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動力パイプ 後ハメ バズーカ [HG オリジンZAKUII C6 製作記]

今回は動力パイプの換装と後ハメ加工、それとバズーカの工作をご紹介します。

動力パイプは、キットのパーツでは分割線がナナメになっている部分があって、とても違和感があります。
手間は掛かりますけど、コトブキヤのアフターパーツを使って、シャキーンと変えましょう。
モビルパイプ.jpg
コトブキヤさんから出ているモビルパイプを使います。
一番サイズが小さい「A」は頭部の動力パイプに、「B」を腰と足に使います。
頭部だけで片側10個使いますし、腰にも片側9個、足も片側10個を使いますので、モビルパイプ1袋では足りませんね。
このパーツを使うと、一番面倒なのがゲート処理です。
パイプ ゲート処理.jpg
そこで、爪楊枝に挿して、ゲートのカット、成型、塗装まで行ってしまうと楽チンです。
なにしろ、全部で52個のゲート処理をしなくてはなりませんので、効率的に作業しちゃいましょう。

頭部の動力パイプは、スプリングに通して、中に芯を入れます。
動力パイプ 3.jpg
WAVEのA-SPRING NO-1.5 がピッタリのサイズでした。
黒いスプリングが好みの場合は、1.5mm径のものを探してください。
中に0.8mm糸ハンダ(100均のヤツ)を入れておいて、スプリングの弾力でボヨヨンになってしまうのを防ぎましたが、糸ハンダでは柔らかすぎてボヨヨンになります。
ボクは接着してしまったので修正できず失敗でしたが、これから工作される方は、針金を入れる事をお勧めします。

工作の前後を比較してみましょう。
ビフォーアフター.jpg
左が換装前。
形は自然ですが、分割線がナナメでメカらしくありません。
右が換装後。
形はボヨヨンになってしまいましたが、カッチリしてスプリングがチラ見えして、メカニックになりました。

腰のスプリングも換装しましょう。
パイプ 1.jpg
今度は失敗しない様に1.2mmの真鍮線を芯に入れて、ランドセルとお腹に繋がる様に曲げておきます。
WAVEのA-SPRING NO-2に通しました。このスプリングは外径2mmです。
パイプ 2.jpg
モビルパイプを塗装して装着すると、こんな感じです。
曲がりがキツくて、パイプ間が空きすぎてしまう部分は、パイプをナナメにカットしてチラ見え部分が自然になるように調節しています。
これを、エポキシ接着剤で固定しますが、接着は塗装が終わってからが良いですね。
パイプ 3.jpg
とても時間と手間が掛かる動力パイプの換装ですけど、やはりやった方がメカニック感が全然違ってきます。
ちなみに、足の動力パイプはスプリングだけで芯が入っていません。
可動するので、ここはボヨヨンの方が都合が良いのです。

前後貼り合わせで、横に合わせ目が出来てしまうふくらはぎは、後ハメ加工を行います。
これもネットでは定番工作で、たくさんのサイトで紹介されています。
今はネットで何でも調べられるので便利ですねー。
足後ハメ 1.jpg
左が加工後、右は加工前の状態です。
後ハメ加工を行うには、赤丸部分のダボを削り取ります。
中央のふたつ並んだダボは受けになるので、上半分だけカットします。
黄色の丸は、裏からプラ板を当てて裏打ちしている部分です。
キットでは、動力パイプは穴に挟むだけでブラブラして安定しないのですが、スプリングに換装するのでちゃんと差し込める様に、2mmの穴を開けたプラ板でフタをしています。
それと、スラスターのモールドが浅くてイマイチと感じたので、モールドごと開口しちゃいました。
穴をふさぐために、ここも0.5mmプラ板で裏打ちしています。
足後ハメ 2.jpg
組み合わせると、こんな感じになります。
太ももは前後貼り合わせてもパネルラインとして収まりますが、スネはやはり合わせ目を消したいですよね。
スネ部分に納まるフレームも、後ハメのために一部を削る必要があります。
足後ハメ 3.jpg
赤く色が付いた部分を削り取る事で、ヒザ側から差し込める様になります。
ただ、接着部分が前後のダボだけになりますので、最後にハメ込む時には接着剤をしっかり塗りましょう。

