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波動砲を復活 [ヤマト2199 製作記]

波動砲を発射可能に戻しました。
音声再生装置も自作しています。

波動砲のLEDは、急遽完成させたために、取り外してシャッターも閉めてしまっていました(^_^;)
今回のリニューアルで、波動砲も復活させてあげる事にします。
といっても、すでに発光ユニットは製作してありましたので、そのまま元に戻しただけです。
様々な色に変化する波動砲発射のシーケンスは、PICにプログラミングしてありましたので、今度はちゃんと基盤に組んで船体に内蔵させました。
波動砲コントロールPIC.jpg
展望室の裏側付近にあるスペースに回路を収めています。
PICマイコンは16F88を使用していますが、ピンが余りまくっていますので、艦長室・第一艦橋・第二艦橋・展望室のLEDを繋いでいます(^^♪
発射前に予備電源に切替えますので、次々と消灯していくシーケンスも再現してみたかったんです(^_^*)
更に、このPICからの出力でエンジンの回転と発光をコントロールしているPICを制御させます。
波動砲を発射する時は、エンジンも停止しますので、それも再現しちゃおうという魂胆です(^_^;)
それでもまだピンが余っているので、第一艦橋から伸びているウィングの先に付けた翼端灯を明減させてみました。
波動砲を発射していない時はヒマなので、翼端灯を明減させるお仕事をしてもらいます(^^♪
この辺りの制御の流れはちょっと複雑になっていますので、後でブロック図を書いて説明し直しますね。

ヤマトを支える支柱への接続部分も加工して置きます。
ベースとの配線.jpg
キットに付属している支持パーツを使いますが、クリアーVer.付属のベースは使いません。
支持するにはちょっと貧弱ですし、額縁みたいな薄いベースなので、ACアダプタのジャックすら付けられないからです(-_-;)
ベースは自作するしかありませんねー
支持するアームも金属のアングルを使ってガッチリ支えたいので、今の所はビス止めできるように加工した状態になっています。
ベースとの接続は、電源の供給と波動砲発射の信号の3本の配線が必要になります。
A 電源のための2Pコネクタです。
  前回はとりあえず光れば良いという事で、電池をつなげられる様に作って置いたコネクタ
  です(^_^;)
  このピンはそのまま利用して、電源の供給に使いたいと思っています。
B 波動砲発射のコントロール線です。
  ベースの発射スイッチから信号を受けて、波動砲制御PICがスタートします。
  こちらは新規に穴をあけて配線を通して置きました。

船体の内部に、回路を詰め込んだ様子です。
船体に取り付け.jpg
モーター回転する砲台を取り止めたおかげで、内部にはかなり余裕があります(^^♪
A 波動砲を再現するフルカラーLEDと白色LEDの配線です。
  全て16F88に繋いであり、変化する色を制御します。
B 波動砲制御のマイコンボードです。
  この16F88によって、艦長室・第一/第二艦橋・展望室・翼端灯の明減、そして波動
  エンジンを制御している12F675をスタート/ストップさせています。
  一番活躍しているPICになりますね(^_^;)
C 電源コンバータです。
  100均のシガーライターから5Vを取り出す充電器をバラして使用しています。
  電源が12Vでも9Vでも、安定した5Vを作ってくれます。
  一応、スイッチング電源なので、レギュレータと比較してノイズに強く、安定した電圧を
  キープしてくれます。
  これが100円なんて、今でも信じられません(^_^*)
D エンジン制御用のマイコンボードです。
  PIC12F675により、フライホイールの回転とメイン/サブエンジンの発光を制御して
  います。
  今回、更にエンジンルームの照明もコントロールしてもらいました。
  16F88からの信号によってプログラムがスタートし、照明を点けてフライホイールを
  段々早く回転させ、エンジンを高速点滅で発光させます。

