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ガルントの製作 [ダロルド 製作記]

ゲルバデス級 航宇戦闘母艦「ダロルド」の製作記を連載開始しました(^^)/

今月のホビージャパン誌さんに掲載して頂いたダロルド。もうご覧になって頂けたでしょうか?
もう発売されてから1ヶ月以上経っているので、既に完成している方も多いでしょうね(^_^;)
今月はモデルグラフィック誌さんにもViper Mk.Ⅱの作例を掲載して頂いたのですが、どちらかと言うとダロルドの方が旬だと思いますので、タイムリーな製作記としてこちらを先に連載させて頂きます(^^)/
TV放送も終わってしまった(劇場版はありますが)ので、公開するのは今がチャンスですし(^_^;)
もちろん、バイパーの方も順次公開させて頂きますので、良かったら見て下さいね(^^♪
モデルグラフィック誌には、竹下さんのダロルドも掲載されていて、電飾はもとよりプロップばりの更にカッコ良くなる方向に仕上げられています。必見です(^^)/

さて、作るのが間に合わない程のリリースラッシュとなっているヤマト2199シリーズですが、さすがバンダイさんだけあって、劇中の勇姿を的確に再現してくれています。
まずは仮組みしてみました(^^♪
仮組み1.jpg
過去にも「戦闘空母」としてヤマトには登場してきましたが、双胴の船首・アングルドデッキの飛行甲板・回転式の砲台など、しびれる要素をたくさん持っているにも関わらず、デザインはイマイチでした(+_+)
今回の2199版では、旧作の特徴を踏まえつつ、超カッコ良くリニューアルされていますよね(^^)/
仮組み2.jpg
全通になる飛行甲板やエレベーター付きのハンガーデッキなど、実用的なアイディアも盛り込まれて、兵器としてのリアリティーもアップしています。
仮組みして思ったのは、随所が複雑な曲面で構成されており、甲板部分をスパッと切り取ったみたいなシルエットが、とても美しいと感じました(^_^*)
この曲面のシルエットを活かしつつ、劇中に登場する勇姿を再現してみようと思います。

もちろん、電飾バリバリで仕上げますが、仮組みしてみていくつか気になった部分があります。
まず、回転式の砲台は、キットでは差替えで再現されています。
差替え甲板.jpg
さすがに精度や工作の難易度の関係で、実際に劇中の様な回転式にするのは難しかったみたいですね(+_+)
工作の難易度は高いのですが、ここは実際に回転する甲板に改造してみたいと思います(^^♪

ガミラス艦の特徴である目は、全部がクリアーではありません。
目は不透明.jpg
この目は真っ先に電飾したいと思う部分なのですが、残念ながら底の丸い部分だけにクリアーパーツが用意されていました(-_-;)
ここも何とか、くぼんでいる部分全体を光らせたいところです。

ハンガーデッキのディテールは全くありません。
ハンガーデッキ.jpg
せっかくオープン式のハンガーデッキを新設したのに、内部にはディテールが全くありません(+_+)
しかも、強度確保のためなのか、壁があって全通式になっていません。
ここは内部にディテールを追加して、壁も取り払いたいと思います(^^♪

合わせ目が気になる部分があります。
全通甲板の合わせ目.jpg
砲甲板を支えるマストとの接合部に合わせ目が出来ます。
ここはパテ埋めしたいところですが、艦橋の電飾のメンテナンスのためには接着する事が出来ません。
この部分の合わせ目を消すのはあきらめるしか無さそうです(-_-;)
他には、船首バルバスバウに劇中には無い分割線が出来ますので、ここは綺麗なシルエットにするためにパテ埋めしたいと思います。
合わせ目が目立つ部分としてはこんなところで、さすがバンダイですね(^_^;)
これだけ複雑な曲面が組み合わさっている形状なのに、ほとんど合わせ目が出ないのはスゴイです。

艦橋の窓がクリアー化されていません。
艦橋も不透明.jpg
艦橋にはハニカム状の窓枠があり、ここも電飾ポイントなのですが、クリアー化はされていません(-_-;)
何とかクリアー化して、発光させてみたいと思います。

他にも仮組みで見えてきた部分がたくさんあったのですが、それは追々記事の中で紹介して行きたいと思います(^^♪
さて、連載1回目がキットの紹介とダメ出しだけでは申し訳ないので、今回はガルントの製作を記事にさせて頂きます(^^)/
まずは仮組みして、改修のポイントを検討することからスタートです。
ガルント改修ポイント.jpg
A コックピット下には4本のヒゲがありますが、キットでは「トホホ」なディテールだったので
  真っ先に切り飛ばしました(^_^*)
B ドリルミサイルのドリル部分は、刃のディテールが全く付いていません。
  これでは劇中の様に波動砲口に食い込む事が出来ませんので、ディテールを追加した
  いところです。
C 着陸脚のカバーは、キットでも再現されていますが、スケール的に厚過ぎです(^_^;)
D 主翼の上面には、着陸脚を取り付けるダボが出てしまいますので、塗装が必要になりそ
  うです。
E 着陸脚は、劇中通り再現されていますけど、やはりスケール的に太過ぎます。
F 主翼もちょっと厚みがあり過ぎると感じました。
G 両翼端にあるユニットは、上下貼り合せですけど、何故かインテークにスキマが出来ます
  実際のスリットと違いますので、パテ埋めします。

と、まぁ色々と改修ポイントを書きましたが、劇中の様子は大変良く再現されています(^^♪
素組みでも、ちゃんと塗装してあげれば、かなりカッコ良く仕上がると思います(^^)/

仮組みで気になった部分を手直ししてみます。
ガルントの工作.jpg
A 両翼端のユニットにあるインテークはパテ埋めして、隙間を繋ぎました。
  爪楊枝でスリットを造形したのですが、うっかり仕上げをしないまま塗装してしまいました
  スキマがそのままよりはマシになったので、まぁいっか。(^_^*)
B 主翼は強度が確保できるレベルまで薄々攻撃しています。
C キットのままの着陸脚です。
  やはり太さが気になりますので、薄く削り出しました。
D シェイプアップした着陸脚です(^_^;)
  基部もロッドが別れているハズですので、削り込んで別パーツ感を出してみました。
E 機体に取り付けた様子です。
  カバーもキットのパーツでは厚すぎるので、0.3ミリのプラ板で自作したパーツに置き換
  えています。