ふくらはぎの合わせ目を消しました。
合わせ目消し 1.jpg
接着剤ムニュ法で成型しました。
今の時期はエアコンを暖房で使っているので、吹き出し口の前に置くと1日で完全硬化します。
30℃以上にはならないので、安心して乾燥できますね。
スラスターは噴射口らしく見えなかったので、さらに大きく開口してn兄さんのシイタケディテールを埋めてメカニック感を出してみました。

腕とショルダーも合わせ目を消します。
合わせ目消し 2.jpg
腕もネットで定番の方法が公開されていますが、今回はバズーカの発射で振動が腕にも強く伝わるため、保持力が落ちる工作はしたくありません。
関節はマスキングで塗り分け出来そうなので、腕は後ハメ加工をしないで接着してしまいました。
バズーカの配線は、腕を通さず肩から引き込むつもりです。
ショルダーアーマーも接着剤ムニュ法で合わせ目を消しました。
中央のスパイクのスジボリは彫り直しになります。
ついでにスパイクの根元をスジボリして生えている感を出し、先端も削って尖らせました。

続いて、バズーカの工作です。
まずはサイトスコープですが、ここは電飾してみようと思います。
実際には光るはずが無いと思いますが、光った方がカッコイイですよね。
ターレット型取り.jpg
まず、おゆまるを使って、スコープの対物レンズ側を型取りします。
他のレンズパーツを使っても、隙間が出来たりピッタリ収まらなかったりするので、透明化しちゃった方が確実です。
型取り出来たらレンズ部分に穴を開けて開口してしまいます。
対眼レンズ側は穴が開いているだけなので、スコープはただの筒になります。
ターレット UV.jpg
スコープをファントムグレーで塗装してから型に戻して、対眼側からUVレジンを垂らして硬化させます。
UVレジンは厚くしなくても十分に強度が出ますから、薄く仕上げて透明度を優先します。
気泡には気を付けましょう。
ターレット 透明化.jpg
型から外すと、レンズ部分だけ透明化したパーツの出来上がりです。

ただ発光するだけでは面白く無いので、サイトゲージを追加してみました。
サイトゲージ.jpg
ピンクLEDを仕込んだだけでは明るすぎるので、減光と全体を均一に発光させるため、初めは0.3mmのプラ板を入れたのですが、どうせならゲージを浮かび上がらせようと思い立ち、紙に印刷したゲージを入れてみました。
紙だけど、光も弱くなったし、均一に拡散してくれたので、結果オーライです。
対眼レンズ側は、顔がピンクに照らされるのはカッコ悪いと思いましたので、プラ板で塞いでしまいました。
配線はスコープのアームに開けた0.8mmの穴を通して引き出しています。

バズーカにLEDを仕込みます。
バズーカ 配線.jpg
砲口は5mmのLEDがギリ収まらないので、3mmの黄色LEDを仕込みます。
普通に穴を開けてLEDを差し込んだだけですが、高光度のLEDなのでとても明るいです。
出来るだけ明るくしたかったので、保護抵抗を330Ωから220Ωに替えています。
サイトは常時点灯で、砲口はPICからの信号で発光させます。
マイナスは共通にして配線の本数を減らしたので、バズーカからは3本の線が出てきます。
サイトからの配線は、そのままでは取り付け部分に干渉してしまいますので、受け側の一部に切り込みを入れて配線を逃がしています。
サイト可動.jpg
この加工のおかげで、点灯させながら可動させることも可能になりました。

サイトゲージが浮かび上がるスコープが出来ました。
ターゲットスコープ 完成.jpg
発砲の光はかなり強力です。
バズーカLED.jpg
このくらい強力に発光してくれないと、迫力が出ませんからね。

次回はランドセルと腰の可動をご紹介したいと思います。
よろしくお付き合いください。

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