ボディーの成型 [デロリアン製作記]
今回はボディーの成型です。
このキットに限った事ではありませんが、カーモデルは金型の都合でパーティングライン(合わせ目)が出来ていて、実車には無いスジが入っています。
フェンダーの角やピラーなど、目立たないところにあるので見落としがちですが、指で触るとすぐ判りますから、しっかりと成型してあげます。
更に、デロリアンとしては、モールドを埋める部分があります。
実車のデロリアンは数種類あり、映画で採用された車種と違う部分があります。
フェンダー右側にアンテナ基部がモールドされていますが、劇中ではありませんので削り取ります。
ボンネットに給油口のフタがモールドされていますが、これもありませんので、パテで埋めました。
キットにモールドされたコード類は削り取ります。
フェンダーに添う様に這っているコードがモールドされています。
ナカナカの再現度で、塗装するだけで良い感じに仕上がりそうです。
でも、やっぱり実車がコードならコードを這わせて仕上げたいですね。
そこで、このモールドは全て削り取って、後からコードを追加する工作をしたいと思います。
まずは、ノミでほとんどのモールドを取り去ります。
WAVEのHt-412/1.6mm を使って切り取りました。
これ1本で全て取り払おうと思ってはいけません。
ある程度残して、元のボデイーの深さまで削ってしまわない様にします。
少しずつ、焦らず削っていくのがコツです。
次に、リューターで成型します。
丸ビットで、これも少しずつボディーとの繋がりを意識して削っていきます。
ダイヤモンドビットより、螺旋状に刃があるビットの方がコントロールしやすいです。
なぞる様に移動させて、様子を見ながら少しずつ成型していきますが、下地がシルバーなので見にくいです。
時々指を当てて確認しながら作業する必要があります。
仕上げは神ヤスです。
GodHand の神ヤスで仕上げます。
曲面に追従しやすい2mm厚を使いました。
爪の先で段差が無いか確認しながら、#400で成型して、#800で仕上げています。
サフで確認します
最後にサフを吹いて、綺麗に削れたか確認します。
下地がシルバーですと、微妙な凹凸がわかりにくいです。
コードの下になっていた車体のデティールも彫り直して復活させておきます。
後からコードを這わせるので、サイドモールは潰れていても構いません。
全てのコードを取り去りました。
最初から無かったかの様に仕上げるのは大変だと思いますが、プラモ製作では合わせ目消しの様に重要な工作です。
ボクの場合は海外製のプラモを散々作ってきたので、自然と身に付いたスキルですが、初めて挑戦される方には難しいかもしれません。
失敗したらパテ埋めして再度トライできますので、臆せず挑戦して頂きたいです。
綺麗に削り取る事ができると、とても気持ち良いんです。
このキットに限った事ではありませんが、カーモデルは金型の都合でパーティングライン(合わせ目)が出来ていて、実車には無いスジが入っています。
フェンダーの角やピラーなど、目立たないところにあるので見落としがちですが、指で触るとすぐ判りますから、しっかりと成型してあげます。
更に、デロリアンとしては、モールドを埋める部分があります。
実車のデロリアンは数種類あり、映画で採用された車種と違う部分があります。
フェンダー右側にアンテナ基部がモールドされていますが、劇中ではありませんので削り取ります。
ボンネットに給油口のフタがモールドされていますが、これもありませんので、パテで埋めました。
キットにモールドされたコード類は削り取ります。
フェンダーに添う様に這っているコードがモールドされています。
ナカナカの再現度で、塗装するだけで良い感じに仕上がりそうです。
でも、やっぱり実車がコードならコードを這わせて仕上げたいですね。
そこで、このモールドは全て削り取って、後からコードを追加する工作をしたいと思います。
まずは、ノミでほとんどのモールドを取り去ります。
WAVEのHt-412/1.6mm を使って切り取りました。
これ1本で全て取り払おうと思ってはいけません。
ある程度残して、元のボデイーの深さまで削ってしまわない様にします。
少しずつ、焦らず削っていくのがコツです。
次に、リューターで成型します。
丸ビットで、これも少しずつボディーとの繋がりを意識して削っていきます。
ダイヤモンドビットより、螺旋状に刃があるビットの方がコントロールしやすいです。
なぞる様に移動させて、様子を見ながら少しずつ成型していきますが、下地がシルバーなので見にくいです。
時々指を当てて確認しながら作業する必要があります。
仕上げは神ヤスです。
GodHand の神ヤスで仕上げます。
曲面に追従しやすい2mm厚を使いました。
爪の先で段差が無いか確認しながら、#400で成型して、#800で仕上げています。
サフで確認します
最後にサフを吹いて、綺麗に削れたか確認します。
下地がシルバーですと、微妙な凹凸がわかりにくいです。
コードの下になっていた車体のデティールも彫り直して復活させておきます。
後からコードを這わせるので、サイドモールは潰れていても構いません。
全てのコードを取り去りました。
最初から無かったかの様に仕上げるのは大変だと思いますが、プラモ製作では合わせ目消しの様に重要な工作です。
ボクの場合は海外製のプラモを散々作ってきたので、自然と身に付いたスキルですが、初めて挑戦される方には難しいかもしれません。
失敗したらパテ埋めして再度トライできますので、臆せず挑戦して頂きたいです。
綺麗に削り取る事ができると、とても気持ち良いんです。
2021-05-03 12:31
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灯火類の電飾 [デロリアン製作記]
今回はボディー外回りの灯火類を電飾します^^
キットには、リアのサイドウィンカーが無いので追加します。
ちなみに、フロントにもウインカーがあるのですが、ドクが追加したメカで隠れてしまうので工作しません。
リアのサイドウインカーがある部分を幅1mmで開口しました。
ちょうどサイドモールの高い部分と同じ高さですが、意外と幅があります。
発光部分を製作しました。
幅が広いので、LEDの光点を見せずに全体を均一な光りにするためには、LEDと発光面に距離を取りたいところです。
でも、このすぐ裏に電池があるので、LEDの位置を奥に配置できません。
1mm透明塩ビ板を深さ3mm程度に切り出し、LEDは塩ビ板の上に付けて、光を塩ビ板内部で拡散させ、全て反射光だけで発光させます。
ウインカーの表面は、#320で曇らせ、更に光を分散させました。
アルミシールで包んで取り付けます。
裏側に飛び出した部分は3mm程度なので、電池に干渉することもありません。
LEDはエポキシ接着剤でハンダ付けした部分までコーティングしてありますが、念のためビニールテープを貼って絶縁してから、アルミテープで遮光します。
アルミテープは、アルミのクセに電気を通しますので、LEDの端子がちゃんと絶縁できていないとショートして発熱します。
しかも、少しずつ熱を持って来ますので、点灯させていたらいつの間にかアッチッチになっている、とても危険な状態になりますから、できればしばらく点灯させて異常が無いか確認しましょう。
発光させた状態です。
狙い通り、全体が均一に発光してくれました。
実車の画像から、LEDはオレンジ色を使いましたが、もしかしたら黄色なのかも知れません。
フロントのウインカーも電飾します。
ウインカーじゃなくて、車幅灯だと思いますが、方向指示器の役割もあるのかも知れません。
表面に格子状のモールドがありますので、この形のまま電飾したいです。
そこで、おゆまるで型を取り、UVレジンで複製しました。
LED取り付け部分を自作します。
複製したウインカーのレンズを、2mmの透明塩ビ板にUVレジンで接着して成型します。
リアのサイドウインカーと同じ方法で、光の光点が見えない位置にLEDを取り付けます。
