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サブエンジンの電飾 [バルグレイ 製作記]

サブエンジンの電飾、流れる誘導灯の製作です(^^)/

サブエンジンは第四甲板の最後尾にあり、5基のエンジンがピンク色に発光します。
幸い、噴射口はクリアーパーツになっているので、LEDをそのまま仕込めば良さそうです。
サブエンジンにLED.jpg
A LEDには、3ミリのピンク色を使いました。
  出来るだけ発光面積を稼ぎたいので、先端を削って平らにしていますが、先が平らに
  なっているピンク色が見付からなかったので、自分で削って加工しています(^_^*)
B 根元のツバの部分も、装着の邪魔になるので削り取っています。
  これで両脇の一番小さな噴射口にもピッタリハマる様になりました(^^♪

エンジンがただ光っているだけでもカッコイイのですが、せっかくですのでPICマイコンを使って高速に明減させ、噴射の様子にリアリティーを持たせたいと思います。
遮光とマイコン.jpg
噴射口のパーツはスモークとはいえ、クリアーパーツなので、遮光のために塗装して置きます。
マスキングが面倒な形をしていますが、綿棒の頭をカットしたものを詰め込んで、内部に塗料が入り込まない様にしました。
噴射の明減は、毎度おなじみのPICマイコンです(^_^*)
コンパクトな基盤サイズで高度な光を作る事が出来ますので、もう手放せません(;一_一)
5個のLEDの光の強さを周期的に変化させていますが、周期はそれぞれ別々になっているのでリアルな噴射を表現できたと思います(^^)/
内部にも余裕で組み込む事ができました。
甲板下に内蔵.jpg
第四看板の下の僅かな空間へ、余裕で配置する事ができます。
これと同等のアナログ回路を作ったら、この10倍以上の基盤サイズが必要になります(^_^;)
こんな便利なPICを、自分ひとりで使っているのは勿体無いので、近々詳しく紹介したいと思っています。
と、思い続けて2年経っちゃったんですけどね(-_-;)めんぼくない
サブエンジンの発光.jpg
マスキングが面倒になるので、既に船体色で基本塗装をしてから組み込んでいます。
後から他の色を多少吹き付けても、問題ないです(^_^;)

さて、サブエンジンは無事に電飾できましたが、ここまではシュデルグと同じです。
今回はもうちょっと手を加えて、誘導灯に動きを加えてみることにしました。
でも、既にエンジン用のPICで内部スペースが狭くなってきたので、特殊なPICを使ってみました。
極小PIC.jpg
A 組み込み用の基盤表面実装タイプの超小型PICです(^^♪
先日完成したメカコレヤマトでも使用しましたが、普通のPICと比べてもメッチャ小さいです。
電流安定用のバイパスコンデンサの方が大きいくらいのサイズです(^_^*)
更に、LEDの保護抵抗にもチップ抵抗を使ったので、エンジン電飾用と全く同じ回路が、このサイズで実現できます(^^)/
プログラムの書き込みには特殊なゲタが必要になりますが、このサイズならいくらでもマイコンを使う事ができそうですね。

誘導灯は第四甲板の最後尾にありますので、まずは甲板を塗装しました。
第四甲板の塗装.jpg
塗装はエクストラダークシーグレーにエナメルのニュートラルグレーでまだらに仕上げ、白線をマスキングで塗装してからエナメルブラックでスミ入れを兼ねたウォッシングです。
仕上げに、着艦時に付くと思われるタイヤ跡を色鉛筆で書き込みました(^_^;)
白線はデカールでは太いと感じたので塗装で仕上げましたが、やたら手間の掛かるマスキングでした。
ついでにエレベーターの周辺もホワイトで縁取りしましたけど、完成したら全然見えなくてがっかりんこです(-_-;)いーんだ。べつに。

誘導灯のファイバーを植えて、LEDを仕込みます。
流れる誘導灯.jpg
A ファイバーは0.25ミリを使いました。
  誘導灯の位置に0.3ミリの穴を開け、極少量の瞬着で固定します。
  内部のフレームに穴を開けて、ファイバーをまとめながら1箇所に集めています。
B ちょうどダボの位置に来てしまったり、フレームの位置に来てしまった場合は、神様のバカ!
  と叫びながら削り取って、ファイバーを通して行きます。
  下になるパーツと干渉しない様に、フレームの僅かな高さの中で取り回します(^_^;)
C LEDは、通常の3ミリを使ったら極小PICを使った意味がなくなってしまうので、チップ
  を使いました。
  綿棒の軸をカットして内部にLEDを入れ、ホットボンドで埋めてしまいます。
  配線にもポリウレタン線を使っているので、超コンパクトな光源を作れました。
D これを5個並べて、ホットボンドで固定しています。
  フレームに穴を開けて、そこからパイプへとファイバーを通し、まとめと遮光を両立させ
  ています(^^♪