ドリルミサイル(特殊削岩弾)にも手を入れてみました。
ドリルミサイル.jpg
A ドリル部分に「刃」のディテールが無いので、エポキシパテを薄く盛って、エッチングソー
  の刃の部分を押し当てて表現してみました。
  実際の刃はこんなに大袈裟ではありませんが、劇中のイメージには近くなったかと思い
  ます(^_^;)
B 内部にはネオジウム磁石を取り付けて置きました。
  甲板に置くだけで固定するために取り付けたのですが、後で別な用途に使う事になりま
  した(^_^*)
C サフを吹いたところです。
  ドリルがトウモロコシみたいですね(^_^*)
D コックピット下のヒゲも、プラ板で自作したものに置き換えます。

塗装しまーす(^^♪
サフのままシャドー.jpg
ガルントのランナーだけ、ちょっと透明っぽい昔のプラモデル的な材質です(^_^;)コストダウンかなぁ
薄々攻撃した主翼が透けてしまうのはマズイので、黒から立ち上げました。
それから赤を吹きますけど、下地が黒のままでは赤が透過してしまって暗くなってしまいます。
なので、更にサフを吹き直してグレーの下地を作り、ブラックで軽くシャドーを入れてから赤を吹きました。

塗装はGSIクレオスさんのダロルド専用カラーから、ガルント色を使用しています。
ガルント 塗装 裏.jpg
ちょっと朱色っぽい赤で、ダロルドより明度が高いです。
それから細部を筆で塗りわけましたが、透過率の高い黄色の部分は、下地に白を塗ってから塗装しています。
チョー面倒クセーのですが、発色が全然違ってきますので手間を惜しんではいけませぬ(-_-)b
インテーク部分はミドルストーン、ドリル部分はイエローFS13538、噴射口や着陸脚はエクストラダークグレーに赤を混ぜて紫に振った色で、脚格納庫内部はルマングリーンです。
着陸脚は、主翼の表に出る部分を機体色に塗装して置きました。

スミ入れして、デカールを貼って完成です(^^)/
ガルント 完成 前から.jpg
エナメルで暗めのこげ茶色を作ってスミ入れしています。
バンダイさんのプラはエナメルに弱いので、軽く流すのがコツです(^_^;)
ガルント 完成 後ろ.jpg
ガミラス目はディトナグリーンで塗装してみました。
劇中ではずっとグリーンのままでしたので、もしかして、ここはガミラス目じゃなかったのかな?(^_^;)
ガルント 完成 裏側.jpg
ガミラス目は下にもありますので塗りワケています。
最後につや消しでトップコートして完成です(^^)/
ガルント 完成 あおり.jpg
ガルントは不恰好なカニみたいなデザインで、あんまりカッコ良くはありませんけど、味がありますよね(^_^*)
ダロルドに乗っている姿はミスマッチな感じで、いかにも急遽間に合わせ的に用意したという背景を、上手く表現していると感じました(^_^;)

と、言う訳で、キットレビューとガルントの製作からご紹介しました。
初回からかなり長文になってしまってすみません(^_^;)←文才が無いんだね
次回からはもうちょっとコンパクトになるように努めます(+_+)

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コメント(14) 

回転式の砲台 [ダロルド 製作記]

キットでは差替え式の砲台を、回転可能にしました。

ダロルドはメイン・フライトデッキの一部が回転して、陽電子ビーム砲や対空レーザー砲など、強力な兵装が表れるという、心躍るステキなからくりが装備されています(^^♪
残念ながら、キットでは甲板状態と兵装状態をパーツの差替えで再現する仕様になっていて、実際の様に回転は出来ません(+_+)
キットでは差替え式.jpg
劇中では回転して砲台が表れるシーンがありますので、ここは実際に回転する様に改造してみたいと思います(^^♪

まずは塞がっている部分をカットします。
砲台部分のくり貫き.jpg
甲板の差替えパーツがハマる部分を切り抜き、底になる船体側もカットしてしまいました(^_^*)
切り取る部分は複雑な多角形をしていますが、直線しか無いのでチゼルで溝を彫り、エッチングソーで切り離すことで簡単に切り取る事が出来ます(^^♪
強度が心配でしたが、甲板のパーツを組めば補強にもなりますし、外側が丸く膨らんでいるので意外とガッチリしていて心配はなさそうです。

回転する砲台を製作します。
砲台の加工.jpg
実は砲台は、回転させちゃうと誘導灯の点灯と両立させるのが難しくなりますので、初めは回転させるだけで工作を進めていました。
でも、途中で発表された箱絵で誘導灯が点灯しているのを見てしまい、「コレは点灯させなくてはイカン!」と思い直し、せっかく接着した砲台を剥がして作り直していたりします(^_^*)
A 砲台と甲板の2つのパーツのハマる部分を削り取り、貼り合せて表と裏を作ります。
  甲板側になるパーツは、ほとんど1枚の板になるくらい削らないと厚みが大きくなって
  しまいます。
B 誘導灯を点灯させるため、甲板のパーツには、0.5ミリの穴2つを等間隔に開け、光
  ファイバーを通して置きました(塗装後にカット)
  内部のチップLEDの光を表面で発光させます(^^♪
C 回転軸には真鍮パイプを使いました。
  パイプ自体を電線として使い、内部へ電源を供給しています。
  PICマイコンへのスタート信号は、このパイプの中を通して内部へと引き込んでいます。
  パーツの合わせ目の中心を通る様に、溝を彫ってから接着しています。
D PICマイコン12F675です。
  内部の空間が狭いので、プログラムを焼き込んでから足をカットし、配線を直接ハンダ付
  けしています。
E チップLEDを4個装備しました。
  オレンジ色のLEDが手元に無かったので、赤のLEDを使いました(^_^;)

回転軸は、甲板の裏に固定します。
回転軸の固定.jpg
甲板のパーツに溝を彫って、真鍮パイプがパーツの厚みの中心を通る様に調整します。
中心がズレると、回転させた時に平らになりませんので、慎重に削り合わせています(^_^;)
位置が決まったら、プラ板で回転軸を固定してブレが出ない様にします。

