透明プラパイプを差し込める様にしておきます。
今回、LEDはエンジンの中では無く、透明プラ棒に仕込む事になります。
シルバーの部分も塗りワケました。
意外とシルバーの部分がたくさんありますので、チマチマと筆塗りです(^_^;)
放熱板も紫が入ったグレーで塗装して、下端をイエローで塗りワケました。
数が多いので、一気にマスキングして一気に吹く作業で効率アップです。
放熱板が付く部分は青で、しかも赤く細い線が入っています。
A まず、機体色で全体を塗装した後、赤になる部分をマスキングしました。
B ホワイトを下地に吹いてから、コバルトブルーを吹きます。
C マスキングを剥がすと、青と赤のストライプとなりました。
D 放熱板を取り付けて、ブロックの完成です(^^♪
3号って、オレンジだけだと思われがちですが、実に細かい塗りワケポイントがあるんですよね(^_^;)
スミ入れしました。
スミ入れは、エナメルのブラックとフラットアースで作ったこげ茶色です。
ブラックだけではハッキリしすぎてリアリティが無くなると思います。
特に、今回はオレンジ地なので、ブラウン系と相性が良く、上手くなじんでくれました(^^♪
デカールを貼りました。
デカールは透けも無く、薄くて良かったのですが、テストショットでしたので、自分で切り出す必要があります。
しかも、最後にトップコートしたらエッジがシワシワになって浮いてきてしまいました(+_+)
もちろん製品版では改良されていると思いますが、トップコートを水性にして、少しずつ何回も吹いて慎重に定着させました。
汚しを加えます。
ウエザリングマスターのススで汚しを加えました。
あんまり汚し過ぎると逆にリアルさが無くなるので、ほんの少し、ポイントを絞って書き加えています。
特に、サンダーバードメカは、汚しのリアリティと作り物らしさのバランスが特徴ですので、汚しすぎるのは厳禁です(^_^;)
プロップの画像をよーく見ながらサジ加減を調節しました。
さて、これでサンダーバード3号の完成です(^^♪
大きさも手頃でプロポーションも良く、現時点で最高の3号である事は間違いありません(^^)/
ボクはついこだわって、細かい部分に手を入れてしまいましたが、素組みで塗装するだけで充分にカッコイイ3号を手にする事ができます。
アオシマさん、良い仕事してますね(^^♪
さて、また長くなってしまったので、製作記はもう1回続きます(^_^;)
次回は電飾とベースを仕上げ、完成までをレポートする予定です。
よろしくお付き合い下さいm(__)m
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2013-09-29 23:35
コメント(2)
3号好きの私には気になる3本アームのディテールとお腹の放熱板?の色の塗り分けが完璧に再現されているのでニンマリしてしまいました!!
細かい追加メカも「そうそう!」的で流石の観察力には脱帽です!
このサイズの3号では究極の作品ではないでしょうか?
by SOL (2013-09-30 13:00)
SOL さん、こんばんは(^^♪
おぉっ!わかる方にはわかるんですね(^_^;)よかった
完全再現とは行きませんけど、とりあえず映像で確認できるディテールは追加したつもりです(^^♪
あんまり脚光を浴びるメカではありませんけど、こうして作ってみると愛着が湧きますね!
ありがとうごさいます(^^)/
by どろぼうひげ (2013-09-30 20:01)