前の5件 | -
キャタピラとモーター [HGUCガンタンク 製作記]
久し振りの製作記です(^^;)

先日、HGUCのガンタンクをラジコン化したのですが、ツイッター(現在はX)にて製作過程をあげていました。
こちらのスレッドで追えます。
https://x.com/doro_hige/status/1665333441355710464?s=20
大変ご好評をいただき、ありがたいことに製作してみたいという方もおられました。
自分の記録としても残したいので、久し振りにブログの製作記を書いてみようと思います。
ツイッターでの公開しか考えておりませんでしたので、写真は少なめですけど、よろしくお付き合いくださいm(__)m
さて、最大の難関はキャタピラです。
キットを手にした時からラジコン化したくて、流用できるキャタピラをずっと探していました。
プラモデルやラジコンと、10種類くらい買って検討しましたが、どれもイマイチでした。
しかし、2年程前にタミヤから発売されたこちらがピッタンコ!

ちょっと長さがありますけど、3角形のキャタピラ、幅、サイズ、これ以上のキャタピラは無いでしょう。
これで一気にやる気が出ました。
このキャタピラが見付からなかったら、製作も進まなかったと思います。
早速、取り付けてみたいと思いますが、スプロケット(駆動輪)の軸が大きい事が判明しました。

駆動シャフトは、ミニ四駆の6角シャフトを使いたいです。
歯車はすぐ壊れるかも知れないので、汎用性のある、お店ですぐ買える部品を使いたいです。
スプロケットの穴も6角ですが、径が大きくてスカスカなので、熱収縮チューブで太らせてねじ込んでみました。
パテやプラ材で固定する方法もありますが、チューブを使った方が中心がズレないので、車輪の外周に力が均等に加わります。
チューブが6角形に変形してねじ込まれるので、滑って空回りもしませんでした。
駆動輪には強い力が加わりますので、ちょっと不安でしたが、もう何時間も遊んでますが不具合は起きていません。
軸受けには、ベアリングを使います。

シャフトに強い力が加わる事は、手で回してみると判りますので、プラ材に穴を開けて通した程度の工作では、あっという間にプラが削れてブレが出始めます。
ミニ四駆用のベアリングを固定して、シャフトの耐久性とスムーズな回転を確保しました。
画像の様に、シャフトはシャーシの上下を留めるダボ穴の中を通ります。
ピンクのクラウンギアは、モーターのレイアウト上必要になりましたが、車体からハミ出てしまうので、適当なジャンクパーツでカバーを付けました。
モーターはしっかり固定します。

60rpm(1分間で60回転・amazonで1200円くらい)のギアードモーターを縦にレイアウトします。
左右独立で駆動させますので、2組必要です。
ピニオンギア(ナルトみたいなギア)は、軸穴が2mmだったのですが、3mmドリルで穴を広げて使いました。
これでかなり低速で進む様になりますが、遅い分トルクが出ますし、巨大感が出て良いかなーと思って、遅めに設定しています。
車体側にもモーターを受け止める壁を作り、隙間無くスッポリ収まる構造にしました。

何度も言いますが、強い力が加わる部分ですので、ギアボックスもモーターもガッチリと固定する必要があります。
ここがラジコン化の要と言っても良いでしょう。
キャタピラはネジで固定します。

もし、ギアが破損した場合、キャタピラを取り外して交換できる構造にしておきます。
実際は壊れた事は1度もありませんが、色々なトラブルを想定して、対策をして置くと助かるかも知れません。
キャタピラはプラ棒で位置決めされ、ネジで車体に固定されます。
キャタピラと車体の下面は数mmしかありません。
キットは車高が高くて重そうに見えなかったため、あえて車高を低くすることで、ドッシリ感を出そうとしています。
次回は電池ボックスの製作とラジコン送信機の組み込み(までいけるかな?)のご紹介を予定しています。
よろしくお付き合いください。

先日、HGUCのガンタンクをラジコン化したのですが、ツイッター(現在はX)にて製作過程をあげていました。
こちらのスレッドで追えます。
https://x.com/doro_hige/status/1665333441355710464?s=20
大変ご好評をいただき、ありがたいことに製作してみたいという方もおられました。
自分の記録としても残したいので、久し振りにブログの製作記を書いてみようと思います。
ツイッターでの公開しか考えておりませんでしたので、写真は少なめですけど、よろしくお付き合いくださいm(__)m
さて、最大の難関はキャタピラです。
キットを手にした時からラジコン化したくて、流用できるキャタピラをずっと探していました。
プラモデルやラジコンと、10種類くらい買って検討しましたが、どれもイマイチでした。
しかし、2年程前にタミヤから発売されたこちらがピッタンコ!

