Galactica 製作記 2 カタパルト [Battlestar Galactica 製作記]
製作記2回目は、カタパルトの製作です。
今月のModelGraphix誌に掲載して頂いているGalactica、今回はカタパルトの製作です。
まずは船首と同様に、抜きの関係でフレームが消えてしまっている部分を再現して置きます。

ここも自作のノミを使って、フレームを削り取り、プラ板で作りなおしました。
他の部分も作り直した方が良かったと思うのですが、製作時間があまり無かったので見送りです(^_^;)
もし、この製作記を参考に製作される方がいたら、ぜひ挑戦して頂きたいです(^^♪←他力本願
カタパルトの内部も、ちょっとだけ自作しました。

内部はキットのままでは筒抜けになっていて、何も無い状態です。
ここは覗きたくなるポイントですので、入り口と出口の周辺にのみ、ちょっとしたフレーム状の柱を付けました。
開口部が狭いので、どうせ奥までは見えないと思ったので、入り口付近だけに留めています。
後ろ側の着艦側は、装甲が一体モールドされていましたので、手を入れてみました。

ここは誘導灯も点いて目立つポイントなのに、装甲が一体成型されていてイマイチです。
モールドを一度削り取って、フレームと装甲を作り直してみました。
ちょっとした部分ですけど、ルックスが大きく変わってくれたと思います(^^♪
右側のカタパルトは、閉鎖されています。

カタパルトは左右にありますが、ギャラクティカは退艦寸前の空母だったので、博物館になる事が決定しており、右側のカタパルトは閉鎖されています。
A 1/700艦船用エッチングパーツから、カタパルトの部分を切り出して利用しました。
B 格子の合いを見ながら、必要な大きさになる様に切り出して接着して行きます。
C 開口部に収まる様に切り出して貼り付け、封鎖された格子を再現してみました。
格子の模様が実物とはちょっと違っているのですが、アフターパーツとして販売されているエッチングパーツでも形状が違っており、ここはちょっと遊んでみた部分です(^_^*)
表面にはちょっとだけディテールを追加しています。

伸ばしランナーやプラペーパーでモールドを貼り付けてみました。
でも、プラペーパーでは立体感が乏しく、後になって0.3ミリのプラチップを追加する事になります(^_^;)
後部の着艦口には、誘導灯が動きながら点滅していますので、これはぜひ再現してみたいです。

A カタパルト先端にファイバーを通すための溝を彫りました。
ラインチゼルで彫り、0.25ミリのファイバーをエポパテで埋めています。
B 動く点滅には、PICマイコン12F675を使いました。
5個のLEDを、順番に点灯させるプログラムを書き込んでいます。
チップはリューターで裏側を削り、出来るだけ高さを低くして滑走路下に設置しました。
LEDの保護抵抗も高さがあって収まらないので、リューターで削っています。
そのため抵抗値が変わりますが、LEDの保護としては充分な抵抗値に収まっています。
C 横が光るタイプのチップLEDに熱収縮チューブを被せ、遮光したものにファイバーを
差し込んでいます。
もうちょっと先端を長く出来ればファイバーを光る面にピッタリ当てられるのですが、
スペースが足りなくて短くなっています。
それでも充分な光量で光ってくれたので、結果オーライです(^_^;)
なお、配線には、0.2ミリのポリウレタン線を使っています。

床下はあまりスペースが無いのですが、何とかPICを収めることが出来ました。
ファイバーを船体まで引き伸ばして船体内部にLEDを置けば楽なのですが、カタパルト部分に回路を集中させたおがげで電源を供給するだけで済みます。
ユニット毎に完結させて置くのは、組み立てやすさだけでなくトラブルを防ぐ事にもつながりますので、いつも心掛けている工作手順です(^_^*)
天井に照明を入れました。

