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Xmas Tree 製作編 [デロリアン製作記]

久し振りの更新です^^
運転席の後ろにある、フィールド・コンテインメント・システム表示器(長いし何の事かわからんので、以後は通称のクリスマスツリーで)を製作しました。

実物を同じスケールで製作すると、かなり小さく作らなければなりません。
コレね.jpg
当初は光ファイバーを並べて植えて再現しようと思っていたのですが、大量のLEDを遮光してひとつひとつ繋いだら、かなり巨大なスペースが必要になります。
車内にはそんな余裕はありませんので、LEDを直接並べる事にしました。
実物よりLEDの数を減らして、8個×6列(48個)にしましたが、それでもオーバーサイズです。
これ以上小さくするとハンダ付け出来ないので、悔しいけど妥協しました。

パネル.jpg
横10mm、縦15mmの透明プラ板に、格子状の升目を彫り、1005(1mm×0.5mm)のチップLEDを貼り付けていきます。
通常使っているのが1608(1.6mm×0.8mm)なので、それの約半分の大きさの極小LEDです。
LEDの端子には、予めハンダを乗せておいて、エポキシ接着剤をチョイ付けして並べていきました。
下から緑4段、黄色3段、赤1段で並べています。

マトリクス配線.jpg
配線は横をプラス、縦をマイナスにしたマトリクス配線です。
全部点灯させるなら、いっぺんに配線すれば済みますが、今回は劇中の様に縦に上下する動きを加えたいので、こんな面倒臭い配線をしています。
0.08mmのポリウレタン線の被覆を溶かした、極細の銅線を使います。
お互いがショートしない様に、プラスの線は下に迂回して這わせ、マイナスの線は空中を渡らせてハンダ付けしていきます。
1列出来たら、ボタン電池で点灯テストをして、ショートしていないかテスターで導通をチェックします。
細かくて見えないので、ほぼ勘でハンダ付けしていますので、48個のハンダ付けに3日掛かりました。

完成した発光部分です。
LED配線.jpg
すみません。ハンダ付けが完了した写真を撮り忘れました。
再度点灯テストを行ったら1箇所ミスがありましたので修正し、配線も縦横まとめてからエポキシ接着剤で固めてしまいます。
ちょっと触れたら断線してしまう様なデリケートな回路ですので、樹脂で固めてしまいました。
1円玉に乗ってしまうサイズですが、ちゃんと48個のLEDが並んでいます。

XmasTree.jpg
コレを、マイコンでダイナミック制御します。
マイコンはPIC16F648Aと、「電飾しましょっ!2 PIC編」でご紹介したSOPタイプがあるチップです。
だいぶ古いPICなのですが、SOPパッケージがあって、足のピッチが広くてハンダ付けしやすく、I/Oの数がたくさんあるPICとなると、選択の幅は狭くなります。
それでも、アルディーノやラズパイを使うよりコンパクトで低コストで済みますから、模型にはPICで十分なんですよね(性能的にはだいぶ劣ります)
PICの出力をプラスに使って、マイナスはTD62083という入力があるとマイナスに繋いでくれるシンク・ドレインICを使います。
PICの端子で直接マイナス制御すると、最大8個のLEDの消費電力を食らって壊れてしまうため、このICでマイナスへ繋いでもらいます。

ダイナミック点灯ってなーに?という方もおられるかも知れませんので、簡単にご説明します。
ダイナミック 回路.jpg
回路は、LEDを格子状に繋ぎます。
PICからA~Hのプラスの出力と、マイナスに1~6のスイッチが付いていると思ってください。

