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封印と支柱 [1/500 ヤマト2199 製作記]

細部の加工、封印の製作、支柱部分の製作です。

尾翼には白色と赤色2つの点灯を作りたいと思います。
前回ファイバーの加工を詳しく説明していなかったので、今回は細かく解説してみますね(^_^*)

ファイバーを通す溝を、2本彫りました。
溝彫り2本.jpg
本当は0.5mmのファイバーを使えば明るい光点が作れるのですが、今回は2本通さなくてはならないので、スペース確保のために0.25mmのファイバーを使います。
金属定規を当て、2本の溝をチゼルで平行に彫りました。
ファイバーは先端をライターの火であぶり、玉を作ってペーパーを掛け、光が周囲に拡散する様に加工してから埋めます。
0.25mmなのに、0.5mmの強い光に近づく様にと、願いを込めた加工です(^_^*)
ファイバー埋め.jpg
A ファイバーを置いてみて、浮いてしまう力が掛かる様なら、瞬着でチョン留め
  します。
  今回は完全に先端まで貫通する溝を彫ったので、浮いてくる力は掛かりませ
  んでしたが、大抵はファイバーのテンションで浮いてしまいます。
  瞬着を使うと、そこから光が漏れますので、固定する場合は極少量でスポット
  的に使い、光が漏れないように固定します。
  ファイバーを固定できたらエポキシパテで埋めます。
B 硬化後、ペーパーで成型します。
  400番程度のペーパーで充分綺麗に成型できます。
  四角のモールドが埋まってしまいましたが、この場合はモールドはあきらめま
  るしかありません。
  無理に再現しようとするとファイバーをキズ付けてしまうかも知れないからです
C サフを吹きました。
  ちゃんと綺麗に成型出来ているか、必ず確認しています。
  先端に飛び出しているファイバーは、マスキングテープでサフが付かない様に
  しています。
  もちろん、塗装の時もマスキングします。
  塗装は後から溶剤で拭き取る事も可能ですが、最初からマスキングして置いた
  方が綺麗な発光が得られます。

他の部分も地道に加工していきます(^^♪
細部の加工.jpg
A ロケットアンカーは先端が塞がっているのでスリットを再現してあげました。
B 艦長室は床をブラウン、内装をダークシーグレー、イスと本棚を307グレーで
  塗りワケています。
  プライザーの1/500フィギュアにパテで帽子を被せ、沖田艦長に見立てて
  置いてみました。
  風防を被せても、意外と中がよく見えるので、ココに気付いてくれると嬉しいポイ
  ントになりました(^^♪
C エッチングパーツを使って、フェアリーダー内側にある段差を追加しました。
  どう折っても階段と壁にスキマが出来るので、プラ板でスキマをふさいでいます
  細かいモールドも入っているので、プラ板で自作するよりも精度がアップしてくれ
  てムフフのフです(^_^*)

波動砲発射口には、封印をしました。
封印.jpg
A 初めに、リング状のパーツに爪楊枝を挿し、持ち手を作ってから100均パテで
  おおよその形を作りました。
  全部をエポパテで作ると、パテがもったいないので(^_^*)←セコい
  波動砲口内部にリップクリームを綿棒で薄く塗り、今度はタミヤのエポキシパテ
  を詰め込みました。
  封印のディテールもちゃんと作って、完全硬化したら取り外します。
  ライフリングの溝がたくさんあるので外れにくいのですが、爪楊枝を付けていた
  お陰で裏側から押すことも出来るため、簡単に外すことが出来ました。
B 取り外してから表面を綺麗に仕上げ、更に細かいディテールを追加しています。
  波動砲口は残ったリップクリーム成分を溶剤で完全にふき取っておきます。
  後で塗装が乗らなくてはがれてしまったら大変です(^_^;)
C 封印を塗装して取り付けた常態です。
  劇中では小さな四角のラベルが確認できましたので、適当なデカールを切り抜い
  たものを貼り付けました。