覗いてみると真っ暗で、せっかく貼った滑走路のデカールも全然見えませんので、内部に照明を入れました。
といっても、チップLEDを3個天井に貼り付けただけです(^_^*)
赤四角の様に照明が点灯して「わーい」なのですが、これでは明る過ぎて劇中のボワーッとした感じになりません。
チップLEDにブラックを薄く吹き付けて、照明が点灯しているのかな?程度まで光量を落としました。
明るく点灯していた方が、模型としては見映えがするのですが、ここは劇中の光量に合わせた格好です。
船名のライトアップも電飾しています。

カタパルトの前方にはGALACTICAの船名がライトアップされていてカッコイイですよね。
ここはぜひとも電飾したいポイントなのですが、劇中のライトはとても小さくてLEDでは大きすぎです(+_+)
ファイバーを使ってみたら光量が足りなくてダメダメでしたので、仕方無くチップLEDを取り付けました。
使ったLEDは1608という極小タイプの白色ですけど、これでも全然大きいです。
A チップLEDにポリウレタン線をハンダ付けして、船名の上に開けた穴から配線を逃が
して取り付けています。
B LEDをプラ板などで覆ってしまうと、それだけで更に大きくなってしまいますので、
エポパテでフード状の形を作りました。
C 点灯させながらブラックで塗装して、具合を見ながら遮光しています。
簡単な図を書いてみましたが、LEDはナナメ下向きに取り付けてあり、出来るだけ光が
直接見えないようにしています。
一番照らしてくれる角度では、LEDの光が強すぎて船名が見えなくなってしまうため、
このような角度を付けて反射光になる様に取り付けています。
誌面のP131やP132の写真では光が飛んでしまって、船名が見えないのですが、
実際に肉眼で見た時はP133の「3」や「4」の様に綺麗に船名が確認出来ます。
ちなみに、これはカメラマンのせいでは無く、どうしても光が飛んでしまうんです(+_+)
配線はアームの中を通し、本体へと引き込みました。

前のアームから電源ラインを直接引いて、天井照明と船名ライトに使っています。
後ろのアームからはPIC用に5Vの電源を引き込みました。
右側のカタパルトには誘導灯が無いので、前のアームから電源を引き込んだだけになります。
完成した状態の画像です。

誘導灯は小さくて、ヘタすると気付かれない程度の点滅なのですが、小さな光がピコピコと動くのは見ていて楽しいです(^^♪
この楽しさを味わうために苦労してでも電飾を仕込んでしまうんですよね(^_^;)
実際の動きは動画でお伝えしたいところですが、ちょっと動画を作成している時間がありませんので、今回は画像だけでご容赦下さいm(__)m
何かの展示会の時にでも、実物を見て頂ければ幸いです(^^)/
つづくんだってばよ
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今月のModelGraphix誌に掲載して頂いているGalactica、今回はカタパルトの製作です。
まずは船首と同様に、抜きの関係でフレームが消えてしまっている部分を再現して置きます。

ここも自作のノミを使って、フレームを削り取り、プラ板で作りなおしました。
他の部分も作り直した方が良かったと思うのですが、製作時間があまり無かったので見送りです(^_^;)
もし、この製作記を参考に製作される方がいたら、ぜひ挑戦して頂きたいです(^^♪←他力本願
カタパルトの内部も、ちょっとだけ自作しました。

内部はキットのままでは筒抜けになっていて、何も無い状態です。
ここは覗きたくなるポイントですので、入り口と出口の周辺にのみ、ちょっとしたフレーム状の柱を付けました。
開口部が狭いので、どうせ奥までは見えないと思ったので、入り口付近だけに留めています。
後ろ側の着艦側は、装甲が一体モールドされていましたので、手を入れてみました。

ここは誘導灯も点いて目立つポイントなのに、装甲が一体成型されていてイマイチです。
モールドを一度削り取って、フレームと装甲を作り直してみました。
ちょっとした部分ですけど、ルックスが大きく変わってくれたと思います(^^♪
右側のカタパルトは、閉鎖されています。