ちょっと長さがありますけど、3角形のキャタピラ、幅、サイズ、これ以上のキャタピラは無いでしょう。
これで一気にやる気が出ました。
このキャタピラが見付からなかったら、製作も進まなかったと思います。
早速、取り付けてみたいと思いますが、スプロケット(駆動輪)の軸が大きい事が判明しました。

駆動シャフトは、ミニ四駆の6角シャフトを使いたいです。
歯車はすぐ壊れるかも知れないので、汎用性のある、お店ですぐ買える部品を使いたいです。
スプロケットの穴も6角ですが、径が大きくてスカスカなので、熱収縮チューブで太らせてねじ込んでみました。
パテやプラ材で固定する方法もありますが、チューブを使った方が中心がズレないので、車輪の外周に力が均等に加わります。
チューブが6角形に変形してねじ込まれるので、滑って空回りもしませんでした。
駆動輪には強い力が加わりますので、ちょっと不安でしたが、もう何時間も遊んでますが不具合は起きていません。
軸受けには、ベアリングを使います。

シャフトに強い力が加わる事は、手で回してみると判りますので、プラ材に穴を開けて通した程度の工作では、あっという間にプラが削れてブレが出始めます。
ミニ四駆用のベアリングを固定して、シャフトの耐久性とスムーズな回転を確保しました。
画像の様に、シャフトはシャーシの上下を留めるダボ穴の中を通ります。
ピンクのクラウンギアは、モーターのレイアウト上必要になりましたが、車体からハミ出てしまうので、適当なジャンクパーツでカバーを付けました。
モーターはしっかり固定します。

60rpm(1分間で60回転・amazonで1200円くらい)のギアードモーターを縦にレイアウトします。
左右独立で駆動させますので、2組必要です。
ピニオンギア(ナルトみたいなギア)は、軸穴が2mmだったのですが、3mmドリルで穴を広げて使いました。
これでかなり低速で進む様になりますが、遅い分トルクが出ますし、巨大感が出て良いかなーと思って、遅めに設定しています。
車体側にもモーターを受け止める壁を作り、隙間無くスッポリ収まる構造にしました。

何度も言いますが、強い力が加わる部分ですので、ギアボックスもモーターもガッチリと固定する必要があります。
ここがラジコン化の要と言っても良いでしょう。
キャタピラはネジで固定します。

