改修と電飾 [サンダーバード2&4 製作記]
コックピットなどの改修作業と、電飾の加工です(^^)/
こちらのキットは、とても再現度の高い好キットなのですが、唯一、船首部分のセンサー類のディテールがイマイチでしたのでディテールアップしてみます。
A キットの状態です。
上下に並んだセンサーは、もっと細くて、合わせ目の無いパネル表面から直接
出ています。
また、左側のセンサーも、劇中では1本で、こちらは楕円形の穴の中から出てい
る感じのハズです。
B 右側の2本のセンサーはカットして、船体に接着してしまい、合わせ目を消しまし
た。
それから2つの穴を開けて、真鍮パイプと金属線で自作した、段のあるセンサー
を取り付けています。
キットのままより、かなり精度がアップしました。
C 左側も元からカットして、1本にした自作センサーに置き換えました。
カットした部分が丸見えになるので、適当なメカを貼り付けて誤魔化しています。
穴の内部にもちょっとしたメカを追加しました。
D 穴も綺麗に面取りして、プラ臭さを無くしています。
チラ見えするメカと精度の上がったセンサーによって、精度もアップしてくれたと
思います。
コックピットの製作です。
A コックピットは、なんと一体成型で1パーツです(^_^;)
抜き方向の制限によるディテール不足な部分はありますけど、必要にして充分な
ディテールに仕上がっていると思います。
B 操縦席のコンソールの上にある、3連メーターが省略されていたので追加しました。
伸ばしランナーを斜めにカットして貼り付けただけです。
もっと手を入れたい部分はあるのですが、拘りたい方は作り込んでみるのも面白い
と思います。
C 塗装して、デカールを貼りました。
デカールはとても再現度が高くて、貼るだけで雰囲気がかなりアップします。
スミ入れすれば、これが1パーツとは信じられない程リアルに仕上がります。
D 背面のカベもついでに仕上げました。
劇中とはディテールが違うのですが、雰囲気は充分だと思います。
バージルのフィギュアを乗せてみました。
A やはりコックピットには、バージルを座らせたいので、自作してみました。
バンダイの1/144ビルダーズパーツから、MSフィギュア01を使っています。
スーツがちょうど似たようなディテールだったので、余分な部分をカットした程度で
流用できました。
タスキはプラペーパー、肩にある砲筒みたいなものは伸ばしランナーです。
頭だけはどうしようも無かったので、パテで自作しました。
少し大きめに作って、バージルらしく造型しています。
B 塗装しました。
スーツ類は、小さくて乗せると色分けが良く見えなくなるので、コントラストを強調
して彩色しています。
眉毛を太く描いて、バージルらしく塗装してみました。
C コックピットに乗せてみました。
やはり乗り物は、パイロットがいるだけで、雰囲気が変わりますね。
D コックピットの外装は、取り外して内部を楽しめます。
円形のハッチの裏に、チップLEDを取り付けて電飾も加えるつもりです。
そのため、内部の仕切りはカットして、影が出来ないようにしました。
ダボもかなりゆるくなるようにスリ合わせをしています。
今回は単品ですので、電源を確保しなくてはなりません。
電源としては、PICを動かす都合があるので、最低でも5Vは必要です。
つまり、単三電池2本(3V)では足りません。3本(4.5V)でもまだ不足です。
それなら、9Vの角型電池を入れてしまって、5Vに落として使えば、容量的にもスペース的にも助かります。
船体後部の仕切りをカットすれば、何とか9V電池が収まりそうです。
仕切りを取り払って、プラ板で内壁を作り、電池ボックスを作りました。
内部でカタカタ動くのは困るので、磁石で保持させています。
船体上パーツの一部をカットして、鉄片を取り付け、磁石によってフタを固定する事にしました。
フタを開ける時には、別の磁石で吸い付けて開けます(199ページ左上参照)
ちなみに、フタは下パーツの溝にスライドさせて固定する構造だったので、下の溝以外は削り取って、楽に開閉出来るように加工しています。
メインスイッチを取り付けました。
A メインスイッチは、どこかにスライドスイッチなどを取り付けても構わないのですが、
出来ればディテールを壊したくありません。
主翼が開閉するギミックを利用して、開いた時にメインスイッチが入る様に加工して
みました。
左側の主翼が付く船体側の一部を四角に削り、小さなスイッチを取り付けます。