軸に電源ラインを繋ぎます。
軸に接点.jpg
回転する軸から電源を供給するので、真鍮線にテンションを掛けて接触させ、どの位置になっても電源が供給できる様にしています(^^♪
電気的には抵抗の少ない銅線の方が望ましいのですが、弾力特性の高い(変形しにくい)真鍮線を使いました。
前方向の軸からマイナスを、後ろの軸からはプラス5Vを供給しています。

回転させるために、加工しなくてはならない部分があります。
回転化の加工.jpg
A 差替えパーツではピッタリ隙間無く収まるのですが、中央の細くなる部分にスキマが
  出来ます(-_-;)
  プラ板を継ぎ足して成型し、ピッタリと収まる様にしました。
B 一番高い位置にある280ミリ三装装陽電子ビーム砲は、そのままですと回転させた時
  に「ごっつんこ」します(^_^*)
  砲塔の下を2ミリほど削って背を低くし、干渉しないように加工しました。
1~3 手動ではありますが、これで回転する砲台が出来上がりました(^^)/
パーツのクリアランスを微妙に調整しており、どちらの状態でもテンションが掛かって状態を保持できる様にしてあります。
もし同様に加工される方がいらしたら、このテンションの調整がキモになると思います(^_^)b

誘導灯ですが、今回は7個のLEDを奥から順番に点灯させてみました。
でも、回転する砲台に4個の誘導灯があり、前後の誘導灯とシンクロしなくてはなりません。
PICマイコンを合計3個使い、それぞれがスタート信号を受けて動作する様に回路を組みました(^_^;)
更に、甲板の裏にマグネットスイッチ(リードスイッチとも言います)を置き、ガルントを置いた時だけ誘導灯が順番に点灯する様にしました。
元々はガルントを甲板に固定するために仕込んだマグネットでしたが、誘導灯のスタートに役立つ事になっちゃいました(^_^*)
点灯回路の作成.jpg
A 回転しない甲板部分にも誘導灯が必要ですので、プラ板で箱組みした内部にチップ
  LEDを仕込みました。
  ファイバーの先端は、このボックスの中の光を拾う事になります。
B LEDの保護抵抗を収めるスペースが無いので、贅沢にもCRDを使っています(^_^*)
C 奥になるLEDは、この下にすぐハンガーデッキがあるので、光が透過しない様にブラッ
  クで塗装してからアルミテープで遮光しています。
D 配線には0.2ミリのポリウレタン線を使いましたが、それでもパーツの合いに影響しま
  すので、溝を彫って埋めています。
E マグネットスイッチです。
  取り付ける向きによっては動作が鈍くなるので注意が必要ですが、磁石を近づけるだ
  けでONになる便利なスイッチです(^_^;)
  工場等の自動制御機器のセンサーとして良く利用されています。

いままでの説明では、PICマイコンがどんな信号を受けてコントロールされているのか、ちょっと判りにくいと思いますので、ブロックダイアグラム表にまとめてみました(^^)/
誘導灯 ブロックダイアグラム.jpg
PICマイコンは、A,B,Cと3個使用しています。
Aのマイコンは回転しない部分のLEDを担当していて、一番奥の1個と前の2個で合計3個のLEDを点灯させています。
BとCのマイコンはそれぞれ回転砲台の中に入っていて、Aマイコンの指令を受けて4個のLEDを順次点灯させています。
Aがメインのマイコンとなって、2つのマイコンを制御している格好になりますね(^_^;)
そのAのマイコンは、マグネットスイッチがONにならないとスタートしません。
ちょっと複雑ですけど、プログラムの流れも記載して置きましたので、実際の動作がどうなっているかお判り頂けると思います(^^)/

で、回転している途中では、船体の内部もチラ見えしますので、内部も作らなくてはなりませんぞよ(-_-;)
内部の製作.jpg
A 劇中で内部が見える映像は、このワンシーンしかありません(+_+)
  このカットから内部を推測してスクラッチする必要があります。
B プラ板で底を作り、内部の構造をプラ板やジャンクパーツで自作しました。
  どうせチラリとしか見えないので、テキトーです(^_^*)
C 塗装してスミ入れした状態です。
  回転する砲台に干渉しない様に作ったので、かなり空間に余裕がありますね。
D 実際に回転している時に見える様子です。
  本当にチラリですけど、ここも作って置かないと恥ずかしい思いをする事になります(^_^;)

さて、今回は一通り回転砲台の製作の様子をご紹介しましたが、動きのあるギミックですので、文章と写真だけでは上手く伝えられません(-_-;)
そこで、今回もYoutubeに動画としてアップしてみました。

※BGMがあります。

こちらでは回転する砲台をコマ撮りしてみたり、ガルントを置いた時だけ動作する誘導灯をご紹介しています(^^)/
1分40秒程度の短い動画ですが、是非ご覧になって下さいね(^^♪

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コメント(37) 

電飾 前編 [ダロルド 製作記]

電飾の製作です。
工作ポイントがたくさんあるので、2回に分けます(^_^;)

ガミラス艦の電飾として外せないのが目の部分ですね(^^♪
コレが何の役目を果たしているのか、イマイチ良くわからないのですが、通常航行の時はグリーンで、戦闘時には黄色に変化します。
ここはぜひとも電飾してみたいのですが…
目の透明化.jpg
A キットの元の状態です。
  奥は丸い透明パーツが付きますが、くぼんだ部分が透明化されていません(>_<)
  これでは電飾しても奥が光るだけになってしまいます(-_-;)なんて骨体!
B くぼんだ部分を透明化するため、内側にリップを塗って100均エポパテを詰め込み、
  型取りしました。
  これをヒートプレスするので、取り外したり固定する時に使うプラ棒を埋め込んでお
  きました。
C 透明プラ板でヒートプレスしました。
  ワリと上手く行ったのですが、透明では光が拡散しないので、0.5ミリのプラ板で
  プレスし直しています(^_^;)
  パーツの方はエッジが一番高くなる様にして、綺麗にくり貫きました。
D プラ板に置き換えた目のパーツです。
  エッジを接着してから削りそろえて、元の形を壊さないように加工しています。