もし、ギアが破損した場合、キャタピラを取り外して交換できる構造にしておきます。
実際は壊れた事は1度もありませんが、色々なトラブルを想定して、対策をして置くと助かるかも知れません。
キャタピラはプラ棒で位置決めされ、ネジで車体に固定されます。
キャタピラと車体の下面は数mmしかありません。
キットは車高が高くて重そうに見えなかったため、あえて車高を低くすることで、ドッシリ感を出そうとしています。
次回は電池ボックスの製作とラジコン送信機の組み込み(までいけるかな?)のご紹介を予定しています。
よろしくお付き合いください。
2023-12-01 22:02
コメント(0)
Voice of a Star Wars Fan by 鷲見博 [Voice of a Star Wars Fan]
まずは騙されたと思ってこちらの20分の動画をご覧下さい。
Voice of a Star Wars Fan 日本語版(再編集版)
https://youtu.be/sQyLf8xHhDE?si=pa4rB5uYFmcHQEtz
これは知人で世界的な「スター・ウォーズ」プロップ研究家の鷲見博さんが作ったファンムービーです。
1977年公開の映画「スター・ウォーズ」は見たことのないカッコいいメカが縦横無尽にスクリーンを暴れる映画でした。CGなどない時代、そこに登場する宇宙戦闘機、宇宙戦、宇宙戦艦は撮影用模型(プロップ)を制作してそれを撮影していました。それらXウィング、スター・デストロイヤー、ミレニアム・ファルコンはベースとなるボディに、多数のプラモデルのパーツを貼り付けて制作していたのです。しかもそのほとんどが、当時発売されていたタミヤ、ハセガワ、ニチモなど日本製のスケールモデルプラモデルを使用していました。
それに気がついた当時の子供たちは当然「パーツに使われたプラモデルを解析すれば、撮影に使用されたプロップ模型と同じ物が手にいれられるのでは?」と考え必死にパーツ解析を行います。そこから世界中のSW/模型マニア、オタクがこぞって77年代周辺の模型を手に入れては探索をはじめます。
鷲見博さんの研究はそれの極北で、ついに21世紀に至って、SW第一作の「ミレニアム・ファルコン」の撮影用モデルに使われたパーツの99%を割り出します(分からなかったのは1パーツだとか)。
その実績はバンダイ製1/72「パーフェクト グレード ミレニアム・ファルコン」という製品に集約されています。この製品は撮影用モデルの完全レプリカとして世界的に評価されました。鷲見さんの協力によってこの製品は寸分違わぬ「撮影に使われた模型のレプリカ」という称号を得たのです。後日発売されたバンダイのプラモデル「1/5000 スター・デストロイヤー」でも、鷲見さんはそのリサーチ力を発揮、バンダイに協力する事で完璧なプロポーション、ディテールを持ったスター・デストロイヤーを世に搬出しています。
さて、その鷲見さんの渇望はそれだけでは治りません。それら劇中の模型を作り、撮影して表現した会社「インダストリアルライトアンドマジック」(ILM)がどんな職場で、どんな状態だっかにまで調査を進めます。撮影用模型を作っていたロサンゼルスの工房の間取り、棚、棚に入っている彼らが使ったプラモデル、机、灰皿、ライト、鉛筆、消しゴムなどを現存している当時の記録写真から探し、ebayで探して購入しあつめたのです。さあ、ここから意味が分からないでしょ?(笑)。
鷲見さんにとっては「私の愛したミレニアム・ファルコンを生み出した当時のILM工房をここに再現したい! 彼らが日常使っていた道具、備品をも愛おしい!」というわけです。
彼が動画中手にしている灰皿は、当時ILMにおいてあった灰皿を必死に探して手に入れた物なのです。なんという気狂い!
当時の工房の製作途中写真を解析し、そこにあった当時のアメリカの卓、棚、引き出し、文房具を割り出してebayで探して購入さながら、彼は日本に当時のILMを再現します。そこに自分が入っていきたい! 当時の空気を吸いたい! として製作したのがこの動画なのです。
動画中、注釈はありませんが、彼が映っているパートのほとんどは、77年当時に撮影されたILMのメイキング写真を解析し、そこに使われていた家具や備品をebayで探して調達し、撮影されたものにほかなりません! この話からもわかるように彼がどれだけの時間とお金と労力をかけたかがわかるでしょう。
ちなみに動画に登場する備品の多くは大量の資料写真とともに国内の名うてのモデラーに発注されたもの。とくに準備稿のスター・デストロイヤーのモデルは実存するモデルを完全再現で作り起こしたという稀有な作品です。
願わくば多くの人に彼の功績が伝わりますように。
Text:関口コフ

Voice of a Star Wars Fan 日本語版(再編集版)
https://youtu.be/sQyLf8xHhDE?si=pa4rB5uYFmcHQEtz
これは知人で世界的な「スター・ウォーズ」プロップ研究家の鷲見博さんが作ったファンムービーです。
1977年公開の映画「スター・ウォーズ」は見たことのないカッコいいメカが縦横無尽にスクリーンを暴れる映画でした。CGなどない時代、そこに登場する宇宙戦闘機、宇宙戦、宇宙戦艦は撮影用模型(プロップ)を制作してそれを撮影していました。それらXウィング、スター・デストロイヤー、ミレニアム・ファルコンはベースとなるボディに、多数のプラモデルのパーツを貼り付けて制作していたのです。しかもそのほとんどが、当時発売されていたタミヤ、ハセガワ、ニチモなど日本製のスケールモデルプラモデルを使用していました。
それに気がついた当時の子供たちは当然「パーツに使われたプラモデルを解析すれば、撮影に使用されたプロップ模型と同じ物が手にいれられるのでは?」と考え必死にパーツ解析を行います。そこから世界中のSW/模型マニア、オタクがこぞって77年代周辺の模型を手に入れては探索をはじめます。
鷲見博さんの研究はそれの極北で、ついに21世紀に至って、SW第一作の「ミレニアム・ファルコン」の撮影用モデルに使われたパーツの99%を割り出します(分からなかったのは1パーツだとか)。
その実績はバンダイ製1/72「パーフェクト グレード ミレニアム・ファルコン」という製品に集約されています。この製品は撮影用モデルの完全レプリカとして世界的に評価されました。鷲見さんの協力によってこの製品は寸分違わぬ「撮影に使われた模型のレプリカ」という称号を得たのです。後日発売されたバンダイのプラモデル「1/5000 スター・デストロイヤー」でも、鷲見さんはそのリサーチ力を発揮、バンダイに協力する事で完璧なプロポーション、ディテールを持ったスター・デストロイヤーを世に搬出しています。
さて、その鷲見さんの渇望はそれだけでは治りません。それら劇中の模型を作り、撮影して表現した会社「インダストリアルライトアンドマジック」(ILM)がどんな職場で、どんな状態だっかにまで調査を進めます。撮影用模型を作っていたロサンゼルスの工房の間取り、棚、棚に入っている彼らが使ったプラモデル、机、灰皿、ライト、鉛筆、消しゴムなどを現存している当時の記録写真から探し、ebayで探して購入しあつめたのです。さあ、ここから意味が分からないでしょ?(笑)。
鷲見さんにとっては「私の愛したミレニアム・ファルコンを生み出した当時のILM工房をここに再現したい! 彼らが日常使っていた道具、備品をも愛おしい!」というわけです。
彼が動画中手にしている灰皿は、当時ILMにおいてあった灰皿を必死に探して手に入れた物なのです。なんという気狂い!
当時の工房の製作途中写真を解析し、そこにあった当時のアメリカの卓、棚、引き出し、文房具を割り出してebayで探して購入さながら、彼は日本に当時のILMを再現します。そこに自分が入っていきたい! 当時の空気を吸いたい! として製作したのがこの動画なのです。
動画中、注釈はありませんが、彼が映っているパートのほとんどは、77年当時に撮影されたILMのメイキング写真を解析し、そこに使われていた家具や備品をebayで探して調達し、撮影されたものにほかなりません! この話からもわかるように彼がどれだけの時間とお金と労力をかけたかがわかるでしょう。
ちなみに動画に登場する備品の多くは大量の資料写真とともに国内の名うてのモデラーに発注されたもの。とくに準備稿のスター・デストロイヤーのモデルは実存するモデルを完全再現で作り起こしたという稀有な作品です。
願わくば多くの人に彼の功績が伝わりますように。
Text:関口コフ

