翼端灯の点灯 [アンドロメダ 製作記]
今月のHobbyJapan誌 2017.05 No.575へ掲載して頂いた、1/1000 アンドロメダ2202 の製作記をスタートします(^^)/
なんと、国谷さんのヤマトと共に、表紙を飾らせて頂きました!
過去にHJムック本「宇宙戦艦ヤマト2199 艦艇作例集 “星巡る方舟”編 」で、1/500ヤマト2199とミランガルを表紙にして頂いた事はありますが、メインである月刊誌の表紙にして頂いたのは初めてです。
今月号は宝物の一冊になりそうです(^^♪
さて、こちらには、バンダイの誇る最新キット、1/1000アンドロメダを掲載して頂きました。
「さらば」公開当時に発売されたアンドロメダから格段に進化して、メチャクチャかっこよくなりました(^^)/
多分今月いっぱいだと思いますが、ヨドバシカメラ新宿西口店2Fに展示されていますので、是非完成した状態のアンドロメダをご覧になってみてください。
ふと気付けば、レジに立っているはずです(^_^;)
このキットは、標準で電飾とサウンドが入っていて、エンジン起動と拡散波動砲の発射シーンもそのまま再現されるすごいキットです。
誰が作っても高品位の電飾とサウンドが再現できるのは、素晴らしい事ですね。
でも、作例を作る側としては、個性が出せなくて益々困ったことになります(-_-)
今回は翼端灯に電飾を仕込み、標準のサウンドギミックと連動させてみました。
更に、その程度の電飾ではインパクトが薄いと思いまして、主砲を電動で旋回させています。
誌面からAR動画で、その様子を見る事ができますので、スマホやタブレットをお持ちの方は、是非アクセスしてみて下さい(^^♪
さて、今回は翼端灯の電飾の様子をご紹介します。
細くて薄い翼端灯の先端を光らせるには、通常は光ファイバーを使用しますが、アンドロメダは大きいので、直接チップLEDを埋める事が出来そうです。
光ファイバーよりも強力な光を作れますので、手間は増えますが効果は絶大!のはずです。
発光色は、現用の船舶と同様に、右が緑、左を赤にしたいと思います。
1608(1.6mm×0.8mm)のチップLEDを使います。
ご覧の様に、かなり小さなLEDで、ここに配線を2本ハンダ付けするので、ちょっとスキルが高い工作かも知れません。
高価なキットですので、気軽にお試し下さいとは言えないのがツライです。
後程、光ファイバーを使った工作部分もご紹介しますので、そちらも参考にして下さい。
LEDを設置するための空間や溝を加工します。
A 翼の一部をカットして、LEDを収めるための空間を作りました。
側面には0.4mmの溝を彫って、配線を通すための通路を作っています。
矢印部分は、トンネルを彫って配線を通すことにしました。
プラ部分を出来るだけ残すのは、強度の確保に有効です。
B 1608チップLEDは、こんなに小さいパーツです。
こんなの配線できねーよ!ばっかじゃねーの!?と言われそうですが、
自著「電飾しましょっ!」でご紹介した方法で、出来る様になったとの
お知らせを多数頂いています。
このチップLEDをハンダ付け出来るようになると、表現の幅が一気に
広がりますので、とりあえずやってみる事をお勧めします。
C ポリウレタン線をハンダ付けしました。
配線は船体の方向へ引き出しますので、立てた状態でハンダ付けしてい
ます。
D 配線を通し、溝の奥へ少量の瞬間接着剤で固定しました。
A チップLEDは、こんな感じで収まっています。
ギリギリですね(^_^;)
B 点灯させてみました。
こんなに小さいLEDでも、かなり強力に発光してくれます。
C 船体最下部の翼は、左右に翼端灯が付いています。
緑と赤の2個のLEDが、背中合わせになりますので、0.3ミリの
プラ板を挟んで発光部分を作りました。
マイナスは共通にして、配線の数を減らしています。
D 先端に貫通する穴を開け、背中合わせのLEDを収めました。
これで左右で違う色に発光します。
配線は、パテで埋めてしまいます。
ここは仕上がりが綺麗なエポキシパテを使います。
船体に差し込む部分も、パテ埋めはしていませんが、配線を通す溝を彫って逃がしています。
発光部分を加工しておきます。
A チップLEDを収めた部分に、透明なエポキシ接着剤を盛り付けて、
発光部分を作りました。
B 成型後、0.5mmの光ファイバーをカマボコ型に削ったものを貼り付
けています。
この突起部分だけ塗装をはがす事で、綺麗な発光部分を作る計画です
C 発光させながら、光が完全に消えてしまうまでブラックを吹き付けま
した。
D 塗装が終了したところです。
中ではLEDが発光している状態です。
完全に遮光できるまで、しっかりとブラックを吹き付けました。
この後は普通に塗装を進め、最後に突起部分だけ塗装をはがします。
光ファイバーじゃないと無理なところがあります。
船体前方向の上下にある翼には、チップLEDが収まりそうもありません(-_-;)
こちらは、光ファイバーを埋めて先端に光点を作る事にしました。
A 光ファイバーを通すための溝を彫りました。
0.25mmのファイバーを使いますので、幅は0.3ミリです。
ファイバーに無理な力が掛からない様に、出来るだけ直線の溝を
彫りました。
方向が変わる部分も、ゆるいカーブの溝を作って収めます。
B 光ファイバーを微量の瞬間接着剤で固定してから、溝をパテで埋
めて、成型しました。
今回は、光ファイバーの先端を、ライターの火であぶって、球を
作ってあります。
こうすることで、光点が多少なりとも大きくなってくれます。
C 船体下の翼にも、光点を作りました。
D 船体内部に、熱収縮チューブを使って遮光したLEDを取り付け
ました。
今回は1本しかファイバーを繋がないので、チューブの先端も
とじてしまい、0.5mmの穴を開けて差し込んでいます。
光はほとんど出てこないので、遮光もバッチリです。
艦橋の上にある2本のアンテナも発光させたいです。
A ここは細くて小さいので、光ファイバーでさえ通すのは困難です。
無理すれば可能ですけど、一番の問題はパーツが厚いので、もっと
薄くシャープにしたいのです。
更に薄くして、光らせる事もしたいという、わがままな要望です。
そこで、透明な1mm厚の塩ビ板に置き換える事にしました。
全く同じ形に、塩ビ板を切り出します。
B それを薄く成型して、キットのパーツよりシャープに加工しました
C パーツの根元に、発光面を上にした白色チップLEDを接着しまし
た。
透明な塩ビ製ですので、光が先端まで届いてくれます。
D ブラックで遮光して、艦橋に取り付けた様子です。
配線はキットのダボのスキマを這わせて、船体内部まで引き出して
います。
これでキットには無い、翼端灯を光らせる準備が出来ました。
完成した状態を先にご披露します。
直接チップLEDを埋めたおかげで、とても強力に光ってくれました。
突起が発光することで、正面から見ても、影になってしまう部分でも光が見えています。
艦橋の上や、前方の光ファイバーを使った部分は、PICマイコンで点滅させてみました。
ただ光っているだけより、ずっと印象が良くなります(^^♪
次回は主砲の電動旋回の様子をご紹介したいと思います。
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なんと、国谷さんのヤマトと共に、表紙を飾らせて頂きました!