光が透過する目が出来ましたので、LEDを仕込んでみます(^^♪
モード別の発光.jpg
A 底の丸い部分に、グリーンとイエローのLEDを取り付けました。
  プラ板でフタをしましたが、遮光の塗装はしません。
B 船体側に、目の先端になる部分へオレンジのLEDを取り付けました。
  戦闘モードの時は、先端がオレンジで奥に行く程黄色に発色しているので再現してみ
  たいと思います(^_^*)
C 戦闘モードで発光させた状態です。
  フタを遮光していないので、先端がオレンジに発光してくれました。
  船体に取り付けた時に光が漏れますが、パテを詰めて遮光しています。
D 通常モードの時はグリーンに発光します。
  この画像では、ちょっと光が強すぎたので後程抵抗を入れて光度を落としました。
E 戦闘モードの時はオレンジ+イエローになります。
  パーツを見た時はガッカリしましたけど、これで何とか、全体が発光する目になりまし
  た(^^)/わーい

警告灯には、ファイバーを使っています。
警告灯.jpg
ブレード類の先端には、警告灯が点灯していますので、これも是非再現してみたいです。
A 艦橋に付くブレードの先端にも警告灯がありますけど、かなり小さなパーツですので
  0.25ミリのファイバーしか使えません。
  細すぎて光が弱くなってしまうのが難点です(+_+)
B そこで、0.25ミリのファイバーの先端をライターでゆっくりあぶり、溶かして玉を作りまし
  た(^_^*)
  周りをペーパーで削ると、横方向にも光が拡散してくれます。
  0.25ミリでありながら、0.5ミリ程度の光量で光ってくれました(^^)/

この方法は以前デコトラを製作していて思い付いた方法なのですが、まさかこんなところで役に立つとは思いませんでした(^_^;)
他の警告灯も、同様の方法で光量をアップさせています。

艦橋の窓も光らせたいです。
艦橋の窓枠.jpg
A 艦橋のパーツです。
  窓枠はクリアー化されておらず、このままでは光らせるのは無理ですね(+_+)
  内部も下のパーツがピッタリ食い込む構造で、LEDを入れるスペースは全く無いです。
B 窓枠の部分を切り取りました。
  小さい上に、ちょっと複雑な形をしているので慎重に作業しています(^_^;)
  下のパーツも削り込んでLEDの入るスペースを確保しましたが、ちょうど半円の穴が出来
  ましたので、配線を通す時にラッキーです(^^♪
C 透明プラ板を指で曲げてアールを付け、カット面を合わせて接着しました。
  ペーパーで曇らせて、光が分散する様に工夫しています。
  それから0.26ミリの配線材料でハニカム状の窓枠を再現しました(^_^;)
  プラではなく、金属を使って遮光の効果を上げています。
D 裏側も透明プラ板に置き換え、窓枠も付けました。
  これで内部に黄色のチップLEDを付ければバッチリ発光してくれます(^^♪

艦橋には、警告灯も点灯していますので、ファイバーを植えます。
艦橋の電飾.jpg
A ブラックから立ち上げて塗装後、窓枠の周辺は筆塗りで仕上げています。
  ツヤが違っていますが、トップコートすれば落ち着きます(^^)/
B 警告灯のファイバーを通しました。
  ガミラス艦では、右が黄色で左は紫色みたいですね(^_^;)
  ブレードの先端などは緑色で統一されているみたいです。
  色はLEDで分けるので、ここでは先端を太らせたファイバーを通すだけにして置きます。
  内部の天井には、一応アルミテープを貼って、光を分散させてみました(^_^;)
C 艦橋の下の部分にも、紫に点灯している穴がありますので、ファイバーを通して置きまし
  た。
  キットのダボを切り取る事で出来る空間を利用して、ファイバーを通しています。
D ファイバーは司令塔の内部を通して下から逃がして置きます。
  艦橋用の黄色LEDの配線も引き出して置きました。

艦橋に防護盾を加え、ちょっとだけディテールを加えています。
防盾追加で艦橋完成.jpg
削り取ってしまった防護盾は、0.3ミリのプラ板で再現しています。
キットのパーツより薄くなったので、引き締まった顔になりました(^^♪
更に、劇中の映像を良く見ると、色々なアンテナやブレードが付いています(^_^;)
仕上げの段階で、アンテナやブレードを追加してみました。
今回、ここの部分以外でもブレード関係は全て0.3ミリのプラ板に置き換えています。
薄くして精度を上げることで、巨大感を出そうという、涙ぐましい努力なんですね(^_^*)

警告灯の光源は、砲甲板の裏に設置しました。
警告灯はファイバー.jpg
A 黄色、緑色、ピンクの3ミリLEDです。
  熱収縮チューブで遮光して、先端に穴を開けてファイバーを差し込む方法です。
  とても省スペースでファイバーを設置出来ますので、最近こればっかです(^_^*)
B 先端を太らせた0.25ミリファイバーです。
  光が強過ぎるとリアリティが無くなりますので、程々の光量にするために、あえて0.25
  ミリを使いました。
C 実はこの画像は今日撮影したものです(^_^*)
  HJ掲載時、後ろの緑の警告灯を光らせるのを忘れていました(>_<)
  っていうか、この部分をパテ埋めすること事態、すっかり忘れていました(^_^*)
  掲載後に手直しするのは、何だかズルイ感じがしてイヤだったのですが、これから先も
  展示する機会があると思いますので、こっそり追加工作しちゃいました(テヘペロ)

警告灯は、甲板にもあります。
甲板の警告灯.jpg
甲板の警告灯はグリーン1色なのですが、LEDを設置する場所が無いので困りました(-_-;)
A グリーンのLEDに熱収縮チューブを被せ、光源を作りました。
  ファイバーは0.25ミリを使い、パーツに溝を彫って埋め込んでいます。
B アングルドデッキの下に、何とか空間を見つけて押し込みました(^_^;)
  回転砲台のために、内部の空間を自由に使えないもどかしさがあります。
C 太らせたファイバーの先端は、塗装後に溶剤で塗料を落とします。