2023-11-23 00:25
コメント(2)
勇者ライディーン 掲載 [模型誌掲載作品]
ロボットホビーライフ001へ、勇者ライディーンを掲載して頂きました(^^)/

ガンダム以外のロボットにスポットを当てた模型情報誌、ロボットホビーライフの創刊です!
プラモデル界ではガンダムばかりですが、魅力あるロボットはまだまだたくさん存在します。
RHLでは、それらのロボ達にフォーカスを当て、プラモデルの楽しさをもっと広げようという心意気を感じます。
そんなRHLの創刊号に、光栄にも勇者ライディーンという70年代のロボを掲載して頂きました。
使用したキットは1981年に300円で発売されたベストメカコレクションNo.31です。

スケールは1/400で、1998年に500円で再販されています。
キットは白一色で成型されており、現代のプラモデルと比較すると信じられない内容です。

プロポーションは、当時としては良く出来ていて、ある程度は可動しますが、顔が一体成型されていて、アゴと胸が繋がっているし、胴が太くて肥満体形です。
可動する範囲も狭いし、関節がプラのはめ込みなので、すぐに保持力が無くなるでしょう。
そこで今回は、首を切り離し、胴体を前後の合わせ目で4mm詰め、腰を削り込みました。
関節はすべて、ボールジョイントに変更しています。

HOBBY BASE さんや、他のガンプラで余っていたポリキャップを仕込んで、引き出し式のボールジョイントに替えて、可動域を確保しています。
顔はキットをベースにパテで成型しました。

アゴや頭頂部はパテで整え、目を透明化して電飾を仕込んでいます。
首も左右に向きを変えられる様にしました。
誌面では大きく見えるかも知れませんが、実際はHGUCサイズです。

EGガンダムと比較しても、ほとんど変わらない大きさです。
ボールジョイントを仕込むにもサイズの制約があり、なかなか苦労しましたが、プロポーションを崩したくはなかったので、ほとんどの関節は引き出し式です。
そして今回は、キットをもう一つ使って、神面岩を作る事にしました。

誌面では人面岩と表記しておりましたが、正確には神面岩で、いつの間にか記憶がすり替わっていたみたいです。
この場をお借りして、謹んで訂正させて頂きます。
キットを黄金に輝く素体状態で仕上げ、これを収める事が出来るサイズで神面岩をスクラッチします。
スタイロフォームを積層して、下書きをしながら少しずつカットして顔の形を作っていきます。
ある程度形が決まったら、石粉粘土で細かい造形を追加します。

超合金魂GXで神面岩が商品化されていますが、TVで観た神面岩をイメージして製作しています。
岩肌は実際に石を押し付けて、複雑なデコボコを表現しています。
向かって右側をやや低くして、パースが付く効果を狙いましたが、正面から見た時に違和感があるので、やらなきゃよかったです。
十分に乾燥させてから、エッチングソーとカッターを使い、中央でカットします。

モーターライズで左右に動かしたいため、出来るだけ軽量に作る必要があります。
断面をみて頂けばわかりますが、できるだけ粘土の層が薄くなる様に盛り付けています。
神面岩が左右に展開する仕組みは、ラック&ピニオンを使いました。

