艦橋の電飾 [アルカディア原作版 製作記]
今月のHobbyJapan誌 2018.02 No.584 へ掲載して頂いている、「ハセガワ 1/1500 アルカディア号 原作コミック版」の製作記をスタートしたいと思います。
今回は艦橋の製作で、電飾のための下ごしらえ、ディテールアップ、そしてLEDの仕込みまでご紹介させて頂きます(^^)/
まずは、艦橋の窓を開口します。
A キットは、TV版アルカディアを使用して製作していますので、成型色
は青です(^_^;)
とても細かいモールドが入っていて素晴らしいです。
B ブリッジの窓を開口しました。
ドリルで穴を開けて、デザインナイフで繋いでいき、ヤスリで成型する
という、非常にオーソドックスな方法で開口しています。
ブリッジの床に三つの丸穴を開けていますが、コミックでもTVシリー
ズでも床にこんな窓が開いていますので、それを再現しています。
C 最上部にある艦橋にも、窓らしきスリットがありますので、ここも電飾
してみたいと思います。
かなり小さくて、綺麗に開口するのは大変かも知れません。
D 司令塔の中腹にもブリッジなのか、窓らしいディテールがあります。
こちらも電飾してみたいので開口しました。
司令塔の全ての窓を開口した事になります。
どの窓も小さくて細長いので、開口するのは大変でしたが、全ての窓が発光したアルカディア号って、見たこと無いので挑戦してみようと思います。
アルカディア号のシンボルともいえる、巨大なレーダーをディテールアップします。
ここが精密になっていれば、とても効果的ですよね。
A キットのレーダーです。
格子状のモールドがビッシリと入っていますが、抜けているわけでは
ありません。
B 外郭だけ残して、内側をくり貫きました。
ここもドリルでたくさん穴を開けて繋いで成型する方法で開口していま
す。
色々なキットで同じような工作をしているので、だいぶスキルアップし
てきた様な気がします(^_^*)
C 内側にエッチングパーツを使って格子を再現しました。
もっと細かい格子状のエッチングもあったのですが、あまり細かいと後
ろが透けて見えないので、逆に効果が薄くなる様な気がして、スカスカ
にしています。
D サフりました。
内側ピッタリに切り出せず、ちょっとヨレてしまった部分がありますが、
元パーツより精度が出てくれたと思います。
後ろ側が透けて見えるってのをやりたかったんですよ(^_^*)
両舷に付くアンテナも、エッチング化しました。
キットのままでも横縞のモールドが入っていますが、原作ではワイヤーフレームの様な立体です。
エッチングのラッタルを折りたたんで組み立て、立体の格子を作りました。
これだけでも、だいぶ原作のイメージに近づいたと思います。
電飾の下ごしらえが整ったので、塗装します。
まずはブラックで遮光のための塗装をしました。
実際にLEDを当ててみて、光が透過しなくなるまで吹き付けていますが、吹き付け過ぎるとモールドが死んでしまいますので、塗膜の厚さには気を使います。
サフを吹きました。
今回塗装する船体色がブルーグレーなので、下地の影響を受け易いです。
サフを軽く吹いて、ブラックを無くしておきました。
このサフは、電飾するブリッジなどの内側にも吹いており、反射率をよくする目的もあります。
船体色を塗装しました。
ブルーグレーを吹きました。
実は、原作では黄緑だったりロシアングリーンだったり、作画によってコロコロと色が変わります(^_^;)
この頃の松本先生はご多忙だったのでしょうね
ハセガワの作例見本では、もっと明るいブルーグリーンだし、まさかロシアングリーンで塗るわけにも行かないし。
つまり、自分がカッコイイと思う色で塗っていいんじゃないか?と思いまして、今回は明るいブルーグリーンで塗装してみました。
品があるけど重厚感もある色にしたつもりですけど、ここは好みの問題ですね(^_^*)
ミディアムブルー + 濃松葉色 7:3
基本塗装を終えましたので、LEDを仕込みます
A 最上部の第一ブリッジは、窓の格子の裏に曇らせた透明プラ板を当てて
