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塗装と電飾の仕込み [ヤマト2202 製作記]

今回は、塗装と電飾の仕込み工作をご紹介します。

電飾工作の場合、完璧な遮光は大変重要です。
スキマや合わせ目から光が漏れているのは、雰囲気台無しですよね。
遮光する方法は色々ありますけど、基本的にはブラックを吹きつける塗装で行います。
なので、塗装は遮光しながら同時進行で行った方が効率が良いのです。
基本塗装が終わったら、遮光しながらLEDを組み込んでいく工作になります。

まずはサフを吹きました。
サフ.jpg
気付かなかった傷や、未処理のパーティングライン、ゲート跡などを確認するためです。
今回は更に、下側の赤の発色を良くする下地としての意味もありました。

遮光のための塗装をしつつ、基本塗装を進めます。
基本塗装.jpg
A これからLEDを仕込む部分に、ブラックを吹きました。
  出来るだけ実際にLEDを当てて、光が透けていないか、確認しながら
  塗装しています。
  パーツの中を透けて行く場合もありますので、LEDを仕込む部分以外
  の広範囲に吹き付けています。
B 黒って、実は超暗い青なので、光の色が変化する場合があります。
  なので、面倒でも白を重ねて吹き付け、反射光をナチュラルにします。
C サフのまま、ついでにシャドーとしてブラックを薄めて吹き付けました。
  エッジや奥まった部分に影を作っています。
D まずは下半分の赤を吹きました。
  赤は、クレオスのヤマトカラーから、ヤマトレッド1です。
  この赤って、作ろうと思うと意外と難しいんですよね(^_^;)

船体のグレーを塗装しました。
船体塗装.jpg
ヤマト2202の映像を観ると、軍艦色とかじゃなくて紫が強いグレーみたいです。
ヤマトグレーにガイアカラーのAT-04パープルグレーを3:1で混色しました。
かなり紫が強い色ですが、スミ入れで黒に振られますので、たぶん丁度良くなるはずです(^_^*)

甲板を塗装しました。
甲板塗装.jpg
甲板は2199と違って、木製っぽいブラウンになりました。
ダークアースへ船体色を少々加えたブラウンで塗装しています。
上手くパーツ分けされていますので、マスキングも比較的楽で、ありがたいですね。
写真にはありませんけど、もちろん他のパーツも基本塗装を済ませています。

ここまで塗装出来たら、スミ入れをする前に電飾の仕込み作業に入ります。
マズは司令塔の航行灯から行きます。
司令塔航行灯.jpg
A 司令塔の両舷にある、赤と緑の航行灯を電飾します。
  0.5mmの光ファイバーを差し込みますが、ちょうど内部に1.5mm
  程の空間がありますので、ここにチップLEDを忍ばせます。
  丁度ファイバーの先端が出てくる位置へ、チップLEDを当ててテープで
  固定しました。
B チップLEDの位置がちょっとでもズレると、光量が大きく変化します。
  一番強く光る場所へ、位置合わせは納得が行くまで調整します。
C 固定位置が決まったら、透明なエポキシ接着剤で固定します。
  LEDを完全に包み込む様に、しかも組み立てた時に干渉しないように
  接着剤を盛り付けます。
  硬化したらブラックを吹き付けて遮光します。
  この時、光らせながら吹き付けて、光漏れが無くなるまで確認しながら
  吹き付けています。
D 最後に、ファイバーの先端を0.5mm程残してカットしました。
  カットした先端は、半円になる様にペーパーで成型します。
  そうする事で、どの方向から見ても光が見える様になります。

艦橋の窓を光らせるLEDを組み込みます。
艦橋電飾.jpg
キット付属のLEDは使わず、高光度のアイスブルーLEDを使いました。
司令塔の下にLEDを取り付けて、プラ板でフタをしてから塗装して遮光しています。
この下のパーツに、ちょっとだけ干渉しますので、調整が必要になりました。
強力な光にしたおかげで、窓も隅々まで光り、艦長室も十分発光してくれました。

