甲板の電飾 [バルグレイ 製作記]
甲板の誘導灯や天井照明などの製作です。
ガイペロン級は甲板が4層ありますが、組み上がると甲板は影になってしまうので真っ暗です(^_^;)
劇中では、かなり明るく描写されていますし、照明があった方がリアルに仕上がると思ったので、天井に照明を点けてみる事にしました。
A 天井に照明のための穴を開口しました。
設定には無いディテールですので、位置も形もオリジナルです(^_^*)
プラ板で簡単なディテールも加えて置きました。
B プラ板に電球色のチップLEDを取り付け、内部のフレームを利用して照明の部屋を
作ります。
照明の位置は、ちょうど良いフレームの位置を選んで開口しています。
C 内部のフレームが無いところでは、プラ板で壁を作って、照明のための部屋を作ってい
ます。
甲板はとても薄いので、フレームまで利用して空間を確保しないと照明が作れないです。
D 穴にはプラ板を被せて、光を分散させています。
LEDの光そのままですと、照明の真下だけ明るくなってしまいます。
照明が必要な天井は3層あるし、キット自体が照明を仕込むようには出来ていませんから、とっても手間が掛かる作業です(^_^;)
天井が薄いので、チップLEDじゃないと収まりません。
更に、CRDも付けなくてはならないのですが、シュデルグの時は内部を削って無理やり収めていました。
これが結構手間と時間がかかるので、今回はチップCRDを使ってみました。
A 矢印のパーツがチップのCRDです。
通常のガラス封入タイプのものより小型で、高さも低いです(^^♪
小さいのでハンダ付けがやりにくいのですが、甲板の内部にそのまま収まります。
B 甲板内部には、ホットボンドで固定しています。
配線にはポリウレタン線を使っているので、2~3ミリの高さしかない甲板内でも余裕で
配線できました(^^♪
画像は第三甲板の下ですが、甲板は上に行く程薄くなってくるので、更に工作の難易度が高まります(+_+)
第一甲板の下(第二甲板の天井)にも照明を仕込みますが、ここはオープンデッキからも内部が見えますので、ディテールを加えてみました。
エレベーターの部分や、構造体、メンテナンス機器などを想定して、プラ材やエッチングパーツでディテールを加えています。
よほど覗き込まないと見えない部分ですが、照明が点くので手を抜けません(^_^*)
劇中でチラ見えする天井には何も無いのですが、イメージ優先でデコレーションしてみました。
塗装して、照明を点灯させてみました。
船体色で塗装してスミ入れ後、点灯させてみました(^^♪
第一甲板は長さも短くなって来ているので、照明は3つになっています(^_^;)
これだけでも、内部を照らし出すには充分な明るさになります。
天井照明は内部の見通しがよくなって、たぶんリアリティーも向上してくれると思いますが、恐ろしく手間が掛かるのでチョーメンドクセーです(^_^;)
作例じゃなかったら、たぶんやらなかったかも(^_^*)
カタパルトには、簡単なディテールを加え、誘導灯を電飾します。
A プラペーパーを細切りにしたものを、V字の彫刻刀で切り離し、たくさんの矢印を作ります。
B カタパルトの溝にちょっとスキマを開けながら接着して、電磁カタパルトを再現しました。
簡単な工作ですが、スミ入れすると映えるので、オススメの改造です(^^)/
C ファイバーは0.25ミリを使って、少量の瞬着で固定して行きます。
ファイバーが通る部分は、予めフレームをカットしてあります。
D 綿棒の軸をカットしたパイプや、プラ板で抑えながらファイバーを集めています。
ファイバーに無理な力が掛からない様に、自然に曲げたいのですが、内部の空間が狭い
ので、どうしても急な角度で曲げなくてはいけません。
曲げた部分が光が漏れてしまうので、急に曲げたファイバーの光が弱くなります。
誘導灯の光の強さにムラが出来てしまうのですが、こればっかりは仕方がありませんね。
誘導灯にチップLEDを取り付け、表面を塗装します。
A 誘導灯の光源にもチップLEDを使います。
チップのCRDからイエローLEDを2個直列で繋いで光源にします。
B やはり綿棒の軸をカットしたパイプにチップLEDを取り付け、ファイバーを差し込んでい
ます。
LEDはホットボンドで固定して、ブラックを吹き付けて遮光して置きました。
文章にすると簡単そうですけど、これを4枚作るので面倒クセーったらありゃしない(+_+)
C ファイバーはちょっとだけ出した状態でカットしておき、塗装してしまいます。
エクストラダークシーグレーの下地にエナメルのニュートラルグレーでまだらに仕上げて
います。
ふき取りの方向を前後を意識してみました。
D 白線や電磁カタパルトをFS16440で塗装してから、ブラックやグレーを重ねて仕上げて
