艦橋とオープンデッキ [ミランガル 製作記]
今回から数回に渡って、HJムック ヤマト2199艦艇作例集”星巡る方舟”編 に収録して頂いた、ミランガルの製作記を連載させて頂きます(^^)/
「星巡る箱舟」で大活躍したゲルバデス級ミランガルですが、赤・黒・白のバルチックスキーム迷彩がカッコイイですよね(^^♪
どうやら同じゲルバデス級のダロルドを迷彩塗装すれば、そのまんまミランガルになりそうです(^^♪
塗装を変えて、簡単な電飾をするだけならとお引き受けした作例でしたが、時間が無いクセに勝手にデッキの電飾や改修を加えちゃいました(^_^*)
2週間(最後に梱包・納品があるので実質11日)で完成させちゃったミランガルではありますが、ダロルドとは違った改修も取り入れる事で、新鮮な気持ちで製作できて楽しかったです(^^♪
映画を観た方なら、ミランガルを作ってみたいと思いますよね!
ダロルドから製作の際に、参考になっていただければ幸いです(^^♪
まずは艦橋の製作です。
A キットの艦橋パーツです。
窓は透明化されていませんし、防盾も厚みがあり過ぎるので、窓の周辺は
作り直す事になります。
B 窓部分を切り抜きました。
アゴになるパーツもダボを切り取っています。
窓は凸型をしているのですが、早く仕上げるために正方形に切り抜いてい
ます。
C 窓を四角に切り抜いていましたが、後からプラ板を足して凸型にしています。
この合わせ目は防盾が付く部分なので目立たなくなります。
ブラックを全体に吹いて遮光処置をしてから、ガイアカラーのNグレーⅡを
吹きました。
透明プラ板を曇らせて貼り付け、窓を再現しています。
この辺りはダロルドの製作で経験済みですので、迷う事無く進みます(^_^*)
D 窓枠は遮光性を考えると、金属が適しています。
今回はポリウレタン線を曲げて貼り付けて行き、ハニカム型を再現しています
細いクセに金属ですし、銅なので曲げやすく、窓枠の製作にはバッチリでした
LEDを仕込んで塗装しました。
A 内部に赤色チップLEDを取り付けました。
発光面を正面に向けましたが、そのままでは中央だけ強い光になりますので、
0.3ミリのプラ板を貼り付けて拡散させています。
床面にはアルミテープを貼って、光を上に向かって多く反射させ、できるだけ
窓全体が均一に発光するように工夫しています。
B 防盾を0.3ミリのプラ板で作り直しました。
キットに比べると薄くシャープになりますので、オススメの改修ポイントです。
C 発光させてみました。
キットの艦橋パーツは、横に合わせ目が出来ないので、遮光がブラックを吹く
だけで済みますから助かります(^^♪
まあまあ窓全体が発光したし、窓枠もクッキリしたシルエットを作ってくれたの
で、自分的には満足です(^_^*)
D 航行灯も仕込んじゃいたいので、司令塔のパーツを塗装しました。
まだ白と黒しかないパンダカラーです。
航行灯を仕込みました。
A 0.25ミリの光ファイバーを植えますが、そのままでは断面だけが発光するので
真横から見た時しか光が見えません。
ライターで先端をあぶり、玉を作ってペーパーで曇らせ、ファイバーを太くしてから
植えてみました。
光は玉の内部で拡散して、前後から見た時でも光が見える様になります(^^♪
大きさも0.5ミリクラスになって視認性も良くなるので、ボクの中では定番の工作
です。
B 塗装した司令塔パーツに穴を開け、ファイバーや配線を通します。
この時、固定には瞬間接着剤を使い、流し込み接着剤は厳禁です(ーー;)
ファイバーが溶けて色が混ざってしまいますので、固定には気を付けてください。
C 司令塔が付く部分を塗りワケました。
甲板の塗りワケは面倒ですが、マスキングでキッチリと塗り分けて置かないと迷彩
がブレますので、割りと重要な塗装ポイントだと思います(^_^;)
D ここにも航行灯がありますので、ピンクとイエローのLEDを取り付けました。
熱収縮チューブを使い、両舷と艦橋まで光ファイバーで誘導しています。
パーツに挟まる部分が出来ますので、溝を彫って瞬着で固定しました。
艦橋の赤色LEDもありますので、CRDは1本で済みそうですが、今回は2本の
CRDを使って配線しています
今回は電池でも駆動させたいので、1本のCRDに接続するLEDはMAX2個とな
ります。
