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4 センサーとサブエンジン [シルフィード 製作記]

今回はセンサー、航行灯、ビームエンジンの製作です。

シルフィードの主翼には、チューリップ状の膨らみがあり、センサーアレイと思われる機器があります。
センサーアレイ.jpg
PS2版のOPムービーでは、この中に赤く光っている点があり、コレまたカッコイイです。
翼端灯の配線を使って、センサーの光を作ってみることにしました。

ひとつのLEDの光を、光ファイバーで分岐させます。
センサーの発光.jpg
A キットのパーツです。
  内部にたくさんのダボがありますが、意外と空間は広いです。
  これなら、LEDを仕込んでも大丈夫ですね。
B センサーアレイには、ちょっとディテールを加えてみました。
  小さな突起を付けたり、装甲よりも長いロッドを追加してみたりして。
C 主翼に赤色3ミリLEDを取り付けました。
  翼端灯の電源ラインから並列に繋いでいます。
  今回電源はマイコンを使う関係で5Vしか無いので、直列にしてしまうと電圧が
  足りなくなります。
  LEDは330Ωの保護抵抗を付けて、熱収縮チューブで遮光してしまい、先端から
  しか光が出てこないようにしています。
D センサーアレイを取り付け、0.5ミリの光ファイバーで光点を作りました。
  チューブの先端にはスキマが出来て、そこから光が漏れてきますから、爪楊枝
  の先で塞いでおきます。
  なんで爪楊枝?と疑問に思うかも知れませんが、テーパーが付いていて柔軟性
  もあり、簡単にカット出来て単価も安い。ってなワケです。

両翼のセンサーに同様の加工をして、無事にセンサーの発光です。
センサー組み立て.jpg
ちょっと光が強すぎたかも知れません。
もうちょっと抵抗をかけて、光を弱くすれば良かったかな?
まぁ、思惑通り、センサーの光を再現出来たので、ヨシとします。

次に、尾翼に航行灯を仕込んでみます。
ゲームのOPでは、尾翼の先端ではなく、中間で点滅するライトが確認出来ます。
んでも、航行灯は羽の先端で光っていた方がカッコイイと思いましたので、尾翼の先端に作ってみる事にしました。
尾翼は上下に双葉状に開いていて、しかも2枚ありますから、4箇所に光点を作らねばなりませぬ。
航行灯.jpg
A 尾翼と言っても、厚みが結構ありますので、ここもチップLEDを直接埋めてみます。
  0.4ミリの幅で、外側になる面へ溝を彫りました。
  先端はチップLEDが収まる広さで切り欠きを作っておきます。
B チップLEDを配線しました。
  使用するのは赤色の1608タイプですが、赤いLEDは使用する電圧が2V程度と
  低いので、5Vの電源に直列に繋いでもちゃんと両方光ります。
  配線の数は、出来るだけ少ない方が助かりますので、ここは直列で繋ぎました。
C 先端の拡大写真です。
  チップLEDが余裕で収まってくれました。
  この後、翼端灯と同様に、100均のUVレジンで透明化して削りだし、塗装で小さな
  光点を作っていきます。
  配線をエポパテで埋めてしまうのも同様です。
D 反対側の尾翼にも、同じ工作をしました。
  ちなみに、溝を彫って配線を埋めるので、本当は溝を消した跡が目立たない様に、
  内側の面に溝を彫るのがベストです。
  でも、途中からエンジンとの合わせ目を通していけば、溝を埋める必要が無くなり
  ますので、パテ埋めする長さがかなり短くて済むため、外側に配線を通したワケな
  んですね。

配線をまとめて引き出しておきます。
配線処理.jpg
A エンジンを接着し、航行灯とエンジンの配線を引き出しました。
B 配線はセンサーアレイの中に出てきます。
  ここで、翼端灯・センサー点灯・航行灯×2・エンジン全てのマイナス線を繋いで
  しまいます。
  マイナスをひとつにまとめてしまうことで、配線の数を減らしてしまいます。
  機体との接続部分ギリギリのところに穴を開け、そこまで溝を彫って、配線を下面
  から上面へと通しました。
C 組んでから見えてしまう部分をパテ埋めします。
D パテが硬化したらペーパーで成型してパネルラインやモールドを元に戻し、やはり
  何事も無かったかの様にバックレます。