B 押すとON、放すとOFFになるスイッチを、さりげなく仕込みました。
電池からのプラスが、このスイッチで接続されます。
C 主翼を開くと、このスイッチが押されて、メインスイッチがONになります。
主翼は意外と厚いので、位置は適当でも大丈夫だと思います。
スラスターのスイッチも、ちょっと工夫してみます。
A スラスターも下に向けた時に発光する仕組みにしたいと思います。
やはりディテールを一切崩さず、スイッチを仕込みたいです。
左前のスラスターに、リング状の突起を付けました。
B プラ材でカベを作り、スイッチを取り付けました。
この位置は船体上パーツの中に潜り込む位置になっていますので、組んでしまえば
見えなくなる場所です。
C スラスターを収納している状態のときは、スイッチがOFFになっています。
D 下に向けると、突起でスイッチが押されてONになる仕組みを作りました。
このスイッチの状態をマイコンで検知させて、残りの3基のスラスターも点灯させます。
ついでに、高速明減する様にプログラムしようと思います。
スラスターにLEDを仕込みます。
A 噴射口にはスリット状のディテールが入っていましたが、全てくり貫いてしまいました。
プラは厚いし、可動のために柔らかめな素材になっているので、加工はちょっと大変
かも知れません。
LEDは噴射口の底に、3ミリのイエローを取り付けました。
チップLEDを使えば、取り付けが楽なのですが、強力な光が欲しかったので、
無理矢理内蔵させています。
砲弾型の頭が邪魔になるので、ギリギリまで削って高さを抑えています。
B ブラックで塗装して、遮光をカンペキにしてから黒鉄色で塗装しました。
そのままではLEDの光がモロ見えですので、ペーパーで曇らせた透明プラ板を
ハメて、噴射口全体に光を拡散させています。
C スラスターは可動しますので、配線に余裕を持たせ、空いているスペースに逃げられ
る様に取り回しています。
特に今回は細いポリウレタン線を使ったので、何度も動かしているうちに切れてしま
わない様に、遊びを持たせています。
D 後ろのスラスターの配線も、同様に余裕を持たせて配線しています。
電源などの主要な配線は、パーツに穴を開けて最短距離を通していますが、
スラスターの配線が自由に動ける事を、最優先にした取り回しになっています。
最後にエンジンです。
これが全く手が掛かりませんでした。
底になる部分に3ミリの穴を開けて、黄色の砲弾型LEDを差し込んだだけです。
LEDの後ろ側にも空間が出来るので、配線をハンダ付けするにも都合が良いです。
4つものパーツに分割してくれたタカラホビーさんに感謝です。
赤い部分は鋳造表現を加えました。
発進シーンを見ると、赤い部分はゴツゴツした鋳造表現になっています。
溶きパテを塗って、半乾きの時に歯ブラシでたたく事で、鋳造表面を作りました。
ただ、スケールを考えると、かなり控えめな表現になるので、パッと見ではわからない程度の加工にしておきました。
次回はコンテナの製作と塗装をご紹介したいと思います。
現在、2つのブログランキングへ参加しています。
1日1回、応援のワンクリックをぜひお願いしますm(__)m
こちらのキットは、とても再現度の高い好キットなのですが、唯一、船首部分のセンサー類のディテールがイマイチでしたのでディテールアップしてみます。
A キットの状態です。
上下に並んだセンサーは、もっと細くて、合わせ目の無いパネル表面から直接
出ています。
また、左側のセンサーも、劇中では1本で、こちらは楕円形の穴の中から出てい
る感じのハズです。
B 右側の2本のセンサーはカットして、船体に接着してしまい、合わせ目を消しまし
た。
それから2つの穴を開けて、真鍮パイプと金属線で自作した、段のあるセンサー
を取り付けています。
キットのままより、かなり精度がアップしました。
C 左側も元からカットして、1本にした自作センサーに置き換えました。
カットした部分が丸見えになるので、適当なメカを貼り付けて誤魔化しています。
穴の内部にもちょっとしたメカを追加しました。
D 穴も綺麗に面取りして、プラ臭さを無くしています。
チラ見えするメカと精度の上がったセンサーによって、精度もアップしてくれたと
思います。
コックピットの製作です。
A コックピットは、なんと一体成型で1パーツです(^_^;)
抜き方向の制限によるディテール不足な部分はありますけど、必要にして充分な
ディテールに仕上がっていると思います。
