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ヤマト2202 掲載 [ヤマト2202 製作記]

今月のHobbyJapan誌 2018.01 No.583 へ、バンダイ1/1000 ヤマト2202を掲載して頂きました(^^)/
HJ201801.jpg
今月はオラザク特集!
ザッと拝見しましたが、どれも素晴らしいですね(^^♪
恐らく、模型人口が最も多いガンプラの中で、トップを受賞するのは並大抵の努力では勝ち取れないと思います。
受賞したみなさん、おめでとうございますo(^_^)o

そんな紙面の片隅に、こっそりとヤマト2202を掲載して頂きました。
YAMATO2202 ブログトップ用.jpg
今回は、ちょっとだけ細部に手を入れ、電飾を加えてています。
波動砲も撃てますが、製作していた時点では詳細が不明だったので、ほぼ2199版と同じシーケンスをプログラミングしています。
製作記も連載してみたいと思いますので、お楽しみ頂ければ幸いです。
よろしくお願いします(^^)/

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電飾の準備 その1 [ヤマト2202 製作記]

今月のHobbyJapan誌 2018.01 No.583 へ、バンダイ1/1000宇宙戦艦ヤマト2202を掲載して頂きました(^^)/
製作記を書くのは久しぶりですが、これから何回かに渡って製作内容を詳しく記事にしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

さて、こちらのキットは2199版からドドーンと進化しておりまして、標準で電飾する事が想定されています。
発光ユニットも付属しているので、そのまま波動砲とエンジンの発光を楽しむ事が出来ます。
更に、別売の発光ユニットを足せば、艦橋の窓まで発光可能という、電飾モデラーにとっては嬉しい仕様になっています。
発光ユニットは青色タイプが2個付属しており、波動砲と艦橋を発光させて楽しむ事ができます。
更に、別売りの「発光ユニット(白)2灯式」を追加すれば、エンジンの発光も無改造で可能という、電飾モデラーにとっては嬉しい仕様となっています。
今回は自分で用意したLEDを組み込んでいますが、LEDの取り付け位置や遮光の方法に悩まなくて済みますので、たいへんありがたいですねー(^^♪

波動砲は、船首がせまいので、ずっと奥に発光ユニットを組み込む構造になっています。
標準で波動砲.jpg
光量がちょっと落ちますが、十分な発光でカッコイイです。
エンジンは、別売の2個のLEDが付いた発光ユニットで、サブエンジンまで発光しちゃいます。
エンジンも標準.jpg
これだけの発光部分を全て自作するのは、本当に大変なんですよ(^_^;)
だいぶ電飾も一般的になってきて、キット標準で電飾が実現できるのは、嬉しいことですね。

2202のヤマトは大改修を受け、プロポーションも大きく変わりました。
プロポーション.jpg
キットは新規金型で、よりマッシブになったヤマトを見事に再現しています。
先がキュッと締まって、胴体がボヨーンで、エンジンノズルがドドーンなヤマトも、カッコイイですねー(^^♪

さて、製作開始となりますが、電飾を組み込む作品を制作する場合、まずは仮組みして内部の様子や組み合わさる部分を熟知することから始めます。
どこにどんな方法でLEDを仕込み、どこに配線を通すのか、おおよそでも計画しておかないと後で大変な事になります。
それから電飾を仕込むための工作をして、細部のディテールアップなどを工作します。
次に、遮光のための塗装をしつつ、スミ入れ直前まで塗装を進めます。
ここでやっと電飾を組み込み、仕上げ塗装を行って完成となります。
塗装する前に電飾の準備を済ませておくのがポイントですね(^^)

そんな訳で、まずは艦橋の窓を光らせるための工作から着手しました。
これで1パーツ.jpg
艦橋は前後で合わせる分割ですが、極力合わせ目が目立たない様、巧みに分割されています。
なんと、これで1パーツです(^_^;)
窓にはクリアーパーツが用意されていて、下から照らした光を上手く横方向に変えて発光させています。
ここは強力に発光して欲しい部分ですので、高光度のアイスブルーLEDを仕込んでみました。

ところが、このままでは艦長室までは発光してくれません。
船長が不在ですから、照明を点けておく必要は無いのですが、やはり艦長室も光ってほしいです。
窓を光らせている光を、艦長室まで届かせる工作をしてみました。
艦長室への穴.jpg
A 1パーツでまとめるため、ここにパーティングラインが出来ています。
  ここは意外と目立ちますので、綺麗に消してあげましょう。
B 第一艦橋の上に、艦長室を取り付けるダボがありますが、その位置へ
  穴を開けました。