警告灯の設置は面倒ですが、小さな光が点灯すると、素直にカッコイイです(^_^*)
警告灯点灯の全景.jpg
お気付きかと思いますが、この記事は製作の順番通りに説明しておりません(^_^;)
電飾の工作に的を絞って説明しておりますので、既に塗装が済んでいたりする場面があります。
そのほうが読みやすいだろうという配慮からですので、ご了承下さいね(^_^;)

次回は電飾の後半を記事にしたいと思います。
よろしくお付き合い下さい(^^)/

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コメント(16) 

電飾 後編 [ダロルド 製作記]

電飾の後半です。

エンジンを電飾するため、LEDを仕込みます。
中央縦に2つ並んでいるノズルは、3ミリの穴を開けるだけで簡単にLEDを仕込めますが、両脇にもノズルがあり、更にフル出力の時には上下のサブエンジンも噴射するみたいです。
今回は巡航モードと戦闘モードを切替できる様に製作しますが、巡航モードの時は中央と両脇のみ、戦闘モードの時はフル出力となり、更に上下のノズルも発光させたいと思います(^^♪
エンジンにLED.jpg
A 上のノズルは4基ありますが、口が小さいので2つを1組で発光させてみます。
  すぐ後ろに小部屋を作り、そこにLEDを取り付けて漏れてきた光で2つの噴射口を発光
  させます。
  遮光も含めて塗装を仕上げてから、内部にはアルミテープを貼り、光を出来るだけ拡散
  させています。
B 横のエンジンはノズルのパーツに直接LEDを埋め込み、LEDの足だけ内部に引き込ん
  でいます。
  上手くダボを成型すれば、カバーもちゃんと収まります(^^♪
C 下のノズルにもLEDを埋め込みましたが、3ミリのLEDがギリギリ収まるサイズです。
  こちらもLEDの足だけを内部に引き込んでいますが、カバーもちゃんと収まります(^_^;)
D 塗装は遮光のためのブラックから立ち上げています。
  ノズルパーツが意外と遮光性が良いので、カバーパーツにスキマがあっても問題あり
  ません。

エンジンの発光は、高速に明減させてみました。
エンジン高速明減.jpg
今回もPICマイコンを使い、高速に明減させる事で噴射の様子を再現しています(^^)/
点いたり消えたりする点滅ではなく、PWMにより明るさを高速に変化させるプログラムを組みました。
巡航モードでは中央と両脇のみ点灯していますが、戦闘モードになると更に上下のノズルも点灯します。
一応、明減のタイミングを上下でズラしてみましたけど、高速過ぎてあんまり良くわかりません(^_^*)
画像の基盤はPICマイコンボードで、目のコントロールとエンジンのコントロールするPICを2つ搭載しています。

切替スイッチは4番主砲です。
モード切替スイッチ.jpg
A 主砲の回転軸をプラ棒で内部まで延長し、ネジを打ち込んでマイクロスイッチを操作で
  きる様にしました。
  マイクロスイッチは、強い力にも負けない様にビス止めしてガッチリ固定しています。
B スイッチとなる4番主砲です。
  外見からは、これがスイッチだとはわからない様に仕上がりました(^^♪
  矢印部分には、ちょっとしたジャンクパーツを貼ったり、スジ彫りも加えてみました(^_^*)

この切替スイッチによって、どこがどのように変化するのか、図にしてみました。
目とエンジンの切替.jpg
各種の警告灯はスイッチが青の位置にある時はマイナスに繋がっていて点灯しています。
PIC[A]は目の制御を担当していますが、コントロール信号がプラスの時は緑のみ点灯させています。
PIC[B]は、エンジンを担当しており、通常は中央と両端のエンジンを明減させています。
スイッチが緑の位置になると戦闘モードとなります。
PIC[A]はスイッチの変化を検知すると、緑から黄色+オレンジへスーッと変化させます。
またスイッチが変化すると、今度は緑色へスーッと変化させます(^^♪
PIC[B]がスイッチの変化を検知すると、更に上下のエンジン光も明減させます。

実際のエンジン光の違いです。
モードの違い.jpg
通常モードでは中央と両脇のエンジンが発光していますが、戦闘モードになると更に上下のノズルも発光したフル出力となります(^^)/

このモードの切替による変化も、動画で見て頂いた方がわかり易いと思いますので、またしてもYouTubeにアップしてみました(^_^*)

※BGM フリー音楽素材 魔王魂よりOrchestra12

1分も無い簡単な説明で申し訳ないのですが、両モードの違いは感じて頂けると思います(^^)/
ぜひご覧下さいね!

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コメント(12) 

デッキ内とガミラス文字 [ダロルド 製作記]

ハンガーデッキ内部の製作です。
ガミラス文字についてもご紹介しています。

甲板の下はオープン式のハンガーデッキになっていて、現用空母みたいでカッコイイですね(^^♪
でも、残念ながらキットでは内部に壁があって、全通式になっていません。
内部にもディテールが一切入っていないので、味気ない感じです(+_+)
そこで、内部のディテールを自作してみる事にしました。
壁を取り去る.jpg
キットの壁を取り去り、無くなってしまう床や壁をプラ板で補って、壁にメカっぽいディテールを貼り付けてみました。
1/700艦船のエッチングパーツを使って、トラスや階段なども加えて精度をアップしています(^_^*)
床に合わせ目がモロに出ていますが、完成すると矢印の穴からしか見えなくなるので、特に消していません。
デッキのディテール.jpg
A オープン状態の部分には、エッチングの手すりを付けてみました。
  1/700なのでオーバーサイズですが、雰囲気はグッと良くなったと思います。
B フライトデッキへはエレベーターで昇りますので、エレベーターを駆動するためのギアが
  あるハズと考え、プラ剤で追加してみました(^_^*)
C 内部には、エッチングの階段も取り付けてみました。
  どうせ覗かないと見えないのですが、コレも雰囲気アップに効果的でした(^^♪

艦載機は、ガルント以外発艦した様子がありませんので、1機も搭載されていなかったと思います。
巨大なガルントが甲板を占有してしまうので、載せられなかったのかな(^_^;)