カタパルトは左右にありますが、ギャラクティカは退艦寸前の空母だったので、博物館になる事が決定しており、右側のカタパルトは閉鎖されています。
A 1/700艦船用エッチングパーツから、カタパルトの部分を切り出して利用しました。
B 格子の合いを見ながら、必要な大きさになる様に切り出して接着して行きます。
C 開口部に収まる様に切り出して貼り付け、封鎖された格子を再現してみました。
格子の模様が実物とはちょっと違っているのですが、アフターパーツとして販売されているエッチングパーツでも形状が違っており、ここはちょっと遊んでみた部分です(^_^*)
表面にはちょっとだけディテールを追加しています。

伸ばしランナーやプラペーパーでモールドを貼り付けてみました。
でも、プラペーパーでは立体感が乏しく、後になって0.3ミリのプラチップを追加する事になります(^_^;)
後部の着艦口には、誘導灯が動きながら点滅していますので、これはぜひ再現してみたいです。

A カタパルト先端にファイバーを通すための溝を彫りました。
ラインチゼルで彫り、0.25ミリのファイバーをエポパテで埋めています。
B 動く点滅には、PICマイコン12F675を使いました。
5個のLEDを、順番に点灯させるプログラムを書き込んでいます。
チップはリューターで裏側を削り、出来るだけ高さを低くして滑走路下に設置しました。
LEDの保護抵抗も高さがあって収まらないので、リューターで削っています。
そのため抵抗値が変わりますが、LEDの保護としては充分な抵抗値に収まっています。
C 横が光るタイプのチップLEDに熱収縮チューブを被せ、遮光したものにファイバーを
差し込んでいます。
もうちょっと先端を長く出来ればファイバーを光る面にピッタリ当てられるのですが、
スペースが足りなくて短くなっています。
それでも充分な光量で光ってくれたので、結果オーライです(^_^;)
なお、配線には、0.2ミリのポリウレタン線を使っています。

床下はあまりスペースが無いのですが、何とかPICを収めることが出来ました。
ファイバーを船体まで引き伸ばして船体内部にLEDを置けば楽なのですが、カタパルト部分に回路を集中させたおがげで電源を供給するだけで済みます。
ユニット毎に完結させて置くのは、組み立てやすさだけでなくトラブルを防ぐ事にもつながりますので、いつも心掛けている工作手順です(^_^*)
天井に照明を入れました。

覗いてみると真っ暗で、せっかく貼った滑走路のデカールも全然見えませんので、内部に照明を入れました。
といっても、チップLEDを3個天井に貼り付けただけです(^_^*)
赤四角の様に照明が点灯して「わーい」なのですが、これでは明る過ぎて劇中のボワーッとした感じになりません。
チップLEDにブラックを薄く吹き付けて、照明が点灯しているのかな?程度まで光量を落としました。
明るく点灯していた方が、模型としては見映えがするのですが、ここは劇中の光量に合わせた格好です。
船名のライトアップも電飾しています。

カタパルトの前方にはGALACTICAの船名がライトアップされていてカッコイイですよね。
ここはぜひとも電飾したいポイントなのですが、劇中のライトはとても小さくてLEDでは大きすぎです(+_+)
ファイバーを使ってみたら光量が足りなくてダメダメでしたので、仕方無くチップLEDを取り付けました。
使ったLEDは1608という極小タイプの白色ですけど、これでも全然大きいです。
A チップLEDにポリウレタン線をハンダ付けして、船名の上に開けた穴から配線を逃が
して取り付けています。
B LEDをプラ板などで覆ってしまうと、それだけで更に大きくなってしまいますので、
エポパテでフード状の形を作りました。
C 点灯させながらブラックで塗装して、具合を見ながら遮光しています。
簡単な図を書いてみましたが、LEDはナナメ下向きに取り付けてあり、出来るだけ光が
直接見えないようにしています。
一番照らしてくれる角度では、LEDの光が強すぎて船名が見えなくなってしまうため、
このような角度を付けて反射光になる様に取り付けています。
誌面のP131やP132の写真では光が飛んでしまって、船名が見えないのですが、
実際に肉眼で見た時はP133の「3」や「4」の様に綺麗に船名が確認出来ます。
ちなみに、これはカメラマンのせいでは無く、どうしても光が飛んでしまうんです(+_+)
配線はアームの中を通し、本体へと引き込みました。

