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下面の電飾 [デロリアン製作記]

やっと電飾に入りました^^

LEDを組み込む穴を開口しましたので、まずは下面を塗装します。
電飾作品を作る場合は、塗装してからLEDを組み込む場合や、LEDを組み込んでから塗装する場合と、作業内容によって手順がコロコロ変わります。
下面は盛り上がっている部分をシルバーで塗装しますが、塗り分ける形状がとても複雑な形をしていて、黒を塗ってからシルバーを塗るとマスキングが大変そうです。
今回はシルバーを塗ってからブラックで塗装する事にしました。
シャーシ塗装 シルバー.jpg
シルバーを塗装しました。
盛り上がっている部分を、横になっている面も含めて塗装しています。
映画を観ると、そんなにギラギラしていない感じだったので、8番シルバーに光沢ブラックを半分近く混ぜ、グレーの様な暗いシルバーにしました。

次に、ブラックを塗装します。
シャーシ塗装 ブラック スミ入れ.jpg
100均の紙ばんそうこうで部分的にマスキングしながら、つや消しブラックで少しずつ塗り分けています。
溝の深い部分が多くあり、ブラックを塗ってからシルバーを塗っていたら、多分大変だったと思います。
赤い部分は映画では真っ赤な感じには見えなかったので、トーンを落として朱色に振りました。
裏側で暗く見える分、明るくして劇中の赤に近づける発色にしています。
最後にエナメルのフラットブラックでスミ入れしてメリハリを付けて、つや消しでトップコートです。
ツヤを消してしまうことで、鈍く光る鋳物(イモノ)っぽさを出しました。

電飾には、極小のマイコンを使います。
SOP 1822.jpg
モーター制御でも使ったマイコン、12F1822のSOPパッケージ版を使います。
1円玉に余裕で乗ってしまうサイズで、今回の様に工作スペースが狭い部分にマイコンを仕込む際に、とても便利です。
小さくても元の12F1822と性能は一緒で、1本の入力専用端子と5本の入出力端子を持ちます。
これなら、デロリアンの窪んだところに余裕で収まりそうです。

プログラミングは通常の大きさの12F1822で行います。
ゲタ.jpg
通常サイズの12F1822と全く同じですから、ブレッドボードで試作や開発を行い、プログラムが完成したら、書き込む時だけSOPパッケージに取替えます。
ただ、端子のサイズや幅が全然違いますので、通称「ゲタ」と呼ばれるアダプタで変換して書き込みます。
このゲタはちょっとお高いのですが、これがないとプログラムが書きこめないので、ガンガン使って元を取っています。

下面を電飾する回路図です。
下部順次点灯回路 1.jpg
6個の丸く光る部分と、5個×2列の順送りで光る部分で、2個のマイコンを使います。
丸く光る部分は単純にパッと光るだけでも良かったのですが、雰囲気を出したくてフワッと点灯して、スッと消えるアクションを付けてみます。
順送りの発光も、ただ順番に点灯するより、劇中の様に残光を残しながら点灯した方が良いでしょう。
ドクも、「どうせ作るなら、カッコいい方がええじゃろ!」と言っていましたし。
LEDは、配線の節約のために、2個を直列で繋いで、PICの出力5Vで2個を点灯させています。
丸点灯の方が、スリットから光が出てくる順送り発光より明るくなるはずですので、抵抗値を上げて暗くして、見た目で同じ明るさで点灯する様に調整しました。
2つのPICは、モーター制御PICからのモード信号で動き出します。
通常状態の時は1(5V)で、飛行状態になると0(0V)の信号が来ますので、飛行状態の時だけ発光する様にプログラムします。
モード信号は、一度トランジスタでスイッチングされて、モード信号が0の時は1、モード信号が1の時は0と、信号が逆転します。
実は、始めはモード信号をそのまま使って動作させたのですが、電源を入れるたびに不安定な動きになりました。
電源を入れるたびに、走行状態なのに発光したり、飛行状態なのに光ったり、挙動不審な動きをしたのです。
どうやら、モーター制御PICが信号を出す前に電飾PICが信号を読みに行ってしまい、モードを勘違いしてしまうらしいです。
そこで、トランジスタでスイッチング回路を作って、電源ONでPICより先に5Vが立ち上がる回路を追加したワケです。
これでウソの様に安定してくれました。

