SSブログ

ボディーの成型 [デロリアン製作記]

今回はボディーの成型です。

このキットに限った事ではありませんが、カーモデルは金型の都合でパーティングライン(合わせ目)が出来ていて、実車には無いスジが入っています。
フェンダーの角やピラーなど、目立たないところにあるので見落としがちですが、指で触るとすぐ判りますから、しっかりと成型してあげます。
更に、デロリアンとしては、モールドを埋める部分があります。
ボディー モールド消す.jpg
実車のデロリアンは数種類あり、映画で採用された車種と違う部分があります。
フェンダー右側にアンテナ基部がモールドされていますが、劇中ではありませんので削り取ります。
ボンネットに給油口のフタがモールドされていますが、これもありませんので、パテで埋めました。

キットにモールドされたコード類は削り取ります。
コードモールド 1.jpg
フェンダーに添う様に這っているコードがモールドされています。
ナカナカの再現度で、塗装するだけで良い感じに仕上がりそうです。
でも、やっぱり実車がコードならコードを這わせて仕上げたいですね。
そこで、このモールドは全て削り取って、後からコードを追加する工作をしたいと思います。

まずは、ノミでほとんどのモールドを取り去ります。
コードモールド 2.jpg
WAVEのHt-412/1.6mm を使って切り取りました。
これ1本で全て取り払おうと思ってはいけません。
ある程度残して、元のボデイーの深さまで削ってしまわない様にします。
少しずつ、焦らず削っていくのがコツです。

次に、リューターで成型します。
コードモールド 3.jpg
丸ビットで、これも少しずつボディーとの繋がりを意識して削っていきます。
ダイヤモンドビットより、螺旋状に刃があるビットの方がコントロールしやすいです。
なぞる様に移動させて、様子を見ながら少しずつ成型していきますが、下地がシルバーなので見にくいです。
時々指を当てて確認しながら作業する必要があります。

仕上げは神ヤスです。
コードモールド 4.jpg
GodHand の神ヤスで仕上げます。
曲面に追従しやすい2mm厚を使いました。
爪の先で段差が無いか確認しながら、#400で成型して、#800で仕上げています。

サフで確認します
コードモールド サフ.jpg
最後にサフを吹いて、綺麗に削れたか確認します。
下地がシルバーですと、微妙な凹凸がわかりにくいです。
コードの下になっていた車体のデティールも彫り直して復活させておきます。
後からコードを這わせるので、サイドモールは潰れていても構いません。

全てのコードを取り去りました。
コードモールド 完了.jpg
最初から無かったかの様に仕上げるのは大変だと思いますが、プラモ製作では合わせ目消しの様に重要な工作です。
ボクの場合は海外製のプラモを散々作ってきたので、自然と身に付いたスキルですが、初めて挑戦される方には難しいかもしれません。
失敗したらパテ埋めして再度トライできますので、臆せず挑戦して頂きたいです。
綺麗に削り取る事ができると、とても気持ち良いんです。

コメント(2) 

コメント 2

はねまる

こんばんは
ディテールの埋めと削りなかなか大変ですよね。
今となっては年月が経過したキットですが、全体の造形はとても綺麗ですよね。
バイクのキットのブレーキホースみたいに公式で後付仕様にしてくれていれば楽なんですが。
by はねまる (2021-05-16 15:51) 

どろぼうひげ

はねまる さん、こんばんは^^
あの当時のキットであると思えば、ナカナカの再現度だと思います
個人的には、スケールが大きいとありがたいのですが(^_^;)
by どろぼうひげ (2021-05-17 23:57) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

リモコン化灯火類の電飾 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。