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(4) 接着 [ノストロモ号 製作記]

今回は船首とエンジンのパーツを接着します。
この2つのパーツはパテ埋めが必要なので、全体をグレーで塗装する前にパテ埋めまで済ませておかなくてはならない都合があるからです。
まず、接合面にわざと金属ヤスリを使って接着面をケバ立たせながら昨日の塗装を落とします。
エンジン上部のパーツとの隙間が出来ない位置で接着できるように、上部のパーツをビニールテープを伸ばしながら巻いて密着させます。
その状態で船首パーツの面が合うように接着していきます。

接着には瞬間接着剤を使い、ノズルを使用して隙間に流し込んでいきます。
ソフビと瞬間接着剤の相性はメチャ良くて、一度くっついたらもう外れません。
試しにコーヒーの入ったマグカップをのせてみましたが、ビクともしませんでした。

どうしても接着面に隙間が開いてしまいますのでパテ埋めが必要ですが、ラッカーパテはソフビが溶けてしまいますので使用できません。
ポリエステルパテや粘土のエポキシパテは、固くなりすぎてヒビが入りそうです。
そこで、エポキシ系の接着剤をパテ代わりに使用します。
これですと、ある程度柔軟性もありますし、ソフビの食い付きも良いです。
A.B二つの薬品を混ぜたものを、竹串を使って接合面にすり込んで行きます。

硬化時間は10分と書いてありましたが、実際は1時間程度必要でした。
硬化後、はみ出した接着剤をヤスリや彫刻刀で削り取ります。
ヤスリはソフビがケバ立たない様に水を付けながら削ります。
削った部分はソフビ地が出てしまいましたので、皿に取ったサフを筆塗りして保護しておきます。
これで他のパーツと一緒に塗装できる準備が出来ました。
次は、ある程度パーツを接着してグレーの下地塗装を施します。

合わせ目の塗料とサフを金属ヤスリで削って落とすと共に、ワザとケバ立たせて接着強度を高めておき、合いを確かめながら一気に接着して行きます。
かなりガッチリ接着してしまうので、少しでもズレてしまうと修正できなくなってしまいます。
しかも、あっという間にくっついてしまうので、モタモタしている暇もありません。
時間との戦いというか、恐ろしい接着工程でした(――;)
なお、この後の塗装工程のため、全部のパーツは接着しません。
次に、どうしても出来てしまう隙間に、瞬間接着剤を流し込んで埋めてしまいます。
一度では埋め切れない隙間もありますので、2~3回繰り返して完全に埋めます。
1時間程乾燥させると、接着剤の溶剤分が無くなって、ヒケが出ますので、再度流し込んで整形します。

全体を胴体と同じグレーで塗装した後、更にグレーを加えた濃い目のグレーでパネルの塗り分けをします。
テープで90度のマスキングを作り、エアブラシで軽く吹いていきます。
四角にキッチリ塗り分けるとウソっぽくなるので角のラインだけを強調する方法で表現します。

パネルラインが浮き出て、ぐっと現実感が出てきました。
もう少し細かくパネルラインを塗り分けると巨大感が出るのですが、プロップと同じ程度に留めました。
ついでにパネルラインの他、エッジや角にもシャドー吹きをして立体感を出しています。
次はブラックでシャドー吹きや高さの表現をします。

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