ベースの製作 1 [AT-ST 製作記]
ベースの製作、その1です(^^)/
ベースの製作ですが、実は掲載されたものとは違う情景にしようとしていました。
ハンガーの前で扉が開かず、R2は破壊され、ついにAT-STに追い詰められて、降参しようとしたらチューバッカが「ンガー!」と出てきて一安心。のシーンです。
ハンガーを映像から採寸して、1/48スケールで組みました。
結構大変だったんですけど、ベースにレイアウトしてみると、かなり大きなジオラマになる事が判明しました(^_^;)
気付くのおせーよ!なんですけど、ここはスリッパスッパリあきらめ、もっとコンパクトなジオラマに変更です(ーー;)
エンドアの森を再現して、二体のAT-STが進軍する様子にしたいと思います。
まずは地面から作っていきます
A B4の2mmプラ板をそのままカットせずに使いました。
スタイロフォームを使って、地面の起伏を作りました。
ベースを軽くするのが目的ですので、造型は大雑把です(^_^*)
B 壁の補修材を塗り付けて地面の起伏をなだらかにしました。
AT-STが立つ部分は平面を残しています。
2センチ程度の段差も作り、片足を乗せて乗り越えようとしているシーンを
作ります。
C 乾燥後、レッドブラウンでランダムに塗装しました。
地肌が見えても土らしく見せるための着色です。
D ベースの横にプラ板を貼り付けました。
今回ベースに電源などは仕込まないので、高さは3センチもあれば充分です。
幅を長くしておいて貼り付け、スキマにスタイロフォームや補修材を詰め込ん
でからリューターで削っています。
直線ではなく、なだらかな曲線に切り取ると自然物らしくなるかと思います。
削った痕はメディウムを厚く塗って補強し、レッドブラウンを吹いて境目を
処理しておきました。
巨木を製作します
エンドアのロケ地は、カルフォルニア州のレッドウッド国立公園です(^^♪
ここにはセコイアの巨木が立ち並んでいますので、これを再現しなくてはなりませぬぞよ
A 木の表面は割れた被子とボコボコした表皮で覆われています。
これを1/48スケールで表現するため、地面と同じ100均の壁補修材を
使いました。
タイル用とありますが、粒子が揃っていなくて風呂入ったら流血?みたいな
仕上がりがちょうど良いです(^_^*)
B やはり100均で杭を見つけたので、25センチに切断しました。
他にも太さの違う棒を25センチに切り揃え、4段階×3本を用意しています。
根元にL型ヒートンを取り付け、塗装の持ち手や乾燥の時に吊るしておける
ようにしてあります。
ちなみに、プラ材では補修材が定着しないので、わざわざ木材で作っています。
C 補修材を塗りました。
下地の防腐剤が染み出して茶色になっていますが無視してください(^_^;)
割り箸を使って補修材を盛り付け、何度も横にスライドさせて縦のスジを付け
ています。
力の入れ具合でスジの強さが変化しますので、ボロボロとスッキリを変えられ
ます。
D サフを吹いた表面のアップです。
縦のスジが付いて、ボコボコの表面と樹皮が割れた感じが表現できたかなー
上手く行くのか半信半疑でやってみたのですが、想像していたよりは上手く
表現できたと思います(^^♪
着色してみます
A サフから灰9号、サンディブラウンと重ねました。
ランダムにってワケでは無く、縦方向に吹き付けています。
この後重ねる色が届かなくても木の地肌にするためのベースカラーになります。
B エナメルのフラットブラックでウォッシングしました。
彫りの深い部分に、より多く影を作るためです。
C レッドブラウンで全体の色調を整えました。
根元の方を多く吹き付けて湿った感じを加えています。
D 最後にホワイトでドライブラシです。
あんまりやり過ぎるとマンガチックになるので、程々にぼかしながら加えました。
ベースに取り付けるだよ
スタイロフォームの上に接着しても強度が出ませんから、木の径にあわせて円形に彫り、直接底のプラ板に取り付けています。
固定には木ネジを使ってガッチリと固定しました。
スキマが出来た場合は補修材で埋めてしまい、何事も無かったかの様にバックレます(^_^*)
地面を作っていきます。
森の地面は枯れた落ち葉でフカフカです(^^♪
マットメディウムを塗って、ブラウンのパウダーを定着させました。
まんべんなく敷き詰めましたが、崖になっている部分には落ち葉が積もらないので、土が露出しています。
木の周辺は盛り上がっているものですが、後から表現しますのでここでは平らなままです。
コケを生やします。
地面と樹木にコケを作りました。
水に溶いたメディウムを筆で塗って、上からパラパラと振り掛けています。
木の幹にもたくさんのコケが群生しますので、ワリと大胆に加えています。
ちなみに、高い位置にもコケは群生しますから、根元だけでは無く高い位置にもスポット的に加えています。
コケが生えて、綺麗な空気が漂う森らしくなってきました(^_^*)
でも、これだけじゃ森にみえませんよね。
