勇者ライディーン 掲載 [模型誌掲載作品]
ロボットホビーライフ001へ、勇者ライディーンを掲載して頂きました(^^)/
ガンダム以外のロボットにスポットを当てた模型情報誌、ロボットホビーライフの創刊です!
プラモデル界ではガンダムばかりですが、魅力あるロボットはまだまだたくさん存在します。
RHLでは、それらのロボ達にフォーカスを当て、プラモデルの楽しさをもっと広げようという心意気を感じます。
そんなRHLの創刊号に、光栄にも勇者ライディーンという70年代のロボを掲載して頂きました。
使用したキットは1981年に300円で発売されたベストメカコレクションNo.31です。
スケールは1/400で、1998年に500円で再販されています。
キットは白一色で成型されており、現代のプラモデルと比較すると信じられない内容です。
プロポーションは、当時としては良く出来ていて、ある程度は可動しますが、顔が一体成型されていて、アゴと胸が繋がっているし、胴が太くて肥満体形です。
可動する範囲も狭いし、関節がプラのはめ込みなので、すぐに保持力が無くなるでしょう。
そこで今回は、首を切り離し、胴体を前後の合わせ目で4mm詰め、腰を削り込みました。
関節はすべて、ボールジョイントに変更しています。
HOBBY BASE さんや、他のガンプラで余っていたポリキャップを仕込んで、引き出し式のボールジョイントに替えて、可動域を確保しています。
顔はキットをベースにパテで成型しました。
アゴや頭頂部はパテで整え、目を透明化して電飾を仕込んでいます。
首も左右に向きを変えられる様にしました。
誌面では大きく見えるかも知れませんが、実際はHGUCサイズです。
EGガンダムと比較しても、ほとんど変わらない大きさです。
ボールジョイントを仕込むにもサイズの制約があり、なかなか苦労しましたが、プロポーションを崩したくはなかったので、ほとんどの関節は引き出し式です。
そして今回は、キットをもう一つ使って、神面岩を作る事にしました。
誌面では人面岩と表記しておりましたが、正確には神面岩で、いつの間にか記憶がすり替わっていたみたいです。
この場をお借りして、謹んで訂正させて頂きます。
キットを黄金に輝く素体状態で仕上げ、これを収める事が出来るサイズで神面岩をスクラッチします。
スタイロフォームを積層して、下書きをしながら少しずつカットして顔の形を作っていきます。
ある程度形が決まったら、石粉粘土で細かい造形を追加します。
超合金魂GXで神面岩が商品化されていますが、TVで観た神面岩をイメージして製作しています。
岩肌は実際に石を押し付けて、複雑なデコボコを表現しています。
向かって右側をやや低くして、パースが付く効果を狙いましたが、正面から見た時に違和感があるので、やらなきゃよかったです。
十分に乾燥させてから、エッチングソーとカッターを使い、中央でカットします。
モーターライズで左右に動かしたいため、出来るだけ軽量に作る必要があります。
断面をみて頂けばわかりますが、できるだけ粘土の層が薄くなる様に盛り付けています。
神面岩が左右に展開する仕組みは、ラック&ピニオンを使いました。
開閉動作は、左右均等に同じスピードで動かさなくてはなりません。
図の様に、回転運動を左右の動きに変換して神面岩を開閉させました。
ボタンを押すと開閉動作をして、BGMが鳴る様にプログラミングしています。
マイコンを使ってモーターを制御し、MP3形式でSDカードに記録されたBGMを再生します。
動作の様子は動画で見て頂くのが一番良いので、ツイッターに上げた動画のリンクを貼っておきます。
デジカメのマイクで拾っているので、ちょっと音質がアレですけど、BGMも再生されますので、ぜひ音声付でご覧頂きたいと思います。
追記:その後、音声をアフレコしたバージョンもアップしましたので、リンクを貼っておきます。
神面岩は、100均のケースにスイッチを付けたベースに取り付けています。
スイッチを押す度に、閉じているならオープニング曲と共にゆっくりと開いていき、開いているならエンディング曲と共にゆっくりと閉じていきます。
中からは金色に輝く素体状態のライディーンが現れ、LEDでライトアップされます。
TV放送当時、いつか開閉する神面岩を作ってみたかったのですが、長年の夢が叶ったような気持ちです。
もう一つ、通常のライディーンも製作しています。
プロポーションをスリム体形に変え、可動範囲を確保する工作を加えています。
流石にゴッドバードに変形は出来ませんが、理想のプロポーションになったと思います。
背中に電池ケースを作り、目を発光させました。
電池はCR1220で、簡単に入手できる3Vボタン電池としては最小です。
これは目の発光にしか使いませんので、1日くらいは持つと思います。
ゴッドブレイカーですが、設定資料を見ると他の赤色と違う色が指定されています。
映像をみると、確かに違う色のシーンがあるので、あずき色で塗装したのですが、たぶん誰も気付かないと思います。
これだけ苦労して可動域を確保したのは、ゴッドゴーガンを構えるためと言っても過言ではありません。
自然なポーズでゴッドゴーガンを構えるポーズにするため、わざわざ手をガンプラから流用して作り替えています。
誌面では一層カッコ良く撮影して頂いておりますので、ここで説明し切れなかった部分と合わせて、お楽しみ頂きたいと思います。
よろしくお願い致します!