トランジスタは、空中配線です。
Tr空中配線.jpg
予想外のトラブルで、余計な回路を仕込む余裕はありませんので、トランジスタと周辺の抵抗類は空中配線で組み立てました。
これを前輪と内装のスキマに押し込みます。
Tr 固定.jpg
頭を下にして、逆さまに固定しています。
左側の、抵抗の先に繋がっている細い線がモード信号の配線です。

小さい丸穴のレンズを自作しました。
レンズ自作.jpg
大きい丸穴は3mmLEDをそのまま挿せばOKですが、小さい丸穴は約2.5mmと小さいです。
透明なランナーの先をヤスって丸めてからカットして、レンズを作ってハメ込みました。

裏にチップLEDを埋めます。
丸LED固定.jpg
裏に出来たくぼみの中に1608(1.6mm×0.8mm)LEDを置いて、透明なエポキシ接着剤で固定しました。
すぐとなりの3mm砲弾型LEDと直列でつないでPICへ接続します。

順送り部分は仕切り板を作って光を閉じ込めます。
仕切り.jpg
0.5mmのプラ板で仕切りを作って、LEDの光が1つのスリットだけ発光させる部屋を作ります。
プラ板から光が漏れてしまったら台無しなので、ブラックで完全に遮光してから、反射率の良い白で塗装して、箱の内部で光を拡散させます。
スリット全体が均一に光り、LEDの光点だけ明るく光ってしまうのを防ぐためです。
ちなみに、シルバーは若干ですが反射した色が変わるので、わざわざ黒と白の2色を使っています。

LEDとPICを取り付けました。
順列LED.jpg
ここのLEDも2個を直列で繋ぐので、綺麗に並んだ配置になります。
LEDの配線は、フタに0.3mmの穴を開けて外に引き出し、フタをした時に配線を挟まずにピッタリ閉じられる様に取り回しています。
保護抵抗もチップ抵抗を使ったので、とてもコンパクトに仕上がりました。

車体に取り付けます
パテ遮光.jpg
PICはパーツのヘコんだ部分へ、潜り込ませる様に配置しました。
前後に可動するアームの下になります。
右側のくぼみには6個の丸穴用PICを、左側のくぼみには順送り用PICが収まっています。
SOPパッケージのPICだから納まったスペースですね。
LEDのおしり側は、光った状態でエポパテを盛って遮光しました。
タイヤボックスとボディーに大きく隙間が開くので、遮光はしっかり対策します。

順送り発光のスリットに、透明カバーを付けます。
LED拡散.jpg
0.2mmの透明プラ板を、320番のヤスリで片面だけ曇らせ、ピカピカの面を表にして貼り付けました。
曇らせたことで、光が拡散してスリット全体が光ってくれることに期待しています。
画像の上が透明プラ板無しの状態で、下が透明プラ板を付けた発光です。
下の方が残像状態の発光時まで綺麗に全体が発光してくれていますので、シメシメです。
今回の様に、LEDと発光面との距離があまり無い場所では、光のスポットをいかに作らない様にするかで、印象が違ってきます。
あ、あと、丸穴との光量バランスも上手く行ったみたいで良かったです。

最後に、動作の様子を動画でご覧下さい。

飛行状態にするスイッチを押すと、丸穴がフワッと光りだし、順送りLEDが流れ始めます。
車輪がモーターライズで倒れ、飛行状態になります。
もう一度スイッチを押すと、順送りLEDが消えて、丸穴LEDがスーッと消えながら、車輪が戻って走行状態になります。
やっとここまで出来ました。
まだまだやりたい事がたくさんあるんですよね。

次回も電飾の記事が続く予定です。
よろしくお願いします^^

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USB電源 [デロリアン製作記]

