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ベースと艦載機 [シュデルグ 製作記]

シュデルグの製作記は、今回で最終回です。
ベースと艦載機の製作です。

今回は製作時間があまり無かった事もあり、ベースは撮影の利便性を最優先にした質素な仕上がりです(^_^;)
100均のアクリルケースに、真鍮の支柱を立てただけです。
完成のサイズが大きいし、重量もありますから、元々キットのスタンドを刺す穴を利用して支柱は2本立てました。
電源は支柱から.jpg
A 5ミリの真鍮パイプの先端を加工して、電源を供給するためのピンを取り付けました。
  このピンはIC連結ソケットと呼ばれるもので、一般的なものより高さが低く、
  根元にテーパーが付いていて接触面積が多くなる工夫がされています。
  40ピン繋がった状態で販売されていましたが、それを2ピンに切り離して使用しました。
B リード線をハンダ付けして、熱収縮チューブで絶縁して置きます。
  膨らんでしまった分、支柱を削る必要がありました。
C 船体のスタンド用穴の一番奥を開口して、メスコネクタを取り付けました。
  支柱を一番奥に差し込んだ時に接続される位置に固定しています。
  メスのコネクタもIC用のソケットで、元々は基盤にICソケットを作るためのものです。
  船体の内部は支柱を差し込むと空間がほとんどありませんので、出来るだけ省スペース
  で確実に接続できる工夫が必要でした。
D メスコネクタの方は、配線をハンダ付けしたらパテで固定してしまいます。
  ガッチリと固定して置きたいところですが、空間が少ないのでそれほど多くのパテを
  盛れません。

支柱は元々キットのスタンドを差し込む穴を利用しています。
支柱の穴.jpg
キット付属のスタンドを差し込むための穴は、やや後ろ寄りでバランスが悪そうな印象を受けますが、船体を取り付けてみると実に絶妙な重量配分です(^_^;)
これはそのまま利用した方がスッキリと固定出来そうです。
でも、差し込み穴にはカバーが付いていて、スタンドを取り付ける時には外す事になっています。
無用に開いた穴はカッコ悪いので、カバーパーツにも穴を開けてしまいました。
この穴も支柱を支える事になるので、かなり頑丈に固定できて一石二鳥です(^^)/
そのぶん、差し込む時はナカナカ差し込めなくて苦労しますが・・・

ベースの内部を配線します。
ベース内の配線.jpg
A 今回、電池でも駆動できる様にしたかったので、ベース内に取り付ける電池ボックスを
  プラ板で自作しました。
  底面に磁石を取り付けて、ガッチリホールドしてくれる様にしています。
  長持ちさせたいので、今回も電池は006P角型電池を使用しました。
B 支柱はケースに開けた穴と、内部のプラ板の2箇所で固定します。
  垂直・水平をスコヤ等で確認しながら固定位置を決めています。
  瞬着で固定して、更にパテで固めますけど、支柱が回ってしまうと電源ピンの向きが
  変わってしまうので、精密ビスをネジ込んでからパテ盛りしました。
C 電源は電池の他、ACアダプタも使えるハイブリッド仕様です。
  12VだけならLEDは3個ごとにCRDを取り付けるのですが、今回は9V電池でも発光
  できる様にLED2個に対してCRD1個を使っています。
  全てのLEDがそうなのでCRDの使用量もバカになりません。
  また、後から変更するのも難しいので、ハイブリッド仕様にするかどうかは、製作を始
  める前から計画しておかないと大変な事になります(-_-;)
D 配線はシンプルで、電源をスイッチでON/OFFするだけです。
  ハイブリッドはACアダプタジャックの配線で出来ちゃうので、とてもシンプルな配線に
  なりました。

ベースの塗装もアッサリです。
ベースの塗装.jpg
シュデルグは青なので、今回は青系のミッドナイトブルーで塗装しました。
単純に黒で塗るよりも、落ち着いた感じに仕上がります。
緑のバルグレイだったらジャーマングレーかカウリング色、紫のランベアならブラックグレーなど、船体と同系のブラックで仕上げると統一感が出ると思います(^^)/
最後に塗膜の保護のため、つや消しを吹いて完成です。

ベースが付いて、宇宙空母らしく浮いた状態のディスプレイとなりました。
ベースに固定.jpg
今回はメンバーで高さを打ち合わせしていたので、18~19ページの様なビシッと揃った画が撮れました(^^♪
撮影前もテーブルの上で高さが揃って並んでいる様には、みんなで「おーっ」と盛り上がりました。
艦隊の場合、高さが揃っているというのは重要なファクターなんですねぇ(^_^*)

エンジンの製作で、メインエンジンを後ハメできる様にしましたけど、これにはもう一つ理由がありました。
配線を集中.jpg
ガイペロン級は壁と床しか無いので、配線を通す空間がほとんどありません。
各ユニット毎に配線を完結させて、後は電源へ繋ぐだけにしていましたが、最終的な結線をするための空間も確保するのが大変です(+_+)
そこで、エンジン部分のみ外れる様にしておいて、組み立て後の最終結線をここで出来るようにしています。
配線もまとまるとスペースを取りますので、結線のための空間を確保しておく事が重要になります(^_^;)
この加工のおかげで、かなり楽に配線をまとめる事が出来ました。