全て発光させてみましたー
航行灯完成.jpg
翼端灯とセンサーは点灯しているだけですけど、尾翼の航行灯は点滅させてみたいと思います。

電源を供給するコネクタを作ります。
電源端子.jpg
A キットには、ディスプレイスタンドも付属しています。
  シルフィードは宇宙戦闘機ですので、着陸する必要が無いため、ギアがありません。
  下の突起部分がスッポリと収まるスタンドに差し込んで飾ります。
B この突起部分には、内部にポリキャップが入り、スタンドにしっかりホールドされます。
  幸い、ポリキャップの前に幅がありますので、ここにコネクタを仕込みます。
C パーツを削って、2Pのコネクタを取り付けました。
  スタンド側にも2Pのピンジャックを取り付ければ、ここから電源を供給できますね。
  実は、電源は機体の上にある係留アームからも供給出来るように製作しました。
  展示会では、ほとんど係留アームに固定した状態で展示していたので、後ろ側を
  見れた方は僅かだと思います。
  本当はベースから取り外して、シルフィード単体で楽しむ事が出来ました。
D 裏側には装甲のスキマがありますので、テキトーなジャンクパーツで埋めています。
  どうもスキマを見ると、ジャンクパーツを詰め込んでしまいます(テヘペロ)

続いて、ビームの後ろにあるサブエンジン?の工作です。
エンジンは前回工作した三角の噴射口が2基ありますが、ビーム砲の後ろ側にも、コーンが付いた噴射口があります。
ゲームでは発光していないので、サブエンジンかも知れません。
コーンの加工.jpg
A まずはコーンの加工です。
  大きなコーンの中に、3個の噴射口がある変わったデザインです。
  ゲームと同様に、今回は発光させませんので、そのぶんディテールアップに力を
  入れてみたいと思います。
  機体の陰に隠れてしまって、ほとんど見えないなんて気にしたら負けです。
B 最近知ったのですが、ロケットのエンジンはコーンが熱で溶けてしまわない様に、
  液体酸素や液体水素を巡らせて冷却しているみたいです。 
  それを気化させて燃焼させているそうで、何とも凄いテクノロジーですねぇ
  んで、コーンにパイプが巻かれているディテールを付けるため、溝を彫ります。
  チゼルの高さを固定して、コーンを回転させて等間隔の溝を彫りました。
C 0.28ミリの真鍮線を巻き付けてパイプのフリをします。
  真鍮線は、予め棒に巻きつけてクセを付けておきます。
  金属は瞬間接着剤と相性が良いので、ガッチリと付いてくれます。
D ビーム砲の他の部分もディテールアップしておきます。
  どうせ装甲が付いて、ほとんど見えないのですが、ジャンクパーツを使ってメカ
  っぽいディテールを勝手に付け足しています。

ロケットエンジンらしいディテールを追加しました。
エンジンメカ追加.jpg
A 電源の配線を通しておきます。
  内部のダボ等を切り取って、配線を機体まで通しておきます。
  機体と接続されるのが、5ミリ程度のシリンダー1本なので、中に穴を開けてしまう
  と、強度が心配になります。
  配線が丸見えになってしまいますが、ここはパンタグラフのうしろを通して、直接
  配線することにしました。
B コーンの周辺に、ロケットエンジンらしいディテールを加えています。
  パイピングがメインとなりますが、液体燃料が通ることを知っているのと知らないと
  では、工作内容が違ってきたでしょう。
C 「らしく」見せるって難しいのですが、なぜここにこんなパーツがあるのか?と考えな
  がら工作すると良いのかも知れません。
  難しいけど、楽しい部分でもあります。
D コーンの内部は、噴射によって酸化した金属を意識して塗装しています。
  エナメルでスジ状の汚しを無数に書き加えています。

機体下部分が完成しました。
エンジン完成1.jpg
案の定、セッセとディテールアップしたメカ部分は、ほとんど見えないという悲惨な結果になっていますが、製作している間はとっても楽しかったので充分満足です。
装甲などは手を入れた分、シャキーンとしてくれたので、キットの素組みと比べれば格段によくなっていると信じたいです。
特に、噴射口周辺は密度がアップして萌えポイントです。
エンジン完成2.jpg
どうせ、覗かないと見えない部分なんですけどね。
そんなところに時間と手間を掛けてしまうのは、モデラーの悲しい性かも知れません。

次回は、デカール、汚し、本体完成まで行きたいと思っています。

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