艦長室の床にも穴を開けて、光の通り道を作ります。
ファイバーで導光.jpg
艦長室の風防を取り付けるダボ穴の奥にも穴を開け、風防パーツの取り付けダボに光が当る様にしました。
少しでも光が減衰しないように、1mmの光ファイバーを植えてみましたが、あまり変化はありませんでしたねぇ(-_-)
LEDは艦橋の下から上向きに光りますので、こんな小さな穴でもちゃんと光が出てきてくれます。
光が出てきた.jpg
これで、とりあえずは艦長室が光りましたが、風防パーツ全体が光ってくれるように、ちょっとキズを付けてあげると効果的です。
キズを付けて強く.jpg
艦長室の奥の壁になる部分に、横線のキズを何本か加えておきます。
光はキズに当って発光しますので、艦長室全体が光ってくれる様になります。
発光の様子.jpg
効果としては些細なものですが、すこしでも自然な光り方になる様に、出来る事はやっておいた方が良いですよね(^^♪

次に、電飾を付け加えたい部分として、展望室があります。
でも、キットではここは開口されていないし、クリアーパーツなんて用意されている事もありません
光らせたいなら、自分で開口する必要があります。
展望室開口.jpg
A キットの元の状態です。
  窓の形はモールドされていますので、開口するだけですね。
B 0.4mm程度のドリルで、たくさん穴を開けます。
  窓の幅ピッタリの径のドリルで開けると、余計なところまで潰してしまう
  ので、窓の幅より小さい径のドリルで開口します。
C 穴をデザインナイフで繋いで、余分な部分もカットして成型します。
  プラの厚みがありますので、開口した面が垂直になるようにします。
D ちょうど裏側には、不幸な事に取り付けダボがあります(-_-)
  ダボも大きく削り取って、光が届く様に加工しておきました。

ここは遮光のための塗装をしてからLEDを組み込みますので、開口出来たらそのままにして次に進みます。

続いて、翼端灯も発光させたいです。
劇中では、艦橋の後ろにある、斜めの安定翼の先端が光っているのですが、パーツが極限まで薄くて、0.25mmの光ファイバーですら収まりそうもありません。
ディテールを崩してまで電飾するのは、美しい工作とは言えないと思いますので、ここはキッパリとあきらめました。
他には、エンジンノズルに付く三本の安定翼の先端が白色に光っています。
こちらはパーツに十分厚みがありますので、電飾できそうです。
ここもキットを組み立てただけでは発光してくれませんので、自分でLEDを仕込むしかありません。
通常、薄い安定翼の先端を光らせる場合には光ファイバーを使いますが、こちらのキットの翼端ならチップLEDがそのまま内蔵出来そうです。
翼端灯加工.jpg
A 1608チップLED(1.6mm×0.8mm)が収まる分をカットしました。
  配線を通すための溝も彫っておきます。
B チップLEDにポリウレタン線をハンダ付けして、切り欠いた部分に
  取り付けます。
  配線は溝に瞬着で固定しました。
C 透明なエポキシ接着剤をテンコ盛りにして、クリアーな部分を作ります。
  配線はエポキシパテで埋めて、何事も無かったかの様にパックレます。
D 接着剤が硬化してから成型すると、透明な部分が出来ますが、そこへ
  光ファイバーを削って作ったカマボコ型の透明パーツを取り付けます。
  塗装後にここだけ塗膜を削り取る事で、発光する突起部分を作ります。
  これは、どの方向から見ても光が見えるようにするためです。

ここまで出来れば、後は次の工作ポイントへと移るのですが、塗装する時は完全に遮光してから船体色を吹きつけます。
航行灯遮光.jpg
これは光らせた状態でブラックを吹き付けたところです。
光が漏れ無いようになるまで、ブラックを吹き付けています。
この後船体色を塗装して、スミ入れも終わってから、最後にデザインナイフの先などで突起部分だけを剥がして発光させます。
光ファイバーよりも、強力な光となりますので、突起部分が光るだけでも十分な光量となります(^^)/