過去にHJムック本「宇宙戦艦ヤマト2199 艦艇作例集 “星巡る方舟”編 」で、1/500ヤマト2199とミランガルを表紙にして頂いた事はありますが、メインである月刊誌の表紙にして頂いたのは初めてです。
今月号は宝物の一冊になりそうです(^^♪
さて、こちらには、バンダイの誇る最新キット、1/1000アンドロメダを掲載して頂きました。
「さらば」公開当時に発売されたアンドロメダから格段に進化して、メチャクチャかっこよくなりました(^^)/
多分今月いっぱいだと思いますが、ヨドバシカメラ新宿西口店2Fに展示されていますので、是非完成した状態のアンドロメダをご覧になってみてください。
ふと気付けば、レジに立っているはずです(^_^;)
このキットは、標準で電飾とサウンドが入っていて、エンジン起動と拡散波動砲の発射シーンもそのまま再現されるすごいキットです。
誰が作っても高品位の電飾とサウンドが再現できるのは、素晴らしい事ですね。
でも、作例を作る側としては、個性が出せなくて益々困ったことになります(-_-)
今回は翼端灯に電飾を仕込み、標準のサウンドギミックと連動させてみました。
更に、その程度の電飾ではインパクトが薄いと思いまして、主砲を電動で旋回させています。
誌面からAR動画で、その様子を見る事ができますので、スマホやタブレットをお持ちの方は、是非アクセスしてみて下さい(^^♪
さて、今回は翼端灯の電飾の様子をご紹介します。
細くて薄い翼端灯の先端を光らせるには、通常は光ファイバーを使用しますが、アンドロメダは大きいので、直接チップLEDを埋める事が出来そうです。
光ファイバーよりも強力な光を作れますので、手間は増えますが効果は絶大!のはずです。
発光色は、現用の船舶と同様に、右が緑、左を赤にしたいと思います。
1608(1.6mm×0.8mm)のチップLEDを使います。
ご覧の様に、かなり小さなLEDで、ここに配線を2本ハンダ付けするので、ちょっとスキルが高い工作かも知れません。
高価なキットですので、気軽にお試し下さいとは言えないのがツライです。
後程、光ファイバーを使った工作部分もご紹介しますので、そちらも参考にして下さい。
LEDを設置するための空間や溝を加工します。
A 翼の一部をカットして、LEDを収めるための空間を作りました。
側面には0.4mmの溝を彫って、配線を通すための通路を作っています。
矢印部分は、トンネルを彫って配線を通すことにしました。
プラ部分を出来るだけ残すのは、強度の確保に有効です。
B 1608チップLEDは、こんなに小さいパーツです。
こんなの配線できねーよ!ばっかじゃねーの!?と言われそうですが、
自著「電飾しましょっ!」でご紹介した方法で、出来る様になったとの
お知らせを多数頂いています。
このチップLEDをハンダ付け出来るようになると、表現の幅が一気に
広がりますので、とりあえずやってみる事をお勧めします。
C ポリウレタン線をハンダ付けしました。
配線は船体の方向へ引き出しますので、立てた状態でハンダ付けしてい
ます。
D 配線を通し、溝の奥へ少量の瞬間接着剤で固定しました。
A チップLEDは、こんな感じで収まっています。
ギリギリですね(^_^;)
B 点灯させてみました。
こんなに小さいLEDでも、かなり強力に発光してくれます。
C 船体最下部の翼は、左右に翼端灯が付いています。
緑と赤の2個のLEDが、背中合わせになりますので、0.3ミリの
プラ板を挟んで発光部分を作りました。
マイナスは共通にして、配線の数を減らしています。
D 先端に貫通する穴を開け、背中合わせのLEDを収めました。
これで左右で違う色に発光します。
配線は、パテで埋めてしまいます。
ここは仕上がりが綺麗なエポキシパテを使います。
船体に差し込む部分も、パテ埋めはしていませんが、配線を通す溝を彫って逃がしています。
発光部分を加工しておきます。
A チップLEDを収めた部分に、透明なエポキシ接着剤を盛り付けて、
発光部分を作りました。
B 成型後、0.5mmの光ファイバーをカマボコ型に削ったものを貼り付
けています。
この突起部分だけ塗装をはがす事で、綺麗な発光部分を作る計画です
C 発光させながら、光が完全に消えてしまうまでブラックを吹き付けま
した。
D 塗装が終了したところです。
中ではLEDが発光している状態です。
完全に遮光できるまで、しっかりとブラックを吹き付けました。
この後は普通に塗装を進め、最後に突起部分だけ塗装をはがします。
光ファイバーじゃないと無理なところがあります。
船体前方向の上下にある翼には、チップLEDが収まりそうもありません(-_-;)
こちらは、光ファイバーを埋めて先端に光点を作る事にしました。
A 光ファイバーを通すための溝を彫りました。
0.25mmのファイバーを使いますので、幅は0.3ミリです。
ファイバーに無理な力が掛からない様に、出来るだけ直線の溝を
彫りました。
方向が変わる部分も、ゆるいカーブの溝を作って収めます。
B 光ファイバーを微量の瞬間接着剤で固定してから、溝をパテで埋
めて、成型しました。
今回は、光ファイバーの先端を、ライターの火であぶって、球を
作ってあります。
こうすることで、光点が多少なりとも大きくなってくれます。
C 船体下の翼にも、光点を作りました。
D 船体内部に、熱収縮チューブを使って遮光したLEDを取り付け
ました。
今回は1本しかファイバーを繋がないので、チューブの先端も