電池で発光させたい場合は、この様に仕込む段階でLEDの数を意識しておかな
いとなりません(^^)
それから、お尻のツノには肉抜き穴が開いていますので、パテで埋めておきました
完成した司令塔です。
サフでグレーの下地を作って、フラットブラックで軽くシャドーを入れてから塗装しています。
白 ガイアカラー NグレーⅡ
真っ白では質感が出ないので(^_^;)
黒 ブラックグレー
こちらも真っ黒では質感が出ませんので明度を上げました。
赤と白に挟まれるので、人間には黒に見えます(^_^;)
赤 ゲルバデス専用カラー + ガイアNグレーⅡを少量
劇中ではダロルドより朱色に見えたので、明るめに振りました。
甲板 赤褐色 + エクストラダークグレー + NグレーⅡ
ダロルド専用カラーより明るく、赤寄りです。
劇中のカラーに合わせて調色しました。
まだスミ入れしていませんが、塗り分けただけでカッコイイですねー(^^♪
艦橋の前を赤ではなく白にする配色のセンス、スゲーですよね。
おかげで赤い発光が強調されますし、色の境目がハッキリして全体が引き締まっています。
オープンデッキの内部を加工しました。
A キットでは甲板下のデッキは壁になっていて、オープンじゃ無いです(^_^;)
パーツの仕切りを切り取って、フルオープン状態に加工しました。
B 切り取ってしまった床や壁を、プラ板で再現します。
壁には戦車の複帯などを張り付け、ディテールを加えてみました。
エッチングの手すりなんかを加えると効果があると思います(^_^*)
C どうせほとんど見えませんが、一応内部の壁はソレっぽくディテールを追加して
います。
ダロルドに比べると、ホントお恥ずかしい程度のディテール追加です。
D 床をNグレーで、壁を明灰緑色で塗装して、ディテールをルマングリーンで筆塗り
しました。
ガミラスのメカはグリーンの部分が多いので、想像で着色しています。
今回は上甲板も開口してみました。
全通式となる甲板ですが、完全に全通となるシーンは劇中では登場しません。
後ろの扉は閉じた状態にすることにしました。
A 左右の艦載機発射口は開口されていますが、奥までは開口されていません。
パーツを切り抜いて開口し、なだらかなトンネルになる様にパテで通路を作り
ました。
B 一番奥になるシャッターは、真正面から見えちゃうので、内側にもディテールを
作りました。
C 甲板は全通にする事を想定していませんので、そのままではスキマが出来て
しまいます。
プラ板を貼り付けてスキマを出来るだけ小さくしました。
それでも出来てしまう隙間は、パテでふさいでいます。
また、前方扉のパーツは取り付けませんので、ダボ穴もパテでふさいでいます。
D 左右の艦載機用通路は、パーツをかなり削らないと通れません。
大きく切り取ってからパーツをハメ、パテで内壁を作っています。
仕切りの壁にパネルラインを彫りました。
ツヴァルケの発艦シーンの時、一瞬だけ内部が見えます(^_^*)
扉は上に開く構造になっているみたいですね。
仕切りの壁は、キットでは一切ディテールが入っていませんので、パネルラインをスジ彫りしてみました。
内部を照らしてみました。
この時点では電飾の工作をしていませんが、照明は点けたいと思っています。
簡易的にLEDをボタン電池で挟んで照らしてみました。
白色のLEDではこんな感じで、青白い光となり寒くて活気がなさそうです(^_^;)
内部の照明は電球色にした方が良さそうですね。
次回は艦載機と甲板の工作をご紹介します(^^)/
現在、2つのブログランキングへ参加しています。
1日1回、応援のワンクリックをぜひお願いしますm(__)m
「星巡る箱舟」で大活躍したゲルバデス級ミランガルですが、赤・黒・白のバルチックスキーム迷彩がカッコイイですよね(^^♪
どうやら同じゲルバデス級のダロルドを迷彩塗装すれば、そのまんまミランガルになりそうです(^^♪
塗装を変えて、簡単な電飾をするだけならとお引き受けした作例でしたが、時間が無いクセに勝手にデッキの電飾や改修を加えちゃいました(^_^*)
2週間(最後に梱包・納品があるので実質11日)で完成させちゃったミランガルではありますが、ダロルドとは違った改修も取り入れる事で、新鮮な気持ちで製作できて楽しかったです(^^♪
映画を観た方なら、ミランガルを作ってみたいと思いますよね!