LEDを取り付ける際は、プラ板等にマステで固定してから作業すると、結果的に時短になります。
同様に、アルミテープで遮光して、コンパクトな発光パーツを作りました。
LEDは黄色の1608チップLEDを使いましたが、外観的にクリアーイエローで塗装しています。
発光させてみた状態です。
画像ではよくわかりませんけど、格子模様が入った元の状態と同じ形状で電飾できました。
完成するとほとんど見えないんですけどね。
テールランプも電飾します。
まずは発光部分を開口しました。
一番内側のバックランプは点灯させなくても良いので、ブレーキランプとウインカー部分を開口しました。
ここは発光面積が大きいので、光点を見せない工夫がキモとなります。
しかも、すぐ裏に電池があるので、出来るだけ薄く作らなければなりません。
2mmの透明塩ビ板を、ブレーキランプ部分とウインカー部分に分けて切り出し、片面を#320で曇らせました。
今度はLEDの光を断面から入れます。
LEDの光を断面から入れると、光が内部に広がって、キズがある部分が発光します。
表面側だけ細かいキズをつけているので、面全体が発光してくれる効果を狙います。
アルミテープで遮光して、2つを合体させます。
裏側や断面にもアルミテープを貼って、発光面だけを露出させました。
ブレーキランプとウインカーの境界には、0.3mmのプラ板で仕切りを付けて、光がとなりに影響しない対策をしています。
ブレーキランプのみ、発光させた状態です。
ブレーキは赤、ウインカーは黄色のLEDを取り付けています。
赤い光りが面で発光してくれて、しかもとなりのウインカー部分には全く影響していない、理想的な発光状態になりました。
キットには、ナナメに取り付けます。
内部のスペースの都合で加工が難しく、飛び出したLED部分が収まらないため、開口部分にナナメに取り付ける事になります。
レンズは、裏からクリアイエロー、クリアレッド、アルミシールで色分けして、格子部分はつや消しブラックの筆塗りです。
筆ムラも出ず、綺麗に発光してくれました。
実車ではもう少し格子が太いのですが、模型としてのインパクトは十分でしょう。
ブレーキをかけた時の明るさを表現する予定はありませんので、光量も十分です。
最後に、ヘッドライトの電飾です。
ヘッドライト部分は、くぼみが作られていますので、チップLEDをそのまま取り付けるだけで済みました。
少し彫って埋め込んだ方が良いのですが、くぼんだ底の肉厚が薄いのでオススメしません。
ハイビームも点灯させるか悩ましいところですが、劇中でハイビームにしているシーンが見当たらないので、とりあえず片方だけにしています。
発光させてみました。
レンズをセロテープで仮止めして、発光させてみました。
チップLEDは光りが出る角度(照射角)が、150度と広い(砲弾型は30度~60度)ので、ヘッドライトなら光点が見えても然程気になりません。
LEDは白色を使いましたが、映画公開当時はハロゲンランプなんて無かったので、電球色の方がリアルになります。
でも、電球色ほど黄色でもないので、ここは白色にしようかと思っています。
しかし何ていうか、カーモデルはヘッドライトが点くと一気にリアルになりますね。
キットには、リアのサイドウィンカーが無いので追加します。
ちなみに、フロントにもウインカーがあるのですが、ドクが追加したメカで隠れてしまうので工作しません。
リアのサイドウインカーがある部分を幅1mmで開口しました。
ちょうどサイドモールの高い部分と同じ高さですが、意外と幅があります。
発光部分を製作しました。
幅が広いので、LEDの光点を見せずに全体を均一な光りにするためには、LEDと発光面に距離を取りたいところです。
でも、このすぐ裏に電池があるので、LEDの位置を奥に配置できません。
1mm透明塩ビ板を深さ3mm程度に切り出し、LEDは塩ビ板の上に付けて、光を塩ビ板内部で拡散させ、全て反射光だけで発光させます。
ウインカーの表面は、#320で曇らせ、更に光を分散させました。
アルミシールで包んで取り付けます。
裏側に飛び出した部分は3mm程度なので、電池に干渉することもありません。
LEDはエポキシ接着剤でハンダ付けした部分までコーティングしてありますが、念のためビニールテープを貼って絶縁してから、アルミテープで遮光します。
アルミテープは、アルミのクセに電気を通しますので、LEDの端子がちゃんと絶縁できていないとショートして発熱します。
しかも、少しずつ熱を持って来ますので、点灯させていたらいつの間にかアッチッチになっている、とても危険な状態になりますから、できればしばらく点灯させて異常が無いか確認しましょう。
発光させた状態です。
狙い通り、全体が均一に発光してくれました。
実車の画像から、LEDはオレンジ色を使いましたが、もしかしたら黄色なのかも知れません。
フロントのウインカーも電飾します。
ウインカーじゃなくて、車幅灯だと思いますが、方向指示器の役割もあるのかも知れません。
表面に格子状のモールドがありますので、この形のまま電飾したいです。
そこで、おゆまるで型を取り、UVレジンで複製しました。
LED取り付け部分を自作します。
複製したウインカーのレンズを、2mmの透明塩ビ板にUVレジンで接着して成型します。
リアのサイドウインカーと同じ方法で、光の光点が見えない位置にLEDを取り付けます。
LEDを取り付ける際は、プラ板等にマステで固定してから作業すると、結果的に時短になります。
同様に、アルミテープで遮光して、コンパクトな発光パーツを作りました。
LEDは黄色の1608チップLEDを使いましたが、外観的にクリアーイエローで塗装しています。
発光させてみた状態です。
画像ではよくわかりませんけど、格子模様が入った元の状態と同じ形状で電飾できました。
完成するとほとんど見えないんですけどね。
テールランプも電飾します。
まずは発光部分を開口しました。
一番内側のバックランプは点灯させなくても良いので、ブレーキランプとウインカー部分を開口しました。
ここは発光面積が大きいので、光点を見せない工夫がキモとなります。
しかも、すぐ裏に電池があるので、出来るだけ薄く作らなければなりません。
2mmの透明塩ビ板を、ブレーキランプ部分とウインカー部分に分けて切り出し、片面を#320で曇らせました。
今度はLEDの光を断面から入れます。
LEDの光を断面から入れると、光が内部に広がって、キズがある部分が発光します。
表面側だけ細かいキズをつけているので、面全体が発光してくれる効果を狙います。
アルミテープで遮光して、2つを合体させます。
裏側や断面にもアルミテープを貼って、発光面だけを露出させました。
ブレーキランプとウインカーの境界には、0.3mmのプラ板で仕切りを付けて、光がとなりに影響しない対策をしています。
ブレーキランプのみ、発光させた状態です。
ブレーキは赤、ウインカーは黄色のLEDを取り付けています。
赤い光りが面で発光してくれて、しかもとなりのウインカー部分には全く影響していない、理想的な発光状態になりました。
キットには、ナナメに取り付けます。
内部のスペースの都合で加工が難しく、飛び出したLED部分が収まらないため、開口部分にナナメに取り付ける事になります。
レンズは、裏からクリアイエロー、クリアレッド、アルミシールで色分けして、格子部分はつや消しブラックの筆塗りです。
筆ムラも出ず、綺麗に発光してくれました。
実車ではもう少し格子が太いのですが、模型としてのインパクトは十分でしょう。
ブレーキをかけた時の明るさを表現する予定はありませんので、光量も十分です。
最後に、ヘッドライトの電飾です。
ヘッドライト部分は、くぼみが作られていますので、チップLEDをそのまま取り付けるだけで済みました。
少し彫って埋め込んだ方が良いのですが、くぼんだ底の肉厚が薄いのでオススメしません。
ハイビームも点灯させるか悩ましいところですが、劇中でハイビームにしているシーンが見当たらないので、とりあえず片方だけにしています。