デッキの天井にもディテールを加えています。
デッキ内の天井.jpg
A エレベーターの部分は上下に動きますので、分割のスジ彫りを加えています。
  また、これだけ巨大なエレベーターになると、大気圏では自重にすら耐えられないと思い
  ますので、補強を入れてみました。
B 天井にもメンテナンス機器や表示盤などの装備が必要だと思いますので、テキトーに
  メカを貼り付けてみました(^_^*)
  パーツのダボも、使えそうなものは活かしてディテールにしています。

塗装した状態です。
デッキの塗装.jpg
床はグレーにしましたけど、ガミラスのメカは緑色が多いので、フィールドグレーの壁にRML82ライトグリーンの装備で塗りワケました。
床にラインや文字を書いてみましたけど、これは白の色鉛筆です(^_^*)
この文字ですが、ボクは意味もわからず甲板に書いてある記号をそのまま書いてしまいました。
後から数字だった事に気付いたのですが、既に入稿してしまった後でしたので修正が間に合いませんでした(-_-;)
このガミラス文字については、解析されている方がおられますので、後でご紹介します。

天井も塗装して、照明をつけました。
天井に照明.jpg
天井もそれらしく塗装して、白色チップLEDを取り付け、0.3ミリプラ板で作った箱を被せて光を分散させました。
LEDが丸見えではカッコ悪いし、そこだけ明るくなってしまうので、柔らかい光にして全体を照らしています。

完成した様子です。
デッキ完成.jpg
デッキを全通にしましたので、かなり広いデッキになりました(^_^*)
照明のおかげで、細かい部分まで良く見えちゃいます。
艦載機があれば良かったかも知れませんが、劇中で登場していないし、「艦は古く、兵は幼い」とドメルも言っていましたから無い方がダロルドらしいと思います(^_^;)

さて、ガミラス文字ですが、画像投稿サイト「Pixiv」にて、柳カンナさんが解析されています。
劇中に使われている文字や、グッズ・ホビー誌などの情報から解読されたそうですが、全て調べ上げるには膨大な時間と労力が費やされた事でしょう(-_-;)
ボクみたいに文字の意味も知らないでいる方のために、ブログで公開したいと申し出たところ、快く了承して頂きました(^^)/
柳カンナさん、貴重な情報をありがとうございますm(__)m

宇宙戦艦ヤマト2199 ガミラス文字研究---------- 柳カンナ ------

宇宙戦艦ヤマト2199では新たにガミラス語が設定されていますが、
劇中にガミラス文字と思われる書式がいくつか確認できました。
半年前から調べていたこの文字を、大体の解析ができたので表にまとめました。
劇中に登場する文字と、グッズ・ホビー誌などの情報から解読・検証したものです。   
検証していて気付いた事は以下のとおりです。
▼現実世界でのアルファベット26文字と、10進数の数字で構成。
▼アルファベットに大文字・小文字の区別は無い。
▼英語文、ローマ字読みに対応。
▼「!」や「?」などの感嘆符・記号は未登場(2013-06-07現在)    
一個人の検証ですので不確定な部分もあると思いますが、フォントデータや創作物のお役に立てればなと思います。 
ガーレ L(゚Д゚) ガミロン!!

「宇宙戦艦ヤマト2199 ガミラス文字研究」
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=36208719

※ログインにはIDが必要です。


更に、柳カンナさんの研究を参考に、フォントデータを作った方もいらっしゃるので、こちらもご紹介します(^^)/

●不穏当屋2013年夏期までのフォント見本
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=38376501

●ガミラス語フォント作りました。mac用OTFファイル
http://www3.4bn.ne.jp/blog/?p=670

こちらのフォントデータはmac用とありますが、OTFファイルなのでWindowsでも使えました(^^♪
すみませんが、フォントのインストール方法などはご自分で調べて下さい(^_^*)
全てのアルファベットが解析されていますので、好きな文字をガミラス文字にする事が出来ます。
対応表を作ってみました。
ガミラスフォントの紹介 X訂正.jpg
ダロルドのタイトルもガミラス文字で表記する事が可能です(^^♪
トップ画像の文字は、この変換結果で書かれています。
どろぼうひげは、ガミラスではこう書くんですねぇ(^_^*)
これによると、ダロルドの甲板に書かれた文字は「04」となります。
どうやらバルグレイが01、ランベアが02、シュデルグが03と続き、ダロルドは4番艦という意味みたいですね。

劇中でも数字と字幕が合っているのが確認できます(^^)/
数字の解読.jpg
全てが意味がわかる変換にならない時もありますが、劇中でも大抵の文字が判読可能となります(^^♪
解読すると.jpg
このフォントデータを使えば、ガミラス文字でデカールを作成する事も可能となります。
こんなにステキな情報を快く公開して下さった柳カンナさんには、敬意を表します(^^)/
このデータ(フォントも含めて)を使う際には、感謝して使いましょうね♪
出来れば、情報拡散のためにも参照元の情報は添付してあげましょう(^_^*)

もしかして、ガミラス文字はファンの間ではフツーの常識なのかも知れませんが、まだ知らない方や、デカールを作りたい方にとっては有効な情報になってくれることを願っています(^_^*)

えー、ダロルドの製作記は、もうちょっと続きます(^_^*)

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改修と塗装 [ダロルド 製作記]

ダロルドの製作記、今回は改修した部分と塗装です。

ダロルドは劇中の勇姿をとても良く再現されたキットですが、少々ディールが足りない部分があります。
ちょっと面倒な改修ポイントもありますが、手を入れればそのぶんカッコ良くなってくれます(^^♪

まずはアングルドデッキの奥にある入り口です。
アングルドデッキ出口.jpg
A キットの元の状態です。
  確かに覗き込まないと見えないのですが、パーツを受ける部分が丸見えです(+_+)
B 受け部分をかなり削り取り、プラ板でカーブが付いた壁を作りました。
  内部にポンチで抜いた丸ディテールも付けましたが、本当は2段あります(^_^*)
C 再度仮組みした状態です。
  エッジ部分も薄く成型して、全通フライトデッキへの回収路が出来ました(^^♪
  ここも電飾しようかと考えたのですが、劇中では光っていませんのでオミットしました。