とじてしまい、0.5mmの穴を開けて差し込んでいます。
光はほとんど出てこないので、遮光もバッチリです。
艦橋の上にある2本のアンテナも発光させたいです。
A ここは細くて小さいので、光ファイバーでさえ通すのは困難です。
無理すれば可能ですけど、一番の問題はパーツが厚いので、もっと
薄くシャープにしたいのです。
更に薄くして、光らせる事もしたいという、わがままな要望です。
そこで、透明な1mm厚の塩ビ板に置き換える事にしました。
全く同じ形に、塩ビ板を切り出します。
B それを薄く成型して、キットのパーツよりシャープに加工しました
C パーツの根元に、発光面を上にした白色チップLEDを接着しまし
た。
透明な塩ビ製ですので、光が先端まで届いてくれます。
D ブラックで遮光して、艦橋に取り付けた様子です。
配線はキットのダボのスキマを這わせて、船体内部まで引き出して
います。
これでキットには無い、翼端灯を光らせる準備が出来ました。
完成した状態を先にご披露します。
直接チップLEDを埋めたおかげで、とても強力に光ってくれました。
突起が発光することで、正面から見ても、影になってしまう部分でも光が見えています。
艦橋の上や、前方の光ファイバーを使った部分は、PICマイコンで点滅させてみました。
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2017-04-04 14:42
コメント(8)
主砲の電動化 [アンドロメダ 製作記]
今回は主砲の電動化です。
主砲を電動で左右に旋回させてみようと思います。
以前、1/500ヤマトで、サーボモーターを使って、主砲を旋回させた事がありますが、パルス幅を変えて回転をゆっくりにしていたので、カクカクした動きになってしまい、100%満足出来ませんでした。
今度は普通のDCモーターを使ったアナログで、滑らかな動きを実現したいと思います(^^♪
60rpmのギヤードモーターを使用しました。
A 60rpmのギヤードモーターです。
1分間に60回転するので、1秒に1回転するモーターです。
砲塔の回転には、これでも早すぎるので、回転数を落とさなくてはなり
ませぬ(-_-;)
B 左右いっぱいまで旋回した時、限界位置を検知させるための、カムを作
りました。
どこまでも回転したらおかしいですもんね。
C 左右の限界位置に、マイクロスイッチを取り付けました。
カムの先端がこのスイッチを押すと、それをPICマイコンが検知して
モーターをストップさせます。
D モーターの軸に対し、砲塔の回転軸が太過ぎたので、パイプを使って径
を調整しました。
モーター軸の切り欠き部分を利用して、軸が空回りしないように固定さ
れるストッパーも付いています。
中央で停止するスイッチを追加しました。
左右だけでなく、やはり中央でも停止して欲しいです。
カムの反対側にも突起を作り、中央の位置を検知できるマイクロスイッチを追加しました。
でも、やってみると、左右どちらから回ってくるかによって、スイッチが押される位置が微妙に変化します。
右から回ってきた時、ちょうど中央でONになる位置にスイッチを取り付けても、左から回ってきた時にONになる位置では中央からズレてしまうのです。
これは、どんなにスイッチの位置を微調整しても解決出来ません。
随分と悩みましたが、スイッチを検知してから、中央位置に来るまでの時間をオーバーランさせる様にプログラムを書き換えました。
これによって、多少のズレは発生してしまいますが、どちらの方向から動いて来ても、ほぼ中央で停止させる事が出来ました(^^♪
実際に製作した、主砲の制御回路です。
モーターの回転速度を、ボリュームで調整できる回路、モーターコントロールIC、スイッチを検知してランダムなタイミングで制御するPICマイコンで構成されています。
砲塔は前の2基を回転させますが、それぞれに独立した回路が必要なので、同じ回路が2組乗っています。
回路図です。
今まで理想的な回転制御をしたくて、試行錯誤を繰り返してきましたが、どうやらやっと納得できる動作が出来る回路になってきました。
まだ改善するところはありますので、また製作する機会があれば、更なる改良を加えていこうと思います。
なお、回路図では、マイコンのGP3には何も入力されていませんが、ここにメインのマイコンからの信号を入力する回路を追加しています。
拡散波動砲を撃つ時は、主砲の旋回を停止させ、中央に戻す動きを追加でプログラミングしました。
波動砲を撃っているのに、主砲が旋回していたらおかしいですもんね(^_^;)
回路は、船体の上部パーツの裏側へ設置しました。
主砲とモーターが船体の上パーツに付くので、逆さまに取り付けた方が都合が良いのです。
アンドロメダは、比較的大きなキットでしたので、内部空間が広いため、モーターや回路も何とか納めることが出来ました。
それでも、内部の補強やダボを切り取らないと収まりませんでしたけどね(^_^;)
実際の動作の様子は、誌面からAR動画でご覧になれます。
スマホやタブレットをお持ちの方は、是非アクセスしてみて下さい(^^)/
でも、AR動画は次号が発売されると消去されてしまいます。
動画が見れない方もいらっしゃると思いますので、簡単ではありますがYoutubeに動画をアップしてみました。
短い動画で申し訳ございませんが、どんな動きをするのかお判り頂けると思います(^^♪
是非お楽しみ下さいね!