続いて、艦載機の製作です。
シュデルグはまだキット化されておらず、テストショットどころか艦載機のドルシーラもパーツ化されていません。
ドルシーラはスクラッチするには複雑な形をしているし、何より数が欲しいので複製できる事が条件となり、限られた時間内ではとても揃えられそうもありません(-_-;)
艦載機の搭載はあきらめるしかないと思っていたのですが、空母に艦載機が載っていない状態は、かなりカッコ悪いです。
仕方なく、本来ランベアの艦載機であるスヌーカを載せる事にしました。
ただ、そのままでは精度がイマイチでしたので、ちょっと手を加えています。
スヌーカの改修.jpg
A 先端はもっと細くシャープなので、削り取って伸ばしランナーに置き換えました。
B 地対空ミサイルは抜きの関係で上面が平らでしたので、削って円筒形に成型しています。
C 主翼の先端のアンテナも切り取って伸ばしランナーに置き換えました。
  本当は2本づつですが、数が多いので1本に省略しています。
D 主翼と尾翼は肉厚があり過ぎるので、裏側を削って薄くしています。
  表面のモールドが生き残っていれば充分です(^_^;)
E 垂直尾翼の先端もモッサリしていたのでシャープに成型しました。
  セラミックナイフでカンナかけをしただけですけど(^_^*)
画像の右側がキットのまま、左側が加工後になります。
こんな小さな艦載機でも、細部をシャープにしてあげればちゃんと効果が出てくれますね。
加工後の方が、シャープでスマートなスヌーカに見えてくれると思います(^^)/

キットには21機のスヌーカが付きますが、全部を加工するのは大変なので11機だけ加工しました。
11機製作.jpg
どうせシュデルグがキット化されたら、このスヌーカはドルシーラと置き換えちゃう予定ですので、最低限見えるところに配置するスヌーカだけを加工しました(^_^*)

加工しなかったスヌーカは、第二デッキに配置しました。
内部のスヌーカは無改造.jpg
ガイペロン級は左右の一部がオープンデッキになっていますので、そこから見た時に一番効果的になる様に配置しました。
でも、窓からは予想外に良く見えるので、ここに配置するスヌーカもちゃんと加工した機体にすれば良かったです(+_+)
んで、加工したスヌーカは、第一甲板に配備しました。
動きを付けて配置.jpg
本当は並び方が違うし数も足りないのですが、元々ドルシーラの代役ですので「そこにあれば良い」というニュアンスです(^_^*)
一応、デフレクターが閉じているカタパルトへ向かう機体を置いて、動きを表現してみました。
機体の塗装も本来の紫より青に寄せて、シュデルグの上でも違和感の無いカラーリングにしています。

ドルシーラは用意できませんでしたが、やはり空母には艦載機が必要です(^^)/
空母には艦載機.jpg
一時は艦載機無しでもいいかなーなんて思っていましたが、製作してよかったと思います。
今からシュデルグの発売が待ち遠しいです(^^)/

さて、製作記としてはこれで終了となります。
充実した内容ではなかったかも知れませんが、工作のポイントは一通り説明したつもりです。
ModelGraphix誌は、まだ書店で手に入りますので、ぜひ手にとってご覧頂ければと思います。
最後に、完成画像をいくつか掲載したいと思いますが、それは別の記事でご紹介させて頂きますね(^^)/

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コメント(4) 

コメント 4

SOL

モデグラ買いました♪

今月はみどころ満載でした♪

製作期間限定の中、このクオリティは流石です

静岡で拝見できるかな?

そういえば私も今製作してますが今年の宮メカ作品作る時間あります?(((^_^;)

お忙しいですから・・・
by SOL (2014-02-21 01:32) 

てりー

エンジンノズルの空間も狭いですね。
線もギリギリの長さに抑えないと溢れ出そう。
でも、ギリギリにすると結線した後バラせなくなりそうですね。
もしかして、一度組んだら第1甲板以外は外せなくなるんでしょうか?
機体も第3甲板より下には載せてないみたいですし。

私は未だハンダ付けに慣れてないからなのか、組み立てる時にハンダが切れて何度もやり直ししているのでバラせなくなるのは怖いですね(^^;)

エンジンノズルの写真に写っている黒い結線部分はコネクタでしょうか?
それともハンダ付けしてテープで巻いてるのでしょうか?
コネクタだったら便利そうだなぁ。
IC連結ソケットをここでも使えないかとも思ってますが・・・でも、スペース足りなさそう。



スヌーカ、やっぱりシェイプアップしてますね。
1機、2機ならともかく数が多いので気が遠くなりそうです。

ドルシーラに置き換えると言うことは、固定はしてないんですね。
斜めにしたら映画みたいにザザザ~っと甲板から転げ落ちるんですね(笑)
マグネット仕込むスペースもないので仕方ないか・・・


ちなみに艦橋の加工終わりました。
前方アンテナのファイバー通しは意匠面を壊す覚悟でやったんですが、
思ったほど意匠面を傷つけずに済みました。
腹括ってやってみれば何とか成るもんですね^^



by てりー (2014-02-21 23:53) 

どろぼうひげ

SOL さん、こんばんは(^^♪
お買い上げ、ありがとうございますm(__)m
こちらはもちろん、静岡で展示するつもりでいます(^^)/
たぶん、ガイペロン3隻がそろいますので、じっくり見てあげて下さい(^^♪
宮メカの方は、たぶん大丈夫です(^_^*)

by どろぼうひげ (2014-02-22 18:55) 

どろぼうひげ

てりーさん、こんばんは(^^♪
第一から第四まで組み立ててから結線するとなると、側面かココになると思います。
ボクの場合、側面にもLEDやファイバーを仕込んでいるので、ココしかありませんでした(^_^;)
配線はポリウレタン線を多用しているので、かなり長くリーチを取った配線でも余裕で収まりました。
黒いのは結線した部分が他と接触しないように熱収縮チューブを被せた部分です。
スヌーカは、もしかして郵送する可能性もありましたので、瞬着で点付けしています。
後から置き換えても同じ位置に置くので、接着跡も目立たないと思います。
頑張って下さい(^^)/

by どろぼうひげ (2014-02-22 19:07) 

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