SSブログ

アナキン機の製作 2 [Naboo StarFighter 製作記]

アナキン機の製作2回目です。

作例のレイアウトでは、方向的にエンジンの発光はほとんど見えなくなってしまうため、R2-D2にも電飾を加えてみました(^^♪
R2の電飾.jpg
A R2の頭部は、シルバーで筆塗りした後、デカールを貼って仕上げてしまいます。
  このデカールは小さい上に湾曲した面に貼るので、マークセッターは必需品です(^_^;)
C 自動的に色が変わっていくLEDです。
  径が5ミリありましたので、そのままでは機体に収まらないため、先端を削りました。
D R2のカメラ部分の突起は切り取ってあり、0.5ミリの穴を開けて置きます。
  そこへ0.5ミリのファイバーを差し込んで、先端を光らせる構造になっています(^^♪
E R2の頭を取り付ける部分を開口して、LEDの先がちょっとだけ出る位置で固定します。
  100均のエポパテを詰めて、遮光と固定を一気に済ませてしまいました。

続いて、デカールを貼りました。
デカール.jpg
キットに付属しているデカールは非常に小さいのですが、劇中の機体をカンペキに再現してくれます(^^♪
コックピット周辺に集中していますが、貼ると密度感も出ますので、ちゃんと貼ってあげました。

汚しを加えます。
汚し.jpg
エナメルのブラックでスミ入れした後、タミヤのウェザリングマスターで汚しを加えました(^^♪
パネルラインに添ってマスキングテープを貼り、進行方向の逆に流れを加えています。
あまり汚しすぎると美しく優雅なイメージを壊してしまうので、気持ち控え目に加えました。
シルバーとの境界部分にも加えて、シルバーとイエローの色が自然に繋がる様に工夫しています。

クリアーでトップコートしました。
クリアー.jpg
R2をマスキングしてから、クレオスのGX100クリアーを3倍に薄めてトップコートしました。
乾燥したらまた重ねて、塗膜に厚みを持たせています。
劇中の映像を見ると、スーパーカーみたいなテカテカでも無いので、確か3回くらい重ねたところで止めました。
この後コンパウンドで磨きましたけど、テッカテカに仕上げるのも楽しいと思います(^^♪

電飾のコネクタを自作します。
接続コネクタ.jpg
A 内部は狭いので、通常のジャックは使えないため、コネクタを自作しています。
  パソコン用のジャンパーピンを流用してみました。
  このコネクタは支柱への取り付けも兼ねていますので、取り外し可能になっています。
B 機体の底に2つの穴を開けて、ピンが出る位置に合わせて受け側を固定しました。
  コックピットパーツの床とカブりましたので、床の一部をカットしてエポパテで固定して
  います。
  本当は重心はもう少し後ろだったのですが、コックピットの電飾のためにスペースが
  必要だったので、少々前にずらしています(^_^*)
C キャノピーも塗装しました。
  マスキングテープを全面に貼って、デザインナイフで切り出したマスキングです。
  内装色、遮光のブラック、イエローと重ねています。
  このキャノピーパーツはとても薄く成型されていて、先端へ簡単にクラックが入ります。
  ボクもやっちゃったのですが、取り扱いには注意して下さい(^_^)b

主翼に配線を通します。
配線を通す.jpg
A 主翼の合わせ目に溝を彫っておいたので、そこへ配線を埋め込みました。
  0.26ミリのラッピングワイヤーの被覆を、主翼の分だけ剥いて使用しています。
  主翼の前パーツにも同様に配線しましたけど、こちらは機体内部に入ってから被覆が
  出来るように剥いたものを通しています。
  お互いにショートしないために被覆がある位置を逆にしています(^^♪
B 機体内部へと配線を引き込むために、穴を開けました。
  配線はこの穴で瞬着によって固定されています。
  細い配線材料なので、無理な力が掛かったり折れて断線してしまわない様に固定して
  しまいました。
C 主翼の下の部分も、メッキ部分があります。
  そんなに目立つところではありませんので、下地も作らず簡単なマスキングでメッキシル
  バーNEXTを吹き付けて済ませました。

エンジンにLEDを取り付けました。
LED取り付け.jpg
エンジンポッドの内部はからっぽですから、LEDを取り付けただけでは合わせ目から光が漏れてしまいます。
プラ板に3ミリの穴を開け、本来は丸ノコを取り付けて使うビットに取り付けて、回転させながら削り込んでフタを作りました。
A 自作したフタです。
  エンジンポットの内部にピッタリ収まるように様子を見ながら削って行きました。
B ポットの内部にもアルミテープを貼って、光が内部で拡散するようにしています。
C 3ミリのLEDを取り付けました。
  最初は高光度のLEDを取り付けたのですが、ジオラマの背景をブルーに照らしてしま
  う恐れがあったので、光度の低いLEDに交換しています。
  エンジン光は強く光っていた方がカッコイイのですが、ジオラマとしての見映えを優先す
  るためには、仕方ありませんね(+_+)

内部の配線を仕上げます。
チップと配線.jpg
A ポットの内部はLEDの裏側をブラックで塗装して、完全に遮光しました。
  配線もハンダ付けしちゃってます。
B 電源は12V1Aですので、CRDを使って電流を安定化させました。
  コックピットのLEDも加えて3個のLEDを直列でドライブしています。
  R2ユニットのLEDは消費電力が大きいので、専用に1個CRDを直結させました。
C コックピットには、スペースの都合でチップLEDを使いました。
  そのままでは光が強すぎたので、アルミテープで覆ってしまっています。
D 0.75ミリのファイバーで、コンソールの3連メーター部分を発光させました。
  ここだけLEDの光で直接発光するので、良いアクセントになると思います(^^♪

