航行灯の電飾 [ドレッドノート 製作記]
今月のHobbyJapan誌に掲載中の、バンダイ1/1000ドレッドノートの製作記をスタートしたいと思います(^^)/
まずは仮組みですが、その成型技術には最初から驚かされます。

A 艦橋周辺の細かいアンテナ等が、なんと一体成型です(^_^;)
細かくて、水平垂直が大事なアンテナ周辺が、ランナーから切り離すだけで
完成なんですね。
たとえプラモデルの組み立てに馴れているモデラーであっても、この組み立て
やすさはありがたいです。
B せっかくの組み立て易さなのですが、実際にはもっとシャープで細いです。
特に、昆虫の触角の様なアンテナの裏側はスリットが埋まっていますので、
一旦切り離して成型しました。
デザインナイフのカンナかけでも出来なくはありませんが、今回はスジボリ堂
さんの、「極細ダイヤモンドヤスリ」を使って削り込んでいます。
これだけ細いスリットを、均等に削るのは難しいのですが、この道具のお陰で
あっという間に綺麗に仕上げられました。
C 後部のチョンマゲみたいなアンテナも、細く、薄く、シャープに削り出してあ
げました。
D シャープになったアンテナは、元に戻しますけど、接着面積が小さいので、
真鍮線を打って強度を確保しています。
加工が終わったアンテナ周辺です。

キットをお持ちの方は、比べて頂くと良くわかりますが、かなり精度がアップしています。
簡単な加工でスッキリとシャープになりますので、お勧めの工作だと思います(^^)/
続いて、安定翼の電飾です。
シャープになったアンテナの下にある安定翼ですが、測距儀の様な四角い部分と、翼の先端が発光します。
測距儀はチップLEDが何とか収まるサイズですが、安定翼はかなり薄くて、光ファイバーを埋める溝を彫ったら突き抜けてしまいそうです。
そこで、安定翼は分割してファイバーを埋め、光源も測距儀の光を利用する事にしました。

A 測距儀の部分は、キットと同じサイズになる様に、0.3ミリのプラ板を箱組み
して自作しました。
内部には、白色の1608チップLEDを取り付け、0.5ミリの光ファイバーを
差し込みました。
ファイバーは、チップLEDの発光面まで差し込んで、直接光を取り込む様に
しています。
B 安定翼は、左右に分割して、ファイバーが収まる分0.5ミリを削ります。
光ファイバーをサンドイッチ状に挟んで接着し、隙間をパテ埋めしました。
C 測距儀はフタをして、透明なエポキシ接着剤を充填してクリアー化しています。
安定翼は成型しましたが、光ファイバーは塗装してからカットするため、まだ
飛び出している状態です。
D 発光させてみました。
測距儀はかなり明るく点灯しますので、塗装で光量を落とす必要がありそうで
すが、航行灯はバッチリ明るく光ってくれて、小さな光点でも充分に存在を
アピールしてくれそうです。
遮光と塗装をしてから着色します。

A まずは発光させた状態のままブラックで塗り潰し、光漏れを完全に無くします。
B それから船体色を吹いて、測距儀の前面部分だけ削って発光させました。
発光色は淡いブルーですので、ホワイトにスカイブルーを混ぜた色で塗装して
います。
航行灯は、ファイバーをカットしてから丸くドーム状に削り、どの方向から
でも光が見える状態にします。
右は緑、左は赤に発光しますので、油性のマジックペンで着色しました。
クリアー塗料ではしっかり色が付かないので、ファイバーの先端はマジック
で着色しています。
航行灯は、船体の下にもあります。
太くて大きいので、直接チップLEDを埋め込むことが可能ですが、左右で赤と緑に光りますので、LEDを2個使います。

