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コックピットの製作 [VM TIE-ADV.&TIE 製作記]

今月のHobbyJapan誌 2017.04 No.574に掲載して頂いた、ビークルモデル タイアドバンスドx1&タイファイターセットの製作記をスタートしたいと思います。

こちらのキットはかなり売れているみたいですね(^^♪
だいぶ遅くなってしまいましたが、この製作記が、これから製作する方のお役に立てれば嬉しいです。
とはいえ、バンダイさんのキットは完成度が非常に高く、プロップとここが違うからこう直しました!的な部分がありません。
そのまま塗装して完成!では、作例としてお恥ずかしいので、ちょっとチャレンジ的な製作をしてみたいと思います。
その一貫として、まずはキャノピーの開口です(^_^*)
とても小さいので、くり貫くなんて無理じゃね?と思われるかも知れませんが、意外とイケちゃうんですよ。これが。
キャノピーくり貫き.jpg
A 窓にピンバイスで、出来るだけたくさんの穴を開けます。
  ドリルは0.5だったかな?大きく開けるより、たくさん開ける事を
  優先しますので、0.5くらいがちょうど良いと思います。
  この時、リューターを使うと、プラが溶けてしまったり、すべって窓
  枠をキズ付けてしまう恐れがありますので、手作業をお勧めします。
B 穴をデザインナイフで繋いで、開口しました。
C デザインナイフで削り込んで、一つ目の窓の開口が終了です。
D どんどん開口していって、最後に中央の窓を開口します。
  中央の窓は、全体を変形させない強度を確保するため、最後にします。

作業時間は、個人差があると思いますけど、ボクの場合は1時間掛かりませんでした。
初めて加工した時は2時間くらい掛かっていたと思いますので、馴れてくるとどんどん早くなると思います(^_^*)
くり貫き比較.jpg
「窓が抜けている」だけですけど、この加工で全体の精度が一気にアップします。
天井ハッチの窓も、同様に開口してあげました。

窓が開くと、中が見えちゃいますよね(^_^;)
コックピットとの間にある、メカの壁を製作します。
前壁のメカ.jpg
始めはプラ板を細かく切ったものをチマチマと貼り付けてみたのですが、じぇんじぇんメカらしくなりません(-_-;)
ふと、思い付いて、ビークルモデルのY-WINGのモールドを薄く削いで貼り付けてみたら、ナカナカ良い感じです。
Y-WINGは勿体無い使い方になりますけど、この方法は他のキットでも使えそうなので、モールド削ぎ落とし専用で一機置いても良いかもです。

コックピット内部も自作するしかありません。
コックピット自作.jpg
0.3ミリのプラ板を組み合わせて、コックピットの内壁を作りました。
キットの取り付けダボは切り取り、ちゃんと内部に納まる大きさで作る必要があります。
実際にはもうちょっと複雑な面構成なのですが、どうせほとんど見えないので、多面体の感じが出来ていればOKだと思います。
シートと、フィギュアも製作してみました。
ベイダー機には、一応ベイダーぽくパテでヘルメットやマントも付けてみましたが、こちらもどうせ見えないのでテキトーです(^_^*)

パーツが全て揃いました。
パーツ一式.jpg
キャノピーを開口したおかげで、これだけのパーツを自作することになります(-_-)
もちろん、ベイダー機だけでなく、タイファイターも同様の工作をしているので、ちょっと面倒ですね。
その代わり、ビークルモデルとは思えない密度感を出す事が出来ますので、手間が掛かったぶん、効果は絶大です。

壁の赤い幾何学模様を光らせてみます。
このサイズで出来るのか、半信半疑で工作してみたのですが、意外とすんなり出来てしまったので、もっとちゃんと作れば良かったなぁと反省しています。
LEDと遮光.jpg
A 奥の壁に、赤色チップLEDを取り付けました。
  透明なエポキシ接着剤をテンコ盛りにして、光が隅々まで行き渡る
  様に盛り付けています。
  エポキシ接着剤は、2種類の樹脂を混ぜて化学反応させますが、そ
  の時激しく攪拌して、たくさんの気泡を作るのがコツです。
  気泡に光が乱反射して、拡散してくれるのです(^^)/
B 一度サフを吹いて、光を反射してくれる色にしました。
C LEDを光らせながら、ブラックで塗装します。
  光が完全に見えなくなるまで吹き付けますが、乾燥させながら吹き
  付ける事で、塗膜が厚くならない様に気をつけています。
D これで完全に遮光できました。
  画像では、光らせている状態です。

ブラックで塗装したついでに、船体もブラックを塗装してしまいました。
塗装はブラックから.jpg
どうせブラックで立ち上げますので、ついでに全パーツを塗装してしまいました。
エアブラシを洗浄するのは時間の無駄ですので、できるだけ少ない回数で塗装していくと時間を有効に使えます(^^♪

幾何学模様を発光させます。
キズで発光.jpg
LEDを発光させながら、タガネの先で塗装を剝がして行きます。
いっぺんにラインを作ろうとすると、線が太くなったり曲がったりしてしまうので、何度もなぞる感じで、少しずつ発光する線を作っていきます。
ここは失敗出来ない一発勝負ですので、慎重に作業します。
壁の端になるほど光が弱くなると思っていたら、意外と綺麗に均一に光ってくれました。
赤い光は直進性が高いので、うまく拡散してくれたのかも知れません。