電池以外の電源として、USBからも供給可能にします。

シャーシ部分の改造は、まだ続きます。
下面の発光部分を開口しました。
シャーシ発光部分の開口.jpg
下部には、丸く発行する部分が6箇所ありますので開口しました。
大きな丸穴はちょうど3mmなので、砲弾型LEDを直接差し込むだけでOKです。
発光面がレンズ状に湾曲しているので、面倒臭そうだなーと思っていたのですが、簡単工作で済んでラッキーです。
でも、小さな丸穴はそうは行かないので、何か工夫が必要になりそうですね。
それと、5本のスリット×2列も開口しました。
0.8mmのドリルでたくさん穴を開けて、デザインナイフで繋いでいく方法で開口しました(画像は開口の途中)
ここは前方から後方へ順番に緑色で発光する部分です。
シーンによって移動速度が違っていますが、面倒臭いので適当な速度で光が移動する様にプログラムします。
右のオーバル型のプラ板は、手動で車輪を飛行状態にするためのノッチが付いていた部分です。
モーターライズ化しましたので、プラ板で塞いでしまいました。

さて、前回電池で電源を確保しましたが、展示会などで電池が切れたらOUTです。
特に今回は大電流食らいのモーターを動かしますから、9V電池といえど不安があります。
そこで、USBからも給電できるようにしておきます。
USBなら、コンセントからUSB充電できるアダプタが使えますし、モバイルバッテリーでも対応できますので、どんな場所でも大丈夫です。
USB電源用ソケット.jpg
コネクタは、車体下の突起部分を利用して、横向きにピンソケットを埋め込みました。
デロリアンは左ハンドルなので、左側を向けて展示する事が多いと思われますから、コネクタは目立たない車体の右側に配置しています。
ここにUSB電源からピンコネクタに変換した5Vを挿して給電できます。
USB端子ではなく、ピンソケットにしたのは、この後工作する支柱を取り付ける時に、スムーズに接続出来るようにするためです。

電源を電池とUSBのハイブリッド化したのは良いのですが、回路的には困った問題が起こります。
同じ5Vとはいえ、電圧に僅かな違いがあれば、電気が低い方へと流れてしまい、回路が安定して動かなくなる可能性があります。
そこで、両方の5Vの出力にダイオードを入れておきます。
ダイオード.jpg
ダイオードは、電気を一方向にしか流さない半導体素子で、小さなガラス管に入ったパーツです。
ちなみに、LEDも発光ダイオードと、ダイオードの一種なので、+-を逆に繋ぐと電気が流れず発光しません。
これで5Vは電源から出てくるけど逆流はしませんので、どちらの電源でも、同時につないでも大丈夫になります。
ただ、ダイオードを通すと0.7V程度低下してしまいますので、回路で使う電圧は4.3Vになります。
また、ダイオードを追加したからといって、そのまま接続しておくのはやはり不安です。
USB電源を使う時は、電池からのスイッチを切る工作をしておきます。

デロリアンを中に浮いている感じで支える支柱を準備します。
スイッチと磁石.jpg
デロリアンを、浮かせた状態で展示できるように支柱を付けたいのですが、下から棒を差すのはカッコ悪いですし、横から支えるためにボディーに穴を開けるのもイヤです。
そこで、金属のアングルに乗せ、車体中央付近に取り付けた磁石で固定する方法にしました。
しかも、取り付けるとベースからUSBの電源ソケットへピンが繋がって、電源が電池からUSB電源に切り替わり、右矢印の電池の電源スイッチを切ってくれる仕組みにします。
支柱の工夫.jpg
支柱の金属アングルには、キットの形状に合わせて位置がズレない様にするサポートを付けました。
オーバル型の穴に磁石が収まり、金属アングルに直接磁石で固定されます。
乗せてからスライドすると、USB電源のピンコネクタが接続されるわけです。
支柱スライド.jpg
そしてこのとき、電池からの電源スイッチが押されて、OFFになります。
装着電池OFF.jpg
一度乗せてからスライドさせる操作が必要になりますが、支柱に取り付けるだけで電池電源からUSB電源へと切り替わり、空中に浮いているような状態で展示できるというワケです。
電源スイッチを、なんでこんな操作しにくい場所につけたのか、その理由がコレでした。