ガンダム以外のロボットにスポットを当てた模型情報誌、ロボットホビーライフの創刊です!
プラモデル界ではガンダムばかりですが、魅力あるロボットはまだまだたくさん存在します。
RHLでは、それらのロボ達にフォーカスを当て、プラモデルの楽しさをもっと広げようという心意気を感じます。
そんなRHLの創刊号に、光栄にも勇者ライディーンという70年代のロボを掲載して頂きました。
使用したキットは1981年に300円で発売されたベストメカコレクションNo.31です。
スケールは1/400で、1998年に500円で再販されています。
キットは白一色で成型されており、現代のプラモデルと比較すると信じられない内容です。
プロポーションは、当時としては良く出来ていて、ある程度は可動しますが、顔が一体成型されていて、アゴと胸が繋がっているし、胴が太くて肥満体形です。
可動する範囲も狭いし、関節がプラのはめ込みなので、すぐに保持力が無くなるでしょう。
そこで今回は、首を切り離し、胴体を前後の合わせ目で4mm詰め、腰を削り込みました。
関節はすべて、ボールジョイントに変更しています。
HOBBY BASE さんや、他のガンプラで余っていたポリキャップを仕込んで、引き出し式のボールジョイントに替えて、可動域を確保しています。
顔はキットをベースにパテで成型しました。
アゴや頭頂部はパテで整え、目を透明化して電飾を仕込んでいます。
首も左右に向きを変えられる様にしました。
誌面では大きく見えるかも知れませんが、実際はHGUCサイズです。
EGガンダムと比較しても、ほとんど変わらない大きさです。
ボールジョイントを仕込むにもサイズの制約があり、なかなか苦労しましたが、プロポーションを崩したくはなかったので、ほとんどの関節は引き出し式です。
そして今回は、キットをもう一つ使って、神面岩を作る事にしました。
誌面では人面岩と表記しておりましたが、正確には神面岩で、いつの間にか記憶がすり替わっていたみたいです。
この場をお借りして、謹んで訂正させて頂きます。
キットを黄金に輝く素体状態で仕上げ、これを収める事が出来るサイズで神面岩をスクラッチします。
スタイロフォームを積層して、下書きをしながら少しずつカットして顔の形を作っていきます。
ある程度形が決まったら、石粉粘土で細かい造形を追加します。
超合金魂GXで神面岩が商品化されていますが、TVで観た神面岩をイメージして製作しています。
岩肌は実際に石を押し付けて、複雑なデコボコを表現しています。
向かって右側をやや低くして、パースが付く効果を狙いましたが、正面から見た時に違和感があるので、やらなきゃよかったです。
十分に乾燥させてから、エッチングソーとカッターを使い、中央でカットします。
モーターライズで左右に動かしたいため、出来るだけ軽量に作る必要があります。
断面をみて頂けばわかりますが、できるだけ粘土の層が薄くなる様に盛り付けています。
神面岩が左右に展開する仕組みは、ラック&ピニオンを使いました。
開閉動作は、左右均等に同じスピードで動かさなくてはなりません。
図の様に、回転運動を左右の動きに変換して神面岩を開閉させました。
ボタンを押すと開閉動作をして、BGMが鳴る様にプログラミングしています。
マイコンを使ってモーターを制御し、MP3形式でSDカードに記録されたBGMを再生します。
動作の様子は動画で見て頂くのが一番良いので、ツイッターに上げた動画のリンクを貼っておきます。
本日発売の #ロボットホビーライフ 001へ、「勇者ライディーン」を掲載して頂きました(^^)/
— どろぼうひげ (@doro_hige) September 26, 2022
1/400旧キットを2個使い、人面岩から現れる素体状態と、スタイルアレンジ、関節をボールジョイントに変更したライディーンを製作しています
詳しくはぜひ誌面でご確認ください(^^)/#ライディーン pic.twitter.com/HejMUQENYV
デジカメのマイクで拾っているので、ちょっと音質がアレですけど、BGMも再生されますので、ぜひ音声付でご覧頂きたいと思います。
