エンジンの電飾など [VMファルコン 製作記]
今回はエンジンの電飾と細部のディテールアップです(^^)/
エンジンのグリルは、格子のパーツで再現されていて良い感じです(^^♪
でも、ここを発光させようと思うと、困ってしまいます。
グリルの穴を全て開口しても、格子部分が影となってしまい、光が弱くなってしまいます。
パーツを透明レジンで複製するのが最適だと思いますが、誰でも出来る方法ではありませんので、模型誌の作例として不向きな気がします。
そこで、結束バンドに置き換える方法を取りました。
100円ショップで、いつくか結束バンドを購入してみて、幅がちょうど良いものを選びました。
ダイソーで入手したこちらの結束バンドなら、幅がちょうど良くて、長さをそろえるだけで使用出来そうです。
グリルを取り付けるダポを切り取り、カットした結束バンドを取り付けてみました。
バンドはポリプロピレン製なので、一般的な接着剤が使えないため、透明なエポキシ接着剤(これも100均)を使用しています。
取り付ける部分は、予めブラックを塗装して、船体色も吹いて遮光してあります。
バンドのギザギザが、ちょうど格子の様に見えて、発光していない状態でも違和感がありません。
半透明なので光を通しますし、拡散してくれてLEDの光点も見えにくいと思います。
LEDを製作します。
LEDは、アイスブルーのチップを使用しました。
3mm砲弾型のLEDも手元にありましたが、光の照射角が大きいチップ型を使っています。
小さい模型を電飾する場合は、光源と発光面とのリーチが長く取れないので、拡散性の高いチップLEDの方が都合が良いです。
このLEDはちょっと変わっていて、内部に3個のLEDが独立して入っていました。
チップのクセに、足が6本もありやがります(-_-)
配線の回路図を載せておきました。
ここから、ちょっと難しい話になりますので、面倒な方は飛ばしてください(^_^*)
この時点で、電源は9Vに決定しています。
CRD1個にLEDが2個直列で繋がる回路を3組作っています。
アイスブルーLEDは、1個で3.4V程必要なので、3.4V×2個直列=6.8V以上必要になります。
この時点では、電池でも発光できる様にするか決めていませんでしたが、電池にしたとしても9Vの電圧が必要になる事になります。
9Vにした理由はもうひとつあります。
CRDを使っているので、別に12Vを使っても問題ありませんが、配線にポリウレタン線を使っているので、12V1Aの高い電圧で大きい負荷があると、断面抵抗が大きくなって発熱してしまいます。
実際に点灯させてみると、みるみる熱くなっていきますので、模型の内部に仕込むには、ちょっと危険です。
電圧を9Vに落とせば、発熱はかなり抑えられますので、今回の作品の電圧は9Vでいく事にしました。
LEDは、プラ板で作ったボックスに収め、遮光します
プラ板で箱を作って、外側をブラックで塗装して遮光します。
横の隙間もパテで埋めてしまって、光がエンジングリルからのみ出てくる様にしました。
実際に発光させてみた様子です。
電飾は、光るべきところだけが光るからカッコイイのです(^^♪
遮光がちゃんとしていないと、完成してもガッカリですよね
特に今回は、こんな小さなエンジン部分に、6個のLEDを投入していますので、かなりの明るさになります。
さて、電飾する部分の加工が一通り終わりましたので、ディテールアップの工作へと進みます。
とても良く出来たキットですが、成型の都合でディテールが犠牲になっている部分がありますので、少々手を入れてみます。
まずはくちばしとの接合部分です。
ここには隙間がありますが、抜きの関係で壁になっています。
BNCタガネで、ほんのちょっと彫ってあげました。
穴メカの部分も、残念ポイントがありますので、手を入れています。
パイプが板になってしまっていますね(>_<)
途中まで削り取って、伸ばしランナーで作ったパイプに置き換えてあげました。
伸ばしランナーの方が太さを調整できるので、金属線を使うより違和感がありません。
その際、壁になってしまっている穴の横部分も掘り込んであげると、奥行きが出て「らしく」なります。
こんな部分も同様に加工しています。
中のメカが別パーツになっている部分は、穴のフチを薄々加工しています。
