どろぼうひげの製作記
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/
SFやアニメのプラモデル製作記です(^^)/
どろぼうひげ
2024-01-06T22:06:44+09:00
ja
-
ガンタンク完成画像
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2024-01-06-1
HGUCガンタンクの完成画像です。画像はクリックで1280×720サイズで閲覧可能です。HGUCガンタンクに、市販のラジコンを組み込みました。キャタピラはタミヤの楽しい工作シリーズから、ラジコンは京商の戦車から流用しています。長年の夢だったガンタンクのラジコン化が実現出来て嬉しいです。キャタピラを駆動するためのギアが車体からハミ出すため、ギアカバーを追加していますが、全体のシルエットを崩す事なく組み込めたので、とても満足しています。古いキットなので、スジ彫りやデカール等で情報量をアップさせる工作を加えています。胸のインテークを開状態にしてみました。内部にメッシュを貼っています。コックピットもガンタンクのシンボル的な部分ですので、フィギュアやメカを作り直しています。車体の丸モールドの置き換え、腕のダクト開口なども手を入れています。電源スイッチは車体の裏です。白い点の方に動かせばONになります。走行音や発砲音のためのスピーカーもこの位置にあります。車体上下を取り外して電池交換を行います。電池は単四電池2本ですが、製作してからかなり遊んでもまだ交換しなくて済んでいます。余程ラジコン受信機の消費電力管理が上手く設計されているのでしょう。砲塔の旋回チャンネルを利用して、砲身の上下もラジコンでコントロール可能です。受信機からはモーターの正転/逆転しか信号が出て来ませんので、リミット制御やスピードコントロールは独自に回路を組んでいます。送信機はとてもカッコイイので、シールを変えた程度でそのまま使っています。操作方法を特に説明しなくても、みなさんすぐに習得して遊び倒してくれるので、製作者としては大変嬉しいです。実際に動いている様子は、YouTubeに公開しました。ぜひお楽しみください。
HGUCガンタンク 製作記
どろぼうひげ
2024-01-06T22:06:44+09:00
画像はクリックで1280×720サイズで閲覧可能です。
HGUCガンタンクに、市販のラジコンを組み込みました。
キャタピラはタミヤの楽しい工作シリーズから、ラジコンは京商の戦車から流用しています。
長年の夢だったガンタンクのラジコン化が実現出来て嬉しいです。
キャタピラを駆動するためのギアが車体からハミ出すため、ギアカバーを追加していますが、全体のシルエットを崩す事なく組み込めたので、とても満足しています。
古いキットなので、スジ彫りやデカール等で情報量をアップさせる工作を加えています。
胸のインテークを開状態にしてみました。
内部にメッシュを貼っています。
コックピットもガンタンクのシンボル的な部分ですので、フィギュアやメカを作り直しています。
車体の丸モールドの置き換え、腕のダクト開口なども手を入れています。
電源スイッチは車体の裏です。
白い点の方に動かせばONになります。
走行音や発砲音のためのスピーカーもこの位置にあります。
車体上下を取り外して電池交換を行います。
電池は単四電池2本ですが、製作してからかなり遊んでもまだ交換しなくて済んでいます。
余程ラジコン受信機の消費電力管理が上手く設計されているのでしょう。
砲塔の旋回チャンネルを利用して、砲身の上下もラジコンでコントロール可能です。
受信機からはモーターの正転/逆転しか信号が出て来ませんので、リミット制御やスピードコントロールは独自に回路を組んでいます。
送信機はとてもカッコイイので、シールを変えた程度でそのまま使っています。
操作方法を特に説明しなくても、みなさんすぐに習得して遊び倒してくれるので、製作者としては大変嬉しいです。
実際に動いている様子は、YouTubeに公開しました。
ぜひお楽しみください。
VIDEO
]]>
-
各所の改修
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2024-01-06
新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたしますと共に、1/1に発生した能登半島大震災に遭われてしまった皆様には、心よりお見舞い申し上げます。自分も東日本大震災に遭い、原発事故の被害を被った一人であることから、ブログの更新が出来る心境ではございませんでしたが、被災したみなさんが少しでも元気な気持ちになってくれる事を願って活動していきたいと思います。一日も早い復興をお祈りしております。さて、今回は改修部分と仕上げになります。腕のスリット部分を開口しましたポップミサイルランチャーの基部にあるスリットは、キットではふさがっているので開口しました。元々前後に接着する構造なので、開口して合わせ目を消すくらいの簡単な工作です。ただ、開口した穴から向こう側の穴が丸見えになるので、中に適当なメカを仕込んで塞いでおきました。コックピットは、内部をディテールアップしました。キットのパーツはパイロットの頭部が球になっていて、後ろの壁はツンツルリンです。全部削り取って、MSフィギュアからパイロットを、ジャンクパーツでメカ等を作り直しました。塗装してスミ入れすれば、まぁ見れる程度にはなったと思います。キャノピーを被せてみました。外から丸見えの操縦席なので、モビルスーツというより戦車としての位置づけなのかも知れません。コアファイターから操縦した方が絶対安全だと思うのですが、そこがガンタンクらしいカッコ良さだと思います。車体の丸部分は円パーツに置き換えました。車体の前方に丸く飛び出したモールドが二つありますが、成型の都合でしょうか真円になっていません。それが正解なのかも知れませんけど、ちゃんと丸くなっていないのが気になったので、削り取ってしまいました。穴が開いてしまいますが、コトブキヤの丸モールドを被せて塞いでしまえばOKです。ギリギリで穴が隠れ切れずスキマが開いてしまいましたが、そこはパテで塞いでおきました。スジボリを加えています。古いHGですので、全体的にアニメ寄りで情報量が不足しているため、スジ彫りを加えています。新たに加えたスジ彫りの他、黄色矢印の様に後からスミ入れした時に線になって欲しい部分にも軽くスジ彫りしておくと仕上がりが違ってきます赤矢印の部分はダクトっぽい形状でしたので、艦船用エッチングパーツの手すりを使って格子モールドを付けてみましたマイナスモールドに変更したり、ヒケを消しておくだけで、仕上がり時の印象..
HGUCガンタンク 製作記
どろぼうひげ
2024-01-06T21:24:31+09:00
今年もよろしくお願いいたしますと共に、1/1に発生した能登半島大震災に遭われてしまった皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
自分も東日本大震災に遭い、原発事故の被害を被った一人であることから、ブログの更新が出来る心境ではございませんでしたが、被災したみなさんが少しでも元気な気持ちになってくれる事を願って活動していきたいと思います。
一日も早い復興をお祈りしております。
さて、今回は改修部分と仕上げになります。
腕のスリット部分を開口しました
ポップミサイルランチャーの基部にあるスリットは、キットではふさがっているので開口しました。
元々前後に接着する構造なので、開口して合わせ目を消すくらいの簡単な工作です。
ただ、開口した穴から向こう側の穴が丸見えになるので、中に適当なメカを仕込んで塞いでおきました。
コックピットは、内部をディテールアップしました。
キットのパーツはパイロットの頭部が球になっていて、後ろの壁はツンツルリンです。
全部削り取って、MSフィギュアからパイロットを、ジャンクパーツでメカ等を作り直しました。
塗装してスミ入れすれば、まぁ見れる程度にはなったと思います。
キャノピーを被せてみました。
外から丸見えの操縦席なので、モビルスーツというより戦車としての位置づけなのかも知れません。
コアファイターから操縦した方が絶対安全だと思うのですが、そこがガンタンクらしいカッコ良さだと思います。
車体の丸部分は円パーツに置き換えました。
車体の前方に丸く飛び出したモールドが二つありますが、成型の都合でしょうか真円になっていません。
それが正解なのかも知れませんけど、ちゃんと丸くなっていないのが気になったので、削り取ってしまいました。
穴が開いてしまいますが、コトブキヤの丸モールドを被せて塞いでしまえばOKです。
ギリギリで穴が隠れ切れずスキマが開いてしまいましたが、そこはパテで塞いでおきました。
スジボリを加えています。
古いHGですので、全体的にアニメ寄りで情報量が不足しているため、スジ彫りを加えています。
新たに加えたスジ彫りの他、黄色矢印の様に後からスミ入れした時に線になって欲しい部分にも軽くスジ彫りしておくと仕上がりが違ってきます
赤矢印の部分はダクトっぽい形状でしたので、艦船用エッチングパーツの手すりを使って格子モールドを付けてみました
マイナスモールドに変更したり、ヒケを消しておくだけで、仕上がり時の印象が違ってきます
キャノンにLEDを仕込みます
キャノンは左右貼り合わせですが、内径がほぼ3mmなので、砲弾型LEDが使えます。
チップLEDより砲弾型LEDの方が指向性(正面に光が集まる)が良く、光量も高いので助かります。
内側を黒く塗って遮光してから、LEDのツバを削って円筒にしたものを、ちょっと奥に配置しました。
かなり明るく発光してくれたので良かったです。
バックパックも少しだけ手を入れました
フィンが付いたパーツを組むだけですが、それを利用してプラ板の細切りを挟み、通気口を作ってみました。
これも簡単な加工で情報量が増しますので、よかったらお試しください。
胸のダクトを開いた状態にしてみました。
どうやらガンタンクの胸ダクトは上下に開くみたいな形状をしています。
あまりココを開けている作例を見掛けないのですが、今回は開状態にして、中にエッチングのメッシュを貼ってみました。
開閉させるためのダンパーも伸ばしランナーで追加しています。
また、この胸パーツにもスジ彫りを追加して情報量を上げています。
塗装してスミ入れしました
キャノンやコックピットは合わせ目を消してから塗装しています。
腕・キャノン・バックパック ED209の時調色したグレー(エアスペがベース)
青 EXAMブルー1
赤 ガルントで調色したオレンジっぽい赤
白 FS17875
黄色 FS13538
あまり参考にならないレシピですみません。
ボクは調色した色をサンプル瓶に保管しているので、数年前の塗料でも劣化無く使えるため、こんなレシピになっています。
ただ、青だけは満足できる色が無くて、初めてEXAMブルーを使ってみましたが、とても鮮やかなのに深みもあって、良い色ですね。
スミ入れはエナメルのフラットブラックです。
穴や、先程のエッチングを使ったダクトなどは、ほぼ原液のまま流して真っ黒に発色させています。
デカールを貼りました
デカールも情報量アップには重要なアイテムですが、あまり貼り過ぎるとうるさくなるだけで逆効果ですね。
戦車にデカールなんてほぼありませんので、外す時に操作する場所、熱くなる部分、回転方向など、必要最低限の表記に留めています。
デカールを貼ったら一晩乾燥させてから、つや消しでトップコートしました。
車体上下はピンで接続されます
砲口のLEDとキャノン上下のモーター配線は、車体上下を合わせた時に接続される2Pのコネクタでラジコン基板と繋がります。
車体の上下は必ずこの位置で接続される様になりますし、しっかり保持されますので磁石より確実です。
外すのは電池を交換する時だけになりますが、サッと外してスッと閉じれるスマートな交換作業になりました。
コントローラーはそのまま利用します
送信機は、ラジコンに付属のコントローラーがカッコイイので、そのまま使いました。
シールだけ自作したものに貼り換えています。
操作方法は特に説明しなくても、みなさんすぐに使いこなしてくれるので、遊ぶ事に集中してもらえて嬉しい限りです。
以上、たったの4回ですけど、製作記にお付き合い頂き、ありがとうございました。
完成画像は別記事でアップさせて頂きます。
]]>
-
キャノンの可動化
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2023-12-10
今回はキャノンのラジコン作動化です流用したラジコンは、砲塔を左右に旋回する機能も持っていました。つまり、モーターさえ繋げれば、キャノンを上下にラジコンで操作出来る様になりますこれを活用しない手はありませんね胸の内部を全て取り払います。HGUCシリーズは昔のキットだけあって、内部がカラッポです唯一、腕を取り付けるパーツが付きますが、それも取り払い、中身を空洞にしました。バツが付いているダボは、何かの補強に使えるかも知れないので、邪魔になったら切り取るつもりですまた、モーターを組みこ込むために腰の部分を四角に切り取っています腕を取り付けるために、3mmのプラ棒を挿したプラ板を接着しました。この時点では、プラ板を受け止めるスリットがあり、強度を上げる工作をしていましたが、邪魔になったので後程取り払っています腕の付け根をちょっと加工しておきます腕は胴体に少し入り込んで固定される構造だったのですが、プラ板と軸だけになったので、肩の丸い部分が浮いた感じで取り付けられる様になってしまいましたそこで、肩の丸い部分を平らに削り、胴体に密着する様に加工しています腕を上げる動作も可能ですし、外観も自然な仕上がりになりましたモーターは、腰に内蔵します腰の部分に四角の穴を開けて、モーターを固定しました。内部で胸に開けた四角でも固定されますが、ここでもしっかり固定しておきます腰のパーツには丸い穴を開けて、モーターが回転出来る様にしていますわずかですが、腰が可動出来るようにしておきますモーターの位置です胸の中に出来るだけ大きな空間が出来る様に、モーターはギリギリ下に取り付けました実は、この時点ではキャノンを上下させる機構のアイディアが固まっていませんでしたどのような仕組みになっても対応できる様に、内部の空間を可能な限り確保しておきますモーターは接着したプラ板にネジで固定していますので、あとから交換も可能ですっていうか、交換しましたキャノンの砲身を上下させるためのシリンダーを製作しますキャノンはポリキャップで肩に取り付け、上下に可動しますポリキャップの受け穴は少し広げて、ストレス無く上下に動かせる様にしました回転軸のすぐ前に、砲身の左右を止めるためのダボがありますが、それを利用してスイングできるシリンダーを取り付けてみました本当は支点と力点は離れていた方が少ない力で動かせるのですが、キットの外観を変えてしまうのはイヤなので、ここにシリンダーを付..
HGUCガンタンク 製作記
どろぼうひげ
2023-12-10T21:07:57+09:00
流用したラジコンは、砲塔を左右に旋回する機能も持っていました。
つまり、モーターさえ繋げれば、キャノンを上下にラジコンで操作出来る様になります
これを活用しない手はありませんね
胸の内部を全て取り払います。
HGUCシリーズは昔のキットだけあって、内部がカラッポです
唯一、腕を取り付けるパーツが付きますが、それも取り払い、中身を空洞にしました。
バツが付いているダボは、何かの補強に使えるかも知れないので、邪魔になったら切り取るつもりです
また、モーターを組みこ込むために腰の部分を四角に切り取っています
腕を取り付けるために、3mmのプラ棒を挿したプラ板を接着しました。
この時点では、プラ板を受け止めるスリットがあり、強度を上げる工作をしていましたが、邪魔になったので後程取り払っています
腕の付け根をちょっと加工しておきます
腕は胴体に少し入り込んで固定される構造だったのですが、プラ板と軸だけになったので、肩の丸い部分が浮いた感じで取り付けられる様になってしまいました
そこで、肩の丸い部分を平らに削り、胴体に密着する様に加工しています
腕を上げる動作も可能ですし、外観も自然な仕上がりになりました
モーターは、腰に内蔵します
腰の部分に四角の穴を開けて、モーターを固定しました。
内部で胸に開けた四角でも固定されますが、ここでもしっかり固定しておきます
腰のパーツには丸い穴を開けて、モーターが回転出来る様にしています
わずかですが、腰が可動出来るようにしておきます
モーターの位置です
胸の中に出来るだけ大きな空間が出来る様に、モーターはギリギリ下に取り付けました
実は、この時点ではキャノンを上下させる機構のアイディアが固まっていませんでした
どのような仕組みになっても対応できる様に、内部の空間を可能な限り確保しておきます
モーターは接着したプラ板にネジで固定していますので、あとから交換も可能です
っていうか、交換しました
キャノンの砲身を上下させるためのシリンダーを製作します
キャノンはポリキャップで肩に取り付け、上下に可動します
ポリキャップの受け穴は少し広げて、ストレス無く上下に動かせる様にしました
回転軸のすぐ前に、砲身の左右を止めるためのダボがありますが、それを利用してスイングできるシリンダーを取り付けてみました
本当は支点と力点は離れていた方が少ない力で動かせるのですが、キットの外観を変えてしまうのはイヤなので、ここにシリンダーを付けました
可動の仕組み第一案は失敗でした
まずは、ネジを回転させ、ナットを上下させる事で砲身を上下させる事を思い付きました
ところが、プラ板の弾力で変形が起こり、左右の砲身がそろわないばかりか、カクカクした動きになってしまいました
左右の砲身がちゃんとそろった状態でスーッと綺麗に上下しないとカッコ悪いです
ギアを仕込んだ上下機構に改良しました
ボールベアリング付きの6角シャフトに変更です
ピニオンギアとクラウンギアで、縦方向の回転を横方向に変換しています
これでキャノンが綺麗にそろって上下出来る様になりました
ただ、動きが早過ぎるので、ギアードモーターを60rpmから15rpmに替えました
それでも早いので、更に減速します
もう少し遅く回転させたいので、ダイオードで電圧を落としました
ダイオード1個で0.7V程電圧が低下しますが、それを2個使って1.4V程電圧を下げ、10rpmくらいのスピードに減速します
図の様に、プラスとマイナス両方に入れる事で、逆転しても同じ負荷になる様に組んでいます
ストッパーも必要です
どこかで停止させないと、モーターが壊れるまで動いてしまいます
ダイオードで電圧を下げていますので、それを利用しつつ、リミットスイッチが作動する回路を組みました
ちょっとヤヤコシイので、図で説明します
ただリミットスイッチを付けただけでは、スイッチが切れたら逆回転が出来なくなります
スイッチが切れても、逆回転するときだけ電流が流れる回路を組む必要があります
しかも、正逆転どちらでも電圧降下のダイオードは2個働かなくてはなりません。
随分と悩んで、やっとこの回路に辿り着きました
実はこの動作は、マイコンを使えば簡単にできてしまいます
でも、このブログを読んで「作ってみよう」と思って頂くためには、マイコンなんて使わない方が望ましいですよね
参考になって頂ければ嬉しいです
リミットスイッチで可動範囲を検知します
6角シャフトに扇形のプラ板を取り付け、通常はスイッチを押し続けているけど、リミット位置に来たらスイッチから外れてOFFになる仕組みを作っています
押すとOFFになる超小型のスイッチは、ボクの知る限り見付からないので、この様な取り付け方になります
完成したキャノン上下機構です
扇形のカムと、リミットスイッチとダイオード2個が付いています
これでラジコン受信機からモーターの正転/逆転信号だけで、リミッター付きで制御できる様になりました
製作してから色々な方に何度も遊んで頂いていますが、故障した事は一度もありません
一応、メンテが出来る様に、胸パーツは磁石で簡単に脱着出来る様にしてあります
こちらの製作内容はツイッターでも動画付きで公開していますので、ご参照ください
https://x.com/doro_hige/status/1672581994864332801?s=20
次回はスジ彫りや改修したポイントをご紹介したいと思います
]]>
-
ラジコン化
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2023-12-03
今日はラジコン化ですキャタピラが付きましたが、このままではガンタンクのイメージから外れてしまう感じです。横に付くパーツだけでも流用してみる事にしました。キットのパーツの横壁を取り払って、高さを低くしました。キャタピラの穴にハマる様にプラ板をあてがい、ネジ穴が当たる部分に磁石を接着しています。キャタピラを留めるネジを鉄製にしておいたので、磁石に吸着されてサイドパネルが固定される仕組みです。走行時の振動でも外れることが無く、外したい時はツールレスで簡単に外せる様になりました。元の形とは全然ちがうのに、意外としっくり馴染んでくれたので、やってみてよかったです。電池ボックスを作ります。ラジコンの受信機は単四2本で作動します。モーターやLEDの電源もこの電池から供給します。最近のRCは充電可能なリチウムイオン電池が主流ですが、乾電池のほうが安心感があるので好都合です。実はもう製作してからだいぶ経ち、たくさんの方に遊んで頂きましたが、まだ電池交換を一度もしていません。いわき市の展示会では小学生のお子さんがハマって、1時間くらいず~っと遊んでいたのですが、なぜ電池が無くならないのか不思議です。オートパワーオフ機能が付いているにしても、恐ろしく省電力な設計なのでしょうね。で、電池ボックスは市販品ではスペースを取り過ぎて車体に収まらないため、自作するしかありません。プラ板を箱組みして、なにかオモチャを分解した時に取って置いた端子を取り付けました。普段から何でも取って置く貧乏性が役に立ちました。電池は斜めに取り付けます。車体内部の空間の都合で、斜めに取り付けました。電池ボックスの下を削ったり、シャーシ側を削ったりして、ギリギリに収まっています。最悪、腰の部分まで食い込むかも知れないと覚悟はしていましたが、腰部分には別のモーターを仕込みたかったので、収まって良かったです。ラジコンはこちらのユニットを流用します。KYOSHO R/C ミニタンク シリーズです。他にも種類があるみたいですが、受信機は同じだと思います。3372円のシールが貼ってありますが、特価で1400円でした。Amazon等でもっと安く売られているみたいです。こんなに安いのに、フルアクションです。左右独立で前進と後退、砲塔左右に回転、発砲時LED発光、サウンド付き、発砲時のリコイルまで付いています。内部構造です。非情にコンパクトに、しかも無駄なくレイアウトされています。受..
