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製作開始(^^)/ [紅の豚 サボイア 製作記]

宮崎アニメ「紅の豚」に登場する機体である、サボイアS.21Fの製作を開始しました(^^)/
箱絵.jpg
こちらは1/48スケールで、ファインモールドさんから発売されているものです(^^♪
ずっと前から積んでいて、作るタイミングを計っていたのですが、なぜか作ろうとすると知り合いの誰かが作り出してしまい、ナカナカ着手できないでいたものです(^_^;)
実は今、作例も依頼されているので、後回しにしたいところなのですが、今作らないとまた積みっぱなしになってしまいそうなので決断しました。
作例との並行作業となるので、製作記としての進行はゆっくりになると思いますが、よろしくお付き合い下さいm(__)m

サボイアは前期型と後期型がキット化されておりまして、今回製作する後期型はフィオが改修したものとなり、ジーナのフィギュアが付いています(^^♪
ジーナ.jpg
今回製作する情景には、全く使わないのですがね(^_^*)

サボイアの方は、ピッコロ社によってエンジンが載せ換えられ、より強力なものになりました。
Motore_FIAT_A_20.jpg
宿敵カーチスとの勝負に勝つため、ポルコは15ノットのスピードアップを要求します。
そのための新エンジンはフィアットAS.2 ファルゴーレ(^^♪
ラジエータの位置が横から前に変更され、エンジンナセルの形状が大きく変わりました。
主翼の翼断面やトリムタブの追加など、エンジン以外の改良も行われており、更にじゃじゃ馬になったみたいです(^_^;)

キットでは、ファルゴーレエンジンを忠実に再現しており、上のカバーを開けてメカを楽しむ事が出来ます(^^♪
今回は更に、サイドカバーを開けて横からもエンジンを楽しめる様にしたいと思います(^^)/
そうなるとキットのままではディテールが不足だと感じたので、ちょぴり手を加えてみる事にしました。
ヘッドに刻印.jpg
ヘッドにFIATの刻印があるはずなので、伸ばしランナーを組み合わせて浮き彫りを作りました(^^♪
一応、字体を1925年当時のFIAT社のものに似せてあります(^_^*)
1/48というビックスケールを活かして、自分なりにディテールを追加して楽しみたいと思います(^^)/

さて、今回製作するのは飛行艇ですので、電飾する部分がありません(-_-;)
光が無いなら動きを加えてみようという事で、プロペラの電動化をしてみました。
エンジンにモーター.jpg
A エンジン内部は空洞ですので、ここに小型モーターを仕込みたいと思います。
  ちょっぴりモーターが大きくて入らなかったので、内部を削って何とか収めました(^_^*)
B 超小型モーターです。
  秋葉の千石電気通商で1個100円でした(^_^;)
  電圧はMax2.2Vとなっていましたが、1.5V~3Vで使えそうです。
  モーターが長時間密閉されたエンジン内で、どれだけ発熱するのかわからないので、
  出来るだけ低い電圧で動作させた方が良さそうです。
C プロペラはシャフトの長さを調整して中心に1ミリの穴を開け、モーターを差し込める様に
  しています。
  ちなみに、このプロペラも大きく改修されていて、キットでもちゃんと再現されています。
D プロペラが付く軸は、ある程度芯がズレても対応できる様に穴を大きくしました。
  接触するとブレに繋がるので、モーターとプロペラはどこにも接触しないで回転できる様
  にして置きます。

モーターを収めたところです。
収まったモーター.jpg
配線は目立たないエンジン後ろから引き出しました。
全て手作業で製作しているので、ブレを完全に無くす事は出来ないとおもいます(^_^;)
内部で動かないように、モーターはピッタリとエンジン内に納まるように調整しています。
本当は熱を逃がしたいので、ある程度の空間があった方が良いのですがねぇ(;一_一)

エンジンにディテールを追加してみました。
エンジンのディテールアップ.jpg
やはりキットのままではディテールが足りないので、プラグコードやケーブルガイド、オルタネーターなどを追加してみました(^_^*)
0.2ミリの真鍮線や、配線をバラしたリード線を使って再現しています。
ちなみに、エンジンカバーは強度の関係で左側だけを開閉可能にしようと思います。
なので、ディテールを追加したのはこちら側だけだったりします(^_^*)

プロペラを取り付け、動作テストしてみました。
ペラ回転.jpg
扇風機の代わりになるほどブンブン回ります(^^♪
「このエンジンは当りだなっ」とつぶやきたくなりました(^_^*)
シャフトのブレもどうにか低く抑えられたので、ブレてしまってペラが飛んでいったなんて事も無いと思います。
とはいえ、1.5Vでも充分な回転ですが、もう少し回転を落として安全対策をしておく事は必要だと思いました(-_-;)