他の部分も、電飾するための工作を済ませておきます。
第四艦橋は、2202版ヤマトで新設された部分ですので、ぜひ発光させたいですよね。
第四艦橋.jpg
キットでは開状態と閉状態が選択出来ますが、ここは当然開状態のパーツを使います。
窓は開口されていませんので、ドリルやデザインナイフを使って、チマチマと開口しておきました。

艦橋の両脇には、赤と緑の航行灯が点灯しています。
ここは運よく内部にちょっとしたスキマがありますので、ここにチップLEDを収めて光ファイバーで発光させる事にしました。
航行灯 ファイバー貫通.jpg
パーツにドリルで貫通する穴を開け、光ファイバーを差し込める様にしておきます。
実際にLEDを取り付けるのは、塗装してからになります。

もうひとつ、航法コンピューター室(甲板のドーム状)の上にある安定翼に、翼端灯を追加する事にしました。
サスガにここにチップLEDを収めるのは無理なので、光ファイバーを使います。
翼端灯ファイバーも.jpg
ウィングに溝を彫って、光ファイバーを埋める溝を彫りました。
光ファイバーは先端に球を作って、少しでも光が強くなる様に、涙ぐましい加工を加えています。
この後、溝はエポキシパテで埋めてしまい、何事も無かったかの様にバックレます。

だいぶ長くなってきたので、一旦区切ります。
次回は、まだ続く電飾ための下準備をご紹介します。
よろしくお付き合い下さい(^^)/

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電飾の準備 その2 [ヤマト2202 製作記]

今回は電飾の準備の続きです。
ディテールアップした部分もご紹介しますね。

電飾する作品を作る場合、電源の確保はとても大事です。
電池にするのか、それを内蔵するのか、それともACアダプタにするのか、供給する方法は?と、とても大事な決断が必要です。
後から「やっぱり電池にしよう」なんて考えを変えると、回路構成や加工の方法などが根本的に見直しとなりますので、ここでの決断はとても大事なのです(-_-)b

さて、今回はACアダプタによる、外部からの電源供給にします。
しかも、ベースの支柱から、取り外し可能にして、梱包をやりやすくします。
この、梱包のやりやすさというのも、割と重要な要素でして、作ったは良いけど運ぶのが大変!ってことにならない様に、事前に考えておく必要があります。
今回はヤマトが空中に浮いているニュアンスを出すために、右側から金属製のアングルでガッチリ支える構造にしました。
支柱の差込.jpg
A このキットは、大気圏内航行用のウィングが差替え式で再現出来ます。
  ウィングを差し込むダボ穴が、これまた金属のアングルにピッタリ(^^♪
  ここに横から差し込む方式にします。
B 内部でアングルが差し込まれるボックスを、プラ板で製作しました。
  1mmのプラ板で、アングルを包み込むような箱組みで、面で支えます。
  プラ板が湾曲しないように、プラ角棒で補強も加えています。
  何年も差し込んだまま展示しても、歪みが出ないサポート構造です。
C 電飾ユニットを収めるパーツにも穴を開け、アングルが内部の空間一杯
  まで差し込まれるようにします。
  Bのボックスは、差し込んだ時に水平になる様に、高さを微調整してい
  ます。
D アングルを差し込んでみました。
  若干、キツイくらいが安心です(^_^;)
  何度も抜き差ししていると、プラスチックが磨り減って、遊びが出てし
  まうからです。

今度は、電源などの接続部分を追加します。
アングルを差し込むと、電源などが自然に接続される仕組みを作ります。
接続コネクタ.jpg
A アングルが差し込まれる穴の下に、3Pのコネクタをつけました。
  プラス5V、マイナス、それと波動砲のスイッチ信号の3本です。
  プラの厚みがありますので、差込口より1mm下にコネクタが来ます。
B 内部では、差し込まれるボックスとツライチになります。
  配線が当たりますので、逃がすための切り込みを入れています。
C アングルには、1mmのプラ板の上に接続ピンを取り付けます
  とりあえず瞬着で固定していますが、位置が決まったらエポキシパテで
  ガッチリと包んで固定します。
D アングルを差し込めば、3本の電線が接続されるコネクタが出来ました。
  ちなみにコネクタは、ボクは必ず一番前はプラス、次はマイナスと、自分
  の中で順番にルールを決めています。
  内部で配線する時、どれがプラスなのか間違えないためです。
  どの作品でも一番前がプラスなので、確認する必要も無く、ミスって
  ショートさせてしまう事故も防げます(^_^)v