船体を支える支柱を加工します。
1/500ヤマトは全長33センチにもなりますので、重量もありますから、しっかりした支柱で支えなくてはなりませぬ(ーー;)
しかも、下から支えるより横から支柱を挿した方が、宙に浮いている感じになりますので、ここは金属製のアングルを使ってガッチリと支えることにしました。
支柱を差し込む位置は、左右どちらからも差し込める様にして、右向き/左向きどちらでもディスプレイ可能にしたいです。
しかも、外観を全く崩さないで支柱の取り外しが出来ないとイヤです(^_^*)
こんなわがままな条件を全てクリアするため、支柱の取り付け部分にはたくさんの工夫が必要になりました。
支柱 フタは磁石で.jpg
A 支柱の差込口は、大気圏航行用安定翼を取り付ける際のダボ穴を利用します。
  幸い、左右同じ位置にありますので好都合です(^^♪
  フタは引き出して取り外しますが、内部に磁石をセットして置きました。
B フタを外す時には、他の磁石で引き付けて取り外します。
  これで左右どちらからも、外観を崩さない差込口がアッサリと実現できました。
C 内部には、缶コーヒーから切り出した鉄片を貼り付けておきます。
  フタはエッジを削って簡単に外せるスキマを作りましたが、取り外し用の磁石
  がこの鉄片に吸い付いて外れない仕組みになります。
  取り外すときには、磁石同士の方が強く引き合いますから外せるワケですね。
D 支柱には厚さ3mmの金属製アングルを使います。
  両手で力を入れても簡単には曲がらない程頑丈です(^_^;)
  それでも、1本で全重量を支えるので、動かした時には多少フラフラします。

船体内部には、支柱を受け止める部分を作ります。
支柱 差込部分.jpg
A プラ板を組み合わせて、両側にスリットを持つボックスを作りました。
  取り付け位置にある鉄片を避けるために一部を切り欠いています。
B 支柱を差し込むスリットは、3ミリ角棒に0.3ミリプラ板を貼り付けてスムーズ
  に支柱を抜き差しできるようにしてあります。
C 内部に取り付けました。
  出来るだけ接着面積が大きくなる様に耳を付け、更に補強もしました。
  中央にバーニアパーツが付いていますが、これは抜け落ち防止の丸棒が穴に
  誘導されるように付けたガイドです。
D 支柱を差し込んだ後、中央の丸穴にプラ丸棒が差し込まれ、抜け落ち防止に
  なります。
  たとえ支柱も持ってブラブラ持ち歩いても、ヤマトが落下する事はありません。

抜け落ち防止の棒は、司令塔ユニットに取り付けられています。
支柱 抜け防止.jpg
A 本来、別売のLED発光ユニットを収めるためのパーツに、プラ丸棒を取り付け
  ました。
  画像ではわかりにくいのですが、上まで貫通していてブレが起きないようにな
  っています。
B 司令塔ユニットに接着しました。
  これで司令塔を取り付ければ、支柱の抜け落ち防止穴にプラ棒が刺さって、
  ガッチリ固定される仕組みです(^^♪
  でも、取り付ける際には位置がシビアになりすぎて、場合によってはプラ棒が
  折れてしまうかも知れません。
  そこで、シャープペンの中のスプリングでプラ棒をつなぎ、先端が自由に動く
  様にしました。
  これで100%、抜け落ち防止穴にプラ棒をガイドできます(^^)/
C 司令塔の下には、電源や信号を伝達するためのピンを集めています。
  船体に取り付ければ、コネクタを通して電気的に接続されます。
D 船体側にはメスコネクタを付けて、ピンがジャストに刺さるようにしています。
  信号線は5本ありますが、1本は予備です(^_^*)

これで確実に支柱に固定できる仕組みが出来ました。
安心して塗装に入れますなぁ(^^♪

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コメント(2) 

コメント 2

オシ

100均パテは、模型用の物と大差ありますか?
ダイソーで購入可ですか?
商品名は?
by オシ (2015-02-08 18:37) 

どろぼうひげ

オシ さん、こんばんは(^^♪
100均のものはコンクリート?石?みたいな感じでカチカチになります(^_^;)
造型には向かないですねー
どの100均でもあまり在庫を置かないので、見つけたらまとめ買いしています。
水道用、木材用と数種類あるみたいですが、ボクは万能タイプというのを使っています。

by どろぼうひげ (2015-02-08 21:14) 

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