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ドア周辺の内装 1 [デロリアン製作記]

天井やピラー、フロントガラスの製作です。

ガルウイングを開閉可能にしたので、開けた時に見える内装部分も作らなければなりません。
まずは天井部分です。
天井合わせ.jpg
天井にも発光するスイッチ等が取り付けられていますので、電飾のためのスペースも考えなくてはなりません。
ダンパーやドアのヒンジが納まる空間も必要ですので、キットの天井から2mmの厚さを付けて天井を張りました。
ダンパーやドアのヒンジの軸受けがピッタリ納まる様に壁を作り、ヘンテコなスキマが出来ない様に塞いでいます。

ドアの天井部分を切り離します。
天井 スキマ.jpg
ドアの天井部分を切り取り、周辺へ繋がる部分を成型しました。
前方部分はサンバイザーが付くので、開口部分より大きくなります。
中央部分は、ドアを開けた時に食い込む部分が必要なので、やはり開口部分より内側に張り出します。
後方も、ダンパーが納まる部分が必要なので、開口部分よりも内側になります。
つまり、ドアの開口部分よりもだいぶ狭くなります。
実車では、エッジにぐるりとゴムのパッキンが付くのですが、そこまで再現するのは見送りました。
追加しても、うそっぽくなる感じでしたので。

フロントガラスは、新規に作り直しました。
フロントガラス.jpg
フロントガラスは、キットのクリアパーツから切り出しましたが、パーツに厚みがあり過ぎて、至る所でツジツマが合わなくなる事が判りました。
せっかく苦労して切り出したフロンとガラスでしたが、0.3mmのプラ板を使って、フロントガラスを自作しました。

フロントガラスは、取り外し可能にします。
フロントガラス 差込.jpg
せっかく作り直したので、どうせなら取り外し可能な構造にしておきます。
塗装や今後の工作の際に、取り外せると何かと都合が良いのです。
0.3mmプラ板の細切りを重ねて、フロンとガラスを差し込んで固定出来る様にしました。
フロントガラス はめ込み.jpg
ボンネット側にもツメを作って、ちょっと押し込めばパチンとハマって抜けなくなるフックを作っています。
フックは、ダッシュボードに干渉しない様に、出来るだけ低く製作しています。
これでいつでも簡単にフロントガラスを着脱できるようになりました。

天井に取り付けてみた様子です。
天井 上から.jpg
後ろのピラー部分もプラ板を貼って、ドアと天井への繋がりを再現しています。
ここには天井を電飾するための配線が通るので、間に空間を作っておきました。

ピラー部分を作ります。
ピラー 切り出し.jpg
フロントガラスを支えるピラーは、キットのままではかなり細く、実車でも内側に太いアームが付いて天井をしっかりと支えています。
ここは1mmのプラ板を削り出して頑丈な構造にします。
始めは実車と同じ太さで削り出したのですが、細過ぎて強度が不安です。
また、フロントガラスも微妙に湾曲しているので、ガラスをピラーに押さえつける力が欲しいのに、強度不足で曲がってしまいます。
仕方なく、本物よりもちょっとだけ太くして頑丈なピラーにしました。
太くしたといっても、ゴムパッキンの分太くしただけなので、シルエットは実車と同じです。

ピラーは、天井に取り付けました。
ピラー 接着.jpg
接合部分が最も壊れやすくなりますので、接着面積が小さい天井との接続部分を固定します。
この天井部分も、取り外せる様に工作しておかないと、電飾が仕込めません。
接着剤をたっぷり塗って、完全に硬化させてからエポパテを盛って、強度を出しています。
パテが硬化してからなだらかな曲線に削り出しました。

やっとドアの内側周辺が形になりました。
ピラー完成.jpg
ドアが開くだけなら工作は終わっていましたが、実車のように内側周辺も再現しようとすると、物凄く大変な工作になります。
アチコチをピッタリ合う様にスリ合わせ、しかも分解できるようにしておかないと、塗装が面倒になります。
強度の確保や電飾のための空間など、余計な事まで考えながら自作しなくてはなりません。
ゴムパッキンはあきらめましたが、どうにかそれっぽく仕上がったと思います。
本当は楽しい電飾の部分から手を付けたいのですが、作業の手順としては、キットに無い部分から工作するのが基本です。
そうしないと、後から電飾したパーツが収まらなくなったり、配線を通す空間が無くなってしまうトラブルが起きてしまうからです。
内装の工作はまだ終わりではありませんが、とりあえず、今回の製作で最大の難所を越えられて、ホッとしています。


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