目の発光とラーメン [メカトロメイト・タイマー製作記]
今回は、目を開口してLEDを仕込みます。
手にラーメンを持たせてみました^^
メカトロメイトの目は開口されていませんので、自分で穴を開けなければなりません^^
パーツが小さいので、難しい作業となりますが、慎重に作業すれば出来ない事はありません。
まずは、内側を削って肉厚を薄くする作業から入ります。

A キットの状態です。
表面まで、かなりの肉厚がある事がわかりますね。
B まずは「ここまでなら大丈夫でしょう」という深さまで一気に削ります。
1mm位のハイスビットでガンガン削りました。
表面に指を当てながら削ると、おおよその距離感が掴めます。
C どのくらいの肉厚になっているのか、穴を開けてみると良くわかります。
0.3mmのドリルで穴を開けて距離感を掴み、更に削ります。
D 理想の肉厚は1mmくらいですが、恐怖を感じたら止めましょう^^
開口してからでも、更に削ることは可能ですので。
今度は、デジタルの形に開口します。
ここが正念場ですので、ゆっくり慎重に作業しましょう。
ちなみに、ボクは3時間程掛かりました^^

A 0.3mmのドリルで、出来るだけたくさん穴を開けます。
とはいえ、ディテールを壊さないように余白を残して穴を開けましょう。
B 開けた穴を、新品のデザインナイフで繋いでいきます。
決して一気に繋ごうとせず、少しずつ何度も切り込みを入れて繋ぎます。
力の入れ過ぎは厳禁です^^
繋がったら、セグメントの形に成型します。
ヤスリが入る幅ではないので、デザインナイフのカンナかけで成型します。
C 全てのセグメントが開口できました。
ちょっと失敗してしまった部分もありますが、まぁ何とかなるでしょう^^
D 裏からLEDで照らしてみました。
ここで肉厚が均一であるか確認して、厚いところがあれば裏からリュータ
-で削って調整します。
成型色が「しっこく」なので、ほぼ遮光が出来ていますね^^
さて、LEDを取り付けますが、その前に目の周辺をアイボリーに塗装しておきます。
ブラックのままでは発色が悪くなるので、一旦サフを吹きました。

この後、顔やえり、おなかや手足の先など、アイボリーで塗装する部分を塗装してしまいました。
LEDを取り付けて行きます。
PICの出力から保護抵抗を通し、並列に両目のLEDを繋いで、それぞれのマイナスだけは個別にまとめる配線になります。

A グリーンのチップLEDを使用しました。
1.6mm×0.8mmという極小サイズのLEDです^^
PICからの信号は両方に分岐しますが、マイナスはRA0とRA1の信号で制御
される繋ぎ方でしたね^^
B 開口した目の位置に、チップLEDをエポキシ接着剤で固定しています。
エポ着はチップLEDを閉じ込める様に、包み込んで固定します。
もちろん、接着剤がとなりのセグメントまで行かない様にしなくちゃです。
透明なので、硬化後にブラックで塗装すれば、ひとつのセグメントだけ発光さ
せることが出来ます。
C 発光させてみましたが、かなり明るいです。
これはまだ遮光塗装する前ですので、頭の内部へも強烈に光漏れしています。
D 遮光ブラックを筆塗りしました。
これで光っている状態で、完全に光漏れが無くなるまで遮光しています。
特に、隣のセグメントへ光が漏れない様に気を付けます。
この調子で、どんどん進めたいのですが、チップLEDを穴に密着させるために、配線を曲げて弾力を付け、テープで固定して密着させてからエポキシ接着剤で固定します。
接着剤が硬化する時間も必要なので、メッチャ時間が掛かります^^

A 今度はとなりのセグメントにチップLEDを固定し、エポキシ接着剤を
盛り付けました。
極小のLEDを使っても、となりのLEDの端子に接触してしまいそうな
狭さですので、慎重に位置決めします。
B 発光させると、裏にもこんなに光漏れがあります。
発光させた状態で、遮光ブラックを筆塗りして光漏れを完全に無くします。
C 全てのLEDを取り付け終わりました!
左右のLEDのマイナスは、全部1本にまとめて耳の裏に固定しました。
セグメントの7本とマイナス2本の、計9本のポリウレタン線になりました
D 発光させてみると、光の強さがマチマチです。
どうしてもLEDの位置が穴の真後ろに出来ず、僅かにズレてしまった
ところが暗くなってしまいました。
こういった、精度が出せないのは、手作りの限界なのでしょうね。
でも大丈夫。明るさのバラつきは、塗装で調整しちゃいます。