キットのままでも充分に薄いのですが、スケール的にはまだちょっとだけ厚みがあるんですよね(^_^;)
小さいので加工はメンドクセーのですが、立体感は格段に良くなります。
上面右後ろの穴メカは、エッチングを使いました。
トライアングルなパーツが渡してありますが、中が抜けていません。
ここは初めは伸ばしランナーで作ったのですが、メカを取り付けてみたらはじき飛んでしまったので(^_^;)、ある程度強度が必要なんだと思いました
エッチングのトラスから三角の部分を切り出して置き換えてみました。
この中が抜けているだけで、雰囲気がガラリと変わります。
船体下の穴メカも、手を入れてみました。
やはり抜きの関係で、横が壁になっていますし、パイプが板になってしまっています。
同様にパイプを伸ばしランナーに置き換え、パネル裏を削り込んであげました。
縦方向に大きく走っている板は、パイプではありません(黄色矢印)ので、そのまま残します。
レーザーは凄い再現度ですねー
こんなに小さなパーツなのに、バランスを崩す事も無く見事な再現度で驚きます。
ただ、こちらも上下に並んだ銃身が板になっていますので、ちょっとスジ彫りを入れてあげました。
これだけでも精度が出てくれて効果的です。
最後に、電源を供給する支柱との接続コネクタを埋め込みました。
この位置は前後の重心バランスが取れていなくて、前が重くなってしまう位置なのですが、素晴らしい再現度のレーザー砲をキズ付けたくなくてこの位置にしました(^_^*)
ベースから取り外して、単品でも楽しめる仕様です。
次回は塗装の工程をご紹介しますねー
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エンジンのグリルは、格子のパーツで再現されていて良い感じです(^^♪
でも、ここを発光させようと思うと、困ってしまいます。
グリルの穴を全て開口しても、格子部分が影となってしまい、光が弱くなってしまいます。
パーツを透明レジンで複製するのが最適だと思いますが、誰でも出来る方法ではありませんので、模型誌の作例として不向きな気がします。
そこで、結束バンドに置き換える方法を取りました。
100円ショップで、いつくか結束バンドを購入してみて、幅がちょうど良いものを選びました。
ダイソーで入手したこちらの結束バンドなら、幅がちょうど良くて、長さをそろえるだけで使用出来そうです。
グリルを取り付けるダポを切り取り、カットした結束バンドを取り付けてみました。
バンドはポリプロピレン製なので、一般的な接着剤が使えないため、透明なエポキシ接着剤(これも100均)を使用しています。
取り付ける部分は、予めブラックを塗装して、船体色も吹いて遮光してあります。
バンドのギザギザが、ちょうど格子の様に見えて、発光していない状態でも違和感がありません。
半透明なので光を通しますし、拡散してくれてLEDの光点も見えにくいと思います。
LEDを製作します。
LEDは、アイスブルーのチップを使用しました。
3mm砲弾型のLEDも手元にありましたが、光の照射角が大きいチップ型を使っています。
小さい模型を電飾する場合は、光源と発光面とのリーチが長く取れないので、拡散性の高いチップLEDの方が都合が良いです。
このLEDはちょっと変わっていて、内部に3個のLEDが独立して入っていました。
チップのクセに、足が6本もありやがります(-_-)
配線の回路図を載せておきました。
ここから、ちょっと難しい話になりますので、面倒な方は飛ばしてください(^_^*)
この時点で、電源は9Vに決定しています。
CRD1個にLEDが2個直列で繋がる回路を3組作っています。
アイスブルーLEDは、1個で3.4V程必要なので、3.4V×2個直列=6.8V以上必要になります。
この時点では、電池でも発光できる様にするか決めていませんでしたが、電池にしたとしても9Vの電圧が必要になる事になります。
9Vにした理由はもうひとつあります。
CRDを使っているので、別に12Vを使っても問題ありませんが、配線にポリウレタン線を使っているので、12V1Aの高い電圧で大きい負荷があると、断面抵抗が大きくなって発熱してしまいます。
