ディテールアップ [ギガント 製作記]
今月のModelGraphix誌 2014.06 No.355 に掲載中であるギガントの製作記です(^^)/
今回から数回に分けて、ギガントの製作記を連載させて頂きます(^^)/

いままで本格的な立体物に恵まれていなかったギガントですが、アオシマさんからキット化されると聞いた時にはメッチャ嬉しかったです(^^♪
うわさではファルコやバラクーダ号もラインナップされるみたいで、コナンファンとしてはまだまだ楽しみが続きそうです(^^)/
いゃ、本当にアオシマさん、エライ!!
この勢いでフライングマシンやロボノイドもお願いしますm(__)m
翼面には、詳細なモールドがビッシリです

翼の表面には、複雑なパネルラインがビッシリとモールドされています(^^♪
巨大さを感じさせてくれるには充分ですが、アニメではパネルラインだけでは無く、もうちょっと複雑なモールドが描かれているので、追加してみたいと思います。
ファルコも付属します

アニメではギガント以上に活躍した小型水艇ファルコが付属します(^^♪
クリアーパーツで成型されていて、窓の再現にはありがたいのですが、なぜか合わせ目が左右接着なので、操縦席のキャノピーに分割線が来ます(+_+)
一番左の棒状のパーツは、垂直尾翼の銃座で、ダイス船長とジムシーが迷い込んで切り離されちゃった場所ですね(^_^*)
ここもクリアーパーツなので風防が再現できるのですが、やはり合わせ目が縦に出来ちゃいます(-_-;)
また、キットではメインエンジンと垂直尾翼がアニメ同様に切り離せる様になっていて、パーツを保持する磁石が付属しています。
アニメ終盤の名シーンが再現できる、粋な計らいですね(^^)/
仮組みしてみました。

アニメでは出てくる度に形が変わっていて、立体化するのが難しい機体だと思いますが、プロポーションは完璧ですね(^^)/
それもそのはず。実は静岡ホビーショーでも人気の宮崎メカ模型クラブに所属する、岩崎さんとムラさん両名が監修されていて、長年研究を重ねた究極のプロポーションで立体化されているのです(^^♪
今回作例を製作するに当って、ご両名には色々とアドバイスを頂いていて、キットの回収ポイントも指導してもらっています(^_^*)
残念ながら製作時間の都合から、全ての要望に応える事ができませんでしたが、おかげさまで大変スムーズに改修する事ができました。
岩崎さん、ムラさん、ありがとうございました(^^)/
お聞きした改修ポイントのひとつ、尾翼の厚みの改修です。

A キットの状態です。
尾翼の頂点は細くスマートに収束していますが、実際はもっとふっくらと丸みがあります。
B エポパテを盛って、ボリュームアップしました。
左右シンメトリーに盛ってあげないとヘンテコリンな尾翼になりますので注意です(^_^*)
C 成型後、サフを吹いてみました。
ボリュームがアップして、ほぼ設定と同じ形状になりました。
インテーク横の3連穴を開口しています。

キットでは赤四角の様に、すぐに塞がっていて奥行き感がありません。
一度開口してしまってからデザインナイフで四角形に成型して、裏側からスリットをスジ彫りしたプラ板を貼り付けました。
パーツの厚みの分奥行きが出来ましたので、よりリアルになったと思います。
翼面にモールドを追加しました。

翼面にはパネルラインがビッシリと彫られているのですが、劇中ではもっと沢山の突起物があります。
A まずは背の低い突起を作っていきます。
0.14ミリのプラペーパーを小さな四角に切って貼り付けていきます。
この作業は、いっぱい貼ったつもりでも全体を見ると少なく感じます(^_^;)
B 伸ばしランナーやプラ板細切りを追加して行きます。
特に設定があるワケでは無く、自分のイメージでどんどん貼り付けていきました。
スリットはパネルラインに合わせて並べると効果的です(^^♪
C 更に、ピンバイスで丸いヘコミを作って行きました。
あまり深くしない方が良いのですが、たとえば3つ並べるなどとした方がメカニックに
見えます(^^)/
D 貼り付けが完了しました。
かなりたくさん貼り付けましたが、塗装してしまうと目立たなくなります。
このモールド追加は、巨大感をだすのに非常に効果的ですので、チョーメンドクセー作業
でもガマンして追加しています(-_-;)
もちろん、裏面にもチマチマとプラ片を貼り付けています。

今回は飛行状態で作るので、着陸脚のカバーは閉じた状態にしました。
飛んでいる状態という事は、下側も見られちゃうという事ですので、下面にもモールドを追加しています。
船体にも同様に追加します←いい加減イヤになってきている