光を拡散させます。
更に、LEDは天井に向けてしまって、直接光が見えない間接照明にし
ました。
B メインブリッジも同様に、透明プラ板を当てましたが、こちらは多少奥
にLEDを設置出来ますので、窓の方に向けて一番明るく発光させます。
C メインブリッジは、内部の空間に余裕があるため、後ろ側にも光が漏れ
まくりです(+_+)
そこで、エポキシパテで後ろ側を遮って、接着する時にムギュッとして
密着させました。
D 一番下のブリッジは、光をよく反射してくれる様に、内部にホワイトを
筆塗りしました。
あ、書き忘れていましたが、両舷のスポンソンには、エッチングで手摺
を追加しています。
最下部のブリッジの窓を透明化します。
表面から見えない位置にLEDを取り付け、白く塗った床面を照らす位置関係にします。
透明なエポキシ接着剤を充填して、窓ガラスを作りました。
接着剤は一生懸命かき混ぜて、細かい泡をたくさん作り、内部で光を乱反射させています。
ある程度硬化したら、さらに盛り付けてLEDまで包み込んでしまい、ブラックで塗装して遮光しました。
組み立てて、垂れ下がった電線を追加します。
原作でも描画されている電線を、モデルカステンのメタルリギング0.15で追加しました。
両舷のスポンソンに手摺を追加したのは、このためです(^_^*)
ただ線が垂れ下がっているだけなんでけど、何なんでしょうね?ここに男のロマンを感じます。
艦橋の製作はここで一旦止め、他の部分が仕上がってから、スミ入れや汚しを加えますが、完成状態での電飾点灯状態はこんな感じです。
航行灯や翼端灯などが無いので、ブリッジだけの発光ですけど、苦労して開口した甲斐もあって綺麗に発光してくれました。
電球色や白色ではなく、黄色にしたのもケレン味があって良かったと思います(^_^*)
当時のムック本などでは黄色になっていましたからねー
次回は船尾楼の製作をご紹介したいと思います。
よろしくお付き合い下さい。
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今回は艦橋の製作で、電飾のための下ごしらえ、ディテールアップ、そしてLEDの仕込みまでご紹介させて頂きます(^^)/
まずは、艦橋の窓を開口します。
A キットは、TV版アルカディアを使用して製作していますので、成型色
は青です(^_^;)
とても細かいモールドが入っていて素晴らしいです。
B ブリッジの窓を開口しました。
ドリルで穴を開けて、デザインナイフで繋いでいき、ヤスリで成型する
という、非常にオーソドックスな方法で開口しています。
ブリッジの床に三つの丸穴を開けていますが、コミックでもTVシリー
ズでも床にこんな窓が開いていますので、それを再現しています。
C 最上部にある艦橋にも、窓らしきスリットがありますので、ここも電飾
してみたいと思います。
かなり小さくて、綺麗に開口するのは大変かも知れません。
D 司令塔の中腹にもブリッジなのか、窓らしいディテールがあります。
こちらも電飾してみたいので開口しました。
司令塔の全ての窓を開口した事になります。
どの窓も小さくて細長いので、開口するのは大変でしたが、全ての窓が発光したアルカディア号って、見たこと無いので挑戦してみようと思います。
アルカディア号のシンボルともいえる、巨大なレーダーをディテールアップします。
ここが精密になっていれば、とても効果的ですよね。
A キットのレーダーです。
格子状のモールドがビッシリと入っていますが、抜けているわけでは
ありません。
B 外郭だけ残して、内側をくり貫きました。
ここもドリルでたくさん穴を開けて繋いで成型する方法で開口していま
す。
色々なキットで同じような工作をしているので、だいぶスキルアップし
てきた様な気がします(^_^*)
C 内側にエッチングパーツを使って格子を再現しました。
もっと細かい格子状のエッチングもあったのですが、あまり細かいと後
ろが透けて見えないので、逆に効果が薄くなる様な気がして、スカスカ
にしています。
D サフりました。