発光させてみました。
レンズをセロテープで仮止めして、発光させてみました。
チップLEDは光りが出る角度(照射角)が、150度と広い(砲弾型は30度~60度)ので、ヘッドライトなら光点が見えても然程気になりません。
LEDは白色を使いましたが、映画公開当時はハロゲンランプなんて無かったので、電球色の方がリアルになります。
でも、電球色ほど黄色でもないので、ここは白色にしようかと思っています。
しかし何ていうか、カーモデルはヘッドライトが点くと一気にリアルになりますね。
2021-05-04 18:12
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ガルウィング [デロリアン製作記]
今回はドアをカットして内装をスリ合わせ、ガルウィングの開閉化をします。
デロリアンと言えば、ドアがカモメの様に開くガルウイングですね。
キットでは開閉可能にはなっておりませんので、劇中同様に開閉出来るように改造してみます。
まずはドアのカットです。
0.1mmBMCタガネ、エッチングソー、0.3mmピンバイスを使って、左右のドアを切り出しました。
ピラーの部分はとても細いので、綺麗に切り出すにはある程度のスキルが要求されます。
実際にどんなところに気を付けて、どの様に道具を使って切り出すのか、YouTubeのライブで実演していますので、そちらをご覧になって下さった方が判り易いと思います。
久し振りのライブでしたので、ちょっとバランスがおかしいところはありますが、カットの方法を一通り実演しています。
「どろぼうひげのらいぶ」
https://youtu.be/ZoS23I33Yp4
始まりの15分は飛ばしてください。
カット作業自体は30分程度で終了します。
フロントウィンドウもカットします。
ドアが開きますので、フロントガラスは切り離す必要があります。
クリアーパーツは、ちょっとした力でヒビが入ったりキズが付いてしまいますので、慎重に切り離します。
やはりタガネで溝を彫って、エッチングソーで切り出す方法でカットしましたが、少しだけ欠けてしまいました。
ヤスリで均してコンパウンドで磨き、目立たなくリカバリーしましたけど、角度によって屈折がおかしく見えてしまいます。
これからカットする方は、十分に気を付けて作業して下さいね。
内装もドアに合わせてカットします。
多くのカーモデルがそうである様に、このキットも内装がバスタブ状になっていて、そこにボディーを被せる仕様になっています。
両脇の、ドアと一緒に開く部分を切り離しました。
ドアの内張り部分以外は、内装に接着しました。
内装に接着して、ボディーに収めた時に位置を固定するためのフックを取り付けました。
内装を固定する位置は、キットを組んだ時の固定位置より、ドアの内張りと合う位置を優先します。
キットの位置は0.5mm程違っていましたが、多少位置が動いても問題ない様に電飾部品をレイアウトしていたので大丈夫です。
ボディーとの位置関係は重要です。
何度取り外ししても確実に同じ位置に収まる様に、内装に付けたフックとボディーの受け部分を調整します。
内装の位置がしっかり固定されていないと、フロントガラスが上手く入らなかったり、ボディーが歪んでドアがピッタリ閉じなくなってしまうので、じっくり時間を掛けて確実な位置に調整します。
ドアが開いたときに見える部分を塞ぎます。
プラ板を貼って見える部分を塞ぎました。
ここは綺麗な平面を出しておきたい部分ですので、1mmのプラ板を貼り付けています。
ドアのロック部分を追加します。
ドアを閉めた時に、ドア側のフックがピンを咥えてロックされますが、実車でもピンが確認出来ますので追加します。
今回の工作では、同じ仕組みでドアをロックさせるわけではなく、あくまでデティールのひとつです。
ちょっと形状が違うのですが、虫ピンの頭を埋め込んで再現してみました。
ピンの下にある5mmにも満たないパーツがそれです。
内装とのスキマをプラ板で塞ぎます。
0.5mmのプラ板で、ボディーと内装のスキマを塞ぎました。
内装をハメる時、引っ掛けて破損させてしまう恐れがありますので、ちょっと厚めの0.5mmのプラ板を使用し、補強もガッツリ入れています。
工作としては、ボディーの断面にプラ板を貼って成型した方が楽なのですが、実車ではボデイーから少し奥に壁が付いている部分があるし、ドアとのスキマがタイトなので、わざわざプラ板をスリ合わせてボディーの内側に接着しています。
内装とのスキマが塞がりました。
ボディーとスキマが出来てしまっている部分があるので、後でパテで埋める必要があります。
ドアのロック部分など、実車に近い雰囲気にはなったと思います。
サイドステップには滑り止めのギャザーを彫りましたが、GMCのロゴはサスガに再現できませんでした。
続いて、ガルウィング化です。
まずはドアを開閉可能にするヒンジを製作します。
0.6mmのピアノ線を曲げて、可動軸を作りました。
単純に金属線を1本通せば良いのに、ドアの天井をいっぱいに使ってクランク状に曲げたピアノ線を使います。
その理由は後述しますね。
コレをドアの天井に固定します。
プラ板を使って、ピアノ線を挟むかたちで固定しています。
ヒンジは、出来るだけドアのエッジギリギリにして、開けた時にボディーに食い込む量を最小にします。
でも、なぜか開閉する部分の断面が直線ではなく、外側に向かって膨らんだ形状をしているので、どこにも干渉せずに開閉させるためには、大きなスキマが必要になってしまいます。
こんなに大きなスキマがあっては、美観が台無しですね。
そこでヒンジを受ける部分にスキマを作って、ヒンジ自体が逃げてくれる構造にします。
受け部分に2mmのスキマを作り、ヒンジが移動できる様にしました。
ドアがボディーと干渉しても、ヒンジが移動して逃げることが出来ますから、ピッタリと閉じる事もできるし、ちゃんと開ける事も出来る様になりました。
ただ、閉じた時に出来るスキマは、手動で閉じなくてはなりません。
このヘンテコな動作は、ダンパーを追加することで解決されますので、後述しますね。
その前に、どうしてヒンジを複雑なクランク状にしたのかですが、ごらんの様にヒンジを押して引っ込ませる事が出来るようにするためです。
爪楊枝の様に先の細いもので押せば、ドアを簡単に外すことが可能です。
まだドアの内装も作っていないし、ダンパーのメンテナンスなど、ドアを簡単に外せる様にしておくと、何かと都合が良いのです。
ドアを開けた時に状態を保持できるダンパーを追加します。
実車にもエアーダンパーが付いていて、ドアを開けたままでも落ちてきたりしません。
問題は小さいので、実物と同じ機能を持ったダンパーを、どうやって作るかです。
色々と悩んだ結果、図の様な構造で製作してみました。
真鍮パイプとピアノ線でシリンダーを作ります。
A 外径0.9mm 内径0.7mmの真鍮パイプです。
長さ1cmに切り出し、片側2mmをペンチで潰して平面を作り、0.6mmの
穴を開けました。
反対側はほんの少し潰して、ロッドがやっとスライドできる口径にしました。
B ロッドは0.6mmのピアノ線です。
真鍮や銅よりも硬くて変形したりしません。
片方を90度に曲げて回転軸にしました。
C ロッドやシリンダーを固定する受け部分です。
0.6mmの穴を開けた、1mmプラ板です。
接着面積を出来るだけ大きくしたいので、台形に切り出しました。
ロッドとシリンダーを軸受けに取り付けます。
ロッドは軸受けに差し込んでから先端を潰して、抜け落ちない様にしています。
シリンダーは軸受けにNo.004の虫ピンで固定しました。
反対側に瞬着を盛って固定しています。
これで稼動するダンパーが出来ました。
ドアにダンパーを取り付けます。
ダンパーは、ドアの開閉時に邪魔にならない様に、少々ナナメに取り付けました。
実車でもこの位置にダンパーがありますが、これでもオーバースケールです。
これ以上小さく作ると強度が不安になりますので、致し方ありません。