波動砲も、電飾の準備をしておきます。
今回はフルカラーLEDを組み込みます。
波動砲の準備.jpg
A キットでは、ほぼ司令塔の位置である、かなり奥に電飾ユニットの光源
  があります。
  クリアーパーツで光を誘導する仕組みですが、かなり減衰してしまう事
  がわかりますね。
  フルカラーLEDは先端に直接取り付けますが、このパーツは内部で
  補強も兼ねているので、無くすわけにはいかないため、先端だけ切り取っ
  て使用します。
B 波動砲は強い光が欲しいので、チップタイプは出来るだけ避けます。
  でも、フルカラーLEDの砲弾型は、5mm径のものじゃないと入手が
  難しいです。
  誌面を見て真似してくれるモデラーのためにも、特別なLEDは極力避け
  たいので、5mmのフルカラーLEDを使いました。
  LED自体は余裕で収まるのですが、波動砲口のクリアーパーツは、Aの
  パーツに取り付ける構造のため、LEDとクリアーパーツを接続する必要
  があります。
  LEDの先端を平らに削り、プラパイプでクリアーパーツをホールド出来
  るリングを自作しました。
C 全て繋いで、熱収縮チューブで密閉します。
  LEDのおしりも閉じて、光が漏れださないように遮光しました。
D 仮に置いてみると、ナカナカの光量で発光してくれます。
  まだ遮光は完璧ではありませんが、これならバッチリです(^^♪


エンジンコーンは、少しだけ手を加えました。
エンジンは黄色LED1個で済ませます。
光を回転させても、発光部分が少ないので効果が期待できないと判断しました。
別に、ダメというわけではありませんので、やってみたい方は是非工作してみて頂きたいです。
エンジンコーンをカット.jpg
その代わり、高速明減はさせてみようと思います。
ただ、LEDはコーンの裏側になって、ほとんどの光は遮られてしまいます。
そこで、コーンの基部を斜めに削って、光が出てくる面積を少しでも大きく取りました。
思った程ではありませんが、確かに光は強くなります(^_^;)

さて、以上で電飾のための準備は終了です。
後は塗装してから実際にLEDを組み込んでいきます。
他に、ディテールアップした部分がありますので、ご紹介しておきましょう(^^)/
まず、主砲は合わせ目を消してみました。
改修 主砲合わせ目.jpg
測距儀の裏に肉抜き穴があり、アームの部分にも不自然な抜けている部分がありますので、エポパテで埋めました。
それと、パーツの合わせ目も設定に無い不自然なラインとなりますので、バテ埋めしています。
それだけなんですけどね(^_^*)
見た目がスッキリしてプラモデル作ってる気分になるのでお勧めです(なんじゃそれ)
それから、誌面では主砲がスムーズに動くための工夫も紹介していますので、合わせてご覧下さい。
(写真を用意するの忘れた)

それと、艦長室の上にある安定翼は、成型してあげましょう。
艦長室の羽.jpg
キットのままですと、玉子が乗っているみたいな形状で、パーティングラインもあります。
艦長室にはめ込んで持ちやすくしてから成型してあげると作業しやすいです。
ここがスッキリすると、司令塔全体の精度が上がった様な気分になります(^_^*)
簡単で効果的な加工ですので、お勧めの工作ポイントです。

それから、パルスレーザーも成型してあげました。
パルスレーザー成型.jpg
2199版のパーツをそのまま使っているらしく、奇妙なパーティングラインが出来ています。
ここはナイフで削ってからペーパーで成型しますが、小さくて数も多いため、ハッキリ言ってメンドクサイです(-_-)
ボクはプラ板に穴を開けて、そこにはめ込んでから作業しました。
その代わり、効果は大きいと思います。
効果絶大.jpg
ちゃんとした球体になっている事で、綺麗に並んだ統一感が出てきます。
画像は塗装まで済んだ状態ですが、これだけ違ってくるので、ここは頑張って工作して頂きたいポイントです。

次回は塗装の様子をご紹介したいと思います。

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塗装と電飾の仕込み [ヤマト2202 製作記]

今回は、塗装と電飾の仕込み工作をご紹介します。

電飾工作の場合、完璧な遮光は大変重要です。
スキマや合わせ目から光が漏れているのは、雰囲気台無しですよね。
遮光する方法は色々ありますけど、基本的にはブラックを吹きつける塗装で行います。
なので、塗装は遮光しながら同時進行で行った方が効率が良いのです。
基本塗装が終わったら、遮光しながらLEDを組み込んでいく工作になります。