他にも、薄々攻撃が効果的な部分があります。
インテークの追加.jpg
A ここは両サイドに付く133ミリ三連装陽電子カノン砲の仕切りになりますが、プラの厚み
  があり過ぎるので薄々攻撃してあげます(^^♪
B 攻撃後です。
  薄くするだけでなく、丸みを付けてあげたり、根元は太く中間が細くなる様に成型してい
  ます。
  ダロルドの曲面を重視したデザインを壊さない様にしたつもりだったりします(^_^*)
C エレベーターの後ろに、インテークがあるハズなのですが、キットでは省略されています。
  開口して、プラ板でフィンを追加してあげました(^^♪
D 左側のインテークも省略されていたので追加しましたが、こちらは角度が鋭角なので、
  開口すると上に穴が開いてしまったりして、ちょっと加工が大変です(^_^*)
  あと、甲板の3本のマストには伸ばしランナーやスジ彫りでディテールを追加しています。

ディテールといえば、ちょっとした部分ですが、更にいくつか追加しています。
追加のディテール.jpg
A 砲甲板を支える中央のマストは、頂点が平らではなく、三角形に突き抜けています。
  プラ板を足して削り出して延長してみました(^_^*)
B 甲板の先端の穴に、丸ディテールを追加しています。
  綿棒をライターの火で伸ばして輪切りにしたリングです(^_^*)
  ここはヒケも目立つ部分なので、ある程度ですが平らに成型もしています。
C 133ミリ三連装陽電子カノン砲の付くパーツと、船体との間にスキマが出来ます(+_+)
  とても複雑なカット面で組み合わさるので、このくらいのスキマは仕方無いのかな?
  一応、パテで埋めてあげました。

尾翼にはスジ彫りを加えています。
尾翼をスジ彫り.jpg
左が元の尾翼パーツですが、劇中で確認できるパネルラインが全く入っていません(-_-;)
右のパーツの様に、映像を参考にスジ彫りを加えて見ました。
4枚あるうち、両脇の尾翼はパネルラインも違っていて、しかも矢印部分に一段ヘコんだ部分があります。
彫るのは大変なので、カットしてからプラ板をハメ込んで再現しています(^_^;)

パネルラインを加えた尾翼です。
尾翼スジ彫り終わり.jpg
両脇と中央の2枚はパターンが違っています(^_^*)
劇中では、もっと細かいディテールが描き込まれているのですが、1/1000では何を追加してもオーバースケールになってしまうので、潔くあきらめました(-_-;)

改修がほぼ終了しましたので、塗装に移りまーす(^^♪
サフ立ち上げ.jpg
電飾を組み込んだ部分には、遮光のためブラックを吹いてありましたが、赤は透過しやすい色なので下地としてサフを吹きました。
全体を均一な色にして、赤の発色も良くしたいためです(^^)/
更に、ブラックを5倍に薄めて少しずつシャドーを入れましたが、パネルラインではなく、下になる程暗くなる様に影を入れてみました。
ダロルドの美しい曲面を一層引き立てる事と、下が暗くなる事で巨大感を表現してみたいと思います(^^♪

でも、サフを吹いたらやっぱり不満な部分も出てきますなぁ(+_+)
バルバスバウ.jpg
バルバスバウ周辺の分割線が、劇中とは違っています(-_-;)
A1~A3が合わせ目として発生しますが、本当はBのライン1本のハズです。
組み立てやすくするためのパーツ分割だと思いますが、バンダイの技術を持ってしても微妙な段差が出来てしまいます。
そんなに目立つ合わせ目ではありませんけど、美しい曲面を再現したいので、パテ埋めしました。
ただし、一番底になるパーツは、メンテナンスのために取り外し出来る様にしておきたいので、パテ埋めしていません。
サフを吹いてみると、ふっくらとしたグラマーなバルバスバウに仕上がったので、パテ埋めして良かったです(^_^*)

パーツを組み立てながら、どんどん塗装して行きます。
塗装1.jpg
A 船体下にガミラス艦の特徴でもあるツノが生えていますが、キットのパーツは太すぎて
  イマイチです(+_+)
  接着してから削り出して、根元から自然に生えている感じに仕上げました。
  イチオー、ここでも曲線を意識していたりしますが、自己満足のどうでも良い事です(^_^*)
B 主砲の砲身はとても細くて、うっかり触ると折れちゃいそうです(^_^;)
  そのまま接着すると中央の砲身だけが前に出て来て気持ち悪いので、両脇の砲身の
  接着位置を前にズラしています。
C 甲板もダロルド専用カラーを使いました。
  先端だけは船体色なんですね(^_^;)
  甲板は空母で一番傷みやすい部分ですので、パステルやエナメルで退色や汚しを加え
  ています。
D 船体もダロルド専用カラーを使っています。
  ややこしい調色をしなくても、塗装するだけで劇中のダロルドカラーとなります(^^♪
  一応作例ですから、GSIクレオスさんの専用カラーを使ったらこう仕上がります的な見本
  としての要素も重要なファクターです(^_^*)
  でも、竹下さんの重厚な色調のダロルドもカッコいいんですよね(^_^;)
  スターウォーズモデラーとしては、メチャクチャ汚れた艦に強い魅力を感じますけど、今回
  は劇中の勇姿を再現するというコンセプトですので、グッとガマンです(-_-;)

でも、ちょっとは汚しも入れないと不自然です。
塗装2.jpg
A ダロルドは試験的に生産したものの、量産はされずにずっとドック入りしていた艦です。
  こんなに複雑な機構をたくさん取り入れていますので、そりゃコスト的に採算が合わなか
  ったのでしょう(+_+)
  雨晒しになっていたとは思えませんが、パステルでスジ状の流れを軽く入れてみました。
  上から下だけで無く、下から上への流れも加えています。
B 甲板色は全通甲板となる部分以外に、後部にも色分けされている部分があります。
  いちいちマスキングしなくちゃなのでメンドクセーのですが、そうなっているのだから仕方
  ありません(+_+)
  きっと、リノリウムみたいな感じなのでしょうね(^_^;)
C 今回も欲張って色々と電飾を仕込んでしまったので、配線がダイオウイカです(^_^*)
  どれも同じ色の線ですので、こうしてラベリングして置き、間違いを防ぎます。
  これもチョーメンドクセー!のですが、その分配線作業が早く済みます(^_^;)