HGUCガンタンク 製作記
どろぼうひげ
2023-12-03T21:55:54+09:00
キャタピラが付きましたが、このままではガンタンクのイメージから外れてしまう感じです。
横に付くパーツだけでも流用してみる事にしました。
キットのパーツの横壁を取り払って、高さを低くしました。
キャタピラの穴にハマる様にプラ板をあてがい、ネジ穴が当たる部分に磁石を接着しています。
キャタピラを留めるネジを鉄製にしておいたので、磁石に吸着されてサイドパネルが固定される仕組みです。
走行時の振動でも外れることが無く、外したい時はツールレスで簡単に外せる様になりました。
元の形とは全然ちがうのに、意外としっくり馴染んでくれたので、やってみてよかったです。
電池ボックスを作ります。
ラジコンの受信機は単四2本で作動します。
モーターやLEDの電源もこの電池から供給します。
最近のRCは充電可能なリチウムイオン電池が主流ですが、乾電池のほうが安心感があるので好都合です。
実はもう製作してからだいぶ経ち、たくさんの方に遊んで頂きましたが、まだ電池交換を一度もしていません。
いわき市の展示会では小学生のお子さんがハマって、1時間くらいず~っと遊んでいたのですが、なぜ電池が無くならないのか不思議です。
オートパワーオフ機能が付いているにしても、恐ろしく省電力な設計なのでしょうね。
で、電池ボックスは市販品ではスペースを取り過ぎて車体に収まらないため、自作するしかありません。
プラ板を箱組みして、なにかオモチャを分解した時に取って置いた端子を取り付けました。
普段から何でも取って置く貧乏性が役に立ちました。
電池は斜めに取り付けます。
車体内部の空間の都合で、斜めに取り付けました。
電池ボックスの下を削ったり、シャーシ側を削ったりして、ギリギリに収まっています。
最悪、腰の部分まで食い込むかも知れないと覚悟はしていましたが、腰部分には別のモーターを仕込みたかったので、収まって良かったです。
ラジコンはこちらのユニットを流用します。
KYOSHO R/C ミニタンク シリーズです。他にも種類があるみたいですが、受信機は同じだと思います。
3372円のシールが貼ってありますが、特価で1400円でした。
Amazon等でもっと安く売られているみたいです。
こんなに安いのに、フルアクションです。
左右独立で前進と後退、砲塔左右に回転、発砲時LED発光、サウンド付き、発砲時のリコイルまで付いています。
内部構造です。
非情にコンパクトに、しかも無駄なくレイアウトされています。
受信回路もシンプルだけど信頼性の高いパーツが使われていて、流石ラジコン業界トップのKYOSHOさんですね。
この受信機を見た瞬間の感動は、今でも忘れられません。
ガンタンクに収まる受信機を探し求めて10年以上、14機のラジコンを買って検証して来ましたが、遂に巡り合えたのです。
しかもフルアクションです。
このラジコンを見付けられなかったら、今でもガンタンクは製作されることも無く、眠り続けていた事でしょう。
念のために言っておきますが、これは市販品の改造になります。
どのような事態になっても、自己責任でお願いしますね。
受信機は、ちょっと加工が必要でした。
先端の電源スイッチ部分がどうしても邪魔だったため、カットしました。
電源スイッチは基板上で繋いでしまえば問題ありません。
また、電源スイッチは装甲していない時にアイドリング音を鳴らす/鳴らさないを選択できる切替機能も持っていましたが、そんなのいらないので、カットしたままのOFF:エンジン音無 にしています。
電源スイッチは無いと困りますので、電池ボックスから回路までの間にスイッチを付けました。
底面と地面までの高さが数ミリしかないので、スライドスイッチです。
スピーカーも底面に開けた穴から音が出る様に加工しています。
走行音と発砲音は、アイドリング音を無効にしても鳴りますので、スピーカーは生かしておきます。
受信機は、モーターの上に取り付けました。
基板は車体の内寸にピッタリで、クラウンギアの接触ギリギリの位置で電池ボックスがちょうど収まりました。
まるでガンタンクのために設計された基板みたいにピッタンコです。
こんなに上手く収まるなんて、神掛かっていますが、これで完成が一気に近づきました。
ラジコンで走らせることが可能になったので、ツイッターに上げた動画をご覧ください。
https://x.com/doro_hige/status/1666827099892760578?s=20
※ツイッターがリンク切れになった場合はご容赦ください。
次回は砲塔上下の製作をご紹介したいと思います。
]]>
-
キャタピラとモーター
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2023-12-01
久し振りの製作記です(^^;)先日、HGUCのガンタンクをラジコン化したのですが、ツイッター(現在はX)にて製作過程をあげていました。こちらのスレッドで追えます。https://x.com/doro_hige/status/1665333441355710464?s=20大変ご好評をいただき、ありがたいことに製作してみたいという方もおられました。自分の記録としても残したいので、久し振りにブログの製作記を書いてみようと思います。ツイッターでの公開しか考えておりませんでしたので、写真は少なめですけど、よろしくお付き合いくださいm(__)mさて、最大の難関はキャタピラです。キットを手にした時からラジコン化したくて、流用できるキャタピラをずっと探していました。プラモデルやラジコンと、10種類くらい買って検討しましたが、どれもイマイチでした。しかし、2年程前にタミヤから発売されたこちらがピッタンコ!ちょっと長さがありますけど、3角形のキャタピラ、幅、サイズ、これ以上のキャタピラは無いでしょう。これで一気にやる気が出ました。このキャタピラが見付からなかったら、製作も進まなかったと思います。早速、取り付けてみたいと思いますが、スプロケット(駆動輪)の軸が大きい事が判明しました。駆動シャフトは、ミニ四駆の6角シャフトを使いたいです。歯車はすぐ壊れるかも知れないので、汎用性のある、お店ですぐ買える部品を使いたいです。スプロケットの穴も6角ですが、径が大きくてスカスカなので、熱収縮チューブで太らせてねじ込んでみました。パテやプラ材で固定する方法もありますが、チューブを使った方が中心がズレないので、車輪の外周に力が均等に加わります。チューブが6角形に変形してねじ込まれるので、滑って空回りもしませんでした。駆動輪には強い力が加わりますので、ちょっと不安でしたが、もう何時間も遊んでますが不具合は起きていません。軸受けには、ベアリングを使います。シャフトに強い力が加わる事は、手で回してみると判りますので、プラ材に穴を開けて通した程度の工作では、あっという間にプラが削れてブレが出始めます。ミニ四駆用のベアリングを固定して、シャフトの耐久性とスムーズな回転を確保しました。画像の様に、シャフトはシャーシの上下を留めるダボ穴の中を通ります。ピンクのクラウンギアは、モーターのレイアウト上必要になりましたが、車体からハミ出てしまうので、適当なジャンクパ..
HGUCガンタンク 製作記
どろぼうひげ
2023-12-01T22:02:14+09:00
先日、HGUCのガンタンクをラジコン化したのですが、ツイッター(現在はX)にて製作過程をあげていました。
こちらのスレッドで追えます。
https://x.com/doro_hige/status/1665333441355710464?s=20
大変ご好評をいただき、ありがたいことに製作してみたいという方もおられました。
自分の記録としても残したいので、久し振りにブログの製作記を書いてみようと思います。
ツイッターでの公開しか考えておりませんでしたので、写真は少なめですけど、よろしくお付き合いくださいm(__)m
さて、最大の難関はキャタピラです。
キットを手にした時からラジコン化したくて、流用できるキャタピラをずっと探していました。
プラモデルやラジコンと、10種類くらい買って検討しましたが、どれもイマイチでした。
しかし、2年程前にタミヤから発売されたこちらがピッタンコ!
ちょっと長さがありますけど、3角形のキャタピラ、幅、サイズ、これ以上のキャタピラは無いでしょう。
これで一気にやる気が出ました。
このキャタピラが見付からなかったら、製作も進まなかったと思います。
早速、取り付けてみたいと思いますが、スプロケット(駆動輪)の軸が大きい事が判明しました。
駆動シャフトは、ミニ四駆の6角シャフトを使いたいです。
歯車はすぐ壊れるかも知れないので、汎用性のある、お店ですぐ買える部品を使いたいです。
スプロケットの穴も6角ですが、径が大きくてスカスカなので、熱収縮チューブで太らせてねじ込んでみました。
パテやプラ材で固定する方法もありますが、チューブを使った方が中心がズレないので、車輪の外周に力が均等に加わります。
チューブが6角形に変形してねじ込まれるので、滑って空回りもしませんでした。
駆動輪には強い力が加わりますので、ちょっと不安でしたが、もう何時間も遊んでますが不具合は起きていません。
軸受けには、ベアリングを使います。
シャフトに強い力が加わる事は、手で回してみると判りますので、プラ材に穴を開けて通した程度の工作では、あっという間にプラが削れてブレが出始めます。
ミニ四駆用のベアリングを固定して、シャフトの耐久性とスムーズな回転を確保しました。
画像の様に、シャフトはシャーシの上下を留めるダボ穴の中を通ります。
ピンクのクラウンギアは、モーターのレイアウト上必要になりましたが、車体からハミ出てしまうので、適当なジャンクパーツでカバーを付けました。
モーターはしっかり固定します。
60rpm(1分間で60回転・amazonで1200円くらい)のギアードモーターを縦にレイアウトします。
左右独立で駆動させますので、2組必要です。
ピニオンギア(ナルトみたいなギア)は、軸穴が2mmだったのですが、3mmドリルで穴を広げて使いました。
これでかなり低速で進む様になりますが、遅い分トルクが出ますし、巨大感が出て良いかなーと思って、遅めに設定しています。
車体側にもモーターを受け止める壁を作り、隙間無くスッポリ収まる構造にしました。
何度も言いますが、強い力が加わる部分ですので、ギアボックスもモーターもガッチリと固定する必要があります。
ここがラジコン化の要と言っても良いでしょう。
キャタピラはネジで固定します。
もし、ギアが破損した場合、キャタピラを取り外して交換できる構造にしておきます。
実際は壊れた事は1度もありませんが、色々なトラブルを想定して、対策をして置くと助かるかも知れません。
キャタピラはプラ棒で位置決めされ、ネジで車体に固定されます。
キャタピラと車体の下面は数mmしかありません。
キットは車高が高くて重そうに見えなかったため、あえて車高を低くすることで、ドッシリ感を出そうとしています。
次回は電池ボックスの製作とラジコン送信機の組み込み(までいけるかな?)のご紹介を予定しています。
よろしくお付き合いください。
]]>
-
Voice of a Star Wars Fan by 鷲見博
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2023-11-23
まずは騙されたと思ってこちらの20分の動画をご覧下さい。Voice of a Star Wars Fan 日本語版(再編集版)https://youtu.be/sQyLf8xHhDE?si=pa4rB5uYFmcHQEtzこれは知人で世界的な「スター・ウォーズ」プロップ研究家の鷲見博さんが作ったファンムービーです。1977年公開の映画「スター・ウォーズ」は見たことのないカッコいいメカが縦横無尽にスクリーンを暴れる映画でした。CGなどない時代、そこに登場する宇宙戦闘機、宇宙戦、宇宙戦艦は撮影用模型(プロップ)を制作してそれを撮影していました。それらXウィング、スター・デストロイヤー、ミレニアム・ファルコンはベースとなるボディに、多数のプラモデルのパーツを貼り付けて制作していたのです。しかもそのほとんどが、当時発売されていたタミヤ、ハセガワ、ニチモなど日本製のスケールモデルプラモデルを使用していました。それに気がついた当時の子供たちは当然「パーツに使われたプラモデルを解析すれば、撮影に使用されたプロップ模型と同じ物が手にいれられるのでは?」と考え必死にパーツ解析を行います。そこから世界中のSW/模型マニア、オタクがこぞって77年代周辺の模型を手に入れては探索をはじめます。鷲見博さんの研究はそれの極北で、ついに21世紀に至って、SW第一作の「ミレニアム・ファルコン」の撮影用モデルに使われたパーツの99%を割り出します(分からなかったのは1パーツだとか)。その実績はバンダイ製1/72「パーフェクト グレード ミレニアム・ファルコン」という製品に集約されています。この製品は撮影用モデルの完全レプリカとして世界的に評価されました。鷲見さんの協力によってこの製品は寸分違わぬ「撮影に使われた模型のレプリカ」という称号を得たのです。後日発売されたバンダイのプラモデル「1/5000 スター・デストロイヤー」でも、鷲見さんはそのリサーチ力を発揮、バンダイに協力する事で完璧なプロポーション、ディテールを持ったスター・デストロイヤーを世に搬出しています。さて、その鷲見さんの渇望はそれだけでは治りません。それら劇中の模型を作り、撮影して表現した会社「インダストリアルライトアンドマジック」(ILM)がどんな職場で、どんな状態だっかにまで調査を進めます。撮影用模型を作っていたロサンゼルスの工房の間取り、棚、棚に入っている彼らが使ったプラモデル、..
Voice of a Star Wars Fan
どろぼうひげ
2023-11-23T00:25:03+09:00
Voice of a Star Wars Fan 日本語版(再編集版)
https://youtu.be/sQyLf8xHhDE?si=pa4rB5uYFmcHQEtz
これは知人で世界的な「スター・ウォーズ」プロップ研究家の鷲見博さんが作ったファンムービーです。
1977年公開の映画「スター・ウォーズ」は見たことのないカッコいいメカが縦横無尽にスクリーンを暴れる映画でした。CGなどない時代、そこに登場する宇宙戦闘機、宇宙戦、宇宙戦艦は撮影用模型(プロップ)を制作してそれを撮影していました。それらXウィング、スター・デストロイヤー、ミレニアム・ファルコンはベースとなるボディに、多数のプラモデルのパーツを貼り付けて制作していたのです。しかもそのほとんどが、当時発売されていたタミヤ、ハセガワ、ニチモなど日本製のスケールモデルプラモデルを使用していました。
それに気がついた当時の子供たちは当然「パーツに使われたプラモデルを解析すれば、撮影に使用されたプロップ模型と同じ物が手にいれられるのでは?」と考え必死にパーツ解析を行います。そこから世界中のSW/模型マニア、オタクがこぞって77年代周辺の模型を手に入れては探索をはじめます。
鷲見博さんの研究はそれの極北で、ついに21世紀に至って、SW第一作の「ミレニアム・ファルコン」の撮影用モデルに使われたパーツの99%を割り出します(分からなかったのは1パーツだとか)。
その実績はバンダイ製1/72「パーフェクト グレード ミレニアム・ファルコン」という製品に集約されています。この製品は撮影用モデルの完全レプリカとして世界的に評価されました。鷲見さんの協力によってこの製品は寸分違わぬ「撮影に使われた模型のレプリカ」という称号を得たのです。後日発売されたバンダイのプラモデル「1/5000 スター・デストロイヤー」でも、鷲見さんはそのリサーチ力を発揮、バンダイに協力する事で完璧なプロポーション、ディテールを持ったスター・デストロイヤーを世に搬出しています。
さて、その鷲見さんの渇望はそれだけでは治りません。それら劇中の模型を作り、撮影して表現した会社「インダストリアルライトアンドマジック」(ILM)がどんな職場で、どんな状態だっかにまで調査を進めます。撮影用模型を作っていたロサンゼルスの工房の間取り、棚、棚に入っている彼らが使ったプラモデル、机、灰皿、ライト、鉛筆、消しゴムなどを現存している当時の記録写真から探し、ebayで探して購入しあつめたのです。さあ、ここから意味が分からないでしょ?(笑)。
鷲見さんにとっては「私の愛したミレニアム・ファルコンを生み出した当時のILM工房をここに再現したい! 彼らが日常使っていた道具、備品をも愛おしい!」というわけです。
彼が動画中手にしている灰皿は、当時ILMにおいてあった灰皿を必死に探して手に入れた物なのです。なんという気狂い!