A~Hに、00111111と出力すると、AとBは0V、C~Hには5Vが出てきます。
点灯パターン1.jpg
この出力は横1列全部のLEDに出力されていますが、1のスイッチだけONにすると、1の列だけが光りますね。
では次に、
1のスイッチを切って、00000111と出力して、
今度は2のスイッチをON、また2のスイッチを切って、
011111111と出力して、今度は3のスイッチをON、
また3を切って・・・と続けていけば、
点灯パターン2.jpg
それぞれ好きな高さの点灯状態を作れるわけです。
これが高速で切り替わっていくので、人間の眼には同時に光っているように見えますが、実際にはどこか1列が光っていて、他は消えている瞬間が続いています。
この回路の良いところは、少ない配線数でたくさんのLEDを制御出来るところで、数字をデジタルで表示している(デロリアンで言えばタイムサーキットの設定するところ)機器にたくさん使われています。
デメリットは、高速で点灯/消灯を繰り返しているので、ちらつきが発生する点です。
今回は、どこかの列を点灯させたら、4ms点灯したまま待ってから次の列の点灯をさせています。
そうしないと、点灯したと思ったら一瞬で消えてしまうので、明るさが極端に暗くなってしまうからです。
んで、表示の高さをランダムに上下させる処理が入ると、その計算の分移動スピードに違いが出て、表示させておく時間が微妙にズレます。
それがチラつきとなって出てしまうのです。
高さの増減をランダムに変化させている部分は、500msの割り込み処理を使って、一定のタイミングで行う様にしましたが、それでもチラつきを完全に治すことは出来ず、タイミングを微調整して最もチラつかないパラメーターを設定しています。
この様に、ダイナミック点灯はチラつきの調整がちょっと面倒です。
よくTVでデジタル数字がチラチラ波うって映る時がありますが、それはダイナミック点灯の切替がカメラのシャッターと干渉しているからです。
でも、ダイナミック点灯を使えば、好きな文字を表示させたり、駅のホームにある案内板の様に流れる文字を表示させたり出来るわけです。
ダイナミック点灯は、実はとても身近な技術だったりします。

今回は表示部分を製作しましたが、まだ取り付けは出来ません。
指の上.jpg
パネルを取り付けたい場所が平面ではないため、バックパネルを加工する必要がありますが、一番の問題は制御回路を取り付けるスペースが無いためです。
空いているスペースはあるのですが、内装とボディーを接着しないと出来ないスペースなので、回路をエンジンルームの裏に置く事にしました。
組み立て順序の都合から、回路の設置場所が移動した感じですね。
電飾モデラーには、よくあることです(^_^;)

ほかにも、ELワイヤーの点灯回路も追加したいので、もっと空間が必要になりました。
そこで、思い切って電池駆動をあきらめました。
DCコンバータ外し.jpg
電池を取り去り、ホルダーの接点やDCコンバータ回路を取り去りました。
これで空間は確保できましたが、手に持ってブンドドする夢は消えてしまいました。
やはり1/24ではあきらめなくてはならない部分が出てきますね。

さて、クリスマスツリーの動作の様子は、動画で見て頂いた方が伝わると思いますので、YouTubeへ動画としてアップしました。

ぜひご覧下さい!

はやくタイムトラベルがしたいです。

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次元転移装置 [デロリアン製作記]

今回は、次元転移装置の製作です。

次元転移装置は、タイムトラベルの心臓部で、Y字型の光電管に光が流れ込んでおり、次元転移する時は眩く光り輝きます。
PDVD_086.JPG
キットでもパーツ化されていますが、Y字のモールドが入っているだけですし、ちょっと小さく感じます。
また、取り付ける位置も実物よりも上にあり過ぎて、余程覗き込まないと見えないため、全部自作して取り付け位置も下に移動させる事にしました。

まずは、光が流れる光電管を作ります。
次元変換装置 1.jpg
プラ板に5mmにカットした、1mmのプラ丸棒を貼り付けて、おゆまるで型を取ります。

LEDを配線します。
次元変換装置 2.jpg
1608(1.6×0.8mm)電球色チップLEDにポリウレタン線をハンダ付けして、配線を横に向けておきます。
もっと小さな1005(1.0×0.5mm)タイプのLEDにすれば、更に小さく出来るのですが、やってみたら光が弱くてイマイチでしたので、1608タイプを使いました。

UVレジンで封入します。
次元変換装置 3.jpg
おゆまるの型にチップLED2個を入れて、UVレジンで封入します。
5mmしか長さがないので、1.6mm2個で3.2mm使ってしまうため、LED同士を接触させない様に埋める位置の調整がシビアです。