次回は、塗装とセルフナビゲーションライトの製作をご紹介します。
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主砲を電動で左右に旋回させてみようと思います。
以前、1/500ヤマトで、サーボモーターを使って、主砲を旋回させた事がありますが、パルス幅を変えて回転をゆっくりにしていたので、カクカクした動きになってしまい、100%満足出来ませんでした。
今度は普通のDCモーターを使ったアナログで、滑らかな動きを実現したいと思います(^^♪
60rpmのギヤードモーターを使用しました。
A 60rpmのギヤードモーターです。
1分間に60回転するので、1秒に1回転するモーターです。
砲塔の回転には、これでも早すぎるので、回転数を落とさなくてはなり
ませぬ(-_-;)
B 左右いっぱいまで旋回した時、限界位置を検知させるための、カムを作
りました。
どこまでも回転したらおかしいですもんね。
C 左右の限界位置に、マイクロスイッチを取り付けました。
カムの先端がこのスイッチを押すと、それをPICマイコンが検知して
モーターをストップさせます。
D モーターの軸に対し、砲塔の回転軸が太過ぎたので、パイプを使って径
を調整しました。
モーター軸の切り欠き部分を利用して、軸が空回りしないように固定さ
れるストッパーも付いています。
中央で停止するスイッチを追加しました。
左右だけでなく、やはり中央でも停止して欲しいです。
カムの反対側にも突起を作り、中央の位置を検知できるマイクロスイッチを追加しました。
でも、やってみると、左右どちらから回ってくるかによって、スイッチが押される位置が微妙に変化します。
右から回ってきた時、ちょうど中央でONになる位置にスイッチを取り付けても、左から回ってきた時にONになる位置では中央からズレてしまうのです。
これは、どんなにスイッチの位置を微調整しても解決出来ません。
随分と悩みましたが、スイッチを検知してから、中央位置に来るまでの時間をオーバーランさせる様にプログラムを書き換えました。
これによって、多少のズレは発生してしまいますが、どちらの方向から動いて来ても、ほぼ中央で停止させる事が出来ました(^^♪
実際に製作した、主砲の制御回路です。
モーターの回転速度を、ボリュームで調整できる回路、モーターコントロールIC、スイッチを検知してランダムなタイミングで制御するPICマイコンで構成されています。
砲塔は前の2基を回転させますが、それぞれに独立した回路が必要なので、同じ回路が2組乗っています。
回路図です。
今まで理想的な回転制御をしたくて、試行錯誤を繰り返してきましたが、どうやらやっと納得できる動作が出来る回路になってきました。
まだ改善するところはありますので、また製作する機会があれば、更なる改良を加えていこうと思います。
なお、回路図では、マイコンのGP3には何も入力されていませんが、ここにメインのマイコンからの信号を入力する回路を追加しています。
拡散波動砲を撃つ時は、主砲の旋回を停止させ、中央に戻す動きを追加でプログラミングしました。
波動砲を撃っているのに、主砲が旋回していたらおかしいですもんね(^_^;)
回路は、船体の上部パーツの裏側へ設置しました。
主砲とモーターが船体の上パーツに付くので、逆さまに取り付けた方が都合が良いのです。
アンドロメダは、比較的大きなキットでしたので、内部空間が広いため、モーターや回路も何とか納めることが出来ました。
それでも、内部の補強やダボを切り取らないと収まりませんでしたけどね(^_^;)
実際の動作の様子は、誌面からAR動画でご覧になれます。
スマホやタブレットをお持ちの方は、是非アクセスしてみて下さい(^^)/
でも、AR動画は次号が発売されると消去されてしまいます。
動画が見れない方もいらっしゃると思いますので、簡単ではありますがYoutubeに動画をアップしてみました。
※BGMはありません。 1m20s
短い動画で申し訳ございませんが、どんな動きをするのかお判り頂けると思います(^^♪
是非お楽しみ下さいね!
次回は、塗装とセルフナビゲーションライトの製作をご紹介します。
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2017-04-05 19:05
コメント(0)
セルフナビゲーションライト [アンドロメダ 製作記]
今回は自己照明(セルフナビゲーションライト)の製作です。
劇場では、アンドロメダの艦名や所属マークを、左右から照らし出す照明が点灯していました。
これがまた、カッコ良かったんですよねー(^_^*)
模型でも、同じような照明を点灯させてみることにしました。
A ここでもチップLEDが大活躍します。
一般的に入手できる最小のサイズである、白色の1608チップLEDを
使って、照らしてみようと思います。
B ポリウレタン線をハンダ付けして、船体に取り付けてみました。
配線は、船体に開けた穴から、内部に引き込んでいます。
LEDは横向きに取り付けて、マークの方向へ一番光が向く様にして
います。
C 片舷に2箇所、4個のチップLEDを取り付けました。
デカールはまだ貼っていないので、貼る位置の検討を付けてから取り
付けています。
この時点では、光はLED自身を透過して、後ろ側まで光ってしまっ
ていますね。
D エポキシパテでLEDを包んで、カバーの様な形状に成型しました。
統一したデザインにまとめるなら、オーバル型にするべきなのでしょ
うが、出来るだけ小さく目立たない様にしたかったので、ボックス型
に成型しています。
ブラックで完全に遮光します。
点灯させながらブラックを吹き付けて、完全に遮光してしまいます。
画像は塗装している途中ですが、光が見えなくなるまで吹き付けました。
塗膜が厚くなりがちですので、乾燥させながら少しずつ吹き付けるのがコツです(^_^;)
ついでに、全体もブラックで塗装しました。
どうせブラックで立ち上げますので、他の部分もブラックで塗装しました。
ガイアカラーのフラットブラックです。
普通は下地として使う色は、つや有りを使うのですが、今回は適度に散れた感じを出してみたかったので、つや消しを吹いています。
ただし、濃度は薄めにして、何度も少しずつ重ねて発色させています。
時間が掛かるメンドクセー塗り方ですが、これによって、つや消しなのにザラザラしていない表面に仕上がります(^^♪
船体色を塗装しました。
アンドロメダといえば軍艦色のイメージでしたが、劇場で観た色はブルーグレーでした。