次に、ラジエーター部分です。
前期型ではエンジンの両脇に付いていたラジエーターですが、改修後は最前部に移動されました。
キットでもモールドはされているのですが、ディテールとしてはイマイチでしたので、自作しています(^^♪
カバー開口.jpg
キットでは冷却フィンがモールドされていますが、平面的過ぎてイマイチです。
モールドを全て削り取って、カバー部分のみにしました。

ラジエーターを自作して取り付けます。
自作パーツ.jpg
カバー内に収まる様に、ラジエーターを自作しました。
水とオイルの両方があるみたいなので、劇中のシーンを参考に形状を似せて製作しています(^_^;)
フィンは出来るだけ薄いものが良かったので、初めは銅箔を使って作り始めたのですが、精度が出せなかったので、結局プラ板の積層で製作しました。
ちゃんと向こう側が見えるフィンとなったので、自分としては満足です(^_^*)
それから、エンジンを載せるフレームが省略されていたので追加しました(矢印部分)
載せてみると、こんな感じです。
架台に設置.jpg
本当はフレームが直線的に伸びてエンジンを支えているのですが、どうもエンジンが前に行っているらしくて角度を付けないと合いません(+_+)
ちょっと変になってしまいましたが、エンジンを支えてくれないと困りますから、無理やりフレームを追加しました。

自作したラジエーターは、こんな感じで収まります。
ラジエーター.jpg
これなら風を直接受けて、ガンガン冷やせますね(^^♪
とても良く見える部分ですので、エンジンよりもココを正確にパーツ化して欲しかったところです(^_^;)

というわけで、いきなりエンジンから製作開始という、インストを全く無視した製作開始ですが、飛行艇の描画にこだわって作られた「紅の豚」のイメージを壊さずに、製作を楽しみたいと思います。
次回の更新がいつになるかお約束できませんが、作例の合間にいじった部分は、ちょこちょことツイッターには上げて行きますので、よろしくお願いします(^^)/

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内装の製作 [紅の豚 サボイア 製作記]

内装を製作しました。

すっかり開いてしまいましたが、作例の合間にチョコチョコと製作していました(^_^*)
全然違うジャンルの製作になるので、気分転換にはちょうど良いのですが、決して片手間に製作するつもりはありません。
たとえ平行作業の作品だとしても、悔いの残らない製作にしたいと思っています(^^♪

まずは、プロペラを組み立て、塗装してみました。
木製ペラ.jpg
サボイアのペラは木製です(^_^*)
前期型よりもペラが大きくなっていますが、ちゃんとキットでも再現されているのがニクイですね(^^♪
自分がフィオだったら、たぶんモアミ材は使わず、積層材を使うと思いますので、木目を書き込んでみました。
サンディブラウンを吹いてから、アクリルガッシュで書き込んでいます。
わざと水分を足りない状態にして、カスレを付けて木目らしさを表現してみました(^_^*)
最後にクリアーでトップコートして、ピカピカに仕上げてあります。
ちなみにインストではスピナーはタン、プロペラはレッドブラウンが指定されていますが、今回は劇中の色に合わせて塗装しています(^^♪

エンジンも塗装してみました。
エンジン塗装.jpg
エンジンも、インストではブラックが指定されていますが、ディテールをしっかり出したいので、ニュートラルグレーとブラックグレーを使って塗装後、ジャーマングレーによるスミ入れで仕上げています。
トップとラジエーター、マウントバーはシルバーですが、この当時アルミってあったのかな(^_^;)
見せる部分なので、プラグコードも塗りワケてみました。
それから、排気口はマフラー取り付けのためのダボ穴しか開いていませんでしたが、全て開口してあります(^^♪

次に、内装を製作してみました。
まずはフィオの席ですが、仮組みしてみると、フィオの顔が見えません(+_+)
フィオの高さ.jpg
A キットのままで仮組みしたところです。
  ある意味正しいのですが、フィオが頭半分しか出ていないので、見映えとしてイマイチ
  ですね。
B フィオの見かけより大きいお尻にプラ板を追加して、座高を高くしました。
C 改修後の仮組みです。
  今度はフィオの顔が全部出て、存在感がアップしてくれました(^^♪

んで、塗装します。
フィオの塗装.jpg
サフ吹き後、アクリルガッシュで塗装してみました。
1/48とはいえ、小さいフィギュアですので、一応陰影などをつけて塗装してみたものの、仕上がりはイマイチです(+_+)
モデラーズエクスポで、あんなにヒストリカルフィギュアを見てきたのに、全く反映出来ていません(-_-;)
アクリルガッシュを使う様になって、少しは進歩したと思いますが、まだまだ修行が足りないみたいです(>_<)

ポルコも見映えが心配になってきたので、一度仮組みしてみました。
ポルコの高さ.jpg
高さは問題なさそうですが、ブタの体格のせいで、内装がほとんど見えませんね(-_-;)
このキットは、内装がフレームまでキッチリ再現されていますが、今回は底板を接着してしまう予定なので、ほとんど見えなくなりそうです。
どうせ見えなくなる部分まで塗装する必要はありませんので、見えそうな範囲だけキッチリ仕上げる事にしました。