実際に点灯させてみると、みるみる熱くなっていきますので、模型の内部に仕込むには、ちょっと危険です。
電圧を9Vに落とせば、発熱はかなり抑えられますので、今回の作品の電圧は9Vでいく事にしました。
LEDは、プラ板で作ったボックスに収め、遮光します
プラ板で箱を作って、外側をブラックで塗装して遮光します。
横の隙間もパテで埋めてしまって、光がエンジングリルからのみ出てくる様にしました。
実際に発光させてみた様子です。
電飾は、光るべきところだけが光るからカッコイイのです(^^♪
遮光がちゃんとしていないと、完成してもガッカリですよね
特に今回は、こんな小さなエンジン部分に、6個のLEDを投入していますので、かなりの明るさになります。
さて、電飾する部分の加工が一通り終わりましたので、ディテールアップの工作へと進みます。
とても良く出来たキットですが、成型の都合でディテールが犠牲になっている部分がありますので、少々手を入れてみます。
まずはくちばしとの接合部分です。
ここには隙間がありますが、抜きの関係で壁になっています。
BNCタガネで、ほんのちょっと彫ってあげました。
穴メカの部分も、残念ポイントがありますので、手を入れています。
パイプが板になってしまっていますね(>_<)
途中まで削り取って、伸ばしランナーで作ったパイプに置き換えてあげました。
伸ばしランナーの方が太さを調整できるので、金属線を使うより違和感がありません。
その際、壁になってしまっている穴の横部分も掘り込んであげると、奥行きが出て「らしく」なります。
こんな部分も同様に加工しています。
中のメカが別パーツになっている部分は、穴のフチを薄々加工しています。
キットのままでも充分に薄いのですが、スケール的にはまだちょっとだけ厚みがあるんですよね(^_^;)
小さいので加工はメンドクセーのですが、立体感は格段に良くなります。
上面右後ろの穴メカは、エッチングを使いました。
トライアングルなパーツが渡してありますが、中が抜けていません。
ここは初めは伸ばしランナーで作ったのですが、メカを取り付けてみたらはじき飛んでしまったので(^_^;)、ある程度強度が必要なんだと思いました
エッチングのトラスから三角の部分を切り出して置き換えてみました。
この中が抜けているだけで、雰囲気がガラリと変わります。
船体下の穴メカも、手を入れてみました。
やはり抜きの関係で、横が壁になっていますし、パイプが板になってしまっています。
同様にパイプを伸ばしランナーに置き換え、パネル裏を削り込んであげました。
縦方向に大きく走っている板は、パイプではありません(黄色矢印)ので、そのまま残します。
レーザーは凄い再現度ですねー
こんなに小さなパーツなのに、バランスを崩す事も無く見事な再現度で驚きます。
ただ、こちらも上下に並んだ銃身が板になっていますので、ちょっとスジ彫りを入れてあげました。
これだけでも精度が出てくれて効果的です。
最後に、電源を供給する支柱との接続コネクタを埋め込みました。
この位置は前後の重心バランスが取れていなくて、前が重くなってしまう位置なのですが、素晴らしい再現度のレーザー砲をキズ付けたくなくてこの位置にしました(^_^*)
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2017-01-06 19:48
コメント(12)
あけましておめでとうございます♪
一度コメントさせていただいてから読み逃げしておりまして失礼いたしました!
こうしてアップの画像を拝見しているとスケールを忘れてしまう程の改造ですね(^_^;)
今年は電飾を始めようと思いましていきなり12V1Aの電源をポチってしまいました、ポリウレタン線使用の場合は9Vが程よいのですね!とても参考になります!
by 鮭 (2017-01-06 21:29)
連日お疲れ様です。エンジンの発光工作にワクワクしてしまいました。結束バンドを利用した工作は、VMの大きさあればの工作ですね。特別編以前からのファルコンファンとしては、格子模様がないエンジン部に愛着があるので、昔からのファンには堪らない工作ですね。
細かいディテールアップの積み重ねが完成度をあげているのだと改めて感じました。塗装も楽しみにしています!