でも、グレーにブルーを混ぜても水色になるだけで、重量感が出ません。
重さを出そうとブラックを混ぜると、明度が落ちるだけで軽い質感はずっと残ります。
そこで、グリーンを少し混ぜてみると落ち着きが出て、やっとイメージに近い色になりました。
冷静になってその色を見ると、どうやらエアスペリオリティ・ブルーに近い色です。
遠回りしましたけど、結局、エアスペリオリティ・ブルーと307グレーを50:50で混合した色に落ち着きました(^_^;)
これを、分割されたパネル毎に区切って吹き付けていきます。
パネルラインだけにシャドーを残す塗装とは違って、パネル表面にも濃淡の差が出るので、まだらな塗装面に仕上がります。
しっかりとブルーグレーを発色させている部分と、ブラックが透けている部分を作る事で、巨大感を表現したつもりです。
ただし、新鋭艦ですので、汚れた感じになってしまう事を、極力押さえています。
デカールを貼りました。
デカールは、出来るだけ余白を切り取ってから貼り付けています。
マークセッターを使って、しっかりと密着させました。
それでも段差が出来てしまいますので、スミ入れ後にトップコートを何度も重ねて、出来るだけ段差を目立たなくしています。
最後にLEDの発光面の塗装を剝がして点灯です。
発光させた状態で、マーキングの方向のみ、タガネ等で塗装を少しずつ剝がして発光させます。
この時の剥がし方は、LEDの発光面の中央を、細い線で剝がすイメージです。
船体の表面近くと、LEDの高い部分は残してあげた方が、余計な部分を照らさずに自然な広がりになります。
高さはたったの0.8mmなんですけど、それだけでも照らし出す範囲に差が出ます(^_^;)
照明は、マニュアルでON/OFF可能にしました。
撮影する時、パースを付けた前後からの角度がカッコイイですよね。
その時、セルフナビゲーションライトがピカーッと光っていると、眩しくてガッカリです。
前後方向に照らしているライトですので、前や後ろから見た時、とても邪魔になります。
そこで、パーツの一部を取り外し可能にして、内部にスライドスイッチを取り付け、照明をオフにする事が出来る様にしました(^^♪
拡散波動砲を撃つ時には、この照明も自動的に消灯するのですが、それに関係無く、回路的に切断してしまいます。
これで安心して撮影していただく事が出来ます(^o^)
次回は他の塗装の仕上げと、光センサーの製作をご紹介します。
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劇場では、アンドロメダの艦名や所属マークを、左右から照らし出す照明が点灯していました。
これがまた、カッコ良かったんですよねー(^_^*)
模型でも、同じような照明を点灯させてみることにしました。
A ここでもチップLEDが大活躍します。
一般的に入手できる最小のサイズである、白色の1608チップLEDを
使って、照らしてみようと思います。
B ポリウレタン線をハンダ付けして、船体に取り付けてみました。
配線は、船体に開けた穴から、内部に引き込んでいます。
LEDは横向きに取り付けて、マークの方向へ一番光が向く様にして
います。
C 片舷に2箇所、4個のチップLEDを取り付けました。
デカールはまだ貼っていないので、貼る位置の検討を付けてから取り
付けています。
この時点では、光はLED自身を透過して、後ろ側まで光ってしまっ
ていますね。
D エポキシパテでLEDを包んで、カバーの様な形状に成型しました。
統一したデザインにまとめるなら、オーバル型にするべきなのでしょ
うが、出来るだけ小さく目立たない様にしたかったので、ボックス型
に成型しています。
ブラックで完全に遮光します。
点灯させながらブラックを吹き付けて、完全に遮光してしまいます。
画像は塗装している途中ですが、光が見えなくなるまで吹き付けました。
塗膜が厚くなりがちですので、乾燥させながら少しずつ吹き付けるのがコツです(^_^;)
ついでに、全体もブラックで塗装しました。
どうせブラックで立ち上げますので、他の部分もブラックで塗装しました。
ガイアカラーのフラットブラックです。
普通は下地として使う色は、つや有りを使うのですが、今回は適度に散れた感じを出してみたかったので、つや消しを吹いています。
ただし、濃度は薄めにして、何度も少しずつ重ねて発色させています。
時間が掛かるメンドクセー塗り方ですが、これによって、つや消しなのにザラザラしていない表面に仕上がります(^^♪
船体色を塗装しました。
アンドロメダといえば軍艦色のイメージでしたが、劇場で観た色はブルーグレーでした。
でも、グレーにブルーを混ぜても水色になるだけで、重量感が出ません。
重さを出そうとブラックを混ぜると、明度が落ちるだけで軽い質感はずっと残ります。
そこで、グリーンを少し混ぜてみると落ち着きが出て、やっとイメージに近い色になりました。
冷静になってその色を見ると、どうやらエアスペリオリティ・ブルーに近い色です。
遠回りしましたけど、結局、エアスペリオリティ・ブルーと307グレーを50:50で混合した色に落ち着きました(^_^;)
これを、分割されたパネル毎に区切って吹き付けていきます。
パネルラインだけにシャドーを残す塗装とは違って、パネル表面にも濃淡の差が出るので、まだらな塗装面に仕上がります。
しっかりとブルーグレーを発色させている部分と、ブラックが透けている部分を作る事で、巨大感を表現したつもりです。
ただし、新鋭艦ですので、汚れた感じになってしまう事を、極力押さえています。
デカールを貼りました。
デカールは、出来るだけ余白を切り取ってから貼り付けています。
マークセッターを使って、しっかりと密着させました。
それでも段差が出来てしまいますので、スミ入れ後にトップコートを何度も重ねて、出来るだけ段差を目立たなくしています。
最後にLEDの発光面の塗装を剝がして点灯です。
発光させた状態で、マーキングの方向のみ、タガネ等で塗装を少しずつ剝がして発光させます。
この時の剥がし方は、LEDの発光面の中央を、細い線で剝がすイメージです。
船体の表面近くと、LEDの高い部分は残してあげた方が、余計な部分を照らさずに自然な広がりになります。
高さはたったの0.8mmなんですけど、それだけでも照らし出す範囲に差が出ます(^_^;)
照明は、マニュアルでON/OFF可能にしました。
撮影する時、パースを付けた前後からの角度がカッコイイですよね。
その時、セルフナビゲーションライトがピカーッと光っていると、眩しくてガッカリです。
