ベースの塗装 [アオシマT-800 制作記]
ベースを成型して、塗装しました。
今回は塗装の詳細をより詳しく紹介してみます(^_^*)
ちょと長文ですのでご注意ください。
ベースは紙粘土で製作しましたが、紙粘土だけでは表現不足です(+_+)
やはり死の灰が降り積もった、ザラザラな感じが欲しいです。
そこで、重曹を使って砂っぽい感じに仕上げてみました(^^♪
水に溶いた木工ボンドに重曹を加え、筆で表面に塗布して行きます。
今回は粒状感を出したかったので、いつもよりボンドをユルユルにしてサラサラ感を出してみました(^_^;)
この配合を良く聞かれるのですが、いつも感覚的に調合しているのでハッキリお伝え出来ません(+_+)
思ったより水は少なく、ドロドロした感じになれば大丈夫だと思います(^_^*)
粘土に埋める事で、オブジェの周辺がへこんでしまっていましたが、本来は砂に埋もれているものなので、重曹を盛ってスキマを埋めています(^^♪
瓦礫のカベにも軽く塗布して、砂にまみれた感じを表現してみました。
カベは斜めに傾いているので、砂も低いほうへ流れていると解釈し、一応流れを付けて塗っています(^_^;)
これで粘土だけだった情景が、砂っぽいディテールに生まれ変わりましたヽ(^。^)ノ
いつもは重曹を雪の表現として使っていましたけど、このスケールなら砂としても表現できますね(^^♪
木工ボンドは意外と短時間で乾くので、はみ出した紙粘土も処理しました。
ベースのエッジに沿ってカッターで切り取り、劇中のワンシーンを切り取った感じに仕上げます(^^♪
でも、そのままですと、粘土の断面が丸見えでボソボソになります。
そこで、パテの代わりとして、断面にしっくい調に仕上がる風合い塗料を塗り、乾燥後にヤスリで平面を出しますヽ(^。^)ノ
このしっくい塗料は、今回キャラクターエイジの作例で床の雪の表現にも使用しました。
細かいザラザラ感が、ちょうど良い断面の感じを出してくれました(^^♪
ベースの造型がほぼ終了しましたので、塗装に移ります
いつもは塗装のレシピ程度しか説明しませんでしたが、今回はより詳しく、どんな色をどう重ねて仕上げているのか、詳しく説明してみたいと思います(^_^;)
長文になってしまいますが、よろしくお付き合い下さいね(^^ゞ
まず、つや消しブラックを影になる部分を中心に吹きます。
細かい砂にも立体感を与えたいので、ほとんど真っ黒になるくらいに吹いています(^_^;)
いつもはツヤアリのブラックを使用するのですが、今回はザラザラ感を強調したいのでフラットブラックをチョイスしています。
次に、307番グレーFS36320を吹いて、全体を青白くします。
明るい部分を重点的に吹いて、コントラストをつけています(^^♪
劇中のイメージが青を基調としたハイコントラストな風景ですので、ここで全体を青に振ってディテールを浮かび上がらせました。
劇中のイメージにかなり近くなり、基本的な色調はここで大体決まりました。
ここからはディテールを引き立てる塗装になってきます。
FS36495を使って、ハイライトを作ります。
頭蓋骨や瓦礫など、本来は白である部分に吹いて、存在をハッキリさせます(^^♪
次に、ガイコツの目の中や瓦礫の焼けた感じを表現するため、ブラックに近い青FS15044を細吹きします。
これで更にトーンが落ち、青に寄りました(^^♪
ランダムに色が重なってきて、どの部分にも色味の変化が出てきましたヽ(^。^)ノ
更に細かいディテールを引き立てるため、エナメルのフラットブラックで軽くスミ入れを行います。
瓦礫の割れた部分や壊れた面にコントラストが付いて、ディテールがハッキリしてきます(^^♪
これでほぼ完成ですが、沢山の色を重ねた事により、トーンが予定よりも暗くなってしまいました(+_+)
仕上げとして、もう一度307番グレーFS36320を薄く全体に吹いて、トーンを調整しました。
最終的にはブラックとFS36320で仕上げた感じになりますが、今まで吹いてきた色が微妙な色味の隠し味になっています(^^♪
これで塗装が完了ですヽ(^。^)ノ
アップで見るとこんな感じに仕上がりました。
パテで自作した頭蓋骨は、本当はもっと複雑な形をしているのですが、複製するので抜き易く簡易的なディテールにしてしまいました(^_^;)
ちょっとイマイチな仕上がりでしたけど、ほとんど砂に埋もれさせてしまったので上手く誤魔化せた気がします(^_^*)
別の角度からです。
劇中の暗く、青白いオドオドした風景が再現できたと思いますヽ(^。^)ノ
作っておいてナニですが、本当にこんな世界になったらイヤですねぇ(ーー;)
いつもは塗装の手順をこんな詳しく説明しないのですが、ちょっと偉そうに詳細をご紹介してみました(^_^*)