開閉動作は、左右均等に同じスピードで動かさなくてはなりません。
図の様に、回転運動を左右の動きに変換して神面岩を開閉させました。
ボタンを押すと開閉動作をして、BGMが鳴る様にプログラミングしています。

マイコンを使ってモーターを制御し、MP3形式でSDカードに記録されたBGMを再生します。
動作の様子は動画で見て頂くのが一番良いので、ツイッターに上げた動画のリンクを貼っておきます。
デジカメのマイクで拾っているので、ちょっと音質がアレですけど、BGMも再生されますので、ぜひ音声付でご覧頂きたいと思います。
追記:その後、音声をアフレコしたバージョンもアップしましたので、リンクを貼っておきます。
神面岩は、100均のケースにスイッチを付けたベースに取り付けています。

スイッチを押す度に、閉じているならオープニング曲と共にゆっくりと開いていき、開いているならエンディング曲と共にゆっくりと閉じていきます。

中からは金色に輝く素体状態のライディーンが現れ、LEDでライトアップされます。
TV放送当時、いつか開閉する神面岩を作ってみたかったのですが、長年の夢が叶ったような気持ちです。
もう一つ、通常のライディーンも製作しています。

プロポーションをスリム体形に変え、可動範囲を確保する工作を加えています。
流石にゴッドバードに変形は出来ませんが、理想のプロポーションになったと思います。
背中に電池ケースを作り、目を発光させました。

電池はCR1220で、簡単に入手できる3Vボタン電池としては最小です。
これは目の発光にしか使いませんので、1日くらいは持つと思います。

ゴッドブレイカーですが、設定資料を見ると他の赤色と違う色が指定されています。
映像をみると、確かに違う色のシーンがあるので、あずき色で塗装したのですが、たぶん誰も気付かないと思います。
これだけ苦労して可動域を確保したのは、ゴッドゴーガンを構えるためと言っても過言ではありません。

自然なポーズでゴッドゴーガンを構えるポーズにするため、わざわざ手をガンプラから流用して作り替えています。
誌面では一層カッコ良く撮影して頂いておりますので、ここで説明し切れなかった部分と合わせて、お楽しみ頂きたいと思います。
よろしくお願い致します!

ガンダム以外のロボットにスポットを当てた模型情報誌、ロボットホビーライフの創刊です!
プラモデル界ではガンダムばかりですが、魅力あるロボットはまだまだたくさん存在します。
RHLでは、それらのロボ達にフォーカスを当て、プラモデルの楽しさをもっと広げようという心意気を感じます。
そんなRHLの創刊号に、光栄にも勇者ライディーンという70年代のロボを掲載して頂きました。
使用したキットは1981年に300円で発売されたベストメカコレクションNo.31です。

スケールは1/400で、1998年に500円で再販されています。
キットは白一色で成型されており、現代のプラモデルと比較すると信じられない内容です。

プロポーションは、当時としては良く出来ていて、ある程度は可動しますが、顔が一体成型されていて、アゴと胸が繋がっているし、胴が太くて肥満体形です。
可動する範囲も狭いし、関節がプラのはめ込みなので、すぐに保持力が無くなるでしょう。
そこで今回は、首を切り離し、胴体を前後の合わせ目で4mm詰め、腰を削り込みました。
関節はすべて、ボールジョイントに変更しています。

HOBBY BASE さんや、他のガンプラで余っていたポリキャップを仕込んで、引き出し式のボールジョイントに替えて、可動域を確保しています。
顔はキットをベースにパテで成型しました。

アゴや頭頂部はパテで整え、目を透明化して電飾を仕込んでいます。
首も左右に向きを変えられる様にしました。
誌面では大きく見えるかも知れませんが、実際はHGUCサイズです。

EGガンダムと比較しても、ほとんど変わらない大きさです。
ボールジョイントを仕込むにもサイズの制約があり、なかなか苦労しましたが、プロポーションを崩したくはなかったので、ほとんどの関節は引き出し式です。
そして今回は、キットをもう一つ使って、神面岩を作る事にしました。

誌面では人面岩と表記しておりましたが、正確には神面岩で、いつの間にか記憶がすり替わっていたみたいです。
この場をお借りして、謹んで訂正させて頂きます。
キットを黄金に輝く素体状態で仕上げ、これを収める事が出来るサイズで神面岩をスクラッチします。
スタイロフォームを積層して、下書きをしながら少しずつカットして顔の形を作っていきます。
ある程度形が決まったら、石粉粘土で細かい造形を追加します。