マイコンが載ったボードは裏返しになっていますが、これは後々の調整に都合が良いからです(^_^*)
PICは下からアクセス.jpg
第三艦橋が付く底面のパーツを外せば、PICマイコンへアクセス可能となります。
これから波動砲発射のタイミングを調整するので、何度も取り外してパラメーターをいじる事になります。
簡単に取り外しできる様に、このような配置になりました(^^)/
おかげで内部は配線でグチャグチャですが、後からプログラムを直す事もありますので、出来るだけアクセスできる様に作っておく事も大切だったりします(^^♪

ずっと気になっていた合わせ目を消します。
合わせ目をパテ埋め.jpg
クリアーパーツに換装しましたが、膨らんだ長丸部分の合わせ目と、第一副砲の脇にある合わせ目をパテ埋めしました。
このふたつの部分の合わせ目だけは、どうしても気になっていたので、これでやっと修正出来ます(^^)/
バンダイさんのキットは合わせ目の引き方も上手くて、大抵は違和感無く組みあがるのですが、なぜかこの2点だけは残念な分割になっています。
決して不可能なライン取りでは無いと思うのですがねぇ(;一_一)

成型しましたー
成型・塗装.jpg
成型して塗装しなおしました。
これでやっとモヤモヤしていた気分も収まりました(^^♪
やっと修正できた.jpg
この部分を修正出来ないまま表紙に載ってしまったので、光栄に感じつつも残念な部分でありました。
こうして修正する事ができて、とてもスッキリした気分です(^^)/

さて、波動砲の発射にはサウンドが欲しいですよね。
ただ光だけ再現しても、音が入らないとリアリティーは半減してしまいます(+_+)
今回もMP3プレーヤーを使って、発射の臨場感を盛り上げたいと思います。
MP3プレーヤー.jpg
以前、秋葉で購入した、500円のMP3プレーヤーをバラしました。
とっても単純な構成で、MP3制御ICをデータシート通りに組み立てただけですね(^_^;)
普通は停止したところを覚えていて、電源を切っても続きから再生するものですが、このプレーヤーはすっかり忘れて最初から再生します(^_^;)
その方がコントロールしやすいので、ボクにとってはたいへん都合が良いです。
予備に5個くらい買ってあります(^^♪
A 再生のデータはMicroSDにMP3として記録します。
  512MBもあれば充分なのですが、今ではそんな小さな容量のSDカードは手に入らな
  いんですね(^_^;)
  しゃーないので、200円で買った2GBのSDカードを使います。
B プレーヤーはUSBから充電されたバッテリーで動作します。
  電圧は4Vくらいなのですが、このプレーヤーに使われているMP3コントローラを調べて
  みたら、5Vで動作可能でした。(っうか、5Vが推奨電圧だった)
  ためしに5Vを繋いでみたら、ノイズが減って調子よく鳴ってくれたので、今回は5Vで
  動作させてみます(^^)/

配線をつなぎまーす
5Vで動作可能と判明.jpg
A 音声の出力は、イヤホンジャックの端子に直接ハンダ付けしました。
  本来はシールド線を使うところですが、普通のリード線の方がクリアな音質になりました。
  また、LeftとRightを両方繋ぐと音が割れちゃいます(当たり前だけど)ので、右からだけ
  取り出して配線してみました。
B 電源として5Vを直接入れますので、バッテリーは外しました。

今回は色々と実験できたので、音質もかなり向上しています(^^)/
以前DVD付属のヤマトにボイスレコーダーICを組み込みましたが、それとは比較にならない程、簡単で高音質な音声回路を実現出来ています。
すごい進化に自分でも驚いてしまいますね(^_^*)