どろぼうひげさんの助言に従い、マーキング指示書をデジカメで撮り、拡大して見ています!有り難うございました♪
by まうんてんし~ぷ (2017-01-06 22:17)
穴メカの部分はちょっと掘ってやるだけで随分引き締まりますね!
チップLEDは砲弾型より照射率が高いということははじめて知りました。
キャノピーのくりぬきは慣れだと教えてもらったあと、Ywingで試してみたところ、意外にすんなり開口することができました。
ファルコンでもやってみます!
by ネオ (2017-01-06 23:24)
鮭 さん、こんばんは(^^♪
あけましておめでとうございます!
ありがとうございます
とても良く出来たキットですので、ちょっと手を入れてあげるだけで更に良くなってくれます
ポリウレタン線は、9Vなら絶対に大丈夫という事では無く、負荷が大きければ9Vでも発熱します(^_^;)
太さによっても変化しますので、やってみないと判らない部分があるのですが、12Vそのままよりは確実に発熱を抑えることができますよ
by どろぼうひげ (2017-01-07 20:41)
まうんてんし~ぷ さん、こんばんは(^^♪
やはりファルコンはエンジンがピカーッと光っていて欲しいですよね
プラ板貼っただけのプロップも、ファンにしてみれば魅力的なんですよねー
マーキング指示書ですが、バンダイのサイトに拡大画像が載っていました(^_^;)
苦情が来たのかも知れませんね
by どろぼうひげ (2017-01-07 20:44)
ネオ さん、こんばんは(^^♪
チップLEDの方が光が照射される角度が広いです
砲弾型が30度程度に対して、チップは120~150度と、光が広がってくれます。
キャノピーくり貫き、やってみたんですね(^^♪
やればやるほど、上手になりますので、失敗を恐れず挑戦し続けてください(^^)/
by どろぼうひげ (2017-01-07 20:48)
あけましておめでとうございます。
ひえぇぇ~~~細部への加工というか、こうなって来るとキットに対する細かな気遣いと受け止めます。
貴殿の実生活における他人への細かな配慮と同じですネ(^^
by ぴろんちょ (2017-01-07 23:06)
遅れましたが
明けましておめでとうございます。
まだまだ新参者ですが今年もよろしくお願いします。
ビークルモデルのように細かなパーツなのに
ここまでディテをさらに追加できるのはすごいです。
自分だったらパーツ壊しそうです。
by しばいつん (2017-01-07 23:25)
ぴろんちょ さん、こんばんは(^^♪
あけましておめでとうございます!
とんでもない(>_<)
他の方には、いつも気が回らなくて、迷惑ばっかり掛けています
キットに対してもテキトーです(^_^*)
by どろぼうひげ (2017-01-08 18:13)
しばいつんさん、こんばんは(^^♪
あけましておめでとうございます!
すごく良く出来たキットなので、些細な部分が気になってしまいます(^_^*)
別に、そのまま組んでも充分にカッコイイのですがねー
性分なので仕方ないですね
by どろぼうひげ (2017-01-08 18:15)
この記事、ホビージャパンで読みましたよ~♪
こんなちっちゃなファルコンでもやっぱりどろぼうひげさんは
電飾しちゃうのね!と思いながら見ていました(^m^)
結束バンドは良いアイディアですね!
これだったら見ている人も手を出しやすいだろうなぁと思いました。
今年もたくさん光らせてくださいね。
そして、良い1年になりますように・・・!
by ぴあにしも (2017-01-10 22:16)
ぴあにしもさん、こんにちは(^^♪
ご覧頂き、ありがとうございます!
結束バンドなら、みんな手軽に工作できるだろうと思い、ご紹介させて頂きました
小さいけど、たくさんの方に電飾を楽しんでもらいたいです
ぴあさんも、益々のご活躍を期待しています(^^)/
by どろぼうひげ (2017-01-11 17:08)