5 本体の完成 [シルフィード 製作記]
塗装、デカール、汚し等を加えて、本体の完成です。
PLUMさんから、シルフィードの新製品、ロストプラネットバージョンが発売になりますね。
詳しくはこちら(画像はこちらから頂きました)
「プラムスタッフブログ」
http://ameblo.jp/plum-pmoa/entry-12196374881.html
水転写デカールが付くという、ちょっとショックを隠せない心境ではありますが、こんなに古いゲーム機体をシリーズ展開してくれるのはありがたいです。
もうちょっと早くキット化してくれたら、もっとカンペキなシルフィードを作れたのですが、展示会には間に合わなかったので仕方ありません。
ちなみに、もう一度作る気力はナッシングです。
全体を機体色で塗装します。
A 主翼からの配線は、コックピットブロックに引き出しました。
シルフィードはスカスカな機体ですので、マイコン等を内蔵させるには、
ココしかありません。
B 塗装はブラックの下地から立ち上げます。
ホワイトをムラを付けて重ねる事で、影や均一でない塗装面を作ります。
C ホワイトとして、ガイアカラーのニュートラルグレーⅠを重ねました。
影は紫に寄った青に発色してきます。
D 全体に同じ塗装を施しました。
ブラックにホワイトを重ねると、後からブラックが滲み出てくる傾向があります。
何度か重ねて、ホワイトの発色を調整しておきました。
塗りワケ部分を塗装しました。
シルフィードの塗りワケポイントは少ないのですが、姿勢制御のスラスター部分やインテーク等を、エクストラ・ダクーシーグレーで筆塗りしました。
明るいホワイトと暗めのグレーで、コントラスト差をハッキリさせた仕上がりにします。
インテーク内のエッジなどを筆塗りするのは難しい予感がしますが、なーに、エナメルのニュートラルグレーを流せばエッジはクッキリと塗装できます。
続いて、自作デカールを貼ります。
A キットにはデカールが一切付属していませんので、マーキングは自作するしか
ありません。
PS2版のOPムービーを参考に、デカールを自作してみました。
家電量販店でも手に入る、タトゥーシールを使いました。
B 機首に貼ったところです。
赤いラインが入ると、キリッとしますねー
C 主翼には、「F.P.S.F」と書かれていたので、そのまま真似して作ってみました。
何の略称なのか判らなかったのですが、Federation Planets Space Force =
惑星連合宇宙軍って意味なのかな?と勝手に予想しています。
D 尾翼とコックピット後ろには、風の妖精シルフィードをモチーフにしたマークがあり
ます。
このマークが気に入ってしまい、何としても再現したいと思いました。
ちなみに、PS版のパッケージ写真から自作しています。
デカールを更に追加しています。
A レーザーにもF.P.S.Fの名称を入れました。
ゲームの機体では、このレーザーが違う形をしていますので、マーキングはありま
せんけど、模型は好きに作っても良いものだと思います。
自分がカッコイイと思ったら、ドンドンやらかしてしまいましょう。
B センサーアレイに付く、4基のレーザーにもマーキングします。
他にも、自作デカールだけでは足りないので、コーションマークは、Vertexのデカー
ルなどを使ってアレンジしています。
C デカールを貼り終えました。
何もマーキングが無い状態と比べると、とてもカッコ良くなったと思います。
D 後方から。
これで完成でも構わないのですが、ピカピカの新品ですよね~
模型にしか見えないので、少々汚しを加える必要がありそうです。
電源供給のためのコネクタを製作します。
A キット付属のスタンドにセットしたとき、電源を供給してくれるピンを付けました。
シルフィード単体で飾っても、電飾の光を楽しめます。
B んでも、今回はジオラマで製作するので、係留フックで宙吊りになった状態で電源
を供給出来なければなりません。
実は予め、係留部分に真鍮パイプとコネクタを埋め込むための穴を開口してあり
ました。
C 係留するアームは、シルフィードの全重量を支える強度が必要なので、真鍮製の
パイプを使います。
中に配線を通せますので、電源もここから供給出来そうです。
パイプに2ピンの電源ラインを付け、配線は横に空けた穴からパイプの中を通して
ベースの壁へと引き出しています。
D 船体側には、径の太い真鍮パイプを埋めて、シルフィードのメタボな身体をしっかり
支えて頂きます。
真鍮パイプに真鍮パイプを差し込むことになりますが、サスガ金属。かなりガッチリ
と支えてくれました。
プラだったら、ちょっとした振動でブレブレになってしまったでしょう。
船体には、マイコンを仕込みます。
スペースが無いので、基盤取付け用のPIC12F675を内蔵させました。