もっと草や木が必要になります。
草木を表現してみました。
本当はオランダドライフラワーなどを使って樹木を置けば、よりリアルになると思いますが、時間が無かったので簡単な表現で済ませてしまいました(^_^*)
A ホームセンターで売っている水ごけです。
自然の樹木は、地面からすこし浮いたところから葉が生えています。
地面から浮かせる事と、水ごけ自体も植物をしてくれる効果を狙いました。
B 木の周辺を中心に水ごけを置いて行きました。
固定にはやはり水溶きメディウムを使用しています。
木の周辺は特に樹木が多いので、高さを出しています。
C コースターフという、細い繊維にスポンジが絡み付いているテクスチャーを
使いました。
細い繊維がツタの様に見えるし、固定にも便利です。
塊をほぐしながら接着していきました。
D 水ごけの上に乗っている感じになります。
地面にも這わせて小さな草も演出してみました。
コースターフだけで草木を表現するので、多少無理がありますな(^_^;)
仕上がりの様子です。
木の周辺には、まとわり付いている感じに接着してボリュームを持たせています。
色が単調になるので、スプレーのりを吹き付けてグリーンのパウダーも加えてみました。
特に塗装はしませんでしたが、なんとなく草木に見えてくれればオッケーです(^^♪
次回はベースの製作の続きになる予定です(^^)/
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ベースの製作ですが、実は掲載されたものとは違う情景にしようとしていました。
ハンガーの前で扉が開かず、R2は破壊され、ついにAT-STに追い詰められて、降参しようとしたらチューバッカが「ンガー!」と出てきて一安心。のシーンです。
ハンガーを映像から採寸して、1/48スケールで組みました。
結構大変だったんですけど、ベースにレイアウトしてみると、かなり大きなジオラマになる事が判明しました(^_^;)
気付くのおせーよ!なんですけど、ここは
エンドアの森を再現して、二体のAT-STが進軍する様子にしたいと思います。
まずは地面から作っていきます
A B4の2mmプラ板をそのままカットせずに使いました。
スタイロフォームを使って、地面の起伏を作りました。
ベースを軽くするのが目的ですので、造型は大雑把です(^_^*)
B 壁の補修材を塗り付けて地面の起伏をなだらかにしました。
AT-STが立つ部分は平面を残しています。
2センチ程度の段差も作り、片足を乗せて乗り越えようとしているシーンを
作ります。
C 乾燥後、レッドブラウンでランダムに塗装しました。
地肌が見えても土らしく見せるための着色です。
D ベースの横にプラ板を貼り付けました。
今回ベースに電源などは仕込まないので、高さは3センチもあれば充分です。
幅を長くしておいて貼り付け、スキマにスタイロフォームや補修材を詰め込ん
でからリューターで削っています。
直線ではなく、なだらかな曲線に切り取ると自然物らしくなるかと思います。
削った痕はメディウムを厚く塗って補強し、レッドブラウンを吹いて境目を
処理しておきました。
巨木を製作します
エンドアのロケ地は、カルフォルニア州のレッドウッド国立公園です(^^♪
ここにはセコイアの巨木が立ち並んでいますので、これを再現しなくてはなりませぬぞよ
A 木の表面は割れた被子とボコボコした表皮で覆われています。
これを1/48スケールで表現するため、地面と同じ100均の壁補修材を
使いました。
タイル用とありますが、粒子が揃っていなくて風呂入ったら流血?みたいな
仕上がりがちょうど良いです(^_^*)
B やはり100均で杭を見つけたので、25センチに切断しました。
他にも太さの違う棒を25センチに切り揃え、4段階×3本を用意しています。
根元にL型ヒートンを取り付け、塗装の持ち手や乾燥の時に吊るしておける
ようにしてあります。
ちなみに、プラ材では補修材が定着しないので、わざわざ木材で作っています。
C 補修材を塗りました。
下地の防腐剤が染み出して茶色になっていますが無視してください(^_^;)
割り箸を使って補修材を盛り付け、何度も横にスライドさせて縦のスジを付け
ています。
力の入れ具合でスジの強さが変化しますので、ボロボロとスッキリを変えられ
ます。
D サフを吹いた表面のアップです。
縦のスジが付いて、ボコボコの表面と樹皮が割れた感じが表現できたかなー
上手く行くのか半信半疑でやってみたのですが、想像していたよりは上手く
表現できたと思います(^^♪
着色してみます
A サフから灰9号、サンディブラウンと重ねました。
ランダムにってワケでは無く、縦方向に吹き付けています。
この後重ねる色が届かなくても木の地肌にするためのベースカラーになります。
B エナメルのフラットブラックでウォッシングしました。
彫りの深い部分に、より多く影を作るためです。
C レッドブラウンで全体の色調を整えました。
根元の方を多く吹き付けて湿った感じを加えています。