船体にも翼面とのバランスを見ながらプラ片を貼り付けています。
追加したモールドは、基本的に四角とスリットのみで、あまり変則的なモールドを追加していません。
統一されたディテールでまとめた方が、よりメカニックに見えるみたいです(^_^*)
後方には、ダイスが開けた穴を作りました。
ここからコナン達は内部に侵入しますので、ここに穴が開いている意味を知っている方には嬉しい改修ポイントになりますね(^^♪
穴を開けただけでは内部がカラッポですから、ジャンクパーツを寄せ集めてメカを作りました。
裏側から貼り付けるので、ちょっと変な形をしています(^_^*)てへっ
続いて、操舵室の窓に手を入れました。

A 操舵室内部は面白い構造をしているので、ぜひ再現してみたいです(^^♪
パネルラインに合わせて切り離してしまいました。
B 窓は全てピンバイスで開口しています。
で、ここはアドバイス頂いた部分ですが、窓の形に丸と四角があるそうです。
クロスしている交点から後ろの10個の窓は四角形との事ですので、デザインナイフで
四角に成型しました。
それと、下にある丸窓は、アニメでは存在していなかったのでパテで埋めます。
C 成型後、サフを吹いた状態です。
本当は横方向の丸窓は直線との事ですが、今回は時間が無くて見送っています。
こだわる方は是非工作してみて下さい(^^)/
D 垂直尾翼の基部には、パネルラインが一切入っていません。
成型時の抜きの関係で仕方の無い事ですが、縦のパネルラインをスジ彫りしています。
ここまで改修が終わった状態です。

キットの素の状態に比べて、随分と情報量がアップしました(^^)/
実はこれでもまだ足りないのですが、これ以上加えてもうるさくなるだけで効果は出ないと判断しました。
何でも追加すれば良いというワケでは無いんですね。これが。
次回はエンジンの電飾と操舵室内部の製作をご紹介する予定です。
よろしくお付き合い下さい(^^)/
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今回から数回に分けて、ギガントの製作記を連載させて頂きます(^^)/

いままで本格的な立体物に恵まれていなかったギガントですが、アオシマさんからキット化されると聞いた時にはメッチャ嬉しかったです(^^♪
うわさではファルコやバラクーダ号もラインナップされるみたいで、コナンファンとしてはまだまだ楽しみが続きそうです(^^)/
いゃ、本当にアオシマさん、エライ!!
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翼面には、詳細なモールドがビッシリです

翼の表面には、複雑なパネルラインがビッシリとモールドされています(^^♪
巨大さを感じさせてくれるには充分ですが、アニメではパネルラインだけでは無く、もうちょっと複雑なモールドが描かれているので、追加してみたいと思います。
ファルコも付属します

アニメではギガント以上に活躍した小型水艇ファルコが付属します(^^♪
クリアーパーツで成型されていて、窓の再現にはありがたいのですが、なぜか合わせ目が左右接着なので、操縦席のキャノピーに分割線が来ます(+_+)
一番左の棒状のパーツは、垂直尾翼の銃座で、ダイス船長とジムシーが迷い込んで切り離されちゃった場所ですね(^_^*)
ここもクリアーパーツなので風防が再現できるのですが、やはり合わせ目が縦に出来ちゃいます(-_-;)
また、キットではメインエンジンと垂直尾翼がアニメ同様に切り離せる様になっていて、パーツを保持する磁石が付属しています。
アニメ終盤の名シーンが再現できる、粋な計らいですね(^^)/
仮組みしてみました。

アニメでは出てくる度に形が変わっていて、立体化するのが難しい機体だと思いますが、プロポーションは完璧ですね(^^)/
それもそのはず。実は静岡ホビーショーでも人気の宮崎メカ模型クラブに所属する、岩崎さんとムラさん両名が監修されていて、長年研究を重ねた究極のプロポーションで立体化されているのです(^^♪
今回作例を製作するに当って、ご両名には色々とアドバイスを頂いていて、キットの回収ポイントも指導してもらっています(^_^*)
残念ながら製作時間の都合から、全ての要望に応える事ができませんでしたが、おかげさまで大変スムーズに改修する事ができました。
岩崎さん、ムラさん、ありがとうございました(^^)/
お聞きした改修ポイントのひとつ、尾翼の厚みの改修です。

A キットの状態です。
尾翼の頂点は細くスマートに収束していますが、実際はもっとふっくらと丸みがあります。
B エポパテを盛って、ボリュームアップしました。
左右シンメトリーに盛ってあげないとヘンテコリンな尾翼になりますので注意です(^_^*)
C 成型後、サフを吹いてみました。
ボリュームがアップして、ほぼ設定と同じ形状になりました。
インテーク横の3連穴を開口しています。

キットでは赤四角の様に、すぐに塞がっていて奥行き感がありません。
一度開口してしまってからデザインナイフで四角形に成型して、裏側からスリットをスジ彫りしたプラ板を貼り付けました。
パーツの厚みの分奥行きが出来ましたので、よりリアルになったと思います。
翼面にモールドを追加しました。