MP3プレーヤーではスピーカーを鳴らせないので、アンプを自作します。
5Vの電源を用意しますので、TA7368PGでアンプを組みました。
アンプ回路 TA7368PG.jpg
このアンプは以前にも自作していたので、その時の回路図をそのまま使いました。
ただ、手持ちに無いパーツがあったので、一部値が違うパーツを使用しています。
アンプといえば386が有名ですけど、あれはすぐ発振してしまってどうも好きになれません(+_+)
その点、TA7368PGは確実に動いてくれるので、ボクの中では定番のアンプになっています。
まぁ、ちょっと音質は良くありませんけど、効果音として使うには充分過ぎる程の性能です(^^♪

100均のスピーカーを繋いで、サウンド部分が完成です。
音声再生回路完成.jpg
スピーカーは、少しでも音質が良くなる様に、コーン紙のスピーカーを新調しました(^^)/
っていっても、100均のスピーカーをバラしただけですけどね(^_^*)
MP3プレーヤー、アンプ、スピーカーと揃って、ちょっとしたオーディオシステムが出来ました。
総額でも800円くらいしか掛かっていませんけど、これをプラモデルに仕込んでしまうとは、勿体無い話ですよね(^_^;)
でも、これで迫力ある波動砲が撃てます!
ちょっとワクワクしてきました(^_^*)

しかし。
模型製作のブログなのに、電子工作の話ばっかりですみません(>_<)

最後に、だいぶ製作がストップしていたので、以前公開した波動砲発射の様子を、再度貼り付けて置きますね。

やっぱりサウンドは絶対欲しいと共感してもらえると思います(^^)/

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コメント(13) 

コメント 13

新茶n

こんにちは^^
波動砲!す、凄すぎる!!音があるとより本当に発射して見えますね!
LED点滅さえまだ出来てないですが(涙)やる気がでます!!
連れに見せて二人で、うおお~(驚愕!)
自分には果てしない、イスカンダルへの道程です。
出雲計画に落ち着くでしょうが、撃沈されなければ良しとします(笑)
次の更新が楽しみで仕方ありません♪
by 新茶n (2014-03-11 10:26) 

テッサン

おはようございます。

ヤマト再開で、何が始まるかワクワクしています。
毎回ですが、どろぼうひげさんの飽くなき追求した製作を拝見していて
関心するばかりです。
今回の、ヤマトも5月のあの場所でお披露目でしょうか?
楽しみにしています。

話が変わりますが、このサイトで電飾の面白さを教えて頂いたテッサンですが、
PIC制御のすごさに今更ですが手を出そうか悩んでいます。
ずぶの素人ですが、良きアドバイスを頂にお邪魔するかと思いますが、
宜しくお願いします。
by テッサン (2014-03-11 10:56) 

テッサン

度々すいません。

コメント送る際に「送信が失敗しました」のメッセージが出たので
繰り返していたら、コメント欄が大変なことになってしまいスイマセンでした。
お手数ですが、整理して頂ければ幸いです。宜しくお願いします。
この度は、大変失礼致しました。
by テッサン (2014-03-11 11:02) 

toshi

基板の組み込みや配線がほれぼれするほどきれいです^^わたしなんていつもぐちゃぐちゃ配線になっちゃうのでぜひ見習いたいですね。波動砲発射もPICならではの発光で、数年前の波動砲回路から大幅進化したのがすけ〜です^^♪
by toshi (2014-03-11 21:49) 

どろぼうひげ

新茶nさん、こんばんは(^^♪
やっぱり映像と音がセットになって記憶しているので、音があるとリアリティーも倍増してくれると思います(^^)/
確かに、PICマイコンを使わないと再現するのは難しいのですが、不可能では無いという事を紹介できただけでも嬉しいです
もう少し詳しく説明できると良いのですが・・・
撃沈されない様に、頑張って下さいね(^^)/

by どろぼうひげ (2014-03-11 22:58) 