明る過ぎるところにはアイボリーをたくさん吹いて、暗いところには少し吹く事で、明るさをコントロール出来ます。
様子を見ながら調整して、まぁ違和感は無いかな?程度には調整出来ました。
これで、全てのセグメントにチップLEDを仕込むという、今回の製作で最大の難関をクリアです(^^)v
さて、ここでラーメンの製作をご紹介します。
目が光ってカウントするのは楽しいのですが、ただボーッと立っているだけではつまらないですよね^^
そこで、手にラーメンを持たせてみようと思い立ちました。
ちょうど良いサイズのラーメンなんて無いので、自作するしかありません。

A 右手には穴を開けて0.4mmの真鍮線を通し、割り箸を持っている手に
しました。
左手は切り込みを入れて、どんぶりを持たせます。
どんぶりは戦車の転輪パーツからの削り出しです。
B 麺は0.18mmのポリウレタン線をちぢれさせました^^
箸で食品サンプル的に持ち上げた麺にしてみました(楽しい~!)
チャーシューはエポパテを薄く割ったもの、玉子やナルトはプラ板に塗装
したものです。
C スープは、ちょうど100均に「クリアセピア」というUVレジンがあった
ので使ってみましたが、ほど良い透明感で醤油味ですね^^
D どんぶりの模様はフォトショでデザインした雷紋を、ラベル用紙に印刷した
ものを貼りました。
緑のビニール線の被覆だけ輪切りにしたネギも入れたのですが、よく見えな
いです。
小さな模型を作るのは好きですけど、ラーメンを作ったのは初めてでした^^
材料を工夫してそっくりに作るのは楽しくて、他のメニューも作ってみたくなりますね
次回は塗装と最終組み立てを予定しています。
もうちょっとだけ、お付き合い下さいね(^^)
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手にラーメンを持たせてみました^^
メカトロメイトの目は開口されていませんので、自分で穴を開けなければなりません^^
パーツが小さいので、難しい作業となりますが、慎重に作業すれば出来ない事はありません。
まずは、内側を削って肉厚を薄くする作業から入ります。

A キットの状態です。
表面まで、かなりの肉厚がある事がわかりますね。
B まずは「ここまでなら大丈夫でしょう」という深さまで一気に削ります。
1mm位のハイスビットでガンガン削りました。
表面に指を当てながら削ると、おおよその距離感が掴めます。
C どのくらいの肉厚になっているのか、穴を開けてみると良くわかります。
0.3mmのドリルで穴を開けて距離感を掴み、更に削ります。
D 理想の肉厚は1mmくらいですが、恐怖を感じたら止めましょう^^
開口してからでも、更に削ることは可能ですので。
今度は、デジタルの形に開口します。
ここが正念場ですので、ゆっくり慎重に作業しましょう。
ちなみに、ボクは3時間程掛かりました^^

A 0.3mmのドリルで、出来るだけたくさん穴を開けます。
とはいえ、ディテールを壊さないように余白を残して穴を開けましょう。
B 開けた穴を、新品のデザインナイフで繋いでいきます。
決して一気に繋ごうとせず、少しずつ何度も切り込みを入れて繋ぎます。
力の入れ過ぎは厳禁です^^
繋がったら、セグメントの形に成型します。
ヤスリが入る幅ではないので、デザインナイフのカンナかけで成型します。
C 全てのセグメントが開口できました。
ちょっと失敗してしまった部分もありますが、まぁ何とかなるでしょう^^
D 裏からLEDで照らしてみました。
ここで肉厚が均一であるか確認して、厚いところがあれば裏からリュータ
-で削って調整します。
成型色が「しっこく」なので、ほぼ遮光が出来ていますね^^
さて、LEDを取り付けますが、その前に目の周辺をアイボリーに塗装しておきます。
ブラックのままでは発色が悪くなるので、一旦サフを吹きました。

この後、顔やえり、おなかや手足の先など、アイボリーで塗装する部分を塗装してしまいました。
LEDを取り付けて行きます。
PICの出力から保護抵抗を通し、並列に両目のLEDを繋いで、それぞれのマイナスだけは個別にまとめる配線になります。

