Galactica 製作記 1 [Battlestar Galactica 製作記]
ご無沙汰していますm(__)m
今日から数回に渡って、ModelGraphix 2014.01 No.350 に掲載して頂いた、BattleStar Galacticaの製作記を連載したいと思います(^^)/
まだ書店で手に入ると思いますので、誌面と合わせてお楽しみ頂ければと思います(^^♪
今月はファインモールド製の1/72三菱九試単座戦闘機付きとなっていますので、風立ちぬのファンの方にもお楽しみ頂けるスペシャル版となっていますよ(^^)/
よろしくお願いしまーす(^^♪
さて、今回製作したのはリメイク版のギャラクティカとなります。
オリジナルTV版のギャラクティカの設定を踏まえつつ、新たな解釈が加えられて登場人物やメカニックも一新されています。
特に、人間の心の葛藤や勇気・弱さにスポットが当てられていて、メカやテクノロジーよりもヒューマンなドラマに仕上がっています。
もちろん、CGを駆使したリアリティー溢れるメカニックも魅力的で、先日掲載して頂いたViper Mk.Ⅱや今回のGalactica等、初めて見る方にもきっと満足していただける迫力のバトルシーンも満載です。
機会があったら、ぜひ一度ご覧下さいね(^^)/
キットはメビウスさんから発売中のものです。
1/4105という中途半端なスケールですが、完成すると30センチくらいの大きさになり、手応えは充分です。
劇中のCGデータから立体化されているので、プロポーションも問題ありません。
旧モノグラム製のようなガッカリ感は無いです(^_^*)
とても良く出来たキットなのですが、成型の都合からちょっと残念なディテールとなっている部分があります。
ここは船首の上側になるパーツですけど、抜きの関係で垂直方向に段差が無くなっている部分が目立ちます(+_+)
本来はフレームの上に装甲が貼り付けられているので、この段差は非常に不自然です。
船首は顔となる部分ですから、ここは組み立てやすさよりも、別パーツ化して欲しかったですねぇ(;一_一)
しゃーないので、モールドを全て削り落とします。
フレームと装甲を根こそぎ削り取ってしまいました(^_^*)
一部穴が開いてしまいましたが、それでも平面を優先して削り取っています。
船首には一部、パネルラインが省略されていましたので、スジ彫りを加えて置きました。
今度はフレームを再現して行きます。
0.5ミリのプラ板を細切りにしたものを、元々あった位置に貼り付けて行きました。
横方向のフレームも再現して装甲の下のフレームを全て再現してあげます。
手間はかかりますが、キットの状態よりも細かいディテールとなりますので、それなりに効果的な工作だと思います。
更に、装甲を貼り付けてリメイク終了です。
装甲は0.3mmのプラ板を貼り付けて、フレームの上に乗っている状態に仕上げています。
下にスキマがある事が重要で、だいぶ劇中の様子に近付いてくれたと思います(^^♪
プラペーパーの細切りでディテールも追加してみましたけど、0.14ミリのペーパーでは表現不足でした。
後程0.3ミリプラ板や伸ばしランナーなどで、更にディテールを加える事になります。
船首にはサンドイッチされた居住区と思われる階層がありますが、ここはちょっとオリジナルなディテールを加えました。
ここは小さな光点がたくさんあるのですが、今回は構造的な問題から電飾をあきらめます(^_^;)
少しでも説得力を出したかったので、階層にプラ板で変化を付けて見ました。
そのため、ちょっと大袈裟な変化を加えています(^_^;)
キットを仮組みしてみると、船首が上がっている事に気付きます。
そのままでは上を向いてしまうので、船首のつなぎ目にプラ板を挟み、水平になる様に調整しました。
追加したプラ板はテキトーな段差を付けて、デイテールの一部に見える様にしてみましたが、ちょっと不自然ですね(^_^;)
もうちょっと上手くディテールを作れば良かったかと思います。
船体の方も、抜きの関係でパネルが一体化していますので加工してみました。
A キットの元の状態です。
フレームと装甲が繋がってしまっているので、メカニック感が半減です(+_+)
こうなるとさすがに塗装ではカバー出来ないので、ここは彫り込んでみる事にしました。
B まず、装甲とフレームの間に切り込みを入れます。