前後方向に照らしているライトですので、前や後ろから見た時、とても邪魔になります。
そこで、パーツの一部を取り外し可能にして、内部にスライドスイッチを取り付け、照明をオフにする事が出来る様にしました(^^♪
拡散波動砲を撃つ時には、この照明も自動的に消灯するのですが、それに関係無く、回路的に切断してしまいます。
これで安心して撮影していただく事が出来ます(^o^)
次回は他の塗装の仕上げと、光センサーの製作をご紹介します。
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2017-04-06 23:55
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仕上げ・光センサー [アンドロメダ 製作記]
今回は塗装の仕上げと、光センサーによる電飾ユニットとの連動です。
艦橋を塗装しました。
艦橋も、船体と同じブルーグレーで塗装しました。
ブラックから立ち上げていますので、こらもベタ塗りではなく、まだらに塗装しています。
艦橋の白い部分は、微妙な黄色が欲しかったので、灰色9号で塗装しました。
丸い赤の部分はスーパーイタリアンレッドです。
スミ入れしました。
エナメルのコゲ茶を、薄く流してスジ状にふき取っています。
最新鋭の戦艦ですから、汚れはほとんど無いと思いますので、よく見ないと判らない程度に残しています。
ただ、広い面の場合は、下に行くほど暗くなる様に加減しました。
少しでも巨大に見えてくれるようにと、涙ぐましい努力です(^_^;)
艦橋内部のクリアーパーツには、遮光処理をしました。
艦橋の窓は、標準の電飾ユニットで発光しますが、窓とLEDが離れた位置にあるため、クリアーパーツで光を伝達しています。
そのクリアーパーツ自身が発光してしまうため、そのまま組み立てると、漏れた光がパーツのスキマから見えてしまいます。
パーツの内面をブラックで塗装しても防ぎ切れないので、クリアーパーツにアルミテープを巻きました。
窓の部分と、パーツが組み合わさる部分には貼っていませんけど、効果は絶大です。
艦橋の窓だけを綺麗に光らせる事ができますので、お勧めの工作ポイントです(^^♪
でも、それだけではまだ不十分です。
艦橋のLEDユニットそのものから、光が派手に漏れてしまいます。
LEDユニットにプラパイプを取り付け、クリアーパーツだけ光が当る様に、不要な穴は全てパテで塞いでしまいました。
横に付いているのは、光センサーです。
光センサーといえば、Cdsが定番ですが、反応速度が遅くて不安定なので、今回はフォト・トランジスタを使いました。
センサーとしては贅沢品ですが、エッジが効いたカチッとしたスイッチングが可能です。
3ミリのLEDと同じ大きさと形をしていますので、熱収縮チューブで遮光して、パイプに開けた穴から差し込んで固定しました。
ちなみに、エンジンのLEDは、PWM制御で高速にON/OFFされていますので、そちらの光を検知させるとチカチカと瞬いてしまって、使い物になりません(^_^;)
これだけ光漏れ対策をしておけば安心です。
余計な部分に光が出てこないので、パーツの合わせ目や、艦橋後部の赤く丸い部分へも光が漏れてきません。
艦橋の窓だけがビシッと光ってくれるので、これから製作する方にお勧めの工作です。
さて、今回は標準の電飾ユニットからの光を、センサーで拾ってPICマイコンで制御しています。
でも、PICマイコンを使わなくても、光センサーを使った普通のアナログ回路で、連動制御する事は可能です。
1/144ファルコンのヘッドライトを、自動点灯させた時の回路を掲載しておきます。
こちらはリレーでONになりますので、12Vへ並列でLEDを繋げば、たくさんの航行灯を連動させて点灯できます。
回路図が読める方なら、比較的簡単に作れる回路ですので、参考までにご紹介しておきます。
ただし、標準の電飾ユニットが自動的に消えると、センサーが検知して消灯してしまいますので、ご注意を(^^)b
甲板を塗装しました。
甲板はなぜかブラウンでしたので、ウッドブラウンにガイアのニュートラルグレーを足した明るいブラウンで塗装しました。
エンジンのコーンも塗装しています。
メインノズルは、どうもただのグレーではなく、薄くパープルが入っている様に見えたので、301グレーに様子を見ながらパープルを数滴混ぜ、更にシャインレッドも数滴追加して赤に振りました。
ただのグレーよりも重みが出たかな?いや、あんまり変わらないかも(^_^*)
サブエンジンの内側はスーパーイタリアンレッドです。
この後のスミ入れにより、多少暗くなることを想定して、明るめの赤で塗装しました。
船体にもスミ入れと汚しを加えました。
エナメルで、黒に近いコゲ茶色を作り、スミ入れしました。
ふき取りの際に、縦のスジ状の汚れを追加しています。
竣工したばかりの艦ですので、汚しは極力控え目で、巨大感の演出のために加えた効果となります。
メインの制御回路を製作します。
センサーで艦橋の光を検知して、航行灯の点灯や点滅を制御します。
標準の電飾ユニットは、約3分経つと自動的に電源がOFFになるため、追加した電飾も消えてしまいます。
外部スイッチで、光センサーからの光を無視して点灯し続けるモードを追加しました。
通常時は、電飾ユニットがオンになると、航行灯を点灯させたり点滅させ、更に砲塔の電動旋回を動作させます。
拡散波動砲を撃つ時は、艦橋のLEDも消えますので、航行灯は全て消し、砲塔の自動旋回を停止させて中央に戻します。
こんな複雑な動作は、マイコンが無いと実現できませんね(^_^;)
すごく複雑な動作をする回路ですが、プログラミングで実現するため、回路は非常にコンパクトです。
配線後、動作を確認したら船体を組み立てます。
追加した回路は、単純に航行灯を点灯させただけではありませんので、回路も大掛かりになりました。
アンドロメダは、比較的大きいのが幸いして、無事に船体内部に納めることが出来て良かったです。
追加した回路は、標準の電飾ユニットとは完全に独立していますので、別に電源を用意しています。
12V1AのACアダプタから5Vに変換して動力にしました。
電源スイッチと、標準の電飾ユニットとの連動/単独動作の切替スイッチを取り付けています。
なお、支柱はガッチリと接着してしまいました。
このキット、電池交換の時は逆さまにしてフタを開けなくてはならず、船体が外れて落下してしまう危険があります。
今回は追加した回路で、更に重心が前に行ってしまっているので、ガッチリと固定してしまいました。