B 操縦席のコンソールの上にある、3連メーターが省略されていたので追加しました。
伸ばしランナーを斜めにカットして貼り付けただけです。
もっと手を入れたい部分はあるのですが、拘りたい方は作り込んでみるのも面白い
と思います。
C 塗装して、デカールを貼りました。
デカールはとても再現度が高くて、貼るだけで雰囲気がかなりアップします。
スミ入れすれば、これが1パーツとは信じられない程リアルに仕上がります。
D 背面のカベもついでに仕上げました。
劇中とはディテールが違うのですが、雰囲気は充分だと思います。
バージルのフィギュアを乗せてみました。
A やはりコックピットには、バージルを座らせたいので、自作してみました。
バンダイの1/144ビルダーズパーツから、MSフィギュア01を使っています。
スーツがちょうど似たようなディテールだったので、余分な部分をカットした程度で
流用できました。
タスキはプラペーパー、肩にある砲筒みたいなものは伸ばしランナーです。
頭だけはどうしようも無かったので、パテで自作しました。
少し大きめに作って、バージルらしく造型しています。
B 塗装しました。
スーツ類は、小さくて乗せると色分けが良く見えなくなるので、コントラストを強調
して彩色しています。
眉毛を太く描いて、バージルらしく塗装してみました。
C コックピットに乗せてみました。
やはり乗り物は、パイロットがいるだけで、雰囲気が変わりますね。
D コックピットの外装は、取り外して内部を楽しめます。
円形のハッチの裏に、チップLEDを取り付けて電飾も加えるつもりです。
そのため、内部の仕切りはカットして、影が出来ないようにしました。
ダボもかなりゆるくなるようにスリ合わせをしています。
今回は単品ですので、電源を確保しなくてはなりません。
電源としては、PICを動かす都合があるので、最低でも5Vは必要です。
つまり、単三電池2本(3V)では足りません。3本(4.5V)でもまだ不足です。
それなら、9Vの角型電池を入れてしまって、5Vに落として使えば、容量的にもスペース的にも助かります。
船体後部の仕切りをカットすれば、何とか9V電池が収まりそうです。
仕切りを取り払って、プラ板で内壁を作り、電池ボックスを作りました。
内部でカタカタ動くのは困るので、磁石で保持させています。
船体上パーツの一部をカットして、鉄片を取り付け、磁石によってフタを固定する事にしました。
フタを開ける時には、別の磁石で吸い付けて開けます(199ページ左上参照)
ちなみに、フタは下パーツの溝にスライドさせて固定する構造だったので、下の溝以外は削り取って、楽に開閉出来るように加工しています。
メインスイッチを取り付けました。
A メインスイッチは、どこかにスライドスイッチなどを取り付けても構わないのですが、
出来ればディテールを壊したくありません。
主翼が開閉するギミックを利用して、開いた時にメインスイッチが入る様に加工して
みました。
左側の主翼が付く船体側の一部を四角に削り、小さなスイッチを取り付けます。
B 押すとON、放すとOFFになるスイッチを、さりげなく仕込みました。
電池からのプラスが、このスイッチで接続されます。
C 主翼を開くと、このスイッチが押されて、メインスイッチがONになります。
主翼は意外と厚いので、位置は適当でも大丈夫だと思います。
スラスターのスイッチも、ちょっと工夫してみます。
A スラスターも下に向けた時に発光する仕組みにしたいと思います。
やはりディテールを一切崩さず、スイッチを仕込みたいです。
左前のスラスターに、リング状の突起を付けました。
B プラ材でカベを作り、スイッチを取り付けました。
この位置は船体上パーツの中に潜り込む位置になっていますので、組んでしまえば
見えなくなる場所です。
C スラスターを収納している状態のときは、スイッチがOFFになっています。
D 下に向けると、突起でスイッチが押されてONになる仕組みを作りました。
このスイッチの状態をマイコンで検知させて、残りの3基のスラスターも点灯させます。
ついでに、高速明減する様にプログラムしようと思います。
スラスターにLEDを仕込みます。
A 噴射口にはスリット状のディテールが入っていましたが、全てくり貫いてしまいました。
プラは厚いし、可動のために柔らかめな素材になっているので、加工はちょっと大変
かも知れません。
LEDは噴射口の底に、3ミリのイエローを取り付けました。
