艦橋の製作 [マククロス要塞艦 製作記]
マクロス要塞艦SDF-1劇場版の製作記をスタートします(^^)/
ホビージャパンに掲載して頂いたSDF-1ですが、同時にAR動画としても公開されていて、電飾の様子が動画でご覧頂けます(^^)/
先日、全日本ホビーショーでハセガワさんのブースに展示して頂いたので、実物をご覧になった方もおられるとは思いますが、スマホをお持ちの方には、ぜひ電飾の様子を動画でご覧頂きたいと思います。
マクロスといえば、アニメをオタクから一般的なものに昇格させた名作のひとつとして有名ですが、こちらの要塞艦のキットについては、高額であったりディテールがイマイチであったりと、あまり恵まれてはいませんでした。
それがついに、ハセガワさんから決定的ともいえるキットが登場して、ファンとしては嬉しいニュースでしたね(^^♪
今月にはプロメテウス/ダイダロスが付いたTV版(に近い)もキット化され、ますます楽しみです。
キットはハセガワさんらしい繊細なモールドと、巧みなパーツ分割で作りやすかったです。
プロポーションも申し分無いので、今回はディテールを大量に追加して精度を上げる工作と、映画冒頭で見せた無数の点滅を再現する方向で製作してみました(^^)/
まずは艦橋の製作です。
キットの素組みです。
司令室はちゃんとクリアーパーツが付きます。
1/4000というスケールでは、充分に再現されているとは思いますが、やはり精度不足の感があります。
センサーやアンテナ類は作り直し、更に電飾も加えてみたいです。
あと、艦橋塔が設定画と比べるとちょっと短く感じたので、2ミリ程延長してみる事にしました。
ブリッジを電飾してみます。
A 内部をリューターで削り、チップLEDを何とか収めてみました(^_^;)
これ以上削ると抜けてしまうギリギリまで削っています。
B 使用するのは1608タイプの極小チップLEDです。
劇中のイメージで、電球色ではなく白色を使いました。
こちらは配線のハンダ付けが難しいのですが、マスターすると模型の電飾には
とても強力な武器になります(^^)/
「電飾しましょっ!」を読んで、ハンダ付けの技術を習得しちゃって下さい(^^♪
C 内部には、多段構造になっているフロアや、ミンメイが歌ったステージも追加して
みました。
でも、あまりに小さくて肉眼では見えません(^_^*)
D チップLEDを取り付けてから、ブラックで遮光し、更に光りの反射を良くするため
にサフを吹きました。
それからチップLEDの塗膜をちょっとだけ剥がして、光りの強さを調整しています。
そのままでは明る過ぎて、せっかくの電飾も逆効果になってしまいますので、光の
強さを調整する事は重要なんです。
センサー類も発光させてみます。
まずは艦橋に付いているアンテナの先端です。
A 赤色の1608チップLEDをプラ材に取り付け、真鍮線を通しておいて周辺をプラ
小片でディテールアップしました。
B チップLEDは2個埋め込みましたので、2箇所が発光します。
LEDの側面に0.25mmの光ファイバーを取り付けます。
接着には透明なエポキシ接着剤を使い、スキマも埋めてしまいます。
真鍮線にも接着して、ファイバーがまっすぐに先端まで届く様にしました。
C D 更にディテールを加えて、ブラックで遮光塗装しています。
光らせた状態で塗装して、完全にチップLEDの光りが見えなくなるように吹き付け
ました。
艦橋の後ろには、ナナメに延びたセンサーが2本、左右にあります。
こちらも先端が点灯するように製作してみます。
A キットのパーツは使用せず、自作することにしました。
真鍮線を打ち込み、光ファイバーを接着する芯を作りました
そこへブラ材などでディテールを加え、先端を発光させます。
今度はLEDを直接埋め込む必要は無いので、ファイバーを下に貫通させただけ
になっています。
B ブラックで遮光の塗装をしました。
やはり発光させた状態で吹き付け、塗装モレが無い様に完全に遮光しています。
C ガイアカラーのライトグレーで塗装しました。
キットには繊細なモールドがビッシリと入っているので、スミ入れはブラックでカッチリ
と出してあげたいです。
スミ入れした時、目的の色になるように、一段明るい色で塗装しています。
D エナメルのブラックでスミ入れしました。
ディテールも追加していますので、更にメカっぽく仕上がってくれたと思います。
艦橋の後ろに付いている4枚のフィンもプラ板で作りなおしています。
クリアーパーツですが、内部にステージなどを追加したので使えなくなりました(^_^;)
0.2ミリの透明プラ板で薄く作り直したものに置き換えています。
裏側に点滅のためのマイコンを組み込みます。
A PIC12F675を使用しました。
赤のチップLED2個と、白のLED2個を交互点滅させています。