機体上下を接着して完成です。
コックピットの遮光.jpg
上の図で+と-のマークを入れて置いたのですが、ここへ電源を繋ぎます。
A 支柱からの電源ラインをハンダ付けしました。
  内部は狭いので、配線が長くなり過ぎないようにハンダ付けが出来るギリギリの距離
  です。
B コックピット内部の照明が合わせ目から漏れてしまっては困るので、コックピット内部を
  プラ板で箱組して、アルミテープで遮光しました。

アナキンのフィギュアがまだ乗っていませんが、とりあえず機体の完成です。
アナキン機完成.jpg
正直、あまりカッコイイと思っていなかったナブー・スターファイターですけど、このキットはとても美しく優雅なラインで構成されているため、こうして仕上がるととても満足感があります。
この時点では、ジオラマのレイアウトが明確になっていませんでしたが、この不思議な魅力を最大限に伝えたいなーと思いました(^^♪

電飾を点灯した状態です。
アナキン機電飾点灯 2.jpg
コックピットはぼんやりと発光する事で内部のディテールを引き立ててくれると期待しています(^_^*)
R2ユニットも、発光する部分がカメラアイだけなので地味ですけど、いろいろな色に変化してくれるので楽しんで頂けるのではないかと思います。
アナキン機電飾点灯 1.jpg
エンジン光は光量を抑えてしまったので、これまた地味ですけど、劇中の様にリング状に光ってくれましたのでギミックとしては充分だと思います。
コックピットの3連メーターも、わざわざファイバーを通した甲斐があって、狙い通りメカニックに発光してくれました(^^♪
小さな機体ですけど、やりたい事はすべて盛り込んだ感じで、とても楽しく製作できました。
この後、駐機状態のファイターも製作していますので、そちらは後程ご紹介させて頂きます。
次はベースの製作記事を予定していますので、引き続きお楽しみ頂ければ幸いですm(__)m

現在、2つのブログランキングへ参加しています。
1日1回、応援のワンクリックをぜひお願いしますm(__)m
人気ブログランキングへ にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ


コメント(8) 

コメント 8

ピコ

コクピットの仄かな明かり、R2の自己点滅、そしてエンジンのリング点灯。
いつも思う事ですが、その全てがこの小さな機体の中に収まってるってスバラしい電飾技術ですね~!

自分で作る機会があればもちろん参考にさせていただきたいですが、絶対ココまで奇麗には仕上がらないな~^^;

by ピコ (2012-03-02 22:56) 

MACK

限られた時間の中なのでしょうけど、それを感じさせない作り込み、、ホントスゴイです~(それしか言えません!!^^;)1/72セットの製作記も楽しみにしてます!!
by MACK (2012-03-03 11:01) 

どろぼうひげ

ピコ さん、こんにちは(^^♪
小さい機体ですけど、電飾王子として出来るだけ発光部分を作ってみました(^_^*)
今回の記事が、ナブーファイターに限らず、何かの製作の際に参考になってくれれば嬉しいです(^^♪

by どろぼうひげ (2012-03-03 14:45) 

どろぼうひげ

MACK さん、こんにちは(^^♪
過去ログを見ると、このナブー・スターファイターは4日で仕上げていました(^_^*)
ベースの方が時間が掛かるとわかっていたので、かなり急いで製作したと思います(-_-;)
順次公開して行きますので、よろしくです(^^♪

by どろぼうひげ (2012-03-03 14:49) 

ロシアンでキャット

出張先の福岡で立ち読みしました。(雑誌を綺麗に持ってくる自信がなかったので改めてこちらで購入したいと思います。)
ブログの方が写真つきで細かく書かれているので良く分りますね(*^_^*)

機体が小さいので電飾王子としての腕の見せ所がいつもより少なくて残念でしたね(>_<)
by ロシアンでキャット (2012-03-03 15:32) 

どろぼうひげ

ロシアンでキャット さん、こんにちは(^^♪
ご覧頂き、ありがとうございますm(__)m
誌面では、ページ数の都合からどうしても説明が不足してしまいます(>_<)
紹介出来なかった工作は、こちらで補完して行きたいと思っています。
確かに今回は電飾の出番が少ないかも知れませんが、電飾はあくまでギミックの一つですからねー(^_^*)
キットの魅力を引き出すためには仕方ありません(-_-;)

by どろぼうひげ (2012-03-03 16:07) 

SOL

本も買ってじっくり読みました!

毎回新技術が投入されている模型制作は、本当に勉強になることばかり。

いつも驚きと感動ばかりで、模型制作意欲がムラムラ・・・メラメラしてきます。



by SOL (2012-03-03 18:07) 

どろぼうひげ

SOLさん、こんばんは(^^♪
お買い上げ、ありがとうございますヽ(^。^)ノ
色々な技術に挑戦することで、自分も楽しんで製作させて頂いています(^_^*)
今回の作例で、みんなの製作意欲がムラムラメラメラしてくれると嬉しいなー(^^♪

by どろぼうひげ (2012-03-03 22:47) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

アナキン機の製作 1玄関と便所 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。