あんまり大袈裟にご紹介するのは、何だか上から目線で説明しているような気分になるからです(>_<)
今も書いていて、あまり気持ちの良い感じがしていませんので、こんなに詳しく説明するのは今回限りになると思います(^_^;)
ボクはいつもこんなふうに沢山の色を重ねて表現しています。
各色の吹き加減が難しいのですが、自然界の色って単一の色になっているものなんて無いからです(^_^;)
すごくこっぱずかしいのですが、みなさんの塗装の参考に少しでも役立てて頂けると嬉しいです(^_^*)
しかし、いい加減完成させないとなぁ(;一_一)
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今回は塗装の詳細をより詳しく紹介してみます(^_^*)
ちょと長文ですのでご注意ください。
ベースは紙粘土で製作しましたが、紙粘土だけでは表現不足です(+_+)
やはり死の灰が降り積もった、ザラザラな感じが欲しいです。
そこで、重曹を使って砂っぽい感じに仕上げてみました(^^♪
水に溶いた木工ボンドに重曹を加え、筆で表面に塗布して行きます。
今回は粒状感を出したかったので、いつもよりボンドをユルユルにしてサラサラ感を出してみました(^_^;)
この配合を良く聞かれるのですが、いつも感覚的に調合しているのでハッキリお伝え出来ません(+_+)
思ったより水は少なく、ドロドロした感じになれば大丈夫だと思います(^_^*)
粘土に埋める事で、オブジェの周辺がへこんでしまっていましたが、本来は砂に埋もれているものなので、重曹を盛ってスキマを埋めています(^^♪
瓦礫のカベにも軽く塗布して、砂にまみれた感じを表現してみました。
カベは斜めに傾いているので、砂も低いほうへ流れていると解釈し、一応流れを付けて塗っています(^_^;)
これで粘土だけだった情景が、砂っぽいディテールに生まれ変わりましたヽ(^。^)ノ
いつもは重曹を雪の表現として使っていましたけど、このスケールなら砂としても表現できますね(^^♪
木工ボンドは意外と短時間で乾くので、はみ出した紙粘土も処理しました。
ベースのエッジに沿ってカッターで切り取り、劇中のワンシーンを切り取った感じに仕上げます(^^♪
でも、そのままですと、粘土の断面が丸見えでボソボソになります。
そこで、パテの代わりとして、断面にしっくい調に仕上がる風合い塗料を塗り、乾燥後にヤスリで平面を出しますヽ(^。^)ノ
このしっくい塗料は、今回キャラクターエイジの作例で床の雪の表現にも使用しました。
細かいザラザラ感が、ちょうど良い断面の感じを出してくれました(^^♪
ベースの造型がほぼ終了しましたので、塗装に移ります
いつもは塗装のレシピ程度しか説明しませんでしたが、今回はより詳しく、どんな色をどう重ねて仕上げているのか、詳しく説明してみたいと思います(^_^;)
長文になってしまいますが、よろしくお付き合い下さいね(^^ゞ
まず、つや消しブラックを影になる部分を中心に吹きます。
細かい砂にも立体感を与えたいので、ほとんど真っ黒になるくらいに吹いています(^_^;)
いつもはツヤアリのブラックを使用するのですが、今回はザラザラ感を強調したいのでフラットブラックをチョイスしています。
次に、307番グレーFS36320を吹いて、全体を青白くします。
明るい部分を重点的に吹いて、コントラストをつけています(^^♪
劇中のイメージが青を基調としたハイコントラストな風景ですので、ここで全体を青に振ってディテールを浮かび上がらせました。
劇中のイメージにかなり近くなり、基本的な色調はここで大体決まりました。
ここからはディテールを引き立てる塗装になってきます。
FS36495を使って、ハイライトを作ります。
頭蓋骨や瓦礫など、本来は白である部分に吹いて、存在をハッキリさせます(^^♪
次に、ガイコツの目の中や瓦礫の焼けた感じを表現するため、ブラックに近い青FS15044を細吹きします。
これで更にトーンが落ち、青に寄りました(^^♪
ランダムに色が重なってきて、どの部分にも色味の変化が出てきましたヽ(^。^)ノ
更に細かいディテールを引き立てるため、エナメルのフラットブラックで軽くスミ入れを行います。
瓦礫の割れた部分や壊れた面にコントラストが付いて、ディテールがハッキリしてきます(^^♪
これでほぼ完成ですが、沢山の色を重ねた事により、トーンが予定よりも暗くなってしまいました(+_+)
仕上げとして、もう一度307番グレーFS36320を薄く全体に吹いて、トーンを調整しました。
最終的にはブラックとFS36320で仕上げた感じになりますが、今まで吹いてきた色が微妙な色味の隠し味になっています(^^♪
これで塗装が完了ですヽ(^。^)ノ
アップで見るとこんな感じに仕上がりました。