チップLEDを使えば、取り付けが楽なのですが、強力な光が欲しかったので、
無理矢理内蔵させています。
砲弾型の頭が邪魔になるので、ギリギリまで削って高さを抑えています。
B ブラックで塗装して、遮光をカンペキにしてから黒鉄色で塗装しました。
そのままではLEDの光がモロ見えですので、ペーパーで曇らせた透明プラ板を
ハメて、噴射口全体に光を拡散させています。
C スラスターは可動しますので、配線に余裕を持たせ、空いているスペースに逃げられ
る様に取り回しています。
特に今回は細いポリウレタン線を使ったので、何度も動かしているうちに切れてしま
わない様に、遊びを持たせています。
D 後ろのスラスターの配線も、同様に余裕を持たせて配線しています。
電源などの主要な配線は、パーツに穴を開けて最短距離を通していますが、
スラスターの配線が自由に動ける事を、最優先にした取り回しになっています。
最後にエンジンです。
これが全く手が掛かりませんでした。
底になる部分に3ミリの穴を開けて、黄色の砲弾型LEDを差し込んだだけです。
LEDの後ろ側にも空間が出来るので、配線をハンダ付けするにも都合が良いです。
4つものパーツに分割してくれたタカラホビーさんに感謝です。
赤い部分は鋳造表現を加えました。
発進シーンを見ると、赤い部分はゴツゴツした鋳造表現になっています。
溶きパテを塗って、半乾きの時に歯ブラシでたたく事で、鋳造表面を作りました。
ただ、スケールを考えると、かなり控えめな表現になるので、パッと見ではわからない程度の加工にしておきました。
次回はコンテナの製作と塗装をご紹介したいと思います。
現在、2つのブログランキングへ参加しています。
1日1回、応援のワンクリックをぜひお願いしますm(__)m
2016-06-16 20:43
コメント(7)
スイッチなどの仕込みアイディアは流石!
このテクニックは勉強になります♪
by SOL (2016-06-16 22:19)
お久しぶりです (^_^)v
ホビージャパンで読みましたよ。
TB2は、子供の頃に作りたおしましたね。
つーか、これしか遊ぶものがなかったから
福島県?でしたか?
震災は?大丈夫でしたか?
by 澪 (2016-06-17 09:37)
SOL さん、こんばんは(^^♪
ありがとうございます!
SOLさんこそ、いつも工夫されていて、感心しています(^_^*)
また素晴らしい作品を見せて下さいね(^^)/
by どろぼうひげ (2016-06-17 17:52)
澪 さん、こんばんは(^^♪
ありがとうございます!
ボクもTB2は、何個作ったか覚えていないくらいです(^_^*)
あの頃は、みんなプラモ少年だったのにね。
福島は地震の影響より、原発の被害の方が続いています。
未だに残る風評被害で、生産者は苦しんでいます。
今は熊本の方々も心配です。
早く復興されますように、心からお祈りしています。
by どろぼうひげ (2016-06-17 18:00)
どろぼうひげさん、こんばんは。2号も4号に劣らずの出来のようですね。ビークルモデルのXウイングの時も思いましたが、ビルダーズパーツのフィギュアって汎用性高いですね。こんなにも流用性高いなら、しっかりGETしておかねばと思います。電飾もこれまで、チップLEDがメインだったので、普通のLEDが使われていると何かホッとします。
続きを楽しみにしています!
by まうんてんし~ぷ (2016-06-17 19:00)
まうんてんし~ぷさん、こんばんは(^^♪
ビルダーズのフィギュアは、1/144で造型が良く出来ていて、Nゲージ用のフィギュアより使い勝手が良い感じです
本当はプライザーとか使えば良いのでしょうけど、どうせ全く加工しないで使えませんからねー
普通のLEDは、やはり明るくて良いですね。
チップLEDもこれくらい明るいと便利なんですが(^_^;)
by どろぼうひげ (2016-06-17 21:26)
こんにちは。お久しぶりです。
プログを参考に、製作を続けています。(^^;)
そして、新たな挑戦をしてみようと思います。
PICライタ-にて、ICプログラムを組んで電飾を深めようと思っています。
秋月電子で一通りのキットは本日注文しました。
PICマイコンプログラムの教本も回りの書店では在庫が無かったので
注文しました。
まったくの素人ですのでドコまで出来るのかわかりませんが・・・
頑張ってみます。(^^)
by のぶさん (2016-07-31 14:41)