艦橋とESSMの電飾 [護衛艦あきづき 製作記]
艦橋とESSMを電飾して、ベースに合わせます。
艦橋は窓をくり貫いてありますが、光を均一にするため、ちょっと工夫しています。
A 内部にアルミシールを貼りました。
光を拡散させて、色々な方向から光が当たるようにします。
B 更に、ペーパーで片面だけ曇らせた透明プラ板を、窓の裏から当てます。
細かいキズが曇りガラスのように光を拡散させ、平面的な光になります。
曇らせていない面を表にする事で、窓ガラスのように見えます。
C LEDは3ミリの電球色砲弾型です。
砲弾型は光の照射角が60度くらいなので、本当はチップLEDの方が向いて
いますが、今回は拡散をアルミテープに任せて、光の強さを優先しています。
底に穴を開け、LEDを埋め込んでアルミテープを一面に貼りました。
D 発光させた様子です。
全ての窓が均一に光ってくれています(^^♪
アルミテープを貼ったり、曇らせた透明プラ板を入れたりと、ちょっとした手間
で電飾の効果が大きく左右されます。
ESSMの噴射光には、ファイバーを使っています。
A 光ファイバーはカットした断面のみ発光するのですが、先端をヤスリで削ると、
削った部分からも光が漏れ出してきます。
キズの深さを段々浅くしていく事で、先端に行くほど明るく光らせる事が可能です。
B 反対側からイエローの光を入れてみました。
キズが付いていない部分はほとんど発光していなくて、先端のみ光のグラデー
ションが出来ます
C 手芸用の綿で噴煙を作りました。
発射時の火薬は黄色で、排煙口からたてに吹き上がりますが、ESSMの噴射は
VLSに当たって白く横に広がります。
わずかに光ってしまうファイバーを、この煙が上手く隠してくれます(^^♪
D LEDは熱収縮チューブを縮ませて、遮光とファイバーの差込口を作ります。
詳しい作り方は、自著「電飾しましょっ!」に掲載されていますので、ぜひ参考に
してください(^^)/
とてコンパクトに光源を作る事が出来ますが、船体内部には納まりません。
ベースまで貫通する穴を開けて、収めたいと思います。
先端にESSMを取り付けます。
伸ばしランナーにプラペーパーで羽を付け、ESSMを自作しました。
爪楊枝にチョコンと乗ってしまう大きさですけど、実物はとても大きなミサイルです。
ファイバーの先に瞬間接着剤の玉を作って、ちょっと時間を置いてから取り付けました。
瞬間接着剤の玉も発光するので、噴射口が一番強く発光してくれます。
光らせてみると、まるでESSMから光が出てきているように見えますよね(^^)/
電飾のための配線やLED用の穴を開けておきたいので、ベースに合わせてみます。
A 海面の表現には、「なみ板くん」を使いました。
ベースとして市販のアクリルケースを使いますので、底の大きさに合わせて
カットしています。
B あきづきを置いてみました。
ちょっとナナメにしてカッコ付けています。
C ベースにはESSM用のLEDが顔を出す穴を開けました。
D ベースに固定するためのナットですけど、キットにモールドされているナット受け
が小さ過ぎて、合うナットが見付かりませんでした。
仕方なく別の場所に穴を開け、ナットを接着しています。
ナットは中で回転してしまわない様に、プラ片で固定しています。
ベースには、ほかにも穴開けが必要です。
A 電飾のための配線を出す穴、ESSM用LEDの穴、ビスで固定するための穴
など、全て開口しました。
ちょっと失敗してしまって、余計な穴も開いています(^_^*)
なみ板くんに付属している青い紙では、一面真っ青でしたので、ベースに
着色して深みを出しました。
マスキングしてサフを吹き、コバルトブルーやルマングリーンをランダムに吹いた
だけですけどね(^_^*)
光が海面に反射して欲しい部分は、一応気を使って暗めに塗装しています。
B 艦橋と格納庫の配線は直列にして一箇所に集めました。
甲板と船体には余裕がありますが、配線をはさんでしまわない様に
仮組みして、確認が必要です。
C 格納庫を接着しましたので、合わせ目を消します。
既に塗装まで済んでいるのに、もう一度黒立ち上げからやり直しです。
D 艦橋の部分も合わせ目を消しました。
でも、艦橋パーツの合わせ目は、モールドが消えてしまうのが恐くて処理しません
でした。
すごく目立つ合わせ目なので、今思うと、やっぱり消しておけば良かったです。
さて、他の部分も製作を進めます。
ベースが仕上がったので、取り外して本体の製作に入ります。
A 小物パーツを取り付けていきます。
ランナーのまま塗装して取り付けようと進めていたのですが、取り外してみたら
パーティングラインがバッチリ残っているパーツがあってガッカリんこ。
結局、ひとつひとつ取り外して、筆塗りしました。
B 後部の小物もどんどん取り付けていきます。
プローブレシーバーは、キットではモールドされているだけでしたので、自作した