A キットの安定翼パーツです。
先端が太くて大きいので、光ファイバーではなく、直接チップLEDを埋めて
強力に発光させてみます。
B 配線を通すための溝を彫り、先端はチップLEDが収まるだけの切り欠きを
作りました。
切り欠きから配線を通す溝までは、ドリルで穴を開けて通します。
溝を彫らないのは、外観のディテールを出来るだけ潰さないようにするためと、
強度の確保のためです。
C 赤と緑のチップLEDを、プラ板を挟んで左右背中合わせに配線しました。
マイナスは共通にしましたので、配線は赤と緑のプラスとマイナスで3本と
なって出てきます。
D チップLEDを取り付け、配線を溝に埋めて接着しました。
LEDは、発光する面が左右に向いています。
クリアー化して、発光部分を作ってから遮光します。

A 透明なエポキシ接着剤(100均ので充分です)を充填してクリアー化しま
した。
膨らんでいる様に、盛り上げて硬化させます。
B 完全に硬化したら削り出して成型し、光ファイバーを削ってカマボコ形にした
クリアーパーツを貼り付けておきます。
塗装後に、この突起部分だけ削れば、綺麗な棒状の発光部分が作れます。
C ブラックで完全に遮光してから船体色を塗装して、突起部分のみ削れば完成
です。
発光する部分が飛び出しているので、正面からでも光が見えます。
どの角度から見ても光が見えるので、航行灯としての効果は充分です。
D 船体下には、前のダクト部分にも航行灯があります。
こちらはチップLEDが収まらないサイズですので、光ファイバーで発光させ
ました。
ただ、先端にカマボコを付けてありますので、こちらも全方位から光が見える
航行灯になっています。
次回はエンジンノズルの航行灯の電飾をご紹介します。
ちなみに、スマホやタブレットからAR動画にアクセスできますので、今月のHobbyJapan誌をお持ちの方は、ぜひアクセスしてみて下さい(^^♪
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まずは仮組みですが、その成型技術には最初から驚かされます。

A 艦橋周辺の細かいアンテナ等が、なんと一体成型です(^_^;)
細かくて、水平垂直が大事なアンテナ周辺が、ランナーから切り離すだけで
完成なんですね。
たとえプラモデルの組み立てに馴れているモデラーであっても、この組み立て
やすさはありがたいです。
B せっかくの組み立て易さなのですが、実際にはもっとシャープで細いです。
特に、昆虫の触角の様なアンテナの裏側はスリットが埋まっていますので、
一旦切り離して成型しました。
デザインナイフのカンナかけでも出来なくはありませんが、今回はスジボリ堂
さんの、「極細ダイヤモンドヤスリ」を使って削り込んでいます。
これだけ細いスリットを、均等に削るのは難しいのですが、この道具のお陰で
あっという間に綺麗に仕上げられました。
C 後部のチョンマゲみたいなアンテナも、細く、薄く、シャープに削り出してあ
げました。
D シャープになったアンテナは、元に戻しますけど、接着面積が小さいので、
真鍮線を打って強度を確保しています。
加工が終わったアンテナ周辺です。

キットをお持ちの方は、比べて頂くと良くわかりますが、かなり精度がアップしています。
簡単な加工でスッキリとシャープになりますので、お勧めの工作だと思います(^^)/
続いて、安定翼の電飾です。
シャープになったアンテナの下にある安定翼ですが、測距儀の様な四角い部分と、翼の先端が発光します。
測距儀はチップLEDが何とか収まるサイズですが、安定翼はかなり薄くて、光ファイバーを埋める溝を彫ったら突き抜けてしまいそうです。
そこで、安定翼は分割してファイバーを埋め、光源も測距儀の光を利用する事にしました。