います。
つや消しでトップコートしてからファイバーをカットしました。
甲板は広くて間延びしやすいので、ランダムなムラを付けてあげるとリアルに仕上がると
思います。
甲板の側面にも、ディテールを加えています。
A 第三甲板の側面には、右は緑、左は紫の航行灯が光っています。
やはりチップLEDを取り付けて、0.5ミリのファイバーで発光させました。
黄緑色はチップLEDがあったのですが、紫色は良い発光色が手に入らなかったので、
白色LEDを塗装して紫色を作っています。
B 側面には、パネルラインを再現してみました。
プラペーパーを切り抜いて貼っただけです(^_^*)
一応、劇中でアップになったシーンを参考にしていますが、わからないところは勝手に
アレンジしています。
C 側面のディテールは第二と第三甲板の側面にあります。
アンテナが伸びている部分には、機銃パーツをカットしたものでディテールを加えてみま
した。
D 甲板の一部をカットして、キャットウォークを作っています。
側面のパーツも少しだけ削って、スキマを大きくしてあります。
劇中でもキャットウォークがアップになって描かれていますので、ここはぜひ追加して置
きたいポイントでした(^_^*)
キャットウォークには、更にディテールを加えています。
A 甲板の白線は、全て塗装で仕上げています。
キットにもデカールが付属していますが、色のイメージが違っていました(^_^*)
B 甲板を削ってできたくぼみに、メカを貼り付けています。
よく覚えていないのですが、確か1/700艦船パーツをカットして張り付けたと思います。
C 船体色で塗装してから、メカ部分を明灰緑色で筆塗りしています。
細かいディテールの追加ですけど、ここにメカがあると密度がアップしてくれると期待して
取り付けてみました(^_^;)
D キャットウォークのフチ部分には、クッションがあるだろうと想定したディテールを付けて
みました(^^♪
伸ばしランナーを貼り付けて、乾燥してから切れ目を入れて引き剥がす事で、
点々モールドを作っています。
第一、第二甲板には、黄色の他に白色の誘導灯も発光しています。
イエローだけでも大変なのに、白色のLEDも設置しなくてはなりませぬぞよ(-_-;)
やはりファイバーを植え、まとめながらLEDまで集めてきます。
第一甲板になると内部空間が2ミリ程になってしまうので、高さを抑えた工作は大変です(+_+)
それでも、何とかイエロー2個と白色1個のLEDを設置する事が出来ました。
甲板を塗装して、発光テストです。
光の強さにムラが出てしまいましたが、何とか誘導灯を発光させる事が出来ました(^^)/
本当は、誘導灯ひとつにチップLEDを1つ用意すれば、光ムラは軽減できるのですが、手間と時間を考えるとファイバーを使った方が断然楽チンです(^_^;)
今回はファイバーを使ってしまいましたが、電飾効果としては充分だと思います。
ここだけに時間を掛けるよりも、他の部分のディテールを工作した方が、結果として全体の仕上がりがアップすると思います(^^)/
電飾は面白くて、つい凝ってしまうのですが、作品全体の仕上がりの方が大切ですよね(^_^*)
次回は壁の照明とメインエンジンの製作をご紹介したいと思いまーす(^^)/
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ガイペロン級は甲板が4層ありますが、組み上がると甲板は影になってしまうので真っ暗です(^_^;)
劇中では、かなり明るく描写されていますし、照明があった方がリアルに仕上がると思ったので、天井に照明を点けてみる事にしました。
A 天井に照明のための穴を開口しました。
設定には無いディテールですので、位置も形もオリジナルです(^_^*)
プラ板で簡単なディテールも加えて置きました。
B プラ板に電球色のチップLEDを取り付け、内部のフレームを利用して照明の部屋を
作ります。
照明の位置は、ちょうど良いフレームの位置を選んで開口しています。
C 内部のフレームが無いところでは、プラ板で壁を作って、照明のための部屋を作ってい
ます。
甲板はとても薄いので、フレームまで利用して空間を確保しないと照明が作れないです。
D 穴にはプラ板を被せて、光を分散させています。
LEDの光そのままですと、照明の真下だけ明るくなってしまいます。
照明が必要な天井は3層あるし、キット自体が照明を仕込むようには出来ていませんから、とっても手間が掛かる作業です(^_^;)
天井が薄いので、チップLEDじゃないと収まりません。
更に、CRDも付けなくてはならないのですが、シュデルグの時は内部を削って無理やり収めていました。
これが結構手間と時間がかかるので、今回はチップCRDを使ってみました。