超合金魂GXで神面岩が商品化されていますが、TVで観た神面岩をイメージして製作しています。
岩肌は実際に石を押し付けて、複雑なデコボコを表現しています。
向かって右側をやや低くして、パースが付く効果を狙いましたが、正面から見た時に違和感があるので、やらなきゃよかったです。
十分に乾燥させてから、エッチングソーとカッターを使い、中央でカットします。

モーターライズで左右に動かしたいため、出来るだけ軽量に作る必要があります。
断面をみて頂けばわかりますが、できるだけ粘土の層が薄くなる様に盛り付けています。
神面岩が左右に展開する仕組みは、ラック&ピニオンを使いました。

開閉動作は、左右均等に同じスピードで動かさなくてはなりません。
図の様に、回転運動を左右の動きに変換して神面岩を開閉させました。
ボタンを押すと開閉動作をして、BGMが鳴る様にプログラミングしています。

マイコンを使ってモーターを制御し、MP3形式でSDカードに記録されたBGMを再生します。
動作の様子は動画で見て頂くのが一番良いので、ツイッターに上げた動画のリンクを貼っておきます。
本日発売の #ロボットホビーライフ 001へ、「勇者ライディーン」を掲載して頂きました(^^)/
— どろぼうひげ (@doro_hige) September 26, 2022
1/400旧キットを2個使い、人面岩から現れる素体状態と、スタイルアレンジ、関節をボールジョイントに変更したライディーンを製作しています
詳しくはぜひ誌面でご確認ください(^^)/#ライディーン pic.twitter.com/HejMUQENYV
デジカメのマイクで拾っているので、ちょっと音質がアレですけど、BGMも再生されますので、ぜひ音声付でご覧頂きたいと思います。
追記:その後、音声をアフレコしたバージョンもアップしましたので、リンクを貼っておきます。
おはようございます^^#ロボットホビーライフ 001 へ、「勇者ライディーン」を掲載頂いています
— どろぼうひげ (@doro_hige) October 7, 2022
神面岩の動画を編集し直しました
詳しくは、ぜひ誌面でご確認ください(^^)/ pic.twitter.com/VhthHbcIUo
神面岩は、100均のケースにスイッチを付けたベースに取り付けています。

スイッチを押す度に、閉じているならオープニング曲と共にゆっくりと開いていき、開いているならエンディング曲と共にゆっくりと閉じていきます。

中からは金色に輝く素体状態のライディーンが現れ、LEDでライトアップされます。
TV放送当時、いつか開閉する神面岩を作ってみたかったのですが、長年の夢が叶ったような気持ちです。
もう一つ、通常のライディーンも製作しています。

プロポーションをスリム体形に変え、可動範囲を確保する工作を加えています。
流石にゴッドバードに変形は出来ませんが、理想のプロポーションになったと思います。
背中に電池ケースを作り、目を発光させました。

電池はCR1220で、簡単に入手できる3Vボタン電池としては最小です。
これは目の発光にしか使いませんので、1日くらいは持つと思います。

ゴッドブレイカーですが、設定資料を見ると他の赤色と違う色が指定されています。
映像をみると、確かに違う色のシーンがあるので、あずき色で塗装したのですが、たぶん誰も気付かないと思います。
これだけ苦労して可動域を確保したのは、ゴッドゴーガンを構えるためと言っても過言ではありません。

自然なポーズでゴッドゴーガンを構えるポーズにするため、わざわざ手をガンプラから流用して作り替えています。
誌面では一層カッコ良く撮影して頂いておりますので、ここで説明し切れなかった部分と合わせて、お楽しみ頂きたいと思います。
よろしくお願い致します!
2022-10-02 18:42
コメント(4)
TAC-COM 掲載 [模型誌掲載作品]
今月のModelGraphix誌 2022.11 へ、MODEROIDのTAC-COMを掲載して頂きました(^^)/

今月はEG特集!
比較的手に入りやすいEGシリーズにスポットを当てた内容は、すぐに真似してみたくなる作例記事が満載です(^^)o
これだけで満足して、ページを閉じてしまいそうになりますが、TAC-COMもついでに見て頂けると嬉しいです。

映画「メガフォース」に登場する指揮車であるTAC-COMは、近未来装備の動く要塞です。
大人ひとりがやっと乗れるカーゴ内には、最先端の電子機器がギッシリと詰め込まれ、的確な作戦の指示を出します。
日本版のポスターには巨大な装甲車として描かれており、実際に映画館で観た方は「あれっ?ちっさ!」と思ったはずです(^^;)
MODEROIDさんでは、なんとポスターのサイズでキット化してくれました!
こんなに遊び心溢れるキットですから、作る側も楽しんじゃいましょう!という事で、ワクワクな改造を加えております(^^)o