このマイコンひとつで、ビーム砲を明減させ、エンジンも明減させ、航行灯を点滅させています。
ちょっと専門的な話になってしまって恐縮ですが、PWM(Pulse Width Modulation)による明減を擬似的に並列処理させて、発光のタイミングを変えてプログラミングしました。
レーザーはゆっくりと明減しますが、エンジンはゲーム中のタイミングに合わせています。
仕上げに、汚しを加えました。
A 主翼や尾翼には、スジ状の汚れを加えています。
白い機体のイメージを壊さない様に、控えめに、ここぞという場所に書き込んで
います。
B 角の部分には、薄いエナメルのブラックを綿棒に染み込ませて、コロコロと転がして
汚れを加えました。
エッジが引き立ってく、リアリティーもアップしてくれると思います。
C 機首部分は、特にデブリなどで汚れが強くなると思いますので、他より強めに汚し
をくわえていたりします。
D 明らかに金属である部分には、シルバーで軽くドライブラシをしました。
金属らしくなるし、ディテールも見えてくるので重量感が出てくれます。
本体の完成です。
このブログの画像は、クリックで拡大表示されますけど、完成画像は1280ピクセルでアップしてみました。
細部までお楽しみ頂ければ幸いです。
やっと本体が完成しました。
そうそう。プチテクですけど、尾翼のマークは内側をちょっとだけ上にして貼ると、ナナメから見た時バランスが良くなります。
もういっちょ。あおりで見た完成画像です。
次回からは、ベースの製作をご紹介したいと思います。
よろしくお付き合い下さい。
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水転写デカールが付くという、ちょっとショックを隠せない心境ではありますが、こんなに古いゲーム機体をシリーズ展開してくれるのはありがたいです。
もうちょっと早くキット化してくれたら、もっとカンペキなシルフィードを作れたのですが、展示会には間に合わなかったので仕方ありません。
ちなみに、もう一度作る気力はナッシングです。
全体を機体色で塗装します。
A 主翼からの配線は、コックピットブロックに引き出しました。
シルフィードはスカスカな機体ですので、マイコン等を内蔵させるには、
ココしかありません。
B 塗装はブラックの下地から立ち上げます。
ホワイトをムラを付けて重ねる事で、影や均一でない塗装面を作ります。
C ホワイトとして、ガイアカラーのニュートラルグレーⅠを重ねました。
影は紫に寄った青に発色してきます。
D 全体に同じ塗装を施しました。
ブラックにホワイトを重ねると、後からブラックが滲み出てくる傾向があります。
何度か重ねて、ホワイトの発色を調整しておきました。
塗りワケ部分を塗装しました。
シルフィードの塗りワケポイントは少ないのですが、姿勢制御のスラスター部分やインテーク等を、エクストラ・ダクーシーグレーで筆塗りしました。
明るいホワイトと暗めのグレーで、コントラスト差をハッキリさせた仕上がりにします。
インテーク内のエッジなどを筆塗りするのは難しい予感がしますが、なーに、エナメルのニュートラルグレーを流せばエッジはクッキリと塗装できます。
続いて、自作デカールを貼ります。
A キットにはデカールが一切付属していませんので、マーキングは自作するしか
ありません。
PS2版のOPムービーを参考に、デカールを自作してみました。
家電量販店でも手に入る、タトゥーシールを使いました。
B 機首に貼ったところです。
赤いラインが入ると、キリッとしますねー
C 主翼には、「F.P.S.F」と書かれていたので、そのまま真似して作ってみました。
何の略称なのか判らなかったのですが、Federation Planets Space Force =
惑星連合宇宙軍って意味なのかな?と勝手に予想しています。
D 尾翼とコックピット後ろには、風の妖精シルフィードをモチーフにしたマークがあり
ます。
このマークが気に入ってしまい、何としても再現したいと思いました。
ちなみに、PS版のパッケージ写真から自作しています。
デカールを更に追加しています。
A レーザーにもF.P.S.Fの名称を入れました。
ゲームの機体では、このレーザーが違う形をしていますので、マーキングはありま
せんけど、模型は好きに作っても良いものだと思います。
自分がカッコイイと思ったら、ドンドンやらかしてしまいましょう。
B センサーアレイに付く、4基のレーザーにもマーキングします。
他にも、自作デカールだけでは足りないので、コーションマークは、Vertexのデカー
ルなどを使ってアレンジしています。
C デカールを貼り終えました。
何もマーキングが無い状態と比べると、とてもカッコ良くなったと思います。
D 後方から。