パーツに置き換えています。
小さなボックスも不足していたので追加しました。
ハープーンは、そのまま取り付けると発射時に建物に当たってしまう角度なので
すが、たぶん発射時は仰角を上げると思いますのでそのまま取り付けました。
煙突はマスキングで塗装してから、塗装したデッキパーツを取り付けています。
C LSO(発着管制)はエッチングが付きます。
中がカラッポなのも変かなーと思って、イスとコンソールを追加しました。
D エッチングの風防を取り付けてみました。
精度がアップしてシメシメですが、せっかく作った内部はほとんど見えません。
まぁ、何かあるなー程度で充分です(T_T)シクシク
内火艇を取り付けました。
A 内火艇は一発抜きのパーツ1個ですが、ナカナカの再現度です。
「あきづき」のデカールまで付いていますが、あきづきには1隻しか搭載されて
いないので番号はありません。
筆塗りで塗装してスミ入れ後、ハシゴを追加しました。
素材がFRPなので、外面はクリアーでコートしています。
B 船体に取り付けました。
固定用のロープを伸ばしランナーで追加しました。
完全にオーバースケールですけど、これが見た目の精度アップにとても
効果的です。
C 反対側にある複合艇も筆塗りスミ入れです。
こちらは単色なので楽ですね(^_^;)
D 船体に取り付け、降下用のクレーンも取り付けました。
小物が段々と付いて、艦船らしくなってきてワクワクします(^^♪
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艦橋は窓をくり貫いてありますが、光を均一にするため、ちょっと工夫しています。
A 内部にアルミシールを貼りました。
光を拡散させて、色々な方向から光が当たるようにします。
B 更に、ペーパーで片面だけ曇らせた透明プラ板を、窓の裏から当てます。
細かいキズが曇りガラスのように光を拡散させ、平面的な光になります。
曇らせていない面を表にする事で、窓ガラスのように見えます。
C LEDは3ミリの電球色砲弾型です。
砲弾型は光の照射角が60度くらいなので、本当はチップLEDの方が向いて
いますが、今回は拡散をアルミテープに任せて、光の強さを優先しています。
底に穴を開け、LEDを埋め込んでアルミテープを一面に貼りました。
D 発光させた様子です。
全ての窓が均一に光ってくれています(^^♪
アルミテープを貼ったり、曇らせた透明プラ板を入れたりと、ちょっとした手間
で電飾の効果が大きく左右されます。
ESSMの噴射光には、ファイバーを使っています。
A 光ファイバーはカットした断面のみ発光するのですが、先端をヤスリで削ると、
削った部分からも光が漏れ出してきます。
キズの深さを段々浅くしていく事で、先端に行くほど明るく光らせる事が可能です。
B 反対側からイエローの光を入れてみました。
キズが付いていない部分はほとんど発光していなくて、先端のみ光のグラデー
ションが出来ます
C 手芸用の綿で噴煙を作りました。
発射時の火薬は黄色で、排煙口からたてに吹き上がりますが、ESSMの噴射は
VLSに当たって白く横に広がります。
わずかに光ってしまうファイバーを、この煙が上手く隠してくれます(^^♪
D LEDは熱収縮チューブを縮ませて、遮光とファイバーの差込口を作ります。
詳しい作り方は、自著「電飾しましょっ!」に掲載されていますので、ぜひ参考に
してください(^^)/
とてコンパクトに光源を作る事が出来ますが、船体内部には納まりません。
ベースまで貫通する穴を開けて、収めたいと思います。
先端にESSMを取り付けます。
伸ばしランナーにプラペーパーで羽を付け、ESSMを自作しました。
爪楊枝にチョコンと乗ってしまう大きさですけど、実物はとても大きなミサイルです。
ファイバーの先に瞬間接着剤の玉を作って、ちょっと時間を置いてから取り付けました。
瞬間接着剤の玉も発光するので、噴射口が一番強く発光してくれます。
光らせてみると、まるでESSMから光が出てきているように見えますよね(^^)/
電飾のための配線やLED用の穴を開けておきたいので、ベースに合わせてみます。
A 海面の表現には、「なみ板くん」を使いました。
ベースとして市販のアクリルケースを使いますので、底の大きさに合わせて
カットしています。
B あきづきを置いてみました。
ちょっとナナメにしてカッコ付けています。
C ベースにはESSM用のLEDが顔を出す穴を開けました。
D ベースに固定するためのナットですけど、キットにモールドされているナット受け
が小さ過ぎて、合うナットが見付かりませんでした。
仕方なく別の場所に穴を開け、ナットを接着しています。
ナットは中で回転してしまわない様に、プラ片で固定しています。
ベースには、ほかにも穴開けが必要です。