A 矢印のパーツがチップのCRDです。
通常のガラス封入タイプのものより小型で、高さも低いです(^^♪
小さいのでハンダ付けがやりにくいのですが、甲板の内部にそのまま収まります。
B 甲板内部には、ホットボンドで固定しています。
配線にはポリウレタン線を使っているので、2~3ミリの高さしかない甲板内でも余裕で
配線できました(^^♪
画像は第三甲板の下ですが、甲板は上に行く程薄くなってくるので、更に工作の難易度が高まります(+_+)
第一甲板の下(第二甲板の天井)にも照明を仕込みますが、ここはオープンデッキからも内部が見えますので、ディテールを加えてみました。
エレベーターの部分や、構造体、メンテナンス機器などを想定して、プラ材やエッチングパーツでディテールを加えています。
よほど覗き込まないと見えない部分ですが、照明が点くので手を抜けません(^_^*)
劇中でチラ見えする天井には何も無いのですが、イメージ優先でデコレーションしてみました。
塗装して、照明を点灯させてみました。
船体色で塗装してスミ入れ後、点灯させてみました(^^♪
第一甲板は長さも短くなって来ているので、照明は3つになっています(^_^;)
これだけでも、内部を照らし出すには充分な明るさになります。
天井照明は内部の見通しがよくなって、たぶんリアリティーも向上してくれると思いますが、恐ろしく手間が掛かるのでチョーメンドクセーです(^_^;)
作例じゃなかったら、たぶんやらなかったかも(^_^*)
カタパルトには、簡単なディテールを加え、誘導灯を電飾します。
A プラペーパーを細切りにしたものを、V字の彫刻刀で切り離し、たくさんの矢印を作ります。
B カタパルトの溝にちょっとスキマを開けながら接着して、電磁カタパルトを再現しました。
簡単な工作ですが、スミ入れすると映えるので、オススメの改造です(^^)/
C ファイバーは0.25ミリを使って、少量の瞬着で固定して行きます。
ファイバーが通る部分は、予めフレームをカットしてあります。
D 綿棒の軸をカットしたパイプや、プラ板で抑えながらファイバーを集めています。
ファイバーに無理な力が掛からない様に、自然に曲げたいのですが、内部の空間が狭い
ので、どうしても急な角度で曲げなくてはいけません。
曲げた部分が光が漏れてしまうので、急に曲げたファイバーの光が弱くなります。
誘導灯の光の強さにムラが出来てしまうのですが、こればっかりは仕方がありませんね。
誘導灯にチップLEDを取り付け、表面を塗装します。
A 誘導灯の光源にもチップLEDを使います。
チップのCRDからイエローLEDを2個直列で繋いで光源にします。
B やはり綿棒の軸をカットしたパイプにチップLEDを取り付け、ファイバーを差し込んでい
ます。
LEDはホットボンドで固定して、ブラックを吹き付けて遮光して置きました。
文章にすると簡単そうですけど、これを4枚作るので面倒クセーったらありゃしない(+_+)
C ファイバーはちょっとだけ出した状態でカットしておき、塗装してしまいます。
エクストラダークシーグレーの下地にエナメルのニュートラルグレーでまだらに仕上げて
います。
ふき取りの方向を前後を意識してみました。
D 白線や電磁カタパルトをFS16440で塗装してから、ブラックやグレーを重ねて仕上げて
います。
つや消しでトップコートしてからファイバーをカットしました。
甲板は広くて間延びしやすいので、ランダムなムラを付けてあげるとリアルに仕上がると
思います。
甲板の側面にも、ディテールを加えています。
A 第三甲板の側面には、右は緑、左は紫の航行灯が光っています。
やはりチップLEDを取り付けて、0.5ミリのファイバーで発光させました。
黄緑色はチップLEDがあったのですが、紫色は良い発光色が手に入らなかったので、
白色LEDを塗装して紫色を作っています。
B 側面には、パネルラインを再現してみました。
プラペーパーを切り抜いて貼っただけです(^_^*)
一応、劇中でアップになったシーンを参考にしていますが、わからないところは勝手に
アレンジしています。
C 側面のディテールは第二と第三甲板の側面にあります。
アンテナが伸びている部分には、機銃パーツをカットしたものでディテールを加えてみま
した。
D 甲板の一部をカットして、キャットウォークを作っています。
側面のパーツも少しだけ削って、スキマを大きくしてあります。
劇中でもキャットウォークがアップになって描かれていますので、ここはぜひ追加して置
きたいポイントでした(^_^*)
キャットウォークには、更にディテールを加えています。
A 甲板の白線は、全て塗装で仕上げています。
キットにもデカールが付属していますが、色のイメージが違っていました(^_^*)
B 甲板を削ってできたくぼみに、メカを貼り付けています。