磁石は金属アングルに直接付いていますし、サポート板が広い面積で支持してくれますので、浮遊状態でもしっかり支えてくれます。
飛行状態で.jpg

これで電源周りの工作が終了しました。
やっと電飾部分の工作に移れます。

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電池内蔵 [デロリアン製作記]

電池を内蔵可能にして、電源無しでもOKにしました。

電飾する模型を作る時は、まず最初に電源をどうするか決めなくてはなりません。
それによって、LEDの数に制限が出来たり、LEDを抵抗で保護するのか、CRDを使うのか、回路の設計だって違ってきます。
途中まで進んでしまってから電源が変わってしまうと、最初から設計をやり直さなくてはならなくなります。
今回は飛行状態の電動化が出来るのか、やってみなくちゃ判らなかったので、そこから手を付けていますが、本当は電源を決めてから着手する工作です。
幸い、上手く動いてくれたので、電源は5Vに決定です。
5VならUSB端子を作れば簡単に電源を確保できますが、常にケーブルが刺さったデロリアンでは、ちょっとカッコ悪いですよね。
そこで、電池を内蔵させる事にしました。
電池BOX.jpg
電池は5V以上で大きい方がありがたいので、9Vの角型電池にしました。
モバイルバッテリーを分解して仕込むことも検討しましたが、サイズと容量から断念しています。
キットのリア部分をカットして、プラ板で箱を作り、電池が収まるスペースを作りました。
飛行状態へのギミックをフロント部分へギュウギュウに詰め込んで、リア部分には一切手を出さなかったのは、この電池を仕込むスペースを取って置きたかったからです。

電池は9Vなので、マイコンやモーターで使う5Vにコンバートしなくてはなりません。
USBアダプタ.jpg
百円ショップの、車用シガーライターソケットからUSB電源を取り出すアダプタを使います。
ちゃんとしたスイッチング電源なので、3端子レギュレーターの様な発熱がありませんので、ボクは良く使わせてもらっています。

でも、これでもちょっと大きいので、USBコネクタやLEDを外したり、基板をカットして更に小さくしました。
コンバータ.jpg
約2cmまで小さくなりました。
こんなに小さくても、12Vや9Vから安定した5V/1Aを作ってくれます。
スイッチング式は必要な電力分しか変換しないため、電池の持ちも良くなります。

この電圧コンバータを取り付けてみました。
電池のスイッチ.jpg
リアの僅かな空間に、逆さまにして取り付けています。
電源スイッチは、車体下の窪んだ部分を利用して、スライドスイッチを取り付けています。
なんでこんな操作しにくい場所に仕込んだのかは、後で説明しますね。


電池の接点部分です。
電池接点.jpg
シガーライターUSBアダプタを分解した時に余る、バネになる金属を使って電池の接点を作りました。
電池をハメ込んだ時に、ちょうど良いテンションになる様に調節して、M1.4のビスで固定しています。
タイヤボックスのおかげでマイナス端子の位置がずれてしまいましたが、電気的には問題ありませんので、ま、いっか。

電源はシャーシ側だけではありません。
ボディー用電源.jpg
ボディー側も電飾します(むしろコッチが重要)ので、電源を引き出す端子を作っておきました。
まだじぇんじぇん作っていませんけど、ここから2Pのソケットで5Vを供給します。

配線は埋めています。
配線埋めとその他の電源.jpg
ここはすぐ上に密着して内装パーツが乗るので、配線は溝を彫って埋め、ツライチになる様にしています。
また、まだシャーシ側にも電源が必要な部分が残っていますので、ポリウレタン線で電源を引き出して置きました。

これでリア部分もパンパンです。
電池パンパン.jpg
このすぐ上にメカが乗るボードが乗りますが、ホントにギリギリです。
まだ追加したい回路があるのに、本当に収まるのか不安しかありません。