A 電飾のための配線を出す穴、ESSM用LEDの穴、ビスで固定するための穴
など、全て開口しました。
ちょっと失敗してしまって、余計な穴も開いています(^_^*)
なみ板くんに付属している青い紙では、一面真っ青でしたので、ベースに
着色して深みを出しました。
マスキングしてサフを吹き、コバルトブルーやルマングリーンをランダムに吹いた
だけですけどね(^_^*)
光が海面に反射して欲しい部分は、一応気を使って暗めに塗装しています。
B 艦橋と格納庫の配線は直列にして一箇所に集めました。
甲板と船体には余裕がありますが、配線をはさんでしまわない様に
仮組みして、確認が必要です。
C 格納庫を接着しましたので、合わせ目を消します。
既に塗装まで済んでいるのに、もう一度黒立ち上げからやり直しです。
D 艦橋の部分も合わせ目を消しました。
でも、艦橋パーツの合わせ目は、モールドが消えてしまうのが恐くて処理しません
でした。
すごく目立つ合わせ目なので、今思うと、やっぱり消しておけば良かったです。
さて、他の部分も製作を進めます。
ベースが仕上がったので、取り外して本体の製作に入ります。
A 小物パーツを取り付けていきます。
ランナーのまま塗装して取り付けようと進めていたのですが、取り外してみたら
パーティングラインがバッチリ残っているパーツがあってガッカリんこ。
結局、ひとつひとつ取り外して、筆塗りしました。
B 後部の小物もどんどん取り付けていきます。
プローブレシーバーは、キットではモールドされているだけでしたので、自作した
パーツに置き換えています。
小さなボックスも不足していたので追加しました。
ハープーンは、そのまま取り付けると発射時に建物に当たってしまう角度なので
すが、たぶん発射時は仰角を上げると思いますのでそのまま取り付けました。
煙突はマスキングで塗装してから、塗装したデッキパーツを取り付けています。
C LSO(発着管制)はエッチングが付きます。
中がカラッポなのも変かなーと思って、イスとコンソールを追加しました。
D エッチングの風防を取り付けてみました。
精度がアップしてシメシメですが、せっかく作った内部はほとんど見えません。
まぁ、何かあるなー程度で充分です(T_T)シクシク
内火艇を取り付けました。
A 内火艇は一発抜きのパーツ1個ですが、ナカナカの再現度です。
「あきづき」のデカールまで付いていますが、あきづきには1隻しか搭載されて
いないので番号はありません。
筆塗りで塗装してスミ入れ後、ハシゴを追加しました。
素材がFRPなので、外面はクリアーでコートしています。
B 船体に取り付けました。
固定用のロープを伸ばしランナーで追加しました。
完全にオーバースケールですけど、これが見た目の精度アップにとても
効果的です。
C 反対側にある複合艇も筆塗りスミ入れです。
こちらは単色なので楽ですね(^_^;)
D 船体に取り付け、降下用のクレーンも取り付けました。
小物が段々と付いて、艦船らしくなってきてワクワクします(^^♪
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2016-03-06 12:55
コメント(4)
光ファイバーを尖らして使用するなんて、
光ファイバーの構造を理解して上手く利用するアイデアが素晴らしいですね~
それらしくなってますもんね~
そういえば、この作例が掲載されてる本は周辺では売り切れてて入手できてません。。申し訳ありません(><)
by チキンモデラー (2016-03-07 13:59)
チキンモデラーさん、こんばんは(^^♪
光ファイバーは、屈折率の違う樹脂が2重になっていて、光が屈折する事で出てこれない構造になっています。
なので、表面のコーティングを剥がせば、光が出てくるんですよね(^^♪
今回はその原理で発光のグラデーションを作っています。
艦船模型スペシャルはすぐに売れてしまうので、本屋さんにはもう無いかも知れないですね。
アマゾンの通販が一番便利かも知れません。
ぜひご検討ください(^^)/
by どろぼうひげ (2016-03-07 20:36)
なるほどー!
光ファイバーは二重構造だから削ると側面が光るんですね。
以前透明プラ棒で試したけど光りませんでした…。
だから記事を見てビックリ。
これならネオンも作れるし、列車の室内灯にも応用できそうです。
by Gut (2016-03-08 19:22)
Gutさん、こんばんは(^^♪
そうなんですよ。
意外とみなさん、ただの透明樹脂だと思っているらしいのですが、二重構造だし、透明度だって普通のプラとは比較になりません。
棒状に光らせる場合は、根元から先へ、段々と削る量を増やすと均一な発光になります。
調整が難しいのですが、やってやれない事は無いです(^_^;)
by どろぼうひげ (2016-03-08 22:44)