当時の工房の製作途中写真を解析し、そこにあった当時のアメリカの卓、棚、引き出し、文房具を割り出してebayで探して購入さながら、彼は日本に当時のILMを再現します。そこに自分が入っていきたい! 当時の空気を吸いたい! として製作したのがこの動画なのです。
動画中、注釈はありませんが、彼が映っているパートのほとんどは、77年当時に撮影されたILMのメイキング写真を解析し、そこに使われていた家具や備品をebayで探して調達し、撮影されたものにほかなりません! この話からもわかるように彼がどれだけの時間とお金と労力をかけたかがわかるでしょう。
ちなみに動画に登場する備品の多くは大量の資料写真とともに国内の名うてのモデラーに発注されたもの。とくに準備稿のスター・デストロイヤーのモデルは実存するモデルを完全再現で作り起こしたという稀有な作品です。
願わくば多くの人に彼の功績が伝わりますように。
Text:関口コフ
]]>
-
勇者ライディーン 掲載
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-10-02
ロボットホビーライフ001へ、勇者ライディーンを掲載して頂きました(^^)/ガンダム以外のロボットにスポットを当てた模型情報誌、ロボットホビーライフの創刊です!プラモデル界ではガンダムばかりですが、魅力あるロボットはまだまだたくさん存在します。RHLでは、それらのロボ達にフォーカスを当て、プラモデルの楽しさをもっと広げようという心意気を感じます。そんなRHLの創刊号に、光栄にも勇者ライディーンという70年代のロボを掲載して頂きました。使用したキットは1981年に300円で発売されたベストメカコレクションNo.31です。スケールは1/400で、1998年に500円で再販されています。キットは白一色で成型されており、現代のプラモデルと比較すると信じられない内容です。プロポーションは、当時としては良く出来ていて、ある程度は可動しますが、顔が一体成型されていて、アゴと胸が繋がっているし、胴が太くて肥満体形です。可動する範囲も狭いし、関節がプラのはめ込みなので、すぐに保持力が無くなるでしょう。そこで今回は、首を切り離し、胴体を前後の合わせ目で4mm詰め、腰を削り込みました。関節はすべて、ボールジョイントに変更しています。HOBBY BASE さんや、他のガンプラで余っていたポリキャップを仕込んで、引き出し式のボールジョイントに替えて、可動域を確保しています。顔はキットをベースにパテで成型しました。アゴや頭頂部はパテで整え、目を透明化して電飾を仕込んでいます。首も左右に向きを変えられる様にしました。誌面では大きく見えるかも知れませんが、実際はHGUCサイズです。EGガンダムと比較しても、ほとんど変わらない大きさです。ボールジョイントを仕込むにもサイズの制約があり、なかなか苦労しましたが、プロポーションを崩したくはなかったので、ほとんどの関節は引き出し式です。そして今回は、キットをもう一つ使って、神面岩を作る事にしました。誌面では人面岩と表記しておりましたが、正確には神面岩で、いつの間にか記憶がすり替わっていたみたいです。この場をお借りして、謹んで訂正させて頂きます。キットを黄金に輝く素体状態で仕上げ、これを収める事が出来るサイズで神面岩をスクラッチします。スタイロフォームを積層して、下書きをしながら少しずつカットして顔の形を作っていきます。ある程度形が決まったら、石粉粘土で細かい造形を追加します。超合金魂GXで神面岩が商品化..
模型誌掲載作品
どろぼうひげ
2022-10-02T18:42:59+09:00
ガンダム以外のロボットにスポットを当てた模型情報誌、ロボットホビーライフの創刊です!
プラモデル界ではガンダムばかりですが、魅力あるロボットはまだまだたくさん存在します。
RHLでは、それらのロボ達にフォーカスを当て、プラモデルの楽しさをもっと広げようという心意気を感じます。
そんなRHLの創刊号に、光栄にも勇者ライディーンという70年代のロボを掲載して頂きました。
使用したキットは1981年に300円で発売されたベストメカコレクションNo.31です。
スケールは1/400で、1998年に500円で再販されています。
キットは白一色で成型されており、現代のプラモデルと比較すると信じられない内容です。
プロポーションは、当時としては良く出来ていて、ある程度は可動しますが、顔が一体成型されていて、アゴと胸が繋がっているし、胴が太くて肥満体形です。
可動する範囲も狭いし、関節がプラのはめ込みなので、すぐに保持力が無くなるでしょう。
そこで今回は、首を切り離し、胴体を前後の合わせ目で4mm詰め、腰を削り込みました。
関節はすべて、ボールジョイントに変更しています。
HOBBY BASE さんや、他のガンプラで余っていたポリキャップを仕込んで、引き出し式のボールジョイントに替えて、可動域を確保しています。
顔はキットをベースにパテで成型しました。
アゴや頭頂部はパテで整え、目を透明化して電飾を仕込んでいます。
首も左右に向きを変えられる様にしました。
誌面では大きく見えるかも知れませんが、実際はHGUCサイズです。
EGガンダムと比較しても、ほとんど変わらない大きさです。
ボールジョイントを仕込むにもサイズの制約があり、なかなか苦労しましたが、プロポーションを崩したくはなかったので、ほとんどの関節は引き出し式です。
そして今回は、キットをもう一つ使って、神面岩を作る事にしました。
誌面では人面岩と表記しておりましたが、正確には神面岩で、いつの間にか記憶がすり替わっていたみたいです。
この場をお借りして、謹んで訂正させて頂きます。
キットを黄金に輝く素体状態で仕上げ、これを収める事が出来るサイズで神面岩をスクラッチします。
スタイロフォームを積層して、下書きをしながら少しずつカットして顔の形を作っていきます。
ある程度形が決まったら、石粉粘土で細かい造形を追加します。
超合金魂GXで神面岩が商品化されていますが、TVで観た神面岩をイメージして製作しています。
岩肌は実際に石を押し付けて、複雑なデコボコを表現しています。
向かって右側をやや低くして、パースが付く効果を狙いましたが、正面から見た時に違和感があるので、やらなきゃよかったです。
十分に乾燥させてから、エッチングソーとカッターを使い、中央でカットします。
モーターライズで左右に動かしたいため、出来るだけ軽量に作る必要があります。
断面をみて頂けばわかりますが、できるだけ粘土の層が薄くなる様に盛り付けています。
神面岩が左右に展開する仕組みは、ラック&ピニオンを使いました。
開閉動作は、左右均等に同じスピードで動かさなくてはなりません。
図の様に、回転運動を左右の動きに変換して神面岩を開閉させました。
ボタンを押すと開閉動作をして、BGMが鳴る様にプログラミングしています。
マイコンを使ってモーターを制御し、MP3形式でSDカードに記録されたBGMを再生します。
動作の様子は動画で見て頂くのが一番良いので、ツイッターに上げた動画のリンクを貼っておきます。
デジカメのマイクで拾っているので、ちょっと音質がアレですけど、BGMも再生されますので、ぜひ音声付でご覧頂きたいと思います。
追記:その後、音声をアフレコしたバージョンもアップしましたので、リンクを貼っておきます。
神面岩は、100均のケースにスイッチを付けたベースに取り付けています。
スイッチを押す度に、閉じているならオープニング曲と共にゆっくりと開いていき、開いているならエンディング曲と共にゆっくりと閉じていきます。
中からは金色に輝く素体状態のライディーンが現れ、LEDでライトアップされます。
TV放送当時、いつか開閉する神面岩を作ってみたかったのですが、長年の夢が叶ったような気持ちです。
もう一つ、通常のライディーンも製作しています。
プロポーションをスリム体形に変え、可動範囲を確保する工作を加えています。
流石にゴッドバードに変形は出来ませんが、理想のプロポーションになったと思います。
背中に電池ケースを作り、目を発光させました。
電池はCR1220で、簡単に入手できる3Vボタン電池としては最小です。
これは目の発光にしか使いませんので、1日くらいは持つと思います。
ゴッドブレイカーですが、設定資料を見ると他の赤色と違う色が指定されています。
映像をみると、確かに違う色のシーンがあるので、あずき色で塗装したのですが、たぶん誰も気付かないと思います。
これだけ苦労して可動域を確保したのは、ゴッドゴーガンを構えるためと言っても過言ではありません。
自然なポーズでゴッドゴーガンを構えるポーズにするため、わざわざ手をガンプラから流用して作り替えています。
誌面では一層カッコ良く撮影して頂いておりますので、ここで説明し切れなかった部分と合わせて、お楽しみ頂きたいと思います。
よろしくお願い致します!
]]>
-
TAC-COM 掲載
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-09-29
今月のModelGraphix誌 2022.11 へ、MODEROIDのTAC-COMを掲載して頂きました(^^)/今月はEG特集!比較的手に入りやすいEGシリーズにスポットを当てた内容は、すぐに真似してみたくなる作例記事が満載です(^^)oこれだけで満足して、ページを閉じてしまいそうになりますが、TAC-COMもついでに見て頂けると嬉しいです。映画「メガフォース」に登場する指揮車であるTAC-COMは、近未来装備の動く要塞です。大人ひとりがやっと乗れるカーゴ内には、最先端の電子機器がギッシリと詰め込まれ、的確な作戦の指示を出します。日本版のポスターには巨大な装甲車として描かれており、実際に映画館で観た方は「あれっ?ちっさ!」と思ったはずです(^^;)MODEROIDさんでは、なんとポスターのサイズでキット化してくれました!こんなに遊び心溢れるキットですから、作る側も楽しんじゃいましょう!という事で、ワクワクな改造を加えております(^^)oコンソールは7人のクルーが収まります。天井に照明を点けると、前から見た時影になってしまうので、足元から前面を照らす電飾を加えました。下段のキャノピーは開閉可能なので、コンソールには、点滅する光も追加しています。サーチライトは、必要な時だけ点灯する様に、裏にスイッチを付けました。上下左右に動かす事も可能です。何インチあるの?という車輪は、ウエザリングペーストで砂ぼこりにまみれた様子に仕上げました。無粋なケーブルは付けたくなかったので、電源はモバイルバッテリーを内蔵させました。排気管を外すと、バッテリー残量、チャージ用コネクタ、電源スイッチにアクセスできます。後部ハッチは開閉可能で、内部にメカやトラス構造を作り込み、秘密基地感を演出しました。せっかく内部を作ったので、側面を取り外し可能にして、内部の様子を楽しめる様にしています。前面のハッチも開き、モト・デストロイヤーの発進シーンを再現できます。ハッチを開くと照明が点灯するギミック付きです。パラボラアンテナも、ゆっくりと回転させました。回転速度も調節可能になっています。キットにはメガ・クルーザー1台、モト・デストロイヤーが4台付属します。設定通りのデカールが付属するので、とてもリアルに仕上がります。エンディングでハンターがバイクで空を飛んじゃうシーンが印象的ですが、1台だけ首を付け変えて、飛行しているシーンを作ってみました。完成する..
模型誌掲載作品
どろぼうひげ
2022-09-29T19:42:34+09:00
今月はEG特集!
比較的手に入りやすいEGシリーズにスポットを当てた内容は、すぐに真似してみたくなる作例記事が満載です(^^)o
これだけで満足して、ページを閉じてしまいそうになりますが、TAC-COMもついでに見て頂けると嬉しいです。
映画「メガフォース」に登場する指揮車であるTAC-COMは、近未来装備の動く要塞です。
大人ひとりがやっと乗れるカーゴ内には、最先端の電子機器がギッシリと詰め込まれ、的確な作戦の指示を出します。
日本版のポスターには巨大な装甲車として描かれており、実際に映画館で観た方は「あれっ?ちっさ!」と思ったはずです(^^;)
MODEROIDさんでは、なんとポスターのサイズでキット化してくれました!
こんなに遊び心溢れるキットですから、作る側も楽しんじゃいましょう!という事で、ワクワクな改造を加えております(^^)o
コンソールは7人のクルーが収まります。
天井に照明を点けると、前から見た時影になってしまうので、足元から前面を照らす電飾を加えました。
下段のキャノピーは開閉可能なので、コンソールには、点滅する光も追加しています。
サーチライトは、必要な時だけ点灯する様に、裏にスイッチを付けました。
上下左右に動かす事も可能です。
何インチあるの?という車輪は、ウエザリングペーストで砂ぼこりにまみれた様子に仕上げました。
無粋なケーブルは付けたくなかったので、電源はモバイルバッテリーを内蔵させました。
排気管を外すと、バッテリー残量、チャージ用コネクタ、電源スイッチにアクセスできます。
後部ハッチは開閉可能で、内部にメカやトラス構造を作り込み、秘密基地感を演出しました。
せっかく内部を作ったので、側面を取り外し可能にして、内部の様子を楽しめる様にしています。
前面のハッチも開き、モト・デストロイヤーの発進シーンを再現できます。
ハッチを開くと照明が点灯するギミック付きです。
パラボラアンテナも、ゆっくりと回転させました。
回転速度も調節可能になっています。
キットにはメガ・クルーザー1台、モト・デストロイヤーが4台付属します。
設定通りのデカールが付属するので、とてもリアルに仕上がります。
エンディングでハンターがバイクで空を飛んじゃうシーンが印象的ですが、1台だけ首を付け変えて、飛行しているシーンを作ってみました。
完成すると大きくて迫力があるし、遊び心満載のキットTAC-COM。
ぜひ製作してみて頂きたいです。
ここで書き切れなかった部分は、ぜひ誌面でお確かめください(^^)/
よろしくお願いします!
]]>
-
DORO☆OFF EXHIBITION FINAL
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-09-19
DORO☆OFF EXHIBITION は10回目を迎え、終了する事になりました。2008年10月11日 八重洲駅内の「やえす」にて初めてのオフ会 カラオケの大部屋で作品を見せ合う2009年10月11日 四谷の会議室で展示会形式で「どろおふ」を開催2010年 9月19日 東商センターで開催する様になる(1部屋)2011年 9月23日 DORO☆OFF EXHIBITION Ⅰとして開催 サークルDORO☆OFFを結成 : :2022年 9月17,18日 DORO☆OFF EXHIBITION X FIANLDORO☆OFFとしての展示会10回目の節目を迎え、終了する運びとなりました。こんなにも長く、愛され続けた展示会を続けてこれたのは、ひとえにみなさんのおかげです。カラオケ店でオフ会を行った時には、まさかこんなに大きな展示会に発展するとは思ってもいませんでした。DORO☆OFF EXHIBITION は、ジャンルを特定しない(電飾していなくてもOKですし、模型であればプラモデルでなくてもOK)展示会として、開催されてきました。基本的にオフ会という形式で、開催に掛かる費用は参加者全員でワリ勘です。南は沖縄から北は北海道まで、全国から自費で集まり作品を見せっこする趣味全開の展示会でした。毎回アットホームな雰囲気で、申し込みが間に合わなかった人に「一緒に展示しましょう」と卓を分けてくれる参加者が現れてくれるような、やさしいモデラー達の集まる場所でもありました。DORO☆OFFスタッフ達では手が回らず、サポーターとしてお手伝いをお願いしていましたが、みんなが自主的に何でも手伝ってくれる素晴らしい展示会です。本当の意味で、みんなで育てた展示会と言えるでしょう。そんなDORO☆OFF EXHIBITION を終了させる事は、とても心苦しいのですが、会場である東商センターが無くなってしまう事、コロナで開催が難しくなってきたこと、10回目という節目であったこと、スタッフがジジイ化したことなど、様々な理由から、今回を最後に終了させて頂きます。電飾の楽しさを多くの方に伝える事が出来たと思いますし、ここで多くの交流が生まれて仲間同士で作る事を楽しんでくれて、DORO☆OFFとしての役目を果たすことが出来たと感じております。今後はサークルDORO☆OFFとして活動を続け、静岡HSにも出展するつもり..
DORO☆OFF EXHIBITION
どろぼうひげ
2022-09-19T10:13:25+09:00
2008年10月11日 八重洲駅内の「やえす」にて初めてのオフ会
カラオケの大部屋で作品を見せ合う
2009年10月11日 四谷の会議室で展示会形式で「どろおふ」を開催
2010年 9月19日 東商センターで開催する様になる(1部屋)
2011年 9月23日 DORO☆OFF EXHIBITION Ⅰとして開催
サークルDORO☆OFFを結成
:
:
2022年 9月17,18日 DORO☆OFF EXHIBITION X FIANL
DORO☆OFFとしての展示会10回目の節目を迎え、終了する運びとなりました。
こんなにも長く、愛され続けた展示会を続けてこれたのは、ひとえにみなさんのおかげです。
カラオケ店でオフ会を行った時には、まさかこんなに大きな展示会に発展するとは思ってもいませんでした。
DORO☆OFF EXHIBITION は、ジャンルを特定しない(電飾していなくてもOKですし、模型であればプラモデルでなくてもOK)展示会として、開催されてきました。
基本的にオフ会という形式で、開催に掛かる費用は参加者全員でワリ勘です。
南は沖縄から北は北海道まで、全国から自費で集まり作品を見せっこする趣味全開の展示会でした。
毎回アットホームな雰囲気で、申し込みが間に合わなかった人に「一緒に展示しましょう」と卓を分けてくれる参加者が現れてくれるような、やさしいモデラー達の集まる場所でもありました。
DORO☆OFFスタッフ達では手が回らず、サポーターとしてお手伝いをお願いしていましたが、みんなが自主的に何でも手伝ってくれる素晴らしい展示会です。
本当の意味で、みんなで育てた展示会と言えるでしょう。
そんなDORO☆OFF EXHIBITION を終了させる事は、とても心苦しいのですが、会場である東商センターが無くなってしまう事、コロナで開催が難しくなってきたこと、10回目という節目であったこと、スタッフがジジイ化したことなど、様々な理由から、今回を最後に終了させて頂きます。
電飾の楽しさを多くの方に伝える事が出来たと思いますし、ここで多くの交流が生まれて仲間同士で作る事を楽しんでくれて、DORO☆OFFとしての役目を果たすことが出来たと感じております。
今後はサークルDORO☆OFFとして活動を続け、静岡HSにも出展するつもりですので、引き続きよろしくお願い致します。
最後に、たくさんの「楽しい」をありがとう!