まずはサフを吹きました。
サフ.jpg
気付かなかった傷や、未処理のパーティングライン、ゲート跡などを確認するためです。
今回は更に、下側の赤の発色を良くする下地としての意味もありました。

遮光のための塗装をしつつ、基本塗装を進めます。
基本塗装.jpg
A これからLEDを仕込む部分に、ブラックを吹きました。
  出来るだけ実際にLEDを当てて、光が透けていないか、確認しながら
  塗装しています。
  パーツの中を透けて行く場合もありますので、LEDを仕込む部分以外
  の広範囲に吹き付けています。
B 黒って、実は超暗い青なので、光の色が変化する場合があります。
  なので、面倒でも白を重ねて吹き付け、反射光をナチュラルにします。
C サフのまま、ついでにシャドーとしてブラックを薄めて吹き付けました。
  エッジや奥まった部分に影を作っています。
D まずは下半分の赤を吹きました。
  赤は、クレオスのヤマトカラーから、ヤマトレッド1です。
  この赤って、作ろうと思うと意外と難しいんですよね(^_^;)

船体のグレーを塗装しました。
船体塗装.jpg
ヤマト2202の映像を観ると、軍艦色とかじゃなくて紫が強いグレーみたいです。
ヤマトグレーにガイアカラーのAT-04パープルグレーを3:1で混色しました。
かなり紫が強い色ですが、スミ入れで黒に振られますので、たぶん丁度良くなるはずです(^_^*)

甲板を塗装しました。
甲板塗装.jpg
甲板は2199と違って、木製っぽいブラウンになりました。
ダークアースへ船体色を少々加えたブラウンで塗装しています。
上手くパーツ分けされていますので、マスキングも比較的楽で、ありがたいですね。
写真にはありませんけど、もちろん他のパーツも基本塗装を済ませています。

ここまで塗装出来たら、スミ入れをする前に電飾の仕込み作業に入ります。
マズは司令塔の航行灯から行きます。
司令塔航行灯.jpg
A 司令塔の両舷にある、赤と緑の航行灯を電飾します。
  0.5mmの光ファイバーを差し込みますが、ちょうど内部に1.5mm
  程の空間がありますので、ここにチップLEDを忍ばせます。
  丁度ファイバーの先端が出てくる位置へ、チップLEDを当ててテープで
  固定しました。
B チップLEDの位置がちょっとでもズレると、光量が大きく変化します。
  一番強く光る場所へ、位置合わせは納得が行くまで調整します。
C 固定位置が決まったら、透明なエポキシ接着剤で固定します。
  LEDを完全に包み込む様に、しかも組み立てた時に干渉しないように
  接着剤を盛り付けます。
  硬化したらブラックを吹き付けて遮光します。
  この時、光らせながら吹き付けて、光漏れが無くなるまで確認しながら
  吹き付けています。
D 最後に、ファイバーの先端を0.5mm程残してカットしました。
  カットした先端は、半円になる様にペーパーで成型します。
  そうする事で、どの方向から見ても光が見える様になります。

艦橋の窓を光らせるLEDを組み込みます。
艦橋電飾.jpg
キット付属のLEDは使わず、高光度のアイスブルーLEDを使いました。
司令塔の下にLEDを取り付けて、プラ板でフタをしてから塗装して遮光しています。
この下のパーツに、ちょっとだけ干渉しますので、調整が必要になりました。
強力な光にしたおかげで、窓も隅々まで光り、艦長室も十分発光してくれました。

続いて、エンジンです。
キットでは白色ですが、今回は黄色LEDを使って、より熱そうな色で発光させています。
エンジン電飾.jpg
A キットでは、別売の2LED発光ユニットでエンジンを電飾できます。
  メインエンジンとサブエンジンを、別々のLEDで発光させる構造です。
  サブエンジンは、クリアーパーツによって左右に分光する仕組みですね。
B メインエンジンには、黄色LEDを1個装備しました。
  元々電飾する事が想定されているので、無改造で済むのはありがたいです
C 保護抵抗を付け、LEDは光漏れ対策としてパテで包み込みました。
  この後、ブラックでカンペキに遮光しています。
D 発光させた状態です。
  後程、PICマイコンで高速に明減させて、噴射の様子をリアルにして
  みたいと思います。