型から外して成型します。
次元変換装置 4.jpg
余分なバリを落として、表面に#400で細かいキズを付けました。
光を拡散させるのとLEDの位置をボカすのが目的でしたが、LED丸見えですね。
これと同じものを3本製作します。

次元転移装置は、キットのパーツを使わず自作します。
次元変換装置 5.jpg
キットのBOXでは小さ過ぎるので、映像から採寸して1/24にスケールダウンしました。
縦12.5mm、横9.5mmと、電飾を仕込むにはキビシイ大きさです。
0.5mmのプラ板で箱組みして、窓があるフタを付けます。
ガラスは0.2mmの透明プラ板です。
真ん中に3mmの穴を開けて、裏から白色LEDを差し込める様にしました。

塗装して、組み立ての準備です。
次元変換装置 6.jpg
BOXは一度全体をブラックで塗装して、遮光を完璧にしてからニュートラルグレーで塗装しました。
底だけファントムグレーで塗装しています。
窓のフチはゴムのパッキンが入っていますので、ブラックで筆塗りしました。
内部には、2mmのプラ丸棒で電極が付く端子を3個取り付けて、0.8mmの穴を開けてあります。
この穴からLEDの配線を裏へ逃がします。

LEDを取り付けました。
次元変換装置 7.jpg
中央の3mmの穴に、削って平らにした白色LEDを差込み、先端に1608電球色LED1個を取り付けます。
Y字に配置した端子から光電管を渡して、エポキシ接着剤で固定しました。
5mmの光電管がギリギリのサイズですが、何とか収まりました。
次元変換装置 8.jpg
裏側は中央のLEDのおしりをエポパテで埋め、ブラックで遮光しました。
光電管からは2個のLEDのプラスとマイナスで4本づつ配線が引き出されています。

回路図です。
次元変換装置 回路図.jpg
今回は、出来るだけ小さくしたかったので、SOPパッケージのPICを使います。
しかも、ちょっとクセのあるPIC16F676(=PIC16F630)を採用しました。
I/O端子は通常8本ありますが、こちらはRA6本、RC6本で、RA3は入力専用という変わったPICです。
レジスタも変わっていて、普通のCONFIGでは動かないジャジャ馬です。
その代わり、I/Oが12本なので、1822(5本)では足りないけど、1827(16本)では多すぎる、今回の様な場合にバッチリ合います。
RC0~5を光電管に、RA0を中央の電球色に、RA1を裏の白色LEDに割り当てました。
保護抵抗は4.7kΩと値を大きくして、通常時の光量を抑えて自然な発光にしています。
中央裏の白色LEDだけは明るく発光して欲しいので、330Ωの抵抗を使いました。
RA3は、次元転移モードになった時、他のPICから信号を受ける端子です。
この信号で次元転移モードのデモ発光へ移行する様にプログラミングしました。

実際に製作した回路です。
次元変換装置 9.jpg
保護抵抗もチップを使ったので、かなりコンパクトです。
回路図を見て頂くと判りますが、LEDのマイナスは全て繋がっていますので、全部マイナスとしてまとめてしまえば残りの配線は8本で済みます。
それでも、結構グチャグチャになってしまいました。
回路はまとめられて、電源のプラスとマイナス、それに次元転移モードの信号を受ける配線の3本が出てきます。
動作確認後、エポキシ接着剤で固めてしまって、不用意に触ってしまってもダメージを受けない様に封印しました。

この回路は、背面パネルの裏側に付いています。
次元変換装置 A.jpg
背面パネルに付くリアのメカモールドの空間を利用して、うまく潜り込ませています。
あまり内部に空間がありませんので、ちょっとしたスキマも活用しなくてはなりません。

完成した次元転移装置です。
次元変換装置 B.jpg
表から見ると、裏のゴチャゴチャは全く見えません。
光電管の付く端子には、黄色のコードを付け、赤いキャップをエポパテで追加しました。
ガラスの表面とカバー上部には赤いレタリングも追加しています。
何しろ小さいので、デティールが実物に及ばないところはご容赦下さい。