A 測距儀の部分は、キットと同じサイズになる様に、0.3ミリのプラ板を箱組み
して自作しました。
内部には、白色の1608チップLEDを取り付け、0.5ミリの光ファイバーを
差し込みました。
ファイバーは、チップLEDの発光面まで差し込んで、直接光を取り込む様に
しています。
B 安定翼は、左右に分割して、ファイバーが収まる分0.5ミリを削ります。
光ファイバーをサンドイッチ状に挟んで接着し、隙間をパテ埋めしました。
C 測距儀はフタをして、透明なエポキシ接着剤を充填してクリアー化しています。
安定翼は成型しましたが、光ファイバーは塗装してからカットするため、まだ
飛び出している状態です。
D 発光させてみました。
測距儀はかなり明るく点灯しますので、塗装で光量を落とす必要がありそうで
すが、航行灯はバッチリ明るく光ってくれて、小さな光点でも充分に存在を
アピールしてくれそうです。
遮光と塗装をしてから着色します。

A まずは発光させた状態のままブラックで塗り潰し、光漏れを完全に無くします。
B それから船体色を吹いて、測距儀の前面部分だけ削って発光させました。
発光色は淡いブルーですので、ホワイトにスカイブルーを混ぜた色で塗装して
います。
航行灯は、ファイバーをカットしてから丸くドーム状に削り、どの方向から
でも光が見える状態にします。
右は緑、左は赤に発光しますので、油性のマジックペンで着色しました。
クリアー塗料ではしっかり色が付かないので、ファイバーの先端はマジック
で着色しています。
航行灯は、船体の下にもあります。
太くて大きいので、直接チップLEDを埋め込むことが可能ですが、左右で赤と緑に光りますので、LEDを2個使います。

A キットの安定翼パーツです。
先端が太くて大きいので、光ファイバーではなく、直接チップLEDを埋めて
強力に発光させてみます。
B 配線を通すための溝を彫り、先端はチップLEDが収まるだけの切り欠きを
作りました。
切り欠きから配線を通す溝までは、ドリルで穴を開けて通します。
溝を彫らないのは、外観のディテールを出来るだけ潰さないようにするためと、
強度の確保のためです。
C 赤と緑のチップLEDを、プラ板を挟んで左右背中合わせに配線しました。
マイナスは共通にしましたので、配線は赤と緑のプラスとマイナスで3本と
なって出てきます。
D チップLEDを取り付け、配線を溝に埋めて接着しました。
LEDは、発光する面が左右に向いています。
クリアー化して、発光部分を作ってから遮光します。

A 透明なエポキシ接着剤(100均ので充分です)を充填してクリアー化しま
した。
膨らんでいる様に、盛り上げて硬化させます。
B 完全に硬化したら削り出して成型し、光ファイバーを削ってカマボコ形にした
クリアーパーツを貼り付けておきます。
塗装後に、この突起部分だけ削れば、綺麗な棒状の発光部分が作れます。
C ブラックで完全に遮光してから船体色を塗装して、突起部分のみ削れば完成
です。
発光する部分が飛び出しているので、正面からでも光が見えます。
どの角度から見ても光が見えるので、航行灯としての効果は充分です。
D 船体下には、前のダクト部分にも航行灯があります。
こちらはチップLEDが収まらないサイズですので、光ファイバーで発光させ
ました。
ただ、先端にカマボコを付けてありますので、こちらも全方位から光が見える
航行灯になっています。
次回はエンジンノズルの航行灯の電飾をご紹介します。
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2017-07-02 12:34
コメント(2)
ご無沙汰しております。
こちらに遊びにくるには、ひさりぶりになります。
私もドレッドノート製作開始しました。
素晴らしいキットですね(^^)
LEDは自分で仕込みますのでその工作中です。
電飾が想定されてますので、ストレスなく作業できそうです。
測距儀を電飾なんて凄すぎです。
これはマネできませんね(>_<)ww
今後も製作記事楽しく拝見させていただきます。
by たかぞう (2017-07-02 20:33)
たかぞう さん、こんばんは(^^♪
ご無沙汰しています!
作りやすくてカッコ良くて、良いキットですね。
電飾もしやすいし!
製作記はまだ続きますので、お付き合い下さい(^^)/
by どろぼうひげ (2017-07-04 01:02)