工作と塗装 [RO X-WING RED1 製作記]
今月のModelGraphix誌 2017.02 No.387へ掲載して頂いた、X-WING RED1 の製作記をスタートします。
っと言っても、もうすぐ次号が発売されちゃうのですが、今頃になってしまってすみません(^_^;)
キットは1/72と1/144のキットがセットになっており、既に発売中の2つのキットを同包した感じです。
でも、今までのX-WINGとはマーキングのコンセプトが違っており、文字の様なマークが多用されています。
今回はマーキングや塗装の違いをCGらしく表現すると共に、得意の電飾を組み込む方向で製作してみました。
まずは1/72を仮組みしてみます。
既に発売されているRED5機まんまですけど、機体側面の赤い部分に僅かな違いがあります。
これでもRED1とは違っているので、デカールでパターンを変更する仕様になっています。
仮組みする事で、塗装の手順や電飾の配線をどう通すのか確認しておきます。
特に電飾は、どこをどう電飾するのか、じっくりと検討しておかないと後で大変な目に合います(^_^;)
手順としては、
1.電飾のための加工
2.ディテールアップ
3.塗装
4.電飾の組み込み
5.最終組み立て
という順番で製作していく事になります。
エンジンノズルを加工します。
A キットのパーツです。
開口されていませんので、電飾のために開口しておきます。
B 後ろ側には取り付けのためのダボがありますが、全て切り取ってしまいます。
C それから裏側を、ノズルの格子模様が薄く見える程度までリューターで削って
行きます。
D 最後に穴の部分のみ貫いて成型すれば完成です。
更に、底は平面になる様に成型しておきました。
LEDは、バーニアを利用して取り付けます。
A キットのパーツです。
ノズルを取り付けるためのダボがありますが、これを全て削り取ります。
B 内側は綺麗に成型しておきます。
これでLEDを仕込めそうですけど、単純にLEDを入れただけではノズルとの
スキマから光漏れが起こる事が予想できますね(^_^;)
エンジンは上下貼り合せなので、接着部分からの光漏れも心配です。
C と、いう訳で、もう少し奥まで成型しました。
D 内部にコトブキヤのバーニアを取り付けて、LEDの光を閉じ込めてしまう計画
です。
バーニアは、ノズルの削った部分にピッタリハメ込む構造にしました。
これなら光漏れの心配も無さそうですね。
塗装の前に、配線を通しておきます。
A 主翼のカバーが付く部分に、配線を通すための溝を彫りました。
組み立ててしまえば、配線は全く見えなくなります。
B 配線は全て下側に集めました。
開閉ギミックを残したまま、電飾を両立させたいので、動かしても配線に無理な
力が掛からない様に、出来るだけ中心に持ってきています。
C エンジンパーツは、上下で接着する構造なので、合わせ目を消す作業が必要
です。
予め配線を通して接着してしまい、後からノズルを取り付ける方法にしました。
D 配線を通しながら組み立てています。
4基のエンジンそれぞれからプラスとマイナスの線が出てくるので、8本の配線
が主翼の下部分に集まりました。
ノズルの部分は、あとから配線しながら取り付けます。
ついでに、主翼の後ろ側の溝にある棒状のディテールを追加しました。
ドロイドには光ファイバーを通します。
電源は支柱から供給されます。
普段は支柱に固定してしまうのですが、今回は機体下面の塗装状態も見たいと思いましたので、取り外し可能にします。
支柱の位置へ、2Pのコネクタを埋め込みました。
ドロイドも自動変化LEDを使って電飾したいと思います。
頭を取り付けるダボを切り取って、光ファイバーを差し込んでいます。
塗装が完了してからファイバーをカットして、断面を光らせる計画です。
LED本体は機体の中に取り付ける事にしました。
塗装しまーす
A まずはブラックから立ち上げています。
グレーの表面にムラを付けたり、シャドーを作るためです。
B 次にグレーを塗装しますが、その前に主翼正面に出来る合わせ目を
消しておきます。
この合わせ目はとても目立ちますので、1/72X-WINGを作る時の
定番工作になっています
C グレーは、ガイアカラーのニュートラルグレーⅠです。
ムラムラで「くすみ」を加え、立体的な部分にはシャドーも加えています。
エンジンや主翼内部のエンジン露出部分、パネル内部などには、薄く吹く事で