]]>
-
デロリアン完成画像&動画
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-04-24-1
デロリアンの完成画像と動画です。まずは電飾無しの状態で、前から。アオシマの1/24 デロリアン、ずっと積んでいたのですが、こうして完成させる事が出来て嬉しいです。キットのアウトラインはいじっていません。エッチング版でもなく、キットの持つポテンシャルはとても高いと思います。ドアを切り離して、ガルウイング化しました。ダンパーや内装も再現しています。カーテシライトは、ドアの内張に仕込んだボタン電池CR1220で点灯させています。内装も実車の資料を基に、出来るだけ再現しました。電飾はスケールに合った明るさに調節しています。室内には配線がたくさん通っています。全て再現するのは不可能でしたが、出来るだけ似た雰囲気になるようにレイアウトしました。ドアを開閉可能にしたので、内装はほとんどスクラッチになりました。窓ガラスパーツは使えなくなったので、透明プラ板で置き換えています。後部のタイムマシン部分は見せ所のひとつです。ココを再現したくて製作した様なものですので、たっぷり時間を掛けて製作しています。1/24スケールでは再現出来なかった部分もありますが、様々な素材をつかって再現していく工作は楽しかったです。キットのパーツは大きな排気ダクト以外は使えず、ほとんど自作です。実物のような汚し塗装を加えて製作しました。次元フィールドを発生させるフラックス・バンドには、ELワイヤーを通して発光させ、エッチングのメッシュを貼って再現しました。発光させるために、フラックスバンドを透明樹脂を使って複製しています。ベースはBGMと効果音を再現するMP3プレーヤーを2台内蔵させ、PICマイコンで制御しています。デロリアンは金属のアームで空中にガッチリと保持されます。ミラーでデロリアンの下側も楽しむ事が可能なベースです。ホバーボードも自作しています。裏側もキッチリつくりましたので、ミラーに磁石で固定できるスタンドを作りました。ベースには、TIME TRAVEL と HOVER CONVERSION のスイッチがあり、タイムトラベルのシーケンススタートと、ホバーモードの切り替えを操作可能です。取り付け部分は6本のコネクタがありますが、磁石とガイドにより、セットするだけで接続されます。ホバーモードは、モーターライズで車輪が下を向くアクションが楽しめます。ホイールも回転発光させるため、透明樹脂で複製しています。ベースには、支柱にセットしなくても電源や信号が接続..
デロリアン製作記
どろぼうひげ
2022-04-24T21:31:25+09:00
まずは電飾無しの状態で、前から。
アオシマの1/24 デロリアン、ずっと積んでいたのですが、こうして完成させる事が出来て嬉しいです。
キットのアウトラインはいじっていません。
エッチング版でもなく、キットの持つポテンシャルはとても高いと思います。
ドアを切り離して、ガルウイング化しました。
ダンパーや内装も再現しています。
カーテシライトは、ドアの内張に仕込んだボタン電池CR1220で点灯させています。
内装も実車の資料を基に、出来るだけ再現しました。
電飾はスケールに合った明るさに調節しています。
室内には配線がたくさん通っています。
全て再現するのは不可能でしたが、出来るだけ似た雰囲気になるようにレイアウトしました。
ドアを開閉可能にしたので、内装はほとんどスクラッチになりました。
窓ガラスパーツは使えなくなったので、透明プラ板で置き換えています。
後部のタイムマシン部分は見せ所のひとつです。
ココを再現したくて製作した様なものですので、たっぷり時間を掛けて製作しています。
1/24スケールでは再現出来なかった部分もありますが、様々な素材をつかって再現していく工作は楽しかったです。
キットのパーツは大きな排気ダクト以外は使えず、ほとんど自作です。
実物のような汚し塗装を加えて製作しました。
次元フィールドを発生させるフラックス・バンドには、ELワイヤーを通して発光させ、エッチングのメッシュを貼って再現しました。
発光させるために、フラックスバンドを透明樹脂を使って複製しています。
ベースはBGMと効果音を再現するMP3プレーヤーを2台内蔵させ、PICマイコンで制御しています。
デロリアンは金属のアームで空中にガッチリと保持されます。
ミラーでデロリアンの下側も楽しむ事が可能なベースです。
ホバーボードも自作しています。
裏側もキッチリつくりましたので、ミラーに磁石で固定できるスタンドを作りました。
ベースには、TIME TRAVEL と HOVER CONVERSION のスイッチがあり、タイムトラベルのシーケンススタートと、ホバーモードの切り替えを操作可能です。
取り付け部分は6本のコネクタがありますが、磁石とガイドにより、セットするだけで接続されます。
ホバーモードは、モーターライズで車輪が下を向くアクションが楽しめます。
ホイールも回転発光させるため、透明樹脂で複製しています。
ベースには、支柱にセットしなくても電源や信号が接続できるケーブル端子を付けました。
地上走行状態でも電飾やタイムトラベルが楽しめます。
ただし、地上走行時は、ホバーモードだけは無効になります。
以上、簡単にですが、デロリアンのご紹介でした。
更に詳しく製作内容を知りたい方は、製作記の方をご覧ください。
楽しんで頂ければ幸いです。
また、電飾やタイムトラベルの様子は、動画にしてYouTubeに公開しています。
こちらも併せてお楽しみ頂きたいと思います。
VIDEO
長い間、ご覧いただきありがとうございました。
]]>
-
メイン回路
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-04-24
今回はメイン回路の製作と小物を取り付け、いよいよ完成です。写真のタイムスタンプを見ると、去年の4月から製作していました。途中でムック本が出るまで待ったり、エクシアやザクを作っていたので、正味9ヶ月くらい掛かったことになります。模型誌の作例と違って、時間に追われる事も無く、自分のペースで製作出来ましたので、楽しかったですまた、デロリアンはいつか作ってみたいキットのひとつでしたので、こうして完成出来た事も嬉しいです。さて、メイン回路ですが、思い通りに動かず苦労しました。まず、ELワイヤーですが、スイッチが付いていた端子をGNDに落とせば点灯していたのに、いつの間にか点灯しなくなりました。回路が壊れたのか、電源や操作にミスがあるのか、原因はわかりませんが、端子をGNDに落としたまま電源を入れると点灯します。再現性はあるので、ELの電源をリレーでON/OFFさせる事にしました。更に、ELを点灯させるとマイコンがリセットされる不具合が発生しました。電圧不足なのか、ノイズの影響なのか、両方なのか、これも原因が判りません。別のUSB電源を使えば安定するので、電源2個の仕様にするしか無いと思ったら、USBコネクタの元から分岐した電源なら大丈夫という、謎の現象が起こりました。原因はハッキリしませんが、こう繋げば動くという事は判りましたので、それで進めます。最終的に仕上がった回路図がこちら。普段はそれぞれのPICがLEDを制御していますが、メインPICから信号が送られるとタイムトラベル時の動作に切り替わります。メインPICは、ベースのスイッチが押された信号を受けると、EFFECT音が再生されている前提でタイミングを計り、ヘッドライトを点灯させたり、ハザード信号を送ったり、他のPICにタイムトラベル信号を送ります。つまり、スイッチが押されていない時は、他のPICに仕事を任せて休んでいますが、いざスイッチが押されたら様々なシーケンス動作をコントロールするワケです。ELワイヤーの制御は、メインPICではなくEFFECTサウンド再生を担当しているPICが点灯させます。RA2端子にトランジスタを介してリレーが繋がれ、ELワイヤーの電源をON/OFFします。ELワイヤーの電源がベースのUSB電源へ直接つながるので、ベース内部で制御した方が都合が良いのです。何とも変則的なつなぎ方ですが、こうしないとELワイヤーを安定して点灯させる事が出来ないので..
デロリアン製作記
どろぼうひげ
2022-04-24T19:00:21+09:00
写真のタイムスタンプを見ると、去年の4月から製作していました。
途中でムック本が出るまで待ったり、エクシアやザクを作っていたので、正味9ヶ月くらい掛かったことになります。
模型誌の作例と違って、時間に追われる事も無く、自分のペースで製作出来ましたので、楽しかったです
また、デロリアンはいつか作ってみたいキットのひとつでしたので、こうして完成出来た事も嬉しいです。
さて、メイン回路ですが、思い通りに動かず苦労しました。
まず、ELワイヤーですが、スイッチが付いていた端子をGNDに落とせば点灯していたのに、いつの間にか点灯しなくなりました。
回路が壊れたのか、電源や操作にミスがあるのか、原因はわかりませんが、端子をGNDに落としたまま電源を入れると点灯します。
再現性はあるので、ELの電源をリレーでON/OFFさせる事にしました。
更に、ELを点灯させるとマイコンがリセットされる不具合が発生しました。
電圧不足なのか、ノイズの影響なのか、両方なのか、これも原因が判りません。
別のUSB電源を使えば安定するので、電源2個の仕様にするしか無いと思ったら、USBコネクタの元から分岐した電源なら大丈夫という、謎の現象が起こりました。
原因はハッキリしませんが、こう繋げば動くという事は判りましたので、それで進めます。
最終的に仕上がった回路図がこちら。
普段はそれぞれのPICがLEDを制御していますが、メインPICから信号が送られるとタイムトラベル時の動作に切り替わります。
メインPICは、ベースのスイッチが押された信号を受けると、EFFECT音が再生されている前提でタイミングを計り、ヘッドライトを点灯させたり、ハザード信号を送ったり、他のPICにタイムトラベル信号を送ります。
つまり、スイッチが押されていない時は、他のPICに仕事を任せて休んでいますが、いざスイッチが押されたら様々なシーケンス動作をコントロールするワケです。
ELワイヤーの制御は、メインPICではなくEFFECTサウンド再生を担当しているPICが点灯させます。
RA2端子にトランジスタを介してリレーが繋がれ、ELワイヤーの電源をON/OFFします。
ELワイヤーの電源がベースのUSB電源へ直接つながるので、ベース内部で制御した方が都合が良いのです。
何とも変則的なつなぎ方ですが、こうしないとELワイヤーを安定して点灯させる事が出来ないので、仕方ありません。
新しいデバイスを使うと、何かしら不具合が起きるものです。
さて、ELワイヤーは専用の電源で接続されますので、デロリアン本体に電源コネクタを増設しなくてはなりません。
電源とスイッチ用のコネクタの他、ELワイヤー用の電源コネクタを増設しました。
もちろん、支柱にも電源ピンを追加して、支柱にセットすれば接続OKにしておきます。
ELワイヤーの電源はシャーシを通ってリアまで届き、車体上部と接続するピンへと続きます。
メイン回路の5V、GND、タイムトラベル信号の3ピンに加えて、ELワイヤー用の5V、GNDの2ピンが加わりました。
車体上部には、メインマイコン基板があり、このコネクタで接続されます。
車体上下が外せるようにしておくのは、何かトラブルがあっても分離できる様にしておくためです。
ベース内部にも、リレー制御回路が増設されました。
ELワイヤーの電源を制御するリレーが、EFFECTサウンド再生回路からコントロールされます。
ヘンテコな接続ですけど、これでやっとELワイヤーが点灯出来る様になりました。
動作は安定していて、何度動かしてもしっかり再現されます。
ELワイヤーが単三電池2本で動いていたので、消費電力は350mA程度だろうと軽く考えていたことがマズかったみたいです。
2週間程悩み、回路図も7回書き直すハメになりましたが、これでやっと先に進めます。
ココからは、小物を仕上げていきます。
まずはドアミラーです。
ドアに接着ガイドが全く無いので、強度が心配になります。
0.6mmの穴を開けて、ミラー側に真鍮線を打ってしっかり固定できる様にしました。
ミラーは携帯電話に貼って使う、ミラーシールを切り抜いて貼り付けています。
一応、本物の鏡なので、ちゃんと景色も映ります。
ワイパーですが、これは作り直しました。
キットのワイパーでは、イマイチ精度が足りないと感じていましたので、ここはエッチングのワイパーに替えるつもりでした。
ところが、市販のエッチングでは小さくて、デロリアンには装着できません。
仕方なく、しぶしぶプラ材で自作したワイパーを取り付けています。
ちなみに、実車のフロントガラスは下側が黒く帯状に塗装されていますので、裏から塗装しました。
ベースには、ミラーを取り付けました。
下に鏡がある事で、車体の下面を覗き込まなくても楽しめる様になります。
ホバーモードの時、威力を発揮してくれるでしょう。
ドアにストラップを付けました。
ドアを閉める時、ノブまで手が届かないので、このストラップをつかんでドアを閉めます。
プラペーパーの細切りへ、0.28mmの真鍮線を丸めたリングを通してぶら下げました。
ノブにはゆるく巻いてあるので、ドアを開けると重力で垂れ下がります。
ドアの隙間をパテで埋めました。
あれだけ仮組したのに、内装や回路が入ったらボディーが前後に変形して、ドアにスキマが出来ました。
どうしても気になるので、パテで埋めて成型しましたが、部分的に塗りなおしているので、少々違和感が残ります。
これはスキマが開いてしまっているよりは良いだろうと、妥協するしかありませんね。
ホバーボードを展示するアダプタを作りました。
ホバーボードもせっかく作ったので、一緒に展示したいです。
透明プラ板に磁石を付け、ベースのミラー裏に仕込んだ磁石で固定出来る様にしました。
ホバーボードを、浮いている感じで置く事ができるし、鏡に映った裏側も楽しめます。
磁石は3か所に設置しました。
地上走行状態でも電源を供給できるケーブルを付けました。
高い支柱に取り付けられた状態でしか電飾を楽しめないのは、ちょっと困ります。
ベースから必要な配線を引き出せるEXTコネクタ端子を付けました。
車体の接続コネクタに接続できるピン配列に変換されますので、動かせる範囲は狭いのですが、支柱に縛られずに、好きな場所で展示出来る様になりました。
これでデロリアンは完成となります。
完成画像や動画は、別記事で公開させて頂きます。
長い間ご覧頂き、ありがとうございました!
]]>
-
効果音とベース
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-04-10
メインのマイコン回路を作ろうと思いますが、効果音は付けたいです。効果音に合わせて電飾を点灯させるため、まずは効果音作りから入ります。効果音は、電飾と連動する音に細かく分けて割り振っていきます。ボクはCyberLink AudioDirector 11を使って、効果音をトラック単位に分け、鳴り始める時間を把握しておきます。どの音が何秒後から鳴るのか判るので、微調整で何度も試す方法より少ない手間でプログラムが出来ます。もちろん、スピーカーやアンプの特性にあわせた調整や、ベースに仕込んでからの鳴りの調整も出来ますので、サウンド編集ソフトは1本持っていた方が良いですね。サウンドは、BGMと効果音を組み合わせます。MP3プレーヤーDFPlayer mini を2個使って、SDカードに収めたMP3サウンドをPICで制御します。PICとDFPlayerは2本の信号線でシリアル通信を行い、かなり自由にコントロールが可能です。DFPlayerの詳しい使い方は、以前記事にしておりますので、こちらをどうぞhttps://dorobou.blog.ss-blog.jp/2019-12-29今回はBGM用とタイムトラベル時の効果音用に分けています。普段は映画のサントラがずっと鳴っていますが、タイムトラベル再現モードになったら、BGMの音量を絞り、効果音が再生されて、タイムトラベルが終わったらBGMの音量を戻します。映画のシーンみたいに、バックにテーマ曲が流れている感じにしたいのです。2つのDFPlayerからの音声出力は、33kΩの抵抗でミックスされてアンプへ出力されます。パッシブミキサーという、とても簡単な合成方法ですが、ミキサー回路を組むほどでもない合成に便利な方法です。組み立てた回路です。BGMを担当しているPICが、スイッチの入力を検知して効果音を担当しているPICに指令を出し、更にデロリアンのメインPICにもスイッチが押された事を知らせます。BGM担当PICのプログラムを簡単にですがご紹介しておきますね。初期設定部分は省略しています。まずAで、DFPlayerをコントロールする関数を宣言しています。この関数に引数をセットして呼び出すだけで、DFPlayerをコントロールできます。このコマンド表の水色部分の、左から4番目と、7番目の値をセットして呼び出します。例えば再生(PLAY)したいなら、DFP(0x0D,0x00); と書き..