エンジンノズルに付く安定翼に取り付けた、翼端灯を発光させます。
尾翼の翼端灯.jpg
翼端灯もブラックで遮光後、船体色で塗装してありますので、後は取り付けるだけです。
LEDの保護抵抗は、エンジンノズルの中の空間に収まりました。
ここは3個同時にON/OFFしても問題ないので、配線もここで済ませてしまい、プラスとマイナス2本だけ出てくるようになっています。
電飾の配線は、ユニットごとに出来るだけまとめてしまった方が、トラブルも少なくなるし、配線の手間もずっと減らすことができます。
なんてことない作業ですけど、それは、接続のミスを少なく出来る事に直結します。

第四艦橋は、ちょっと手こずりました。
思った程内部に空間が無いのです。
第四艦橋電飾.jpg
A 艦橋の内部は全て削り取り、窓の面に0.3mmのプラ板を貼りました。
  光を拡散して均一な発光面にするためです。
B アイスブルーで発光させたいのですが、チップ型が入手困難です。
  まぁ、探したらあったのですが、読者に探してもらうのも申し訳ないの
  で、3mm砲弾型LEDを加工して使います。
  内部の反射皿が露出してしまう程、極限まで削り込みました。
C キットのダボを利用して取り付け、透明なエポキシ接着剤でコーティン
  グしました。
  点灯してみると明る過ぎたので、保護抵抗を4.7kΩにして光量を抑えて
  います。
D 点灯させた様子です。
  まだ光が強過ぎる気がしますが、これでもかなり落ちています。
  ここは新ヤマトの特徴的な部分なので、是非発光させてみたいですね。

展望室の電飾です。
展望室.jpg
A 展望室は、窓をくり貫きましたが、ちょうど裏にダボが来ています。
  ダボの付け根に穴を開けて、ダボの中にある窓まで光を届かせます。
B LEDは後ろからダボに向かって光を照射して、全ての窓に光が届く
  位置に固定します。
  窓には0.3mmの細切りプラ板を貼って、光を均一に拡散させます
C 窓の裏にプラ板で箱を作り、光を反射させる空間を作りました。
  スキマが出来まくりますので、パテで埋めてしまっています。
D 最後に発光させながら塗装で遮光します。
  ダボ穴は光が漏れていても、組んでしまえば大丈夫です。

波動砲も配線しました。
波動砲取り付け.jpg
波動砲のLEDは、配線して透明なエポキシ接着剤で固定しています。
甲板のパーツに干渉しないように気を付けて接着しました。
硬化したら、こちらもブラックを吹き付けて遮光します。

さて、これで電飾のためのLEDを全て取り付け終わりました。
次回は、ベースとPICマイコンの工作をご紹介します。

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ベースと仕上げ [ヤマト2202 製作記]

今回で製作記は最終回です。
PICの取り付け、ベースの製作、仕上げの様子をご紹介します。

今回もPICを使って波動砲を撃ったりエンジンを明減させたりしています。
どこにどんな回路で接続するのか、回路図を書いて設計していますが、あまり公開した事はありません。
作りながら変更したり、追加したりするので、メモ帳に手書きで済ませているから、とても汚いのです(^_^*)
回路図.jpg
今回は勇気を出して、回路図をアップしてみます。
【修正2020.06.01】回路図を清書しました。
ヤマト2202 電飾回路.PNG
ヤマトに組み込んだ電飾は、全てPICに接続しています。
同じタイミングで点灯出来れば良い部分、例えば展望室や尾翼の翼端灯などは、1本の出力ピンから並列に分岐してしまって、出力ピンの数を減らしています。
プログラムも楽になりますし、配線の数も減らせるので、作業効率がよくなります。
大変便利なつなぎ方ですが、1つの出力ピンで20~25mAを越えない事、PORT全体で100mAを越えない事が条件です。
LEDなら2個~3個までなので、やってみる場合は注意して下さいね。
PICは16F1827を使っています。
少し前までは16F88を使っていたのですが、出力ピンが1本多い事と、値段が安いので乗り換えました(^_^;)
保護抵抗は、LEDに直接付けたところもありますので、基盤はとてもスッキリしています。
PIC取り付け.jpg
本来、別売の電飾ユニットが収まる空間にPICの基盤を取り付けました。
第三艦橋が付く、底のパーツを取り外せば、いつでもPICへアクセスできます。
波動砲の詳細が、このキットを作っている段階では不明だったので、とりあえず2199版のシーケンスをそのまま書き込んでいますが、後から2202版の発射シーケンスへ書き直す事も可能です。
プログラム次第で柔軟に対応できる、マイコンを使う事のメリットでもありますね。