ダロルドから製作の際に、参考になっていただければ幸いです(^^♪
まずは艦橋の製作です。
A キットの艦橋パーツです。
窓は透明化されていませんし、防盾も厚みがあり過ぎるので、窓の周辺は
作り直す事になります。
B 窓部分を切り抜きました。
アゴになるパーツもダボを切り取っています。
窓は凸型をしているのですが、早く仕上げるために正方形に切り抜いてい
ます。
C 窓を四角に切り抜いていましたが、後からプラ板を足して凸型にしています。
この合わせ目は防盾が付く部分なので目立たなくなります。
ブラックを全体に吹いて遮光処置をしてから、ガイアカラーのNグレーⅡを
吹きました。
透明プラ板を曇らせて貼り付け、窓を再現しています。
この辺りはダロルドの製作で経験済みですので、迷う事無く進みます(^_^*)
D 窓枠は遮光性を考えると、金属が適しています。
今回はポリウレタン線を曲げて貼り付けて行き、ハニカム型を再現しています
細いクセに金属ですし、銅なので曲げやすく、窓枠の製作にはバッチリでした
LEDを仕込んで塗装しました。
A 内部に赤色チップLEDを取り付けました。
発光面を正面に向けましたが、そのままでは中央だけ強い光になりますので、
0.3ミリのプラ板を貼り付けて拡散させています。
床面にはアルミテープを貼って、光を上に向かって多く反射させ、できるだけ
窓全体が均一に発光するように工夫しています。
B 防盾を0.3ミリのプラ板で作り直しました。
キットに比べると薄くシャープになりますので、オススメの改修ポイントです。
C 発光させてみました。
キットの艦橋パーツは、横に合わせ目が出来ないので、遮光がブラックを吹く
だけで済みますから助かります(^^♪
まあまあ窓全体が発光したし、窓枠もクッキリしたシルエットを作ってくれたの
で、自分的には満足です(^_^*)
D 航行灯も仕込んじゃいたいので、司令塔のパーツを塗装しました。
まだ白と黒しかないパンダカラーです。
航行灯を仕込みました。
A 0.25ミリの光ファイバーを植えますが、そのままでは断面だけが発光するので
真横から見た時しか光が見えません。
ライターで先端をあぶり、玉を作ってペーパーで曇らせ、ファイバーを太くしてから
植えてみました。
光は玉の内部で拡散して、前後から見た時でも光が見える様になります(^^♪
大きさも0.5ミリクラスになって視認性も良くなるので、ボクの中では定番の工作
です。
B 塗装した司令塔パーツに穴を開け、ファイバーや配線を通します。
この時、固定には瞬間接着剤を使い、流し込み接着剤は厳禁です(ーー;)
ファイバーが溶けて色が混ざってしまいますので、固定には気を付けてください。
C 司令塔が付く部分を塗りワケました。
甲板の塗りワケは面倒ですが、マスキングでキッチリと塗り分けて置かないと迷彩
がブレますので、割りと重要な塗装ポイントだと思います(^_^;)
D ここにも航行灯がありますので、ピンクとイエローのLEDを取り付けました。
熱収縮チューブを使い、両舷と艦橋まで光ファイバーで誘導しています。
パーツに挟まる部分が出来ますので、溝を彫って瞬着で固定しました。
艦橋の赤色LEDもありますので、CRDは1本で済みそうですが、今回は2本の
CRDを使って配線しています
今回は電池でも駆動させたいので、1本のCRDに接続するLEDはMAX2個とな
ります。
電池で発光させたい場合は、この様に仕込む段階でLEDの数を意識しておかな
いとなりません(^^)
それから、お尻のツノには肉抜き穴が開いていますので、パテで埋めておきました
完成した司令塔です。
サフでグレーの下地を作って、フラットブラックで軽くシャドーを入れてから塗装しています。
白 ガイアカラー NグレーⅡ
真っ白では質感が出ないので(^_^;)
黒 ブラックグレー
こちらも真っ黒では質感が出ませんので明度を上げました。
赤と白に挟まれるので、人間には黒に見えます(^_^;)
赤 ゲルバデス専用カラー + ガイアNグレーⅡを少量
劇中ではダロルドより朱色に見えたので、明るめに振りました。
甲板 赤褐色 + エクストラダークグレー + NグレーⅡ