ガルウィングを開閉可能となりました。
ダンパーの真鍮線を潰しておいたおかげで、ドアの重さ程度なら余裕で支えてくれます。
ロッドとシリンダーは金属同士なので、簡単にはヘタれませんけど、何度も開閉していると保持力が低下してくる恐れがあります。
そんな時は、ドアを簡単に取り外して、シリンダーをまたちょっと潰せば復活できるワケです。
ダンパーは両方のドアに付けたので、どちらも開閉できる様になりました。
ダンパーを付けたことで、閉める時にドアの隙間を無くす方向に力が加わることになります。
ヒンジが移動するためにできてしまっていた隙間は、普通に開閉するだけで自然に塞がってしまう嬉しい効果もあるのでした。
次回も内装の工作が続くと思います。
模型としては、電飾の工作より重要な部分ですので、手を抜かないで工作したいと思います。
デロリアンと言えば、ドアがカモメの様に開くガルウイングですね。
キットでは開閉可能にはなっておりませんので、劇中同様に開閉出来るように改造してみます。
まずはドアのカットです。
0.1mmBMCタガネ、エッチングソー、0.3mmピンバイスを使って、左右のドアを切り出しました。
ピラーの部分はとても細いので、綺麗に切り出すにはある程度のスキルが要求されます。
実際にどんなところに気を付けて、どの様に道具を使って切り出すのか、YouTubeのライブで実演していますので、そちらをご覧になって下さった方が判り易いと思います。
久し振りのライブでしたので、ちょっとバランスがおかしいところはありますが、カットの方法を一通り実演しています。
「どろぼうひげのらいぶ」
https://youtu.be/ZoS23I33Yp4
始まりの15分は飛ばしてください。
カット作業自体は30分程度で終了します。
フロントウィンドウもカットします。
ドアが開きますので、フロントガラスは切り離す必要があります。
クリアーパーツは、ちょっとした力でヒビが入ったりキズが付いてしまいますので、慎重に切り離します。
やはりタガネで溝を彫って、エッチングソーで切り出す方法でカットしましたが、少しだけ欠けてしまいました。
ヤスリで均してコンパウンドで磨き、目立たなくリカバリーしましたけど、角度によって屈折がおかしく見えてしまいます。
これからカットする方は、十分に気を付けて作業して下さいね。
内装もドアに合わせてカットします。
多くのカーモデルがそうである様に、このキットも内装がバスタブ状になっていて、そこにボディーを被せる仕様になっています。
両脇の、ドアと一緒に開く部分を切り離しました。
ドアの内張り部分以外は、内装に接着しました。
内装に接着して、ボディーに収めた時に位置を固定するためのフックを取り付けました。
内装を固定する位置は、キットを組んだ時の固定位置より、ドアの内張りと合う位置を優先します。
キットの位置は0.5mm程違っていましたが、多少位置が動いても問題ない様に電飾部品をレイアウトしていたので大丈夫です。
ボディーとの位置関係は重要です。
何度取り外ししても確実に同じ位置に収まる様に、内装に付けたフックとボディーの受け部分を調整します。
内装の位置がしっかり固定されていないと、フロントガラスが上手く入らなかったり、ボディーが歪んでドアがピッタリ閉じなくなってしまうので、じっくり時間を掛けて確実な位置に調整します。
ドアが開いたときに見える部分を塞ぎます。
プラ板を貼って見える部分を塞ぎました。
ここは綺麗な平面を出しておきたい部分ですので、1mmのプラ板を貼り付けています。
ドアのロック部分を追加します。
ドアを閉めた時に、ドア側のフックがピンを咥えてロックされますが、実車でもピンが確認出来ますので追加します。
今回の工作では、同じ仕組みでドアをロックさせるわけではなく、あくまでデティールのひとつです。
ちょっと形状が違うのですが、虫ピンの頭を埋め込んで再現してみました。
ピンの下にある5mmにも満たないパーツがそれです。
内装とのスキマをプラ板で塞ぎます。
0.5mmのプラ板で、ボディーと内装のスキマを塞ぎました。
内装をハメる時、引っ掛けて破損させてしまう恐れがありますので、ちょっと厚めの0.5mmのプラ板を使用し、補強もガッツリ入れています。
工作としては、ボディーの断面にプラ板を貼って成型した方が楽なのですが、実車ではボデイーから少し奥に壁が付いている部分があるし、ドアとのスキマがタイトなので、わざわざプラ板をスリ合わせてボディーの内側に接着しています。
内装とのスキマが塞がりました。
ボディーとスキマが出来てしまっている部分があるので、後でパテで埋める必要があります。
ドアのロック部分など、実車に近い雰囲気にはなったと思います。
サイドステップには滑り止めのギャザーを彫りましたが、GMCのロゴはサスガに再現できませんでした。
続いて、ガルウィング化です。
まずはドアを開閉可能にするヒンジを製作します。
0.6mmのピアノ線を曲げて、可動軸を作りました。
単純に金属線を1本通せば良いのに、ドアの天井をいっぱいに使ってクランク状に曲げたピアノ線を使います。
その理由は後述しますね。
コレをドアの天井に固定します。
プラ板を使って、ピアノ線を挟むかたちで固定しています。
ヒンジは、出来るだけドアのエッジギリギリにして、開けた時にボディーに食い込む量を最小にします。
でも、なぜか開閉する部分の断面が直線ではなく、外側に向かって膨らんだ形状をしているので、どこにも干渉せずに開閉させるためには、大きなスキマが必要になってしまいます。
こんなに大きなスキマがあっては、美観が台無しですね。
そこでヒンジを受ける部分にスキマを作って、ヒンジ自体が逃げてくれる構造にします。
受け部分に2mmのスキマを作り、ヒンジが移動できる様にしました。
ドアがボディーと干渉しても、ヒンジが移動して逃げることが出来ますから、ピッタリと閉じる事もできるし、ちゃんと開ける事も出来る様になりました。
ただ、閉じた時に出来るスキマは、手動で閉じなくてはなりません。
このヘンテコな動作は、ダンパーを追加することで解決されますので、後述しますね。
その前に、どうしてヒンジを複雑なクランク状にしたのかですが、ごらんの様にヒンジを押して引っ込ませる事が出来るようにするためです。
爪楊枝の様に先の細いもので押せば、ドアを簡単に外すことが可能です。
まだドアの内装も作っていないし、ダンパーのメンテナンスなど、ドアを簡単に外せる様にしておくと、何かと都合が良いのです。
ドアを開けた時に状態を保持できるダンパーを追加します。
実車にもエアーダンパーが付いていて、ドアを開けたままでも落ちてきたりしません。
問題は小さいので、実物と同じ機能を持ったダンパーを、どうやって作るかです。
色々と悩んだ結果、図の様な構造で製作してみました。
真鍮パイプとピアノ線でシリンダーを作ります。
A 外径0.9mm 内径0.7mmの真鍮パイプです。
長さ1cmに切り出し、片側2mmをペンチで潰して平面を作り、0.6mmの
穴を開けました。
反対側はほんの少し潰して、ロッドがやっとスライドできる口径にしました。
B ロッドは0.6mmのピアノ線です。
真鍮や銅よりも硬くて変形したりしません。
片方を90度に曲げて回転軸にしました。
C ロッドやシリンダーを固定する受け部分です。
0.6mmの穴を開けた、1mmプラ板です。
接着面積を出来るだけ大きくしたいので、台形に切り出しました。
ロッドとシリンダーを軸受けに取り付けます。
ロッドは軸受けに差し込んでから先端を潰して、抜け落ちない様にしています。
シリンダーは軸受けにNo.004の虫ピンで固定しました。
反対側に瞬着を盛って固定しています。
これで稼動するダンパーが出来ました。
ドアにダンパーを取り付けます。
ダンパーは、ドアの開閉時に邪魔にならない様に、少々ナナメに取り付けました。
実車でもこの位置にダンパーがありますが、これでもオーバースケールです。
これ以上小さく作ると強度が不安になりますので、致し方ありません。