これで完成でも構わないのですが、ピカピカの新品ですよね~
模型にしか見えないので、少々汚しを加える必要がありそうです。
電源供給のためのコネクタを製作します。
A キット付属のスタンドにセットしたとき、電源を供給してくれるピンを付けました。
シルフィード単体で飾っても、電飾の光を楽しめます。
B んでも、今回はジオラマで製作するので、係留フックで宙吊りになった状態で電源
を供給出来なければなりません。
実は予め、係留部分に真鍮パイプとコネクタを埋め込むための穴を開口してあり
ました。
C 係留するアームは、シルフィードの全重量を支える強度が必要なので、真鍮製の
パイプを使います。
中に配線を通せますので、電源もここから供給出来そうです。
パイプに2ピンの電源ラインを付け、配線は横に空けた穴からパイプの中を通して
ベースの壁へと引き出しています。
D 船体側には、径の太い真鍮パイプを埋めて、シルフィードのメタボな身体をしっかり
支えて頂きます。
真鍮パイプに真鍮パイプを差し込むことになりますが、サスガ金属。かなりガッチリ
と支えてくれました。
プラだったら、ちょっとした振動でブレブレになってしまったでしょう。
船体には、マイコンを仕込みます。
スペースが無いので、基盤取付け用のPIC12F675を内蔵させました。
このマイコンひとつで、ビーム砲を明減させ、エンジンも明減させ、航行灯を点滅させています。
ちょっと専門的な話になってしまって恐縮ですが、PWM(Pulse Width Modulation)による明減を擬似的に並列処理させて、発光のタイミングを変えてプログラミングしました。
レーザーはゆっくりと明減しますが、エンジンはゲーム中のタイミングに合わせています。
仕上げに、汚しを加えました。
A 主翼や尾翼には、スジ状の汚れを加えています。
白い機体のイメージを壊さない様に、控えめに、ここぞという場所に書き込んで
います。
B 角の部分には、薄いエナメルのブラックを綿棒に染み込ませて、コロコロと転がして
汚れを加えました。
エッジが引き立ってく、リアリティーもアップしてくれると思います。
C 機首部分は、特にデブリなどで汚れが強くなると思いますので、他より強めに汚し
をくわえていたりします。
D 明らかに金属である部分には、シルバーで軽くドライブラシをしました。
金属らしくなるし、ディテールも見えてくるので重量感が出てくれます。
本体の完成です。
このブログの画像は、クリックで拡大表示されますけど、完成画像は1280ピクセルでアップしてみました。
細部までお楽しみ頂ければ幸いです。
やっと本体が完成しました。
そうそう。プチテクですけど、尾翼のマークは内側をちょっとだけ上にして貼ると、ナナメから見た時バランスが良くなります。
もういっちょ。あおりで見た完成画像です。
次回からは、ベースの製作をご紹介したいと思います。
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2016-09-21 02:32
コメント(6)
詳細な製作記事、大変読み応えがありました。
ドロオフ当日は16BitModelsの時より明るい会場で
細部までもう一度じっくり見たいと思います!
by Rocket (2016-09-21 09:27)
Rocket さん、こんばんは(^^♪
製作記を読んで頂き、ありがとうございます!
こちらこそ、DORO☆OFF6で、あの美しい作品をもう一度堪能したいと思います。
よろしくお願いします(^^)/
by どろぼうひげ (2016-09-21 21:20)
制作記tお疲れ様でした!
毎回素晴らしい作品と電飾。勉強になります!
いったいどろさんは何処で電気の勉強をされたんですか?
by とめぞー (2016-09-22 12:07)
やっぱりLEDがあると、模型に吸い込まれますねーーー!!!
しかし、どろうぼうひげさん、
もう少しPICのコードを公開させてくれると嬉しいです・・・。
初心者にとっては、PIC12F675でPWMを自由に扱える方は神様です。
うらやましい!!!
by PIC勉強中 (2016-09-23 22:23)
とめぞー さん、こんにちは(^^♪
コメント遅れてごめんなさい
電子工作は、中学の頃に興味を持ちまして、ほとんど独学でしたが回路設計が出来るくらいにまで勉強しました。
若い頃は吸収が早かったんですね(^_^*)いまはダメ
by どろぼうひげ (2016-09-25 11:54)
PIC勉強中 さん、こんにちは(^^♪
ありがとうございます
別に、出し惜しみしているワケではないのですが、ソースコードだけでは動かないのがPICの難しいところです
PWMが使えると、電飾の幅が一気に広がりますよね
by どろぼうひげ (2016-09-25 11:57)