次回は、室内照明とイオンエンジンの電飾をご紹介したいと思います。

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照明と塗装 [VM TIE-ADV.&TIE 製作記]

室内の照明を追加して、イオンエンジンも発光させました。

赤い模様の光だけでは、室内が真っ暗で何も見えません(-_-)
照明を点けることにしました。
室内照明.jpg
白色チップLEDを、前方窓の上に取り付けました。
この位置なら、前から覗いてもLEDが見えないし、視線の上にあるので光の当り方も自然になります。
ただ、そのままでは光が強すぎて、ベイダーが恥ずかしがるので、軽くブラックを吹き付けて光を弱めました。
ブラックは濃い青なので、光は青白くなりますが、それが幸いして劇中っぽくなってくれました。
発光状態.jpg
ちょっと室内がスカスカですよね(^_^;)
照明を点けたおかげで、見えないと思っていた内部が丸見えになっています。
もう少しコックピットを狭く作れば良かったです(+_+)

続いて塗装ですが、機体の色をグレーにするかブルーが強い色にするか、悩ましいところですね。
EP.Ⅳの時はグレーだったのに、EP.Ⅴ~Ⅵはブルーになったみたいで、どちらでも正解です。
今回はブルーが微量に入った306で塗装してみました。
スケールを考えると、特にシャドー吹きもせず、スミ入れするだけで充分ですね。
ただ、ソーラーパネルの枠は、チマチマとマスキングしなくてはなりません。
マスキング.jpg
100均の紙絆創膏を使って、部分的にマスキングしながら塗り分けました。
タミヤのマスキングテープより柔軟性があって、緻密なデコボコにもフィットしてくれます。
しかも安いので、どんどん使ってどんどん交換します(^_^;)
いっぺんにマスキングしてから塗装するより、格段に早く正確に塗装できます。

イオンエンジンも電飾してみます。
イオンエンジン.jpg
ベイダー機は4つ、タイファイターは2つのイオンエンジン噴射口があります。
こんなに小さい噴射口で、X-WINGと同じスピードが出せるとは、なんて効率が良いエンジンなんだと思いますが、詮索してはいけません(^_^;)
0.5ミリの穴を開けてファイバーを仕込み、機体内部に赤色チップLEDを取り付けました。
LEDは2個組で直列にしてあります。
電源は5Vですが、赤色LEDは1.7~2.2Vあれば発光してくれますので、2個並列にしても(保護抵抗は必要)ちゃんと光ります。
こちらもエポキシ接着剤で包み込むように盛り上げて接着しました。

遮光します。
遮光の塗装.jpg
光らせたままブラックを吹き付けて、完全に遮光しました。
LEDを包み込んで接着したのは、塗装で遮光してしまうためです。

完成しちゃいました
ベイダータイ完成.jpg
タイ完成.jpg
普通に組み立てて塗装するだけでも、充分にカッコイイのですが、キャノピー開口によって密度が格段にアップします
それだけ再現度の高いキットだといえますね(^^♪
電飾なんてしなくても良いので、是非一度製作してみる事をお勧めします(^^)/

完成画像は、別記事へアップさせて頂きますね

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VM TIE-ADV.&TIE 完成画像 [VM TIE-ADV.&TIE 製作記]

HobbyJapan誌 2017.04 No.574に掲載して頂いた、ビークルモデル タイ・アドバンスドx1&タイファイター セット の完成画像です。

プロップの考証が完璧なキットですので、組んで塗装するだけで充分なクォリティです。
それだけで誌面に掲載していただくワケにはいきませんので、キャノピーをくり貫き、コックピット内装を製作してみました。

まずはタイ・アドバンスドです。
ADV 1.jpg
塗装してスミ入れするだけで、とても手のひらサイズとは思えない完成度になります。
万人にお勧めは出来ませんが、キャノピーをくり貫く事で、更に解像度がアップしてくれます。

後部にある4基のイオンエンジンも、チップLEDにより発光させています。
ADV 2.jpg

コックピット内部を作り込み、電飾を組み込みました。
ADV 3.jpg
壁の赤い幾何学模様や、室内照明も点灯させています。
ADV 4.jpg
ベイダーのフィギュアも座らせてみましたけど、見えないと思って手抜きしていたのが、室内照明でバレバレです(^_^*)
内部も、もっと窮屈なはずですので、もしまた作る機会があったらリベンジしたいところです。

タイ・ファイターもキャノピーをくり貫いて、同様の工作を加えています。
TIE 1.jpg
改めて見ると、球と六角形を組み合わせただけのシンプルなデザインが素晴らしいですよね。

こちらはイオンエンジンは2機です。
TIE 5.jpg

コックピット内部を作り込み、パイロットも乗せました。
TIE 3.jpg
手にとって、覗き込まないと見えない電飾ですけど、このサイズで光っているのは面白いと思います。
TIE 4.jpg

たくさんの方に、作ってみて頂きたいキットだと思いました(^^)/
なんといっても安いですからね(^_^*)

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