ベースは100均のトレーをひっくり返して使用しています。
100均のケース.jpg
金属のアングルで横から支える構造ですので、ベースにはある程度の強度が必要です。
プラスチック製のトレーを逆さまにして、アングルをビスでガッチリ固定しました。
波動砲の発射スイッチも取り付けています。
元々は透明なトレーでしたので、缶スプレーで塗装しました。
ちょっと離れた位置から吹き付けて、飛んでいく間に溶剤を揮発させ、ダマをわざと作るドライスプレーという方法で質感を加えています。
電源として、ヤマトには5Vを給電します。
12Vから5Vを作る電圧コンバータは、これまた100均のアイテムを使いました。
電源.jpg
A 車のシガーライターソケットからUSB電源を取るアイテムを利用します。
  スマホの充電が車内で出来るので便利ですね。
B これを分解したところです。
  小さな回路が出てきますが、これがスイッチング式で電圧を変換してくれる
  装置で、100円で収まっているのが信じられないコスパ最高のアイテムで
  す。
C 不要なUSBソケットやLEDを取り外しました。
  5Vの電源を作るには、レギュレーターが一般的ですが、電圧差を熱で放出す
  るので、模型には不向きです。
  その点、この回路は発熱が無く、しかも元の電圧が変わっても安定した5Vを
  作ってくれます。
D と、いうわけで、9Vの電池でも動作する様にしました。
  コンセントが無い場所でも電飾を楽しめます。

さて、ヤマトは基本塗装が済んでいますので、スミ入れや各部の塗りワケを行います。
仕上げ.jpg
A スミ入れはエナメルで、薄いこげ茶色を流しています。
  スミ入れすると引き締まりますね
B 探索灯は、シルバー下地にクリアーグリーンを筆塗りで仕上げました。
  よく、何故割れる事があるエナメルを使ってスミ入れするのですか?と
  聞かれるのですが、この画像の赤とグレーの境目に注目して下さい。
  微妙なグラデーションが出ているのがお判りでしょうか?
  エナメルが塗膜に染み込んで、周辺の影を表現する事が出来るのです。
  ただのカッチリした線より、リアルになってくれます。
C 書き忘れていたので補足です(^_^*)
  ロケットアンカーですが、取り付け基部のダボをちょっとだけ削って
  取り付けています。
  アンカーが船体に密着してくれますので、良く見る前からの俯瞰の図で
  も、浮いて見えなくなります。
D 司令塔の後ろにある後方展望室は、今回電飾しませんでした。
  代わりに、シルバー下地にクリアーブルーでキラキラにしています。

これでとりあえず塗装終了です。
綺麗過ぎ.jpg
今回は紫色にかなり振ったので、今までのヤマトとは違った雰囲気になりました。
でも、全体が単調で、ちょっとオモチャっぽい感じがします(-_-)

しゃーない。汚しを加えました。
軽く汚し.jpg
A エナメルのこげ茶で、たてのスジをたくさん描き込みました。
  下に行く程スジが濃くなっていく感じでふき取っています。
  新造艦なので、汚しは加えないつもりでしたが、これによって「高さ」
  が出てくるので、加えて良かったかも知れません。
  本当に微妙な表現なので、誌面では見にくいかも知れませんが(^_^;)
B デカールを貼って、更に汚しを微調整しています。
  艦首はフェアリーダーの下に影を多くして、おおきくエグれている感じ
  を強調しています。
C 逆に、胴から船尾にかけては太くマッシブになりました。
  ここは縦のスジ汚れを多くして、湾曲した面を強調しています。
D 甲板のデカールは板の間が浮きますね。
  ここは乾燥してから板の間をナイフでカットして、再度ソフターで密着
  させると、デカールの浮きを無くせます。

これで完成です。
完成1.jpg
完成2.jpg
実は、この時期はスケジュールパンパンで、完成画像を撮影しておりません(^_^*)
ボクが撮影するより、紙面の写真の方が断然カッコイイので、そちらでお楽しみ頂ければ幸いです。

これでヤマト2202の製作記は終了です。
長い間お付き合い頂き、ありがとうございました(^^)/

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