動作の様子は、YouTubeに上げていますので、動画でご覧頂くのが一番かと思います。

完成したらあまり目立たないかも知れませんが、とりあえず出来上がってよかったです。

次は俗称「クリスマスツリー」と呼ばれるインジケーターですね。
この記事の最初に貼った画像の、緑・黄・赤のバーインジケータの部分です。
これまたミクロな製作になりそうで、どこまで再現出来るか不安ですけど、何とか頑張ってみたいと思っています。
よろしくお付き合い下さい。

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ルーフ電飾 [デロリアン製作記]

今回はルーフの小物類の製作と電飾です。

デロリアンの天井にも、よく判らないメカや光るスイッチ類がたくさん取り付けられています。
劇中でも光るスイッチが並んでいるのが確認できますが、ほかにどんな機器が付いているのか、イマイチ良くわかりません。
少ない資料から、アレンジを加えつつ製作しましたので、あまり参考にはならないかも知れませんのでご了承下さいね。

まずはルームランプです。
ルーフ小物 1.jpg
2mmプラ角棒を組み合わせて穴の開いたブロックを作り、削り出して形を作りました。
中央の穴にチップLEDを仕込みますが、ドアの開閉に連動させて光らせるつもりはありません。
タイムトラベル時に室内を明るく照らし出す効果として使いたいと計画しています。
本当に出来るかどうかは判りませんけどね。

端子台を自作します。
ルーフ小物 2.jpg
配線をネジで止めてまとめる端子台を自作しました。
0.3mmプラ板を、両面テープの上に並べて接着したものです。
大きい方でも5mm程度の大きさなので、くしゃみ厳禁です。

他の小物も自作します。
ルーフ小物 3.jpg
小さ過ぎて、流用できるジャンクパーツなどありませんので、自作するしかありません。
A レバーを引くと灯りが点く緊急照明みたいです。
  ライトのフチはポリウレタン線をドリルに巻いて作りました。
B 黒いBOX状の機器です。
  6個の丸いスイッチは、伸ばしランナーを輪切りにして接着してから削り揃え
  ています。
C 押しボタン付きの機器です。
  ボタンは虫ピンを刺したものです。

これらの機器をルーフに並べてみました。
ルーフ小物 4.jpg
全部並べると、ワリと良い密度で並ぶ感じです。
サンバイザーは0.5mmのプラ板を切り抜いただけです。
この後、少々浮いていた方がらしく見えるので、裏に0.5mmプラの小片を貼り付けています。

光るスイッチが並ぶパネルは、大小3機ありますが、ここは電飾を仕込みます。
ルーフ電飾 1.jpg
0.2mmの透明プラ板を、1mm幅で線を引いたメモ用紙の上にマスキングテープで固定します。
発光する面は大きい方で幅12mm、小さい方2機が7mmしか無く、ここに正確にボタンを並べるのはかなりの精度が必要になります。
ボタンが全部四角なら、切り込みを入れれば簡単ですが、丸いボタンも6個あるのでその方法が使えません。
等間隔の線を引いた上でボタンを並べて接着すれば、バランスを崩すこと無くレイアウトできるというワケです。
0.2mmの透明プラ板を小さく四角にカットしたボタン(塗料皿の中のゴミみたいなの)を、ひとつひとつ並べて接着していきました。

発光するパネルのパーツです。
ルーフ電飾 2.jpg
0.5mmのプラ板でナナメになった箱を作り、透明プラ板のパネルを接着します。
合わせ目などはきれいに成型しますが、底の接着面が平らになる様に成型するのが一番大事なところです。

チップLEDを取り付けます。
ルーフ電飾 3.jpg
電球色の1608(1.6mm×0.8mm)チップLEDを2個取り付けました。
ナナメのボックスに収まるギリギリ奥になる位置に取り付けています。
発光面はパネルの方に向けず、ナナメの壁に反射した光だけで照らす構造で、光点ばかりが明るくならない様にしています。
小さい箱の中で光りを均一にするのは難しく、配置を工夫した程度では抑えきれなかったので、LEDの前にプラ板を置いて光りをさえぎる工夫も加えています。
ルーフ電飾 4.jpg
この様に、LEDの前に0.5mmのプラ板小片を貼り付けて、LEDの光りが直接見えない様にしました。
ここまで手を尽くしても均一な面発光は出来ませんでしたが、何もしないよりは確実に良くなっているので、この状態でボックスを接着しました。
底の接着面を平らにするのが大事と書いたのは、ここで光り漏れしない接着面を作るためです。
2基の小さいパネルには、LEDを1個づつ取り付けました。