さて、これでアンドロメダの製作記は終了です。
完成画像は、別の記事にアップさせて頂きますね。
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艦橋を塗装しました。
艦橋も、船体と同じブルーグレーで塗装しました。
ブラックから立ち上げていますので、こらもベタ塗りではなく、まだらに塗装しています。
艦橋の白い部分は、微妙な黄色が欲しかったので、灰色9号で塗装しました。
丸い赤の部分はスーパーイタリアンレッドです。
スミ入れしました。
エナメルのコゲ茶を、薄く流してスジ状にふき取っています。
最新鋭の戦艦ですから、汚れはほとんど無いと思いますので、よく見ないと判らない程度に残しています。
ただ、広い面の場合は、下に行くほど暗くなる様に加減しました。
少しでも巨大に見えてくれるようにと、涙ぐましい努力です(^_^;)
艦橋内部のクリアーパーツには、遮光処理をしました。
艦橋の窓は、標準の電飾ユニットで発光しますが、窓とLEDが離れた位置にあるため、クリアーパーツで光を伝達しています。
そのクリアーパーツ自身が発光してしまうため、そのまま組み立てると、漏れた光がパーツのスキマから見えてしまいます。
パーツの内面をブラックで塗装しても防ぎ切れないので、クリアーパーツにアルミテープを巻きました。
窓の部分と、パーツが組み合わさる部分には貼っていませんけど、効果は絶大です。
艦橋の窓だけを綺麗に光らせる事ができますので、お勧めの工作ポイントです(^^♪
でも、それだけではまだ不十分です。
艦橋のLEDユニットそのものから、光が派手に漏れてしまいます。
LEDユニットにプラパイプを取り付け、クリアーパーツだけ光が当る様に、不要な穴は全てパテで塞いでしまいました。
横に付いているのは、光センサーです。
光センサーといえば、Cdsが定番ですが、反応速度が遅くて不安定なので、今回はフォト・トランジスタを使いました。
センサーとしては贅沢品ですが、エッジが効いたカチッとしたスイッチングが可能です。
3ミリのLEDと同じ大きさと形をしていますので、熱収縮チューブで遮光して、パイプに開けた穴から差し込んで固定しました。
ちなみに、エンジンのLEDは、PWM制御で高速にON/OFFされていますので、そちらの光を検知させるとチカチカと瞬いてしまって、使い物になりません(^_^;)
これだけ光漏れ対策をしておけば安心です。
余計な部分に光が出てこないので、パーツの合わせ目や、艦橋後部の赤く丸い部分へも光が漏れてきません。
艦橋の窓だけがビシッと光ってくれるので、これから製作する方にお勧めの工作です。
さて、今回は標準の電飾ユニットからの光を、センサーで拾ってPICマイコンで制御しています。
でも、PICマイコンを使わなくても、光センサーを使った普通のアナログ回路で、連動制御する事は可能です。
1/144ファルコンのヘッドライトを、自動点灯させた時の回路を掲載しておきます。
こちらはリレーでONになりますので、12Vへ並列でLEDを繋げば、たくさんの航行灯を連動させて点灯できます。
回路図が読める方なら、比較的簡単に作れる回路ですので、参考までにご紹介しておきます。
ただし、標準の電飾ユニットが自動的に消えると、センサーが検知して消灯してしまいますので、ご注意を(^^)b
甲板を塗装しました。
甲板はなぜかブラウンでしたので、ウッドブラウンにガイアのニュートラルグレーを足した明るいブラウンで塗装しました。
エンジンのコーンも塗装しています。
メインノズルは、どうもただのグレーではなく、薄くパープルが入っている様に見えたので、301グレーに様子を見ながらパープルを数滴混ぜ、更にシャインレッドも数滴追加して赤に振りました。
ただのグレーよりも重みが出たかな?いや、あんまり変わらないかも(^_^*)
サブエンジンの内側はスーパーイタリアンレッドです。
この後のスミ入れにより、多少暗くなることを想定して、明るめの赤で塗装しました。
船体にもスミ入れと汚しを加えました。
エナメルで、黒に近いコゲ茶色を作り、スミ入れしました。
ふき取りの際に、縦のスジ状の汚れを追加しています。
竣工したばかりの艦ですので、汚しは極力控え目で、巨大感の演出のために加えた効果となります。
メインの制御回路を製作します。
センサーで艦橋の光を検知して、航行灯の点灯や点滅を制御します。
標準の電飾ユニットは、約3分経つと自動的に電源がOFFになるため、追加した電飾も消えてしまいます。
外部スイッチで、光センサーからの光を無視して点灯し続けるモードを追加しました。
通常時は、電飾ユニットがオンになると、航行灯を点灯させたり点滅させ、更に砲塔の電動旋回を動作させます。
拡散波動砲を撃つ時は、艦橋のLEDも消えますので、航行灯は全て消し、砲塔の自動旋回を停止させて中央に戻します。
こんな複雑な動作は、マイコンが無いと実現できませんね(^_^;)
すごく複雑な動作をする回路ですが、プログラミングで実現するため、回路は非常にコンパクトです。
配線後、動作を確認したら船体を組み立てます。
追加した回路は、単純に航行灯を点灯させただけではありませんので、回路も大掛かりになりました。
アンドロメダは、比較的大きいのが幸いして、無事に船体内部に納めることが出来て良かったです。
追加した回路は、標準の電飾ユニットとは完全に独立していますので、別に電源を用意しています。
12V1AのACアダプタから5Vに変換して動力にしました。
電源スイッチと、標準の電飾ユニットとの連動/単独動作の切替スイッチを取り付けています。
なお、支柱はガッチリと接着してしまいました。
このキット、電池交換の時は逆さまにしてフタを開けなくてはならず、船体が外れて落下してしまう危険があります。
今回は追加した回路で、更に重心が前に行ってしまっているので、ガッチリと固定してしまいました。
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2017-04-07 21:17
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アンドロメダ2202 完成画像 [アンドロメダ 製作記]
HobbyJapan誌 2017.05 No.575へ掲載して頂いた、バンダイ1/1000アンドロメダ2202 完成画像です(^^)/
なんと、今回は国谷さんのヤマトと共に、表紙を飾らせて頂きました(^o^)
ムック本では表紙に掲載して頂いた事がありますが、本命の月刊誌の表紙に掲載して頂いたのは、初めてです!