内装の製作です。
内装の塗装.jpg
A コクピット内部は、フレームを組み合わせて製作します。
  壁に付いている機器を塗りワケただけでも、充分に良い感じなのですが、更に電子パーツ
  の足を流用して、いくつかのワイヤーを追加してみました。
B 操作系の機器も塗りワケ、取り付けてみました。
  燃料タンクは見えそうな部分だけ塗装して取り付けています。
  シートの色はインストではタンが指定されていますが、アニメでは紫色です。
  どうせほとんど見えなくなってしまうのですが(;一_一)ふっ…

メーターパネルです。
メーターパネル.jpg
メーターパネルは、モールドが入っているパーツと、デカールを貼るだけの平面なものが選択出来ます。
ここはやはりモールド付きをチョイスして、塗り分けてみました(^^♪
メーター内はホワイトで塗装してから、ブラックのドライブラシで目盛りを浮き上がらせました。
パネル面には、デザインナイフで横向きのスジを入れておき、最後にレッドブラウンでスミ入れする事で木目調に仕上げています(^^♪
このパネルは、コックピットでは唯一良く見える部分になるので、ちょっと頑張って仕上げてみました(^^)/
あんまり見えない事に変わりは無いのですがね(;一_一)ふっ…(2)

それから、主翼などの接着が必要になるパーツは、今のうちに接着してしまいました。
接着しておく.jpg
これらのパーツは、合わせ目を消さなくてはならなくなるので、今のうちに接着しておき乾燥させておきます(^^♪

というわけで、久しぶりの更新でしたが、作例の合間にチョコチョコといじっておりますので、またそのうちまとめてアップしたいと思います(^^♪
作例だけでなく、師走の忙しさもあって、次の更新がいつになるかはお約束できないのが辛いところです。
申し訳ありませんが、よろしくお願いしますm(__)m

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コメント(12) 

各部の成型 [紅の豚 サボイア 製作記]

久しぶりの更新です(^_^*)
各部を成型して、サフを吹きました。

なんと1ヶ月に3回しか更新していないという、過去に無い異常事態になっております(^_^;)
作例はボチボチ進んでいるのですが、年末の慌しさもあって、すっかり更新が滞ってしまい、ごめんなさいですm(__)m

さて、年末休暇となったので、サボイアもちょっとだけいじってみました(^_^*)
エンジンを支える支持アームですが、ナナメの補強が太すぎると感じたので成型しています。
サポートの成型.jpg
左はキットの状態ですけど、ナナメのサポートアームが太すぎると思います。
カンナかけの要領で削り込み、ほぼ円になるまで成型しました。

このアームには、プロペラを回転させるモーターへの配線も通す必要があるので、そのための溝も彫りました。
配線の溝.jpg
アームの中心に穴を開けるのが理想的なのですが、こんなに長いドリルは無いし中心を通すのは難しいので、溝を彫って配線を埋める方法にしています(^_^;)
0.3ミリのラインチゼルで溝を彫りました。
主翼から船体へと続くアームにも配線を通す必要があるので、こちらにも溝を彫ってあります。

この溝に極細の配線を埋めてみます。
配線埋め.jpg
配線は0.26ミリのラッピングワイヤーの被覆を剥いたものを使用しました。
もっと細い材料もありますけど、これ以上細くなると断面抵抗が心配になってきますので採用です(^_^*)
配線は瞬着で固め、溝にエポパテを詰めました。
右側は成型後にサフを吹いたところです。
どうにかディテールを壊さずに配線を埋めることができました(^^♪

他の部分もちょっとだけ成型しています。
各部の成型.jpg
A 機銃の穴は開口しています。
  どうせ内部までは見えないので、機銃のパーツは取り付けていません(^_^*)
B コックピットのクッション部分です。
  成型の都合で船体との境界がボケていますので、削り込んで別パーツのフリをしました。

サフを吹きました。
サフ吹き.jpg
今回はテカテカの機体に仕上げるので、塗膜が厚くなりそうなため、パネルラインは全てスジ彫りしなおしています。
全体にもスポンジヤスリを掛けて、滑らかな下地を作って置きました(^^♪
尾翼のエレベーターは、一度切り離そうかと思ったのですが、今回は縦方向に切り込みを入れる程度で済ませています(^_^*)

と、いうわけで、あんまり進んでいませんけど、もう少ししたら色々な事が片付くので、スピードもアップできると思います(^_^;)
大変すみませんけど、よろしくお願いしますm(__)m

っていうか、もう今年も終わりなんですね(^_^*)はえーっ
最後になりましたけど、今年も拙いブログを見て頂き、ありがとうございましたm(__)m
今年は色々なイベントがあって、充実した一年だったと思います。
来年もよろしくお願い致します! よいお年を(^^)/

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