保護抵抗を繋ぎます。
ルーフ電飾 5.jpg
330Ωの1/6W抵抗を、並列(LED1個に対して抵抗1個)で繋ぎます。
ルーフの厚みを2mm取ったのは、この抵抗を収めるための高さだったりします。
回路は、最終的にプラスとマイナスの2本だけになって出てきますので、あとは5Vの電源をつなぐだけで全てのパネルが点灯します。
この様に、回路はユニット毎に出来るだけまとめてしまって、後は電源をつなぐだけにしておくと、経験上ですが高い確率でトラブルを回避できます。

遮光します。
ルーフ電飾 6.jpg
点灯させたままブラックを吹き付けて、光漏れを完全に無くします。
もし光漏れしている部分があったら、瞬着などで塞いで成型して、またブラックを吹きます。
画像は点灯している状態なのですが、光が全く漏れていません。
ルームランプの部分は、まだLEDを仕込んでいませんが、ココも遮光しておきました。

発光させます。
ルーフ電飾 7.jpg
室内色で塗装して、パネルをシルバーで塗り分け、ボタン部分だけ塗装を剥がして発光させます。
ボクは#400の神ヤスリで少しずつ削って発光させました。
カッター等で一度に剥がそうとすると、余分な塗膜まで持っていかれますので、少しずつ剥がすのがコツです。

着色します。
ルーフ電飾 8.jpg
ボタンは赤やオレンジに発光している部分もありますので、クリアー塗料で筆塗りして着色します。
多少はみ出してもリタッチできますから、しっかり発色させるまで塗り重ねます。
これで光るボタンパネルが出来ました。
ちょっぴり大変だったけど、幅12mmと7mm、高さ2mmのパネルが綺麗に光ってくれたので、良かったです。

ルームライトにもLEDを仕込んでおきます。
ルーフ電飾 9.jpg
ルームライトには、出来るだけ明るく室内を照らして欲しいので、1608より一回り大きい白色LEDを使いました。
3mm砲弾型まで明るくありませんが、1608タイプより断然明るいです。
ナナメに仕切りを入れて取り付けて、インパネより室内を照らす方向に向けて取り付けました。
0.2mmの透明プラ板で作ったレンズでフタをします。

他の小物を塗装します。
ルーフ小物 5.jpg
機器はどれも小さいのですが、塗装してあげると何とかそれらしく見えます。
コレを取り付けて、配線を這わせます。
ルーフ完成.jpg
配線は0.18mmのポリウレタン線に着色したものを三つ編みにして這わせました。
ジャバラホースは0.5mmドリルにポリウレタン線を巻いたものです。
だいぶカラフルになりましたが、配線を加えることで密度感が増します。

車体に組んでみました。
ちなみに、まだ接着はしていませんので、分解も可能です。
天井 1.jpg
1/24でボタンを光らせることが出来てよかったです。
天井 2.jpg
ドアを開けた時に、とても目立ちますね。
抵抗を330Ωにしたので、あまりギラギラ発光せず、発熱も全くありませんので安心しました。
ただ、せっかく頑張って作った機器類がほとんど見えません。
もっと見える部分だと思って配線までしたのに、組んでみたら全然見えないという悲しい結果になりました。
まぁでも、作るのが楽しかったからいいや。


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ドア周辺の内装 2 [デロリアン製作記]

今回は、ドア周辺の内装の続きです。

ドアの天井部分には、内側が窪んだクッションがあります。
ドア 天井クッション.jpg
1mmプラ板をくり貫き、ナナメにテーパーをつけます。
底に、0.5mmのプラ板を貼り付けました。
エポパテでなだらかなくぼみに成型して完成です。
プラ板を削って窪ませると、底の厚みを均一にするのが難しいため、プラ板を貼り合わせる方法にしました。