だいぶ長くなってしまったので、ここで一旦区切ります。
次回もシャーシ部分の加工の続きになります。
よろしくお付き合い下さい。

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電動化 2 [デロリアン製作記]

今回は電動化の後編です^^
モーターを逆転させたり、正確な位置で停止させるのは手動では無理ですので、マイコンにお願いしちゃいます。
いきなりですが、回路図です。
飛行形態切替回路.jpg
簡単に回路の説明をさせて頂きますね。
一番右端にある2個のスイッチが、前回取り付けた停止位置を検出するためのスイッチです。
普段は4.7kΩの抵抗で5Vに繋げれていて、PICマイコンPIC12F1822のRA0とRA1の端子は5Vになっています。
スイッチがONになるとマイナスに繋がって、繋がっている端子が0Vになります。
ONの時に0になるので、ヘンテコな感じがしますが、この電圧の変化を検知すればスイッチのON/OFFがわかるワケですね。
DRV8835は、モータードライバICです。
内部にAB2つの制御回路が入っているので、AとBを繋いで1つの回路にして出力を上げています。
DRV8835には、IN1とIN2の二つのコントロール端子があって、それぞれの端子にどの様に5Vを加えるかによってモーターの動きを制御できます。
1(5V)と0(0V)にすれば正転、0と1にすれば逆転、1と1ならストップ、組み合わせ方でモーターを正転・逆転・ストップさせることが出来ます。
つまり、2本の端子にどう出力するかで、モーターを自在にコントロール出来るわけです。
プログラムの内容については、後で説明しますね。

制御回路を基板に組み立てました。
制御基板.jpg
右のソケットに、PIC12F1822マイコンをセットします。
左の緑色の基板がモータードライバIC、DRV8835です。
出来るだけ小さく組み立てました。

切替の操作スイッチは、シャーシに穴を開けてプッシュスイッチを取り付けています。
マニュアルSW.jpg
ボディー側の外観を壊したくなかったので、目立たないけど操作しやすい車体の下にスイッチを付けました。

基板を取り付け、モーターやリミットスイッチと接続します。
回路乗せた.jpg
モーターの下に潜り込むようなかたちで制御回路を配置しました。
もうこれでボンネットの中はパンパンです。

回転するネジに平行移動するナットを固定します。
ナット押さえ.jpg
六角形の穴にナットが収まっているので、それが外れないように前後からプラ板で挟む様に固定しました。
ここは大きな力が加わる部分ですので、しっかりと固定しています。

さて、ここからプログラムの説明です。
マイコンのプログラムは、こんな流れで動きます。
電源がONになると、マイコンは2つのリミットスイッチの状態を調べて、今が通常状態なのか、飛行状態なのか、モードをチェックします。
どちらのスイッチもOFFなら、動作の途中で電源が切られたと判断して、通常状態にします。
そして切替スイッチが押されるのを、ずーっと待ちます。
スイッチが押されたら、今通常状態なら飛行状態へ、飛行状態なら通常状態になるように、RA4端子とRA5端子に出力してDRV8835へ正転/逆転の指令を出し、リミットスイッチがONになるまでモーターを回転させます。
モードをセットして、また切替スイッチが押されるのをずーっと待ち続けます。

実際のプログラムです。
初期設定の部分は割愛しています。
#include 
//#include "stdlib.h"
#define _XTAL_FREQ 8000000

void toNOMAL(){         //通常状態(車輪収納)
        RA4=0;          //モーター逆転
        RA5=1;
        while(RA1==1){} //リミットスイッチONになるまでループ
        RA4=1;          //強制ブレーキ
        RA5=1;
        __delay_ms(100);
        RA4=0;          //モーターパワーオフ
        RA5=0;
}

void toFLY(){           //飛行状態(車輪展開)
        RA4=1;          //モーター正転
        RA5=0;
        while(RA0==1){} //リミットスイッチONになるまでループ
        RA4=1;          //強制ブレーキ
        RA5=1;
        __delay_ms(100);
        RA4=0;          //モーターパワーオフ
        RA5=0;
}

void main(void) {
    
    OSCCON = 0b01110010;	//内部クロック8MHz 4MHz 0b01101010 
    ANSELA = 0b00000000;	// アナログは使用しない
    TRISA = 0b00001011;		// RA0,1,3だけ入力に設定
    