甲板の裏側の、僅かな空間にマイコンを仕込む事ができました(^^)/
綿棒パイプを遮光.jpg
そのままではチップLEDの光がダダ漏れとなりますので、アルミテープで遮光しています。
取り付け位置も一応ブラックで塗装しておいて、看板表面に光漏れしないようにしています。
これで流れる誘導灯が仕上がりました。
流れる誘導灯の点灯.jpg
奥から船首側へと、5箇所の誘導灯が順番に点灯しています(^^♪
あんまり良く見えない部分の電飾なのですが、そんなところに手間を掛けるのが好きなんですね(^_^*)
この作品を見た方が、こんなところも電飾している事に気付いてくれたら、きっと面白いと感じてくれると思います。
そんなちょっとした遊びがボクのスタイルなのかも知れません(^_^*)なんてね。

翼端灯の電飾も加工してみました。
翼端灯の点灯.jpg
A 船尾下には、スタビライザーなのかウィングが付いていて、これまた光りやがります(-_-;)
  薄いウィングパーツなので加工するのは危険度マックスなのですが、0.3ミリのラインチ
  ゼルやBMCタガネを使って溝を彫り、0.25ミリのファイバーを埋めました。
  ファイバーにテンションが掛からない様に、溝はカーブさせて彫っています。
  少量の瞬着で仮止めしてからエポパテで埋めて成型しました。
  ファイバーの先端は、ライターの火であぶって玉を作り、光が周辺に広がる様に工夫し
  ています。
B ここまでイチイチ電源を引いてくるのがメンドクセーので、PICマイコン用の5Vから電源
  を取っています(^_^;)
  3ミリのグリーンLEDに、熱収縮テープを被せて収縮させ、先端を潰して袋状にします。
  0.5ミリのピンバイスで2箇所の穴を開けて、そこへファイバーを差し込みました。
  簡単にファイバー用の遮光が出来るので、最近のファイバー用の光源はこの方法で
  作っています。

これでサブエンジン周りの電飾が終了しました(^^)/
サブエンジン点灯.jpg
キットのプロポーションを崩さずに電飾するのは大変でしたが、何とかイメージ通りに発光させる事が出来ました(^^♪
次回は甲板などの照明をご紹介したいと思います(^^)/

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コメント(4) 

コメント 4

8764

はじめまして。ほぼ毎日、拝見しています。

>こんな便利なPICを、自分ひとりで使っているのは勿体無いので、
近々詳しく紹介したいと思っています。

ぜひお願いします。ただ、私の様な疎い人には電子回路を組むだけで精一杯。
可能であるなら、HEXコードを公開していただけるとうれしいです。

あぁ、どなたかポルメリア級強襲航宙母艦の、
回転シークエンスのHEXコードを公開しないかしら・・・・。

どろぼうひげさん、作成時には宜しくお願いします。




by 8764 (2014-06-08 08:16) 

どろぼうひげ

8764 さん、はじめまして(^^♪
毎日!ブログを見て頂き、ありがとうございますm(__)m
それなのに、すみません!
PICの記事がナカナカ書けないでいます(^_^;)
ソースコードは公開できない部分がありますが、hexコードなら公開したいと思っています。
ただ、このブログではバイナリをアップロード出来ないので、何か方法を考えないといけませんね(-_-;)
ポルメリアもいつか製作したいと思っていますので、その際には公開できると良いなーと思っています。
今の所、思っているだけですが(^_^*)
もう少しゆとりが出来たら、色々と始めてみます(^^)/

by どろぼうひげ (2014-06-08 19:14) 

jedimaster

うーん、スタビライザーの端まで光らせるとは。
モデスポで見れるのを楽しみにしてます。(o^^o)
友人にPICよりAVRの方がいいと言われたのですが、どろぼうひげさんはPICに優位性を感じておられるのでしょうか?なにか理由があれば教えて下さい。
by jedimaster (2014-06-08 19:29) 

どろぼうひげ

jedimaster さん、こんばんは(^^♪
そうそう、今年もモデスポに参加させて頂きますので、またお会いしましょう(^^)/
PICとAVRは、よく優位性を比較されますけど、どう使うのかによって変わってくるので、どちらが優れているという事は無いと思っています。
模型を電飾する程度なら、どちらを使っても大差は無いと思います。
これから始めるなら、書籍や情報が充実しているPICでしょうか。
USBコントロールや通信など、もっと高度な事をやりたくなったら構造がエレガントで高速なAVRに移行すればよろしいかと思います。
ボクは今の所必要が無いので、PICで頑張っているだけです(^_^*)

by どろぼうひげ (2014-06-08 20:01) 

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