内側ピッタリに切り出せず、ちょっとヨレてしまった部分がありますが、
元パーツより精度が出てくれたと思います。
後ろ側が透けて見えるってのをやりたかったんですよ(^_^*)
両舷に付くアンテナも、エッチング化しました。
キットのままでも横縞のモールドが入っていますが、原作ではワイヤーフレームの様な立体です。
エッチングのラッタルを折りたたんで組み立て、立体の格子を作りました。
これだけでも、だいぶ原作のイメージに近づいたと思います。
電飾の下ごしらえが整ったので、塗装します。
まずはブラックで遮光のための塗装をしました。
実際にLEDを当ててみて、光が透過しなくなるまで吹き付けていますが、吹き付け過ぎるとモールドが死んでしまいますので、塗膜の厚さには気を使います。
サフを吹きました。
今回塗装する船体色がブルーグレーなので、下地の影響を受け易いです。
サフを軽く吹いて、ブラックを無くしておきました。
このサフは、電飾するブリッジなどの内側にも吹いており、反射率をよくする目的もあります。
船体色を塗装しました。
ブルーグレーを吹きました。
実は、原作では黄緑だったりロシアングリーンだったり、作画によってコロコロと色が変わります(^_^;)
この頃の松本先生はご多忙だったのでしょうね
ハセガワの作例見本では、もっと明るいブルーグリーンだし、まさかロシアングリーンで塗るわけにも行かないし。
つまり、自分がカッコイイと思う色で塗っていいんじゃないか?と思いまして、今回は明るいブルーグリーンで塗装してみました。
品があるけど重厚感もある色にしたつもりですけど、ここは好みの問題ですね(^_^*)
ミディアムブルー + 濃松葉色 7:3
基本塗装を終えましたので、LEDを仕込みます
A 最上部の第一ブリッジは、窓の格子の裏に曇らせた透明プラ板を当てて
光を拡散させます。
更に、LEDは天井に向けてしまって、直接光が見えない間接照明にし
ました。
B メインブリッジも同様に、透明プラ板を当てましたが、こちらは多少奥
にLEDを設置出来ますので、窓の方に向けて一番明るく発光させます。
C メインブリッジは、内部の空間に余裕があるため、後ろ側にも光が漏れ
まくりです(+_+)
そこで、エポキシパテで後ろ側を遮って、接着する時にムギュッとして
密着させました。
D 一番下のブリッジは、光をよく反射してくれる様に、内部にホワイトを
筆塗りしました。
あ、書き忘れていましたが、両舷のスポンソンには、エッチングで手摺
を追加しています。
最下部のブリッジの窓を透明化します。
表面から見えない位置にLEDを取り付け、白く塗った床面を照らす位置関係にします。
透明なエポキシ接着剤を充填して、窓ガラスを作りました。
接着剤は一生懸命かき混ぜて、細かい泡をたくさん作り、内部で光を乱反射させています。
ある程度硬化したら、さらに盛り付けてLEDまで包み込んでしまい、ブラックで塗装して遮光しました。
組み立てて、垂れ下がった電線を追加します。
原作でも描画されている電線を、モデルカステンのメタルリギング0.15で追加しました。
両舷のスポンソンに手摺を追加したのは、このためです(^_^*)
ただ線が垂れ下がっているだけなんでけど、何なんでしょうね?ここに男のロマンを感じます。
艦橋の製作はここで一旦止め、他の部分が仕上がってから、スミ入れや汚しを加えますが、完成状態での電飾点灯状態はこんな感じです。
航行灯や翼端灯などが無いので、ブリッジだけの発光ですけど、苦労して開口した甲斐もあって綺麗に発光してくれました。
電球色や白色ではなく、黄色にしたのもケレン味があって良かったと思います(^_^*)
当時のムック本などでは黄色になっていましたからねー
次回は船尾楼の製作をご紹介したいと思います。
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2018-01-07 10:11
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