翼面にはパネルラインがビッシリと彫られているのですが、劇中ではもっと沢山の突起物があります。
A まずは背の低い突起を作っていきます。
0.14ミリのプラペーパーを小さな四角に切って貼り付けていきます。
この作業は、いっぱい貼ったつもりでも全体を見ると少なく感じます(^_^;)
B 伸ばしランナーやプラ板細切りを追加して行きます。
特に設定があるワケでは無く、自分のイメージでどんどん貼り付けていきました。
スリットはパネルラインに合わせて並べると効果的です(^^♪
C 更に、ピンバイスで丸いヘコミを作って行きました。
あまり深くしない方が良いのですが、たとえば3つ並べるなどとした方がメカニックに
見えます(^^)/
D 貼り付けが完了しました。
かなりたくさん貼り付けましたが、塗装してしまうと目立たなくなります。
このモールド追加は、巨大感をだすのに非常に効果的ですので、チョーメンドクセー作業
でもガマンして追加しています(-_-;)
もちろん、裏面にもチマチマとプラ片を貼り付けています。

今回は飛行状態で作るので、着陸脚のカバーは閉じた状態にしました。
飛んでいる状態という事は、下側も見られちゃうという事ですので、下面にもモールドを追加しています。
船体にも同様に追加します←いい加減イヤになってきている

船体にも翼面とのバランスを見ながらプラ片を貼り付けています。
追加したモールドは、基本的に四角とスリットのみで、あまり変則的なモールドを追加していません。
統一されたディテールでまとめた方が、よりメカニックに見えるみたいです(^_^*)
後方には、ダイスが開けた穴を作りました。
ここからコナン達は内部に侵入しますので、ここに穴が開いている意味を知っている方には嬉しい改修ポイントになりますね(^^♪
穴を開けただけでは内部がカラッポですから、ジャンクパーツを寄せ集めてメカを作りました。
裏側から貼り付けるので、ちょっと変な形をしています(^_^*)てへっ
続いて、操舵室の窓に手を入れました。

A 操舵室内部は面白い構造をしているので、ぜひ再現してみたいです(^^♪
パネルラインに合わせて切り離してしまいました。
B 窓は全てピンバイスで開口しています。
で、ここはアドバイス頂いた部分ですが、窓の形に丸と四角があるそうです。
クロスしている交点から後ろの10個の窓は四角形との事ですので、デザインナイフで
四角に成型しました。
それと、下にある丸窓は、アニメでは存在していなかったのでパテで埋めます。
C 成型後、サフを吹いた状態です。
本当は横方向の丸窓は直線との事ですが、今回は時間が無くて見送っています。
こだわる方は是非工作してみて下さい(^^)/
D 垂直尾翼の基部には、パネルラインが一切入っていません。
成型時の抜きの関係で仕方の無い事ですが、縦のパネルラインをスジ彫りしています。
ここまで改修が終わった状態です。

キットの素の状態に比べて、随分と情報量がアップしました(^^)/
実はこれでもまだ足りないのですが、これ以上加えてもうるさくなるだけで効果は出ないと判断しました。
何でも追加すれば良いというワケでは無いんですね。これが。
次回はエンジンの電飾と操舵室内部の製作をご紹介する予定です。
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2014-05-05 22:15
コメント(2)
こんなにディテールアップしていたとは!!
現物見てないので気付きませんでした。
DORO☆OFF メンバーの方が先に作っちゃうと、
なんだか自分の出来栄えが悲しくなっちゃって
なかなか作れなくなっちゃいます。
あっ!昨日滑り込みで、ヤマト展行ってきました。
SOLさんの言うとおり皆さんの作例大人気でしたよ!!
息子と見に行ったんですが、みなさん作っている方がたと
お知り合いになれて、嬉しくて鼻が高かったです。
どろぼうひげさんのヤマト拝見させていただきました!!
素晴らしい!!台座の説明息子にしたら、ひょえ~と驚いていました。
3分待っても波動砲が出なかったのが残念!!
ちょっとかわいかったのが、小学生の男の子たちが、
「どろぼうひげだって、うふふ。あだ名かな―」ですって、
長文になってしまって、ごめんなさい。
あまりに嬉しかったもので。今後のご活躍期待しております。
by tezno (2014-05-07 21:24)
teznoさん、こんにちは(^^♪
ヤマト2199原画展は、もう一度見に行きたいなーと思っているうちに終わってしまいました。
大盛況だったみたいで、たくさんの方に見てもらえて嬉しいです(^^)/
息子さんはぜひモデラーに育てて下さいね(^^♪
今なら、どろぼうひげ2世の称号がもれなく付いてきますよ(^^)←いらねーよ
by どろぼうひげ (2014-05-08 13:45)