ドアの窓ガラスを作ります。
ドア 窓アーチ.jpg
ここもキットのガラスパーツを使わず、0.3mmの透明プラ板で自作します。
ドアは曲面になっていますので、カットしたプラ板をそのまま付けても浮いてしまう部分が出来ます。
そこで、円筒形の物に巻き付けてドライヤーで温め、湾曲させてからカットします。
ドア 窓切り出し.jpg
これは失敗作で、左側の曲げが足りなくてフィットしなかった窓ガラスですが、この方法で窓枠にピッタリハマる窓ガラスを作りました。

窓枠を追加します。
窓枠 積層カット.jpg
デロリアンの窓には、内側にもうひとつ枠があり、そこだけ開閉できます。
外の空気を吸うためと言うより、ドアを開けずにチケットや小物を渡すためにある小窓って感じです。
この窓枠を追加したいのですが、塗装しただけでは立体感がなくなります。
枠を追加すれば一番リアルに仕上がりますけど、外側と内側に無いとヘンですし、1/24で切り出すのは大変です。
そこで、0.3mmプラ板を4枚重ねて、矢印部分だけを接着し、同じサイズで4個いっぺんに加工しました。
画像の様に、内側を抜いてから外側の枠を切り出せば、同じサイズ、同じアーチで切り出せるワケです。

4個の窓枠を切り出しました。
窓枠 切り出し.jpg
多少、太さが違う部分を調整すれば使えそうです。

これをマウスパッドの上で丸いぼうで押して、窓ガラスの湾曲に合わせて変形させてから取り付けます。
窓枠 両面貼り付け.jpg
ブラックで両面を塗装してから、流し込み接着剤で慎重に貼り付けました。
裏側にも貼り付けてありますが、ピッタリ同じサイズなので1本に見えますね。

取り付けた様子です。
窓枠 完成.jpg
塗装ではないのでちゃんと凹凸があって、裏側から見ても違和感の無い窓枠が出来ました。
ちなみに、窓ガラスは塗装の事を考えて取り外し可能になっています。

Aピラーの押さえを改良しました。
Aピラー支え.jpg
ピラーの接続部分は、外側に開こうとする力が働くので、内側に押さえを追加して強度を上げました。
Aピラー 完了.jpg
上からの力が掛かっても、ピラーが踏ん張ってくれる様になったので、ちょっぴり強度がアップしてくれました。
ここでガマンできず、内装を塗装しています。
ドアの内張りはファントムグレーです。
実車はブラックですが、そおのまま黒を塗るとオモチャっぽくなります。
スケール的なエフェクトとして、明度を上げた塗装をしています。
内装の床は、ガイアカラーのニュートラルグレー2です。
その他の部分はMr.Colorの306を塗装しました。
ダッシュボードのみ、これからいじりますので塗装していません。

シートも塗装しました。
シート 塗装.jpg
シートは色味を変えて308で塗装して、エナメルのフラットブラックとフラットアースを混ぜた色でスミ入れしています。
つや消しを粗めに吹いてから、半ツヤでトップコートする事でレザー感を出したかったのですが、イマイチです。
デロリアンの内装の色は、生産ロットによって若干違っているのですが、ここはやはり映画のデロリアンに出来るだけ寄せた色で塗装してみました。

ドア周辺の加工が終了です。
ドア周辺 完了1.jpg
ゴムパッキンを省略してしまいましたが、全体の雰囲気は良い感じになったと思います。
これにパッキンを付けていたら、スケール的にたぶんうるさいだけでマイナスイメージになったかも知れません。
ドア周辺 完了2.jpg
ドア周辺の加工は、ガルウイング化した時点で難所になる予感がしていました。
色々と反省点はありますが、とリあえず形になってくれたので良かったです。


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ドア周辺の内装 1 [デロリアン製作記]

天井やピラー、フロントガラスの製作です。

ガルウイングを開閉可能にしたので、開けた時に見える内装部分も作らなければなりません。
まずは天井部分です。
天井合わせ.jpg
天井にも発光するスイッチ等が取り付けられていますので、電飾のためのスペースも考えなくてはなりません。
ダンパーやドアのヒンジが納まる空間も必要ですので、キットの天井から2mmの厚さを付けて天井を張りました。
ダンパーやドアのヒンジの軸受けがピッタリ納まる様に壁を作り、ヘンテコなスキマが出来ない様に塞いでいます。

