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消防車の電飾 [はしご車 製作記]

消防車に電飾を組み込み、細部を塗装して完成です

カーモデルでは、よく窓枠のゴムの部分を塗装する場面があります。
大抵のキットでは、窓枠に一段低くなっている部分がありますので、そこをゴムの部分として塗装してしまっている事がよくあります。
でも、キットでは1mm程度でも、72倍すれば7.2センチのゴムという事になりますよね(^_^;)
1/24の場合は違ってきますが、1/72ならガラスが収まる断面をブラックで塗装する程度で充分に表現出来ると思います。
窓枠のみ.jpg
窓枠の断面のみをブラックで筆塗りしました。
ガラスをハメ込んでみると、こんな感じです。
ガラス入れ.jpg
断面の部分だけが黒くなって、スケール的に違和感も無くなると思います。
実際には、ちゃんと細くブラックで塗装した方が良いに決まっているのですが、お手軽に仕上げる工作として紹介してみました。

パトランプにチップLEDを仕込みます。
パトランプ.jpg
パトランプが付く部分の一部をカットして、赤のチップLEDを取り付けました。
そこへクリアーレッドで塗装したカバーを付ければ、光が内部で拡散して、割と全体的に光ってくれます。

ヘッドライトに白色、ウィンカーには黄色のチップLEDを取り付けました。
ヘッドライトと車幅灯.jpg
ごめんなさい、取り付けた様子の画像が何処かに行ってしまって見当たりません(>_<)
穴を開けてチップLEDを取り付け、裏をエポキシ接着剤でコーティングして、ブラックで遮光しています。
ちょっとヘッドライトの光が強すぎるのですが、実車でもこのくらいは明るいはずなので、光度の調整はしませんでした。

テールランプとウィンカーを取り付けます。
ストップランプとウインカー.jpg
テールランプは赤、ウィンカーには黄色のチップLEDを取り付け、やはりエポキシ接着剤でコーティングしてブラックで遮光しました。
特に仕切りを作らなくても、黄色と赤の光り方に違和感はなさそうです。
カーモデルも、光っている部分があるとグッとリアルになりますね。
日常的に目にしている光ですので、すごく身近に感じられます。

電源のコネクタは、リアデフの一部を削って取り付けました。
コネクタ.jpg
車体の一番目立たない部分は、タイヤの後ろになると思います。
後輪の間に、電源用のコネクタを取り付けました。
今回はアウトリガーで車体が浮いている状態にしますが、コネクタを車体に固定してしまうので、ピンの高さは後から調整する必要があります。

マイコンを取り付け、配線します。
マイコンの取り付け.jpg
A キャブに電飾が集中していますので、配線はたくさん出てきます。
  キャブの後ろから、シャーシの上に引き出しました。
B マイコンはPIC12F675です。
  パトランプを交互に明減させながら、前後のウィンカーを点滅させています。
  電流制御抵抗は、配線がしやすいように、1/4Wの抵抗を縦にハンダ付け
  しています。
  ヘッドライトとテールライトは常時点灯なので、5Vの電源から抵抗をはさんで
  直結です。
C マイコンは、キャブのすぐ後ろの空間に、何とか収まりました。
  細いポリウレタン線でなければ、たぶん収まらなかったと思います。
D アウトリガーは、引き出した状態で固定としました。
  電源用のコネクタで車体を浮かせるので、アウトリガーの高さも決まってしまう
  ため、可動させない方が安定するからです。
  アウトリガーのシリンダーは、高さを調節する必要があるので、後から接着します。

細部のパーツを塗りわけ、取り付けました。
細部の塗装.jpg
電飾の工作が終わったので、塗装しながら小さなパーツを取り付けていきました。
キットのパーツでは、イマイチ精度が出ない部分もありますが、今回はキットレビューも兼ねていますのでそのまま使用しています。
改めてスミ入れをした部分もありますが、ジュラルミンの縞鋼板(シマコウハン)にはスミ入れしない方が綺麗に仕上がると思います。

消防車が完成しました。
消防車完成.jpg
1/72とはいえ、細部までキッチリ再現されいるキットですので、それなりに手間と時間が掛かりました。
でも、こうして完成すると、とても見応えのある消防車に仕上がってくれます。
完成品では味わえない、作る楽しさを満喫できるキットですね(^^♪

仕上げに、バックミラーと合わせ目を消します。
仕上げ.jpg
ハシゴ部分の最後尾には、縦の合わせ目が出来ます。
これは実車にはありませんので、面倒でも合わせ目を消し、塗装をやり直します。
バックミラーですが、実車とは形状が違っています。
ある程度似たカラーになるように、合わせ目を消してマスキングで塗り分けました。
鏡面になる面には、アルミシールを貼ってみました。
上手く手順を検討しておけば、最終的に合わせ目を処理する必要があるのは、この2箇所だけで済むはずです。

次回はベースの製作をご紹介したいと思います。

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