デロリアン製作記
どろぼうひげ
2022-04-10T20:52:42+09:00
効果音に合わせて電飾を点灯させるため、まずは効果音作りから入ります。
効果音は、電飾と連動する音に細かく分けて割り振っていきます。
ボクはCyberLink AudioDirector 11を使って、効果音をトラック単位に分け、鳴り始める時間を把握しておきます。
どの音が何秒後から鳴るのか判るので、微調整で何度も試す方法より少ない手間でプログラムが出来ます。
もちろん、スピーカーやアンプの特性にあわせた調整や、ベースに仕込んでからの鳴りの調整も出来ますので、サウンド編集ソフトは1本持っていた方が良いですね。
サウンドは、BGMと効果音を組み合わせます。
MP3プレーヤーDFPlayer mini を2個使って、SDカードに収めたMP3サウンドをPICで制御します。
PICとDFPlayerは2本の信号線でシリアル通信を行い、かなり自由にコントロールが可能です。
DFPlayerの詳しい使い方は、以前記事にしておりますので、こちらをどうぞ
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2019-12-29
今回はBGM用とタイムトラベル時の効果音用に分けています。
普段は映画のサントラがずっと鳴っていますが、タイムトラベル再現モードになったら、BGMの音量を絞り、効果音が再生されて、タイムトラベルが終わったらBGMの音量を戻します。
映画のシーンみたいに、バックにテーマ曲が流れている感じにしたいのです。
2つのDFPlayerからの音声出力は、33kΩの抵抗でミックスされてアンプへ出力されます。
パッシブミキサーという、とても簡単な合成方法ですが、ミキサー回路を組むほどでもない合成に便利な方法です。
組み立てた回路です。
BGMを担当しているPICが、スイッチの入力を検知して効果音を担当しているPICに指令を出し、更にデロリアンのメインPICにもスイッチが押された事を知らせます。
BGM担当PICのプログラムを簡単にですがご紹介しておきますね。
初期設定部分は省略しています。
まずAで、DFPlayerをコントロールする関数を宣言しています。
この関数に引数をセットして呼び出すだけで、DFPlayerをコントロールできます。
このコマンド表の水色部分の、左から4番目と、7番目の値をセットして呼び出します。
例えば再生(PLAY)したいなら、DFP(0x0D,0x00); と書きます。
B でシリアル通信の設定をしています。
C DFPlayerが立ち上がるのを待ちます。
どうもDFPlayerはロットによって立ち上がり時間に差があるみたいなのですが、
とりあえず2秒にしておけば大丈夫だと思います。
DFP()でコマンドを送った後も100msの待ち時間が必要になる場合があります。
D ベースのボタンが押されたら、効果音担当PICやメインPICに信号を送ります。
E BGMのDFPlayerにボリューム命令を送って、音量を下げます。
F タイムトラベルイベントが終わるまで待ちます。
G 音量をもとに戻します。
さて、サウンドはアンプで音量を上げるわけですが、会場によっては音が低すぎる場合があります。
やはり周辺に合わせてボリューム調整が出来る方が便利ですよね。
そこで、100均のUSBスピーカーに付いていたアンプを流用しようとしました。
ところが、再生させてみると低音はスカスカ、音も薄くてイイマイチです。
BGMはBack to the Futureのオーケストラサウンドなので、迫力が欲しいです。
そこで、アンプを自作しました。
TA7368Pを使った簡単なアンプですけど、比較にならない程、音質が改善されました。
ただ、USBスピーカーのスピーカー自体はかなり高性能です。
300円なので1個150円だとしても、秋葉で同額で買ったスピーカーよりメッチャ良い音で鳴りますので、スピーカーだけは採用です。
これでサウンド関係の目処が立ちました。
BGMと効果音を同時に流したいとか、音質が気に入らないなどと言わなければ、すぐに完成していました。
全然プラモ製作とは関係ない話で恐縮です。
デロリアンは、リモコンをやめました。
ホバーモードの切り替えを、ダイソーのリモコンライトを使って遠隔操作可能にしていましたが、そもそもリモコン化する意味があるのか?と疑問に感じてしまいました。
そのために回路は複雑化して、パーツを増やし電力を食うわけです。
別に、ベースのスイッチを押せば変形するだけで十分だろうと思い、取り外してしまいました。
車体のスイッチは有効なので、そのスイッチを配線で引き延ばして、ベースのスイッチで操作できる様にします。
シンプルイズベストです。
タイムトラベルの開始もベースのスイッチで起動させます。
信号はベースのBGM担当PICからメインPICに伝えます
メインPICには電源とタイムトラベル信号が伝われば良いので、接続コネクタは3ピンです。
とてもシンプルな構成になりました。
ベースとの接続部分は、4ピンになります。
電源の5VとGNDの他、タイムトラベル信号とホバーモード切替信号の計4ピンです。
支柱にセットすれば接続される様にレイアウトしました。
ベースには、スイッチとサウンド再生回路が収まります。
100均のフタ付きケースを逆さまにして、底に1mmプラ板を貼って平面にしました。
支柱はネジ留めでガッチリ支えてもらいます。
スイッチ用の穴、スピーカー用の穴、背面に電源供給用のUSB Type-C端子を付けました。
このケースは元々フタが付いていたので、前面と背面にスキマが出来ます。
そこから音が漏れて、バスレフとしても効果があります。
スイッチを2個取り付けます。
プッシュスイッチをプラ板の支えに固定して取り付けました。
塗装後に、PCで印刷したラベルを貼り付けてレタリングしています。
デロリアンの操作は、たった2個のスイッチで操作する事になります。
あとはマイコンがやってくれるわけですね。
100均のミラーを用意しました。
ベースの上面には、100均で見付けた、ミラー型タイルシールを貼ろうと思います。
6角形で未来的ですし、飛行状態で車体下の電飾も良く見える様になります。
完成するとこんな感じです。
これからベース内部にサウンド回路を仕込みますので、ミラータイルはまだ貼っていません。
表面の保護シートも剥がしていません。
もうちょっとカッコ良く作りたかったのですが、機能としては十分ですかね。
とりあえずベースが形になったので、これでやっとメインPICの製作に移れます。
]]>
-
内装の組み込み
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-03-27
ボディーに配線を這わせ、内装を組み込みました。デロリアンのボディー表面には、フロントのフラックス・バンドへとホイールアーチを通る配線が取り付けられています。キットにもモールドされていたのですが、実車に近く立体的に作り直そうと思ったので、モールドは削り取ってありました。配線は、リアのタイムマシンメカから、ドアの下で一度メッシュホースを通ってフロントまで続きます。配線を固定する位置を決めるためにも、まずはメッシュホースを固定するところから製作します。メッシュホースは、以前にも使ったMFH(モデルファクトリーヒロ)のメタルメッシュホース1.5mmを使います。前後2か所を紫色のバンドで固定されていますが、このサイズでしっかり固定出来るバンドを自作しなくてはなりません。耐熱ワイヤーAWG32の被覆を途中まで剥いて、ハンダを流します。被覆部分をエッチングペンチで軽く潰して平たくします。潰し過ぎると曲げた時に破れてしまうので、力加減を調整します。ドリル等に巻いて、アーチ型にして完成です。車体に0.6mmの穴を開けて、メタルホースを締め付けて固定しました。実は、これでもオーバーサイズですが、バンドで固定されている雰囲気は出せたと思うので、この方法で進めようと思います。メタルホースの両端は、1.2mmの穴を開口してあります。次に、フラックス・バンドへの配線を製作します。配線は太くて黒い配線と、色とりどりの細い複数の配線が一緒に配線されています。まずは太い配線ですが、0.7mmのラッピングワイヤーを使って通り道を決めました。この線は中に銅線が入っているので、形がしっかり決まります。通り道に留めバンドを付ける位置をマーキングしておき、0.6mmの穴を2個づつ開けておきます。細い配線は、0.18mmのポリウレタン線を着色したものです。これをまとめながら這わせて、留めバンドで固定していきます。実は、細い線はインシュロックタイ(結束バンド)で細かくまとめられているのですが、サイズ的に表現することが無理なので省略しています。最後に、つや消しクリアーを塗って、表面を保護しておきます。これで配線も完成しました。この配線は、デロリアンを表現する記号みたいなものですので、キットのモールドでは満足できませんでした。仕上がりはイマイチかも知れませんが、やりたかった事が出来て満足です。フロントはフラックス・バンドへ無理矢理方向を変えて接続されている感じを再..
デロリアン製作記
どろぼうひげ
2022-03-27T21:46:39+09:00
デロリアンのボディー表面には、フロントのフラックス・バンドへとホイールアーチを通る配線が取り付けられています。
キットにもモールドされていたのですが、実車に近く立体的に作り直そうと思ったので、モールドは削り取ってありました。
配線は、リアのタイムマシンメカから、ドアの下で一度メッシュホースを通ってフロントまで続きます。
配線を固定する位置を決めるためにも、まずはメッシュホースを固定するところから製作します。
メッシュホースは、以前にも使ったMFH(モデルファクトリーヒロ)のメタルメッシュホース1.5mmを使います。
前後2か所を紫色のバンドで固定されていますが、このサイズでしっかり固定出来るバンドを自作しなくてはなりません。
耐熱ワイヤーAWG32の被覆を途中まで剥いて、ハンダを流します。
被覆部分をエッチングペンチで軽く潰して平たくします。
潰し過ぎると曲げた時に破れてしまうので、力加減を調整します。
ドリル等に巻いて、アーチ型にして完成です。
車体に0.6mmの穴を開けて、メタルホースを締め付けて固定しました。
実は、これでもオーバーサイズですが、バンドで固定されている雰囲気は出せたと思うので、この方法で進めようと思います。
メタルホースの両端は、1.2mmの穴を開口してあります。
次に、フラックス・バンドへの配線を製作します。
配線は太くて黒い配線と、色とりどりの細い複数の配線が一緒に配線されています。
まずは太い配線ですが、0.7mmのラッピングワイヤーを使って通り道を決めました。
この線は中に銅線が入っているので、形がしっかり決まります。
通り道に留めバンドを付ける位置をマーキングしておき、0.6mmの穴を2個づつ開けておきます。
細い配線は、0.18mmのポリウレタン線を着色したものです。
これをまとめながら這わせて、留めバンドで固定していきます。
実は、細い線はインシュロックタイ(結束バンド)で細かくまとめられているのですが、サイズ的に表現することが無理なので省略しています。
最後に、つや消しクリアーを塗って、表面を保護しておきます。
これで配線も完成しました。
この配線は、デロリアンを表現する記号みたいなものですので、キットのモールドでは満足できませんでした。
仕上がりはイマイチかも知れませんが、やりたかった事が出来て満足です。
フロントはフラックス・バンドへ無理矢理方向を変えて接続されている感じを再現しました。
リアはハッチメカの奥から配線が伸びていくメカニカルなイメージです。
それから、フロントのELワイヤーの配線は、ボディーの中を通して固定しました。
ホイールアーチを避ける様に、ボディーの内側を這わせて固定しています。
表面の配線を固定する留めバンドの穴を開ける都合から、作業の順序が今になりました。
さて、これで外装がほぼ仕上がりましたので、内装を組み込んでいきます。
まずはルーフ部分です。
ルーフ部分を取り付け、配線はリアピラーの中を通して後部へと逃がしています。
仮組の時はピッタリだったのに、アチコチ干渉して調整が必要でした。
次に内装を組み込もうと思ったのですが、なんと目覚まし時計がありません。
どうやら、先日の地震で落下した際に、どこか別の次元に飛ばされたみたいで、いくら探しても見つけられませんでした。
仕方無く、もう一つのキットから、目覚まし時計のパーツを拝借して作り直しです。
元々良く出来たパーツで、ちゃんと落雷があった10時4分になっています。
どうせ作り直すので、今度は文字盤にUVレジンをしっかり盛って、ガラスを表現しました。
フロントガラスをはめ込みます。
フロントガラスも歪みがあってピッタリとハマらなくなっていました。
どうせ汚れや傷も付いてしまっていたので、作り直しました。
ガラスはツメにハメ込む様にして固定されています。
こうすると接着剤を使わなくて済むので、汚れやはみ出しを気にしなくて済みます。
いよいよ内装を組み込みました。
やはり歪んでしまっているらしく、ドアの締まりが悪くなりました。
これは現物合わせで調整する必要がありそうです。
ともあれ、やっと内装が組み込まれて、デロリアンの姿が見えてきました。
フロントガラスを新調したおかげで、内装も良く見えます。
ちなみに、ルームミラーは無いようです。
シリーズすべて見直しましたが、取り外されているみたいですね。
メインコントロール回路やベースなど、まだまだ完成出来ませんが、静岡HSには展示したいと思っています。
よろしくお付き合い下さい。
]]>
-
フラックス・バンドの電飾
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-03-20
今回はフラックス・バンドの電飾です。タイムトラベルの時に青く発光する、バンパーやハッチにある帯状の部分は、フラックス・バンドという時間航行の場を作り出す装置らしいです。ぜひ発光させたい部分ですが、帯状に均一な光を作るのは難しいです。LEDを並べても光の強い部分が出来てしまうので、劇中の様な雰囲気が出せません。そこで、ELワイヤーという発光デバイスを使ってみます。ELワイヤーは、チューブ状の発光体に高い電圧を掛けて発光させる仕組みで、1.4mmの自在に曲げる事が出来るチューブ自体が先端まで均一に発光します。今回購入したのは、乾電池2本の3Vをトランスで昇圧し、120~150Vもの高電圧を発生させるものでした。これなら理想的な発光になりそうですが、・LEDに比べると光が暗い・寿命が短い(2000時間で光量が4割落ちる)・高電圧を扱うので触れたら危険・紫外線に弱いといった欠点があります。特に、寿命が短いのは致命的で、今回の様に後から交換できない工作の場合は、ある程度楽しんだらオシマイになります。それを覚悟してでも、均一な発光の魅力には勝てませんでした。電池のままでは車体に納まりませんので、インバータ回路だけ取り出しました。高電圧を発生させるトランスと、電源/点滅モード切替スイッチ、電源ランプLEDが付いています。基板自体は2×3cm程度なので、これなら車体に組み込めそうです。スイッチとLEDは取り外してしまい、出来るだけコンパクトにしました。これをPICで制御できるのか、テストしてみます。3端子レギュレーターTA48033で5Vから3.3Vを作り、電源を与えています。スイッチは、押すとマイナスに繋がるだけの仕組みなので、PICでマイナスに落としてあげるだけでOKでした。ただ、スイッチは押す度に「点灯」「低速点滅」「高速点滅」「消灯」と動作が切り替わるため、点灯状態から消灯させるには、3回スイッチングさせなくてはなりません。しかも、回路はアナログなので応答速度が遅く、200msくらいの間隔を置いてスイッチングしないと反応してくれません。とりあえず点灯と消灯は出来ますし、回路を改造するのはトラブルの元になりそうなので、回路はいじらずにこのまま使用する事にしました。ELワイヤーは、バンパーとリア部分に分けて発光させます。また、必要な長さにカットする必要もあるので、ELワイヤーを切断しなくてはなりません。【左上】ELワイヤーは..