さて、これで塗装も終了しました。
仮組みした時の元の状態と比べてみましょう(^^♪
塗装前.jpg
成型色のままでもカッコイイのですが・・・
塗装後.jpg
塗装することで、こんなにも存在感が違ってきます(^^)/
特に、今回は曲面を大切に仕上げましたので、有機的でグラマーな船体に仕上がったと思います。
今回製作してみて、このキットを購入したみなさんには、ぜひ塗装まで仕上げて欲しいと思いました(^^♪

次回は最終回かな?
ベースと独立戦闘指揮艦の製作をご紹介したいと思います(^^)/

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ベースと指揮艦 [ダロルド 製作記]

最終回の今回は、ベースの製作と独立戦闘指揮艦の製作です。

ダロルドを支えるベースですが、キットに付属のベースではちょっと耐えられるか不安です(^_^;)
その上、電飾の回路をミッチリ仕込んでしまったので、重量的にもヤバイ感じです(-_-;)
大きくてダロルドに似合うカッコイイベースとして、ポルメリア級のベースを転用する事にしました。
ポルのベースを.jpg
ポルメリア級のベースは、ガミラスの紋章になっています(^^♪
これだけ大きなベースなら、メタボ化したダロルドも余裕で支えてくれそうです。
ダロルドの曲面を前面に押し出した工作をしてきたので、側面から刺す工作は避けて、支柱は真下のベース用のダボから支えたいと思います。
でも、真下から棒が延びているのはイマイチなので、ここはカッコ付けて支柱を曲げて取り付け、わざわざ目立ちにくい位置から支える事にしました(^^♪
A 本来、支柱を取り付けるダボ穴は、内部にパテを詰めてプラ板で塞ぎ、平らに成型して
  消しました。
  内部にパテを詰めて置かないと、ペーパーを掛けた時にへこんでしまって成型しにくくな
  ります(^_^;)
B 支柱を刺す位置は、ギリギリ端に設置しました。
  ガタつきが出ない様に、支柱は内部でプラ板で押さえ付け、ビス止めして、更にスキマに
  パテを詰め込んでガッチリと固定しています(^_^*)
  この画像では、まだそこまで進んでいませんけど。

ベースにスイッチとアダプタのコネクタを取り付けます。
スイッチとジャック.jpg
秋葉で見つけた、ACアダプタのコネクタとスイッチが一体になった優れものを使いました(^^♪
ポルメリアのベースは厚さがあまり無いのですが、コレなら省スペースで両方を設置できます。
ただ、固定する方法がありませんでしたので、瞬着で接着してしまい、押す力にも負けない様にプラ板で押さえを作っています(^_^;)
外観もスッキリして、汎用のスイッチを使うよりも垢抜けた感じに仕上がって良かったです(^^♪

塗装は、白枠に赤文字にしたいと思います(^^)/
ちょっと定番過ぎるかと思いましたが、劇中でよく見かける組み合わせなので、一番ガミラスらしいと思ったもので(^_^;)
マスキング.jpg
全体をクールホワイトで塗装して、マスキングしました。
縁取りがちょっと盛り上がっているので、マスキングが面倒です(+_+)
慎重にマスキングしても、綺麗な塗りワケは難しいですね。
塗装リカバリー.jpg
上の画像はマスキングを剥がしたところですが、やっばり塗りワケが上手く行っていない部分が出来ちゃいました(+_+)
そんな時、ボクはエナメルの同色を流し込んでリカバリーしちゃいます(^^♪
下の画像はエナメルを流したものですが、ズレていたラインがバッチリ修正されていると思います。
最初からイヤな予感がする時は、エナメルにある色を選んで塗装しておくと、こうしてリカバリーしやすくなります(^^♪

最後にクリアーでトップコートして、ツヤツヤに仕上げて完成です(^^)/
ベースに固定.jpg
電源も供給できるガミラス紋章のベースが付きました(^^♪
下からあおりの写真も撮りたかったので、支柱はちょっと長めにしてあります。
船体との接続部分は固定していないので、好きな向きに回転させる事も可能です。
これでやっとダロルドが完成となりました(^^)/パチパチパチ

さて、ダロルドは完成しましたけど、キットにはオマケとして独立戦闘指揮艦が付いていますので、そちらも完成させなくてはなりませぬ(^_^;)
オマケとはいえ、ちゃんとダロルドと同じ1/1000スケールになっています。
ドメル将軍が部下を道連れにしてまで華々しく散った指揮艦でしたが、波動防壁の修理が間に合い、犬死になってしまった可愛想な機体です(+_+)
ほとんど手直しするところが無かったのですが、ちょっとだけいじりました。
指揮艦の改修.jpg
A 後部エンジン噴射口の上下にある制御板は、一体成型されていて繋がっている感じでし
  たので、カッターで切り込みを深くして、薄々攻撃も加えてみました。
B 物質転送装置にも薄々攻撃を加えています。
C 中央のインテークはフィンがモールドされていますが、彫がイマイチ浅いので伸ばしランナ
  ーを貼り付けて深さを出しました。

後は塗装して完成です(^_^*)
塗装.jpg
船体は白一色なので、クールホワイトで全体を塗装して、エッジやへこんでいる部分に軽くシャドーを入れ、コゲ茶色のエナメルでスミ入れしました。
艦橋の窓は、エナメルが隅に溜まる現象を利用して、フィールドブルーのグラデーションを入れてみました(^_^;)
最後につや消しでトップコートしましたが、何故か陶磁器みたいな質感に仕上がりました(^_^*)
指揮艦完成.jpg
劇中でヤマトの第3艦橋を掴むアームもパーツ化されていましたが、太すぎるし実際には幅が合っていなくて掴めないので、今回は取り付けませんでした。

さて、これでダロルドの製作記は完結となります(^^)/
完成画像は、誌面の写真の方が断然綺麗に撮れていますので、そちらでご確認下さい(^^♪
まだ本屋さんに並んでいると思いますので、機会があったら是非ご覧下さいね(^^)/
この製作記で補完した部分と、照らし合わせながら楽しんで頂ければ幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました(^^♪

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