変化をもたせています。
D 赤を塗装しました。
Mr.Colorの327番です。
識別帯の幅などは紙面を参照してください。
A 機体側面も赤帯をマスキングで塗りワケました。
パーツ分けされていますので、バラバラにした状態で赤に塗装しています。
B パイロットも塗装しています。
製作している時点では、誰が乗るのか判らなかったので、EP.ⅣでX-WINGに
乗るジョン・D・ブラノンとして塗装しています。
C コックピットは305番で塗装してからデカールを貼りました。
ここもファイバーで電飾するので、遮光のためにブラックをガッチリ塗装してあります
D 黄色やグレー、水色などを塗装しました。
以前の機体に比べて、塗りわけ部分はかなり多いです。
マスキングして吹く作業が続きますが、1/144も同時に塗装作業しています。
エアブラシの洗浄回数が減りますし、塗り忘れも防止できて効率が良いのです。
基本塗装が終了しました。
エンジンポッドの黄色部分は、マーキングと重なるのでデカールを使いました。
レーザーの中間にある黄色部分も、デカールと重なるので塗装しなくても良かった部分です。
デカールと重ならない部分は、全て塗装で仕上げました。
スミ入れ後、デカールを貼って汚しを加えます。
A スミ入れはエナメルで、フラットアースとニュートラルグレーで作ったこげ茶色です。
ジャーマングレーは緑が発色してしまうので使いません。
パネルラインはキッチリ発色しなくても良いので、薄く流しています。
それからデカールを貼りました。
細かいマーキングがたくさんあって、デカール貼りだけで一日掛かります。
B ドロイドはミドルストーンで塗装してからシルバー部分を筆塗りです。
C 剝げチョロは面相筆で機体色をチョン置きしています。
大きな剝がれはほとんど無く、パネルラインのエッジに添って僅かにある
程度です。
D 主翼表面には、パネルラインを意識させそうな汚れがあります。
メモ紙を置いて、ウェザリングマスターで、スス汚れを描きました。
次回は電飾の工作をご紹介したいと思います。
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っと言っても、もうすぐ次号が発売されちゃうのですが、今頃になってしまってすみません(^_^;)
キットは1/72と1/144のキットがセットになっており、既に発売中の2つのキットを同包した感じです。
でも、今までのX-WINGとはマーキングのコンセプトが違っており、文字の様なマークが多用されています。
今回はマーキングや塗装の違いをCGらしく表現すると共に、得意の電飾を組み込む方向で製作してみました。
まずは1/72を仮組みしてみます。
既に発売されているRED5機まんまですけど、機体側面の赤い部分に僅かな違いがあります。
これでもRED1とは違っているので、デカールでパターンを変更する仕様になっています。
仮組みする事で、塗装の手順や電飾の配線をどう通すのか確認しておきます。
特に電飾は、どこをどう電飾するのか、じっくりと検討しておかないと後で大変な目に合います(^_^;)
手順としては、
1.電飾のための加工
2.ディテールアップ
3.塗装
4.電飾の組み込み
5.最終組み立て
という順番で製作していく事になります。
エンジンノズルを加工します。
A キットのパーツです。
開口されていませんので、電飾のために開口しておきます。
B 後ろ側には取り付けのためのダボがありますが、全て切り取ってしまいます。
C それから裏側を、ノズルの格子模様が薄く見える程度までリューターで削って
行きます。
D 最後に穴の部分のみ貫いて成型すれば完成です。
更に、底は平面になる様に成型しておきました。
LEDは、バーニアを利用して取り付けます。
A キットのパーツです。
ノズルを取り付けるためのダボがありますが、これを全て削り取ります。
B 内側は綺麗に成型しておきます。
これでLEDを仕込めそうですけど、単純にLEDを入れただけではノズルとの
スキマから光漏れが起こる事が予想できますね(^_^;)
エンジンは上下貼り合せなので、接着部分からの光漏れも心配です。
C と、いう訳で、もう少し奥まで成型しました。
D 内部にコトブキヤのバーニアを取り付けて、LEDの光を閉じ込めてしまう計画
です。
バーニアは、ノズルの削った部分にピッタリハメ込む構造にしました。