パテで自作した頭蓋骨は、本当はもっと複雑な形をしているのですが、複製するので抜き易く簡易的なディテールにしてしまいました(^_^;)
ちょっとイマイチな仕上がりでしたけど、ほとんど砂に埋もれさせてしまったので上手く誤魔化せた気がします(^_^*)
別の角度からです。
劇中の暗く、青白いオドオドした風景が再現できたと思いますヽ(^。^)ノ
作っておいてナニですが、本当にこんな世界になったらイヤですねぇ(ーー;)
いつもは塗装の手順をこんな詳しく説明しないのですが、ちょっと偉そうに詳細をご紹介してみました(^_^*)
あんまり大袈裟にご紹介するのは、何だか上から目線で説明しているような気分になるからです(>_<)
今も書いていて、あまり気持ちの良い感じがしていませんので、こんなに詳しく説明するのは今回限りになると思います(^_^;)
ボクはいつもこんなふうに沢山の色を重ねて表現しています。
各色の吹き加減が難しいのですが、自然界の色って単一の色になっているものなんて無いからです(^_^;)
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2009-09-01 21:59
nice!(0)
コメント(8)
やはりすごいですねぇ~。勉強になります。9枚目の写真なんか模型に見えないです。しばらく食い入るように見てしまいました。真似ようと思うのですがなかなか・・・やはりセンスが違いますよ。
余談ですが、キャラクターエイジまだ買ってないんです。近所には置いていないので少し遠出の際に探してみます。特に今回のは楽しみだったので、わくわくです。
でも見たら押入れの自分のキットに手をつけれないかも・・です。(見なくても手をつけてないですが・・)
by シズトン (2009-09-01 23:06)
退廃した感じが凄く出てますね。 上手いな~。
キャラクターエイジ買いましたよ。 感想は『凄い&コンテナ荷物はちょうぎさんのだ~
&1円玉くんもデビューしてる・・・。』
サンダーバード基地は最高だ。
by クリスタルボーイ (2009-09-01 23:52)
素晴らしすぎです。はい。
上から目線全然OKです。
僕のような度素人にはこのくらい説明が多い方が有り難いですヨ(^^)
by カーク船長 (2009-09-02 01:00)
>あんまり大袈裟にご紹介するのは、何だか上から目線で説明しているような気分になるからです(>_<)
?????
「大袈裟に」でなく、「丁寧に」じゃないですか?
塗装工程をゆっくり解説頂けると本当に嬉しいです!
「上から目線」なんてありえない!
そんな風に感じたことは過去一度もないですよ。
>こんなに詳しく説明するのは今回限りになると思います(^_^;)
ええ~!
気が向いたら、また、お願いします!
ぜひぜひ!!!
と思っている方は僕だけでは無いはず!
>作っておいてナニですが、本当にこんな世界になったらイヤですねぇ(ーー;)
アハハ!本当ですね~
しかし、気持ちのいい作業で嬉しくなっちゃいます!
by キャベツ太郎 (2009-09-02 02:14)
シズトン さん、こんにちは(^^♪
今回の記事がお役に立てたのなら嬉しいですヽ(^。^)ノ
塗装に正解はありませんので、自分の好みの仕上がりになればオッケーだと思います
キャラクターエイジ、是非ご覧下さいね(^^♪
罪キットも、ドンドン製作してあげて下さいヽ(^。^)ノ
by どろぼうひげ (2009-09-02 17:34)
クリスタルボーイ さん、こんにちは(^^♪
いえいえ、試行錯誤の結果何とかまとまったって感じです(^_^;)
CA3お買い上げ、ありがとうございます(^^♪
ホント、ちょうぎさんのコンテナのおかげで完成出来たようなもんです(^_^;)
感謝ですねー
1円玉くんとボクの携帯、それとボクの手もデビューしました(^^♪
実はサンダーバード基地、つに買ってしまいました(^_^*)
by どろぼうひげ (2009-09-02 17:39)
カーク船長さん、こんにちは(^^♪
ありがとうございます
そういって頂けると気持ちが楽になりました(^_^;)
お役に立てたのなら嬉しいな(^^♪
by どろぼうひげ (2009-09-02 17:41)
キャベツ太郎さん、こんにちは(^^♪
自分の手の内を全てさらけ出すのは、とても勇気が要ります(^_^;)
詳しく塗装の詳細を説明しているサイトが少ないのも、そのためでしょうね
でも、塗装は模型の仕上がりを左右する大切な工程です。
説明しないでいる事の方が罪深いと思ったので、思い切って公開してみました。
大した技術でもないのに、偉そうに説明しちゃって恥ずかしいのですが、そういって頂けると嬉しいです(^^♪
そのうちまた詳しく解説してみますね
by どろぼうひげ (2009-09-02 17:47)