ダロルド専用カラーより明るく、赤寄りです。
劇中のカラーに合わせて調色しました。
まだスミ入れしていませんが、塗り分けただけでカッコイイですねー(^^♪
艦橋の前を赤ではなく白にする配色のセンス、スゲーですよね。
おかげで赤い発光が強調されますし、色の境目がハッキリして全体が引き締まっています。
オープンデッキの内部を加工しました。
A キットでは甲板下のデッキは壁になっていて、オープンじゃ無いです(^_^;)
パーツの仕切りを切り取って、フルオープン状態に加工しました。
B 切り取ってしまった床や壁を、プラ板で再現します。
壁には戦車の複帯などを張り付け、ディテールを加えてみました。
エッチングの手すりなんかを加えると効果があると思います(^_^*)
C どうせほとんど見えませんが、一応内部の壁はソレっぽくディテールを追加して
います。
ダロルドに比べると、ホントお恥ずかしい程度のディテール追加です。
D 床をNグレーで、壁を明灰緑色で塗装して、ディテールをルマングリーンで筆塗り
しました。
ガミラスのメカはグリーンの部分が多いので、想像で着色しています。
今回は上甲板も開口してみました。
全通式となる甲板ですが、完全に全通となるシーンは劇中では登場しません。
後ろの扉は閉じた状態にすることにしました。
A 左右の艦載機発射口は開口されていますが、奥までは開口されていません。
パーツを切り抜いて開口し、なだらかなトンネルになる様にパテで通路を作り
ました。
B 一番奥になるシャッターは、真正面から見えちゃうので、内側にもディテールを
作りました。
C 甲板は全通にする事を想定していませんので、そのままではスキマが出来て
しまいます。
プラ板を貼り付けてスキマを出来るだけ小さくしました。
それでも出来てしまう隙間は、パテでふさいでいます。
また、前方扉のパーツは取り付けませんので、ダボ穴もパテでふさいでいます。
D 左右の艦載機用通路は、パーツをかなり削らないと通れません。
大きく切り取ってからパーツをハメ、パテで内壁を作っています。
仕切りの壁にパネルラインを彫りました。
ツヴァルケの発艦シーンの時、一瞬だけ内部が見えます(^_^*)
扉は上に開く構造になっているみたいですね。
仕切りの壁は、キットでは一切ディテールが入っていませんので、パネルラインをスジ彫りしてみました。
内部を照らしてみました。
この時点では電飾の工作をしていませんが、照明は点けたいと思っています。
簡易的にLEDをボタン電池で挟んで照らしてみました。
白色のLEDではこんな感じで、青白い光となり寒くて活気がなさそうです(^_^;)
内部の照明は電球色にした方が良さそうですね。
次回は艦載機と甲板の工作をご紹介します(^^)/
現在、2つのブログランキングへ参加しています。
1日1回、応援のワンクリックをぜひお願いしますm(__)m
2015-02-13 17:43
コメント(4)
本日 艦艇作例集購入させていただきました
また一つ 模型もスキルアップが、できそうです
by オシ (2015-02-13 21:12)
オシ さん、こんにちは(^^♪
お買い上げ、ありがとうございます(^^)/
ボクのは置いといて、他のモデラーさん達の作品も、きっと製作のお役に立ってくれると思います(^^♪
よろしくお願いします!
by どろぼうひげ (2015-02-14 10:30)
いつも更新楽しみにしております
艦橋の発光する窓枠部分ですが、ウレタン線をご使用されているとの事
ですが、瞬着などで接着して固定されてるのでしょうか?
なかなか細かな工作で自分にはできそうありませんけど。
by チキンモデラー (2015-02-16 13:26)
チキンモデラー さん、こんばんは(^^♪
いつもブログを見て頂き、ありがとうございます(^^)/
ポリウレタン線は、瞬着を使いました。
意外とガッチリ接着出来ますが、白濁するのでエポキシ系の方が良かったかも知れません。
細かい作業ですが、仕上がりはダロルドの時より良い感じです(^^♪
ぜひお試しを(^^)/
by どろぼうひげ (2015-02-16 17:36)