ガルウィングを開閉可能となりました。
ダンパーの真鍮線を潰しておいたおかげで、ドアの重さ程度なら余裕で支えてくれます。
ロッドとシリンダーは金属同士なので、簡単にはヘタれませんけど、何度も開閉していると保持力が低下してくる恐れがあります。
そんな時は、ドアを簡単に取り外して、シリンダーをまたちょっと潰せば復活できるワケです。
ダンパーは両方のドアに付けたので、どちらも開閉できる様になりました。
ダンパーを付けたことで、閉める時にドアの隙間を無くす方向に力が加わることになります。
ヒンジが移動するためにできてしまっていた隙間は、普通に開閉するだけで自然に塞がってしまう嬉しい効果もあるのでした。
次回も内装の工作が続くと思います。
模型としては、電飾の工作より重要な部分ですので、手を抜かないで工作したいと思います。
2021-05-09 18:32
コメント(6)
ドアのライト [デロリアン製作記]
今回は、ドアにライトを仕込みます。
デロリアンはドアを開けると前(オレンジ)・下(オレンジ)・後(赤)にライトが点灯します。
カーテシライトは乗り降りする際に足元を照らすライトですし、ウエルカムライトでもなさそうです。
後ろだけ赤色ですので、ドアが開いていることを知らせる衝突防止灯としての役割が強いのかも知れません。
何だか判らなくても、点灯しているとカッコイイので、点灯させてみる事にしました。
ドアの下面に、色々と仕掛けを施します。
2.5mmの磁石を埋め込み、車体側のサイドステップにも磁石を埋めることで、ドアを固定できる様にします。
一応、ドアにはダンパーが付いているので、逆さまにしても簡単には開きませんが、LEDのスイッチを確実に押してくれる吸引力が欲しいために取り付けています。
その右隣りにある四角の穴が、下面のライトになります。
さらにその隣りのスリットは、LED点灯のスイッチになります。
ところで、本来開かないドアを開閉可能にしたため、ドアの内側はパーツ化されている内装部分だけでは、ドアの内側全部を再現し切れていません。
実車でも、金属が露出した面部分があり、そこにライトやドアのロック機構などが取り付けられています。
内張り以外の厚み部分を作ります。
ライトやドアのロック機構が収まる厚み部分を、プラ板で組み立てていきますが、ドアは複雑なカーブを持つ曲面なので、スリ合わせが難しいですね。
そんな曲線を切り出すには、現物に合わせてしまうのが手っ取り早いです。
プラ板を断面に当ててカーブを写し取れば、正確なカーブでピッタリ合わせることが出来ます。
それをカットして壁を作り、またその壁を写し取って内壁を切り出します。
内装パーツと重なる部分を出来るだけ小さくして、内壁を切り出しました。
後からエッジを丸めて成型するので、0.5mmのプラ板を使っています。
ここでは切り出しただけで、内部の回路が出来てから接着します。
LED用のBOXを作ります。
ライトLEDが収まるBOXを箱組みしました。
この中にLEDを閉じ込めてしまうことで、余計な部分に光りが漏れてしまわない様にします。
ちなみに、壁よりも0.6mm低くしてあり、後から0.5mmのプラ板でフタをする事で、完全に密閉してしまえる構造になっています。
さて、電源ですが、折角ドアを取り外し可能にしましたので、電池で独立した回路にしようと思います。
ドアの内張り内部にボタン電池を内蔵させ、ドアを開けた時だけ点灯させる計画です。
しかし、ドアは開いた時にONにならなければなりません。
一般的なスイッチは押すとONになるので、ドアの場合は押すとOFFになる逆の動作になります。
その様なスイッチがある事はあるのですが、どれもサイズが大き過ぎてドアの内部には収まりません。(NC接点のリードスイッチでも収まりませんでした)
電源に5Vが使えればPICで反転制御も可能となるので、開閉のヒンジから給電する方法も試してみましたが、不安定(チャタリング)すぎてPICが誤作動してしまうため、安定性の面で使えません。
結局、反転スイッチを自作して、ボタン電池による点灯という方法に落ち着きました。
シンプルイズベストですね。
LEDを取り付けます。
ライト部分を開口したら、内部をブラックで塗装して遮光し、1608(1.6×0.8mm)LEDを取り付けます。
底に0.3mmの穴を開けて配線を通し、LEDを90度に曲げて固定します。
スイッチに使えるパーツを取り出します。
とても弱い力でも接点が動くバネが必要になります。
しかも、接触不良が起きにくい素材が理想ですね。
そこで、いつも使っているマイクロスイッチを分解して、内部の接点を取り出しました。
「く」の字になっているのがその部品です。
接点部分を作ります。
「く」の字だったパーツを逆に折り曲げて、先端に押し付ける力が出るようにしました。
この先端には切り込みが入っていて、どちらか又は両方が必ず接触する構造になっており、ただの板よりも信頼性の高い接点が得られます。
受ける側は、銅板にポリウレタン線をハンダ付けした電極を用意しました。
ドアを閉じると、OFFになるスイッチが出来ました。
バネにはプラ板が挟み込まれ、ドアは磁石で引き付けられてプラ板のスイッチを押します。
するとバネが押されて接点が僅かに離れ、OFFになります。
ドアを開けると、バネが戻って接点が繋がりONになる、実に単純な仕組みです。
磁石の吸引力はプラ板越しでも強力なので、スイッチは確実にOFFにできますが、あまりバネを押し過ぎるとバネが戻る力が弱くなる恐れがあるため、動く範囲はほんの微量に調整します。
ちょっと触れただけでOFFになるくらいが理想ですね。
電池を収めるホルダーを作ります。
電池は、直径1.2cm、高さ2mmのCR1220を使用します。
銅板にハンダを流して接触効率を上げた接点を作り、プラ板に巻き付けて電池ホルダーを作りました。
プラ板に折り返しを付けて巻き付ける事で、外れてしまう事故を防止しています。
電池は横から差し込みますが、プラ板の弾力でほど良い力で接点を押し付ける高さに調整しています。
開閉のショックでも外れたりしないホールド力が必要な部分です。
LEDを配線します。
前と下部はオレンジ、後ろは赤のLEDを、全て並列で配線しました。
配線は電池の出し入れの邪魔にならない様に、遠回りさせている部分もあります。
保護抵抗の適正値は80Ωで15mAとなりますが、4.7kΩの抵抗(1/6W)を付けて光量をかなり抑えています。
実車同様に、昼間でも光っていることが判る明るさで十分なので、電池の寿命を延ばすために消費電力を極力低くしました。
1/24というスケールから見ても、実車と同じ程度の光量バランスになったと思います。
電飾をリアルに見せるには、スケールに合わせた明るさに配慮する事も重要だと思います。
内装パーツは磁石で取り外し出来ます。
内側の露出部分には、切り出しておいたプラ板を貼って角を丸め、繋ぎ目などはパテで塞いで成型します。
内装パーツに磁石を取り付け、取り外し可能にしておきました。
電池交換が簡単に出来る様にするためと、接点に異常があった時にメンテナンス出来るようにするためです。
内装のハンドルは抜きました。
キットではハンドルが一体成型されていますので、これでは手が入りません。
取っ手を削り取って、プラ板でハンドル部分を作りました。
ここには乗車した時にドアを引き寄せるバンドが付くので、後程追加したいと思います。
塗装して、発光させます。
発光部分には、#320で曇らせた0.2mmの透明プラ板を貼り付け、シルバーで塗装しました。
塗装してからクリアー部分の塗装を剥がして発光させます。
剥がす時は、発光させた状態で行うとやりやすいです。
内装も塗装してみました。
まだ気が早いのですが、仕上がりが見てみたくて塗装してみました。
ドア内側部分はNo.8シルバーで、内装はMr.Colorの306番です。
シルバー部分には、一応ヘアライン処理をしてみました。
内装にはアームレストにスイッチパネルを追加、エアーダクトのインテークを開口、ドアのロック機構を追加しています。