ボクにとって、記念すべき一冊となりました。
ここに掲載した画像は、クリックする事で1280ピクセルに拡大されますので、大きな画像でお楽しみ頂ければ幸いです。
今回製作したアンドロメダ2202は、「さらば」公開当時のキットから、シャープでスリムになり、格段にカッコ良くなりました。
旧キットを理想の形状にしようと、たくさんのモデラーが試行錯誤していましたが、それらの集大成ともいえる進化を遂げています。
キットでは、エンジンの起動が光と音でリアルに再現されます。
拡散波動砲も、リアルなサウンド付きで再現され、まさに決定版ともいえるアンドロメダに仕上がっています。
今回は、更に、各所の航行灯を点灯させてみました。
このキットは、比較的大きいので、細くて薄い翼端でも直接チップLEDを埋め込むことが可能です。
ちょっと工作の手間は増えますが、これによって、光ファイバーよりも、明るくハッキリと点灯させる事が出来ました。
また、艦橋の上にある2本のセンサーの先端や、薄すぎて光ファイバーを使った航行灯は、点滅させて電飾に動きを与えています。
波動砲を撃つ時は、艦橋やエンジンの発光も消えますが、それをセンサーで検知して、追加した航行灯もシンクロして消えるようにプログラミングされています。
更に、航行灯の追加だけでなく、主砲の電動旋回も追加工作しました。
ギヤードモーター・回転数制御回路・モーターコントローラ・PICマイコンの組み合わせで、2基の砲塔がランダムに左右に旋回します。
YouTubeに簡単な動画をアップしましたので、是非ご覧下さい。
2017.04.24までは、誌面からAR動画で、より詳しい動画を観ることが出来ますので、掲載号をお持ちの方は、是非アクセスしてみて下さい。
また、劇中でも確認できた自己照明(セルフナビゲーションライト)も点灯させています。
この照明も、標準の電飾ユニットと連動しますが、前後から撮影する際には眩し過ぎるので、手動で消灯できるスイッチを追加しています。
キットには同スケールのコスモタイガーⅡも付属しています。
これからどんな活躍をするのか、楽しみですね。
ベースはキット付属のものをそのまま使用しました。
標準の電飾ユニットは、約3分経つと自動的に電源が切れてしまいます。
追加した電飾もシンクロして消えてしまうので、標準の電飾ユニットの電源が切れても、追加した電飾や砲塔の電動旋回が動作し続けるように、シンクロしないモードスイッチを追加しました。
カッコよくて大きくて、高品位の電飾まで付いてくるアンドロメダ2202
長年のヤマトファンの憧れであった、理想的なアンドロメダを手にする事が出来る時代がやってきたのです。
ボクも興奮しながら製作させて頂きました!
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なんと、今回は国谷さんのヤマトと共に、表紙を飾らせて頂きました(^o^)
ムック本では表紙に掲載して頂いた事がありますが、本命の月刊誌の表紙に掲載して頂いたのは、初めてです!
ボクにとって、記念すべき一冊となりました。
ここに掲載した画像は、クリックする事で1280ピクセルに拡大されますので、大きな画像でお楽しみ頂ければ幸いです。
今回製作したアンドロメダ2202は、「さらば」公開当時のキットから、シャープでスリムになり、格段にカッコ良くなりました。
旧キットを理想の形状にしようと、たくさんのモデラーが試行錯誤していましたが、それらの集大成ともいえる進化を遂げています。
キットでは、エンジンの起動が光と音でリアルに再現されます。
拡散波動砲も、リアルなサウンド付きで再現され、まさに決定版ともいえるアンドロメダに仕上がっています。
今回は、更に、各所の航行灯を点灯させてみました。
このキットは、比較的大きいので、細くて薄い翼端でも直接チップLEDを埋め込むことが可能です。
ちょっと工作の手間は増えますが、これによって、光ファイバーよりも、明るくハッキリと点灯させる事が出来ました。
また、艦橋の上にある2本のセンサーの先端や、薄すぎて光ファイバーを使った航行灯は、点滅させて電飾に動きを与えています。
波動砲を撃つ時は、艦橋やエンジンの発光も消えますが、それをセンサーで検知して、追加した航行灯もシンクロして消えるようにプログラミングされています。
更に、航行灯の追加だけでなく、主砲の電動旋回も追加工作しました。
ギヤードモーター・回転数制御回路・モーターコントローラ・PICマイコンの組み合わせで、2基の砲塔がランダムに左右に旋回します。
YouTubeに簡単な動画をアップしましたので、是非ご覧下さい。
※音声はありません
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また、劇中でも確認できた自己照明(セルフナビゲーションライト)も点灯させています。
この照明も、標準の電飾ユニットと連動しますが、前後から撮影する際には眩し過ぎるので、手動で消灯できるスイッチを追加しています。
キットには同スケールのコスモタイガーⅡも付属しています。
これからどんな活躍をするのか、楽しみですね。
ベースはキット付属のものをそのまま使用しました。
標準の電飾ユニットは、約3分経つと自動的に電源が切れてしまいます。
追加した電飾もシンクロして消えてしまうので、標準の電飾ユニットの電源が切れても、追加した電飾や砲塔の電動旋回が動作し続けるように、シンクロしないモードスイッチを追加しました。
カッコよくて大きくて、高品位の電飾まで付いてくるアンドロメダ2202
長年のヤマトファンの憧れであった、理想的なアンドロメダを手にする事が出来る時代がやってきたのです。
ボクも興奮しながら製作させて頂きました!
現在、2つのブログランキングへ参加しています。
1日1回、応援のワンクリックをぜひお願いしますm(__)m
2017-04-08 22:10
コメント(8)