    PORTA=0;			// 出力ピンの初期化(全てLOWにする)
    int mode=0;         //状態 0:通常 1:飛行
    RA2=0;          //状態信号 0:通常 1:飛行
    
    //起動時に状態をチェックする-----------------------------
    if(RA0==0){             //現在飛行状態
        mode=1;
        RA2=1;
    }
    if(RA1==0){             //現在通常状態
        mode=0;
        RA2=0;
    }
    if(RA0==1 && RA1==1){    //どちらもOFFなら通常状態に
        toNOMAL();          //変形中に電源切られたかも
        mode=0;
        RA2=0;
    }
    //切替スイッチが押されたらモード変更
    while(1){
        if(RA3==0){             //切替スイッチが押された
            if(mode==0){        //今、通常状態なら
                mode=1;
                RA2=1;
                toFLY();        //飛行状態へ
            }
            else{               //今、飛行状態と判断
                mode=0;
                RA2=0;
                toNOMAL();      //通常状態へ
            }
        }
    }							//End of while
}								//End of main


1~3 マイコンの初期設定部分です。動作周波数を8MHzにしています。
5   toNOMAL()という関数を宣言しました。
   モーターを逆転させて、通常走行状態にして戻るサブルーチンです。
6~7  RA4とRA5に逆転の信号をセットして、モーターを逆転させます。
8    RA1側のリミットスイッチがONになるまで待ちます。
9~10 RA4とRA5に強制ブレーキの信号をセットして、惰性で回ろうとする
    モーターに強制的にブレーキをかけます。
11  ブレーキが効くまで100ms待ちます。
12~13 モーターに電圧をかけたままでは焼けてしまいますから、OFFにします。

16~25 同様に、toFLY()という飛行状態にする関数も宣言しておきます。

27  ここからがプログラム本体です。
29  マイコンの動作周波数を8MHzにセットします。
30  端子は全てデジタルで使う宣言をします。
31  RA0,1,3 (7番、6番、4番)の端子を入力端子として使う宣言です。
33  端子を全て0にセットします。
34  modeという変数を宣言します。0は通常状態、1は飛行状態です。
35  RA2端子は、ほかのマイコンへmodeを知らせる信号を出力します。
   あとで車体裏の発光部分や車輪の発光をこの信号で制御します。

38~50 電源ONで、今の状態をチェックしてmodeをセットしています。
   リミットスイッチがどちらもOFFなら、通常状態に変形させます。

52  ここから 65 行まで永久ループで、プログラムはずっと終わりません。
53  切替スイッチが押されたら、64 行までのプログラムが実行されます。

54~58 今通常状態なら、modeを飛行状態にセットして、RA2端子を1にします。
    飛行状態にする関数 toFLY()を実行して、またループに戻ります。

59~63 今飛行状態なら、modeを通常状態にセットして、RA2端子を0にします。
    通常状態にする関数 toNOMAL() を実行して、またループに戻ります。

プログラムリストと説明を照らし合わせて読んで頂ければ、動作の仕組みをご理解いただけると思います。
回路とプログラムが非常に密接した関係であることがおわかり頂けると思います。
いやらしくて恐縮ですが、回路の仕組みやプログラムの内容は「電飾しましょっ!2 PIC編」や「電飾しましょっ!3Tips編」で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひお求め下さい。

次回はまた作業がひと段落したら記事にします。
よろしくお願い致します!