ドアの電飾完成です。
ドアを開けると点灯するライトが出来ました。
簡単に考えていたのですが、電源やスイッチをどの様な仕組みに落とし込むか、随分と悩みました。
内装は実車とは形状が違う部分が多くありますが、もうこんなもんで勘弁して!って感じです。
でもまぁ、とりあえずやりたい事は達成できたので、自分では満足しています。
これでやっと次に進めます。
デロリアンはドアを開けると前(オレンジ)・下(オレンジ)・後(赤)にライトが点灯します。
カーテシライトは乗り降りする際に足元を照らすライトですし、ウエルカムライトでもなさそうです。
後ろだけ赤色ですので、ドアが開いていることを知らせる衝突防止灯としての役割が強いのかも知れません。
何だか判らなくても、点灯しているとカッコイイので、点灯させてみる事にしました。
ドアの下面に、色々と仕掛けを施します。
2.5mmの磁石を埋め込み、車体側のサイドステップにも磁石を埋めることで、ドアを固定できる様にします。
一応、ドアにはダンパーが付いているので、逆さまにしても簡単には開きませんが、LEDのスイッチを確実に押してくれる吸引力が欲しいために取り付けています。
その右隣りにある四角の穴が、下面のライトになります。
さらにその隣りのスリットは、LED点灯のスイッチになります。
ところで、本来開かないドアを開閉可能にしたため、ドアの内側はパーツ化されている内装部分だけでは、ドアの内側全部を再現し切れていません。
実車でも、金属が露出した面部分があり、そこにライトやドアのロック機構などが取り付けられています。
内張り以外の厚み部分を作ります。
ライトやドアのロック機構が収まる厚み部分を、プラ板で組み立てていきますが、ドアは複雑なカーブを持つ曲面なので、スリ合わせが難しいですね。
そんな曲線を切り出すには、現物に合わせてしまうのが手っ取り早いです。
プラ板を断面に当ててカーブを写し取れば、正確なカーブでピッタリ合わせることが出来ます。
それをカットして壁を作り、またその壁を写し取って内壁を切り出します。
内装パーツと重なる部分を出来るだけ小さくして、内壁を切り出しました。
後からエッジを丸めて成型するので、0.5mmのプラ板を使っています。
ここでは切り出しただけで、内部の回路が出来てから接着します。
LED用のBOXを作ります。
ライトLEDが収まるBOXを箱組みしました。
この中にLEDを閉じ込めてしまうことで、余計な部分に光りが漏れてしまわない様にします。
ちなみに、壁よりも0.6mm低くしてあり、後から0.5mmのプラ板でフタをする事で、完全に密閉してしまえる構造になっています。
さて、電源ですが、折角ドアを取り外し可能にしましたので、電池で独立した回路にしようと思います。
ドアの内張り内部にボタン電池を内蔵させ、ドアを開けた時だけ点灯させる計画です。
しかし、ドアは開いた時にONにならなければなりません。
一般的なスイッチは押すとONになるので、ドアの場合は押すとOFFになる逆の動作になります。
その様なスイッチがある事はあるのですが、どれもサイズが大き過ぎてドアの内部には収まりません。(NC接点のリードスイッチでも収まりませんでした)
電源に5Vが使えればPICで反転制御も可能となるので、開閉のヒンジから給電する方法も試してみましたが、不安定(チャタリング)すぎてPICが誤作動してしまうため、安定性の面で使えません。
結局、反転スイッチを自作して、ボタン電池による点灯という方法に落ち着きました。
シンプルイズベストですね。
LEDを取り付けます。
ライト部分を開口したら、内部をブラックで塗装して遮光し、1608(1.6×0.8mm)LEDを取り付けます。
底に0.3mmの穴を開けて配線を通し、LEDを90度に曲げて固定します。
スイッチに使えるパーツを取り出します。
とても弱い力でも接点が動くバネが必要になります。
しかも、接触不良が起きにくい素材が理想ですね。
そこで、いつも使っているマイクロスイッチを分解して、内部の接点を取り出しました。
「く」の字になっているのがその部品です。
接点部分を作ります。
「く」の字だったパーツを逆に折り曲げて、先端に押し付ける力が出るようにしました。
この先端には切り込みが入っていて、どちらか又は両方が必ず接触する構造になっており、ただの板よりも信頼性の高い接点が得られます。
受ける側は、銅板にポリウレタン線をハンダ付けした電極を用意しました。
ドアを閉じると、OFFになるスイッチが出来ました。
バネにはプラ板が挟み込まれ、ドアは磁石で引き付けられてプラ板のスイッチを押します。
するとバネが押されて接点が僅かに離れ、OFFになります。
ドアを開けると、バネが戻って接点が繋がりONになる、実に単純な仕組みです。
磁石の吸引力はプラ板越しでも強力なので、スイッチは確実にOFFにできますが、あまりバネを押し過ぎるとバネが戻る力が弱くなる恐れがあるため、動く範囲はほんの微量に調整します。
ちょっと触れただけでOFFになるくらいが理想ですね。
電池を収めるホルダーを作ります。
電池は、直径1.2cm、高さ2mmのCR1220を使用します。
銅板にハンダを流して接触効率を上げた接点を作り、プラ板に巻き付けて電池ホルダーを作りました。
プラ板に折り返しを付けて巻き付ける事で、外れてしまう事故を防止しています。
電池は横から差し込みますが、プラ板の弾力でほど良い力で接点を押し付ける高さに調整しています。
開閉のショックでも外れたりしないホールド力が必要な部分です。
LEDを配線します。
前と下部はオレンジ、後ろは赤のLEDを、全て並列で配線しました。
配線は電池の出し入れの邪魔にならない様に、遠回りさせている部分もあります。
保護抵抗の適正値は80Ωで15mAとなりますが、4.7kΩの抵抗(1/6W)を付けて光量をかなり抑えています。
実車同様に、昼間でも光っていることが判る明るさで十分なので、電池の寿命を延ばすために消費電力を極力低くしました。
1/24というスケールから見ても、実車と同じ程度の光量バランスになったと思います。
電飾をリアルに見せるには、スケールに合わせた明るさに配慮する事も重要だと思います。
内装パーツは磁石で取り外し出来ます。
内側の露出部分には、切り出しておいたプラ板を貼って角を丸め、繋ぎ目などはパテで塞いで成型します。
内装パーツに磁石を取り付け、取り外し可能にしておきました。
電池交換が簡単に出来る様にするためと、接点に異常があった時にメンテナンス出来るようにするためです。
内装のハンドルは抜きました。
キットではハンドルが一体成型されていますので、これでは手が入りません。
取っ手を削り取って、プラ板でハンドル部分を作りました。
ここには乗車した時にドアを引き寄せるバンドが付くので、後程追加したいと思います。
塗装して、発光させます。
発光部分には、#320で曇らせた0.2mmの透明プラ板を貼り付け、シルバーで塗装しました。
塗装してからクリアー部分の塗装を剥がして発光させます。
剥がす時は、発光させた状態で行うとやりやすいです。
内装も塗装してみました。
まだ気が早いのですが、仕上がりが見てみたくて塗装してみました。
ドア内側部分はNo.8シルバーで、内装はMr.Colorの306番です。
シルバー部分には、一応ヘアライン処理をしてみました。
内装にはアームレストにスイッチパネルを追加、エアーダクトのインテークを開口、ドアのロック機構を追加しています。
ドアの電飾完成です。
ドアを開けると点灯するライトが出来ました。
簡単に考えていたのですが、電源やスイッチをどの様な仕組みに落とし込むか、随分と悩みました。
内装は実車とは形状が違う部分が多くありますが、もうこんなもんで勘弁して!って感じです。
でもまぁ、とりあえずやりたい事は達成できたので、自分では満足しています。
これでやっと次に進めます。
2021-05-18 21:21
コメント(5)
ドア周辺の内装 1 [デロリアン製作記]