続いて、エンジンです。
キットでは白色ですが、今回は黄色LEDを使って、より熱そうな色で発光させています。
エンジン電飾.jpg
A キットでは、別売の2LED発光ユニットでエンジンを電飾できます。
  メインエンジンとサブエンジンを、別々のLEDで発光させる構造です。
  サブエンジンは、クリアーパーツによって左右に分光する仕組みですね。
B メインエンジンには、黄色LEDを1個装備しました。
  元々電飾する事が想定されているので、無改造で済むのはありがたいです
C 保護抵抗を付け、LEDは光漏れ対策としてパテで包み込みました。
  この後、ブラックでカンペキに遮光しています。
D 発光させた状態です。
  後程、PICマイコンで高速に明減させて、噴射の様子をリアルにして
  みたいと思います。

エンジンノズルに付く安定翼に取り付けた、翼端灯を発光させます。
尾翼の翼端灯.jpg
翼端灯もブラックで遮光後、船体色で塗装してありますので、後は取り付けるだけです。
LEDの保護抵抗は、エンジンノズルの中の空間に収まりました。
ここは3個同時にON/OFFしても問題ないので、配線もここで済ませてしまい、プラスとマイナス2本だけ出てくるようになっています。
電飾の配線は、ユニットごとに出来るだけまとめてしまった方が、トラブルも少なくなるし、配線の手間もずっと減らすことができます。
なんてことない作業ですけど、それは、接続のミスを少なく出来る事に直結します。

第四艦橋は、ちょっと手こずりました。
思った程内部に空間が無いのです。
第四艦橋電飾.jpg
A 艦橋の内部は全て削り取り、窓の面に0.3mmのプラ板を貼りました。
  光を拡散して均一な発光面にするためです。
B アイスブルーで発光させたいのですが、チップ型が入手困難です。
  まぁ、探したらあったのですが、読者に探してもらうのも申し訳ないの
  で、3mm砲弾型LEDを加工して使います。
  内部の反射皿が露出してしまう程、極限まで削り込みました。
C キットのダボを利用して取り付け、透明なエポキシ接着剤でコーティン
  グしました。
  点灯してみると明る過ぎたので、保護抵抗を4.7kΩにして光量を抑えて
  います。
D 点灯させた様子です。
  まだ光が強過ぎる気がしますが、これでもかなり落ちています。
  ここは新ヤマトの特徴的な部分なので、是非発光させてみたいですね。

展望室の電飾です。
展望室.jpg
A 展望室は、窓をくり貫きましたが、ちょうど裏にダボが来ています。
  ダボの付け根に穴を開けて、ダボの中にある窓まで光を届かせます。
B LEDは後ろからダボに向かって光を照射して、全ての窓に光が届く
  位置に固定します。
  窓には0.3mmの細切りプラ板を貼って、光を均一に拡散させます
C 窓の裏にプラ板で箱を作り、光を反射させる空間を作りました。
  スキマが出来まくりますので、パテで埋めてしまっています。
D 最後に発光させながら塗装で遮光します。
  ダボ穴は光が漏れていても、組んでしまえば大丈夫です。

波動砲も配線しました。
波動砲取り付け.jpg
波動砲のLEDは、配線して透明なエポキシ接着剤で固定しています。
甲板のパーツに干渉しないように気を付けて接着しました。
硬化したら、こちらもブラックを吹き付けて遮光します。

さて、これで電飾のためのLEDを全て取り付け終わりました。
次回は、ベースとPICマイコンの工作をご紹介します。

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コメント(2) 

コメント 2

toshi

 おお!航行灯!わずかな隙間に仕込むの大変だと思っていたらスラスラきれいにww 実は私もやってみたのですが、パーツが干渉しまくりでww
 塗装レシピも参考にさせて頂きます。PICマイコン、波動砲発射が楽しみです!
by toshi (2017-12-13 22:52) 

どろぼうひげ

toshi さん、こんばんは(^^♪
ありがとうございます!
ここは劇中でもピカーッ!と光っていましたので、強力に発光させています。
いかにコンパクトにまとめるかがポイントですね
これからも製作記は続きますので、お楽しみ頂ければ幸いです!
by どろぼうひげ (2017-12-16 19:48) 

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