前のアームから電源ラインを直接引いて、天井照明と船名ライトに使っています。
後ろのアームからはPIC用に5Vの電源を引き込みました。
右側のカタパルトには誘導灯が無いので、前のアームから電源を引き込んだだけになります。
完成した状態の画像です。

誘導灯は小さくて、ヘタすると気付かれない程度の点滅なのですが、小さな光がピコピコと動くのは見ていて楽しいです(^^♪
この楽しさを味わうために苦労してでも電飾を仕込んでしまうんですよね(^_^;)
実際の動きは動画でお伝えしたいところですが、ちょっと動画を作成している時間がありませんので、今回は画像だけでご容赦下さいm(__)m
何かの展示会の時にでも、実物を見て頂ければ幸いです(^^)/
つづくんだってばよ
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2013-12-08 23:22
コメント(8)
素晴らしい!やはり、実物が見たいですよ。
よいこにして待ってますから、動画をつくってください。
by tsukudados (2013-12-08 23:35)
tsukudados さん、こんばんは(^^♪
ありがとうございますm(__)m
よいこのお願いでは断れませんね(^_^*)クリスマスも近いし
もうちょっとお時間を下さい!動画を作ってみますね(^^♪
by どろぼうひげ (2013-12-09 23:40)
やっと手に入りました!!MG誌。
近くで売ってなかったんですよ。
毎回電池の大きさを見てから、ヤベッ。こんなにちっこいの?
といつも騙されます。
ところで、チップLEDはなにで取り付けているんですか?
僕は黒い瞬着でつけようとしたら大失敗。
せっかく作ったLED3つもだめにしちゃいました。
なにとぞご指導ください。
by tezno (2013-12-10 21:23)
tezno さん、こんばんは(^^♪
お買い上げ、ありがとうございます(^^)/
電池と一緒に写っている写真が掲載されているので、大きさを実感して頂けると思います。
大きく見えてくれればモデラー冥利に尽きますです(^^♪
チップLEDは、少量のホットボンドで固定しています。
ボクも初めは瞬着で固定したのですが、硬化するまでずっと押さえているのが面倒くさくて(^_^*)
瞬着を使うなら、硬化スプレーか光硬化タイプを使うのが良いかも知れません。
後でハズレちゃったら大変ですからね(+_+)
by どろぼうひげ (2013-12-11 00:59)
今月のモデルグラフィックス拝見してました。
巨大感が出ててさすがの出来栄えですね
船名の電飾ですが、塗装完了前に固定してしまったのですか?
by チキンモデラー (2013-12-11 22:30)
チキンモデラーさん、こんにちは(^^♪
お買い上げ、ありがとうございますm(__)m
巨大に見えて頂けて嬉しいです!
船名の照明ですが、チップの角度が決まったら瞬着で固定してしまい、パテでフードを作って、ブラックを吹いて遮光しています。
点灯させながら遮光するのがコツでしょうか(^_^;)
これでもオーバースケールですが、こんな方法しか思い付かなかったです(+_+)
by どろぼうひげ (2013-12-12 09:22)
はぁ~・・・細かい作業!!
どろぼうひげさんの模型は画像では大きく見えるのに
実は小さいんですよねー。
いつも本物を見てビックリさせられます。
誘導灯のピコピコ、私も見てみたいなぁ。。。(*'ω'*)
どこかで拝見できるのを楽しみにしています♪
by ぴあにしも (2013-12-13 21:29)
ぴあにしもさん、こんばんは(^^♪
モデラーって、いつも大きく見せる(本物っぽく)ために色々頑張っているので、巨大に見えてくれると嬉しいです(^^)/
誘導灯は動画を作るヒマが無くてアップしないつもりでしたが、ご期待には応えなくてはいけませんね(^_^*)
とりあえず作ってみますので、出来たらツイッターの方でお知らせしますね。
是非見て下さいね(^^)/
by どろぼうひげ (2013-12-13 23:37)