追記:その後、音声をアフレコしたバージョンもアップしましたので、リンクを貼っておきます。
おはようございます^^#ロボットホビーライフ 001 へ、「勇者ライディーン」を掲載頂いています
— どろぼうひげ (@doro_hige) October 7, 2022
神面岩の動画を編集し直しました
詳しくは、ぜひ誌面でご確認ください(^^)/ pic.twitter.com/VhthHbcIUo
神面岩は、100均のケースにスイッチを付けたベースに取り付けています。
スイッチを押す度に、閉じているならオープニング曲と共にゆっくりと開いていき、開いているならエンディング曲と共にゆっくりと閉じていきます。
中からは金色に輝く素体状態のライディーンが現れ、LEDでライトアップされます。
TV放送当時、いつか開閉する神面岩を作ってみたかったのですが、長年の夢が叶ったような気持ちです。
もう一つ、通常のライディーンも製作しています。
プロポーションをスリム体形に変え、可動範囲を確保する工作を加えています。
流石にゴッドバードに変形は出来ませんが、理想のプロポーションになったと思います。
背中に電池ケースを作り、目を発光させました。
電池はCR1220で、簡単に入手できる3Vボタン電池としては最小です。
これは目の発光にしか使いませんので、1日くらいは持つと思います。
ゴッドブレイカーですが、設定資料を見ると他の赤色と違う色が指定されています。
映像をみると、確かに違う色のシーンがあるので、あずき色で塗装したのですが、たぶん誰も気付かないと思います。
これだけ苦労して可動域を確保したのは、ゴッドゴーガンを構えるためと言っても過言ではありません。
自然なポーズでゴッドゴーガンを構えるポーズにするため、わざわざ手をガンプラから流用して作り替えています。
誌面では一層カッコ良く撮影して頂いておりますので、ここで説明し切れなかった部分と合わせて、お楽しみ頂きたいと思います。
よろしくお願い致します!
2022-10-02 18:42
コメント(4)
ゴッドゴーガン構える姿がたまりません!!
ライディーンて子供の頃他のロボット達よりなんかカッコよくて超好きでした。ゴッドバードになる姿もたまりませんでした!
ギア部分は原則のためクラウンギアも間に挟まれているんですね~!
そこまでしての神面岩の開閉速度へのこだわりは頭が下がりますし、効果てきめんです!!
素晴らしい物見せて頂きありがとうございました!!
もちろん雑誌も購入させていただきましたww
by 6jiro (2022-10-02 23:02)
6jiroさん、ありがとうございます^^
ライディーンは今の眼で見ても秀逸なデザインですよね
変形や動きには、物理的に無理がありますけど、そんな面倒くさい事は抜きにしてカッコイイです
ラックギアの相談に乗ってくれて、ありがとうございました(^^)/
おかげで満足できる開閉動作ができました
RHLの購入もありがとうございます!
by どろぼうひげ (2022-10-03 23:24)
先日のDORO☆OFFでは大変お世話になり、ありがとうございました。
ライディーン本体の改修もさることながら、神面岩のギミックなど見どころ満載ですね~^^
ラック&ピニオンの設置部、ベースの裏側など見たいなあ~と思うところの写真を載せていただいていて、ありがたいです。食いつくように拝見してます。
あと、自作の電池ケースの収まり方がすごすぎます。テキトーに中に放り込んでる自分は心入れ替えなくちゃ(^^;
Twitterもリアルタイム感があっていいですが、こうして記事にしていただけると、じっくりと見れてありがたいです。
by パイロットpapa (2022-10-06 07:30)
パイロットpapaさん、こんばんは
こちらこそ、ありがとうございました(^^)/
誌面に掲載されなかった部分をこちらで補完させていただきました
電池ケースもトラブル回避のために、しっかり作っております(*^^*)
簡単で申し訳ないのですが、楽しんで頂けて嬉しいです!
by どろぼうひげ (2022-10-10 00:38)