B LEDの保護抵抗は、1/4Wを使ってもサイズ的に収まりませんので、チップ抵抗
を使いました。
配線もポリウレタン線を使って、省スペース化しています。
C 3ミリの白色LED2個です。
マイコン制御で交互に点滅します。
熱収縮チューブで遮光しつつ、ファイバーを差し込む口を作っています。
差込口には2本しかファイバーが入りませんので、光りモレ対策として爪楊枝を
差し込んでいます。
先端を切って太さを調整できますし、後から外すことも可能です。
D 本体と接続するコネクタです。
電源のプラスとマイナス、それに同期信号の3Pになっています。
同期信号でLEDの点滅周期をドンピシャに合わせています。
全部の点滅がピッタリ合っていないと、劇中冒頭のシーンが再現できません。
実際にどんな点滅になっているのか、簡単な動画を作ってみました。
アニメーションGIFによって、2枚の画像を交互に表示しています(^_^;)
誌面のAR画像は、スマホじゃないと見れないと思いますので、こちらの画像で楽しんで頂ければ幸いです。
出来ればAR動画で見て欲しいんですけどね(^_^*)
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ホビージャパンに掲載して頂いたSDF-1ですが、同時にAR動画としても公開されていて、電飾の様子が動画でご覧頂けます(^^)/
先日、全日本ホビーショーでハセガワさんのブースに展示して頂いたので、実物をご覧になった方もおられるとは思いますが、スマホをお持ちの方には、ぜひ電飾の様子を動画でご覧頂きたいと思います。
マクロスといえば、アニメをオタクから一般的なものに昇格させた名作のひとつとして有名ですが、こちらの要塞艦のキットについては、高額であったりディテールがイマイチであったりと、あまり恵まれてはいませんでした。
それがついに、ハセガワさんから決定的ともいえるキットが登場して、ファンとしては嬉しいニュースでしたね(^^♪
今月にはプロメテウス/ダイダロスが付いたTV版(に近い)もキット化され、ますます楽しみです。
キットはハセガワさんらしい繊細なモールドと、巧みなパーツ分割で作りやすかったです。
プロポーションも申し分無いので、今回はディテールを大量に追加して精度を上げる工作と、映画冒頭で見せた無数の点滅を再現する方向で製作してみました(^^)/
まずは艦橋の製作です。
キットの素組みです。
司令室はちゃんとクリアーパーツが付きます。
1/4000というスケールでは、充分に再現されているとは思いますが、やはり精度不足の感があります。
センサーやアンテナ類は作り直し、更に電飾も加えてみたいです。
あと、艦橋塔が設定画と比べるとちょっと短く感じたので、2ミリ程延長してみる事にしました。
ブリッジを電飾してみます。
A 内部をリューターで削り、チップLEDを何とか収めてみました(^_^;)
これ以上削ると抜けてしまうギリギリまで削っています。
B 使用するのは1608タイプの極小チップLEDです。
劇中のイメージで、電球色ではなく白色を使いました。
こちらは配線のハンダ付けが難しいのですが、マスターすると模型の電飾には
とても強力な武器になります(^^)/
「電飾しましょっ!」を読んで、ハンダ付けの技術を習得しちゃって下さい(^^♪
C 内部には、多段構造になっているフロアや、ミンメイが歌ったステージも追加して
みました。
でも、あまりに小さくて肉眼では見えません(^_^*)
D チップLEDを取り付けてから、ブラックで遮光し、更に光りの反射を良くするため
にサフを吹きました。
それからチップLEDの塗膜をちょっとだけ剥がして、光りの強さを調整しています。
そのままでは明る過ぎて、せっかくの電飾も逆効果になってしまいますので、光の
強さを調整する事は重要なんです。
センサー類も発光させてみます。
まずは艦橋に付いているアンテナの先端です。
A 赤色の1608チップLEDをプラ材に取り付け、真鍮線を通しておいて周辺をプラ
小片でディテールアップしました。
B チップLEDは2個埋め込みましたので、2箇所が発光します。
LEDの側面に0.25mmの光ファイバーを取り付けます。
接着には透明なエポキシ接着剤を使い、スキマも埋めてしまいます。
真鍮線にも接着して、ファイバーがまっすぐに先端まで届く様にしました。
C D 更にディテールを加えて、ブラックで遮光塗装しています。
光らせた状態で塗装して、完全にチップLEDの光りが見えなくなるように吹き付け
ました。
艦橋の後ろには、ナナメに延びたセンサーが2本、左右にあります。
こちらも先端が点灯するように製作してみます。
A キットのパーツは使用せず、自作することにしました。
真鍮線を打ち込み、光ファイバーを接着する芯を作りました
そこへブラ材などでディテールを加え、先端を発光させます。