これなら光漏れの心配も無さそうですね。
塗装の前に、配線を通しておきます。
A 主翼のカバーが付く部分に、配線を通すための溝を彫りました。
組み立ててしまえば、配線は全く見えなくなります。
B 配線は全て下側に集めました。
開閉ギミックを残したまま、電飾を両立させたいので、動かしても配線に無理な
力が掛からない様に、出来るだけ中心に持ってきています。
C エンジンパーツは、上下で接着する構造なので、合わせ目を消す作業が必要
です。
予め配線を通して接着してしまい、後からノズルを取り付ける方法にしました。
D 配線を通しながら組み立てています。
4基のエンジンそれぞれからプラスとマイナスの線が出てくるので、8本の配線
が主翼の下部分に集まりました。
ノズルの部分は、あとから配線しながら取り付けます。
ついでに、主翼の後ろ側の溝にある棒状のディテールを追加しました。
ドロイドには光ファイバーを通します。
電源は支柱から供給されます。
普段は支柱に固定してしまうのですが、今回は機体下面の塗装状態も見たいと思いましたので、取り外し可能にします。
支柱の位置へ、2Pのコネクタを埋め込みました。
ドロイドも自動変化LEDを使って電飾したいと思います。
頭を取り付けるダボを切り取って、光ファイバーを差し込んでいます。
塗装が完了してからファイバーをカットして、断面を光らせる計画です。
LED本体は機体の中に取り付ける事にしました。
塗装しまーす
A まずはブラックから立ち上げています。
グレーの表面にムラを付けたり、シャドーを作るためです。
B 次にグレーを塗装しますが、その前に主翼正面に出来る合わせ目を
消しておきます。
この合わせ目はとても目立ちますので、1/72X-WINGを作る時の
定番工作になっています
C グレーは、ガイアカラーのニュートラルグレーⅠです。
ムラムラで「くすみ」を加え、立体的な部分にはシャドーも加えています。
エンジンや主翼内部のエンジン露出部分、パネル内部などには、薄く吹く事で
変化をもたせています。
D 赤を塗装しました。
Mr.Colorの327番です。
識別帯の幅などは紙面を参照してください。
A 機体側面も赤帯をマスキングで塗りワケました。
パーツ分けされていますので、バラバラにした状態で赤に塗装しています。
B パイロットも塗装しています。
製作している時点では、誰が乗るのか判らなかったので、EP.ⅣでX-WINGに
乗るジョン・D・ブラノンとして塗装しています。
C コックピットは305番で塗装してからデカールを貼りました。
ここもファイバーで電飾するので、遮光のためにブラックをガッチリ塗装してあります
D 黄色やグレー、水色などを塗装しました。
以前の機体に比べて、塗りわけ部分はかなり多いです。
マスキングして吹く作業が続きますが、1/144も同時に塗装作業しています。
エアブラシの洗浄回数が減りますし、塗り忘れも防止できて効率が良いのです。
基本塗装が終了しました。
エンジンポッドの黄色部分は、マーキングと重なるのでデカールを使いました。
レーザーの中間にある黄色部分も、デカールと重なるので塗装しなくても良かった部分です。
デカールと重ならない部分は、全て塗装で仕上げました。
スミ入れ後、デカールを貼って汚しを加えます。
A スミ入れはエナメルで、フラットアースとニュートラルグレーで作ったこげ茶色です。
ジャーマングレーは緑が発色してしまうので使いません。
パネルラインはキッチリ発色しなくても良いので、薄く流しています。
それからデカールを貼りました。
細かいマーキングがたくさんあって、デカール貼りだけで一日掛かります。
B ドロイドはミドルストーンで塗装してからシルバー部分を筆塗りです。
C 剝げチョロは面相筆で機体色をチョン置きしています。
大きな剝がれはほとんど無く、パネルラインのエッジに添って僅かにある
程度です。
D 主翼表面には、パネルラインを意識させそうな汚れがあります。
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次回は電飾の工作をご紹介したいと思います。
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2017-01-23 14:06
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