よく覚えていないのですが、確か1/700艦船パーツをカットして張り付けたと思います。
C 船体色で塗装してから、メカ部分を明灰緑色で筆塗りしています。
細かいディテールの追加ですけど、ここにメカがあると密度がアップしてくれると期待して
取り付けてみました(^_^;)
D キャットウォークのフチ部分には、クッションがあるだろうと想定したディテールを付けて
みました(^^♪
伸ばしランナーを貼り付けて、乾燥してから切れ目を入れて引き剥がす事で、
点々モールドを作っています。
第一、第二甲板には、黄色の他に白色の誘導灯も発光しています。
イエローだけでも大変なのに、白色のLEDも設置しなくてはなりませぬぞよ(-_-;)
やはりファイバーを植え、まとめながらLEDまで集めてきます。
第一甲板になると内部空間が2ミリ程になってしまうので、高さを抑えた工作は大変です(+_+)
それでも、何とかイエロー2個と白色1個のLEDを設置する事が出来ました。
甲板を塗装して、発光テストです。
光の強さにムラが出てしまいましたが、何とか誘導灯を発光させる事が出来ました(^^)/
本当は、誘導灯ひとつにチップLEDを1つ用意すれば、光ムラは軽減できるのですが、手間と時間を考えるとファイバーを使った方が断然楽チンです(^_^;)
今回はファイバーを使ってしまいましたが、電飾効果としては充分だと思います。
ここだけに時間を掛けるよりも、他の部分のディテールを工作した方が、結果として全体の仕上がりがアップすると思います(^^)/
電飾は面白くて、つい凝ってしまうのですが、作品全体の仕上がりの方が大切ですよね(^_^*)
次回は壁の照明とメインエンジンの製作をご紹介したいと思いまーす(^^)/
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2014-06-11 00:18
コメント(6)
チップCRDというアイテムもあるんですね!知らなかった^^;
オリジナルの天井ディテールも本来の雰囲気を壊すことなくマッチしつつ、チラ見えしながらの下面を照らして更に奥を見やすくって素晴らしすぎます^ ^
覗き込んで拝見したいっ!
by ピコ (2014-06-11 00:31)
ピコさん、こんばんは(^^♪
チップCRDは、普通のCRDよりちょっぴり高いのですが、今回のような狭い空間に収めるには便利なアイテムです(^^)/
ちなみに、チップのトランジスタやコンデンサもありますので、もっとコンパクトに回路を組みたい場合に威力を発揮しそうです(^^♪
天井照明はオリジナルには無い照明ですが、ホビージャパン誌の掲載画像を見ると、あぁやって良かったなーと思います(^_^;)
今度、ぜひ実物を見てあげて下さいね(^^)/
by どろぼうひげ (2014-06-11 23:43)
うーん、「もし電飾するなら・・・」と考えていたことを数段上のレベルでここまで造りこまれてしまうと、「このままマネすれば」と思ってしまいます。(マネできるほど腕はありませんが・・・。)
ますますモデスポが楽しみです。まだ4か月あるのでさらなる新作もできるでしょうしね。
モデスポの3日間で電飾模型を1体仕上げるという企画をやってもらえないですか?
by jedimaster (2014-06-12 15:18)
カタパルトがこんなにお手軽に出来るとは・・・
私は0.2mmプラバンに、重ねたPカッターで定間隔の溝を切たんですが、こっちの方が設定通りだし、出来もいいですね。
バルグレイで採用させてもらいます。
(安売りとデバッケ欲しさに我慢出来ませんでした)
by てりー (2014-06-12 15:47)
jedimaster さん、こんばんは(^^♪
このキットは電飾するのが大変ですので、色々なアプローチの仕方があると思います(^_^;)
こちらでご紹介した方法が、何かのヒントになって頂ければ嬉しいです(^^)/
モデスポでは模型を作っている時間は無いと思いますので、1つ仕上げるというのは無理だと思います(^_^;)
もし今年も実演をさせて頂けるなら、去年の反省を踏まえて見応えのある内容にしたいとは思っていますが(^_^*)
by どろぼうひげ (2014-06-12 19:05)
てりーさん、こんばんは(^^♪
電磁カタパルトは、キットにモールドされていても良いくらいですよね(^_^;)
彫刻刀で中心を等間隔にカットするのはコツが要りますが、てりーさんならすぐに修得できると思います(^^)/
ちなみに、ボクはプラ板に平行線を引いておいて、それを目安にカットしました。
失敗前提で、たくさんカットしてから拾い出すのもアリだと思います。
頑張って下さいね(^^)/
by どろぼうひげ (2014-06-12 19:12)