D 最後にホワイトでドライブラシです。
あんまりやり過ぎるとマンガチックになるので、程々にぼかしながら加えました。
ベースに取り付けるだよ
スタイロフォームの上に接着しても強度が出ませんから、木の径にあわせて円形に彫り、直接底のプラ板に取り付けています。
固定には木ネジを使ってガッチリと固定しました。
スキマが出来た場合は補修材で埋めてしまい、何事も無かったかの様にバックレます(^_^*)
地面を作っていきます。
森の地面は枯れた落ち葉でフカフカです(^^♪
マットメディウムを塗って、ブラウンのパウダーを定着させました。
まんべんなく敷き詰めましたが、崖になっている部分には落ち葉が積もらないので、土が露出しています。
木の周辺は盛り上がっているものですが、後から表現しますのでここでは平らなままです。
コケを生やします。
地面と樹木にコケを作りました。
水に溶いたメディウムを筆で塗って、上からパラパラと振り掛けています。
木の幹にもたくさんのコケが群生しますので、ワリと大胆に加えています。
ちなみに、高い位置にもコケは群生しますから、根元だけでは無く高い位置にもスポット的に加えています。
コケが生えて、綺麗な空気が漂う森らしくなってきました(^_^*)
でも、これだけじゃ森にみえませんよね。
もっと草や木が必要になります。
草木を表現してみました。
本当はオランダドライフラワーなどを使って樹木を置けば、よりリアルになると思いますが、時間が無かったので簡単な表現で済ませてしまいました(^_^*)
A ホームセンターで売っている水ごけです。
自然の樹木は、地面からすこし浮いたところから葉が生えています。
地面から浮かせる事と、水ごけ自体も植物をしてくれる効果を狙いました。
B 木の周辺を中心に水ごけを置いて行きました。
固定にはやはり水溶きメディウムを使用しています。
木の周辺は特に樹木が多いので、高さを出しています。
C コースターフという、細い繊維にスポンジが絡み付いているテクスチャーを
使いました。
細い繊維がツタの様に見えるし、固定にも便利です。
塊をほぐしながら接着していきました。
D 水ごけの上に乗っている感じになります。
地面にも這わせて小さな草も演出してみました。
コースターフだけで草木を表現するので、多少無理がありますな(^_^;)
仕上がりの様子です。
木の周辺には、まとわり付いている感じに接着してボリュームを持たせています。
色が単調になるので、スプレーのりを吹き付けてグリーンのパウダーも加えてみました。
特に塗装はしませんでしたが、なんとなく草木に見えてくれればオッケーです(^^♪
次回はベースの製作の続きになる予定です(^^)/
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2015-04-12 17:02
コメント(6)
誌面にて、この木いいなぁ~と思ってました。
樹木にうっすらとコケ類が張り付いている様子が、すげーベリーグーです。
帝国軍の基地の出入り口は、、、どこかの展示会等で復活させるんですネ
成る程~
by ぴろんちょ (2015-04-12 20:08)
ぴろんちょさん、こんばんは(^^♪
ありがとうございます(^^)/
ジオラマに定番という手法は無く、自分のヒラメキで作るのが一番の楽しさである事が伝わってくれると嬉しいです(^_^*)
本物に見せるためにアレコレと工夫するのが楽しいんですよね(^^♪
ハンガーは出番を失って、部屋の片隅に転がっています(^_^;)
たぶん、もう使われる事はないでしょう(ーー;)
by どろぼうひげ (2015-04-13 00:41)
ベースを作っていく過程を観るのが大好きなので凄く楽しい!
このテクニックはAFVなど様々な応用ができますね♪
ハンガーが出来がいいのに・・・もったいない・・・
((+_+))
by SOL (2015-04-14 01:14)
SOLさん、こんばんは(^^♪
プラモはパーツをどう活かすかですけど、ジオラマは素材の段階から自分のインスピレーションで作るものですから、そりゃ楽しいです(^_^*)
今回ボクが作った方法以外にも、たくさんの方法があると思います。
ハンガーは全くの検討ミスでした(+_+)
こんな事しょっちゅうなんですけどね(^_^*)
by どろぼうひげ (2015-04-14 22:19)
木の作り方など、勉強になりますね。静岡で拝見したいです。ATSTは出来がいいのでベースもいろいろ凝りたくなります。製作の際は参考にさせて頂きますね。
by toshi (2015-04-16 07:20)
toshi さん、こんにちは(^^♪
上手く木が表現出来るのか、半信半疑で製作してみましたが、エンドアの巨木に見えてくれたら嬉しいです(^_^*)
AT-STは素組みでも充分にカッコイイし、価格も手頃なので、ジオラマ製作に向いていますよね。
ぜひ作ってみてくださいね(^^)/
by どろぼうひげ (2015-04-16 16:11)