デロリアン製作記
どろぼうひげ
2022-03-20T16:23:26+09:00
タイムトラベルの時に青く発光する、バンパーやハッチにある帯状の部分は、フラックス・バンドという時間航行の場を作り出す装置らしいです。
ぜひ発光させたい部分ですが、帯状に均一な光を作るのは難しいです。
LEDを並べても光の強い部分が出来てしまうので、劇中の様な雰囲気が出せません。
そこで、ELワイヤーという発光デバイスを使ってみます。
ELワイヤーは、チューブ状の発光体に高い電圧を掛けて発光させる仕組みで、1.4mmの自在に曲げる事が出来るチューブ自体が先端まで均一に発光します。
今回購入したのは、乾電池2本の3Vをトランスで昇圧し、120~150Vもの高電圧を発生させるものでした。
これなら理想的な発光になりそうですが、
・LEDに比べると光が暗い
・寿命が短い(2000時間で光量が4割落ちる)
・高電圧を扱うので触れたら危険
・紫外線に弱い
といった欠点があります。
特に、寿命が短いのは致命的で、今回の様に後から交換できない工作の場合は、ある程度楽しんだらオシマイになります。
それを覚悟してでも、均一な発光の魅力には勝てませんでした。
電池のままでは車体に納まりませんので、インバータ回路だけ取り出しました。
高電圧を発生させるトランスと、電源/点滅モード切替スイッチ、電源ランプLEDが付いています。
基板自体は2×3cm程度なので、これなら車体に組み込めそうです。
スイッチとLEDは取り外してしまい、出来るだけコンパクトにしました。
これをPICで制御できるのか、テストしてみます。
3端子レギュレーターTA48033で5Vから3.3Vを作り、電源を与えています。
スイッチは、押すとマイナスに繋がるだけの仕組みなので、PICでマイナスに落としてあげるだけでOKでした。
ただ、スイッチは押す度に「点灯」「低速点滅」「高速点滅」「消灯」と動作が切り替わるため、点灯状態から消灯させるには、3回スイッチングさせなくてはなりません。
しかも、回路はアナログなので応答速度が遅く、200msくらいの間隔を置いてスイッチングしないと反応してくれません。
とりあえず点灯と消灯は出来ますし、回路を改造するのはトラブルの元になりそうなので、回路はいじらずにこのまま使用する事にしました。
ELワイヤーは、バンパーとリア部分に分けて発光させます。
また、必要な長さにカットする必要もあるので、ELワイヤーを切断しなくてはなりません。
【左上】ELワイヤーは、表面の透明なパイプの中に、白い発光する線と細い2本の線が入っています。
中の配線をキズ付けない様に被覆を剥がすのは、かなり難しいと思います。
もし、中の線と細い線が接触してしまったら、たぶん火花が飛ぶでしょう。
ご自分で加工される際には、十分に注意してくださいね。
【右上】白い発光線と0.26mmのラッピングワイヤーをハンダ付けしました。
高電圧なので、ポリウレタン線では不安だったため、ちょっと太い配線材料を使いました。
【左下】先程剥いた透明なチューブをハンダ部分にかぶせて絶縁します。
細い2本の線をまとめて1本にして、こちらもラッピングワイヤーをハンダ付けしました。
【右下】熱収縮チューブをかぶせて、固定・絶縁します。
くれぐれもハンダ部分をむき出しで使用しないでください。
感電どころか、ヘタすると火災の原因になる可能性があります。
また、切断した断面も高電圧の線が露出した状態ですので、触れると感電します。
最後に、テスターで2本の線に導通が無いか確認します。
出来たELワイヤーを、回路の出力端子(黄色矢印)に並列でつないでみました。
ちゃんと2本が発光できました。
これでバンパーとリアの2か所を点灯させることができます。
バンパー部分から製作しましょう。
おゆまるで型を取って、ELワイヤーを埋めながらUVレジンで複製しました。
UVレジンは手で押さえながらサッと硬化させる事が出来るので、作業性が良いです。
UVを照射しているとき、青く発光しているので、ヤバイと思いながらも「ちょっとくらいなら大丈夫だろう」と作業を続けた結果・・・
殆ど発光しなくなってしまいました。
照射している時間はそんなに長くありませんでしたが、ELには致命傷だったみたいです。
これでは使い物になりませんので、エポキシ接着剤で複製することにしました。
エポキシ接着剤は、硬化に時間がかかるので、ELを埋めてクリップで押さえながら少しずつ流しては硬化させるしかありません。
バンパーを複製するだけで2日掛かりましたが、仕上がりはご覧の通り、大変満足のいく光になりました。
成型して気泡を埋め、バンドを車体に固定するホルダーを追加しました。
塗装します。
バンパーの前面と、裏面をマスキングして、ブラックで遮光塗装してからシルバーを塗装しました。
裏面からも光を出して、車体をブルーに照らしてくれる効果を狙っています。
前面にエッチングのメッシュを貼り付け、車体へと引き込む部分にはアルミテープを巻いて遮光しました。
車体に取り付けます。
配線を通す穴を開けて、内部へと引き込んでいます。
大きな穴が開いてしまいますが、ここにはボックスが付くので隠れます。
フラックス・バンドが繋がるボックスを塗装しました。
配線を追加したりバンド部分をカットしたり、車体にぴったり密着する様にスリ合わせをしてから塗装しています。
これでやっと思い描いた発光を実現できました。
均一な棒状の光で、車体も照らされ、青白い柔らかい光です。
写真では綺麗な面発光に見えますが、実際はELワイヤーがハッキリ見える光り方です。
光量が低いので、目の大きいメッシュを使った効果も大きいと思います。
とりあえず、これで工法が確立できたので、次はリア部分のフレックス・バンドも発光させてみましょう。
やり方はバンパーと同じですが、今度は形状が複雑なので、手間が倍増します。
【左上】やはりおゆまるで型を取り、ELワイヤーを埋めながらエポキシ接着剤を少しずつ流していきます。
ELワイヤーは1.4mmですが、バンドは1mm厚なので裏に盛り上がった感じで仕上がります。
僅かでもワイヤーが浮いてしまうと車体に収まらなくなり、作り直しになります。
かといって、あまり押し付けると今度は型が変形して、やはり車体に収まらなくなります。
何度も何度も失敗して、やっと片側だけ出来ました。
【右上】反対側もおゆまるで型取りします。
複雑なカーブで、車体にピッタリ追従した形状なので、わずかな狂いも許されません。
【左下】反対側もエポキシ接着剤で複製します。
タキオンパルス発生器が付く部分はスキマが出来ない様に間を開けて複製しています。
【右下】成型して、車体に取り付けるホルダーを追加しました。
ホルダーには、0.6mmの真鍮線を埋めて、車体にしっかり固定できる様にしています。
出来るだけ薄く複製しているので、型から取り出すときに折れてしまったり、気泡が出来てしまった部分は、型をカットしてもう一度ハメ込んで修復します。
タキオンパルス発生器が付く部分は、アルミテープを巻いて遮光して、パーツの中を通過させました。
先端まで均一に光るELワイヤーだから出来る技ですね。
バンドの表面にエッチングのメッシュを貼ります。
バンドの表面には、ハセガワのモデリングメッシュ43を貼りました。
実車ではもっと穴が少ないパンチングメタルが使われていますが、ELの光量が少ないので目の大きなメッシュを使いました。
しかもこれ、丸穴ではなく6角形のメッシュなのですが、他に適当なエッチングが見付からなかったので、止む無く使用しています。
貼り付ける面は#240で荒らして光の拡散を狙ったのですが、エッチングを瞬着で貼った際に透明になってしまいました。
塗装した状態です。
こちらも裏に光が漏れる様にマスキングしているので、一部が裏まで見えていますね。
取り付けは、車体に出来るだけ密着する様に真鍮線で固定します。
車体に開けた穴にホルダーの真鍮線を差し込んで固定します。
固定しておかないと動いてしまって折れたりドアが開かなくなったりしちゃいます。
インバータには、レギュレーターを乗せました。
3端子レギュレータTA48033で、5Vから3.3Vを作りますが、ちょうどスイッチを取り外した空間が空いていたので、そこに電源回路を組み込んでしまいました。
これで「この回路は3.3Vだ」と意識しないで工作をすすめる事ができます。
さて、これでやっとフレックス・バンドの発光が実現できました。
時間と手間が掛かりましたけど、発光した姿をみると苦労も吹き飛びます。
タイムマシン部分を乗せて悦に浸ります。
最後になりましたが、この製作の途中である3月16日23:36に福島県沖でM7クラスの地震がありました。
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
]]>
-
塗装と灯火類の取り付け
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-03-02
ちょっとザク作っていましたが、デロリアンの製作に戻ります。2022.04.20 読み返していたら、ボディーの塗装作業を記事にしていない事に気付きましたので追記しておきます。塗装する前に、内装を組み込んで仮組みしてみたら、なんとドアが閉まりません。ダッシュボードのエアコン接続の穴に入っていく配線が、ドアの内張に干渉してしまったみたいです。ここは仕方なく内張側を削って当たらない様にしました。ドアの隙間も開き過ぎているので、目立つ部分をパテ埋めしています。また、ピラー両側の細い部分が、やはりポッキリ逝ってしまったので、0.3mmの穴を開けて、金属線で補強しておきました。ボディーの塗装ですが、デロリアンは表面に細かいヘアライン処理がされていますので、ペーパーでキズを付けて再現してみたいと思います。サフを吹いてから、フロントとリアのウレタン部分をマスキングして、#320のスポンジやすりで前後方向に細かい傷を付けていきます。そのあと#600のスポンジやすりで表面を整える方法でヘアラインを作りました。削ったカスが残っていると汚くなるので、水を含ませたティッシュでふき取っています。まずはガイアのステンレスシルバーを吹きました。本当にジュラルミンの様な金属感が出ましたが、デロリアンはこんなにギラギラしていません。つや消しクリアーを少しずつ吹き付けて、ツヤをコントロールしました。今度はしっくりと落ち着いて、デロリアンらしい輝きになりました。フロントやリヤ、サイドモールを塗り分けています。更に、ほんの少し、クリアーイエローを重ねてみました。更に鈍い輝きとなり、ステンレスっぽい重さが出てきました。仮組してみます。塗装することで、やっとデロリアンらしくなってきました。ーーー ここまで追記部分です ーーー灯火類を電飾しました。テールランプやヘッドライト、ウインカーなどの灯火類は、LEDの工作まで終了していましたが、ボディーを塗装するまでオアズケしていました。「灯火類の電飾」過去記事はこちらhttps://dorobou.blog.ss-blog.jp/2021-05-04テールランプは、ストップランプとウインカーを分離して、プラ板で仕切りを作り、赤と黄色の光が干渉しない様に工作していました。また、LEDの配置を工夫して、面全体が発光する様に仕込んでいます。回路は、このようになります。全てのLEDは光度を調整する抵抗を介して5Vに直結していま..
デロリアン製作記
どろぼうひげ
2022-03-02T23:05:35+09:00
2022.04.20 読み返していたら、ボディーの塗装作業を記事にしていない事に気付きましたので追記しておきます。
塗装する前に、内装を組み込んで仮組みしてみたら、なんとドアが閉まりません。
ダッシュボードのエアコン接続の穴に入っていく配線が、ドアの内張に干渉してしまったみたいです。
ここは仕方なく内張側を削って当たらない様にしました。
ドアの隙間も開き過ぎているので、目立つ部分をパテ埋めしています。
また、ピラー両側の細い部分が、やはりポッキリ逝ってしまったので、0.3mmの穴を開けて、金属線で補強しておきました。
ボディーの塗装ですが、デロリアンは表面に細かいヘアライン処理がされていますので、ペーパーでキズを付けて再現してみたいと思います。
サフを吹いてから、フロントとリアのウレタン部分をマスキングして、#320のスポンジやすりで前後方向に細かい傷を付けていきます。
そのあと#600のスポンジやすりで表面を整える方法でヘアラインを作りました。
削ったカスが残っていると汚くなるので、水を含ませたティッシュでふき取っています。
まずはガイアのステンレスシルバーを吹きました。
本当にジュラルミンの様な金属感が出ましたが、デロリアンはこんなにギラギラしていません。
つや消しクリアーを少しずつ吹き付けて、ツヤをコントロールしました。
今度はしっくりと落ち着いて、デロリアンらしい輝きになりました。
フロントやリヤ、サイドモールを塗り分けています。
更に、ほんの少し、クリアーイエローを重ねてみました。
更に鈍い輝きとなり、ステンレスっぽい重さが出てきました。
仮組してみます。
塗装することで、やっとデロリアンらしくなってきました。
ーーー ここまで追記部分です ーーー
灯火類を電飾しました。
テールランプやヘッドライト、ウインカーなどの灯火類は、LEDの工作まで終了していましたが、ボディーを塗装するまでオアズケしていました。
「灯火類の電飾」過去記事はこちら
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2021-05-04
テールランプは、ストップランプとウインカーを分離して、プラ板で仕切りを作り、赤と黄色の光が干渉しない様に工作していました。
また、LEDの配置を工夫して、面全体が発光する様に仕込んでいます。
回路は、このようになります。
全てのLEDは光度を調整する抵抗を介して5Vに直結しています。
ヘッドライトは、片側1個だけ点灯させるつもりでしたが、2個ずつ(計4個)点灯させることにしました。
一番明るく光って欲しいので、抵抗値を220Ωにしています。
点灯はPICからコントロールしますので、マイナスに繋がれば4灯全部が点灯する回路になっています。
ウインカーは、フロントとリア、リアサイドにありますが、右なら右側のウインカー全部が同時に点滅しなくてはなりません。
こちらはハンドルを切ると切った方向が点灯する様にPICへプログラムしてありますので、左右別々にコントロール線をまとめてあります。
リアサイドウインカーだけオレンジにしたので、光量を揃えるために1kΩと大きめの抵抗を入れています。
テールランプは、常時点灯にするのでGND(マイナス)に接続されています。
ブレーキをかけた時ほどの明るさは無いので、こちらも1kΩの抵抗で光量を落としてあります。
この様に、灯火類の電飾は光れば良い訳ではありません。
1/24というスケールに合った光量にしないとリアリティーが無くなってしまいます。
ヘッドライトとウインカーが同じ光量でピカピカ光ったら変ですよね。
テール部分の抵抗は、バンパーの裏に集中させました。
内部の空間を出来るだけ確保するために、薄くコンパクトに工作しています。
抵抗は5Vを真ん中につないで、左右対称に配置しました。
こうしておくと、つなぐ時にわかりやすいし、トラブルが起きても原因が掴みやすいです。
プラス・マイナス・右ウインカー・左ウインカーの4本の配線が出てきます。
発光させた様子です。
ストップランプより、ウインカーの方が若干明るいです。
右側のウインカーは点灯していませんが、赤い光はウインカー部分に漏れていません。
サイドのウインカーとの光量バランスもバッチリです。
続いて、フロント部分です。
ヘッドライトにLEDを仕込みます。
ヘッドライトのリフレクター部分は、ガンダムメッキシルバーを塗りました。
本物みたいなメッキ感が出てくれるので、電飾しない場合でもオススメですね。
LEDは電球色の方が当時のライトっぽくなるのですが、ここはイメージで1608の白色にしました。
レンズは遮光が必要です。
レンズがレンズカバーと一体なので、そのまま取り付けたらメッチャ広く点灯してしまいます。
発光面と裏側をマスキングして、ブラックで遮光してから、ガイアのステンレスシルバーでメッキ調に仕上げました。
実はココの形状は実車とは全然違いますが、もしかしたらこの形状のデロリアンも実在していたかも知れません。
ボクは面倒臭いので、キットのまま組んでしまいました。
抵抗はボンネットの裏に取り付けました。
フロント部分には、飛行形態に変形するモーターや制御回路がありますので、ボンネットとの僅かなスキマに抵抗をまとめました。
こちらも5Vから左右対称に抵抗を配置しています。
プラス・ヘッドライト・右ウインカー・左ウインカーの4本の配線が出てきます。
ヘッドライトは、この様になりました。
上が点灯していない時です。
ダサイメッキ調にした事で、当時のレトロな雰囲気に仕上がったと思います。
下は点灯したところですが、抵抗値を落として強力な光にしたおかげで、かなりの明るさです。
リフレクターのおかげでレンズ全体が発光して、しかもライト部分だけが綺麗に分離して光るため、リアルなヘッドライトになってくれました。
最後に、フロントのDMCマークも塗装しました。
ここはシルバーだと思っていたら、白なんですね。
まずは周辺をマスキングして、#400ペーパーで黒の塗装を落とします。
それから綿棒にホワイトを染み込ませてコロコロ転がし、少しずつ色を乗せていきました。
ホワイトは真っ白では周辺から浮くので、グレーが少し入ったMSグレーを使っています。
自然な違和感の無い白文字になったと思います。
]]>
-
回路 完成画像&動画
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-02-20-2
今回でZAKUの製作記は最終回です。完成画像と動画も掲載しました。サーボモーターで、上半身のリコイル動作を再現します。動かすためのロッドは、もうベース内に引き込んでありますので、サーボモーターと接続します。サーボモーターは、秋月電子通商のGWSサーボ PICO/STD/F です。トルクは0.7kg/10oz スピードは0.12sec/60deg このサイズにしては高性能です。端子はフタバ基準です。これをロッドの先端に合う高さになるように、プラ板で設置台を作り、ベースに固定しました。動く角度としては10度くらいなので、マイコンで制御できる分解能で十分です。全体の回路図です。左のマイコン12F1822がメインマイコンです。スイッチが押されたらバズーカを発光させ、DFPlayerのトラック1の発射音を再生する指令を出し、右のサブマイコンへ信号を送ります。サブマイコンは、内蔵のタイマーでサーボーモーターに定位置で静止するパルス信号を送っていますが、メインマイコンから信号が来ると、サーボを10度動かすパルス信号を送り、バーニアを点灯させて、またサーボモーターを定位置に戻すパルス信号を送ります。メインマイコンは、スイッチが押されていない間は、タイマーで秒数をカウントしており、1分経ってもスイッチが押されていない場合は自動的にバズーカを発射します。その時だけは、モノアイをぐぽ~ん点灯させ、DFplayerのトラック2のぐぽ~ん音を再生してから、スイッチが押された時と同じバズーカ発射を行います。もちろん、スイッチでの発射が優先で、発射後にキッカリ1分カウントを始めます。バズーカが発砲してからリコイル動作があり、バーニアも反動を感じてから噴射しないといけません。タイミングが微妙で調整に時間が掛かりましたが、違和感無く動く様に調整できたと思います。ベース内の様子です。メインマイコンとMP3Player、サーボ専用のサブマイコン、手動発射のトリガースイッチ、リコイル動作を作るサーボモーター、効果音を再生するスピーカーをレイアウトしています。電源はUSBから5Vを取っています。USB電源にしておくと、パソコンやモバイルバッテリーでも動作するので、電源として便利なんです。巨大なスピーカーがドーンと鎮座していますが、この作品は効果音がすべてみたいなところがありますので、音質にはこだわりました。バズーカの発射音は、元々ロケットランチャーの音で..
HG オリジンZAKUII C6 製作記
どろぼうひげ
2022-02-20T23:04:35+09:00
完成画像と動画も掲載しました。
サーボモーターで、上半身のリコイル動作を再現します。
動かすためのロッドは、もうベース内に引き込んでありますので、サーボモーターと接続します。
サーボモーターは、秋月電子通商のGWSサーボ PICO/STD/F です。
トルクは0.7kg/10oz スピードは0.12sec/60deg このサイズにしては高性能です。
端子はフタバ基準です。
これをロッドの先端に合う高さになるように、プラ板で設置台を作り、ベースに固定しました。
動く角度としては10度くらいなので、マイコンで制御できる分解能で十分です。
全体の回路図です。
左のマイコン12F1822がメインマイコンです。
スイッチが押されたらバズーカを発光させ、DFPlayerのトラック1の発射音を再生する指令を出し、右のサブマイコンへ信号を送ります。
サブマイコンは、内蔵のタイマーでサーボーモーターに定位置で静止するパルス信号を送っていますが、メインマイコンから信号が来ると、サーボを10度動かすパルス信号を送り、バーニアを点灯させて、またサーボモーターを定位置に戻すパルス信号を送ります。
メインマイコンは、スイッチが押されていない間は、タイマーで秒数をカウントしており、1分経ってもスイッチが押されていない場合は自動的にバズーカを発射します。
その時だけは、モノアイをぐぽ~ん点灯させ、DFplayerのトラック2のぐぽ~ん音を再生してから、スイッチが押された時と同じバズーカ発射を行います。
もちろん、スイッチでの発射が優先で、発射後にキッカリ1分カウントを始めます。
バズーカが発砲してからリコイル動作があり、バーニアも反動を感じてから噴射しないといけません。
タイミングが微妙で調整に時間が掛かりましたが、違和感無く動く様に調整できたと思います。
ベース内の様子です。
メインマイコンとMP3Player、サーボ専用のサブマイコン、手動発射のトリガースイッチ、リコイル動作を作るサーボモーター、効果音を再生するスピーカーをレイアウトしています。
電源はUSBから5Vを取っています。
USB電源にしておくと、パソコンやモバイルバッテリーでも動作するので、電源として便利なんです。
巨大なスピーカーがドーンと鎮座していますが、この作品は効果音がすべてみたいなところがありますので、音質にはこだわりました。
バズーカの発射音は、元々ロケットランチャーの音でしたので、ちょっと軽かったのですが、イコライジングやコンプレッサーで音圧を上げたり、半日程かけて音色を調整しています。
さて、これで完成となりました。
長々と読んで頂き、ありがとうございました。
最後に完成画像と動画へのリンクを貼っておきます。
完成画像 まずは全体です。
ザクが空中でバズーカを構えているポーズで固定しました。
足は可動を残してありますので、少しはポーズを変えて遊べます。
ベースには、発射スイッチがあります。
スイッチを押せば、いつでもバズーカを発射できます。
スピーカーのカバーは、100均のミニスピーカーから外したものです。
見た目より大音量で鳴ります。
後ろからです。
この角度からでも、モノアイの光が見えます。
モノアイは、レールを付けました。
ザクのモノアイはカメラであって欲しいので、内部を作り直しています。
サイトにはゲージが浮かび上がります。
サイトが光るのはヘンなのですが、光った方がカッコイイので光らせました。
サイトゲージが電飾で浮かび上がります。
バーニアは意味を持って発光します。
バーニアも発光しますが、点灯するのは発射の反動を打ち消す時のみです。
おそらく自動的に作動する様に出来ているだろうと推測して付けました。
発砲の光は強力です。
多分、昼間の明るいところで見たら大した事が無いかも知れませんが、部屋を暗くして発射すると結構な明るさです。
重低音の発射音でそう感じるだけかも知れませんが。
さて、これまでの製作のポイントをまとめた動画をYouTubeにアップしています。
VIDEO
ツイッターではサイズの制約で公開できませんので、申し訳ございませんが、直接ご覧頂くしかありません。
2分33秒 BGM&効果音あり
よろしくお願いします!