今度はLEDを直接埋め込む必要は無いので、ファイバーを下に貫通させただけ
になっています。
B ブラックで遮光の塗装をしました。
やはり発光させた状態で吹き付け、塗装モレが無い様に完全に遮光しています。
C ガイアカラーのライトグレーで塗装しました。
キットには繊細なモールドがビッシリと入っているので、スミ入れはブラックでカッチリ
と出してあげたいです。
スミ入れした時、目的の色になるように、一段明るい色で塗装しています。
D エナメルのブラックでスミ入れしました。
ディテールも追加していますので、更にメカっぽく仕上がってくれたと思います。
艦橋の後ろに付いている4枚のフィンもプラ板で作りなおしています。
クリアーパーツですが、内部にステージなどを追加したので使えなくなりました(^_^;)
0.2ミリの透明プラ板で薄く作り直したものに置き換えています。
裏側に点滅のためのマイコンを組み込みます。
A PIC12F675を使用しました。
赤のチップLED2個と、白のLED2個を交互点滅させています。
B LEDの保護抵抗は、1/4Wを使ってもサイズ的に収まりませんので、チップ抵抗
を使いました。
配線もポリウレタン線を使って、省スペース化しています。
C 3ミリの白色LED2個です。
マイコン制御で交互に点滅します。
熱収縮チューブで遮光しつつ、ファイバーを差し込む口を作っています。
差込口には2本しかファイバーが入りませんので、光りモレ対策として爪楊枝を
差し込んでいます。
先端を切って太さを調整できますし、後から外すことも可能です。
D 本体と接続するコネクタです。
電源のプラスとマイナス、それに同期信号の3Pになっています。
同期信号でLEDの点滅周期をドンピシャに合わせています。
全部の点滅がピッタリ合っていないと、劇中冒頭のシーンが再現できません。
実際にどんな点滅になっているのか、簡単な動画を作ってみました。
アニメーションGIFによって、2枚の画像を交互に表示しています(^_^;)
誌面のAR画像は、スマホじゃないと見れないと思いますので、こちらの画像で楽しんで頂ければ幸いです。
出来ればAR動画で見て欲しいんですけどね(^_^*)
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2015-10-04 15:50
コメント(4)
あ~~。F-14は一体どこに(笑)
トップ画がコレに変わっていたので来そうな気はしてました。
大きいキットだと思ってたのに小さいですね。
個人的には劇場版のグローバル艦長の机の上にあったヤツ位のが欲しいですねぇ。加工も楽だしφ(.. )
置き場には困りますけど、ドメラーズ買ったので怖いものはありません(笑)
こういう巨大宇宙船は電飾し甲斐がありますね。
by てりー (2015-10-05 22:20)
てりー さん、こんばんは(^^♪
トムキャットは作例の合間に製作するので、間が空くのはご勘弁ください(^_^;)
確かに、箱の大きさからすると完成品は小さいのですが、日本の住宅事情からすると、ちょうど良いサイズだと思いますよ(^^♪
ドメラーズや1/500ヤマトは、置き場所が無くて、結局しまったままですし(ーー;)
これからの製作記をお楽しみくださいね(^^♪
by どろぼうひげ (2015-10-06 09:31)
初めてメールさせていただきます。このブログを発見して以来のファンです。一度この目で作品を見たいと思っておりましたら、スターウォーズ展がわが町(愛媛)にもやって来ており、早速見に行きますとどこかで見たような模型が展示されておりました。もしやと思いブログを確認すると、まったく一緒!感激でした。写真で見るのと実際に見るのとではやはり違います。これまでやりたいと思って、始められなかった模型の電飾を始める気になりました。まずは小さい模型からやってみたいと思っております。(ちなみにLEDって最初から広角のものを使用したほうが光ファイバーを光らすにはいいのでしょうか?)すみません。作品のコメントにはならなかったですね。
by キツネの婿入り (2015-10-31 20:22)
キツネの婿入り さん、はじめまして(^^♪
いつもブログを見て頂き、ありがとうございます!
愛媛のみなさんにも、作品を直接見てもらえる機会を頂き、嬉しい限りです。
やはり模型は、実物を見て頂くのが一番ですからね!
電飾への興味も持って頂けたようで、これまた嬉しいです(^^♪
LEDで光ファイバーを使うのでしたら、「電飾しましょっ!」でご紹介した、熱収縮チューブを使う方法が一番確実です。
ちゃんとLEDの中心にファイバーが来るので、光の角度を気にしなくて済みますから、広角を選ぶ必要がありません。
頑張って下さいね(^^)/
by どろぼうひげ (2015-11-01 17:35)