天井やピラー、フロントガラスの製作です。
ガルウイングを開閉可能にしたので、開けた時に見える内装部分も作らなければなりません。
まずは天井部分です。
天井にも発光するスイッチ等が取り付けられていますので、電飾のためのスペースも考えなくてはなりません。
ダンパーやドアのヒンジが納まる空間も必要ですので、キットの天井から2mmの厚さを付けて天井を張りました。
ダンパーやドアのヒンジの軸受けがピッタリ納まる様に壁を作り、ヘンテコなスキマが出来ない様に塞いでいます。
ドアの天井部分を切り離します。
ドアの天井部分を切り取り、周辺へ繋がる部分を成型しました。
前方部分はサンバイザーが付くので、開口部分より大きくなります。
中央部分は、ドアを開けた時に食い込む部分が必要なので、やはり開口部分より内側に張り出します。
後方も、ダンパーが納まる部分が必要なので、開口部分よりも内側になります。
つまり、ドアの開口部分よりもだいぶ狭くなります。
実車では、エッジにぐるりとゴムのパッキンが付くのですが、そこまで再現するのは見送りました。
追加しても、うそっぽくなる感じでしたので。
フロントガラスは、新規に作り直しました。
フロントガラスは、キットのクリアパーツから切り出しましたが、パーツに厚みがあり過ぎて、至る所でツジツマが合わなくなる事が判りました。
せっかく苦労して切り出したフロンとガラスでしたが、0.3mmのプラ板を使って、フロントガラスを自作しました。
フロントガラスは、取り外し可能にします。
せっかく作り直したので、どうせなら取り外し可能な構造にしておきます。
塗装や今後の工作の際に、取り外せると何かと都合が良いのです。
0.3mmプラ板の細切りを重ねて、フロンとガラスを差し込んで固定出来る様にしました。
ボンネット側にもツメを作って、ちょっと押し込めばパチンとハマって抜けなくなるフックを作っています。
フックは、ダッシュボードに干渉しない様に、出来るだけ低く製作しています。
これでいつでも簡単にフロントガラスを着脱できるようになりました。
天井に取り付けてみた様子です。
後ろのピラー部分もプラ板を貼って、ドアと天井への繋がりを再現しています。
ここには天井を電飾するための配線が通るので、間に空間を作っておきました。
ピラー部分を作ります。
フロントガラスを支えるピラーは、キットのままではかなり細く、実車でも内側に太いアームが付いて天井をしっかりと支えています。
ここは1mmのプラ板を削り出して頑丈な構造にします。
始めは実車と同じ太さで削り出したのですが、細過ぎて強度が不安です。
また、フロントガラスも微妙に湾曲しているので、ガラスをピラーに押さえつける力が欲しいのに、強度不足で曲がってしまいます。
仕方なく、本物よりもちょっとだけ太くして頑丈なピラーにしました。
太くしたといっても、ゴムパッキンの分太くしただけなので、シルエットは実車と同じです。
ピラーは、天井に取り付けました。
接合部分が最も壊れやすくなりますので、接着面積が小さい天井との接続部分を固定します。
この天井部分も、取り外せる様に工作しておかないと、電飾が仕込めません。
接着剤をたっぷり塗って、完全に硬化させてからエポパテを盛って、強度を出しています。
パテが硬化してからなだらかな曲線に削り出しました。
やっとドアの内側周辺が形になりました。
ドアが開くだけなら工作は終わっていましたが、実車のように内側周辺も再現しようとすると、物凄く大変な工作になります。
アチコチをピッタリ合う様にスリ合わせ、しかも分解できるようにしておかないと、塗装が面倒になります。
強度の確保や電飾のための空間など、余計な事まで考えながら自作しなくてはなりません。
ゴムパッキンはあきらめましたが、どうにかそれっぽく仕上がったと思います。
本当は楽しい電飾の部分から手を付けたいのですが、作業の手順としては、キットに無い部分から工作するのが基本です。
そうしないと、後から電飾したパーツが収まらなくなったり、配線を通す空間が無くなってしまうトラブルが起きてしまうからです。
内装の工作はまだ終わりではありませんが、とりあえず、今回の製作で最大の難所を越えられて、ホッとしています。
ガルウイングを開閉可能にしたので、開けた時に見える内装部分も作らなければなりません。
まずは天井部分です。
天井にも発光するスイッチ等が取り付けられていますので、電飾のためのスペースも考えなくてはなりません。
ダンパーやドアのヒンジが納まる空間も必要ですので、キットの天井から2mmの厚さを付けて天井を張りました。
ダンパーやドアのヒンジの軸受けがピッタリ納まる様に壁を作り、ヘンテコなスキマが出来ない様に塞いでいます。
ドアの天井部分を切り離します。
ドアの天井部分を切り取り、周辺へ繋がる部分を成型しました。
前方部分はサンバイザーが付くので、開口部分より大きくなります。
中央部分は、ドアを開けた時に食い込む部分が必要なので、やはり開口部分より内側に張り出します。
後方も、ダンパーが納まる部分が必要なので、開口部分よりも内側になります。
つまり、ドアの開口部分よりもだいぶ狭くなります。
実車では、エッジにぐるりとゴムのパッキンが付くのですが、そこまで再現するのは見送りました。
追加しても、うそっぽくなる感じでしたので。
フロントガラスは、新規に作り直しました。
フロントガラスは、キットのクリアパーツから切り出しましたが、パーツに厚みがあり過ぎて、至る所でツジツマが合わなくなる事が判りました。
せっかく苦労して切り出したフロンとガラスでしたが、0.3mmのプラ板を使って、フロントガラスを自作しました。
フロントガラスは、取り外し可能にします。
せっかく作り直したので、どうせなら取り外し可能な構造にしておきます。
塗装や今後の工作の際に、取り外せると何かと都合が良いのです。
0.3mmプラ板の細切りを重ねて、フロンとガラスを差し込んで固定出来る様にしました。
ボンネット側にもツメを作って、ちょっと押し込めばパチンとハマって抜けなくなるフックを作っています。
フックは、ダッシュボードに干渉しない様に、出来るだけ低く製作しています。
これでいつでも簡単にフロントガラスを着脱できるようになりました。
天井に取り付けてみた様子です。
後ろのピラー部分もプラ板を貼って、ドアと天井への繋がりを再現しています。
ここには天井を電飾するための配線が通るので、間に空間を作っておきました。
ピラー部分を作ります。
フロントガラスを支えるピラーは、キットのままではかなり細く、実車でも内側に太いアームが付いて天井をしっかりと支えています。
ここは1mmのプラ板を削り出して頑丈な構造にします。
始めは実車と同じ太さで削り出したのですが、細過ぎて強度が不安です。
また、フロントガラスも微妙に湾曲しているので、ガラスをピラーに押さえつける力が欲しいのに、強度不足で曲がってしまいます。
仕方なく、本物よりもちょっとだけ太くして頑丈なピラーにしました。
太くしたといっても、ゴムパッキンの分太くしただけなので、シルエットは実車と同じです。
ピラーは、天井に取り付けました。
接合部分が最も壊れやすくなりますので、接着面積が小さい天井との接続部分を固定します。
この天井部分も、取り外せる様に工作しておかないと、電飾が仕込めません。
接着剤をたっぷり塗って、完全に硬化させてからエポパテを盛って、強度を出しています。
パテが硬化してからなだらかな曲線に削り出しました。
やっとドアの内側周辺が形になりました。
ドアが開くだけなら工作は終わっていましたが、実車のように内側周辺も再現しようとすると、物凄く大変な工作になります。
アチコチをピッタリ合う様にスリ合わせ、しかも分解できるようにしておかないと、塗装が面倒になります。
強度の確保や電飾のための空間など、余計な事まで考えながら自作しなくてはなりません。
ゴムパッキンはあきらめましたが、どうにかそれっぽく仕上がったと思います。
本当は楽しい電飾の部分から手を付けたいのですが、作業の手順としては、キットに無い部分から工作するのが基本です。