ドアの天井部分を切り離します。
天井 スキマ.jpg
ドアの天井部分を切り取り、周辺へ繋がる部分を成型しました。
前方部分はサンバイザーが付くので、開口部分より大きくなります。
中央部分は、ドアを開けた時に食い込む部分が必要なので、やはり開口部分より内側に張り出します。
後方も、ダンパーが納まる部分が必要なので、開口部分よりも内側になります。
つまり、ドアの開口部分よりもだいぶ狭くなります。
実車では、エッジにぐるりとゴムのパッキンが付くのですが、そこまで再現するのは見送りました。
追加しても、うそっぽくなる感じでしたので。

フロントガラスは、新規に作り直しました。
フロントガラス.jpg
フロントガラスは、キットのクリアパーツから切り出しましたが、パーツに厚みがあり過ぎて、至る所でツジツマが合わなくなる事が判りました。
せっかく苦労して切り出したフロンとガラスでしたが、0.3mmのプラ板を使って、フロントガラスを自作しました。

フロントガラスは、取り外し可能にします。
フロントガラス 差込.jpg
せっかく作り直したので、どうせなら取り外し可能な構造にしておきます。
塗装や今後の工作の際に、取り外せると何かと都合が良いのです。
0.3mmプラ板の細切りを重ねて、フロンとガラスを差し込んで固定出来る様にしました。
フロントガラス はめ込み.jpg
ボンネット側にもツメを作って、ちょっと押し込めばパチンとハマって抜けなくなるフックを作っています。
フックは、ダッシュボードに干渉しない様に、出来るだけ低く製作しています。
これでいつでも簡単にフロントガラスを着脱できるようになりました。

天井に取り付けてみた様子です。
天井 上から.jpg
後ろのピラー部分もプラ板を貼って、ドアと天井への繋がりを再現しています。
ここには天井を電飾するための配線が通るので、間に空間を作っておきました。

ピラー部分を作ります。
ピラー 切り出し.jpg
フロントガラスを支えるピラーは、キットのままではかなり細く、実車でも内側に太いアームが付いて天井をしっかりと支えています。
ここは1mmのプラ板を削り出して頑丈な構造にします。
始めは実車と同じ太さで削り出したのですが、細過ぎて強度が不安です。
また、フロントガラスも微妙に湾曲しているので、ガラスをピラーに押さえつける力が欲しいのに、強度不足で曲がってしまいます。
仕方なく、本物よりもちょっとだけ太くして頑丈なピラーにしました。
太くしたといっても、ゴムパッキンの分太くしただけなので、シルエットは実車と同じです。

ピラーは、天井に取り付けました。
ピラー 接着.jpg
接合部分が最も壊れやすくなりますので、接着面積が小さい天井との接続部分を固定します。
この天井部分も、取り外せる様に工作しておかないと、電飾が仕込めません。
接着剤をたっぷり塗って、完全に硬化させてからエポパテを盛って、強度を出しています。
パテが硬化してからなだらかな曲線に削り出しました。

やっとドアの内側周辺が形になりました。
ピラー完成.jpg
ドアが開くだけなら工作は終わっていましたが、実車のように内側周辺も再現しようとすると、物凄く大変な工作になります。
アチコチをピッタリ合う様にスリ合わせ、しかも分解できるようにしておかないと、塗装が面倒になります。
強度の確保や電飾のための空間など、余計な事まで考えながら自作しなくてはなりません。
ゴムパッキンはあきらめましたが、どうにかそれっぽく仕上がったと思います。
本当は楽しい電飾の部分から手を付けたいのですが、作業の手順としては、キットに無い部分から工作するのが基本です。
そうしないと、後から電飾したパーツが収まらなくなったり、配線を通す空間が無くなってしまうトラブルが起きてしまうからです。
内装の工作はまだ終わりではありませんが、とりあえず、今回の製作で最大の難所を越えられて、ホッとしています。


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