最後まで製作記を読んで頂き、ありがとうございました。
]]>
-
バーニア スイング機構 ベース
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-02-20-1
今回はバーニアの点灯とスイング機構、更にベースの製作をご紹介します。バーニアは、すでにアイスブルーのチップLEDを仕込んでありました。後はPICへつないでプログラムすれば点灯できるのですが、PICはベースに置く事になるため、2個のバーニアを点灯させるには2本の配線を引き延ばさなくてならなくなります。そこで、トランジスタを使った、スイッチング回路をランドセルに内蔵させました。できるだけ小さく作るため、抵抗などが折りたたまれているので、ちょっと判りにくいですね。ちょっと解説してみます。興味の無い方は読み飛ばして頂いて結構です。さて、トランジスタを使うと、PICから1本の信号線を引くだけで、2個のLEDを点灯させる事が出来ます。トランジスタという部品は、増幅する以外にスイッチとして使える機能もあり、普段は繋がっていないのに電圧が加わると繋がる(だから半分導通がある=半導体なんですね)スイッチとしての性質があります。PICの出力だけではアイスブルーLEDを2個点灯させる力はありませんが、直接5Vに繋がったLEDなら点灯させる事が可能です。このトランジスタスイッチを、PICがONにするわけです。トランジスタによるスイッチは、高速にON/OFFを制御出来ますので、PICからPWM制御の信号が来ても、ちゃんと反応してくれます。塗装しました。カラーレシピです。明るい緑 クレオス ザクグリーン4暗い緑 クレオス フィールドグリーン黒 ガイア フラットブラック関節メカ タミヤ LP-61 メタリックグレー武器類 クレオス ファントムグレーザクグリーン4は、一見簡単に調色出来そうな色ですが、作ってみると難しい色です。ファントムグレーは、装甲の裏にも塗装しました。トマホークは刃先を削って刃物っぽくしてありますが、一応ガイアのステンレスシルバーでキラリとさせています。基本塗装後、クレオスのフラットブラックを5倍くらいに薄めて、エッジに軽く細吹きして陰影を付けました。本当に、吹いてあるのか判らない程度に発色させています。スミ入れはタミヤのエナメルフラットブラックで、あまりパキッと発色させない仕上がりにしました。付属のシールを貼って、半ツヤでトップコートして完成です。シールは、できるだけ余白を切り取ってから貼ると、段差が目立ちません。でも、シールも薄くなっているし、テカリも少なくなっているし、随分進化しているんですね。もうこれで..
HG オリジンZAKUII C6 製作記
どろぼうひげ
2022-02-20T20:25:11+09:00
バーニアは、すでにアイスブルーのチップLEDを仕込んでありました。
後はPICへつないでプログラムすれば点灯できるのですが、PICはベースに置く事になるため、2個のバーニアを点灯させるには2本の配線を引き延ばさなくてならなくなります。
そこで、
トランジスタを使った、スイッチング回路をランドセルに内蔵させました。
できるだけ小さく作るため、抵抗などが折りたたまれているので、ちょっと判りにくいですね。
ちょっと解説してみます。
興味の無い方は読み飛ばして頂いて結構です。
さて、トランジスタを使うと、PICから1本の信号線を引くだけで、2個のLEDを点灯させる事が出来ます。
トランジスタという部品は、増幅する以外にスイッチとして使える機能もあり、普段は繋がっていないのに電圧が加わると繋がる(だから半分導通がある=半導体なんですね)スイッチとしての性質があります。
PICの出力だけではアイスブルーLEDを2個点灯させる力はありませんが、直接5Vに繋がったLEDなら点灯させる事が可能です。
このトランジスタスイッチを、PICがONにするわけです。
トランジスタによるスイッチは、高速にON/OFFを制御出来ますので、PICからPWM制御の信号が来ても、ちゃんと反応してくれます。
塗装しました。
カラーレシピです。
明るい緑 クレオス ザクグリーン4
暗い緑 クレオス フィールドグリーン
黒 ガイア フラットブラック
関節メカ タミヤ LP-61 メタリックグレー
武器類 クレオス ファントムグレー
ザクグリーン4は、一見簡単に調色出来そうな色ですが、作ってみると難しい色です。
ファントムグレーは、装甲の裏にも塗装しました。
トマホークは刃先を削って刃物っぽくしてありますが、一応ガイアのステンレスシルバーでキラリとさせています。
基本塗装後、クレオスのフラットブラックを5倍くらいに薄めて、エッジに軽く細吹きして陰影を付けました。
本当に、吹いてあるのか判らない程度に発色させています。
スミ入れはタミヤのエナメルフラットブラックで、あまりパキッと発色させない仕上がりにしました。
付属のシールを貼って、半ツヤでトップコートして完成です。
シールは、できるだけ余白を切り取ってから貼ると、段差が目立ちません。
でも、シールも薄くなっているし、テカリも少なくなっているし、随分進化しているんですね。
もうこれで完成でもいいやって感じなのですが、本番はこれからです。
配線をすべて結線しました。
胸の奥の、わずかな空間で配線をまとめています。
配線は、
1.プラス 5V
2.マイナス 0V
3.モノアイ ぐぽ~ん信号線
4.バズーカ 制御線
5.バーニア 制御線
の5本が出てきます。
10kΩの抵抗が見えますが、これはモノアイを2段階の明るさで発光させるために必要なパーツです。
ここから先は、また電気的な話になりますので、興味のある方だけお読みください。
通常は5Vに直接LEDが繋がっていますが、10kΩと抵抗値が大きいのでモノアイは暗く点灯しています。
そこへ、PICからの信号が来ると、330Ωの小さい抵抗値の電流が入ってくるので、モノアイが明るく点灯するわけです。
ただ、PICの信号が無い時は0Vなので、10kΩから出てきた電流はPICの方へ流れていってしまい、モノアイが点灯しません。
なので、電気をいち方向にしか流さないダイオードというパーツ(1N4148)を使って、逆流するのを防いでいます。
ちなみに、LEDも発光ダイオードと言う通りダイオードの一種なので、プラスとマイナスを逆につなぐと光りませんね。
PICからPWM制御も可能なので、「ぐぽ~ん」の時のすぅ~っと消えていく光り方も再現できるわけです。
さて、腰をスイングさせる機構を製作します。
おなかのパーツに、コの字に曲げたステンレス線を金属パイプに通し、三角プラ棒で挟んでガッチリ接着しています。
コの字のステンレス線は、腰のパーツに開けた2つの穴に差し込んで固定します。
差し込んだ先端は、サイドアーマーを外せば見える位置に来るので、接着剤で固定できます。
普通の軸と受けの組み合わせでは、強度と取り付け作業が面倒になります。
頑丈で、あとから簡単に固定できる可動軸を作るために、こんな構造になりました。
これで、上半身が前後にスイング可能になりました。
スイングする範囲はそんなに大きくなくても構いませんので、このくらいの動作範囲になります。
これを動かすには、単純な上下の動きなので、トルクが大きく、瞬間的に動き、コントロールが簡単なサーボモーターを使います。
でも、ザクの身体の中には到底納まりそうもありませんので、ベースに置く事にします。
ベースから、ザクを支える支柱を通してロッドを上下させるワケです。
ステンレス線の先にプラ丸棒を挿して、上半身を押したり引いたり出来る仕組みを作りました。
ただ、支柱の中には5本の配線が通るので、ロッドの動きで配線の被覆が剥がれてショートしてしまう恐れがあります。
そこで、支柱の中にもう1本パイプを通し、その中でロッドを上下させる構造にしました。
配線は、中のパイプとの隙間を通してベースまで引き延ばします。
支柱は股間の幅の関係で、3mmの真鍮パイプになりましたが、上半身の早い動きでもブレない様に、出来るだけ短くしました。
ベースは100均のケースを使用しました。
透明なフタ付きのケースで、深さがあるのでサーボモーターやスピーカーが余裕で収まります。
上げ底分を1mmプラ板を貼って平らにしましたが、スピーカーの穴や、スイッチの穴、支柱を固定する穴の他、USBから電源を供給するコネクタの穴も開けています。
ケースは逆さまにして使用しますが、フタが付いていたため左右にスキマが出来ます。
このスキマからスピーカーの反響音が出てきて、バスレフの様な機能を果たしてくれるため、バズーカの発射音が迫力の重低音で鳴り響きます。
スピーカーも、100均のものを使いました。
USBから電源を取るアンプ内蔵のスピーカーです。
100均なのに300円ですけど、1個150円でアンプ付きですから破格の安さです。
しかも、このスピーカーがとても良い音で鳴ってくれて、秋葉で同価格で購入したスピーカーより段違いに音が良く、低音もバッチリ再現されるので驚きました。
内蔵のアンプを通すと低音がカットされるので、DFPlayerから直接ドライブさせています。
次回は完成した様子をお伝えできると思います。
よろしくお付き合い下さい。
]]>
-
動力パイプ 後ハメ バズーカ
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-02-20
今回は動力パイプの換装と後ハメ加工、それとバズーカの工作をご紹介します。動力パイプは、キットのパーツでは分割線がナナメになっている部分があって、とても違和感があります。手間は掛かりますけど、コトブキヤのアフターパーツを使って、シャキーンと変えましょう。コトブキヤさんから出ているモビルパイプを使います。一番サイズが小さい「A」は頭部の動力パイプに、「B」を腰と足に使います。頭部だけで片側10個使いますし、腰にも片側9個、足も片側10個を使いますので、モビルパイプ1袋では足りませんね。このパーツを使うと、一番面倒なのがゲート処理です。そこで、爪楊枝に挿して、ゲートのカット、成型、塗装まで行ってしまうと楽チンです。なにしろ、全部で52個のゲート処理をしなくてはなりませんので、効率的に作業しちゃいましょう。頭部の動力パイプは、スプリングに通して、中に芯を入れます。WAVEのA-SPRING NO-1.5 がピッタリのサイズでした。黒いスプリングが好みの場合は、1.5mm径のものを探してください。中に0.8mm糸ハンダ(100均のヤツ)を入れておいて、スプリングの弾力でボヨヨンになってしまうのを防ぎましたが、糸ハンダでは柔らかすぎてボヨヨンになります。ボクは接着してしまったので修正できず失敗でしたが、これから工作される方は、針金を入れる事をお勧めします。工作の前後を比較してみましょう。左が換装前。形は自然ですが、分割線がナナメでメカらしくありません。右が換装後。形はボヨヨンになってしまいましたが、カッチリしてスプリングがチラ見えして、メカニックになりました。腰のスプリングも換装しましょう。今度は失敗しない様に1.2mmの真鍮線を芯に入れて、ランドセルとお腹に繋がる様に曲げておきます。WAVEのA-SPRING NO-2に通しました。このスプリングは外径2mmです。モビルパイプを塗装して装着すると、こんな感じです。曲がりがキツくて、パイプ間が空きすぎてしまう部分は、パイプをナナメにカットしてチラ見え部分が自然になるように調節しています。これを、エポキシ接着剤で固定しますが、接着は塗装が終わってからが良いですね。とても時間と手間が掛かる動力パイプの換装ですけど、やはりやった方がメカニック感が全然違ってきます。ちなみに、足の動力パイプはスプリングだけで芯が入っていません。可動するので、ここはボヨヨンの方が都合が良いのです。前後貼..
HG オリジンZAKUII C6 製作記
どろぼうひげ
2022-02-20T14:46:19+09:00
動力パイプは、キットのパーツでは分割線がナナメになっている部分があって、とても違和感があります。
手間は掛かりますけど、コトブキヤのアフターパーツを使って、シャキーンと変えましょう。
コトブキヤさんから出ているモビルパイプを使います。
一番サイズが小さい「A」は頭部の動力パイプに、「B」を腰と足に使います。
頭部だけで片側10個使いますし、腰にも片側9個、足も片側10個を使いますので、モビルパイプ1袋では足りませんね。
このパーツを使うと、一番面倒なのがゲート処理です。
そこで、爪楊枝に挿して、ゲートのカット、成型、塗装まで行ってしまうと楽チンです。
なにしろ、全部で52個のゲート処理をしなくてはなりませんので、効率的に作業しちゃいましょう。
頭部の動力パイプは、スプリングに通して、中に芯を入れます。
WAVEのA-SPRING NO-1.5 がピッタリのサイズでした。
黒いスプリングが好みの場合は、1.5mm径のものを探してください。
中に0.8mm糸ハンダ(100均のヤツ)を入れておいて、スプリングの弾力でボヨヨンになってしまうのを防ぎましたが、糸ハンダでは柔らかすぎてボヨヨンになります。
ボクは接着してしまったので修正できず失敗でしたが、これから工作される方は、針金を入れる事をお勧めします。
工作の前後を比較してみましょう。
左が換装前。
形は自然ですが、分割線がナナメでメカらしくありません。
右が換装後。
形はボヨヨンになってしまいましたが、カッチリしてスプリングがチラ見えして、メカニックになりました。
腰のスプリングも換装しましょう。
今度は失敗しない様に1.2mmの真鍮線を芯に入れて、ランドセルとお腹に繋がる様に曲げておきます。
WAVEのA-SPRING NO-2に通しました。このスプリングは外径2mmです。
モビルパイプを塗装して装着すると、こんな感じです。
曲がりがキツくて、パイプ間が空きすぎてしまう部分は、パイプをナナメにカットしてチラ見え部分が自然になるように調節しています。
これを、エポキシ接着剤で固定しますが、接着は塗装が終わってからが良いですね。
とても時間と手間が掛かる動力パイプの換装ですけど、やはりやった方がメカニック感が全然違ってきます。
ちなみに、足の動力パイプはスプリングだけで芯が入っていません。
可動するので、ここはボヨヨンの方が都合が良いのです。
前後貼り合わせで、横に合わせ目が出来てしまうふくらはぎは、後ハメ加工を行います。
これもネットでは定番工作で、たくさんのサイトで紹介されています。
今はネットで何でも調べられるので便利ですねー。
左が加工後、右は加工前の状態です。
後ハメ加工を行うには、赤丸部分のダボを削り取ります。
中央のふたつ並んだダボは受けになるので、上半分だけカットします。
黄色の丸は、裏からプラ板を当てて裏打ちしている部分です。
キットでは、動力パイプは穴に挟むだけでブラブラして安定しないのですが、スプリングに換装するのでちゃんと差し込める様に、2mmの穴を開けたプラ板でフタをしています。
それと、スラスターのモールドが浅くてイマイチと感じたので、モールドごと開口しちゃいました。
穴をふさぐために、ここも0.5mmプラ板で裏打ちしています。
組み合わせると、こんな感じになります。
太ももは前後貼り合わせてもパネルラインとして収まりますが、スネはやはり合わせ目を消したいですよね。
スネ部分に納まるフレームも、後ハメのために一部を削る必要があります。
赤く色が付いた部分を削り取る事で、ヒザ側から差し込める様になります。
ただ、接着部分が前後のダボだけになりますので、最後にハメ込む時には接着剤をしっかり塗りましょう。
ふくらはぎの合わせ目を消しました。
接着剤ムニュ法で成型しました。
今の時期はエアコンを暖房で使っているので、吹き出し口の前に置くと1日で完全硬化します。
30℃以上にはならないので、安心して乾燥できますね。
スラスターは噴射口らしく見えなかったので、さらに大きく開口してn兄さんのシイタケディテールを埋めてメカニック感を出してみました。
腕とショルダーも合わせ目を消します。
腕もネットで定番の方法が公開されていますが、今回はバズーカの発射で振動が腕にも強く伝わるため、保持力が落ちる工作はしたくありません。
関節はマスキングで塗り分け出来そうなので、腕は後ハメ加工をしないで接着してしまいました。
バズーカの配線は、腕を通さず肩から引き込むつもりです。
ショルダーアーマーも接着剤ムニュ法で合わせ目を消しました。
中央のスパイクのスジボリは彫り直しになります。
ついでにスパイクの根元をスジボリして生えている感を出し、先端も削って尖らせました。
続いて、バズーカの工作です。
まずはサイトスコープですが、ここは電飾してみようと思います。
実際には光るはずが無いと思いますが、光った方がカッコイイですよね。
まず、おゆまるを使って、スコープの対物レンズ側を型取りします。
他のレンズパーツを使っても、隙間が出来たりピッタリ収まらなかったりするので、透明化しちゃった方が確実です。
型取り出来たらレンズ部分に穴を開けて開口してしまいます。
対眼レンズ側は穴が開いているだけなので、スコープはただの筒になります。
スコープをファントムグレーで塗装してから型に戻して、対眼側からUVレジンを垂らして硬化させます。
UVレジンは厚くしなくても十分に強度が出ますから、薄く仕上げて透明度を優先します。
気泡には気を付けましょう。
型から外すと、レンズ部分だけ透明化したパーツの出来上がりです。
ただ発光するだけでは面白く無いので、サイトゲージを追加してみました。
ピンクLEDを仕込んだだけでは明るすぎるので、減光と全体を均一に発光させるため、初めは0.3mmのプラ板を入れたのですが、どうせならゲージを浮かび上がらせようと思い立ち、紙に印刷したゲージを入れてみました。
紙だけど、光も弱くなったし、均一に拡散してくれたので、結果オーライです。
対眼レンズ側は、顔がピンクに照らされるのはカッコ悪いと思いましたので、プラ板で塞いでしまいました。
配線はスコープのアームに開けた0.8mmの穴を通して引き出しています。
バズーカにLEDを仕込みます。
砲口は5mmのLEDがギリ収まらないので、3mmの黄色LEDを仕込みます。
普通に穴を開けてLEDを差し込んだだけですが、高光度のLEDなのでとても明るいです。
出来るだけ明るくしたかったので、保護抵抗を330Ωから220Ωに替えています。
サイトは常時点灯で、砲口はPICからの信号で発光させます。
マイナスは共通にして配線の本数を減らしたので、バズーカからは3本の線が出てきます。
サイトからの配線は、そのままでは取り付け部分に干渉してしまいますので、受け側の一部に切り込みを入れて配線を逃がしています。
この加工のおかげで、点灯させながら可動させることも可能になりました。
サイトゲージが浮かび上がるスコープが出来ました。
発砲の光はかなり強力です。
このくらい強力に発光してくれないと、迫力が出ませんからね。
次回はランドセルと腰の可動をご紹介したいと思います。
よろしくお付き合いください。
]]>
-
モノアイとバーニアの発光
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-02-19
HGUCのオリジン版ZAKUⅡ/C-6 の製作記を開始します^^実はもう完成しておりまして、ツイッターでは製作の途中も公開していました。ブログで製作記を書く予定は無かったので、あまり写真を撮っていません。ツイッターの内容とだいぶ重なる部分があると思いますけど、記録みたいなニュアンスでよろしくお願いします。早速パチ組みしてみました。普通にゲート処理して組んだだけで、この仕上がりは凄いですね。バランスも可動域も十分に満足できるレベルで、いじる部分など見付からないライター泣かせの仕様です。なぜザクを作ろうと思ったのかといいますと、毎年3月9日がザクの日という事で、ツイッターにたくさんのザクがアップされるので、ボクもツイートしたいからという不純な動機です。素組でこの完成度となると、ただ普通に電飾しただけでは見てもらえないでしょうね。このキットには、多くの武器が付属していますが、オリジンではたくさんのザクがバズーカを構えて出撃している様子が印象的でしたので、今回はバズーカを装備することにしました。対艦ライフルやマシンガンも魅力的なのですが、オリジンをモチーフにするならバズーカが一番しっくりきます。今回はこれに動きも付けて、ちょっと面白い作品にしてみましょう。まずはモノアイの電飾です。キットのモノアイ部分は、黒いプリン型が可動する構造です。普通ならココに穴を開けてLEDを埋めればOKなのですが、モノアイはカメラであって欲しいので、ちょっと改修します。プリンを取り払い、ピンクのチップLEDを取り付けて、配線はダボの周りを迂回して首の裏から引き出しました。ダボにはエッチングのはしごやプラ板を追加して、レールのデティールを追加しています。カメラはちょうど良い径のパイプが見付からなかったので、綿棒の軸を切り出したパイプを使いました。ひさしの上下部分にもプラ板を貼って、本来のザクのモノアイを再現しています。塗装しました。LEDを発光させた状態でブラックを吹き付け、光が完全に見えなくなるまで吹き付けています。カメラの根元にはスキマがあるので、光漏れしている部分にはUVレジンを盛りながら完全に遮光します。カメラのレンズ部分はマスキングして、タミヤのLP61メタリックグレーを吹いています。シルバーでキラリ感を出して、レンズ部分にはUVレジンを盛り上げ、横から見てもモノアイの発光が見える様にしています。機体色はクレオスのザクグリーン4にしまし..