0.3ミリのチゼルで直線的な溝を彫りました。
C 装甲の分、段差を作るため0.1ミリほど削り取りました。
D フレームの溝を彫り込んで行きます。
幸い、キットのプラが厚いので、彫り込んでも裏に抜けてしまう事はありません。
精密ドライバーのマイナスを使って、カンナかけの要領で削っていきました。
ドライバーの先はフレームの幅に合わせ、先端も削って平ノミの様に加工しています。
100円ショップのものを使って、この加工のためだけに自作しました(^_^;)
加工前後の比較です。
キットの元パーツでは横のフレームが装甲と一体化していて不自然でしたが、削り込んだ事でリアルなディテールとなりました(^^♪
このフレームと装甲の組み合わせは、ギャラクティカの特徴ともいえるポイントですので、手間を掛けて加工した甲斐があったと思います。
船体中央のカタパルトが収納される部分には、ディテールを追加しました。
このくぼみは、ハイパードライブ時にカタパルトが収納される部分なのですが、なぜかここにはディテールが一切入っていませんでした(+_+)
劇中では赤い照明で照らされる部分であり、どうしても目が行く部分です。
プラ板やテキトーな厳選したジャンクパーツで、ディテールを加えてみました(^_^*)
収納されるときに邪魔になってはイケナイので、あまり高さの無いパーツ構成にしてあります。
さて、だいぶ長くなってきたので、この辺で一旦区切りますね(^_^;)
ギャラクティカの製作記は数回に渡って連載させて頂きますが、ちょっと今は立て込んでおりまして、不定期な更新となりそうです。
インターバルのある製作記となってしまいそうですけど、誌面と合わせてお楽しみ頂ければ幸いですm(__)m
つづくのら~
現在、2つのブログランキングへ参加しています。
1日1回、応援のワンクリックをぜひお願いしますm(__)m
今日から数回に渡って、ModelGraphix 2014.01 No.350 に掲載して頂いた、BattleStar Galacticaの製作記を連載したいと思います(^^)/
まだ書店で手に入ると思いますので、誌面と合わせてお楽しみ頂ければと思います(^^♪
今月はファインモールド製の1/72三菱九試単座戦闘機付きとなっていますので、風立ちぬのファンの方にもお楽しみ頂けるスペシャル版となっていますよ(^^)/
よろしくお願いしまーす(^^♪
さて、今回製作したのはリメイク版のギャラクティカとなります。
オリジナルTV版のギャラクティカの設定を踏まえつつ、新たな解釈が加えられて登場人物やメカニックも一新されています。
特に、人間の心の葛藤や勇気・弱さにスポットが当てられていて、メカやテクノロジーよりもヒューマンなドラマに仕上がっています。
もちろん、CGを駆使したリアリティー溢れるメカニックも魅力的で、先日掲載して頂いたViper Mk.Ⅱや今回のGalactica等、初めて見る方にもきっと満足していただける迫力のバトルシーンも満載です。
機会があったら、ぜひ一度ご覧下さいね(^^)/
キットはメビウスさんから発売中のものです。
1/4105という中途半端なスケールですが、完成すると30センチくらいの大きさになり、手応えは充分です。
劇中のCGデータから立体化されているので、プロポーションも問題ありません。
旧モノグラム製のようなガッカリ感は無いです(^_^*)
とても良く出来たキットなのですが、成型の都合からちょっと残念なディテールとなっている部分があります。
ここは船首の上側になるパーツですけど、抜きの関係で垂直方向に段差が無くなっている部分が目立ちます(+_+)
本来はフレームの上に装甲が貼り付けられているので、この段差は非常に不自然です。
船首は顔となる部分ですから、ここは組み立てやすさよりも、別パーツ化して欲しかったですねぇ(;一_一)
しゃーないので、モールドを全て削り落とします。
フレームと装甲を根こそぎ削り取ってしまいました(^_^*)
一部穴が開いてしまいましたが、それでも平面を優先して削り取っています。
船首には一部、パネルラインが省略されていましたので、スジ彫りを加えて置きました。
今度はフレームを再現して行きます。
0.5ミリのプラ板を細切りにしたものを、元々あった位置に貼り付けて行きました。
横方向のフレームも再現して装甲の下のフレームを全て再現してあげます。