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電動化 1 [デロリアン製作記]

通常走行状態から、車輪が下を向く飛行状態への変形機構が出来ましたが、悪いクセが出てきてしまいました。
この動きを電動化してみたくなったのです。
モーターと制御回路を組み込めば行けそうではありますが、1/24の車体内部は約半分が内装になっていますし、可動する仕組みが動くためのスペースも欲しいため、仕込める空間がほとんどありません。
デロリアンの車高の低さも難しくしてしまっている原因です。
色々と検討した結果、フロント部分にモーターや回路を仕込む事にしました。
モーター位置の検討.jpg
飛行状態にするためにしゃもじの様なパーツが前後にスライドしますが、移動間隔が約1.6cm必要です。
リア部分では、モーターを横向きにしないと、移動間隔を確保できません。
フロントでも、ボンネットとのスキマにモーターを収めるのは本当にギリギリなのですが、シンプルな仕組みで移動間隔を確保するには、ここが最適と考えました。
動かすための仕組みを考える時は、出来るだけシンプルで単純な機構にする事が大事で、故障やトラブルを回避する最善の近道になります。

モーターを固定してみます。
モーター固定.jpg
スライド機構の上にプラ板で取り付けるヒンジを作り、モーターをネジ止めしました。
トラブルがあった時、モーターを交換できる様にしておくトラブル対策も、今回の様にインストには載っていない工作を加える上では、とても大事なことです。
まぁ、トラブらないのが一番良いのですが^^
ご覧の様に、ネジを回転させて、ナットを平行移動させる仕組みにしようとしています。
回転数が早くてもナットの移動速度はゆっくりになりますので、モーターは60rpmでは無く、1:60回転のギヤードモーターを使いました。
ちなみに、これは秋葉原の千石電子通商で購入できます。
1:60のギア比ではトルクがかなり落ちますが、前回スライド機構をストレスなく可動させる工作を行っていますので、大丈夫だと思います。
ネジはモーターの軸と同じ3mm径で、25mmのネジの頭をカットして使用しました。
内径3mmのプラパイプを被せて繋ぎ、M1.4のネジで固定して空回りを防止しています。
ネジの他に開いている穴は、接続してから内部に瞬間接着剤を注入するための穴です。

スライドさせる部分を作ります。
ナットで移動.jpg
キットのスライドする部分に、プラ板でナットを固定する受けを作りました。
このナットが回転してしまっては台無しですので、6角形の穴を開けてしっかりと固定できるようにしています。
ネジが回転して、回転しないナットが平行移動することで、キットのスライド機構を前後に動かすワケですね。
ナットを仮に固定して動かしてみましたが、とりあえず無事に動いてくれて一安心です。

内装と干渉する部分をカットします。
内装と干渉.jpg
モーター&ネジで、かなり長い収納スペースが必要になりました。
内装のパーツに食い込んでしまうので、パーツをカットしています。
ここはインパネを取り付ければ見えなくなる空間ですので、この位のカットならへっちゃらです。

リミットスイッチを取り付けます。
スイッチ取り付け.jpg
モーターを人間の感覚でON/OFFしたら絶対に壊しますね。
ここはマイコンに制御してもらいましょう。
スライド機構が限界まで移動したら、スイッチがONになる様にします。
マイコンはこのON信号を検知して、モーターをストップさせます。
スイッチはノーマル状態の限界位置と、飛行状態の限界位置を検知するため2個必要です。
取り付け位置は僅かにズレただけでもモーターやナットの固定部分に致命的なダメージを与えますので、慎重に位置決めしなくてはなりません。
かといって、実際に動かしながら位置を調整するなんて、恐くて出来ませんね。
そこで、ボタン電池でLEDが光る簡単な導通チェッカーを作りました。
ナットを外してスライドが自由に動かせる状態にしてから、ギリギリでスイッチがONになる位置を慎重に探して固定しています。

通常走行と飛行状態の切替は、赤外線フォトリフレクタで自動的に切り替わる様にしようと計画していましたが、感度不足(1cm程度しか反応しない&アナログ的な電圧変化&白色のみ反応)で使い物にならなかったので、あきらめてどこかに手動スイッチを仕込もうと思います。

次回は、マイコンを使った制御回路の製作をご紹介します。
よろしくお付き合い下さい。

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