HG オリジンZAKUII C6 製作記
どろぼうひげ
2022-02-19T18:14:11+09:00
実はもう完成しておりまして、ツイッターでは製作の途中も公開していました。
ブログで製作記を書く予定は無かったので、あまり写真を撮っていません。
ツイッターの内容とだいぶ重なる部分があると思いますけど、記録みたいなニュアンスでよろしくお願いします。
早速パチ組みしてみました。
普通にゲート処理して組んだだけで、この仕上がりは凄いですね。
バランスも可動域も十分に満足できるレベルで、いじる部分など見付からないライター泣かせの仕様です。
なぜザクを作ろうと思ったのかといいますと、毎年3月9日がザクの日という事で、ツイッターにたくさんのザクがアップされるので、ボクもツイートしたいからという不純な動機です。
素組でこの完成度となると、ただ普通に電飾しただけでは見てもらえないでしょうね。
このキットには、多くの武器が付属していますが、オリジンではたくさんのザクがバズーカを構えて出撃している様子が印象的でしたので、今回はバズーカを装備することにしました。
対艦ライフルやマシンガンも魅力的なのですが、オリジンをモチーフにするならバズーカが一番しっくりきます。
今回はこれに動きも付けて、ちょっと面白い作品にしてみましょう。
まずはモノアイの電飾です。
キットのモノアイ部分は、黒いプリン型が可動する構造です。
普通ならココに穴を開けてLEDを埋めればOKなのですが、モノアイはカメラであって欲しいので、ちょっと改修します。
プリンを取り払い、ピンクのチップLEDを取り付けて、配線はダボの周りを迂回して首の裏から引き出しました。
ダボにはエッチングのはしごやプラ板を追加して、レールのデティールを追加しています。
カメラはちょうど良い径のパイプが見付からなかったので、綿棒の軸を切り出したパイプを使いました。
ひさしの上下部分にもプラ板を貼って、本来のザクのモノアイを再現しています。
塗装しました。
LEDを発光させた状態でブラックを吹き付け、光が完全に見えなくなるまで吹き付けています。
カメラの根元にはスキマがあるので、光漏れしている部分にはUVレジンを盛りながら完全に遮光します。
カメラのレンズ部分はマスキングして、タミヤのLP61メタリックグレーを吹いています。
シルバーでキラリ感を出して、レンズ部分にはUVレジンを盛り上げ、横から見てもモノアイの発光が見える様にしています。
機体色はクレオスのザクグリーン4にしました。
この色は簡単に調色出来そうな色なのですが、やってみると難しい色です。
遮光で使ったブラックが、ほんの僅か残る程度にシャドーを入れました。
エナメルのフラットブラックでスミ入れして、半ツヤでトップコートで完成です。
モノアイがただ光るだけでも、十分にカッコ良くなりますね。
シールドはくりぬいて、構造体を追加しました。
どうせ完成したらほとんど見えなくなるシールドの裏ですけど、こういうトコロに手が入っているのを見ると、全体まで手が入っている様に見えるのではないか?というあさましい動機で加工しました。
くり貫いてフレームを再現し、バズーカの予備弾倉を固定するフックを動かすロッドを追加しています。
まぁ、どうせ気付いてもらえないとは思いますけど。
ショルダーアーマーは、後ハメ加工をしました。
ココは前後貼り合わせなので、合わせ目が出来ます。
どうやって合わせ目を消しているんだろう?と思って、ネットで検索したらどうやら定番工作みたいで、たくさんのサイトで紹介されていました。
左がキットのままで、穴が二つ開いたパーツの一部を切り取って、あとからハメ込むようにするらしいです。
カットする位置は、出来るだけ見えない上の部分が良さそうですね。
次に、バーニアも電飾します。
バーニアのノズルは、中心に2mmの穴を開け、アイスブルーのチップLEDを置きます。
UVレジンを盛り上げながら硬化させて、ドーム型にしました。
裏から爪楊枝等で押すと、ポロリと外れますので、ヤスリで曇らせて光が拡散するように加工してから元に戻します。
こうする事で、LEDだけ明るく光らずにバーニアの噴射口いっぱいで光る様になります。
それと、ランドセルの上の穴は、モールドがイマイチだったので開口し、コトブキヤのマイナスモールドに置き換えました。
今回は後ろも注目ポイントとなる予定なので、ちゃんと手を入れておきます。
これで、バーニアも点灯可能になりました。
バーニアもザクでは電飾ポイントとして定番ですね。
簡単な加工でカッコよくなるなら、やらないわけにはいきませんね。
次回は、その他の改修部分をご紹介します。
よろしくお願いします!
]]>
-
リアメカの製作
https://dorobou.blog.ss-blog.jp/2022-01-15
原子炉に引き続き、リアハッチ内のメカを製作しています。まずはデロリアンの特徴とも言える、排気口周辺です。原子炉冷却通気口となっていますが、こんなにコンパクトに作れる技術があったら素晴らしいです。キットのパーツでは左右貼り合わせになっていて、すぐ底の壁が見えてしまいますのでカットしました。側面やフィンの断面を削って、薄く見せる加工をしてから組み立てて、合わせ目を消しました。この部分のエッチングパーツが付いたキットも発売されていて、完成品も見たことがあるのですが、ごめんなさい。薄すぎてここだけ違和感を感じました。手間はかかりますけど、ボクは敢えてプラパーツから製作しています。せっかくプラから製作したので、表面をヤスリで荒らしてから塗装する事で、ステンレスの板を曲げて作った感じに仕上げています。原子炉の後ろにトレーみたいなパーツが付いていますので、プラ板で自作しました。せっかくエルボ配管に溶接痕を付けたのに、全く見えなくなりました(泣)排気口の内部には、メッシュ付きの筒があります。プラパイプにエッチングのメッシュを貼ったものを仕込みました。劇中では、加速するときに排気口の中が光りますけど、LEDを仕込むなら、この筒を無くすか形状を変えなくてはなりません。光れば楽しいのかも知れませんが、デティールを犠牲にするなら電飾はしない方が良いとういのがボクのポリシーです。どうせ、これも覗かないと見えませんけどね。ホースや配管を追加しました。原子炉からバックパネルへ伸びる配管を加えました。2mmプラ棒を曲げてエルボ配管を作り、メッシュホースを繋いだものです。これはED-209を製作した時に購入していたメタルホースを使用しました。蒸気分離器を繋ぐ均圧管は、中央のバンドだけ0.1mmプラペーパーを巻いて、キットのパーツをそのまま使っています。全体をシルバーで塗装してからクリアーブルーを重ねて、メタリックな質感に仕上げています。引き続き、左側のリアピラーメカの工作に移ります。ここから出ている配線があるので、まずはここから作らないと配線が引けないのです。穴が開いた外板の下に配管が通っている粒子貯蔵タンク予熱器は、3層構造で製作しました。キットのパーツを切り取って開口し、外板は準備してありました。ぐにょぐにょ曲がった配管は、0.18mmのポリウレタン線です。真鍮線では曲がった部分が綺麗に出来なかったので、柔らかいポリウレタン線を使いました。取..
デロリアン製作記
どろぼうひげ
2022-01-15T18:26:58+09:00
まずはデロリアンの特徴とも言える、排気口周辺です。
原子炉冷却通気口となっていますが、こんなにコンパクトに作れる技術があったら素晴らしいです。
キットのパーツでは左右貼り合わせになっていて、すぐ底の壁が見えてしまいますのでカットしました。
側面やフィンの断面を削って、薄く見せる加工をしてから組み立てて、合わせ目を消しました。
この部分のエッチングパーツが付いたキットも発売されていて、完成品も見たことがあるのですが、ごめんなさい。薄すぎてここだけ違和感を感じました。
手間はかかりますけど、ボクは敢えてプラパーツから製作しています。
せっかくプラから製作したので、表面をヤスリで荒らしてから塗装する事で、ステンレスの板を曲げて作った感じに仕上げています。
原子炉の後ろにトレーみたいなパーツが付いていますので、プラ板で自作しました。
せっかくエルボ配管に溶接痕を付けたのに、全く見えなくなりました(泣)
排気口の内部には、メッシュ付きの筒があります。
プラパイプにエッチングのメッシュを貼ったものを仕込みました。
劇中では、加速するときに排気口の中が光りますけど、LEDを仕込むなら、この筒を無くすか形状を変えなくてはなりません。
光れば楽しいのかも知れませんが、デティールを犠牲にするなら電飾はしない方が良いとういのがボクのポリシーです。
どうせ、これも覗かないと見えませんけどね。
ホースや配管を追加しました。
原子炉からバックパネルへ伸びる配管を加えました。
2mmプラ棒を曲げてエルボ配管を作り、メッシュホースを繋いだものです。
これはED-209を製作した時に購入していたメタルホースを使用しました。
蒸気分離器を繋ぐ均圧管は、中央のバンドだけ0.1mmプラペーパーを巻いて、キットのパーツをそのまま使っています。
全体をシルバーで塗装してからクリアーブルーを重ねて、メタリックな質感に仕上げています。
引き続き、左側のリアピラーメカの工作に移ります。
ここから出ている配線があるので、まずはここから作らないと配線が引けないのです。
穴が開いた外板の下に配管が通っている粒子貯蔵タンク予熱器は、3層構造で製作しました。
キットのパーツを切り取って開口し、外板は準備してありました。
ぐにょぐにょ曲がった配管は、0.18mmのポリウレタン線です。
真鍮線では曲がった部分が綺麗に出来なかったので、柔らかいポリウレタン線を使いました。
取り付けベースに配管を浮かせるリブを付けて、配管には外板を浮かせるリブを付け、サンドして製作しました。
そんな面倒くさい工作をしたのに、完成したらほとんど見えない、悲しい結果はいつも通りです。
その隣に3個並んだキャニスターは、キットのパーツにちょっと切り欠きを入れただけです。
中央付近からメッシュホースが伸びているので追加しました。
その奥にある赤いメタリックなコンデンサーの様なパーツもキットのまま塗装しただけです。
配線は0.08mmのポリウレタン線を着色して追加していますが、実車ではもっと本数が多いです。
コンデンサーの間にあるエルボ配管はキットでは再現されていなかったので、2mmプラ棒を曲げて自作したエルボを取り付けています。
ここから配線が数本出てきます。
配線を追加しました。
コンデンサー間のエルボから出た配線は、車体を横切って助手席の後ろまで伸びています。
かなり太い電線なので、高電圧が流れるのでしょう。
他にも、冷却ポンプからバックパネルへ繋がる紫の帯が巻かれた配線なども追加しています。
配線の一部が見えているのに、どこにつながるのかわからない配線もありますが、調べていたらいつまでも完成しないので、見える部分だけ追加した配線もあります。
続いて、右側のリアピラーメカを工作します。
こちらはキットのモールドがほとんど使えません。
削り取って、メカを設置する土台をプラ板で追加しました。
メカを自作していきます。
シルバーの2つの箱(原子炉制御装置)は、キットのパーツです。
緑の冷却タンクもキットのパーツを使いました。
先端にパイプが付くので、ちょっとだけカットして0.3mmの穴を開けています。
塗装は中島コクピット色とエヴァグリーンを6:4で調色しましたが、写真毎に色が微妙に違うので難しい色ですね。
どう見てもオイルフィルターな2本のオートマフラーは、手持ちのエッチングにパンチングプレートみたいなパーツがあったので、4mm幅に切り出して精密ドライバーに巻いて筒状にして製作しました。
右下の画像にありますが、実は一度作ってはみたものの、大き過ぎたので作り直しています。
コンデンサはプラ棒にくぼみを付けてシルバー→クリアーブルーで塗装したものです。
これらのパーツはピラー内に収めるため、高さが非常にタイトです。
配線しながら取り付けていきます。
コンデンサには、カール状に巻かれたオレンジの配線が付いています。
0.08mmのポリウレタン線を、0.5mmのドリルに10回巻いて、オレンジに塗装した配線を取り付けました。
端子版を中継した配線は、チップ集合抵抗にハンダ付けしたポリウレタン線を着色しています。
本当はもっと本数が多いのですが、模型的なビジュアルを優先して4本にしました。
これらの配線はジャバラホースから出てくるので、スプリングに紫色のプラペーパーを巻いたチューブを取り付けています。
中に金属線を入れて、微妙な曲がりを加えて、0.08mmのポリウレタン線で固定しています。
最後に冷却タンクを取り付けて、先端に0.3mm真鍮線で配管を付けました。
1円玉と比較して頂くと、メッチャ小さい工作をバカみたいに作っていたことがお判り頂けると思います。
【ブログを更新してから、リアのメカが完成したので、ここから追記しました。】
残りの配線を仕上げます。
冷却システム制御ユニットと、信号増幅器が、端子盤を介して細い配線で繋がっています。
ここもチップ抵抗にポリウレタン線をハンダ付けして着色したワイヤーを使います。
変な形に曲がっているのは、この下に排気口へと繋がる油圧ホースが通るからです。
反対側にも、冷却ポンプのところに端子盤と配線がありますので、同じパーツで配線を追加しました。
油圧ホースは、キットのパーツから接続部分だけを使って、メタル製のメッシュホースに置き換えています。
左右の油圧ホースを作りましたが、右側のホースは斜めに接続されるので、先端だけ0.9mmの銅線に置き換えています。
と、ここまで装置の名前で説明しても、イマイチわかりませんよね。
最後にどこにどんなパーツを流用したのか図解したいと思います。
いよいよ最後に、排気口に制御ホースを取り付けます。
原子炉との間に、クネッと曲がったホースを追加しました。
耐熱ワイヤーを折り曲げた角を、UVレジンで太らせて着色したものです。
排気口の根元には、もう一本制御ホースがあるのですが、高さが足りなくて設置できませんでした。
まぁ、あんまり目立たないホースだから、いっか。
これで、リアのタイムマシン部分が出来ました。
いつもより解像度を上げて掲載しておきます。
ボディーの塗装があるので、まだ接着していません。
映画では何だかゴチャゴチャしてるなぁ程度にしか見ていなかったタイムマシン部分が、パーツ単位で判明していって面白いです。
イチイチ調べながら工作しているので、メッチャ時間が掛かりますけど、段々形になっていくのが楽しいですね。
さて、今までの説明では、どこにどんな配線材料を使ったのか、わかりにくいと思います。
全部を一覧できる様にまとめてみました。
こちらも大きめの画像で公開しています(クリックで拡大します)。
A 耐熱ワイヤーAWG32 黒だけ使用しています。
B ラッピングワイヤー0.6mm 中に単芯の銅線が入っているので、形状が作れます
C HIQ精密スプリング1.3mm ジャバラホースの再現に使っています。
D HIQ PARTS メッシュワイヤー1mm 自在に曲がるメッシュワイヤーです。
E ポリウレタン線 0.18mm 着色して配線材にしています。形が自由に決まります。
F ポリウレタン線 0.16mm ちょっと細い配線に使いました。
G ポリウレタン線 0.08mm 極細の配線の表現に使用しています。
H MFH メタルホース1.5mm メッシュホースに使います。バリはナイフで消します。
I WAVE A-SPRING No.2.5 太目のジャバラホースに使用しました。
J 入手元不明スプリング 2mmくらいの太さのスプリングです。
たぶん、ホームセンターで買ったと思います。
このような素材を使って、曲げたり着色したり、ハンダ付けしたりして再現していきました。
スケールに合った太さが大事なので、細かい作業が必要になる場合が多かったのですが、映像を少しずつ再現していく作業は楽しかったです。
まだまだ製作記は続きますので、よろしくい願いします。
]]>