手間はかかりますが、キットの状態よりも細かいディテールとなりますので、それなりに効果的な工作だと思います。
更に、装甲を貼り付けてリメイク終了です。
装甲は0.3mmのプラ板を貼り付けて、フレームの上に乗っている状態に仕上げています。
下にスキマがある事が重要で、だいぶ劇中の様子に近付いてくれたと思います(^^♪
プラペーパーの細切りでディテールも追加してみましたけど、0.14ミリのペーパーでは表現不足でした。
後程0.3ミリプラ板や伸ばしランナーなどで、更にディテールを加える事になります。
船首にはサンドイッチされた居住区と思われる階層がありますが、ここはちょっとオリジナルなディテールを加えました。
ここは小さな光点がたくさんあるのですが、今回は構造的な問題から電飾をあきらめます(^_^;)
少しでも説得力を出したかったので、階層にプラ板で変化を付けて見ました。
そのため、ちょっと大袈裟な変化を加えています(^_^;)
キットを仮組みしてみると、船首が上がっている事に気付きます。
そのままでは上を向いてしまうので、船首のつなぎ目にプラ板を挟み、水平になる様に調整しました。
追加したプラ板はテキトーな段差を付けて、デイテールの一部に見える様にしてみましたが、ちょっと不自然ですね(^_^;)
もうちょっと上手くディテールを作れば良かったかと思います。
船体の方も、抜きの関係でパネルが一体化していますので加工してみました。
A キットの元の状態です。
フレームと装甲が繋がってしまっているので、メカニック感が半減です(+_+)
こうなるとさすがに塗装ではカバー出来ないので、ここは彫り込んでみる事にしました。
B まず、装甲とフレームの間に切り込みを入れます。
0.3ミリのチゼルで直線的な溝を彫りました。
C 装甲の分、段差を作るため0.1ミリほど削り取りました。
D フレームの溝を彫り込んで行きます。
幸い、キットのプラが厚いので、彫り込んでも裏に抜けてしまう事はありません。
精密ドライバーのマイナスを使って、カンナかけの要領で削っていきました。
ドライバーの先はフレームの幅に合わせ、先端も削って平ノミの様に加工しています。
100円ショップのものを使って、この加工のためだけに自作しました(^_^;)
加工前後の比較です。
キットの元パーツでは横のフレームが装甲と一体化していて不自然でしたが、削り込んだ事でリアルなディテールとなりました(^^♪
このフレームと装甲の組み合わせは、ギャラクティカの特徴ともいえるポイントですので、手間を掛けて加工した甲斐があったと思います。
船体中央のカタパルトが収納される部分には、ディテールを追加しました。
このくぼみは、ハイパードライブ時にカタパルトが収納される部分なのですが、なぜかここにはディテールが一切入っていませんでした(+_+)
劇中では赤い照明で照らされる部分であり、どうしても目が行く部分です。
プラ板や
収納されるときに邪魔になってはイケナイので、あまり高さの無いパーツ構成にしてあります。
さて、だいぶ長くなってきたので、この辺で一旦区切りますね(^_^;)
ギャラクティカの製作記は数回に渡って連載させて頂きますが、ちょっと今は立て込んでおりまして、不定期な更新となりそうです。
インターバルのある製作記となってしまいそうですけど、誌面と合わせてお楽しみ頂ければ幸いですm(__)m
つづくのら~
現在、2つのブログランキングへ参加しています。
1日1回、応援のワンクリックをぜひお願いしますm(__)m
2013-12-04 22:00
コメント(2)
まずはモデグラ掲載おめでとうございます!
どろぼうひげさんの作例が紙面で拝見できるんですね。
本屋さんで探してみなくっちゃ(´艸`*)
もともとあったモールドをこんなに削り落として作り直すなんて
手間のかかる作業だったでしょう・・・
制作記、楽しみにしていますね~♪
by ぴあにしも (2013-12-07 18:13)
ぴあにしもさん、こんばんは(^^♪
ありがとうございますm(__)m
今月はキット付きで、価格がいつもよりちょっと高いので、強くオススメ出来ないのが辛いところです(^_^;)
モールド全撤去は手間が掛かりましたけど、それなりの効果が出たと思いますので、やって良かったと思います(^^♪
製作記もよろしくお願いしますね(^^)/
by どろぼうひげ (2013-12-08 21:56)