どろぼうひげ

テッサン さん、こんばんは(^^♪
コメントの投稿でご迷惑をお掛けしてしまってすみませんm(__)m
重複した書き込みは、削除させて頂きました。
So-netブログの仕様変更で、認証に文字入力が必要になってしまったので、そのせいでエラーが出ているのかも知れません。
試しに自分でコメントを書いてみましたけど、特にエラーは出ませんでした。
結局、よく判らないのですが、とにかく重くて使いにくいso-netはあまり良いサーバーでは無いみたいですねぇ(-_-;)
ご迷惑をお掛けしてすみません。
このヤマトは5月のホビーショーで展示できると思います。
ぜひ波動砲を撃ちまくって下さい(^^)/
PICを上手く活用すると、本当に色々な事ができます(^^♪
いつか「電飾しましょ」みたいなPICの解説を作りたいと思っているのですが、ナカナカ時間が取れなくて保留になっています。
まぁ、ボク自身も勉強中なんですけどね(^_^*)

by どろぼうひげ (2014-03-11 23:16) 

どろぼうひげ

toshiさん、こんばんは(^^♪
いや、お恥ずかしい(^_^*)
配線を綺麗にまとめて置くと、後から確認がしやすいんですよね。
作業性も良くなるので、一応気を使っています(^^♪
そうそう。DVD特典ヤマトを製作した時と比べると、格段に進化しましたよね。
あの基盤の1/8サイズで、性能は段違いです(^_^;)
PICって、つくづくスゴイです(;一_一)

by どろぼうひげ (2014-03-11 23:24) 

SOL

私も今、音声ギミックの挑戦をしているのですが、なかなかうまくいかなくて・・

市販の音声モジュールキット(秋月電子)を使って録音再生する回路なんですがノイズが酷いのと性能の悪い録音マイクが原因か録音音声のクオリティも低く全く使えない代物に・・・

静岡の宮メカ出品作品(トトロ)だけにちょっと困ってます

それを800円で??  (;゚Д゚)

市販の回路、アンプを使うと最低でも3~4000円以上かかってしまいますよ

(>_<)

それでも出来ればOKなんですが・・・・

ボタンを押すと「あなたはだあれ?(メイ)、 トッ、トッ、ガ~~ッ!!!(トトロのアクビ)」の音声が出るギミックなんですけど・・・

いい方法あったら教えてください♪
by SOL (2014-03-12 00:50) 

どろぼうひげ

SOLさん、こんばんは(^^♪
秋月の音声録音/再生キットに使われているAPRチップは、ボクも以前使いましたが、苦労したワリに音質には満足できませんでした(-_-;)
今はMP3プレーヤーが安価で手に入りますので、それを使ってみてはいかがでしょうか?
以前DVDヤマトの音声再生に使ったような、タイマー回路と組み合わせればボタンを押してから設定した時間だけ再生するという事も出来そうな気がします。
お手伝いしたいけど、今は超忙しくて・・・ごめんなさい(+_+)

by どろぼうひげ (2014-03-12 22:52) 

ミックマック

はじめまして、マイコン凄いですねー。私には難しい過ぎます。お聞きしたい事があるのでますが側面にある合わせ目のパテは100均のエポパテでしょうか? それともラッカーパテでしょうか?どうぞ宜しくお願い致します。
by ミックマック (2019-05-03 08:33) 

どろぼうひげ

ミックマック さん、こんばんは
ありがとうございます
この合わせ目は、綺麗に成型したいので、タミヤのエポパテを使っています。
表面に出る部分の修正には、大抵タミヤのエポパテを使っています^^
by どろぼうひげ (2019-05-03 18:31) 

ミックマック

どろぼうひげ様
ご返信ありがとうございました。
なるほどそうでしたかー!

「電飾しましよっ 」や スターウォーズのdoro off 様が作った本を見ながら修行させてもらってます。ブログも拝見させてもらっております。どうもありがとうございます。
by ミックマック (2019-05-03 19:24) 

どろぼうひげ

ミックマックさん、こんばんは
こちらこそ、ありがとうございます^^
素敵なヤマトを作ってくださいね
by どろぼうひげ (2019-05-09 20:28) 

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