コンソールは7人のクルーが収まります。
天井に照明を点けると、前から見た時影になってしまうので、足元から前面を照らす電飾を加えました。
下段のキャノピーは開閉可能なので、コンソールには、点滅する光も追加しています。

サーチライトは、必要な時だけ点灯する様に、裏にスイッチを付けました。
上下左右に動かす事も可能です。

何インチあるの?という車輪は、ウエザリングペーストで砂ぼこりにまみれた様子に仕上げました。

無粋なケーブルは付けたくなかったので、電源はモバイルバッテリーを内蔵させました。
排気管を外すと、バッテリー残量、チャージ用コネクタ、電源スイッチにアクセスできます。

後部ハッチは開閉可能で、内部にメカやトラス構造を作り込み、秘密基地感を演出しました。

せっかく内部を作ったので、側面を取り外し可能にして、内部の様子を楽しめる様にしています。

前面のハッチも開き、モト・デストロイヤーの発進シーンを再現できます。
ハッチを開くと照明が点灯するギミック付きです。
パラボラアンテナも、ゆっくりと回転させました。
回転速度も調節可能になっています。

キットにはメガ・クルーザー1台、モト・デストロイヤーが4台付属します。
設定通りのデカールが付属するので、とてもリアルに仕上がります。

エンディングでハンターがバイクで空を飛んじゃうシーンが印象的ですが、1台だけ首を付け変えて、飛行しているシーンを作ってみました。

完成すると大きくて迫力があるし、遊び心満載のキットTAC-COM。
ぜひ製作してみて頂きたいです。
ここで書き切れなかった部分は、ぜひ誌面でお確かめください(^^)/
よろしくお願いします!

今月はEG特集!
比較的手に入りやすいEGシリーズにスポットを当てた内容は、すぐに真似してみたくなる作例記事が満載です(^^)o
これだけで満足して、ページを閉じてしまいそうになりますが、TAC-COMもついでに見て頂けると嬉しいです。

映画「メガフォース」に登場する指揮車であるTAC-COMは、近未来装備の動く要塞です。
大人ひとりがやっと乗れるカーゴ内には、最先端の電子機器がギッシリと詰め込まれ、的確な作戦の指示を出します。
日本版のポスターには巨大な装甲車として描かれており、実際に映画館で観た方は「あれっ?ちっさ!」と思ったはずです(^^;)
MODEROIDさんでは、なんとポスターのサイズでキット化してくれました!
こんなに遊び心溢れるキットですから、作る側も楽しんじゃいましょう!という事で、ワクワクな改造を加えております(^^)o

コンソールは7人のクルーが収まります。
天井に照明を点けると、前から見た時影になってしまうので、足元から前面を照らす電飾を加えました。
下段のキャノピーは開閉可能なので、コンソールには、点滅する光も追加しています。

サーチライトは、必要な時だけ点灯する様に、裏にスイッチを付けました。
上下左右に動かす事も可能です。

何インチあるの?という車輪は、ウエザリングペーストで砂ぼこりにまみれた様子に仕上げました。

無粋なケーブルは付けたくなかったので、電源はモバイルバッテリーを内蔵させました。
排気管を外すと、バッテリー残量、チャージ用コネクタ、電源スイッチにアクセスできます。

後部ハッチは開閉可能で、内部にメカやトラス構造を作り込み、秘密基地感を演出しました。

せっかく内部を作ったので、側面を取り外し可能にして、内部の様子を楽しめる様にしています。

前面のハッチも開き、モト・デストロイヤーの発進シーンを再現できます。
ハッチを開くと照明が点灯するギミック付きです。
パラボラアンテナも、ゆっくりと回転させました。
回転速度も調節可能になっています。

キットにはメガ・クルーザー1台、モト・デストロイヤーが4台付属します。
設定通りのデカールが付属するので、とてもリアルに仕上がります。

エンディングでハンターがバイクで空を飛んじゃうシーンが印象的ですが、1台だけ首を付け変えて、飛行しているシーンを作ってみました。

完成すると大きくて迫力があるし、遊び心満載のキットTAC-COM。
ぜひ製作してみて頂きたいです。
ここで書き切れなかった部分は、ぜひ誌面でお確かめください(^^)/
よろしくお願いします!
2022-09-29 19:42
コメント(0)
DORO☆OFF EXHIBITION FINAL [DORO☆OFF EXHIBITION]
DORO☆OFF EXHIBITION は10回目を迎え、終了する事になりました。