A グリーンのチップLEDを使用しました。
1.6mm×0.8mmという極小サイズのLEDです^^
PICからの信号は両方に分岐しますが、マイナスはRA0とRA1の信号で制御
される繋ぎ方でしたね^^
B 開口した目の位置に、チップLEDをエポキシ接着剤で固定しています。
エポ着はチップLEDを閉じ込める様に、包み込んで固定します。
もちろん、接着剤がとなりのセグメントまで行かない様にしなくちゃです。
透明なので、硬化後にブラックで塗装すれば、ひとつのセグメントだけ発光さ
せることが出来ます。
C 発光させてみましたが、かなり明るいです。
これはまだ遮光塗装する前ですので、頭の内部へも強烈に光漏れしています。
D 遮光ブラックを筆塗りしました。
これで光っている状態で、完全に光漏れが無くなるまで遮光しています。
特に、隣のセグメントへ光が漏れない様に気を付けます。
この調子で、どんどん進めたいのですが、チップLEDを穴に密着させるために、配線を曲げて弾力を付け、テープで固定して密着させてからエポキシ接着剤で固定します。
接着剤が硬化する時間も必要なので、メッチャ時間が掛かります^^

A 今度はとなりのセグメントにチップLEDを固定し、エポキシ接着剤を
盛り付けました。
極小のLEDを使っても、となりのLEDの端子に接触してしまいそうな
狭さですので、慎重に位置決めします。
B 発光させると、裏にもこんなに光漏れがあります。
発光させた状態で、遮光ブラックを筆塗りして光漏れを完全に無くします。
C 全てのLEDを取り付け終わりました!
左右のLEDのマイナスは、全部1本にまとめて耳の裏に固定しました。
セグメントの7本とマイナス2本の、計9本のポリウレタン線になりました
D 発光させてみると、光の強さがマチマチです。
どうしてもLEDの位置が穴の真後ろに出来ず、僅かにズレてしまった
ところが暗くなってしまいました。
こういった、精度が出せないのは、手作りの限界なのでしょうね。
でも大丈夫。明るさのバラつきは、塗装で調整しちゃいます。

明る過ぎるところにはアイボリーをたくさん吹いて、暗いところには少し吹く事で、明るさをコントロール出来ます。
様子を見ながら調整して、まぁ違和感は無いかな?程度には調整出来ました。
これで、全てのセグメントにチップLEDを仕込むという、今回の製作で最大の難関をクリアです(^^)v
さて、ここでラーメンの製作をご紹介します。
目が光ってカウントするのは楽しいのですが、ただボーッと立っているだけではつまらないですよね^^
そこで、手にラーメンを持たせてみようと思い立ちました。
ちょうど良いサイズのラーメンなんて無いので、自作するしかありません。

A 右手には穴を開けて0.4mmの真鍮線を通し、割り箸を持っている手に
しました。
左手は切り込みを入れて、どんぶりを持たせます。
どんぶりは戦車の転輪パーツからの削り出しです。
B 麺は0.18mmのポリウレタン線をちぢれさせました^^
箸で食品サンプル的に持ち上げた麺にしてみました(楽しい~!)
チャーシューはエポパテを薄く割ったもの、玉子やナルトはプラ板に塗装
したものです。
C スープは、ちょうど100均に「クリアセピア」というUVレジンがあった
ので使ってみましたが、ほど良い透明感で醤油味ですね^^
D どんぶりの模様はフォトショでデザインした雷紋を、ラベル用紙に印刷した
ものを貼りました。
緑のビニール線の被覆だけ輪切りにしたネギも入れたのですが、よく見えな
いです。
小さな模型を作るのは好きですけど、ラーメンを作ったのは初めてでした^^
材料を工夫してそっくりに作るのは楽しくて、他のメニューも作ってみたくなりますね
次回は塗装と最終組み立てを予定しています。
もうちょっとだけ、お付き合い下さいね(^^)
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2019-01-05 01:35
コメント(2)
こんにちは
このラーメン自作されてたとは思いませんでした!!!
電子工作、模型製作、LED施工の職人さんとしてだけでなく
食品サンプル的なものまで才能発揮されてますね!!!
驚いたのでコメントさせていただきました!
by 吉田 (2019-01-05 12:18)
吉田 さん、こんにちは
恐れ入ります^^
小さなラーメン作りは楽しかったです
by どろぼうひげ (2019-01-06 10:41)