そうしないと、後から電飾したパーツが収まらなくなったり、配線を通す空間が無くなってしまうトラブルが起きてしまうからです。
内装の工作はまだ終わりではありませんが、とりあえず、今回の製作で最大の難所を越えられて、ホッとしています。
2021-05-24 21:36
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ドア周辺の内装 2 [デロリアン製作記]
今回は、ドア周辺の内装の続きです。
ドアの天井部分には、内側が窪んだクッションがあります。
1mmプラ板をくり貫き、ナナメにテーパーをつけます。
底に、0.5mmのプラ板を貼り付けました。
エポパテでなだらかなくぼみに成型して完成です。
プラ板を削って窪ませると、底の厚みを均一にするのが難しいため、プラ板を貼り合わせる方法にしました。
ドアの窓ガラスを作ります。
ここもキットのガラスパーツを使わず、0.3mmの透明プラ板で自作します。
ドアは曲面になっていますので、カットしたプラ板をそのまま付けても浮いてしまう部分が出来ます。
そこで、円筒形の物に巻き付けてドライヤーで温め、湾曲させてからカットします。
これは失敗作で、左側の曲げが足りなくてフィットしなかった窓ガラスですが、この方法で窓枠にピッタリハマる窓ガラスを作りました。
窓枠を追加します。
デロリアンの窓には、内側にもうひとつ枠があり、そこだけ開閉できます。
外の空気を吸うためと言うより、ドアを開けずにチケットや小物を渡すためにある小窓って感じです。
この窓枠を追加したいのですが、塗装しただけでは立体感がなくなります。
枠を追加すれば一番リアルに仕上がりますけど、外側と内側に無いとヘンですし、1/24で切り出すのは大変です。
そこで、0.3mmプラ板を4枚重ねて、矢印部分だけを接着し、同じサイズで4個いっぺんに加工しました。
画像の様に、内側を抜いてから外側の枠を切り出せば、同じサイズ、同じアーチで切り出せるワケです。
4個の窓枠を切り出しました。
多少、太さが違う部分を調整すれば使えそうです。
これをマウスパッドの上で丸いぼうで押して、窓ガラスの湾曲に合わせて変形させてから取り付けます。
ブラックで両面を塗装してから、流し込み接着剤で慎重に貼り付けました。
裏側にも貼り付けてありますが、ピッタリ同じサイズなので1本に見えますね。
取り付けた様子です。
塗装ではないのでちゃんと凹凸があって、裏側から見ても違和感の無い窓枠が出来ました。
ちなみに、窓ガラスは塗装の事を考えて取り外し可能になっています。
Aピラーの押さえを改良しました。
ピラーの接続部分は、外側に開こうとする力が働くので、内側に押さえを追加して強度を上げました。
上からの力が掛かっても、ピラーが踏ん張ってくれる様になったので、ちょっぴり強度がアップしてくれました。
ここでガマンできず、内装を塗装しています。
ドアの内張りはファントムグレーです。
実車はブラックですが、そおのまま黒を塗るとオモチャっぽくなります。
スケール的なエフェクトとして、明度を上げた塗装をしています。
内装の床は、ガイアカラーのニュートラルグレー2です。
その他の部分はMr.Colorの306を塗装しました。
ダッシュボードのみ、これからいじりますので塗装していません。
シートも塗装しました。
シートは色味を変えて308で塗装して、エナメルのフラットブラックとフラットアースを混ぜた色でスミ入れしています。
つや消しを粗めに吹いてから、半ツヤでトップコートする事でレザー感を出したかったのですが、イマイチです。
デロリアンの内装の色は、生産ロットによって若干違っているのですが、ここはやはり映画のデロリアンに出来るだけ寄せた色で塗装してみました。
ドア周辺の加工が終了です。
ゴムパッキンを省略してしまいましたが、全体の雰囲気は良い感じになったと思います。
これにパッキンを付けていたら、スケール的にたぶんうるさいだけでマイナスイメージになったかも知れません。
ドア周辺の加工は、ガルウイング化した時点で難所になる予感がしていました。
色々と反省点はありますが、とリあえず形になってくれたので良かったです。
ドアの天井部分には、内側が窪んだクッションがあります。
1mmプラ板をくり貫き、ナナメにテーパーをつけます。
底に、0.5mmのプラ板を貼り付けました。
エポパテでなだらかなくぼみに成型して完成です。
プラ板を削って窪ませると、底の厚みを均一にするのが難しいため、プラ板を貼り合わせる方法にしました。
ドアの窓ガラスを作ります。
ここもキットのガラスパーツを使わず、0.3mmの透明プラ板で自作します。
ドアは曲面になっていますので、カットしたプラ板をそのまま付けても浮いてしまう部分が出来ます。
そこで、円筒形の物に巻き付けてドライヤーで温め、湾曲させてからカットします。
これは失敗作で、左側の曲げが足りなくてフィットしなかった窓ガラスですが、この方法で窓枠にピッタリハマる窓ガラスを作りました。
窓枠を追加します。
デロリアンの窓には、内側にもうひとつ枠があり、そこだけ開閉できます。
外の空気を吸うためと言うより、ドアを開けずにチケットや小物を渡すためにある小窓って感じです。
この窓枠を追加したいのですが、塗装しただけでは立体感がなくなります。
枠を追加すれば一番リアルに仕上がりますけど、外側と内側に無いとヘンですし、1/24で切り出すのは大変です。
そこで、0.3mmプラ板を4枚重ねて、矢印部分だけを接着し、同じサイズで4個いっぺんに加工しました。
画像の様に、内側を抜いてから外側の枠を切り出せば、同じサイズ、同じアーチで切り出せるワケです。
4個の窓枠を切り出しました。
多少、太さが違う部分を調整すれば使えそうです。
これをマウスパッドの上で丸いぼうで押して、窓ガラスの湾曲に合わせて変形させてから取り付けます。
ブラックで両面を塗装してから、流し込み接着剤で慎重に貼り付けました。
裏側にも貼り付けてありますが、ピッタリ同じサイズなので1本に見えますね。
取り付けた様子です。
塗装ではないのでちゃんと凹凸があって、裏側から見ても違和感の無い窓枠が出来ました。
ちなみに、窓ガラスは塗装の事を考えて取り外し可能になっています。
Aピラーの押さえを改良しました。
ピラーの接続部分は、外側に開こうとする力が働くので、内側に押さえを追加して強度を上げました。
上からの力が掛かっても、ピラーが踏ん張ってくれる様になったので、ちょっぴり強度がアップしてくれました。
ここでガマンできず、内装を塗装しています。
ドアの内張りはファントムグレーです。
実車はブラックですが、そおのまま黒を塗るとオモチャっぽくなります。
スケール的なエフェクトとして、明度を上げた塗装をしています。
内装の床は、ガイアカラーのニュートラルグレー2です。
その他の部分はMr.Colorの306を塗装しました。
ダッシュボードのみ、これからいじりますので塗装していません。
シートも塗装しました。
シートは色味を変えて308で塗装して、エナメルのフラットブラックとフラットアースを混ぜた色でスミ入れしています。
つや消しを粗めに吹いてから、半ツヤでトップコートする事でレザー感を出したかったのですが、イマイチです。
デロリアンの内装の色は、生産ロットによって若干違っているのですが、ここはやはり映画のデロリアンに出来るだけ寄せた色で塗装してみました。
ドア周辺の加工が終了です。
ゴムパッキンを省略してしまいましたが、全体の雰囲気は良い感じになったと思います。
これにパッキンを付けていたら、スケール的にたぶんうるさいだけでマイナスイメージになったかも知れません。
ドア周辺の加工は、ガルウイング化した時点で難所になる予感がしていました。
色々と反省点はありますが、とリあえず形になってくれたので良かったです。
2021-05-29 08:55
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