2008年10月11日 八重洲駅内の「やえす」にて初めてのオフ会
カラオケの大部屋で作品を見せ合う
2009年10月11日 四谷の会議室で展示会形式で「どろおふ」を開催
2010年 9月19日 東商センターで開催する様になる(1部屋)
2011年 9月23日 DORO☆OFF EXHIBITION Ⅰとして開催
サークルDORO☆OFFを結成
:
:
2022年 9月17,18日 DORO☆OFF EXHIBITION X FIANL
DORO☆OFFとしての展示会10回目の節目を迎え、終了する運びとなりました。
こんなにも長く、愛され続けた展示会を続けてこれたのは、ひとえにみなさんのおかげです。
カラオケ店でオフ会を行った時には、まさかこんなに大きな展示会に発展するとは思ってもいませんでした。
DORO☆OFF EXHIBITION は、ジャンルを特定しない(電飾していなくてもOKですし、模型であればプラモデルでなくてもOK)展示会として、開催されてきました。
基本的にオフ会という形式で、開催に掛かる費用は参加者全員でワリ勘です。
南は沖縄から北は北海道まで、全国から自費で集まり作品を見せっこする趣味全開の展示会でした。
毎回アットホームな雰囲気で、申し込みが間に合わなかった人に「一緒に展示しましょう」と卓を分けてくれる参加者が現れてくれるような、やさしいモデラー達の集まる場所でもありました。
DORO☆OFFスタッフ達では手が回らず、サポーターとしてお手伝いをお願いしていましたが、みんなが自主的に何でも手伝ってくれる素晴らしい展示会です。
本当の意味で、みんなで育てた展示会と言えるでしょう。
そんなDORO☆OFF EXHIBITION を終了させる事は、とても心苦しいのですが、会場である東商センターが無くなってしまう事、コロナで開催が難しくなってきたこと、10回目という節目であったこと、スタッフがジジイ化したことなど、様々な理由から、今回を最後に終了させて頂きます。
電飾の楽しさを多くの方に伝える事が出来たと思いますし、ここで多くの交流が生まれて仲間同士で作る事を楽しんでくれて、DORO☆OFFとしての役目を果たすことが出来たと感じております。
今後はサークルDORO☆OFFとして活動を続け、静岡HSにも出展するつもりですので、引き続きよろしくお願い致します。
最後に、たくさんの「楽しい」をありがとう!

2008年10月11日 八重洲駅内の「やえす」にて初めてのオフ会
カラオケの大部屋で作品を見せ合う
2009年10月11日 四谷の会議室で展示会形式で「どろおふ」を開催
2010年 9月19日 東商センターで開催する様になる(1部屋)
2011年 9月23日 DORO☆OFF EXHIBITION Ⅰとして開催
サークルDORO☆OFFを結成
:
:
2022年 9月17,18日 DORO☆OFF EXHIBITION X FIANL
DORO☆OFFとしての展示会10回目の節目を迎え、終了する運びとなりました。
こんなにも長く、愛され続けた展示会を続けてこれたのは、ひとえにみなさんのおかげです。
カラオケ店でオフ会を行った時には、まさかこんなに大きな展示会に発展するとは思ってもいませんでした。
DORO☆OFF EXHIBITION は、ジャンルを特定しない(電飾していなくてもOKですし、模型であればプラモデルでなくてもOK)展示会として、開催されてきました。
基本的にオフ会という形式で、開催に掛かる費用は参加者全員でワリ勘です。
南は沖縄から北は北海道まで、全国から自費で集まり作品を見せっこする趣味全開の展示会でした。
毎回アットホームな雰囲気で、申し込みが間に合わなかった人に「一緒に展示しましょう」と卓を分けてくれる参加者が現れてくれるような、やさしいモデラー達の集まる場所でもありました。
DORO☆OFFスタッフ達では手が回らず、サポーターとしてお手伝いをお願いしていましたが、みんなが自主的に何でも手伝ってくれる素晴らしい展示会です。
本当の意味で、みんなで育てた展示会と言えるでしょう。
そんなDORO☆OFF EXHIBITION を終了させる事は、とても心苦しいのですが、会場である東商センターが無くなってしまう事、コロナで開催が難しくなってきたこと、10回目という節目であったこと、スタッフがジジイ化したことなど、様々な理由から、今回を最後に終了させて頂きます。
電飾の楽しさを多くの方に伝える事が出来たと思いますし、ここで多くの交流が生まれて仲間同士で作る事を楽しんでくれて、DORO☆OFFとしての役目を果たすことが出来たと感じております。
今後はサークルDORO☆OFFとして活動を続け、静岡HSにも出展するつもりですので、引き続きよろしくお願い致します。
最後に、たくさんの「楽しい」をありがとう!
2022-09-19 10:13
コメント(8)
前の5件 | -